JP3425976B2 - 周波数変換回路 - Google Patents

周波数変換回路

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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/18Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】周波数合成器を必要とする通信分
野、ディジタル位相同期系など様々な分野で利用でき
る。
【0002】
【従来の技術】従来の周波数合成器では必要な各周波数
の間隔を基準周波数としていたので、周波数間隔が小さ
い場合には引き込み時間を短縮できなかった。また、引
き込み時間を短縮しようとして、周波数合成器中の周波
数変換回路の出力をこの周波数変換回路の入力の非整数
倍にした場合には、そのような非整数倍の出力を得るこ
と自体が困難であるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来
は、非整数倍の出力を得る周波数変換回路を高精度で実
現することは困難であった。このため、例えば、周波数
変換回路の出力をフィードバック時にある程度複雑な制
御を行うことで、正確な非整数倍の出力を得るようにし
ていた。しかし、このようにした場合、複雑な制御を行
うためフィードバックでのタイムロスが生じる。また、
複雑な制御を行ったとしても、所望の周波数に対し要求
される精度を満たす出力周波数が得られる保証はない。
このような場合、そもそも所望の周波数が得られないの
で、基準周波数を大きく設定して引き込み時間を短縮す
るという非整数倍の出力をもつ周波数変換回路を有する
周波数合成器が本来持つべき効果が得られない、という
問題があった。本発明では、入力信号の周波数の非整数
倍の周波数の信号を出力すると共に要求される精度を満
たす出力周波数が得られる周波数変換回路を提供するこ
とを目的としている。そして、この周波数変換回路を用
いることで、引き込み時間を短縮することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1は、パルス除去回路
と分周比Mの分周器を接続した装置であり、入力信号周
波数の(1−1/M)倍に相当する周波数の出力信号が
得られる。もしパルス除去回路の代わりにパルス付加回
路を用いた場合には分周器の分周比をLとした場合、入
力周波数の(1+1/L)倍に相当する周波数の出力信
号が得られる。本発明では、これらの装置の複数個を後
述する第1または第2の接続方法で組み合わせて多段周
波数変換器を構成するものである。また、これら装置内
の分周器の分周比(MまたはL)は、変更可能であり、
ROM等の記憶手段に記憶されている分周比(Mまたは
L)を、周波数合成器で合成する周波数の値に応じてこ
の記憶手段から読み出してくる。合成される周波数とこ
の周波数を与える上記分周比(MまたはL)は、予めプ
ログラム等の計算手段で計算され、後述するプロセスを
経てROMなどの記憶手段に予め格納されている。
【0005】尚、多段周波数変換器は請求項1〜8のよ
うに単独で用いることもできるし、それぞれを第1また
は第2の接続方法で組み合わせて使用することも可能で
ある。例えば、請求項1のパルス除去回路と分周比が各
々M1,M2,・・・,Mnの分周器を用いたn個の周
波数変換回路と、請求項3のパルス付加回路と分周
各々L1,L2,・・・,Liの分周器を用いたi個の
周波数変換回路を図2に示すように、第1の接続方法で
接続した(すなわち、直列接続した)装置において、
力周波数の(1−1/M1)(1−1/M2)・・・
(1−1/Mn)(1+1/L1)(1+1/L2)・
・・(1+1/Li)倍に相当する出力周波数が得られ
る。
【0006】また、請求項5のn個のパルス除去回路
、請求項7のi個のパルス付加回路を図30のよう
に、第2の接続方法で接続した場合は以下のようにな
る。すなわち、パルス除去回路Cr1の出力信号を分周
器Dr2に入力し、分周器Dr2の出力信号をパルス除
去回路Cr2の制御入力とし、パルス除去回路Crn−
1の出力信号を分周器Drnに入力し、分周器Drnの
出力信号をパルス除去回路Crnの制御入力とするよう
に接続する。このような接続をした装置においては、
力周波数の(1+(・・・(1+(1+(1−(・・・
(1−(1−1/M1)/M2)・・・)/Mn)/L
1)/L2)・・・)/Li)倍に相当する出力周波数
が得られる。
【0007】更に位相比較器、低域通過フィルタ、電圧
制御発信器、第1または第2の接続方法で接続された多
周波数変換器と固定分周器または可変分周器を図3の
ように接続した装置において、電圧制御発振器の出力周
波数foは、上記第1または第2の接続方法で接続され
た多段周波数変換器によって周波数が変換される。
【0008】多段周波数変換器が、図2に示す第1の接
続方法によって接続されていた場合、変換される周波数
(fc)はfc=fo(1−1/M1)(1−1/M
2)・・・(1−1/Mn)(1+1/L1)(1+1
/L2)・・・(1+1/Li)となる。
【0009】また、多段周波数変換器が、図30に示す
