JP3427828B2 - ピン立て方法およびそれを用いたピン立て装置 - Google Patents
ピン立て方法およびそれを用いたピン立て装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に多数個の電
極ピンを一括して立てる方法およびその方法を用いたピ
ン立て装置に関する。
極ピンを一括して立てる方法およびその方法を用いたピ
ン立て装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は従来のピン立て装置を例示する
構成図である。図において、1は複数の挿入孔1bが設
けられた平面部1aを有する治具、2は電極ピン、3は
治具1が固定されるステージ、3aは治具1とステージ
3とを位置合わせするための位置決めピン、5は銀ペー
スト4がスクリーン印刷された基板、6は基板5を吸着
する吸着ヘッドである。1cは治具1の厚み、2cは接
合端2aの厚みである。電極ピン2は、接合端2aと軸
部2dとからなり、軸部2dの先端部を以下、非接合端
2bと称す。また、以下、図15〜図17において、図
14と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省
略する。
構成図である。図において、1は複数の挿入孔1bが設
けられた平面部1aを有する治具、2は電極ピン、3は
治具1が固定されるステージ、3aは治具1とステージ
3とを位置合わせするための位置決めピン、5は銀ペー
スト4がスクリーン印刷された基板、6は基板5を吸着
する吸着ヘッドである。1cは治具1の厚み、2cは接
合端2aの厚みである。電極ピン2は、接合端2aと軸
部2dとからなり、軸部2dの先端部を以下、非接合端
2bと称す。また、以下、図15〜図17において、図
14と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省
略する。
【0003】図14〜図17を用いてピン立て方法を説
明する。まず最初、挿入孔1bに電極ピン2が挿入され
た治具1を、位置決めピン3aによりステージ3に固定
する。続いて、銀ペースト4が印刷された基板5を吸着
ヘッド6に吸着固定させる(図14)。そして、吸着ヘ
ッド6を反転降下させ、基板5に印刷されている銀ペー
スト4に電極ピン2の接合端2aを押付け接触させる
(図15)。銀ペースト4と電極ピン2が銀ペースト4
の粘着力により接着した状態で、吸着ヘッド6を上昇
(図16)反転(図17)させ、電極ピン2が立てられ
た基板5を得る。
明する。まず最初、挿入孔1bに電極ピン2が挿入され
た治具1を、位置決めピン3aによりステージ3に固定
する。続いて、銀ペースト4が印刷された基板5を吸着
ヘッド6に吸着固定させる(図14)。そして、吸着ヘ
ッド6を反転降下させ、基板5に印刷されている銀ペー
スト4に電極ピン2の接合端2aを押付け接触させる
(図15)。銀ペースト4と電極ピン2が銀ペースト4
の粘着力により接着した状態で、吸着ヘッド6を上昇
(図16)反転(図17)させ、電極ピン2が立てられ
た基板5を得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は以上のように基
板上にピンを立てていたが、基板上の銀ペーストに電極
ピンの接合端を押し付け接触させる場合(図15)に、
銀ペーストが治具にも付着してしまうといった問題があ
った。そして、付着するたびに治具を洗浄しなければな
らないといった問題があった。
板上にピンを立てていたが、基板上の銀ペーストに電極
ピンの接合端を押し付け接触させる場合(図15)に、
銀ペーストが治具にも付着してしまうといった問題があ
った。そして、付着するたびに治具を洗浄しなければな
らないといった問題があった。
【0005】さらに、基板が反っている場合や、電極ピ
ンの接合端の厚み(図14に示した2c)にバラツキが
ある場合に、基板に印刷されている銀ペーストに電極ピ
ンの接合端が均一に接触しない、接触が不十分で治具よ
り抜けない、または、図16および図17に示した吸着
ヘッドの上昇反転により電極ピンが落下するという問題
があった。
ンの接合端の厚み(図14に示した2c)にバラツキが
ある場合に、基板に印刷されている銀ペーストに電極ピ
ンの接合端が均一に接触しない、接触が不十分で治具よ
り抜けない、または、図16および図17に示した吸着
ヘッドの上昇反転により電極ピンが落下するという問題
があった。
【0006】また、治具の厚さ(図14に示した1c)
が例えば1mmと薄いため、電極ピンが傾き、治具の挿入
孔より抜けないといった問題があった。
が例えば1mmと薄いため、電極ピンが傾き、治具の挿入
孔より抜けないといった問題があった。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためなさ
れたものであり、電極ピンの抜け、脱落、倒れが少な
く、効率よく基板に多数個の電極ピンを立てる方法及び
その方法を用いたピン立て装置を得ることを目的とす
る。
れたものであり、電極ピンの抜け、脱落、倒れが少な
く、効率よく基板に多数個の電極ピンを立てる方法及び
その方法を用いたピン立て装置を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るピン立て
方法においては、導電性接着剤が被着された基板を固定
し、複数の挿入孔が設けられた治具の各挿入孔に電極ピ
ンを挿入し、前記基板に被着された導電性接着剤と前記
挿入孔に挿入された前記電極ピンとが対向し、かつ、前
記治具と前記導電性接着剤とが離間するように、前記治
