JP2006080382A - チップ型電子部品における端子電極の形成方法及び形成装置 - Google Patents

チップ型電子部品における端子電極の形成方法及び形成装置 Download PDF

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靖史 田所
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Abstract

【課題】 チップ型電子部品1における左右両端面1a,1bの各々に端子電極2,3を均一の厚さにして形成する。
【解決手段】 配向板21における各貫通孔21a内にチップ型電子部品1を,前記貫通孔内を真空吸引しながら装填し,この各チップ型電子部品を,第1ホルダー11に向かって押し出して,この第1ホルダーにて,その一端面1aを吸着するようにして保持し,この状態で,前記配向板を撤去したのち前記各チップ型電子部品の他端面1bに端子電極3を形成し,次いで,前記各チップ型電子部品を,その他端面1bの部分を第2ホルダー31における差し込み孔31c内に押し込みことによって,第1ホルダーから第2ホルダーに持ち替えし,この状態で,前記各チップ型電子部品の一端面1aに端子電極2を形成する。
【選択図】 図13

Description

本発明は,例えば,チップコンデンサ等のようなチップ型電子部品において,その左右両端面に外部接続用の端子電極を形成する方法と,この方法に使用する装置とに関するものである。
一般に,この種のチップ型電子部品1は,図1及び図2に示すように,当該チップ型電子部品1の左右両端面1a,1bに端子電極2,3を形成して,この両端子電極2,3において半田付けするという構成である。
先行技術としての特許文献1は,この種のチップ型電子部品1における左右両端面1a,1bに端子電極2,3を形成する方法として,以下に述べる方法を提案している。
すなわち,この方法は,
1.表面を粘着面にした第1ホルダー板に,前記チップ型電子部品が一個ずつ嵌まる貫通孔の多数個を穿設して成る配向板を,前記第1ホルダー板の表面における粘着面が当該配向板における各貫通孔にのぞむように重ね合わせる。
2.次いで,前記の状態で,前記配向板における各貫通孔内にチップ型電子部品を振動等にて落とし込むことにより,前記第1ホルダー板にて,チップ型電子部品の多数個を,当該各チップ型電子部品における一端面を第1ホルダー板における粘着面に接着した状態に保持する。
3.次いで,前記第1ホルダー板から前記配向板を撤去したち,前記各チップ型電子部品における他端面に,材料ペーストの塗布とその後におけるキュア処理にて端子電極を形成する。
4.次いで,前記各チップ型電子部品における他端面を,表面に前記第1ホルダー板の粘着面よりも強い接着力を有する粘着面を設けて成る第2ホルダー板に対して接着することにより,前記各チップ型電子部品を,前記第1ホルダー板にて保持していた状態から第2ホルダー板にて保持する状態に移し替えする。
5.そして,この状態で,前記各チップ型電子部品における一端面に,材料ペーストの塗布とその後にキュア処理にて端子電極を形成する。
というものである。
特開平4−291712号公報
しかし,この先行技術による方法は,以下に述べるように,
1.多数個のチップ型電子部品を配向板における各貫通孔内に一斉に落とし込むとき,多数個のチップ型電子部品に混ざっているゴミ又は欠け片等も一緒に貫通孔内に入って,第1ホルダー板における粘着面とチップ型電子部品における一端面との間に挟まれることにより,前記チップ型電子部品は,前記第1ホルダー板における粘着面に対して垂直の姿勢ならずに,傾いた姿勢のままで接着・保持されることになる。
また,前記配向板における各貫通孔の内径寸法は,チップ型電子部品が円滑に落とし込むことができるように,チップ型電子部品の外径寸法よりも可成り大きく寸法に構成されている一方,前記チップ型電子部品は,前記配向板における貫通孔内に落とし込むだけであることにより,このチップ型電子部品が第1ホルダー板における粘着面に対して垂直な姿勢にならずに,傾いた姿勢のままで接着・保持されることになる。
つまり,先行技術による方法では,チップ型電子部品は,第1ホルダー板における粘着面に対して垂直の姿勢にならずに,傾いた姿勢になり,ひいては,当該チップ型電子部品における他端面は,第1ホルダー板における粘着面に対して平行ではなく傾いた姿勢になる場合が多くなるから,前記チップ型電子部品における他端面に形成する端子電極が,不均一の厚さになる率が大幅に高いことに加えて,多数個の各チップ型電子部品の間における厚さのバラ付きも大きい。
