JP3428731B2 - 空気調和機の室外ユニット据付け装置 - Google Patents
空気調和機の室外ユニット据付け装置Info
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Description
ットを所定の据付け地面に据付けるにあたって必要な据
付け装置の改良に関する。
調室の壁面に取付けられる室内ユニットと、屋外に据付
けられる室外ユニットからなり、これらユニット相互を
冷媒管および電気配線で接続してなる。
の選定さえ行えば、後の作業はさほど困難ではない。し
かるに、特に上記室外ユニットの据付けは、場所の選定
とともに据付け面の状況に左右される要素が大である。
面ばかりとは限らず、柔軟な土面や凹凸面の場合もあ
る。しかも屋外であるから、降雨量が短時間に大になる
と室外ユニット下部が水没する虞れがあり、それに至ら
ないまでにしても、ユニット底部に湿気が侵入して腐食
が進行し易いから、室外ユニットを地面に直接配置する
ことは問題が多い。
ロックやレンガを用意し、ここに室外ユニットの下端部
に設けられる取付け脚を載置して、室外ユニット底面と
据付け面との間隙を保持した据付け配置をなしていた。
実な固定手段がなく、誤って室外ユニットに衝撃を加え
た場合など、取付け脚位置がずれる虞れがあるととも
に、ユニットに接続される配管に応力が加わって接続状
態が変わったり、異常音の発生等の問題が生じる。
ような据付け装置が用いられるようになった。これは硬
質の合成樹脂材からなり、室外ユニットの付属品として
添付される。
は、室外ユニットSの下端部に設けられる取付け脚Kの
幅寸法よりも大であり、長手方向寸法は相対向する取付
け脚Kの先端縁間隔をある程度上回る。断面矩形枠状の
筒体であり、内部には複数の補強桟b…が適宜設けられ
る。
付け脚Kを置き台A上面に一旦載置する。このとき、室
外ユニットSの位置合わせは全くなく、ラフでよい。つ
いで、再び室外ユニットSを持上げて、取付け脚Kに設
けられる取付け用孔と、置き台Aに設けられるボルト挿
通用孔(いずれも図示しない)の位置を合わせる。すな
わち、室外ユニットSの位置の微調整をなす。
方に向け、この先端部を上記ボルト用孔と取付け用孔に
挿通させる。すなわち、置き台Aと取付け脚Kを介して
取付けボルト1のねじ部1aを上方へ突出させる。ボル
ト1の頭部1bは補強桟相互間に形成される空間部に位
置する。
ボルト1のねじ部1aに平ワッシャ2を挿嵌し、かつナ
ット3を螺合して締結することにより、室外ユニットS
の据付け固定が完了する。
1などの取付け具からなる据付け装置を用いて室外ユニ
ットSの据付けをなすことにより、室外ユニットSを強
固に固定保持して、単にコンクリートブロック等に載置
した据付けでの不具合の解消を得られる。
装置においても、以下のような問題がある。すなわち、
室外ユニットSを置き台A上面に一旦載置してから、再
度室外ユニットSを持ち上げて取付け脚Kの取付け用孔
と、置き台Aのボルト挿通用孔の位置合わせをしなけれ
ばならず、作業性が悪い。
る前面板4を取外しすることがあるが、このときは下端
部を固定する固定ねじ5を取外してから、図に二点鎖線
に示すように、背面側上端部を支点にして前面板4を回
動することにより、この取外しが可能な構造となってい
る。
ねじ5を取外してから前面板4を回動しようとしても、
前面板4の前面側下端部が取付け脚Kから突出する取付
けボルト1のねじ部1aに当接し、それ以上の回動を規
制されてしまう。
前に、取付け脚Kを固定するナット3を緩めて取外し、
かつ取付けボルト1を置き台から抜き出して、前面板4
の回動に支障のないようにしなければならず、ここでも
作業性が悪い。
ルト1のねじ部1aが突出しているところから、外観上
見栄えが悪い。上記置き台A自体が合成樹脂材で形成さ
れるところから、その表面が平滑である。一方、据付け
面Gが平滑なコンクリート面で、しかも雨水対策のため
外壁W側から前面側(手前側)に向かって傾斜がある場
合などは、空調運転にともなって発生する振動のため、
置き台Aは据付け面Gに対して位置ずれし易い。
Pなどに応力がかかって、ガスリークの原因を作ってし
まう。本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、室外ユニットの据付けにあた
って作業性の向上を得られるとともに、保守点検の際の
ユニット前面板の着脱は何らの支障もなく行え、外観上
の見栄えを向上させ、空調運転にともなう室外ユニット