具と前記基板とを配置し、前記電極ピンを前記挿入孔か
ら押出し、前記電極ピンを前記基板に被着された前記導
電性接着剤に押付ける。
方法においては、導電性接着剤が被着された基板を固定
し、複数の挿入孔が設けられた治具の各挿入孔に電極ピ
ンを挿入し、前記基板に被着された導電性接着剤と前記
挿入孔に挿入された前記電極ピンとが対向し、かつ、前
記治具と前記導電性接着剤とが離間するように、前記治
具と前記基板とを配置し、前記電極ピンを前記挿入孔か
ら押出し、前記電極ピンを前記基板に被着された前記導
電性接着剤に押付ける。
【0009】また、この発明に係るピン立て方法におい
ては、前記導電性接着剤が上向きとなるように前記治具
を配置し、前記電極ピンが落下しないように前記電極ピ
ンを吸着した状態で、前記挿入孔の開口部を下向きにし
て、前記導電性接着剤と前記電極ピンとを対向させる。
ては、前記導電性接着剤が上向きとなるように前記治具
を配置し、前記電極ピンが落下しないように前記電極ピ
ンを吸着した状態で、前記挿入孔の開口部を下向きにし
て、前記導電性接着剤と前記電極ピンとを対向させる。
【0010】また、この発明に係るピン立て方法におい
ては、前記治具の前記挿入孔の開口部を下向きとして、
前記電極ピンの自重により前記電極ピンを落下させ、前
記電極ピンを前記基板に被着された前記導電性接着剤上
に立たせる。
ては、前記治具の前記挿入孔の開口部を下向きとして、
前記電極ピンの自重により前記電極ピンを落下させ、前
記電極ピンを前記基板に被着された前記導電性接着剤上
に立たせる。
【0011】また、この発明に係るピン立て方法におい
ては、導電性接着剤が被着された基板を固定する固定手
段と、電極ピンを挿入するための複数の挿入孔を有した
治具と、前記固定された基板に被着された前記導電性接
着剤と前記挿入孔に挿入され前記吸着手段により吸着さ
れた前記電極ピンとが対向し、かつ、前記治具と前記導
電性接着剤とが離間するように、前記治具又は前記固定
手段を移動させる移動手段と、前記挿入孔に挿入された
前記電極ピンを前記挿入孔から押し出し、前記電極ピン
を前記基板に被着された前記導電性接着剤に押付ける押
出手段とを備える。
ては、導電性接着剤が被着された基板を固定する固定手
段と、電極ピンを挿入するための複数の挿入孔を有した
治具と、前記固定された基板に被着された前記導電性接
着剤と前記挿入孔に挿入され前記吸着手段により吸着さ
れた前記電極ピンとが対向し、かつ、前記治具と前記導
電性接着剤とが離間するように、前記治具又は前記固定
手段を移動させる移動手段と、前記挿入孔に挿入された
前記電極ピンを前記挿入孔から押し出し、前記電極ピン
を前記基板に被着された前記導電性接着剤に押付ける押
出手段とを備える。
【0012】また、この発明に係るピン立て装置におい
ては、導電性接着剤が被着された基板を固定する固定手
段と、凹部を有するヘッドと、対向する第1,第2の平
面部を有し、前記第1,第2の平面部間を貫通し電極ピ
ンが挿入される挿入孔を複数有する治具と、前記治具が
前記凹部の開口部を覆い、前記挿入孔が前記凹部内空間
と貫通するように前記治具を前記ヘッドに着脱自在に固
定する固定手段と、前記挿入孔に挿入された前記電極ピ
ンが落下しないように前記凹部内空間のエアーを吸い出
し、前記電極ピンを吸着する吸着手段と、前記基板に被
着された前記導電性接着剤と前記挿入孔に挿入された前
記電極ピンとが対向し、かつ、前記治具と前記導電性接
着剤とが離間するように、前記治具又は前記固定手段を
移動させる移動手段と、前記挿入孔に挿入された前記電
極ピンを前記挿入孔から押し出し、前記電極ピンを前記
基板に被着された前記導電性接着剤に押付ける押出手段
とを備える。
ては、導電性接着剤が被着された基板を固定する固定手
段と、凹部を有するヘッドと、対向する第1,第2の平
面部を有し、前記第1,第2の平面部間を貫通し電極ピ
ンが挿入される挿入孔を複数有する治具と、前記治具が
前記凹部の開口部を覆い、前記挿入孔が前記凹部内空間
と貫通するように前記治具を前記ヘッドに着脱自在に固
定する固定手段と、前記挿入孔に挿入された前記電極ピ
ンが落下しないように前記凹部内空間のエアーを吸い出
し、前記電極ピンを吸着する吸着手段と、前記基板に被
着された前記導電性接着剤と前記挿入孔に挿入された前
記電極ピンとが対向し、かつ、前記治具と前記導電性接
着剤とが離間するように、前記治具又は前記固定手段を
移動させる移動手段と、前記挿入孔に挿入された前記電
極ピンを前記挿入孔から押し出し、前記電極ピンを前記
基板に被着された前記導電性接着剤に押付ける押出手段
とを備える。
【0013】また、この発明に係るピン立て装置におい
ては、前記挿入孔を前記電極ピン押出し時のガイドとす
る。
ては、前記挿入孔を前記電極ピン押出し時のガイドとす
る。
【0014】また、この発明に係るピン立て装置におい
ては、前記押出手段は弾性部材を介して前記電極ピンを
押付け、前記弾性部材は、前記電極ピンからの応力に応
じて、前記押出手段の押付け方向に伸縮する。
ては、前記押出手段は弾性部材を介して前記電極ピンを
押付け、前記弾性部材は、前記電極ピンからの応力に応
じて、前記押出手段の押付け方向に伸縮する。
【0015】さらにまた、この発明に係るピン立て装置
においては、前記挿入孔の挿入口にテーパを設ける。
においては、前記挿入孔の挿入口にテーパを設ける。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本実施の形
態1の電極ピン装着装置を例示する断面構成図である。
図において、7は平板状治具、7aは治具7の平面部、