第2の接続方法によって接続されていた場合、変換され
る周波数(fc)はfc=fo(1+(・・・(1+
(1+(1−(・・・(1−(1−1/M1)/M2)
・・・)/Mn)/L1)/L2)・・・)/Li)と
なる。このfcは更に固定分周器または可変分周器で1
/Nに分周され周波数fbの帰還信号を形成し、基準信
号と帰還信号は位相比較器で比較され、その出力信号は
低域通過フィルタを通じて電圧制御発振器に入力され、
基準周波数(fr)と帰還周波数(fb)が等しくなる
ように制御される。
【0010】以上は請求項1〜8の多段周波数変換器
用いて電圧制御発振器の出力周波数を変換する場合につ
いて述べたが、請求項で示したように多段周波数変換
を用いて固定周波数の信号を周波数変換し、これを基
準周波数として用い電圧制御発振器の出力周波数を固定
分周器あるいは可変分周器に直接入力して、その出力を
帰還周波数とする手段を用いてもよい。
【0011】また、請求項1〜8において電圧制御発振
器の出力周波数が高くなると電力の消費が大きくなる可
能性があるが、この問題は請求項10の方法を用いれば
解決ができる。請求項10は請求項1〜8の制御方法と
同じであるが、図31のように図3の電圧制御発振器と
多段周波数変換回路の間に分周比Kを持っている分周器
を設置して、電圧制御発振器の高い出力周波数をある程
度低い周波数(fk)に落とし、この低い周波数(f
k)が請求項1〜8記載の多段周波数変換手段の入力と
なるので、電力の消費を大幅に減少することができる。
【0012】
【作用】各分周器の分周比M1、M2、・・・Mn、L
1、L2、・・・Liの組み合せを変えることによって
電圧制御発振器の出力周波数を変えることができるが、
各分周比を変えてから電圧制御発振器の出力周波数が一
定になるまでの時間(引き込み時間)は基準周波数(f
r)に反比例する。後述するように、本発明の多段周波
数変換回路は簡素な構成により所望の周波数を得ている
ので、出力をフィードバックする際に複雑な制御を行う
必要がない。従って、基準周波数(fr)を高くするこ
とにより引き込み時間が短縮できる。
【0013】
【実施例】図3に本実施例の周波数合成器を示す。図3
において、多段周波数変換回路はパルス除去回路を第1
または第2の接続方法で接続することにより構成され
る。以下では、パルス除去回路を第1の接続方法で接続
した場合(直列接続した場合)について説明する。
【0014】25KHzの基準周波数を用いる従来の周
波数合成器の場合、出力周波数(fo)を1.400G
Hzから1.4126GHzに変化させるとき、分周器
の分周比(N)を56000から56504に変化させ
なければならないが、本発明の周波数合成器の場合、分
周器の分周比(N)を550に固定して帰還周波数と基
準周波数を2.5MHzにし、3段周波数変換器の各分
周器の分周比(M1,M2,M3)を112,185,
276から55,192,294に変えることによって
従来の周波数合成器と同じ周波数変化が得られる。
【0015】基準周波数2.5MHz、固定分周器の分
周比N=550、fc=1.375GHz、周波数変換
回路として分周比が各々M1、M2、M3の3個の周波
数変換回路を用いた場合M1、M2、M3の値を図13
〜図28に示す表のように選ぶことにより周波数1.4
00GHz〜1.425GHzの間で25kHz間隔の
出力周波数1001個が±102Hz〜0Hzの誤差範
囲ですべて得られる。本発明の周波数合成器が、上記1
001個の出力周波数を求める動作を図3をもとにして
説明する。 図3において、位相比較器(PD)は基準信
号の周波数frと帰還信号の周波数fbを比較して、こ
れらの信号間の位相誤差を検出する。位相比較器にて検
出された位相誤差は、LPF(低域フィルタ)を介して
直流成分に平滑化され、電圧制御発振器に入力される。
電圧制御発振器は、上記平滑化された信号の電圧に応じ
た周波数の信号を生成する。電圧制御発振器の出力信号
は、多段周波数変換回路(MFC)に入力される。多段
周波数変換回路では、所望の周波数に対応するM1,M
2,M3の値を不図示のROMからロードして、そのM
1,M2,M3の値に基づき、周波数変換を行う。そし
て、周波数fcの信号を変換結果として出力する。この
周波数fcは一定である。 例えば、所望の周波数(出力
周波数)foが1.425GHzの場合、fcの値とし
て1.375GHzを得るには、多段周波数変換回路は
1.375/1.425=0.96491228070
1・・・の非整数倍の分周比が必要である。この分周比
を与えるM1,M2,M3は、図13を参照すると、M
1=133,M2=106,M3=54となる。そし
て、これらの値が不図示のROMより多段周波数変換回
路にロードされる。 また、出力周波数fo=1.424
975GHzの場合、多段周波数変換回路は1.375
/1.424975=0.964929209284・
・・の非整数倍の分周比が必要である。この分周比を与
えるM1,M2,M3は、図13を参照すると、M1=
188,M2=160,M3=42となる。そして、こ
れらの値が不図示のROMより多段周波数変換回路にロ
ードされる。 図13〜図28に示す出力周波数の他の値