の位置ずれや異常音の発生がない空気調和機の室外ユニ
ット据付け装置を提供しようとするものである。
め、本発明は、室外ユニットに設けられる取付け部を据
付け装置本体上に載置し、取付けボルトとナットをもっ
て上記取付け部を据付け装置本体に締結固定する空気調
和機の室外ユニット据付け装置において、上記据付け装
置本体の長手方向に沿って設けられ、上記取付けボルト
のねじ部直径よりも若干大である幅寸法の開放部と、こ
の開放部の直下部で、開放部の長手方向に沿うとともに
上下方向に複数設けられ、取付けボルト頭部またはナッ
トの回り止めをなす高さ寸法と幅寸法に形成され、適宜
選択可能に挿入できる溝部を具備した。
開放部上方から取付けボルトのねじ部を介挿してナット
を締結した状態で、ナットから突出する取付けボルトの
先端部が挿入する凹部を、下部側溝部の直下部に連設し
た。
掛合用の複数の溝部を設けたので、要求に応じた理想の
形態で取付けボルトとナットの位置を選択できる。
説明する。図1に示すように、空気調和機の室外ユニッ
ト据付け装置は、室外ユニットSに対して左右一対の据
付け装置本体である置き台10,10と、1台の置き台
10に対して用意される2組の取付けボルト1、平ワッ
シャ2およびナット3とから構成される。
他の構成部材は、全て従来より用いられているものをそ
のまま流用する。上記置き台10は、互いに同一形状構
造をなす。その幅寸法は室外ユニットSの取付け部であ
る取付け脚Kの幅寸法よりも大であり、長手方向寸法は
室外ユニットの幅方向に相対向する取付け脚K,Kの先
端縁間隔をある程度上回る。
す筒体であり、たとえば塩化ビニール材などの合成樹脂
材から押出し成形される。その下端のみ柔軟性を有する
軟質部となし、それ以外は全ての従来と同様、必要な強
度を有する硬質部である。
直接接触する下端軟質部は、置き台10が室外ユニット
Sを支持した状態で、この重量により変形する変形部1
1となっている。
って開放部12が設けられる。この開放部12の幅寸法
は上記取付けボルト1のねじ部1a直径よりも若干程度
大であればよい。
が設けられる。そして、これらの補強桟13の位置によ
って、後述するような複数の溝部および凹部が設けられ
ることになる。
1の溝部14が置き台10の長手方向に沿って設けられ
る。この第1の溝部14は、開放部12と同一の間隙を
存して対向する一対のコ字状の補強桟13から形成さ
れ、上記取付けボルト1の頭部1bおよびナット3が収
容可能な幅寸法である。
ボルト1の頭部1bおよびナット3は、ともに六角形状
をなしていて、第1の溝部14の高さ寸法は取付けボル
ト頭部1bおよびナット3の厚さ寸法を若干上回る程度
に過ぎない。
けボルト頭部1bおよびナット3の対向する平行な辺部
間隔より僅かに大であり、しかも対向する頂角部間隔よ
りも小に設定される。
びナット3の平行辺部を第1の溝部14に対向すれば、
これらを溝部に挿入可能となる。そして、一旦この溝部
14に挿入すれば、取付けボルト1あるいはナット3を
回動しようとしても、この対向する頂角部が溝部対向面
に当接して回り止めがなされることとなる。
溝部15が置き台10の長手方向に沿って設けられる。
この第2の溝部15は、第1の溝部14と同一寸法に形
成され、したがって取付けボルト頭部1bおよびナット
3が収容可能で、かつ回り止めをなす幅寸法に形成され
る。
部である第3の溝部16が置き台10の長手方向に沿っ
て設けられる。この第3の溝部16は、上記開放部12
の幅寸法と同一の幅寸法をなし凹陥形成される。
0を、図2にも示すように、家屋外壁Wに対して直交す
る方向に、互いに平行にして置く。互いの置き台10,
10の間隔は、室外ユニットSの下端部に設けられる取
付け脚K,Kの間隔と同一である。
左右の取付け脚K,Kには、その先端縁から中間部まで
取付け用切欠き部17が設けられる。室外ユニットSの
背面側に突出する左右の取付け脚K,Kには、丸孔から
なる取付け用孔18が設けられる。
付け用孔18の直径は、置き台10に設けられる開放部
12の幅寸法と同一である。室外ユニットSの据付けに
あたっては、取付け脚K…が外壁Wの前後方向に突出す
るようユニットを向ける。換言すれば、室外ユニットS
の長手方向を外壁Wと平行にする。
切欠き部17が前面側にあり、取付け用孔18が背面側
にあることを確認しなければならない。再び図1に示す
ように、置き台10に対しては、この背面側に取付けボ
ルト1のねじ部1aを上方に向けた状態にして取付け
る。すなわち、取付けボルト1のねじ部1aを上方に向
