JP3467217B2 - ボール転写装置及びボール転写方法 - Google Patents
ボール転写装置及びボール転写方法Info
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Description
続やボールグリッドアレイ等におけるバンプ形成方法に
関し、特に、ハンダ、金等の導電性ボールを半導体チッ
プ、配線基板等に転写するためのボール転写装置及び転
写方法に関する。
チップ、チップサイズパッケージ(CSP)、ボールグ
リッドアレイ(BGA)等のバンプ電極を形成する方法
には、はんだボールに代表される導電性ボールを配列さ
せることにより行う方法がある。
板等の電極パッドに対応する位置に、エッチング法や電
鋳法等によって吸着孔が形成されたボール吸着プレート
に真空吸引することによって吸着孔にボールを吸着さ
せ、配線基板等の上で真空吸引を解除することにより、
電極パッドへボールを配列・搭載し、バンプを形成する
方法が開発され、実用化もなされている。
されている従来のバンプ形成方法について、図6及び図
7を参照して説明する。
治具10をボールはんだ槽11上に位置決めする(図6
(a))。
ているスクリーン12を、ボールはんだ槽11の上面に
接近させる(図6(b))。
に、スクリーン12に形成されている各吸引孔13に対
して所定の真空ポンプによって真空圧が加えられている
ことにより、ボールはんだ槽11内のボールはんだ14
は各吸引孔13に吸着保持される(図7(a))。
吸着した状態のまま上昇移動させ、プリント配線板15
の上に移動後、吸着を解除する(図7(b))。
んだ14が搭載されてバンプの形成が完了する(図7
(c))。
り確実にするため、ボールを溜めてある槽を振動させ
て、ボールを振動もしくは跳躍させながらバンブを形成
する方法も採用されている。
7−202401号)の場合、スクリーンに形成されて
いる各吸着孔は所定間隔に設けられているため、各吸着
孔の最寄りに存在するボールはんだが吸引されて各吸着
孔に吸着される。
だはランダムな位置にあるため、ボールはんだの存在の
仕方によっては、強い吸引力でもってしても所定の全て
の吸引孔にボールはんだを吸引することは困難な場合が
ある。
の吸引孔に複数のボールはんだが吸引されてしまった
り、所定の吸引孔以外の部位にボールはんだが付着して
しまうことがある。
め、ボールを溜めてある槽を振動させて、ボールが振動
もしくは跳躍させながら行う方法も採られるが、この方
法では振動するボールが吸着ヘッドの下面や他のボール
に衝突し変形したり、摩擦によりボールが削れてカスが
出る等の不具合があり、形成されたバンプあるいは完成
した半導体チップや基板の品質に悪影響を与えるという
問題が発生する。
等のパターンの微細化に伴い、スクリーンに形成する吸
引孔のサイズ、ピッチが小さくなると、スクリーンの材
料となる金属板やガラス板の厚さを薄くする必要があ
る。
μmピッチで形成する場合、板厚は通常100μm以下
でなければならない。このような薄い板厚であると、強
度が弱くなり、ボールを吸引したときに、その吸引力に
よってスクリーンにゆがみが生じるという問題があっ
た。スクリーンにゆがみが生じると、ボールの吸引に抜
けが生じたり、吸引孔のパターン寸法に狂いが生じた
り、精度良くバンプを形成することが困難となる。
成されたものであり、その目的は、配線基板や半導体チ
ップ等の電極パッドに過不足無くボールを転写すること
ができるようにすることにある。
に、本発明では、基板上の電極パッドにボールを転写す
るためのボール転写装置において、電極パッドに対応す
る位置にボールを整列させるための整列孔が形成されて
いるボール整列パレットと、ボール整列パレットに形成
された整列孔に対応して貫通孔が形成されているボール
吸着プレートと、ボール吸着プレートに接続されると共
に、貫通孔から真空吸引可能なように吸着孔と真空吸引
流路とが設けられているボール吸着用基台とを有する。
リコン基板から成り、異方性エッチングまたは等方性エ
ッチングで、片面エッチングを施すことにより上記整列
孔を形成する。
基板から成り、異方性エッチングまたは等方性エッチン
グで、両面エッチングを施すことにより上記貫通孔を形
成する。
整列パレットは、例えば、金属、ガラス、セラミックス
あるいは樹脂板から成る。
整列パレットに形成された整列孔あるいは貫通孔に、面