7bは治具7の厚み方向に貫通した挿入孔、7cは治具
7の厚み、7dは挿入孔7bの挿入口に設けられたテー
パ、2は挿入孔7bに挿入された電極ピンである。8は
電極ピンを吸着・押圧する吸着ヘッドであり、凹部8f
と、エアー出入り口8bと、電極ピン押出し用プローブ
8cと、プローブ8cの移動方向を拘束するガイド8d
と、プローブ8cを昇降させるシリンダ8eとにより構
成される。9は基板が載置・吸着されるステージであ
る。挿入孔7bは治具7に例えば196本設けられる。
態1の電極ピン装着装置を例示する断面構成図である。
図において、7は平板状治具、7aは治具7の平面部、
7bは治具7の厚み方向に貫通した挿入孔、7cは治具
7の厚み、7dは挿入孔7bの挿入口に設けられたテー
パ、2は挿入孔7bに挿入された電極ピンである。8は
電極ピンを吸着・押圧する吸着ヘッドであり、凹部8f
と、エアー出入り口8bと、電極ピン押出し用プローブ
8cと、プローブ8cの移動方向を拘束するガイド8d
と、プローブ8cを昇降させるシリンダ8eとにより構
成される。9は基板が載置・吸着されるステージであ
る。挿入孔7bは治具7に例えば196本設けられる。
【0017】図2は、図1に示した電極ピン2および治
具7を例示した拡大断面構成図である。図において、2
aは電極ピン2の接合端、2bは電極ピン2の非接合
端、2cは接合端2aの厚み、2dは電極ピン2の軸部
である。挿入孔7bの挿入口は、電極ピン2の接合端2
aによって覆われる。以下、後述する図3〜図11にお
いて、図1および図2と同一又は相当部分には同一符号
を付し、説明を省略する。
具7を例示した拡大断面構成図である。図において、2
aは電極ピン2の接合端、2bは電極ピン2の非接合
端、2cは接合端2aの厚み、2dは電極ピン2の軸部
である。挿入孔7bの挿入口は、電極ピン2の接合端2
aによって覆われる。以下、後述する図3〜図11にお
いて、図1および図2と同一又は相当部分には同一符号
を付し、説明を省略する。
【0018】動作について、図1〜図13を用いて説明
する。まず、図3(a)に示すように、各挿入孔7bに
電極ピン2を挿入し、電極ピン2の非接合端2bを治具
7の裏側に突出させる。なお、ここでは、電極ピン2の
軸部2dの長さの方が治具7の厚み7cよりも長いもの
とする。次に、図3(b)に示すように、おもて面の平
面部7aを上側、裏面7eを下側として、治具7の裏面
7eを平板11(例えば、卓上)に押し当てる。これに
より、電極ピン2の非接合端2bが押し上げられ、電極
ピン2の軸部2dが治具7の平面部7aより突出する。
その後、治具7の裏面7eを平板11より上方向に離隔
させると、軸部2dがまっすぐな電極ピンはその自重に
より下がる。一方、軸部2dが曲がった電極ピンは、そ
の自重により下がらず、軸部2dが平面部7aより突出
したままとなるので、容易に発見・交換することができ
る。これにより、治具7を吸着ヘッド8に固定する前
に、曲がった電極ピン2を除去でき、ピン立ての信頼性
を向上させることができる。
する。まず、図3(a)に示すように、各挿入孔7bに
電極ピン2を挿入し、電極ピン2の非接合端2bを治具
7の裏側に突出させる。なお、ここでは、電極ピン2の
軸部2dの長さの方が治具7の厚み7cよりも長いもの
とする。次に、図3(b)に示すように、おもて面の平
面部7aを上側、裏面7eを下側として、治具7の裏面
7eを平板11(例えば、卓上)に押し当てる。これに
より、電極ピン2の非接合端2bが押し上げられ、電極
ピン2の軸部2dが治具7の平面部7aより突出する。
その後、治具7の裏面7eを平板11より上方向に離隔
させると、軸部2dがまっすぐな電極ピンはその自重に
より下がる。一方、軸部2dが曲がった電極ピンは、そ
の自重により下がらず、軸部2dが平面部7aより突出
したままとなるので、容易に発見・交換することができ
る。これにより、治具7を吸着ヘッド8に固定する前
に、曲がった電極ピン2を除去でき、ピン立ての信頼性
を向上させることができる。
【0019】続いて図1に示すように、電極ピン2が挿
入され、図3に示した方法で曲がった電極ピン2が除去
された治具7を、接合端2aが上側、非接合端2bが下
側となるように、吸着ヘッド8に固定する。ここでは、
電極ピン2の非接合端2bが吸着ヘッド8の凹部8f内
に位置するように位置決めピン8aを用いて位置決め
し、治具7と吸着ヘッド8とを不図示のネジ止めにて固
定している。もちろん、ネジ以外にクランパ、シリンダ
等を用いて固定してもよい。
入され、図3に示した方法で曲がった電極ピン2が除去
された治具7を、接合端2aが上側、非接合端2bが下
側となるように、吸着ヘッド8に固定する。ここでは、
電極ピン2の非接合端2bが吸着ヘッド8の凹部8f内
に位置するように位置決めピン8aを用いて位置決め
し、治具7と吸着ヘッド8とを不図示のネジ止めにて固
定している。もちろん、ネジ以外にクランパ、シリンダ
等を用いて固定してもよい。
【0020】次に、図4に示すように、凹型の透明なス
ペーサ10を凹部底面と接合端2aとが対向するように
配置する。そして、その状態でプローブ8cを押し上
げ、電極ピン2が飛び出すことを確認することで、電極
ピン2が曲がっていないことを確認する。また、接合端
2aが当該凹部底面(水平面部)に正確に当接すること
を確認することで、接合端2aに変形がないことを確認
する。これにより、電極ピン2を基板5上に立てる前
に、電極ピン2の不良を確認することができ、ピン立て
の信頼性を向上させることができる。なお、ここではプ
ローブ8cを押し上げて、電極ピン2を飛び出させた
