JP3426691B2 - シガレット製造機のたばこバンド装置 - Google Patents

シガレット製造機のたばこバンド装置

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JP3426691B2
JP3426691B2 JP05770994A JP5770994A JP3426691B2 JP 3426691 B2 JP3426691 B2 JP 3426691B2 JP 05770994 A JP05770994 A JP 05770994A JP 5770994 A JP5770994 A JP 5770994A JP 3426691 B2 JP3426691 B2 JP 3426691B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/14Machines of the continuous-rod type
    • A24C5/18Forming the rod
    • A24C5/1857Belt construction or driving means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/14Machines of the continuous-rod type
    • A24C5/18Forming the rod

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  • Manufacturing Of Cigar And Cigarette Tobacco (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シガレット製造機の
たばこバンド装置に係わり、特に、そのたばこバンドの
高速走行を可能とするたばこバンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シガレット製造機は大きく分けて、たば
こバンド装置と、巻管部と、切断部とから構成されてい
る。たばこバンド装置は、エンドレスのたばこバンドを
備えており、このたばこバンドに刻みたばこがサクショ
ンにより層状にして吸着されるようになっている。
【0003】たばこバンドに形成された刻みたばこ層
は、たばこバンドの走行に伴い、巻管部に向けて移送さ
れ、この巻管部にて巻紙上に供給される。巻紙は、巻管
部内を一定の速度で走行し、この走行過程において、巻
紙上の刻みたばこは巻紙に包み込まれ、連続したシガレ
ットロッドに成形される。成形されたシガレットロッド
は巻管部から切断部に送出され、この切断部にて個々の
シガレットに切断される。
【0004】上述の説明から明らかなように、シガレッ
トの生産性を向上するには、先ず、巻紙上への刻みたば
こ層の供給速度、つまり、たばこバンドの走行速度を高
する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、たばこバン
ドは、巻管部側に位置したヘッドプーリと、刻みたばこ
のチムニ側に位置したテールプーリとの間に掛け回さ
れ、ヘッドプーリの回転駆動のみで走行されている。こ
のため、ヘッドプーリ上を通過するたばこバンドの部位
と他の部分との間には大きな張力差が発生し、この張力
差は、たばこバンドの走行速度を高速化すればする程、
つまり、ヘッドプーリの周速を増加させればさせる程大
となる。
【0006】たばこバンドの張力が不均一であると、た
ばこバンドに伸びや弛が発生し易く、これら伸びや弛
は、たばこバンドへの刻みたばこの吸着を不安定に
し、巻紙上への刻みたばこの供給を不均一にしてしま
う。それ故、たばこバンドの寿命が短くなり、その高速
化を困難にしている。一方、刻みたばこ層の形成に使用
されるたばこバンドの部位は、回転自在に配置された多
数の案内ローラにより案内されているが、これら案内ロ
ーラの1つに回転不良が発生すると、たばこバンドはそ
の不良の案内ローラに対して摺接するため、その摩耗が
著しくなり、このことからも、たばこバンドの寿命が短
くなってしまう。
【0007】この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、たばこバンドの
