JP2003266629A - 印刷方法、印刷装置、及び半導体装置 - Google Patents

印刷方法、印刷装置、及び半導体装置

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JP2003266629A
JP2003266629A JP2002077032A JP2002077032A JP2003266629A JP 2003266629 A JP2003266629 A JP 2003266629A JP 2002077032 A JP2002077032 A JP 2002077032A JP 2002077032 A JP2002077032 A JP 2002077032A JP 2003266629 A JP2003266629 A JP 2003266629A
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metal mask
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Toshiaki Kori
利明 郡
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好なスクリーン印刷を行うことができる印
刷方法、印刷装置、及び半導体装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 テーブル13の各角部に4個の吸着部材
20を設ける。そして、吸着部材20の上面に形成した
ノズル孔をメタルマスク11の下面11aに吸着保持さ
せた状態でテーブル13を下方向に移動させ、メタルマ
スク11の張力が吸着部材20の吸着力より勝ったとき
メタルマスク11と半導体ウェハ16とが引き剥がされ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷方法、印刷装
置、及び半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の表面実装技術の一つ
に、半導体装置の高集積化に対応したBGA(Ball
Grid Array)がある。近年、このBGAを
小型化し、ベアチップに匹敵する高密度実装を実現する
CSP(Chip SizePackage)が注目さ
れている。そして、これらBGA型やCSP型の半導体
装置は回路基板に実装する際には、半導体装置に設けた
外部端子を回路基板に形成した配線パターンに接合され
ることにより電気的に接続される。ところで、半導体装
置に設けられた外部端子は、スクリーン印刷で形成され
る。
【0003】スクリーン印刷は、スキージ工程と剥離工
程とを含む。スキージ工程では、印刷対象物としての半
導体ウェハにスキージを使用してメタルマスク上でペー
ストをローリングさせることで該マスクに形成された開
口部にソルダペーストを充填するとともに、その開口部
に対応する半導体ウェハの所定の位置にソルダペースト
を密着させる。そして、剥離工程において、前記マスク
を前記半導体ウェハから引き剥がしてマスクの開口部に
充填されたソルダペーストを半導体ウェハの所定の位置
に転写する。このように、スクリーン印刷、即ちスキー
ジ工程と前記剥離工程とを行うことによって、半導体ウ
ェハに前記半導体装置の外部端子となるソルダペースト
が形成(印刷)される。
【0004】このスクリーン印刷において、メタルマス
クの開口部に充填されたソルダペーストは、そのペース
トに含有されるフラックスによって半導体ウェハがメタ
ルマスクに張り付く。又、メタルマスクは、通常、その
厚さが150μm〜200μm程度の非常に薄い板状の
形態を有している。このため、前記剥離工程にて、メタ
ルマスクを半導体ウェハから引き剥がすとき、特にマス
クの中央付近で撓みが生ずる。そして、マスクが撓んだ
状態で、ある時点で半導体ウェハとが急激に剥離する現
象が生ずる。この撓んだ状態での急激なメタルマスクの
剥離によって生ずる衝撃によって、前記メタルマスクの
開口部に充填されているソルダペーストの一部又は全部
が半導体ウェハに転写されずにメタルマスクに付着して
しまい、ソルダペーストの版抜き性が不安定な状態とな
る。このことによって、良好なスクリーン印刷をするこ
とができなかった。
【0005】そこで、剥離工程にて、メタルマスクを半
導体ウェハから引き剥がす版離れ速度を制御すること