これに加えて,チップ型電子部品における他端面に形成する端子電極が不均一で且つ不揃いの厚さになることは,このチップ型電子部品における一端面に形成する端子電極も,同様に不均一の厚さになるばかりか,多数個の各チップ型電子部品の間における厚さのバラ付きが大きくなるから,不良品の発生率が高い。
2.前記チップ型電子部品における一端面を,第1ホルダー板における粘着面に接着したとき,この一端面に,前記第1ホルダー板の粘着面における粘着剤の一部がはげ落ちて付着することになるから,前記一端面に対する端子電極の形成に不具合が発生するばかりか,前記第1ホルダー板の粘着面における粘着剤の一部がはげ落ちることに加えて、この粘着面にゴミ等が付着することによって、その粘着力が急激に低下するから、前記第1ホルダー板における耐久性が低い。
3.前記チップ型電子部品における一端面に対して端子電極を形成するときにおいて,このチップ型電子部品の他端面に形成されている端子電極を,第2ホルダー板における粘着面に接着したとき,前記他端面に形成されている端子電極に,前記第2ホルダー板の粘着面における粘着剤の一部がはげ落ちて付着するか、端子電極の一部がはげ落ちることになるから,その後において,前記端子電極の表面に錫又は半田等の金属メッキを施すときにメッキ不良が発生するばかりか,前記第2ホルダー板の粘着面における粘着剤の一部がはげ落ちることに加えて、この粘着面にゴミ等が付着することによって、その粘着力が急激に低下するから、前記第2ホルダー板における耐久性が低い。
という問題があった。
本発明は,これらの問題を解消した方法と,その方法に使用する装置とを提供することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明の方法は,
「配向板に多数個穿設した各貫通孔内に,チップ型電子部品を,当該貫通孔内に前記配向板の裏面側から押し出しピンを挿入し且つ前記各貫通孔を前記配向板の裏面側から真空吸引した状態で装填する工程と,軟質弾性板の表面にチップ型電子部品の吸着用凹所の多数個を備えて成る第1ホルダーを前記配向板の表面に向かい合わせに重ねる工程と,この重ねた状態で前記配向板における各貫通孔内におけるチップ型電子部品を前記押し出しピンにて前記第1ホルダーに対して押し出して第1ホルダーに吸着・保持させる工程と,前記配向板を除去したのち前記第1ホルダー板に吸着・保持されている各チップ型電子部品における他端面に端子電極を形成する工程と,軟質弾性板に前記チップ型電子部品の差し込み孔の多数個を前記配向板における各貫通孔と同じピッチ間隔で備えて成る第2ホルダーを前記第1ホルダーに対向して配設する工程と,この状態で前記第1ホルダーに吸着・保持されている各チップ型電子部品を前記第2ホルダーにおける差し込み孔内に押し込むことで第1ホルダーから第2ホルダーに持ち替える工程と,この状態で前記第2ホルダーに保持した各チップ型電子部品における一端面に端子電極を形成する工程とを備えている。」
ことを特徴としている。
また,本発明の装置は,
「軟質弾性板の表面にチップ型電子部品における一端面を吸着するための凹所の多数個を設けた第1ホルダーと,表面に前記第1ホルダー向かい合わせに重ねられ且つ前記チップ型電子部品が一個ずつ嵌まる貫通孔の多数個を穿設して成る配向板と,この配向板のうち前記第1ホルダーとは反対側の裏面に配設される押し込み体と,前記配向板と前記押し込み体の周囲を囲い且つ内部を真空吸引するようにした囲い枠体とから成り,前記押し込み体には,前記配向板における各貫通孔内に配向板の裏面側から挿入され且つ当該押し込み体における前記配向板への接近動により前記各貫通孔内に装填したチップ型電子部品を前記第1ホルダーに向かって押し出すようにした押し出しピンを設け,更に,前記第1ホルダーには,軟質弾性板に前記チップ型電子部品の差し込み孔の多数個を前記配向板における各貫通孔と同じピッチ間隔で備えて成る第2ホルダーを,前記配向板及び前記押し込み体を当該第1ホルダーから撤去した状態で対向して配設し,前記第1ホルダーに保持されている各チップ型電子部品を第2ホルダーにおける差し込み孔内に押し込むことで第1ホルダーから第2ホルダーに持ち替えるように構成した。」
ことを特徴としている。