け、この頭部1bを置き台10の第2の溝部15に背面
側端縁から挿入する。取付けボルト1のねじ部1aは第
1の溝部14と開放部12を介して置き台10上面から
上方に突出することになる。
14,15は、置き台10の両側端縁で開放しているか
ら、たとえ置き台の背面側端縁を外壁Wに密接して配置
するようなことがあっても、置き台の前面側端縁から取
付けボルト1の挿入が可能である。
に対し、背面側端縁からの距離を同一に揃えて取付けボ
ルト1を位置させる。一方、置き台10の前面側におい
ては、取付けボルト1のねじ部1aに平ワッシャ2を介
挿し、かつねじ部先端にナット3を螺合した状態にし
て、置き台10に挿入する。このときナット3は、決し
て締結しないことは勿論である。
方に向け、すなわち頭部1bが上部に、かつナット3が
下部になるようにして、このナット3を第2の溝部15
に挿入する。
この一部と平ワッシャ2および頭部1bは置き台10上
面から突出した状態になる。なお、これらのナット3を
緩く螺合した取付けボルト1は、置き台10から落下し
ない程度の前端部に介挿すればよく、決して取付け脚K
の取付け位置まで挿入する必要はない。
部に対して取付けボルト1とナット3を取付けてから、
上記室外ユニットSを持ち上げて置き台10の上方部位
まで運ぶ。
付け用孔18を、置き台10から突出する取付けボルト
1のねじ部1aに対向し、かつ挿通させる。室外ユニッ
トSは置き台10上に載置され、今度はねじ部1aが取
付け脚Kの上面から突出することになる。
ボルトねじ部1aに平ワッシャ2を介挿したうえ、ナッ
ト3を螺合して締結する。このとき、取付けボルト頭部
1bは第2の溝部15に掛合して回り止めされる。
面側の上記取付け脚Kは取付けボルト1とナット3で置
き台10に確実に取付け固定される。一方、図2にも示
すように、室外ユニットSの前面側に突出する取付け脚
Kは、この取付け用切欠き部17と置き台10の開放部
12との位置が合致する。
台10に対してナット3を緩く螺合した状態のまま取付
けボルト1を開放部12に沿って移動し、前面側の取付
け脚Kに設けられる取付け用切欠き部17にねじ部1a
を挿入する。
頭部1bを回動して締結をなす。このときも、ナット3
が第1の溝部14に掛合していて回り止めされているか
ら、ねじの締結に何らの支障もない。
面側の上記取付け脚Kは取付けボルト1とナット3で置
き台10に確実に取付け固定される。また、取付けボル
ト1の締結回動にともなってナット3から突出するねじ
部1a先端は、置き台10に設けられる第3の溝部16
に挿入するので、取付けボルトの締結に何らの支障もな
い。
き台10上に確実に載置固定され、据付けがなされるの
で、ついで必要な配管配線作業に移ることができる。上
記実施例においては、あらかじめ置き台10の背面側端
部に取付けボルト1を挿入して、ねじ部1aを置き台1
0上面から上方に突出させたので、背面側取付け脚Kの
取付け用孔18を緩挿して室外ユニットSを置き台10
に載置すればよく、従来のように位置の微調整のため室
外ユニットを置き台に一旦置いてから起き直す必要がな
く、作業性の向上を図れる。
えた取付け脚Kを位置せたから、室外ユニットSを置き
台10に載置してから、ナット3を緩く螺合した取付け
ボルト1を置き台10の前端部に挿入しても何らの支障
もなく、作業性の向上を図れる。
ト1は、その頭部1bが取付け脚Kの上面に突出する。
したがって、取付け脚Kからの突出長さは必要最小限に
なり、保守点検の際に室外ユニットSを構成する上記前
面板4(図5に示す)を取り外すのに障害とならずにす
み、作業性の向上を図れる。
のように取付けボルト1のねじ部1aが突出しないか
ら、外観上の見栄えが向上する。なお、上記置き台10
の載置面がコンクリートのごときの平滑面であり、かつ
雨水対策上、外壁W側から前面側にある程度の傾斜がつ
いている場合がある。
て室外ユニットSを支持したとしても、置き台10の下
端部のみ軟質部である変形部11としたから、この変形
部11が室外ユニット重量の影響を受けて変形し、載置
面に密接する。
強固な摩擦作用が生じ、空調運転にともなって室外ユニ
ットSが振動しても、振動を吸収して置き台10の位置
ずれを防止する。
るから、必要な強度を保持して、室外ユニットSの支持
をなす。図4に示すように、振動吸収用の防振ゴム20
を取付け脚Kと置き台10との間に介在させることがあ
る。この場合、予め第1の溝部14に取付けボルト1の
頭部1bを掛合し、このねじ部1aを置き台10上面か