で、半導体ウェハが急激に剥離することによって生ずる
衝撃を抑制してソルダペーストの版抜け性を安定させた
印刷装置として、例えば、図7に示す印刷装置が提案さ
れている。この印刷装置50は、マスク51、スキージ
52、及び配置手段53から構成されている。
【0006】マスク51は、可撓性を有する金属で形成
されたマスク(メタルマスク)である。マスク51は、
その外周部にフレーム54が取り付けられ、該フレーム
54は受け部55にて支持固定されている。従って、マ
スク51はフレーム54が取り付けられた位置から水平
方向に移動してずれないようになっている。又、マスク
51は、半導体ウェハ56の所定の位置にソルダペース
ト57が転写されるようにその所定の位置に対応した位
置に図示しない複数の開口部が貫通形成されている。
【0007】スキージ52は、マスク51上で前記ソル
ダペースト57をローリングさせて該マスク51に貫通
形成された前記開口部にソルダペースト57を充填させ
るためのものであって、図示しない駆動手段によって自
動的に操作されるか若しくは手動で操作されるようにな
っている。従って、ソルダペースト57は、マスク51
の開口部に充填されて半導体ウェハ56の所定の位置に
密着される。
【0008】配置手段53は、基台53aに対して上下
方向に移動可能であって、前記マスク51と対向する位
置に配置されている。そして、配置手段53に半導体ウ
ェハ56が搬送手段58によって搬送されて載置される
と、配置手段53が上方向に移動して半導体ウェハ56
をマスク51に重ね合わせて配置される。又、配置手段
53は下方に移動することによって、マスク51を半導
体ウェハ56から引き剥がす。
【0009】上記のように構成された印刷装置50は、
そのメタルマスク51の半導体ウェハ56を重ね合わせ
て配置される面と反対側の面側に押圧部材60が設けら
れている。押圧部材60は、マスク51に対して上下方
向に移動可能である。押圧部材60は、下方向に移動し
てマスク51の中央部に当接してマスク51を撓ませる
ように配置されている。詳述すると、押圧部材60は、
下方向に移動してマスク51の前記開口部を避けた位置
であって、マスク51の中央部に当接するように配置さ
れている。
【0010】そして、半導体ウェハ56が前記搬送手段
58によって搬送されて配置手段53に載置されると、
配置手段53が上方向に移動して半導体ウェハ56がマ
スク51に重ね合わせて配置される。このとき、押圧部
材60は上方向に配置されて前記マスク51と離間して
いる。続いて、前記スキージ52を使用して、マスク5
1上で前記ソルダペースト57をローリングさせて該マ
スク51に貫通形成された前記開口部にソルダペースト
57を充填させる。その後、押圧部材60が下方向に移
動してマスク51の中央部に当接して押圧しながら、配
置手段53が下方に移動する。つまり、押圧部材60が
マスク51の中央部に当接して押圧した状態で、マスク
51を半導体ウェハ56から引き剥がす。このように押
圧部材60が下方向に移動してマスク51の中央部を当
接して押圧しながら半導体ウェハ56とマスク51とを
剥離することによって、マスク51が半導体ウェハ56
から剥離するのを防止している。つまり、マスク51と
半導体ウェハ56との引き剥がし速度を押圧部材60に
て制御をして、マスク51が半導体ウェハ56から急激
に剥離する現象を抑制している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記印
刷装置50では、剥離工程において、押圧部材60を使
ってマスク51の中央部を押圧してマスク51と印刷対
象物56との引き剥がし速度を制御するだけでは十分で
はなかった。従って、マスク51の開口部に充填された
ペーストの版抜け性が良くなく、そのために、良好なス
クリーン印刷をすることができない。
【0012】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、良好なスクリーン印刷
を行うことができる印刷方法及び印刷装置、半導体装置
の製造方法及び半導体装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明における印刷方法
は、複数の開口部が貫通形成された可撓性を有するマス
クの一側と印刷対象物とを重ね合わせ、前記マスクの開