取りが施されていることが望ましい。
路の中間にチャンバーを設け、このチャンバーの容積を
可変に設定するようにするのが好ましい。
ボール吸着用基台に設けられた調整ねじにより可変に設
定される。
基台に対して振動を付与する振動発生手段が設けられて
いるのが好ましい。前記振動付与手段は、例えば、圧電
素子である。
ボールを転写するためのボール転写装置において、電極
パッドに対応する位置にボールを整列させるための第1
の貫通孔が形成されているボール整列パレットと、ボー
ル整列パレットに接続されると共に、第1の貫通孔から
ボールに対して所望の圧力を付与可能なように圧力孔が
設けられているボール整列パレット載台と、ボール整列
パレットに形成された第1の貫通孔に対応して第2の貫
通孔が形成されているボール吸着プレートと、ボール吸
着プレートに接続されると共に、第2の貫通孔から真空
吸引可能なように吸着孔と真空吸引流路とが設けられて
いるボール吸着用基台とを有する。
前記圧力孔は排気孔である。あるいは、前記所望の圧力
は排液圧であり、前記圧力孔は排液孔であっても良い。
この場合、前記排液は、例えば、フラックスあるいは接
着剤である。
ボールを転写するためのボール転写方法において、電極
パッドに対応する位置にボールを整列させるための整列
孔が形成されているボール整列パレットと、ボール整列
パレットに形成された整列孔に対応して貫通孔が形成さ
れているボール吸着プレートととを用意し、ボール整列
パレットの整列孔にボールを整列させ、ボール整列パレ
ットの整列孔とボール吸着プレートの貫通孔とを位置合
わせし、ボール整列パレットの整列孔に整列しているボ
ールをボール吸着プレートの貫通孔に吸着させ、ボール
を吸着したボール吸着プレートを基板上に移動させるこ
とにより、貫通孔と電極パッドとを位置合わせし、貫通
孔に吸着されているボールを電極パッド上に載置するこ
とによりボールの転写を行うようにする。
に整列されたボールを、ボール吸着プレートの貫通孔に
真空吸引によって吸着保持するようにするのが望まし
い。
吸着されたボールを基板の電極パッドに転写する際に、
ボール吸着プレートを同時に転写し、ボールを電極パッ
ドに接合した後にボール吸着プレートを除去するように
しても良い。
吸着されたボールを基板の電極パッドに転写する際に、
ボールに向かって波動を発生させ、 その波動によりボ
ール吸着プレートからのボールの離脱を補助するように
するのが好ましい。
は貫通孔であり、前記ボール吸着プレート側からボール
を真空吸引するとともに、ボール整列パレットの貫通孔
から気体または液体を吹き出すことにより、ボールをボ
ール整列パレットからボール吸着プレートに移動させる
ようにするのが望ましい。
パッドに、導電性ボールを転写する方法において、配線
基板や半導体チップ等の電極パッドに対応する位置に孔
が形成されているボール整列パレットにあらかじめ整列
させた導電性ボールを、配線基板や半導体チップ等の電
極パッドに対応する位置に貫通孔が形成されているボー
ル吸着プレートに、真空吸引によって吸着保持する。
プレートに吸着することが可能である。従って、配線基
板や半導体チップ等の電極パッドに過不足無く導電性ボ
ールを転写することができる。
板を両面エッチングすることによって貫通孔を形成して
作製することにより、ファインピッチでもサイズや位置
精度の高い貫通孔を形成することができる。
レートとすることが可能である。従って、導電性ボール
を精度良く転写することができる。
て図面を参照して説明する。
発明の第1の実施の形態について説明する。
ット4に形成した整列ピット41にボール6を整列させ
る。整列ピット41のパターンは図1(c)に示す半導
体チップ7の電極パッド71のパターンと同じである。
3に形成された吸着ピット(貫通孔)31と、整列ピッ
ト41を位置合わせする。なお、吸着ヘッド1は吸着ヘ
ッド基台2とボール吸着プレート3から構成されてい
る。
から成っており、異方性エッチングまたは等方性エッチ
ングの両面エッチングによって、整列ピット41と同パ
ターンの吸着ピット31が形成されており表裏貫通した
構造となっている。
板から成り、異方性エッチングまたは等方性エッチング
で片面エッチングを施すことにより整列ピット41が形
成される。
ル整列パレット4は、金属、ガラス、セラミックスある
いは樹脂板から成る。ボール吸着プレート3または前記