についても同様の処理を行う。 このようにして、電圧制
御発振器(VCO)にて生成した信号を多段周波数変換
回路を介して、一定の周波数fcの信号に変換する。
の周波数fcの信号は固定分周器(FD)で分周され、
周波数fbの帰還信号が得られる。この際、上記基準信
号の周波数frと帰還信号の周波数fbとは等しくなる
ようなループ制御が行われる。
【0016】尚、図13〜図28のM1,M2,M3の
値はプログラムなどの計算手段により予め計算されてい
るものとする。また、上記図13〜図28における分周
比M1、M2、M3を選ぶプロセスを具体的に述べると
次のようになる。すなわち、M1、M2、M3のそれぞ
れを1〜300の範囲で変化させる。この結果得られる
M1、M2、M3の組の総数は300×300×300
=2.7×10 7 通りとなる。そして、これらの中から
所望の周波数にほぼ等しい周波数を与えるM1、M2、
M3の組を選んでいく。ここで、所望の周波数に厳密に
一致する周波数がない場合には、ほぼ等しい周波数によ
り、この所望の周波数を代表させる。この際、所謂しき
い値の範囲を、数GHzの所望の周波数に対し、数百H
zに設定している。この程度の誤差であれば、実際の動
作に影響がでないことが知られている。図13〜図28
の左欄に示す所望の周波数のそれぞれについて上記のM
1、M2、M3の組を選ぶ作業を行っていくと、上記の
ほぼ等しい周波数を与えるM1、M2、M3の組の数は
各所望の周波数のそれぞれに対して200個位になる。
例えば、図13の1424950kHzにほぼ等しい周
波数を与えるM1、M2、M3の組は約200組あり、
それら200組中で、この1424950kHzに最も
近い周波数を与える組がM1=85、M2=114、M
3=67である。従って、1.400GHzから1.4
25GHzの間で、25kHz間隔の1001個の所望
周波数に対応する(すなわち、所望の周波数に対して
最も近い周波数の値を与える)M1,M2,M3の値を
周波数合成器の動作に先立ってROMなどの記憶手段に
記憶しておけば、M1,M2,M3をその都度上記RO
Mから読み込んで変えることにより上記の1001個の
周波数間の切り換えが可能である。
【0017】ここまでは図3の分周器の分周比(N)を
固定としたが、上の例と同じように電圧制御発振器の出
力周波数間隔および基準周波数(fr)をそれぞれ25
kHzおよび2.5MHzの条件の下で、Nを可変と
し、fc=N×2.5MHzとなるように該周波数変換
回路の各分周器の分周比(M1,M2,M3)を選ぶこ
とにより電圧制御発振器の出力周波数の間隔の誤差を±
0.5Hz以下におさえることができる。図29は上記
N=fcの条件を満足する25kHz間隔の1001個
の電圧制御発振器の出力周波数のうちの一部を示す。
尚、図29のM1,M2,M3の値はプログラムなどの
計算手段により計算され、上述のプロセスを経てROM
などの記憶手段に予め格納されているものとする。
【0018】また、図30に示すように、パルス除去回
路を第2の接続方法で接続し、分周器の分周比Nを可変
とし、上記の条件の下で25Hz間隔の1001個の
電圧制御発振器の出力周波数を満足する3段周波数変換
回路の各分周比M1,M2,M3と、そのとき分周器
の分周比Nを得ることができる。
【0019】図3の周波数合成器に対して、分周器を電
圧制御発振器と多段周波数変換手段との間に設けた周波
数合成器を図31に示す。図32と図33では電圧制御
発振器の出力周波数(fo)を図31の分周器の分周比
(K)によって1/Kに落とした周波数(fk)を多段
周波数変換器の入力としたものである。図32はKを1
0、パルス除去回路を第1の接続方法で3段に接続(直
列接続で3段に接続)、基準周波数1MHz、出力周波
数(fo)の変化範囲1.400GHz〜1.425G
Hz、出力周波数の間隔25kHzとして図31の周波
数合成器を動作させた場合において、所望の周波数とこ
れに対する各周波数変換回路の分周器の分周比M1,M
2,M3と可変分周器の分周比Nを示している。図33
はKを8、パルス除去回路を図30に示す第2の接続方
法で3段に接続、他は図32と同じ条件で図31の周波
数合成器を動作させた場合において、希望周波数とこれ
に対する各周波数変換回路の分周器の分周比M1,M
2,M3と可変分周器の分周比Nを示している。図32
は電圧制御発振器の出力周波数の間隔(25kHz)の
誤差を±137Hz以下におさえることができる。図3
3は電圧制御発振器の出力周波数の間隔(25kHz)
の誤差を±23Hz以下におさえることができる。図3
2と図33は各25kHz間隔の1001個の電圧制御
発振器の出力周波数のうちの一部を示す。これらの出力
周波数に対応する分周比M1,M2,M3はプログラム
などの計算手段により予め計算され、上述のプロセスを
経てROMなどの記憶手段に予め格納されているものと
する。電圧制御発振器の出力周波数(fo)が高くなっ
て消費電力が大きい場合、図31に設けた分周器により
foを1/Kに落とすことにより電力の消費を大幅に減
少できる。図32と図33は、図3の実施例と異なり、
基準周波数を1MHzと設定していた。この理由は図3
と同じように基準周波数を2.5MHzと設定すれば、