が、エアー出入り口8bよりエアーを送り込み、吸着ヘ
ッド8の凹部8f内の気圧を上昇させることにより電極
ピン2を飛び出させるようにしてもよい。この場合、ス
ペーサ10は電極ピン2が過度に飛び出すのを防止する
効果もある。
ペーサ10を凹部底面と接合端2aとが対向するように
配置する。そして、その状態でプローブ8cを押し上
げ、電極ピン2が飛び出すことを確認することで、電極
ピン2が曲がっていないことを確認する。また、接合端
2aが当該凹部底面(水平面部)に正確に当接すること
を確認することで、接合端2aに変形がないことを確認
する。これにより、電極ピン2を基板5上に立てる前
に、電極ピン2の不良を確認することができ、ピン立て
の信頼性を向上させることができる。なお、ここではプ
ローブ8cを押し上げて、電極ピン2を飛び出させた
が、エアー出入り口8bよりエアーを送り込み、吸着ヘ
ッド8の凹部8f内の気圧を上昇させることにより電極
ピン2を飛び出させるようにしてもよい。この場合、ス
ペーサ10は電極ピン2が過度に飛び出すのを防止する
効果もある。
【0021】次に、図5に示すように、ITOパターン
5a、パッド5bおよび誘電体5cが形成された基板5
d上に、スクリーン印刷によって銀ペースト4が印刷さ
れた基板5を用意し、ステージ9に吸着固定する。銀ペ
ースト4の印刷手法は、スクリーン印刷以外であっても
よい。
5a、パッド5bおよび誘電体5cが形成された基板5
d上に、スクリーン印刷によって銀ペースト4が印刷さ
れた基板5を用意し、ステージ9に吸着固定する。銀ペ
ースト4の印刷手法は、スクリーン印刷以外であっても
よい。
【0022】次に、エアー出入口8bより、凹部8f内
のエアーを吸い出し、電極ピン2を治具7に吸着固定す
る。そして、図6に示すように、治具7および吸着ヘッ
ド8の上下を回転反転させ、治具7が銀ペースト4に付
着しない隙間(例えば0.4mm)を有した状態で、接
合端2aと銀ペースト4とを対向させる。その後、図7
に示すように、電極ピン2の自重とプローブ8cの押付
力により電極ピン2の接合端2aを基板5上の銀ペース
ト4に押付ける。この押付け時、治具7の挿入孔7bが
電極ピン2のガイドとなるため、電極ピン2の位置精度
にバラツキが少なくなる。なお、電極ピン2の抜け性を
向上させる為に、プローブ8cの押付けを数回繰り返し
ても良い。また、プローブ8cの押付けを開始する前
に、凹部8f内にエアーを送り込み、凹部8f内の気圧
を上昇させるようにしてもよい。
のエアーを吸い出し、電極ピン2を治具7に吸着固定す
る。そして、図6に示すように、治具7および吸着ヘッ
ド8の上下を回転反転させ、治具7が銀ペースト4に付
着しない隙間(例えば0.4mm)を有した状態で、接
合端2aと銀ペースト4とを対向させる。その後、図7
に示すように、電極ピン2の自重とプローブ8cの押付
力により電極ピン2の接合端2aを基板5上の銀ペース
ト4に押付ける。この押付け時、治具7の挿入孔7bが
電極ピン2のガイドとなるため、電極ピン2の位置精度
にバラツキが少なくなる。なお、電極ピン2の抜け性を
向上させる為に、プローブ8cの押付けを数回繰り返し
ても良い。また、プローブ8cの押付けを開始する前
に、凹部8f内にエアーを送り込み、凹部8f内の気圧
を上昇させるようにしてもよい。
【0023】次に、プローブ8cで電極ピン2を押付け
ながら吸着ヘッド8を上昇させる。これにより、図8に
示すように、多数の電極ピン2を一括して基板5に立て
ることができる。最後に図9に示すように、基板5をス
テージ9に吸着させたまま、治具7および吸着ヘッド8
のみを、反転回転させる。これにより、図14に示した
従来の方法に比べて、ピン立て後の基板5の反転作業が
不要となり、該反転作業中における電極ピン2の自重に
よる落下・倒れをなくすことができる。なお、電極ピン
2が立てられた基板5は、焼成炉等により加熱されて銀
ペースト4が溶融され、銀ペースト4と電極ピン2とが
接合される。
ながら吸着ヘッド8を上昇させる。これにより、図8に
示すように、多数の電極ピン2を一括して基板5に立て
ることができる。最後に図9に示すように、基板5をス
テージ9に吸着させたまま、治具7および吸着ヘッド8
のみを、反転回転させる。これにより、図14に示した
従来の方法に比べて、ピン立て後の基板5の反転作業が
不要となり、該反転作業中における電極ピン2の自重に
よる落下・倒れをなくすことができる。なお、電極ピン
2が立てられた基板5は、焼成炉等により加熱されて銀
ペースト4が溶融され、銀ペースト4と電極ピン2とが
接合される。
【0024】以上のように、平板状治具に複数設けられ
た挿入孔に挿入された電極ピンをエアー吸着した状態で
銀ペーストに接近させ、各電極ピンをプローブで押付な
がら治具を上方に引き抜くので、電極ピンの自重および
プローブ押付力の作用により、多数個の電極ピンを一括
して基板に立てることができる。
た挿入孔に挿入された電極ピンをエアー吸着した状態で
銀ペーストに接近させ、各電極ピンをプローブで押付な
がら治具を上方に引き抜くので、電極ピンの自重および
プローブ押付力の作用により、多数個の電極ピンを一括
して基板に立てることができる。
【0025】また、電極ピンが、基板に印刷された銀ペ
ーストに付着しない隙間を設けた状態でプローブ押付を
開始するので、平板状治具になるべく銀ペーストを付着
させることなく電極ピンを立てることができる。よっ
て、治具の洗浄作業が不要となりその分だけ作業効率が
向上する。また、基板の反りや電極ピンの接合端の厚
み、基板の厚みにバラツキがあった場合でもプローブの