高速化及びその長寿命化が可能となるシガレット製造機
のたばこバンド装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のたばこバンド
装置(請求項1)は、たばこバンドの走行方向に離間し
て回転自在に配置され、前記たばこバンドがそれぞれ掛
け回されたヘッド及びテールプーリと、ヘッドプーリと
テールプーリとの間に互いに等間隔を存して回転自在に
配置され、刻みたばこ層が形成されるたばこバンドの部
位を内側から案内する複数の案内ローラと、ヘッドプー
リに入力される駆動力をテールプーリ及び各案内ローラ
に伝達し、これらヘッドプーリ、テールプーリ及び案内
ローラを同一の周速で同期して回転させる第1動力伝達
手段とを備えている。
【0009】また、請求項1のたばこバンド装置は、
ッドプーリと同軸にして取付けられた基端部を有し、こ
の基端部を中心に回転自在なテンションアームと、この
テンションアームに回転自在に配置され、たばこバンド
を案内するテンションプーリと、ヘッドプーリからテン
ションプーリに前記駆動力を伝達し、これらテンション
プーリ及びヘッドプーリを同一の周速で同期して回転さ
せる第2動力伝達手段と、テンションアームを回動付勢
し、テンションプーリを介してたばこバンドに一定の張
力を付与する付勢手段とを備えている
【0010】好ましくは、たばこバンド装置(請求項
2)、ヘッドプーリとテンションプーリとの間にテー
ルプーリ側に位置して回転自在に配置され、たばこバン
ドを案内してたばこバンドの走行方向を変換する方向変
換プーリと、ヘッドプーリから方向変換プーリに前記
動力を伝達し、これらヘッドプーリ及び方向変換プーリ
を同一の周速で同期して回転させる第3動力伝達手段と
更に備えている
【0011】
【作用】請求項1のたばこバンド装置によれば、ヘッド
プーリに駆動力が入力されると、ヘッドプーリの駆動力
は第1動力伝達手段を介してテールプーリ及び各案内ロ
ーラに伝達される一方、第2動力伝達手段を介してテン
ションプーリにも伝達される。従って、ヘッドプーリの
回転に連動してテールプーリ、各案内ローラ及びテンシ
ョンプーリもまた互いに同一の周速で回転し、たばこバ
ンドは各案内ローラに案内されながら一方向に走行す
る。 また、たばこバンドに伸びが発生すると、付勢手段
はテンションアームを回動させ、テンションプーリによ
りたばこハンドに付与される張力を一定に維持する。
【0012】請求項2のたばこバンド装置によれば、ヘ
ッドプーリを通過したたばこバンドは方向変換プーリに
て走行方向が変換され、そして、テンションプーリを経
てテールプーリに向かう。このようなたばこバンドの走
行方向の変換はヘッドプーリに対するたばこハンドの巻
付け角を増加させる。 また、方向変換プーリもまたテン
ションプーリと同様に第3動力伝達手段により回転され
れば、方向変換プーリもまた回転しながら、たばこバン
ドを案内する。
【0013】
【実施例】図1を参照すると、たばこバンド装置の一部
が示されている。たばこバンド装置は、シガレット製造
機の巻管部(図示しない)側、図1では左側に位置した
ヘッドプーリ2と、ヘッドプーリ2の右方に離間したテ
ールプーリ4と備えており、これらプーリ2,4は同一
のレベルで回転自在に配置されている。ヘッドプーリ2
は外部から駆動力を受けて一方向に回転される。
【0014】ヘッドプーリ2の上方にはテンションプー
リ6が回転自在に配置されており、また、ヘッドプーリ
2の上方で且つテールプーリ4側には方向変換プーリ8
が回転自在に配置されている。前述したプーリ2〜8に
は、エンドレスのたばこバンド10が掛け回されてい
る。このたばこバンド10はナイロンベルトからなり、
その全面には多数の孔(図示しない)が形成されてい
る。
【0015】ヘッドプーリ2とテールプーリ4との間を
水平に延びるたばこバンド10の部分は、内側から多数
の案内ローラ12により案内されており、これら案内ロ
ーラ12は、互いに等間隔を存し、回転自在に配置され
ている。たばこバンド10の直下にはテールプーリ4側
に位置して、チムニ14が配置されている。チムニ14
は下方に向けて延び、その下端部にて、刻みたばこの供
給を受けることができる。
【0016】一方、たばこバンド10はその全体がフレ