チップ型電子部品を第1ホルダーに向かい合わせにされる配向板における各貫通孔内に装填するときにおいて,前記配向板の裏面側から真空吸引することにより,前記チップ型電子部品と一緒に前記貫通孔内に入るゴミ及び欠け片等は前記貫通孔内から吸い出されることになるから,次に,この各チップ型電子部品を第1ホルダーに対して押圧するときに,各チップ型電子部品と第1ホルダーとの間に,ゴミ及び欠け片等が挟まれることを確実に低減できるとともに,前記配向板における各貫通孔内の各々にチップ型電子部品を前記真空吸引にて強制的に正しい姿勢にして装填することができる。
そこで,前記各貫通孔内に装填したチップ型電子部品を,前記配向板に向かい合わせにした第1ホルダーに対して押し出しピンにて押圧することにより,このチップ型電子部品における他端面の全体が,軟質弾性板による第1ホルダーの表面に密着した状態で第1ホルダー内に,その表面における吸着用凹所を押し潰しながらめり込むことになるから,前記配向板における各貫通孔内におけるチップ型電子部品は,第1ホルダーに対して,傾いた姿勢になることなく,垂直姿勢の状態で確実に吸着・保持されることになる。
これにより,前記第1ホルダーに吸着・保持した各チップ型電子部品における他端面は,前記第1ホルダーの表面と平行の状態に,または,この平行に近い状態のもとで,略同一平面になるように揃うことになるから,次いで,この他端面に対して端子電極を形成することにより,この他端面における端子電極を,均一厚さに揃えることができるとともに,多数個の各チップ型電子部品の相互間における厚さのバラ付きを小さくできる。
また,前記したように他端面に端子電極を形成した各チップ型電子部品を,前記第1ホルダーから第2ホルダーに持ち替えるとき,この各チップ型電子部品の他端面の部分を第2ホルダーにおける差し込み孔内に押し込むことによって,前記各チップ型電子部品を第2ホルダーにて保持することにより,この各チップ型電子部品における一端面は,他端面に端子電極が形成されているにもかかわらず,前記第2ホルダーの表面と平行の状態に,または,この平行に近い状態のもとで,略同一平面になるように揃うことになるから,次いで,この一端面に対して端子電極を形成することにより,この一端面における端子電極を,均一厚さに揃えることができるとともに,多数個の各チップ型電子部品の相互間における厚さのバラ付きを小さくできる。
つまり,本発明によると,多数個の各チップ型電子部品における一端面及び他端面に形成する両端子電極を,均一厚さに揃えることができるとともに,多数個の各チップ型電子部品の相互間における厚さのバラ付きを小さくできるから,両端子電極を形成するに際しての不良品の発生率を大幅に低減することができる。
しかも,前記第1ホルダーによる各チップ型電子部品の保持は,当該第1ホルダーにおける軟質弾性板の表面に設けた凹所による一端面の吸着にて行う一方,前記第2ホルダーによるチップ型電子部品の保持は,第2ホルダーにおける軟質弾性板の表面に設けた差し込み孔内への他端面の部分の差し込みにて行うことにより,前記した先行技術のように,前記一端面に粘着剤が付着すること,及び,他端面に形成した端子電極の表面に粘着剤が付着すること、他端面に形成した端子電極の一部がはげ落ちることを確実に回避できるから,前記一端面に対する端子電極の形成に不具合が発生することを防止できるとともに,前記他端面に形成されている端子電極に錫又は半田等の金属メッキを施すときにメッキ不良が発生することを防止でき,しかも,前記第1ホルダー及び第2ホルダーにおける耐久性を前記先行技術の場合よりも大幅に向上できる。
また,前記各押し出しピンの先端を,平坦面に構成することにより,前記チップ型電子部品が配向板における貫通孔内に入ったとき,このチップ型電子部品は,前記押し出しピンの先端における平坦面に載って,傾くことなく真っ直ぐ起立する姿勢になるから,第1ホルダーにその姿勢のままで確実に吸着・保持することができ,前記した効果を助長できる。
以下,本発明の実施の形態を,図3〜図16の図面について説明する。
これらの各図のうち図3及び図4は,第1ホルダー11を,図5及び図6は,配向板21を,そして,図7及び図8は,第2ホルダー31を各々示す。
前記第1ホルダー11は,支持部材11aの表面に貼着した軟質弾性板11bを備え,この軟質弾性板11bの表面には,吸着用の凹所11cが,前記配向板21に後述するように穿設される各貫通孔21aのピッチ間隔よりも狭いピッチ間隔で無数個設けられている。