柔軟性(バネ構造)やエアー加圧によって電極ピンを均
一に加圧し、電極ピンを正確に立てることができる。ま
た、治具の挿入孔入口にテーパを設けることにより、電
極ピンの挿入性を向上させることができる。
ーストに付着しない隙間を設けた状態でプローブ押付を
開始するので、平板状治具になるべく銀ペーストを付着
させることなく電極ピンを立てることができる。よっ
て、治具の洗浄作業が不要となりその分だけ作業効率が
向上する。また、基板の反りや電極ピンの接合端の厚
み、基板の厚みにバラツキがあった場合でもプローブの
柔軟性(バネ構造)やエアー加圧によって電極ピンを均
一に加圧し、電極ピンを正確に立てることができる。ま
た、治具の挿入孔入口にテーパを設けることにより、電
極ピンの挿入性を向上させることができる。
【0026】また、治具に厚みを持たせ、挿入孔をガイ
ドとするので、治具から電極ピンを抜く際に、電極ピン
の傾きを少なくすることができる。また、治具の厚みが
電極ピンの軸部全長より短く、治具から電極ピンの非接
合端が突出するので、その非接合端を平板上に押付ける
ことにより、電極ピンの曲がりを事前に確認することが
でき、ピン立て作業のミスを容易に防止することができ
る
ドとするので、治具から電極ピンを抜く際に、電極ピン
の傾きを少なくすることができる。また、治具の厚みが
電極ピンの軸部全長より短く、治具から電極ピンの非接
合端が突出するので、その非接合端を平板上に押付ける
ことにより、電極ピンの曲がりを事前に確認することが
でき、ピン立て作業のミスを容易に防止することができ
る
【0027】また、治具を吸着ヘッドに固定し、治具の
上に凹型の透明スペーサを置き電極ピンをエアー加圧す
る、あるいは電極ピンをプローブで押上げることによ
り、事前に治具に挿入された電極ピンに曲がりがなく、
スムーズに抜けることを確認することができる。よっ
て、ピン除去、ピン洗浄、銀ペーストの拭取り等のリワ
ーク作業が少なくなり、作業効率の向上が図れる。
上に凹型の透明スペーサを置き電極ピンをエアー加圧す
る、あるいは電極ピンをプローブで押上げることによ
り、事前に治具に挿入された電極ピンに曲がりがなく、
スムーズに抜けることを確認することができる。よっ
て、ピン除去、ピン洗浄、銀ペーストの拭取り等のリワ
ーク作業が少なくなり、作業効率の向上が図れる。
【0028】なお、ここでは基板として、ガラス基板を
使用したが、樹脂系基板、金属材表面を絶縁被膜した金
属基体基板、セラミック系基板などを用いてもよい。
導電性接着材として、高融点の銀ペーストを使用した
が、低融点のクリームはんだ等のようなものであっても
よい。
使用したが、樹脂系基板、金属材表面を絶縁被膜した金
属基体基板、セラミック系基板などを用いてもよい。
導電性接着材として、高融点の銀ペーストを使用した
が、低融点のクリームはんだ等のようなものであっても
よい。
【0029】また、本実施の形態1における具体的な寸
法例を示すと、図10において、治具7の挿入孔7bの
直径D1を0.50mm、治具7の挿入孔7bの平面部7
aのテーパC1を0.1mm、治具7の厚さ7cのL1を
5mm、治具7の挿入孔7bの各ピッチP1を1.5mm、
電極ピン2の接合端2aの直径D2を0.8mm、電極ピ
ン2の非接合端2bの直径D3を0.46mm、電極ピン
2の接合端2aの厚み2cのL2を0.20mm、電極ピ
ン2の全長2dのL3を7mm、治具7と基板5との隙間
の寸法のL4を0.4mmに設定することができる。
法例を示すと、図10において、治具7の挿入孔7bの
直径D1を0.50mm、治具7の挿入孔7bの平面部7
aのテーパC1を0.1mm、治具7の厚さ7cのL1を
5mm、治具7の挿入孔7bの各ピッチP1を1.5mm、
電極ピン2の接合端2aの直径D2を0.8mm、電極ピ
ン2の非接合端2bの直径D3を0.46mm、電極ピン
2の接合端2aの厚み2cのL2を0.20mm、電極ピ
ン2の全長2dのL3を7mm、治具7と基板5との隙間
の寸法のL4を0.4mmに設定することができる。
【0030】実施の形態2.実施の形態1では、電極ピ
ン2の接合端2aの裏面が治具7の平面部7aと当接し
ていた。本実施の形態2では、図11に示すように、接
合端2aがテーパ7dと当接する。これにより、電極ピ
ン2が治具7の挿入孔7bの中心に位置決めされ、電極
ピン2の軸部2dの側面と挿入孔7bの内面との摩擦が
低減されるので、電極ピン2が抜けやすくなる。また、
電極ピン2が吸着ヘッド8により吸着された場合に、電
極ピン2の吸着性を向上させることができる。なお、図
11では、電極ピン2が吸着ヘッド8により吸着された
ときに、電極ピン2の接合端2aにより挿入孔7b内が
ふさがれ、電極ピン2の軸部2dが挿入孔7bの内面に
接触しない状態となるように、電極ピン2および治具7
の寸法が設計されているものとする。
ン2の接合端2aの裏面が治具7の平面部7aと当接し
ていた。本実施の形態2では、図11に示すように、接
合端2aがテーパ7dと当接する。これにより、電極ピ
ン2が治具7の挿入孔7bの中心に位置決めされ、電極
ピン2の軸部2dの側面と挿入孔7bの内面との摩擦が
低減されるので、電極ピン2が抜けやすくなる。また、
電極ピン2が吸着ヘッド8により吸着された場合に、電
極ピン2の吸着性を向上させることができる。なお、図
11では、電極ピン2が吸着ヘッド8により吸着された
ときに、電極ピン2の接合端2aにより挿入孔7b内が
ふさがれ、電極ピン2の軸部2dが挿入孔7bの内面に
接触しない状態となるように、電極ピン2および治具7
の寸法が設計されているものとする。