ーム16により上方から覆われている。フレーム16内
は図示しないサクション源に接続され、その内部は所定
のサクション圧を有するサクション室18となってい
る。チムニ14内に供給された刻みたばこは、サクショ
ン室18のサクション圧により上方に向けて上昇し、た
ばこバンド10の外面に層状に吸着される。
【0017】一方、ヘッドプーリ2の回転により、たば
こバンド10が図1中、矢印方向に走行されていると、
たばこバンド10に形成された刻みたばこ層TLは、シ
ガレット製造機の巻管部に向けて移送されることにな
る。ヘッドプーリ2に入力された駆動力は、テールプー
リ4、テンションプーリ6、方向変換プーリ8及び各案
内ローラ12に伝達されるようになっている。
【0018】図2には、ヘッドプーリ2からテールプー
リ4までの動力伝達経路が概略的に示されている。ヘッ
ドプーリ2のプーリ軸2aには、その一端部に1個のギ
ヤプーリ54が取付けられており、各案内ローラ12の
ロール軸12aにはその一端部に2つのギヤプーリ2
6,28が取付けられている。テールプーリ4のプーリ
軸4aには、その一端部に1個のギヤプーリ30が取付
けられている。
【0019】ヘッドプーリ2のギヤプーリ54、各案内
ローラ12のギヤプーリ28及びテールプーリ4のギヤ
プーリ30は、たばこバンド10の走行方向に沿った第
1ライン上に配置されており、各案内ローラ12のギヤ
プーリ26は、第1ラインと平行な第2ライン上に配置
されている。第1ライン及び第2ライン上のギヤプーリ
に関し、ヘッドプーリ2のギヤプーリ54と隣接する第
1案内ローラ12のギヤプーリ28との間には、ギヤベ
ルト32が掛け回されており、第1案内ローラ12のギ
ヤプーリ26と隣接する第2案内ローラ12のギヤプー
リ26との間にはギヤベルト34が掛け回されている。
そして、第2案内ローラ12と隣接する第3案内ローラ
12以降に関しては、その対応するギヤプーリ間にギヤ
ベルト34がそれぞれ同様にして掛け回されている。更
に、テールプーリ4のギヤプーリ30と隣接する案内ロ
ーラ12のギヤプーリ28との間にはギヤベルト32が
掛け回されている。
【0020】上述したようにヘッドプーリ2から各案内
ローラ12を介してテールプーリ4に至る経路がギヤプ
ーリ及びギヤベルトを介して順次接続されていると、ヘ
ッドプーリ2に入力される駆動力は、各案内ローラ12
を介してテールプーリ4に伝達され、各案内ローラ12
及びテールプーリ4は、ヘッドプーリ2と同期して同一
方向に回転される。
【0021】ここで、ヘッドプーリ2からテールプーリ
4に至る動力伝達経路は、ヘッドプーリ2、各案内ロー
ラ12及びテールプーリ4が同一の周速で回転されるよ
うにっている。図3には、案内ローラ12の支持構造が
詳細に示されている。図3から明らかなように、案内ロ
ーラ12は一対の軸受ベース36,38間に配置されて
おり、これら軸受ベース36,38は、ヘッドプーリ2
とテールプーリ4との間に亘り互いに平行にして延びて
いる。案内ローラ12のローラ軸12aは軸受ベース3
6,38を貫通するように、その両側に延び、一対ずつ
の軸受40を介して軸受ベース36,38に回転自在に
支持されている。軸受ベース36,38には、ディスク
状をなした軸受押さえ42が複数のねじ44を介して取
り付けられている。
【0022】案内ローラ12のローラ軸12aは、その
一端側が軸受ベース38から大きく突出し、その一端部
に前述したギヤプーリ26,28がキーを介して取り付
けられている。更に、ギヤプーリ28と軸受押さえ42
との間には、Vシール46が介装されている。なお、図
3中、参照符号47は、たばこバンド10のサイドガイ
ドを示している。
【0023】図2中、参照符号4は、前述したサクシ
ョン室18に連通し、たばこバンド10にサクション圧
を付与するためのサクション開口を示している。次に、
図4を参照すると、ヘッドプーリ2及びテンションプー
リ6の支持構造が詳細に示されている。ヘッドプーリ2
もまた前述した軸受ベース38とフレーム16との間に
配置されており、そのプーリ軸2aはその両端側が軸受
ベース38及びフレーム16側の軸受スリーブ48をそ
れぞれ貫通して延びている。プーリ軸2aの一端部は軸
受ベース38の軸受5に回転自在に支持され、そし
て、その一端に前述したギヤプーリ54がキーを介して