ボール整列パレット4に形成された整列ピット41ある
いは吸着ピット31には、面取りが施されている。
ボール整列パレット4に形成された整列ピット41ある
いは吸着ピット31は、例えば、四角錘の頂点同士を繋
げた形状または半球形を繋げた形状あるいは円錐の頂点
同士を繋げた形状である。
31と同パターンの吸着孔22が形成されており、図示
しない吸引手段を吸引手段接続口21に接続することに
よって、ボール6を吸引できるようになっている。な
お、吸着孔22は吸着ピット31と同パターンでなくと
も良く、吸着ピット31全てから吸引できるようになっ
ていれば良い。
ド1を下降させ、ボール6を吸着ピット31に吸着させ
る。
(c)に示すように、半導体チップ7上に移動させ、吸
着ピット31と電極パッド71を位置合わせし、吸着ヘ
ッド1を下降させ、ボール6を電極パッド71に載置
し、転写を完了する。
ール吸着プレート3を同時に転写し、その状態でリフロ
ー炉等で加熱しボール6を溶融させ、ボールが溶融中ま
たは凝固して電極パッド71にバンプ電極を形成した後
にボール吸着プレート3を除去しても良い。
発明の第2の実施の形態について説明する。
ット4に形成した整列ピット41にボール6を整列す
る。
着ヘッド1のボール吸着パレット3にボール6を真空吸
引により吸着させる。
ド1を半導体チップ7上に移動させる。そして、吸着ピ
ット31と電極パッド71を位置合わせし、吸着ヘッド
1を下降させボール6を電極パッド71に転写する。
する少し前に真空吸引力源を停止させる。ボール6が半
導体チップ7に達する時点では、ボール6を維持するだ
けの吸引力が無くなっているように、調整ねじ25によ
りチャンバー24の容積を調整する。
に転写される。この時に、半導体チップ7の電極パッド
71にフラックス8が存在する場合でも、フラックス8
を吸引するだけの吸引力は無くなっているので、吸着ピ
ット31および吸着ヘッド1の真空吸引流路23内にフ
ラックスが侵入することが無い。
発明の第3の実施の形態について説明する。
様な方法で、吸着ヘッド1にボール6を吸着する。吸着
ヘッド1を半導体チップ7上に移動させ、吸着ピット3
1と電極パッド71を位置合わせし、吸着ヘッド1を下
降させ、ボール6を電極パッド71に転写する。 その
際に、真空吸引力源を停止すると真空吸引流路23に気
体が充填され、吸着ヘッド基台2に接続されている圧電
素子26を動作させることによって、吸着ヘッド基台2
に振動を与えるので、真空吸引流路23内の気体に波動
が発生する。
31内の気体を伝搬し、ボール6に達し、その力により
ボール6が吸着ピット31から確実に離脱し、電極パッ
ド71に転写される。
が、バイブレータ、超音波振動子、モーター等、吸着ヘ
ッド基台2に振動を与えられるものであれば良い。ま
た、図3では電極パッド71上にフラックス8が形成さ
れているが、フラックスが不要なプロセス等の場合は無
くとも良い。
発明の第4の実施の形態について説明する。
ット4に形成した貫通整列ピット(貫通孔)42にボー
ル6を整列する。貫通整列ピット42のパターンは図4
(c)に示す半導体チップ7の電極パッド71のパター
ンと同じである。
ピット42と同パターンの排気孔52が形成されてお
り、図示しない排気手段を排気手段接続口51に接続す
ることによって、ボール6に排気圧を付加し、ボール6
の離脱を補助できるようになっている。排気する気体は
アルゴン等の不活性ガスが望ましい。
同パターンでなくとも良く、貫通整列ピット42全てに
排気できるようになっていれば良い。
3に形成された吸着ピット31と、貫通整列ピット42
を位置合わせする。
ド1を下降させ、ボール6を吸着ピット31に吸着させ
る。このとき図示しない排気手段によって、ボール6に
排気圧を付加する。これにより、ボール6は貫通整列ピ
ット42から離脱し易くなる。
(c)に示すように、半導体チップ7上に移動させ、吸
着ピット31と電極パッド71を位置合わせし、吸着ヘ
ッド1を下降させ、ボール6を電極パッド71に載置
し、転写を完了する。
ール6がはんだ等の場合、ボール吸着プレート3を同時
に転写し、その状態でリフロー炉等で加熱し、ボール6
を溶融させ、ボールが溶融中または凝固して電極パッド
71にバンプ電極を形成した後にボール吸着プレート3
を除去しても良い。
離脱し易くするため、排気手段により排気圧を用いた