なお,この各吸着用凹所11cのピッチ間隔は,前記貫通孔21aのピッチ間隔と同じにして,この各貫通孔21aの箇所ごとに設けるようにしても良い。
一方,前記配向板21には,前記図1及び図2に示すチップ型電子部品1が一個ずつ嵌まり込むようにした貫通孔21aが,適宜ピッチ間隔で多数個穿設されており,更に,この配向板21の裏面側には,板状の押し込み体22が配設されている。
また,前記配向板21の裏面には,前記押し込み体22の周囲を囲う枠体23を一体的に備え,この枠体23と,前記押し込み体22との間には,枠体23内部を密封するためのシール用弾性体24と,前記押し込み体22を配向板21から離れる方向に付勢するばね25とが設けられ,そして,前記枠体23には,その内部を真空吸引するためのポート26が設けられている一方,前記押し込み体22には,前記配向板21における各貫通孔21a内の各々に配向板21の裏面から挿入される押し出しピン27が取付けられており,この押し出しピン27の先端は,平坦面27′に構成している。
そして,前記第2ホルダー31は,支持部材31aの表面に貼着した軟質弾性板31bを備え,この軟質弾性板31bの表面には,前記チップ型電子部品1を差し込むための差し込み孔31cの多数個が,前記配向板21における貫通孔21aと同じピッチ間隔で設けられている。
そして,前記第1ホルダー11,配向板21及び第2ホルダー31を使用して,前記チップ型電子部品1における左右両端1a,1bに端子電極2,3を形成するに際しては,以下に述べるようにする。
すなわち,前記図5及び図6に示すように構成した配向板21を,その表面を上向きにして,これにチップ型電子部品1の多数個を供給し,この配向板21を振動しながらその下面がわかち真空吸引することにより,その表面に供給したチップ型電子部品1は,図9に示すように,前記配向板21における各貫通孔21a内に,その一端面1aを下向きに他端面1bを上向きにして,当該貫通孔21a内に予め挿入されている押し出しピン27の先端における平坦面27′に載るように装填される。
この場合において,前記配向板21における裏面側は,真空吸引されていることにより,前記チップ型電子部品1は,この真空吸引によって貫通孔21a内に強制的に確実に装填されるとともに,このチップ型電子部品1と一緒に貫通孔21a内に入るゴミ及び欠け片等は,前記の真空吸引にて貫通孔21aと押し出しピン27との間の隙間から貫通孔21aの外に吸い出されることになる。
なお,前記各押し出しピン27の直径寸法は,ゴミ及び欠け片等が貫通孔21aと押し出しピン27との間の隙間から貫通孔21aの外に吸い出されるように,前記貫通孔21aの内径寸法よりも小径に構成されていることはいうまでもない。
次に,前記配向板21における上向きの表面に,図10に示すように,前記第1ホルダー11を,その下向きにして向かい合わせに配設し,この状態で,前記第1ホルダー11を下向きに押圧するか,或いは,前記配向板21の裏面側における押し込み体22を,上向きに突き上げることで,前記配向板21と押し込み体22とを,ばね25に抗して互いに接近動することにより,前記配向板21における各貫通孔21a内に装填されているチップ型電子部品1は,その各々における貫通孔21a内から押し出しピン27にて前記第1ホルダー11の方向に押し出され,第1ホルダー11に対して,当該チップ型電子部品1における一端面1aが第1ホルダー11における軟質弾性板11bにめり込むように押圧される。
これにより,前記軟質弾性板11bの表面における各凹所11cのうち前記チップ型電子部品1の一端面1aに該当する凹所11cは,潰れてその内部の空気が押し出されることになるから,そこで,前記第1ホルダー11の下向きの押圧,又は,押し込み体22の上向きの突き上げを解除することで,各押し出しピン27は,ばね25にて貫通孔21a内から抜けることにより,前記各チップ型電子部品1は,前記第1ホルダー11に対して吸着・保持される。
この場合において,前記各チップ型電子部品1は,配向板21における貫通孔21a内に真空吸引にて装填されていることで,配向板21の表面に対して垂直又は略垂直に姿勢になっていることに加えて,ゴミ及び欠け片も殆ど除去されているから,第1ホルダーに対して,傾いた姿勢になることなく,垂直姿勢の状態で確実に吸着・保持されることになる。