取付けられている。
【0024】プーリ軸2aの他端部は軸受50を介して
フレーム16に回転自在に支持されいる。フレーム16
から突出したプーリ軸2aの突出端にはギヤプーリ2
0,22が取り付けられており、前記軸受スリーブ48
と軸受50との間のプーリ軸2aにはギヤプーリ24が
取付けられている。図示されていないけれども、ギヤプ
ーリ20とサーボモータのモータ軸に取付けられたギヤ
プーリとの間はギヤベルトを介して接続されており、従
って、ギヤプーリ20はサーボモータからの駆動力を受
けて回転される。
【0025】フレーム16の軸受スリーブ48には、テ
ンションアーム56の基端部が軸受58,60を介して
回動自在に取付けられており、このテンションアーム5
6は上方に向けて延びている。テンションアーム56の
上端には、前述したテンションプーリのプーリ軸6aが
貫通して取付けられており、このプーリ軸6aの両端部
は軸受62を介して回転自在に支持されている。
【0026】プーリ軸6aの一端には、ギヤプーリ64
がキーを介して取付けられており、このギヤプーリ64
は、ヘッドプーリ2側の前述したギヤプーリ24の上方
に位置付けられている。これらギヤプーリ64,24に
は、ギヤベルト66が掛け回されている。なお、プーリ
軸6aの他端には前述したテンションプーリ6が取付け
られており、このテンションプーリ6はヘッドプーリ2
の上方に位置付けられている。
【0027】ヘッドプーリ2が回転されると、その駆動
力は、ギヤプーリ24,64及びギヤベルト66を介し
て、テンションプーリ6に伝達され、このテンションプ
ーリ6はヘッドプーリ2と同期して同一の方向に回転さ
れる。ここで、ヘッドプーリ2からテンションプーリ6
までの動力伝達経路は、前述した動伝達経路と同様に、
テンションプーリ6をヘッドプーリ2と同一の周速で回
転させるものとなっている。
【0028】テンションアーム56には、エアシリンダ
68が接続されており、このエアシリンダ68は図5に
具体的に示されている。エアシリンダ68は、その基端
がブラケット70回動自在に支持されており、このブ
ラケット70は取付けプレート72を介してフレーム1
6に取付けられている。エアシリンダ68のピストンロ
ッド76は、テンションアーム56に向けて延び、その
先端が連結ピン78介してテンションアーム56に連結
されている。
【0029】エアシリンダ68のピストンロッド76が
伸縮されると、この伸縮に伴い、テンションアーム56
は図5中の矢印方向に回動し、これにより、たばこバン
ド10に所定の張力が与えられる。前述した方向変換プ
ーリ8の支持構造に関しては詳細に示されていないが、
そのローラ軸は回転自在に支持されている。方向変換プ
ーリ8のプーリ軸にも、図1に示されているようにギヤ
プーリ80が同軸にして取付けられており、また、方向
変換プーリ8の近傍には、上下一対のギヤプーリ82,
84が回転自在に配置されている。
【0030】ヘッドプーリ2側の前述したギヤプーリ2
2、ギヤプーリ82,84及び方向変換プーリ8のギヤ
プーリ80には、ギヤベルト86が掛け回されている。
従って、ヘッドプーリ2が回転されると、方向変換プー
リ8もまたヘッドプーリ2と同期して回転される。ここ
で、方向変換プーリ8は、ギヤベルト86の掛け回し方
から明らかなようにヘッドプーリ2とは逆向きに回転さ
れるが、しかしながら、その周速はヘッドプーリ2と同
一に設定されている。
【0031】前述したようにヘッドプーリ2が回転され
ると、その駆動力が各案内ローラ12、テンションプー
リ4及び方向変換プーリ8にも伝達されるから、これら
はヘッドプーリ2とともに強制的に回転される。従っ
て、たばこバンド10は、各プーリ及び各ローラの回転
により走行されることから、たばこバンド10の張力が
局所的に大きくなることはなく、その張力をたばこバン
ド10の全体に亘って均一にできる。
【0032】この結果、たばこバンド10の伸びが均一
となって、たばこバンド10は刻みたばこを安定して吸
着でき、シガレット製造機の巻管部への刻みたばこの供
給を安定して行うことができる。たばこバンド10に伸
びが発生すると、エアシリンダ68のピストンロッド7
が伸張され、たばこバンド10には常時一定の張力が
与えられる。