出力周波数の間隔にかなり大きな誤差が生ずるからであ
る。図32と図33の周波数変換回路の段数を3段から
増加させることで基準周波数を2.5MHzに設定して
も、出力周波数の間隔(25kHz)の誤差が小さい1
001個の出力周波数(fo)を得ることができる。
【0020】さらに、図3の実施例において分周器の分
周比Nを固定した場合を下記の実験で実証した。引き込
み時間(T)は、上記で説明したように基準周波数(f
r)と帰還周波数(fb)の影響を大きく受ける。従っ
て、分周比(N)を小さくし、基準周波数(fr)と帰
還周波数(fb)を大きくするとループ利得(Nに反比
例)は大きくなり、引き込み速度も速くなる。従来は図
4で示すように、D/A変換器によるバイアス電圧(V
r)とリセット回路を共に使用することによって速い引
き込み速度を得ていた。
【0021】しかし、VCOの周波数特性を正確に把握
することは極めて難しく、また、その特性が分かってい
てもバイアス電圧を補正するのは困難である。しかし、
本発明の周波数合成器は、後述するように簡素な構成
より所望の周波数を得る多段周波数変換回路を有してい
る。このため、基準周波数(fr)と帰還周波数(f
b)を従来の周波数合成器の100倍に高めることがで
き、また低域フィルタの時定数を小さくすることができ
るので、極めて高速の引き込みが可能であり、たとえバ
イアス電圧に誤差があっても従来の周波数合成器より高
速引き込みが可能である。特に、バイアス電圧を正規の
100%加えると、引き込み時間は極めて短くなり、ス
テップ周波数(周波数間隔)の1周期の1/10程度に
おさめることができる。
【0022】本発明の周波数合成器の特性を確認するた
めに、次のようなパラメータを用いて本発明の周波数合
成器と従来の周波数合成器との引き込み時間を比較検討
する。
【0023】◆ 周波数合成器の共通パラメータ 出力周波数(fo)の変化範囲:4.1MHz〜4.2
MHz 出力周波数間隔(Δf):100Hz 出力周波数の変化分:407ステップ(407個の周波
数間隔) 4.1001MHz〜4.1408MHz(40.7K
Hz) ◆ 本発明の周波数合成器のパラメータ 固定分周器の入力周波数(f3):4.0MHz 基準周波数(fr):10KHz 固定分周器の分周比(N):400 ◆ 従来の周波数合成器のパラメータ 基準周波数(fr):100Hz 分周器の分周比(N):41,000〜42,000 2つの実験パラメータは同じ出力周波数の変化分を持っ
ているが、本発明の周波数合成器は、多段の周波数変換
器を使用することによって基準周波数を上げ、分周比を
下げることができる。
【0024】図5と図6は電圧制御発振器(VCO)の
入力にバイアス電圧を加えず、また分周器にリセットを
加えない場合の従来の周波数合成器と本発明の周波数合
成器の引き込み時間を示している。
【0025】従来の方式では引き込み時間は7secで
あるのに対し、本発明の方式では0.1sec程度であ
り、本発明の周波数合成器はバイアス電圧とリセット信
号を加えなくても引き込み時間は相当改善されているこ
とが分かる。
【0026】また、図7、図8と図9(図8の時間軸を
拡大したもの)は切り換えるとき、図4に示すように新
しい周波数に相当するバイアス電圧をD/A変換器よりV
COに加え、制御装置(Control Unit)に
より基準周波数分周器と固定分周器をリセットし、初期
化した場合の引き込み時間を示す。
【0027】この場合、従来の方式では引き込み時間が
約600msecであるのに対し、本方式では約1ms
ecになっており改善効果が著しいことがわかる。従っ
て、本発明の周波数合成器の引き込み時間は従来の周波
数合成器の基準周波数(周波数間隔)の周期の10分の
1程度となる。
【0028】このことを前記の例に示した周波数範囲
1.400GHz〜1.425GHz、周波数間隔25
KHz、基準周波数2.5MHzの場合にあてはめてみ
ると引き込み時間は4μsecとなる。上述したように
従来は、非整数出力を得る周波数変換手段を周波数合成
器に用いる場合は、この周波数変換手段の出力に対して
厳密な精度を求めていた。このため、この周波数変換手
段に対するフィードバック時における制御処理が複雑化
して、引き込みを高速に行うことはできなかった。
た、制御処理を複雑化したとしても、必ずしも要求され
る精度で所望の周波数を得ることができなかった。一方
では、数GHzの所望の周波数に対して数百Hzの範囲
内の誤差であれば、実際の通信などに影響がでないこと
が知られている。本発明の多段周波数変換回路は、この
点を利用している。すなわち、多段に構成することによ
り、所望の周波数であるなしにかかわらず、非常に多く
の合成周波数が得られる。これら合成周波数の数は非常
に多いため、所望の周波数の値にほぼ等しい値を与える
ものも複数含まれている。例えば、1つの分周器の分周
比を1〜300の範囲で変えることにすれば、分周器が
2段の構成では、300×300=90000通り、分
周器が3段の構成では、300×300×300=2.
7×107通りの周波数が得られることになる。従っ
て、段数を1つ増す毎に得られる周波数は飛躍的に増加