が、排液手段により排液圧を用いても良い。この場合、
エタノール等の揮発し易い液体が望ましい。
発明の第5の実施の形態について説明する。
態と同様に、ボール整列パレット4に形成した貫通整列
ピット(貫通孔)42にボール6を整列する。ボール整
列パレット載台5には、貫通整列ピット42と同パター
ンの排液孔52が形成されており、図示しない排液手段
を排液手段接続口51に接続することによって、ボール
6に排液圧を付加し、ボール6の離脱を補助できるよう
になっている。ここでは、液体としてフラックス8を用
いることとする。
3に形成された吸着ピット31と、貫通整列ピット42
を位置合わせし、図5(b)に示すように、吸着ヘッド
1を下降させ、ボール6を吸着ピット31に吸着させ
る。
ボール6にフラックス8の排液圧を付加する。これによ
り、ボール6は貫通整列ピット42から離脱し易くなる
とともに、ボール6の下部のみに適量のフラックス8が
付着する。
(c)に示すように、半導体チップ7上に移動させ、吸
着ピット31と電極パッド71を位置合わせし、吸着ヘ
ッド1を下降させ、ボール6を電極パッド71に載置
し、転写を完了する。
ール吸着プレート3を同時に転写し、その状態でリフロ
ー炉等で加熱し、ボール6を溶融させ、ボールが溶融中
または凝固して電極パッド71にバンプ電極を形成した
後にボール吸着プレート3を除去しても良い。
錫半田等から成り、フラックスが必要な場合に、半導体
チップ7の電極パッド71や、ボール6に、フラックス
を塗布するための工程を省略することができる。
説明したが、接着剤等でも良く、用途に応じて種々の液
体を選択できる。
プ等の電極パッドに、ボールを転写する方法において、
配線基板や半導体チップ等の電極パッドに対応する位置
に孔が形成されているボール整列パレットにあらかじめ
整列させたボールを、配線基板や半導体チップ等の電極
パッドに対応する位置に貫通孔が形成されているボール
吸着プレートに、真空吸引によって吸着保持するので、
過不足無く確実にボール吸着パレットに吸着することが
できる。従って、配線基板や半導体チップ等の電極パッ
ドに過不足無くボールを転写することができる。
板を両面エッチングすることによって貫通孔を形成して
作製することにより、ファインピッチでもサイズや位置
精度の高い貫通孔を形成することができ、また、板厚を
厚くできるので強度の高いパレットとすることができ
る。従って、ボールを精度良く転写することができる。
置決めするための孔を貫通孔とした場合、ボール吸着プ
レートへボールを吸着する際に、ボール整列パレットの
貫通孔から気体または液体を吹き出すことによって、ボ
ールを確実に吸着することができる。
合、ボール吸着プレートへのボール吸着と同時にボール
にフラックスを付着させられるので、工程を簡略化でき
る。
られるので、洗浄残渣を少なくすることができ、従っ
て、歩留まりが向上する。
法を示す工程図である。
法を示す工程図である。
法を示す工程図である。
を示す工程図である。
法を示す工程図である。
す工程図である。
す工程図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 基板上の電極パッドにボールを転写する
ためのボール転写装置において、 上記電極パッドに対応する位置にボールを整列させるた
めの整列孔が形成されているボール整列パレットと、 ボール整列パレットに形成された整列孔に対応して貫通
孔が形成されているボール吸着プレートと、 ボール吸着プレートに接続されると共に、貫通孔から真
空吸引可能なように吸着孔と真空吸引流路とが設けられ
ているボール吸着用基台とを有し、 ボール整列パレットとボール吸着プレートとが密着状態
になったときに、 上記整列孔と上記貫通孔とから成る閉空間が形成され、 さらに、前記ボール吸着用基台の真空吸引流路の中間に
チャンバーを設け、このチャンバーの容積を可変に設定
したことを特徴とするボール転写装置。 - 【請求項2】 前記ボール整列パレットはシリコン基板
から成り、異方性エッチングまたは等方性エッチング
で、片面エッチングを施すことにより上記整列孔を形成
したことを特徴とする請求項1のボール転写装置。 - 【請求項3】 前記ボール吸着プレートはシリコン基板
から成り、異方性エッチングまたは等方性エッチング
で、両面エッチングを施すことにより上記貫通孔を形成