【0033】一方、前述したように各プーリ及び案内ロ
ーラ12の強制的な回転を受けて、たばこバンド10が
走行されると、その走行に要するたばこバンド10の張
力は小さくて済み、このことから、その張力の増大を招
くことなしに、たばこバンド10の高速化が可能とな
り、また、その寿命もまた長くすることができる。ま
た、たばこバンド10の走行中、たばこバンド10は、
ヘッドプーリ2、テンションプーリ4、方向変換プーリ
8及び各案内ローラ12に対し滑ることなく走行するか
ら、両者の摩耗を大幅に低減でき、このことからも、た
ばこバンド10の高速化が可能となる。
【0034】更に、ヘッドプーリ2とテンションプーリ
4との間に、前述した方向変換プーリ8が配置されてい
ると、ヘッドプーリ2に対するたばこバント10の巻付
け角を増加させることができる。従って、ヘッドプーリ
2はその駆動力をたばこバンド10に効率良く与えて、
たばこバンド10を走行させることができ、その高速化
を容易に行うことができる。
【0035】この実施例のたばこバンド装置は、そのた
ばこバンド10の走行速度を通常のたばこバンドの場合
よりも数倍、例えば5倍に増速して、たばこバント10
に形成された刻みたばこTLをシガレット製造機の巻管
部に向けて供給するものとなっている。より詳しくは、
この実施例のたばこバンド装置は、既に出願されている
特願平5−70280号の刻みたばこの供給装置に好適
したものであり、この刻みたばこの供給装置は、シガレ
ット内の刻みたばこの充填量を増加させることなく、そ
の硬度の向上を目的としている。
【0036】刻みたばこの供給装置にたばこバンド装置
を組み込む場合、図1に示されているようにたばこバン
ド10の終端部には、その直下にエンドレスのプレスベ
ルト88が対向して配置されており、このプレスベルト
88はたばこバンド10とは逆向きにして同一の速度で
走行される。そして、たばこバンド10の前方からは、
ガイドトンネル90が延びており、このガイドトンネル
90の終端からは通常のたばこバンド(図示しない)が
延び、このたばこバンドがシガレット製造機の巻管部に
接続されている。
【0037】図1には示されていないが、ガイドトンネ
ル90の両側壁は、エンドレスのサイドベルトからなっ
ており、これらサイドベルトは、通常のたばこバンドと
同一の速度で、たばこバンド10から通常のたばこバン
ドに向けて走行する。前述したようにたばこバンド10
が通常の5倍の速度で走行されると、チムニ14上を通
過する時間が1/5に短縮されることから、たばこバン
ド10に形成される刻みたばこ層TLの厚さは、通常の
場合の約1/5となる。
【0038】形成された刻みたばこ層TLがたばこバン
ド10とプレスベルト88との間からガイドトンネル9
0内に送出されると、その刻みたばこ層TLは、たばこ
バンド10とサイドベルトの走行速度差に基づき、ガイ
ドトンネル90内で折り曲げられるようにして、その送
出方向に積層される。ここで、ガイドトンネル90の高
さHは刻みたばこ層TLの5倍に設定され、刻みたばこ
の入力量と出力量が同一となるようになっている。
【0039】次に、ガイドトンネル90内の刻みたばこ
は、通常のたばこバンドに吸引されて、その移送が引き
継がれ、そして、シガレット製造機の巻管部に供給され
る。上述したようにして巻管部に刻みたばこが供給され
ると、たばこバンド10に層状に吸着されていた刻みた
ばこの配列は巻紙上ではランダムとなり、この後、刻み
たばこが巻紙に包み込まれてシガレットロッドに成形さ
れると、このシガレットロッドの硬度は増加したものと
なる。
【0040】なお、刻みたばこの供給装置において、通
常のたばこバンドは、本実施例のたばこバンド10に置
き換えることもできる。上述の実施例では、ヘッドプー
リ2の駆動力をテールプーリ4、テンションプーリ6、
方向変換プーリ8及び各案内ローラ12に伝達するにあ
たり、ギヤプーリ及びギヤベルトを使用したが、これに
限らす、ギヤなどの種々の動力伝達系を使用することが
できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のたばこ
バンド装置(請求項1)によれば、たばこバンドヘッ
ドプーリのみならず、テールプーリや案内ローラ、
して、テンションプーリの回転を受けて走行されるの