口部を介してペーストを印刷対象物上に密着させるスキ
ージ工程と、前記印刷対象物と前記マスクとを剥離して
前記密着したペーストを同印刷対象物に転写する剥離工
程と、を含む印刷方法において、前記剥離工程時に、前
記マスクにおける前記印刷対象物との接触面を吸着部材
にて吸着して、前記マスクを印刷対象物から引き剥がす
ようにした。
【0014】これによれば、剥離工程時に、マスクの接
触面を吸着部材が吸着保持してからマスクを印刷対象物
から引き剥がするようにした。このことにより、メタル
マスクを印刷対象物から一斉に剥離させることができ
る。従って、メタルマスクが印刷対象物から撓んで剥離
することによって生ずる衝撃を抑制することができるた
め、良好なスクリーン印刷を行うことができる。
【0015】この印刷方法において、前記吸着部材は、
真空吸着部材であって、前記マスクの開口部と重ならな
いように前記真空吸着部材を前記マスクに当接した。こ
れによれば、マスクに貫通形成された開口部と重ならな
いように吸着部材を当接保持させるため、開口部に充填
されたペーストが吸着部材によって吸い取られることは
ない。従って、良好なスクリーン印刷を行うことができ
る。
【0016】この印刷方法において、前記マスクは磁性
材料よりなるメタルマスクであり、前記吸着部材は電磁
石である。これによれば、剥離工程時に、マスクを印刷
対象物から引き剥がす時、電磁石による磁力によってマ
スクを吸着保持してからゆっくりと引き剥がすことがで
きる。従って、メタルマスクが印刷対象物から撓んで剥
離することによって生ずる衝撃を抑制することができる
と共に、電磁石の磁力を制御することによってマスクと
印刷対象物との吸着力を容易に制御することができる。
【0017】この印刷方法において、前記吸着部材は前
記マスクに形成した複数の開口部の接触領域内の撓みを
規制するように吸着した。これによれば、剥離工程時
に、メタルマスクにおける複数の開口部が形成された接
触領域内を撓ませることなく等しく一斉に剥離させるこ
とができる。このため、メタルマスクが印刷対象物から
撓んで剥離することによって生ずる衝撃を抑制すること
ができる。従って、メタルの開口部に充填されているペ
ーストの一部又は全部が印刷対象物に転写されずにマス
クに付着した状態で版離れすることはない。その結果、
良好なスクリーン印刷を行うことができる。
【0018】本発明における印刷装置は、複数の開口部
が貫通形成された可撓性を有するマスクと、印刷対象物
と前記マスクとを重ね合わせる配置手段と、前記マスク
と前記印刷対象物とを重ね合わせた状態で、前記マスク
上のペーストを前記印刷対象物に前記開口部を介して充
填するスキージと、前記マスクと前記印刷対象物とを重
ね合わせた状態から剥離する剥離手段と、を備えた印刷
装置において、前記剥離する際に、前記マスクにおける
前記印刷対象物との接触面を吸着して前記マスクを印刷
対象物から引き剥がす吸着部材を設けた。
【0019】これによれば、剥離工程時において、吸着
部材でマスクを吸着保持した後にメタルマスクを印刷対
象物から一斉に剥離させることができる。従って、メタ
ルマスクが印刷対象物から撓んで剥離することによって
生ずる衝撃を抑制することができる。このことによっ
て、良好なスクリーン印刷を行うことができる。
【0020】この印刷装置において、前記吸着部材は、
真空吸着部材であって、前記マスクの開口部と重ならな
いように前記真空吸着部材を前記マスクに当接した。こ
れによれば、マスクに貫通形成された開口部と重ならな
いように吸着部材を印刷対象物に当接させて吸着保持さ
せることができる。このため、開口部に充填されたペー
ストが吸着部材によって吸い取られることはない。従っ
て、良好なスクリーン印刷を行うことができる。
【0021】この印刷装置において、前記マスクは磁性
材料よりなるメタルマスクであり、前記吸着部材は電磁
石である。これによれば、剥離工程時に、マスクを印刷
対象物から引き剥がす時、電磁石による磁力によってマ
スクを吸着保持してからゆっくりと引き剥がすことがで
きる。従って、メタルマスクが印刷対象物から撓んで剥
離することによって生ずる衝撃を抑制することができる
と共に、電磁石の磁力を制御することによってマスクと
印刷対象物との吸着力を容易に制御することができる。
【0022】この印刷装置において、前記吸着部材は前
記マスクにおける前記吸着部材で囲まれる接触領域の撓