する。そして、上述したように、ある所望の周波数にほ
ぼ等しい複数の候補の中から最も近いものを選ぶ。この
ようにすることで、本発明の多段周波数変換回路は、簡
素な構成により、所望の周波数が得られる。尚、本発明
の多段周波数変換回路には、簡素な構成により所望の周
波数を得ているために、上述した従来例におけるよう
フィードバック時に複雑な制御を行っていない。このた
め、本発明の多段周波数変換回路は、引き込み時間が大
幅に短縮する、という効果も併せてもつ。
【0029】ところで、基準周波数を25MHzに上げ
ると引き込み時間が0.4μsec程度になる筈である
が、この場合には分周器の分周比(N)が小さいため分
周器出力の位相ジッタがかなり大きくなるので、周波数
合成器出力のスプリアス成分が多くなり、適当ではな
い。
【0030】しかし、周波数を切り換えた直後は基準周
波数を25MHzとし、その後で2.5MHzにするこ
とにより引き込み時間を4μsecよりさらに短くする
ことができ、1μsec以下にすることも不可能ではな
いと思われる。
【0031】また、VCOは温度変化によって周波数ド
リフトが発生するので、このドリフト特性が引き込み時
間に与える影響を検討しなければならない。図10と図
11はVCOの周波数ドリフトによる引き込み特性の変
化を把握するため、VCOの入力バイアス電圧を正規電
圧の95%加えた時の引き込み時間を示す。5%のドリ
フトが発生しても本発明の周波数合成器の引き込み時間
はステップ周波数(周波数間隔)の周期の4周期程度に
おさめられることが分かる。
【0032】図12は本発明の周波数合成器の出力スペ
クトラムであり、スプリアスが小さいことがわかる。
【0033】以上説明したように、本発明の周波数合成
器では、非整数倍の出力をもつ周波数変換回路を多段に
組み合わせて多段周波数変換回路を構成しているので、
非常に多くの周波数が合成される。これら合成される周
波数の値は非常に多いため、所望の周波数の値にほぼ等
しい値を与えるものも複数含まれている。このため、本
発明の多段周波数変換回路は簡素な構成により所望の周
波数が得られる。このように本発明の多段周波数変換回
路は簡素な構成により所望の周波数を得ている。この
め、出力をフィードバックする際に複雑な制御を行って
いない。従って、基準周波数を上げることにより引き込
み時間を大幅に短縮することが可能である。このため、
本発明の周波数合成器は、高速引き込みが要求されるす
べての分野、特に周波数ホッピング・スペクトル拡散通
信方式や移動無線データ通信など高速周波数切換が必要
な分野での効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1、2、3及び4の実施例の周波数変
換器を示す図である。
【図2】本発明の5実施例の多段周波数変換回路を示す
図である。
【図3】本発明の7実施例の周波数合成器を示す図であ
る。
【図4】本発明の7実施例を実現するために使用した回
路の全体構成図である。
【図5】バイアス電圧とリセットを加えない場合の従来
の周波数合成器の引き込み時間を示す図である。
【図6】本発明の7実施例としてバイアス電圧とリセッ
トを加えない場合の本発明の周波数合成器の引き込み時
間を示す図である。
【図7】バイアスとリセットを加えた場合の従来の周波
数合成器の引き込み時間を示す図である。
【図8】バイアスとリセットを加えた場合の本発明の周
波数合成器の引き込み時間を示す図である。
【図9】図8の時間軸を拡大した引き込み時間を示す図
である。
【図10】バイアス電圧誤差がある場合の従来の周波数
合成器の引き込み時間を示す図である。
【図11】バイアス電圧誤差がある場合の本発明の周波
数合成器の引き込み時間を示す図である。
【図12】本発明の周波数合成器の出力信号のスペクト
ルを示す図である。
【図13】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その1)である。
【図14】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その2)である。
【図15】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その3)である。
【図16】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その4)である。
【図17】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その5)である。
【図18】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その6)である。
【図19】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その7)である。
【図20】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その8)である。
【図21】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その9)である。