【0031】また、図11では、治具7の挿入孔7bに
テーパ7dを設けたものを示したが、図12に示すよう
に電極ピン2側にテーパ2eを設けてもよい。あるい
は、治具7と電極ピン2の両方にテーパを設けても良
い。
テーパ7dを設けたものを示したが、図12に示すよう
に電極ピン2側にテーパ2eを設けてもよい。あるい
は、治具7と電極ピン2の両方にテーパを設けても良
い。
【0032】実施の形態3.実施の形態1では、電極ピ
ン2の押付けにプローブ8cを設けたものを示したが、
図13に示すように、シリンダ8eによって昇降される
ゴム板8gを設け、該ゴム板8gの弾力性によって、電
極ピン2を基板5へ押圧するようにしてもよい。
ン2の押付けにプローブ8cを設けたものを示したが、
図13に示すように、シリンダ8eによって昇降される
ゴム板8gを設け、該ゴム板8gの弾力性によって、電
極ピン2を基板5へ押圧するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。この発明
に係るピン立て方法においては、導電性接着剤が被着さ
れた基板を固定し、複数の挿入孔が設けられた治具の各
挿入孔に電極ピンを挿入し、基板に被着された導電性接
着剤と挿入孔に挿入された電極ピンとが対向し、かつ、
治具と導電性接着剤とが離間するように、治具と基板と
を配置し、電極ピンを挿入孔から押出し、電極ピンを基
板に被着された導電性接着剤に押付けるので、前記導電
性接着剤が挿入孔周囲の治具に付着してしまうことを抑
制することができる。
ているので、以下に示すような効果を奏する。この発明
に係るピン立て方法においては、導電性接着剤が被着さ
れた基板を固定し、複数の挿入孔が設けられた治具の各
挿入孔に電極ピンを挿入し、基板に被着された導電性接
着剤と挿入孔に挿入された電極ピンとが対向し、かつ、
治具と導電性接着剤とが離間するように、治具と基板と
を配置し、電極ピンを挿入孔から押出し、電極ピンを基
板に被着された導電性接着剤に押付けるので、前記導電
性接着剤が挿入孔周囲の治具に付着してしまうことを抑
制することができる。
【0034】また、この発明に係るピン立て方法におい
ては、導電性接着剤が上向きとなるように治具を配置
し、電極ピンが落下しないように電極ピンを吸着した状
態で、挿入孔の開口部を下向きにして、導電性接着剤と
電極ピンとを対向させ、電極ピンを導電性接着剤に押付
けるので、電極ピンの挿入が容易であり、また、押付け
を止めた後も、自重により電極ピンが導電性接着剤に押
付けられつづけるので電極ピンが倒れ難い。
ては、導電性接着剤が上向きとなるように治具を配置
し、電極ピンが落下しないように電極ピンを吸着した状
態で、挿入孔の開口部を下向きにして、導電性接着剤と
電極ピンとを対向させ、電極ピンを導電性接着剤に押付
けるので、電極ピンの挿入が容易であり、また、押付け
を止めた後も、自重により電極ピンが導電性接着剤に押
付けられつづけるので電極ピンが倒れ難い。
【0035】また、この発明に係るピン立て方法におい
ては、治具の挿入孔の開口部を下向きとして、電極ピン
の自重により電極ピンを落下させ、電極ピンを基板に被
着された導電性接着剤上に立たせるので、向きをそろえ
て電極ピンを立たせる効果が大きい。
ては、治具の挿入孔の開口部を下向きとして、電極ピン
の自重により電極ピンを落下させ、電極ピンを基板に被
着された導電性接着剤上に立たせるので、向きをそろえ
て電極ピンを立たせる効果が大きい。
【0036】また、この発明に係るピン立て装置におい
ては、導電性接着剤が被着された基板を固定する固定手
段と、電極ピンを挿入するための複数の挿入孔を有した
治具と、固定された基板に被着された導電性接着剤と挿
入孔に挿入され吸着手段により吸着された電極ピンとが
対向し、かつ、治具と導電性接着剤とが離間するよう
に、治具又は固定手段を移動させる移動手段と、挿入孔
に挿入された電極ピンを挿入孔から押し出し、電極ピン
を基板に被着された導電性接着剤に押付ける押出手段と
を備えたので、前記導電性接着剤が挿入孔周囲の治具に
付着してしまうことを抑制することができる。
ては、導電性接着剤が被着された基板を固定する固定手
段と、電極ピンを挿入するための複数の挿入孔を有した
治具と、固定された基板に被着された導電性接着剤と挿
入孔に挿入され吸着手段により吸着された電極ピンとが
対向し、かつ、治具と導電性接着剤とが離間するよう
に、治具又は固定手段を移動させる移動手段と、挿入孔
に挿入された電極ピンを挿入孔から押し出し、電極ピン
を基板に被着された導電性接着剤に押付ける押出手段と
を備えたので、前記導電性接着剤が挿入孔周囲の治具に
付着してしまうことを抑制することができる。
【0037】また、この発明に係るピン立て装置におい
ては、導電性接着剤が被着された基板を固定する固定手
段と、凹部を有するヘッドと、対向する第1,第2の平
面部を有し、第1,第2の平面部間を貫通し電極ピンが
挿入される挿入孔を複数有する治具と、治具が凹部の開
口部を覆い、挿入孔が凹部内空間と貫通するように治具
をヘッドに着脱自在に固定する固定手段と、挿入孔に挿
入された電極ピンが落下しないように凹部内空間のエア
ーを吸い出し、電極ピンを吸着する吸着手段と、基板に
被着された導電性接着剤と挿入孔に挿入された電極ピン
とが対向し、かつ、治具と導電性接着剤とが離間するよ
うに、治具又は固定手段を移動させる移動手段と、挿入
孔に挿入された電極ピンを挿入孔から押し出し、電極ピ
ンを基板に被着された導電性接着剤に押付ける押出手段
とを備えたので、治具への電極挿入が容易であるピン立
て装置を得ることができる。