みを規制するように吸着した。これによれば、剥離工程
時に、メタルマスクにおける複数の開口部が形成された
接触領域内を撓ませることなくメタルマスクを印刷対象
物から等しく一斉に剥離させることができる。このた
め、メタルマスクが印刷対象物から撓んで剥離すること
によって生ずる衝撃を抑制することができる。従って、
メタルの開口部に充填されているペーストの一部又は全
部が印刷対象物に転写されずにマスクに付着した状態で
版離れすることはない。その結果、良好なスクリーン印
刷を行うことができる。
【0023】前記印刷方法において、半導体装置を製造
した。これによれば、スクリーン印刷における剥離工程
にて、マスクの引き剥がし速度を制御しながらマスクと
半導体ウェハを剥離することができる。従って、良好な
スクリーン印刷を行うことができるため、信頼性の高い
半導体装置を製造することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態について図面に従って説明する。図1は、本発明の
実施の形態に係る印刷装置である。この印刷装置10
は、マスクとしてのメタルマスク11と、スキージ12
と、配置手段としてのテーブル13とから構成されてい
る。
【0025】メタルマスク11は、可撓性を有する金属
で形成されたものであって、本実施形態ではステンレス
鋼で形成されている。メタルマスク11は、後記する印
刷対象物としての半導体ウェハ16より大きく形成され
ている。メタルマスク11は、その板厚が150μm〜
200μm程度の薄い板状の形態を成している。メタル
マスク11は、図2に示すように、その外周部をフレー
ム17にて支持固定されている。フレーム17はマスク
枠であって、アルミニウムやスチールといった剛体で構
成されている。フレーム17は受け部材18に固定され
ており、その受け部材18は図示しない部材によって支
持固定されている。このことによって、メタルマスク1
1は、フレーム17が取り付けられた位置から水平方向
に移動してずれないようになっている。
【0026】メタルマスク11には、図2に示すよう
に、複数の開口部15が貫通形成されている。詳述する
と、半導体ウェハ16の所定の位置にソルダペーストP
が転写されるようにその所定の位置に対応した位置に開
口部15が貫通形成されている。この開口部15は、レ
ーザやエッチング等によって形成することができる。
尚、図2に示す、メタルマスク11に形成された各開口
部15は、説明を容易にするために模式的に表現した
が、開口部15の直径が50μm〜0.3mmの範囲、
開口ピッチが70μm〜0.8mmの範囲で形成するこ
とができる。このような円形の開口部15を形成するこ
とによって、例えば、BGA(Ball Grid A
rray)型又はCSP(Chip Size Pac
kage)型の半導体装置の外部端子となるソルダペー
ストを半導体ウェハ16に印刷することができるメタル
マスク11として使用することができる。
【0027】スキージ12は、メタルマスク11に貫通
形成された開口部15にソルダペーストPを充填させる
ためのものであって、半導体ウェハ16をメタルマスク
11の接触面としての下面11aに重ね合わせて配置さ
せた後に図示しない駆動手段によって自動的に操作され
るか若しくは手動で操作される。そして、スキージ12
をメタルマスク11上でペーストPをローリングさせて
該メタルマスク11に貫通形成した開口部15にペース
トPを充填させて、半導体ウェハ16の所定の位置にペ
ーストPを密着させる。
【0028】前記メタルマスク11の下面11aに対向
する位置には、テーブル13が配置されている。テーブ
ル13は前記メタルマスク11に平行に配置され、基台
13aに対して上下方向に移動可能に設けられている。
テーブル13は半導体ウェハ16より大きく形成されて
いる。テーブル13は、半導体ウェハ16がその上面に
図示しない搬送手段によって搬送されて載置されるよう
になっている。テーブル13には、半導体ウェハ16を
固定するように図示しない固定手段が内蔵されている。
そして、半導体ウェハ16が搬送手段によってテーブル
13の上面に載置され固定されると、該テーブル13は
上方向に移動して半導体ウェハ16の印刷面16aをメ
タルマスク11の下面11aに重ね合わせて配置する。
又、テーブル13は、下方に移動することによって、前
記半導体ウェハ16の印刷面16aを前記メタルマスク