次いで,前記第1ホルダー11から前記配向板21及び押し込み体22を撤去したのち,この第1ホルダー11に吸着・保持されている各チップ型電子部品1における他端面1bを,図11に示すように,面板41の表面に予め塗布されている材料ペースト42に押し付ける等の方法により,その他端面1bに材料ペーストを適宜厚さに塗布したのち,この材料ペーストをキュア処理することにより,図12に示すように,端子電極3を形成する。
次いで,前記第1ホルダー11に対して前記第2ホルダー31を,図13に示すように,対向して配設して,互いに接近動することにより,前記第1ホルダー11に保持されている各チップ型電子部品1のうち他端面1bの部分,つまり,端子電極3を形成した部分は,前記第2ホルダー31の軟質弾性板31bにおける各差し込み孔31c内に押し込まれることになるから,前記各チップ型電子部品1は,第1ホルダー11に吸着・保持されている状態から,図14に示すように,第2ホルダー31に保持される状態に持ち替えられる。
次いで,前記第2ホルダー31に保持されている各チップ型電子部品1における一端面1aを,図15に示すように,面板41の表面に予め塗布されている材料ペースト42に押し付ける等の方法により,その一端面1aに材料ペーストを適宜厚さに塗布したのち,この材料ペーストをキュア処理することにより,図16に示すように,端子電極2を形成するのである。
本実施の形態は,前記したように,チップ型電子部品1を第1ホルダー11に向かい合わせにされる配向板21における各貫通孔21a内に装填するときにおいて,前記配向板21の裏面側から真空吸引することにより,前記チップ型電子部品1と一緒に前記貫通孔21a内に入るゴミ及び欠け片等は前記貫通孔21a内から吸い出されることになるから,次に,この各チップ型電子部品1を第1ホルダー11における軟質第性体11bに対して押圧するときに,各チップ型電子部品1と第1ホルダーにおける軟質第性体11bとの間に,ゴミ及び欠け片等が挟まれることを確実に低減できるとともに,前記配向板21における各貫通孔21a内の各々にチップ型電子部品1を前記真空吸引にて強制的に正しい姿勢にして装填することができる。
そこで,前記各貫通孔21a内に装填したチップ型電子部品1を,前記配向板21に向かい合わせにした第1ホルダー11に対して押し出しピンにて押圧することにより,このチップ型電子部品1における他端面1bの全体が,第1ホルダー11における軟質弾性板11bの表面に密着した状態でこの軟質弾性板11b内に,その表面における吸着用凹所11cを押し潰しながらめり込むことになるから,前記配向板21における各貫通孔21a内におけるチップ型電子部品1は,第1ホルダー11に対して,傾いた姿勢になることなく,垂直姿勢の状態で確実に吸着・保持されることになる。
これにより,前記第1ホルダー11に吸着・保持した各チップ型電子部品1における他端面1bは,前記第1ホルダー11の表面と平行の状態に,または,この平行に近い状態のもとで,略同一平面になるように揃うことになるから,次いで,この他端面1bに対して端子電極を形成することにより,この他端面1bにおける端子電極3を,均一厚さに揃えることができるとともに,多数個の各チップ型電子部品1の相互間における厚さのバラ付きを小さくできる。
また,前記したように他端面1bに端子電極3を形成した各チップ型電子部品1を,前記第1ホルダー11から第2ホルダー31に持ち替えるとき,この各チップ型電子部品1の他端面1bの部分を第2ホルダー31の軟質弾性板31bにおける差し込み孔31c内に押し込むことによって,前記各チップ型電子部品1を第2ホルダー31にて保持することにより,この各チップ型電子部品1における一端面1aは,前記他端面1bに端子電極3が形成されているにもかかわらず,前記第2ホルダー31の表面と平行の状態に,または,この平行に近い状態のもとで,略同一平面になるように揃うことになるから,次いで,この一端面1aに対して端子電極2を形成することにより,この一端面1aにおける端子電極2を,均一厚さに揃えることができるとともに,多数個の各チップ型電子部品の相互間における厚さのバラ付きを小さくできる。
このようにして,左右両端面1a,1bに端子電極2,3を形成したチップ型電子部品1は,前記第2ホルダー31から外した後,バレルメッ等のメッキ処理を行うことにより前記両端子電極2,3の表面に錫又は半田等の金属メッキ層を形成して完成品にされる。