ては、導電性接着剤が被着された基板を固定する固定手
段と、凹部を有するヘッドと、対向する第1,第2の平
面部を有し、第1,第2の平面部間を貫通し電極ピンが
挿入される挿入孔を複数有する治具と、治具が凹部の開
口部を覆い、挿入孔が凹部内空間と貫通するように治具
をヘッドに着脱自在に固定する固定手段と、挿入孔に挿
入された電極ピンが落下しないように凹部内空間のエア
ーを吸い出し、電極ピンを吸着する吸着手段と、基板に
被着された導電性接着剤と挿入孔に挿入された電極ピン
とが対向し、かつ、治具と導電性接着剤とが離間するよ
うに、治具又は固定手段を移動させる移動手段と、挿入
孔に挿入された電極ピンを挿入孔から押し出し、電極ピ
ンを基板に被着された導電性接着剤に押付ける押出手段
とを備えたので、治具への電極挿入が容易であるピン立
て装置を得ることができる。
【0038】また、この発明に係るピン立て装置におい
ては、挿入孔がピンを押付ける際にガイドの役目をする
効果が大きい。
ては、挿入孔がピンを押付ける際にガイドの役目をする
効果が大きい。
【0039】また、この発明に係るピン立て装置におい
ては、押出手段は弾性部材を介して電極ピンを押付け、
弾性部材は、電極ピンからの応力に応じて、押出手段の
押付け方向に伸縮するので、電極ピンの長さにばらつき
があっても、複数の電極ピンを一括して立てることがで
きる。
ては、押出手段は弾性部材を介して電極ピンを押付け、
弾性部材は、電極ピンからの応力に応じて、押出手段の
押付け方向に伸縮するので、電極ピンの長さにばらつき
があっても、複数の電極ピンを一括して立てることがで
きる。
【0040】さらにまた、この発明に係るピン立て装置
においては、挿入孔の挿入口にテーパを設けたので、電
極ピンの挿入が容易である。
においては、挿入孔の挿入口にテーパを設けたので、電
極ピンの挿入が容易である。
【図1】 実施の形態1の電極ピン装着を例示する断面
構成図である。
構成図である。
【図2】 実施の形態1の電極ピンおよび治具を例示す
る拡大断面構成図である。
る拡大断面構成図である。
【図3】 実施の形態1の電極ピン曲がりチェック方法
を例示する断面構成図である。
を例示する断面構成図である。
【図4】 実施の形態1の電極ピン曲がりチェック方法
を例示する断面構成図である。
を例示する断面構成図である。
【図5】 実施の形態1のピン立て装置のセット状態を
例示する断面構成図である。
例示する断面構成図である。
【図6】 実施の形態1のピン立て装置の治具下降状態
を例示する断面構成図である。
を例示する断面構成図である。
【図7】 実施の形態1のピン立て装置のピン押付け状
態を例示する断面構成図である。
態を例示する断面構成図である。
【図8】 実施の形態1のピン立て装置の治具上昇状態
を例示する断面構成図である。
を例示する断面構成図である。
【図9】 実施の形態1のピン立て装置の治具反転状態
を例示する断面構成図である。
を例示する断面構成図である。
【図10】 実施の形態1のピン立て装置の寸法を例示
する断面構成図である。
する断面構成図である。
【図11】 実施の形態2の電極ピンおよび治具を例示
する断面構成図である。
する断面構成図である。
【図12】 実施の形態2の電極ピンおよび治具の他の
例を例示する断面構成図である。
例を例示する断面構成図である。
【図13】 実施の形態3のピン立て装置を例示する断
面構成図である。
面構成図である。
【図14】 従来のピン立て装置を例示する断面構成図
である。
である。
【図15】 従来のピン立て装置の治具下降・押付状態
を例示する断面構成図である。
を例示する断面構成図である。
【図16】 従来のピン立て装置の治具上昇状態を例示
する断面構成図である。
する断面構成図である。
【図17】 従来のピン立て装置の治具反転状態を例示
する断面構成図である。
する断面構成図である。
D1,D2,D3 直径 C1 テーパ P1 各
ピッチ 1 治具 1a 平面部 1b 挿入孔 1c 厚み 2
電極ピン 2a接合端 2b 非接合端 2c
厚み 2d 軸部 2e テーパ 3 ステージ 3a 位置決めピン 4 銀ペース
ト 5 基板 5aITOパターン 5b パッ
ド 5c 誘電体 5d 基板 6 吸着ヘッド
7 治具 7a 平面部 7b 挿入孔 7
c 厚み 7d テーパ 7e 裏面 8 吸着
ヘッド 8a 位置決めピン 8bエアー出入口
8c プローブ 8d ガイド 8e シリンダ
8f 凹部 8g ゴム板 9 ステージ
10 スペーサ 11 平板
ピッチ 1 治具 1a 平面部 1b 挿入孔 1c 厚み 2
電極ピン 2a接合端 2b 非接合端 2c
厚み 2d 軸部 2e テーパ 3 ステージ 3a 位置決めピン 4 銀ペース
ト 5 基板 5aITOパターン 5b パッ
ド 5c 誘電体 5d 基板 6 吸着ヘッド
7 治具 7a 平面部 7b 挿入孔 7
c 厚み 7d テーパ 7e 裏面 8 吸着
ヘッド 8a 位置決めピン 8bエアー出入口
8c プローブ 8d ガイド 8e シリンダ
8f 凹部 8g ゴム板 9 ステージ
10 スペーサ 11 平板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平10−270144(JP,A)
特開 平5−74528(JP,A)
特開 平3−124095(JP,A)
特開 昭63−246892(JP,A)
特開 昭64−48495(JP,A)
特開 平2−187262(JP,A)
実開 平2−38163(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01R 12/32