11の下面11aに対して離間させることができるよう
になっている。
【0029】このように構成された印刷装置10におい
て、前記テーブル13の上面には、図3に示すように、
4個の吸着部材20が設けられている。吸着部材20
は、真空吸着部材であって、半導体ウェハ16が載置さ
れ固定される位置を避けてテーブル13の各角部に設け
られている。又、前記吸着部材20は、メタルマスク1
1に貫通形成した開口部15と重ならないように配置さ
れている。更に、吸着部材20はその上面に形成したノ
ズル孔20aが図示しない吸引ポンプと接続されてい
る。吸着部材20は、本実施形態では、テーブル13か
らの高さが半導体ウェハ16の厚みと同じになるように
構成されている。
【0030】そして、テーブル13を上方向に移動させ
半導体ウェハ16をメタルマスク11に重ね合わせて配
置させた後に吸引ポンプを駆動させる。すると、前記吸
着部材20のノズル孔20aがメタルマスク11の下面
11aを吸着する。このことにより、図2に2点鎖線で
示す、メタルマスク11における4個の吸着部材20で
囲まれた開口部15を含む四角形状の接触領域22内が
吸着部材20にて確実に当接保持されることとなる。そ
して、テーブル13を所定の位置まで下方向に移動させ
たとき、メタルマスク11の接触領域22より外側のメ
タルマスク11の部分が撓みながら半導体ウェハ16は
下方に離間する。やがて、メタルマスク11の張力が吸
着部材20の吸着力より勝り、メタルマスク11と半導
体ウェハ16とが引き剥がされる。このとき、メタルマ
スク11における接触領域22内は撓むことなく等しく
一斉に剥離する。従って、メタルマスク11が半導体ウ
ェハ16から撓んで剥離することによって生ずる衝撃を
抑制することができる。
【0031】次に上記のように構成した印刷装置10を
使った印刷方法を説明する。図4(a)〜(c)は、そ
の印刷方法を説明するための図である。 (スキージ工程)図4(a)に示すように、テーブル1
3に半導体ウェハ16を載置した後、テーブル13を基
台13aに対して上方向に移動させることによって半導
体ウェハ16は、その印刷面16aがメタルマスク11
の下面11aに重ね合わせて配置されている。このと
き、吸着部材20はメタルマスク11の下面11aに当
接している。そして、スキージ12がペーストPをロー
リングさせて該メタルマスク11に貫通形成した開口部
15に充填して半導体ウェハ16の所定の位置に同ペー
ストPを密着させる。
【0032】(剥離工程)次に、前記吸引ポンプを駆動
させて吸着部材20をメタルマスク11の下面11aに
吸着させる。続いて、吸着部材20をメタルマスク11
の下面11aに吸着保持させた状態で、図4(b)に示
すように、テーブル13を下方向に移動させる。このと
き、メタルマスク11における接触領域22外の部分は
下方向に撓むと共に、メタルマスク11における接触領
域22内の部分では、メタルマスク11は半導体ウェハ
16と重ね合った状態が保持される。やがて、メタルマ
スク11の張力が吸着部材20の吸着力より勝り、図4
(c)に示すように、メタルマスク11と半導体ウェハ
16とが引き剥がされる。このとき、メタルマスク11
における接触領域22内は撓むことなく等しく一斉に剥
離する。
【0033】従って、メタルマスク11が半導体ウェハ
16から撓んで剥離することによって生ずる衝撃を抑制
することができる。その結果、前記メタルマスク11の
開口部15に充填されているペーストPの一部又は全部
が半導体ウェハ16に転写されずにメタルマスク11に
付着した状態で版離れすることはない。従って、良好な
スクリーン印刷をすることができる。
【0034】図5は、上記印刷装置10を使った印刷方
法で、外部端子を形成した半導体装置を示す。半導体装
置30の外部端子31は、その半導体装置30の外部端
子形成領域にソルダペーストPを印刷する。そして、外
部端子形成領域にソルダペーストPが印刷された半導体
装置をリフローし、ソルダペーストPを溶融した後、冷
却させることによって表面張力で球状になった外部端子
31が形成される。
【0035】このように、外部端子31が形成された半
導体装置30は、その外部端子31を回路基板45に形
成した配線パターン46に接合することによって、回路
基板45に実装される。
【0036】前記実施形態の印刷方法及び印刷方法、印
刷装置、及び半導体装置によれば、以下のような特徴を