で、その張力をたばこバンドの全に亘って均一にする
ことができ、その張力が小さくても、たばこバンドの高
速化が可能となる。また、たばこバンドの張力が均一で
あると、その伸びもまた均一となって、刻みたばこ層の
形成や供給が安定し、その長寿命化をも図ることができ
る。たばこバンドの伸びは、その張力を変動させること
になるが、この変動はテンションアーム、つまり、テン
ションプーリの回動位置を調整することで容易に解消す
ることができる。更に、方向変換プーリヘッドプーリ
とテンションプーリとの間に配置されてれば(請求項
2)、ヘッドプーリに対するたばこバンドの巻付け角を
大きく確保できるばかりでなく、方向変換プーリもまた
同期して回転されることで、たばこバンドに効果的に駆
動力を与えることができ、たばこバンドの高速化に好適
するばかりでなく、その張力の均一化に大きく寄与
る。また、たばこバンドは上述のプーリやローラと摺接
することなく走行するので、これらの摩耗が低減され、
その長寿命化にも好適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】たばこバンド装置を示した概略図である。
【図2】ヘッドプーリからテールプーリへの動力伝達経
路を示した図である。
【図3】案内ローラの支持構造を示した断面図である。
【図4】ヘッドプーリ及びテンションプーリの支持構造
を示した断面図である。
【図5】テンションプーリのアームを回動させるエアシ
リンダを示した側面図である。
【符号の説明】
2 ヘッドプーリ 4 テールプーリ 6 テンションプーリ 8 方向変換プーリ 10 たばこバンド 12 案内ローラ 20,22,24,26,28,30,54,64,8
0,82,84 ギヤプーリ 32,34,66,86 ギヤベルト 56 テンションアーム 68 エアシリンダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスのたばこバンドを一方向に走
    行させ、走行中、たばこバンドの下方を向いた外面に刻
    みたばこを層状に吸着して刻みたばこ層を形成し、この
    刻みたばこ層を送給するシガレット製造機のたばこバン
    ド装置において、 前記たばこバンドの走行方向に離間して回転自在に配置
    され、前記たばこバンドがそれぞれ掛け回されたヘッド
    及びテールプーリと、 前記ヘッドプーリと前記テールプーリとの間に互いに等
    間隔を存して回転自在に配置され、前記刻みたばこ層が
    形成されるたばこバンドの部位を内側から案内する複数
    の案内ローラと 記ヘッドプーリに入力される駆動力をテールプーリ及
    び各案内ローラに伝達し、これらヘッドプーリ、テール
    プーリ及び案内ローラを同一の周速で同期して回転させ
    第1動力伝達手段と 前記ヘッドプーリと同軸にして取付けられた基端部を有
    し、この基端部を中心に回動自在なテンションアーム
    と、 前記テンションアームに回転自在に配置され、前記たば
    こバンドを案内するテンションプーリと、 前記ヘッドプーリから前記テンションプーリに前記駆動
    力を伝達し、これらテンションプーリ及びヘッドプーリ
    を同一の周速で同期して回転させる第2動力伝達手段
    と、 前記テンションアームを回動付勢し、前記テンションプ
    ーリを介して前記たばこバンドに一定の張力を付与する
    付勢手段と を具備したことを特徴とするシガレット製造
    機のたばこバンド装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドプーリと前記テンションプー
    リとの間に前記テールプーリ側に位置して回転自在に配
    置され、前記たばこバンドを案内して前記たばこバンド
    の走行方向を変換する方向変換プーリと、 前記ヘッドプーリから前記方向変換プーリに前記駆動力
    を伝達し、これらヘッドプーリ及び方向変換プーリを同
    一の周速で同期して回転させる第3動力伝達手段とを更
    備えていることを特徴とする請求項1のシガレット製
    造機のたばこバンド装置。
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