【図22】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その10)である。
【図23】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その11)である。
【図24】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その12)である。
【図25】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その13)である。
【図26】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その14)である。
【図27】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その15)である。
【図28】本発明の3段周波数変換回路の分周比の例を
示す図表(その16)である。
【図29】可変分周器を用いる周波数合成器の各分周器
の例を示す図である。
【図30】本発明の6実施例の多段周波数変換回路を示
す図である。
【図31】本発明の9実施例の周波数合成器を示す図で
ある。
【図32】本発明の3段周波数変換回路の分周比と分周
器の分周比Nを示す図表である。
【図33】本発明の3段周波数変換回路の分周比と分周
器の分周比Nを示す図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朴 徳圭 神奈川県横浜市港北区日吉3−14−1 慶応義塾大学理工学部電気工学科 森研 究室内 (72)発明者 宮城 弘 神奈川県横浜市港北区新吉田町1265−1 −204 (56)参考文献 特開 昭61−232722(JP,A) 特開 昭51−136272(JP,A) 特開 昭54−88015(JP,A) 特開 平2−192318(JP,A) 特開 平3−48527(JP,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分周比が変更可能である分周手段とパル
    ス除去手段とにより構成され前記分周手段は前記パルス
    除去手段の入力信号を入力して分周比Mで分周し制御入
    力信号として出力し前記パルス除去手段は前記入力信号
    と前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数
    の(1−1/M)倍に相当する周波数の出力信号を出力
    する周波数変換手段が、 なるべく多くの周波数の値を与えるために、n個存在
    し、各周波数変換手段の中の分周手段の分周比がそれぞ
    れ、M1、M2、・・・、Mnであるとき、これら周波
    数変換手段を第1の接続方法で組み合わせることによ
    り、(1−1/M1)(1−1/M2)・・・(1−1
    /Mn)の出力が得られるよう動作する、簡素な構成で
    高速引き込みを可能とする多段周波数変換手段を有し、 基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段と、
    該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、該フィルタ手段に接続された電圧制御発振
    手段と、該電圧制御発振手段による発振信号を入力する
    前記多段周波数変換手段と、該多段周波数変換手段によ
    る出力を分周し前記帰還周波数を形成する分周手段とか
    ら成る周波数合成器において、 さらに、M1、M2、・・・、Mnの全ての組に対して
    計算を行うことで、前記周波数合成器により合成される
    全ての周波数の値を算出し、前記M1、M2、・・・、
    Mnの全ての組の中から所望の周波数に最も近い周波数
    の値を与えるM1、M2、・・・、Mnの組を予め記憶
    しておく記憶手段と、 前記周波数合成器により合成される前記所望の周波数の
    値に応じて、該所望の周波数に最も近い周波数の値を与
    えるM1、M2、・・・、Mnの組を前記記憶手段から
    前記多段周波数変換手段中のn個の分周手段へ読み出す
    と共に、前記基準周波数と前記帰還周波数が等しくなる
    ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    周波数合成器。
  2. 【請求項2】 分周比が変更可能である分周手段とパル
    ス除去手段とにより構成され前記分周手段は前記パルス
    除去手段の出力信号を入力して分周比Mで分周し制御入
    力信号として出力し前記パルス除去手段は入力信号と前
    記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数の
    (1−1/M)倍に相当する周波数の出力信号を出力す
    る周波数変換手段が、 なるべく多くの周波数の値を与えるために、n個存在
    し、各周波数変換手段の中の分周手段の分周比がそれぞ
    れ、M1、M2、・・・、Mnであるとき、これら周波
    数変換手段を第1の接続方法で組み合わせることによ