得ることができる。 (1)本実施形態では、テーブル13の各角部に4個の
吸着部材20を設けた。そして、吸着部材20の上面に
形成したノズル孔20aをメタルマスク11の下面11
aに吸着保持させた状態でテーブル13を下方向に移動
させた。従って、メタルマスク11の張力が吸着部材2
0の吸着力より勝ったときメタルマスク11と半導体ウ
ェハ16とが引き剥がされる。このことにより、メタル
マスク11における接触領域22内は撓むことなく等し
く一斉に剥離するため、メタルマスク11が半導体ウェ
ハ16から撓んで剥離することによって生ずる衝撃を抑
制することができる。その結果、メタルマスク11の開
口部15に充填されているペーストPの一部又は全部が
半導体ウェハ16に転写されずにメタルマスク11に付
着した状態で版離れすることはないため、良好なスクリ
ーン印刷をすることができる。
【0037】(2)本実施形態では、テーブル13から
の高さが半導体ウェハ16の厚みと同じになるように構
成した。従って、吸着部材20がメタルマスク11の下
面11aを確実に吸着保持することができるため、メタ
ルマスク11と半導体ウェハ16との重ね合わせを確実
に保持することができる。
【0038】(3)本実施形態では、吸着部材20は、
メタルマスク11に貫通形成した開口部15と重ならな
いように配置した。従って、メタルマスク11の開口部
15に充填されたペーストPが吸着部材20によって吸
い取られることはない。従って、良好なスクリーン印刷
を行うことができる。
【0039】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ○本実施形態では、テーブル13を下方向に移動させ、
メタルマスク11の張力が吸着部材20の吸着力より勝
ったときメタルマスク11と半導体ウェハ16とが引き
剥がされるようにした。これを、テーブル13を所定の
位置まで下方向に移動させた後に、前記吸引ポンプを停
止させることで、メタルマスク11と半導体ウェハ16
とが引き剥がされるようにしてもよい。このようにする
ことによって、実施形態と同様の効果を奏することがで
きる。
【0040】○本実施形態では、吸着部材20をテーブ
ル13の各角部に4個の吸着部材20を設けたが、これ
に限定されるものではなく、開口部15と重ならないの
であれば、何個でも形成してもよい。
【0041】○本実施形態では、吸着部材20を、吸引
ポンプを駆動させることでメタルマスク11に吸着する
ようにした。これを、図6(a)に示すように、テーブ
ル13の下方であって、テーブル13を支持するテーブ
ル13の支持軸13bを中心に電磁石で構成した吸着部
材Mを設け、且つ、メタルマスク11を磁性材料で構成
することで、メタルマスク11を吸着するようにしても
よい。このようにすることによって、上記剥離工程にて
メタルマスク11を半導体ウェハ16から引き剥がす
時、図6(b)に示すように、電磁石による磁力によっ
てメタルマスク11の接触領域22内の部分を撓ませる
ことなく、メタルマスク11は半導体ウェハ16から引
き剥がされる。しかも、前記電磁石の磁力により、メタ
ルマスク11がゆっくりと引き剥がされる。従って、実
施形態と同様の効果を奏することができる。又、前記電
磁石の磁力を制御することによってメタルマスク11と
半導体ウェハ16との吸着力を容易に制御することがで
きる。
【0042】○本実施形態では、吸着部材20を吸引ポ
ンプで駆動させてメタルマスク11を吸着するようにし
たが、この吸着部材20を吸盤によって構成するように
してもよい。このようにすることによって、上記実施形
態と同様の効果を奏することができるとともに、コスト
の低減を図ることができる。
【0043】○本実施形態では、印刷対象物として半導
体ウェハ16に適応させたが、これに限定されるもので
はなく、他の印刷対象物に適応させてもよい。 ○本実施形態では、メタルマスク11の位置を固定して
半導体ウェハ16をテーブル13にて上下方向に移動さ
せることによってメタルマスク11と半導体ウェハ16
とが接触又は剥離するようにした。これを、半導体ウェ
ハ16の位置を固定してメタルマスク11を移動させる
ことでメタルマスク11と半導体ウェハ16とが接触又
は剥離するようにしてもよい。このようにすることによ
って、上記実施形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0044】