ら上方に突出させる。
用孔21をねじ部1aに介挿する。防振ゴム20は置き
台10上面に載置されることになる。さらに、防振ゴム
20から突出するねじ部1aに取付け脚Kの取付け用孔
18を介挿する。ここから突出するねじ部1aにナット
3を螺合締結すれば、防振ゴム20を介して取付け脚K
の取付け固定が完了する。
ト1の頭部1bとナット3の置き台10に設けられる第
1,第2の溝部14,15に対する掛合位置を使い分け
ることにより、作業性が向上する利点が得られる。
台10を介して据付けることが確定している場合(換言
すれば、壁面高所や天吊など強風の影響を受けない箇
所)には、背面側取付け脚Kに取付け用切欠き部17を
設けて、予めねじ部1aにナット3を緩く螺合した状態
で取付けボルト1を置き台10に掛合しておくようにし
てもよい。
に取付けボルト1の頭部1bとナット3が挿入できる程
度の隙間があれば、置き台10上に室外ユニットSを載
置した後、ナット3を緩く螺合した取付けボルト1を上
記隙間を介して挿入することも可能である。
の取付け脚Kを取付け固定する取付けボルト1の頭部1
bが取付け脚K上面に出て、さらなる外観上の見栄え向
上に繋がることとなる。
付け装置本体に開放部を設けるとともに、この開放部の
直下部に沿って取付けボルト頭部とナットが掛合する溝
部を複数、上下方向に設け、取付けボルトとナットの溝
部への配置関係を適宜選択可能としたから、据付け部位
の状況や、室外ユニットの構造に応じた据付けをなすこ
とができ、据付け作業性の向上と、保守点検作業の容易
化および、外観上の見栄えの向上を得られるなどの効果
を奏する。
方から取付けボルトのねじ部を介挿してナットを締結し
た状態で、ナットから突出する取付けボルトの先端部が
挿入する凹部を、下部側溝部の直下部に連設したから、
溝部の成形と同時に凹部の成形が可能で、製作上の新た
な手間を不要とし、コストへの悪影響がない。
ニット据付け装置の分解した斜視図。
た状態の平面図。
け構造を示す背面図。(B)は、同実施例の、前面側取
付け脚の取付け構造を示す正面図。
示す背面図。
の正面図。(B)は、従来例の、室外ユニット据付け装
置の側面図。
体(置き台)、1…取付けボルト、1b…(取付けボル
トの)頭部、1a…(取付けボルトの)ねじ部、3…ナ
ット、14…第1の溝部、15…第2の溝部、16…凹
部(第3の溝部)、18…取付け用孔、17…取付け用
切欠き部、11…変形部(軟質部)。
Claims (2)
- 【請求項1】空気調和機の室外ユニットに設けられる取
付け部を据付け装置本体上に載置し、取付けボルトとナ
ットをもって上記取付け部を据付け装置本体に締結固定
する空気調和機の室外ユニット据付け装置において、 上記据付け装置本体の長手方向に沿って設けられ、上記
取付けボルトのねじ部直径よりも若干大である幅寸法の
開放部と、 この開放部の直下部で、開放部の長手方向に沿うととも
に上下方向に複数設けられ、取付けボルト頭部またはナ
ットの回り止めをなす高さ寸法と幅寸法に形成され、適
宜選択可能に挿入できる溝部を具備したことを特徴とす
る空気調和機の室外ユニット据付け装置。 - 【請求項2】上記溝部に上記ナットを挿入し、かつ上記
開放部上方から取付けボルトのねじ部を介挿してナット
を締結した状態で、ナットから突出する上記取付けボル
トの先端部が挿入する凹部を、下部側溝部の直下部に連
設したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室
外ユニット据付け装置。
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---|---|---|---|
JP17123294A JP3428731B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 空気調和機の室外ユニット据付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP17123294A JP3428731B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 空気調和機の室外ユニット据付け装置 |
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1994
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