    り、(1−1/M1)(1−1/M2)・・・(1−1
    /Mn)の出力が得られるよう動作する、簡素な構成で
    高速引き込みを可能とする多段周波数変換手段を有し、 基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段と、
    該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、該フィルタ手段に接続された電圧制御発振
    手段と、該電圧制御発振手段による発振信号を入力する
    前記多段周波数変換手段と、該多段周波数変換手段によ
    る出力を分周し前記帰還周波数を形成する分周手段とか
    ら成る周波数合成器において、 さらに、M1、M2、・・・、Mnの全ての組に対して
    計算を行うことで、前記周波数合成器により合成される
    全ての周波数の値を算出し、前記M1、M2、・・・、
    Mnの全ての組の中から所望の周波数に最も近い周波数
    の値を与えるM1、M2、・・・、Mnの組を予め記憶
    しておく記憶手段と、 前記周波数合成器により合成される前記所望の周波数の
    値に応じて、該所望の周波数に最も近い周波数の値を与
    えるM1、M2、・・・、Mnの組を前記記憶手段から
    前記多段周波数変換手段中のn個の分周手段へ読み出す
    と共に、前記基準周波数と前記帰還周波数が等しくなる
    ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    周波数合成器。
  3. 【請求項3】 分周比が変更可能である分周手段とパル
    ス付加手段とにより構成され前記分周手段は前記パルス
    付加手段の入力信号を入力して分周比Lで分周し制御入
    力信号として出力し前記パルス付加手段は前記入力信号
    と前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数
    の(1+1/L)倍に相当する周波数の出力信号を出力
    する周波数変換手段が、 なるべく多くの周波数の値を与えるために、i個存在
    し、各周波数変換手段の中の分周手段の分周比がそれぞ
    れ、L1、L2、・・・、Liであるとき、これら周波
    数変換手段を第1の接続方法で組み合わせることによ
    り、(1+1/L1)(1+1/L2)・・・(1+1
    /Li)の出力が得られるよう動作する、簡素な構成で
    高速引き込みを可能とする多段周波数変換手段を有し、 基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段と、
    該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、該フィルタ手段に接続された電圧制御発振
    手段と、該電圧制御発振手段による発振信号を入力する
    前記多段周波数変換手段と、該多段周波数変換手段によ
    る出力を分周し前記帰還周波数を形成する分周手段とか
    ら成る周波数合成器において、 さらに、L1、L2、・・・、Liの全ての組に対して
    計算を行うことで、前記周波数合成器により合成される
    全ての周波数の値を算出し、前記L1、L2、・・・、
    Liの全ての組の中から所望の周波数に最も近い周波数
    の値を与えるL1、L2、・・・、Liの組を予め記憶
    しておく記憶手段と、 前記周波数合成器により合成される前記所望の周波数の
    値に応じて、該所望の周波数に最も近い周波数の値を与
    えるL1、L2、・・・、Liの組を前記記憶手段から
    前記多段周波数変換手段中のi個の分周手段へ読み出す
    と共に、前記基準周波数と前記帰還周波数が等しくなる
    ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    周波数合成器。
  4. 【請求項4】 分周比が変更可能である分周手段とパル
    ス付加手段とにより構成され前記分周手段は前記パルス
    付加手段の出力信号を入力して分周比Lで分周し制御入
    力信号として出力し前記パルス付加手段は入力信号と前
    記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数の
    (1+1/L)倍に相当する周波数の出力信号を出力す
    る周波数変換手段が、 なるべく多くの周波数の値を与えるために、i個存在
    し、各周波数変換手段の中の分周手段の分周比がそれぞ
    れ、L1、L2、・・・、Liであるとき、これら周波
    数変換手段を第1の接続方法で組み合わせることによ
    り、(1+1/L1)(1+1/L2)・・・(1+1
    /Li)の出力が得られるよう動作する、簡素な構成で
    高速引き込みを可能とする多段周波数変換手段を有し、 基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段と、
    該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、該フィルタ手段に接続された電圧制御発振