【発明の効果】請求項1〜9に記載の発明によれば、良
好なスクリーン印刷を行うことができる印刷方法、印刷
装置、及び半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用した実施の形態に係る印
刷装置の正面図である。
【図2】図2は、メタルマスクの上面図である。
【図3】図3はテーブルの上面図である。
【図4】図4は、本発明を適用した実施の形態に係る印
刷方法を説明するための図である。
【図5】図5は、本発明を適用した実施の形態に係る半
導体装置を示す図である。
【図6】図6は、別例を説明するための図である。
【図7】図7は、従来の印刷装置の概略図である。
【符号の説明】
P ペースト M、20 吸着部材 11 マスクとしてのメタルマスク 11a 接触面としての下面 12 スキージ 13 配置手段及び剥離手段としてのテーブル 15 開口部 16 印刷対象物としての半導体ウェハ 22 接触領域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開口部が貫通形成された可撓性を
    有するマスクの一側と印刷対象物とを重ね合わせ、前記
    マスクの開口部を介してペーストを印刷対象物上に密着
    させるスキージ工程と、 前記印刷対象物と前記マスクとを剥離して前記密着した
    ペーストを同印刷対象物に転写する剥離工程と、を含む
    印刷方法において、 前記剥離工程時に、前記マスクにおける前記印刷対象物
    との接触面を吸着部材にて吸着して、前記マスクを印刷
    対象物から引き剥がすようにしたことを特徴とする印刷
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷方法において、 前記吸着部材は、真空吸着部材であって、前記マスクの
    開口部と重ならないように前記真空吸着部材を前記マス
    クに当接したことを特徴とする印刷方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の印刷方法において、 前記マスクは磁性材料よりなるメタルマスクであり、前
    記吸着部材は電磁石であることを特徴とする印刷方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の印
    刷方法において、 前記吸着部材は前記マスクに形成した複数の開口部の形
    成領域内の撓みを規制するように吸着したことを特徴と
    する印刷方法。
  5. 【請求項5】 複数の開口部が貫通形成された可撓性を
    有するマスクと、 印刷対象物と前記マスクとを重ね合わせる配置手段と、 前記マスクと前記印刷対象物とを重ね合わせた状態で、
    前記マスク上のペーストを前記印刷対象物に前記開口部
    を介して充填するスキージと、 前記マスクと前記印刷対象物とを重ね合わせた状態から
    剥離する剥離手段と、を備えた印刷装置において、 前記剥離する際に、前記マスクにおける前記印刷対象物
    との接触面を吸着して前記マスクを印刷対象物から引き
    剥がす吸着部材を設けたことを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の印刷装置において、 前記吸着部材は、真空吸着部材であって、前記マスクの
    開口部と重ならないように前記真空吸着部材を前記マス
    クに当接したことを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の印刷装置において、 前記マスクは磁性材料よりなるメタルマスクであり、前
    記吸着部材は電磁石であることを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか1つに記載の印
    刷装置において、 前記吸着部材は前記マスクにおける前記吸着部材で囲ま
    れる接触領域の撓みを規制するように吸着したことを特
    徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4のいずれか1つに記載の印
    刷方法によって製造された半導体装置。
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