したことを特徴とする請求項1のボール転写装置。 - 【請求項4】 前記ボール吸着プレートまたは前記ボー
ル整列パレットは、金属から成ることを特徴とする請求
項1のボール転写装置。 - 【請求項5】 前記ボール吸着プレートまたは前記ボー
ル整列パレットは、ガラスから成ることを特徴とする請
求項1のボール転写装置。 - 【請求項6】 前記ボール吸着プレートまたは前記ボー
ル整列パレットは、セラミックスから成ることを特徴と
する請求項1のボール転写装置。 - 【請求項7】 前記ボール吸着プレートまたは前記ボー
ル整列パレットは、樹脂板から成ることを特徴とする請
求項1のボール転写装置。 - 【請求項8】 前記ボール吸着プレートまたは前記ボー
ル整列パレットに形成された整列孔あるいは貫通孔に、
面取りが施されていることを特徴とする請求項1のボー
ル転写装置。 - 【請求項9】 前記チャンバーの容積は、前記ボール吸
着用基台に設けられた調整ねじにより可変に設定される
ことを特徴とする請求項1のボール転写装置。 - 【請求項10】 前記ボール吸着用基台には、ボール吸
着用基台に対して振動を付与する振動発生手段が設けら
れていることを特徴とする請求項1のボール転写装置。 - 【請求項11】 前記振動付与手段は、圧電素子である
ことを特徴とする請求項10のボール転写装置。 - 【請求項12】 基板上の電極パッドにボールを転写す
るためのボール転写装置において、 上記電極パッドに対応する位置にボールを整列させるた
めの第1の貫通孔が形成されているボール整列パレット
と、 ボール整列パレットに接続されると共に、第1の貫通孔
からボールに対して排液圧を付与可能なように排液孔が
設けられているボール整列パレット載台と、 ボール整列パレットに形成された第1の貫通孔に対応し
て第2の貫通孔が形成されているボール吸着プレート
と、 ボール吸着プレートに接続されると共に、第2の貫通孔
から真空吸引可能なように吸着孔と真空吸引流路とが設
けられているボール吸着用基台とを有し、 ボール整列パレットとボール吸着プレートとが密着状態
になったときに、 上記第1の貫通孔と上記第2の貫通孔とから成る閉空間
が形成されることを特徴とするボール転写装置。 - 【請求項13】 前記排液圧を与える排液は、フラック
スあるいは接着剤であることを特徴とする請求項12の
ボール転写装置。 - 【請求項14】 基板上の電極パッドにボールを転写す
るためのボール転写方法において、 上記電極パッドに対応する位置にボールを整列させるた
めの整列孔が形成されているボール整列パレットと、ボ
ール整列パレットに形成された整列孔に対応して貫通孔
が形成されているボール吸着プレートとを用意し、 ボール整列パレットの整列孔にボールを整列させ、 ボール整列パレットの整列孔とボール吸着プレートの貫
通孔とを、整列孔と貫通孔とから成る閉空間が形成され
るように位置合わせし、 ボール整列パレットの整列孔に整列しているボールをボ
ール吸着プレートの貫通孔に吸着させ、 ボールを吸着したボール吸着プレートを基板上に移動さ
せることにより、貫通孔と電極パッドとを位置合わせ
し、 貫通孔に吸着されているボールを電極パッド上に載置
し、 前記ボール吸着プレートの貫通孔に吸着されたボールを
基板の電極パッドに転写する際に、ボール吸着プレート
を同時に転写し、ボールを電極パッドに接合した後にボ
ール吸着プレートを除去することによりボールの転写を
行うことを特徴とするボール転写方法。 - 【請求項15】 前記ボール整列パレットの整列孔に整
列されたボールを、ボール吸着プレートの貫通孔に真空
吸引によって吸着保持することを特徴とする請求項14
のボール転写方法。 - 【請求項16】 前記ボール吸着プレートの貫通孔に吸
着されたボールを基板の電極パッドに転写する際に、ボ
ールに向かって振動を発生させ、その振動によりボール
吸着プレートからのボールの離脱を補助するようにした
ことを特徴とする請求項14のボール転写方法。 - 【請求項17】 前記ボール整列パレットの整列孔は貫
通孔であり、前記ボール吸着プレート側からボールを真
空吸引するとともに、ボール整列パレットの貫通孔から
気体または液体を吹き出すことにより、ボールをボール
整列パレットからボール吸着プレートに移動させること
を特徴とする請求項14のボール転写方法。
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