チップ型電子部品の縦断正面図である。 チップ型電子部品の斜視図である。 本発明に使用する第1ホルダーの斜視図である。 図3のIV−IV視拡大断面図である。 本発明に使用する配向板の斜視図である。 図5のVI−VI視拡大断面図である。 本発明に使用する第2ホルダーの斜視図である。 図7のVIII−VIII視拡大断面図である。 第1の工程を示す断面図である。 第2の工程を示す断面図である。 第3の工程を示す断面図である。 第4の工程を示す断面図である。 第5の工程を示す断面図である。 第6の工程を示す断面図である。 第7の工程を示す断面図である。 第8の工程を示す断面図である。
符号の説明
1 チップ型電子部品
1a 一端面
1b 他端面
2,3 端子電極
11 第1ホルダー
11a 支持部材
11b 軟質弾性板
11c 吸着用凹所
21 配向板
21a 貫通孔
22 押し込み体
23 枠体
24 シール用弾性体
26 真空吸引用ポート
27 押し出しピン
27′ 平坦面
31 第2ホルダー
31a 支持部材
31b 軟質弾性板
31c 差し込み孔

Claims (3)

  1. 配向板に多数個穿設した各貫通孔内に,チップ型電子部品を,当該貫通孔内に前記配向板の裏面側から押し出しピンを挿入し且つ前記各貫通孔を前記配向板の裏面側から真空吸引した状態で装填する工程と,軟質弾性板の表面にチップ型電子部品の吸着用凹所の多数個を備えて成る第1ホルダーを前記配向板の表面に向かい合わせに重ねる工程と,この重ねた状態で前記配向板における各貫通孔内におけるチップ型電子部品を前記押し出しピンにて前記第1ホルダーに対して押し出して第1ホルダーに吸着・保持させる工程と,前記配向板を除去したのち前記第1ホルダー板に吸着・保持されている各チップ型電子部品における他端面に端子電極を形成する工程と,軟質弾性板に前記チップ型電子部品の差し込み孔の多数個を前記配向板における各貫通孔と同じピッチ間隔で備えて成る第2ホルダーを前記第1ホルダーに対向して配設する工程と,この状態で前記第1ホルダーに吸着・保持されている各チップ型電子部品を前記第2ホルダーにおける差し込み孔内に押し込むことで第1ホルダーから第2ホルダーに持ち替える工程と,この状態で前記第2ホルダーに保持した各チップ型電子部品における一端面に端子電極を形成する工程とを備えていることを特徴とするチップ型電子部品における端子電極の形成方法。
  2. 軟質弾性板の表面にチップ型電子部品における一端面を吸着するための凹所の多数個を設けた第1ホルダーと,表面に前記第1ホルダー向かい合わせに重ねられ且つ前記チップ型電子部品が一個ずつ嵌まる貫通孔の多数個を穿設して成る配向板と,この配向板のうち前記第1ホルダーとは反対側の裏面に配設される押し込み体と,前記配向板と前記押し込み体の周囲を囲い且つ内部を真空吸引するようにした囲い枠体とから成り,前記押し込み体には,前記配向板における各貫通孔内に配向板の裏面側から挿入され且つ当該押し込み体における前記配向板への接近動により前記各貫通孔内に装填したチップ型電子部品を前記第1ホルダーに向かって押し出すようにした押し出しピンを設け,更に,前記第1ホルダーには,軟質弾性板に前記チップ型電子部品の差し込み孔の多数個を前記配向板における各貫通孔と同じピッチ間隔で備えて成る第2ホルダーを,前記配向板及び前記押し込み体を当該第1ホルダーから撤去した状態で対向して配設し,前記第1ホルダーに保持されている各チップ型電子部品を第2ホルダーにおける差し込み孔内に押し込むことで第1ホルダーから第2ホルダーに持ち替えるように構成したことを特徴とするチップ型電子部品における端子電極の形成装置。
  3. 前記請求項2の記載において,前記各押し出しピンの先端を,平坦面に形成したことを特徴とするチップ型電子部品における端子電極の形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101072680B1 (ko) 2008-12-12 2011-10-11 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 칩형상 전자부품의 제조방법
JP2016048724A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法および成膜装置
CN111696785A (zh) * 2019-03-15 2020-09-22 Tdk株式会社 电子部件

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