H01R 4/04
H01R 43/02
Claims (8)
- 【請求項1】 導電性接着剤が被着された基板を固定
し、 複数の挿入孔が設けられた治具の各挿入孔に電極ピンを
挿入し、 前記基板に被着された導電性接着剤と前記挿入孔に挿入
された前記電極ピンとが対向し、かつ、前記治具と前記
導電性接着剤とが離間するように、前記治具と前記基板
とを配置し、 前記電極ピンを前記挿入孔から押出し、前記電極ピンを
前記基板に被着された前記導電性接着剤に押付けること
を特徴とするピン立て方法。 - 【請求項2】 前記導電性接着剤が上向きとなるように
前記治具を配置し、 前記電極ピンが落下しないように前記電極ピンを吸着し
た状態で、前記挿入孔の開口部を下向きにして、前記導
電性接着剤と前記電極ピンとを対向させたことを特徴と
する請求項1に記載のピン立て方法。 - 【請求項3】 前記治具の前記挿入孔の開口部を下向き
として、前記電極ピンの自重により前記電極ピンを落下
させ、前記電極ピンを前記基板に被着された前記導電性
接着剤上に立たせることを特徴とする請求項1に記載の
ピン立て方法。 - 【請求項4】 導電性接着剤が被着された基板を固定す
る固定手段と、 電極ピンを挿入するための複数の挿入孔を有した治具
と、 前記固定された基板に被着された前記導電性接着剤と前
記挿入孔に挿入され前記吸着手段により吸着された前記
電極ピンとが対向し、かつ、前記治具と前記導電性接着
剤とが離間するように、前記治具又は前記固定手段を移
動させる移動手段と、 前記挿入孔に挿入された前記電極ピンを前記挿入孔から
押し出し、前記電極ピンを前記基板に被着された前記導
電性接着剤に押付ける押出手段とを備えたことを特徴と
するピン立て装置。 - 【請求項5】 導電性接着剤が被着された基板を固定す
る固定手段と、 凹部を有するヘッドと、 対向する第1,第2の平面部を有し、前記第1,第2の
平面部間を貫通し電極ピンが挿入される挿入孔を複数有
する治具と、 前記治具が前記凹部の開口部を覆い、前記挿入孔が前記
凹部内空間と貫通するように前記治具を前記ヘッドに着
脱自在に固定する固定手段と、 前記挿入孔に挿入された前記電極ピンが落下しないよう
に前記凹部内空間のエアーを吸い出し、前記電極ピンを
吸着する吸着手段と、 前記基板に被着された前記導電性接着剤と前記挿入孔に
挿入された前記電極ピンとが対向し、かつ、前記治具と
前記導電性接着剤とが離間するように、前記治具又は前
記固定手段を移動させる移動手段と、 前記挿入孔に挿入された前記電極ピンを前記挿入孔から
押し出し、前記電極ピンを前記基板に被着された前記導
電性接着剤に押付ける押出手段とを備えたことを特徴と
するピン立て装置。 - 【請求項6】 前記挿入孔を前記電極ピン押出時のガイ
ドとすることを特徴とする請求項5に記載のピン立て装
置。 - 【請求項7】 前記押出手段は弾性部材を介して前記電
極ピンを押付け、前記弾性部材は、前記電極ピンからの
応力に応じて、前記押出手段の押付け方向に伸縮するこ
とを特徴とする請求項4又は5に記載のピン立て装置。 - 【請求項8】 前記挿入孔の挿入口にテーパを設けたこ
とを特徴とする請求項4又は5に記載のピン立て装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000362799A JP3427828B2 (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | ピン立て方法およびそれを用いたピン立て装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000362799A JP3427828B2 (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | ピン立て方法およびそれを用いたピン立て装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002170614A JP2002170614A (ja) | 2002-06-14 |
JP3427828B2 true JP3427828B2 (ja) | 2003-07-22 |
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ID=18834013
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---|---|---|---|
JP2000362799A Expired - Fee Related JP3427828B2 (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | ピン立て方法およびそれを用いたピン立て装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3427828B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP5472793B2 (ja) * | 2009-08-31 | 2014-04-16 | 東芝ライテック株式会社 | 照明装置および照明器具 |
-
2000
- 2000-11-29 JP JP2000362799A patent/JP3427828B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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