    手段と、該電圧制御発振手段による発振信号を入力する
    前記多段周波数変換手段と、該多段周波数変換手段によ
    る出力を分周し前記帰還周波数を形成する分周手段とか
    ら成る周波数合成器において、 さらに、L1、L2、・・・、Liの全ての組に対して
    計算を行うことで、前記周波数合成器により合成される
    全ての周波数の値を算出し、前記L1、L2、・・・、
    Liの全ての組の中から所望の周波数に最も近い周波数
    の値を与えるL1、L2、・・・、Liの組を予め記憶
    しておく記憶手段と、 前記周波数合成器により合成される前記所望の周波数の
    値に応じて、該所望の周波数に最も近い周波数の値を与
    えるL1、L2、・・・、Liの組を前記記憶手段から
    前記多段周波数変換手段中のi個の分周手段へ読み出す
    と共に、前記基準周波数と前記帰還周波数が等しくなる
    ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    周波数合成器。
  5. 【請求項5】 分周比が変更可能である分周手段とパル
    ス除去手段とにより構成され前記分周手段は前記パルス
    除去手段の入力信号を入力して分周比Mで分周し制御入
    力信号として出力し前記パルス除去手段は前記入力信号
    と前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数
    の(1−1/M)倍に相当する周波数の出力信号を出力
    する周波数変換手段が、 なるべく多くの周波数の値を与えるために、n個存在
    し、各周波数変換手段の中の分周手段の分周比がそれぞ
    れ、M1、M2、・・・、Mnであるとき、これら周波
    数変換手段を第2の接続方法で組み合わせることによ
    り、(1−(・・・(1−(1−1/M1)/M2)・
    ・・)/Mn)の出力が得られるよう動作する、簡素な
    構成で高速引き込みを可能とする多段周波数変換手段を
    有し、 基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段と、
    該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、該フィルタ手段に接続された電圧制御発振
    手段と、該電圧制御発振手段による発振信号を入力する
    前記多段周波数変換手段と、該多段周波数変換手段によ
    る出力を分周し前記帰還周波数を形成する分周手段とか
    ら成る周波数合成器において、 さらに、M1、M2、・・・、Mnの全ての組に対して
    計算を行うことで、前記周波数合成器により合成される
    全ての周波数の値を算出し、前記M1、M2、・・・、
    Mnの全ての組の中から所望の周波数に最も近い周波数
    の値を与えるM1、M2、・・・、Mnの組を予め記憶
    しておく記憶手段と、 前記周波数合成器により合成される前記所望の周波数の
    値に応じて、該所望の周波数に最も近い周波数の値を与
    えるM1、M2、・・・、Mnの組を前記記憶手段から
    前記多段周波数変換手段中のn個の分周手段へ読み出す
    と共に、前記基準周波数と前記帰還周波数が等しくなる
    ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    周波数合成器。
  6. 【請求項6】 分周比が変更可能である分周手段とパル
    ス除去手段とにより構成され前記分周手段は前記パルス
    除去手段の出力信号を入力して分周比Mで分周し制御入
    力信号として出力し前記パルス除去手段は入力信号と前
    記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数の
    (1−1/M)倍に相当する周波数の出力信号を出力す
    る周波数変換手段が、 なるべく多くの周波数の値を与えるために、n個存在
    し、各周波数変換手段の中の分周手段の分周比がそれぞ
    れ、M1、M2、・・・、Mnであるとき、これら周波
    数変換手段を第2の接続方法で組み合わせることによ
    り、(1−(・・・(1−(1−1/M1)/M2)・
    ・・)/Mn)の出力が得られるよう動作する、簡素な
    構成で高速引き込みを可能とする多段周波数変換手段を
    有し、 基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段と、
    該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、該フィルタ手段に接続された電圧制御発振
    手段と、該電圧制御発振手段による発振信号を入力する
    前記多段周波数変換手段と、該多段周波数変換手段によ
    る出力を分周し前記帰還周波数を形成する分周手段とか
    ら成る周波数合成器において、 さらに、M1、M2、・・・、Mnの全ての組に対して
    計算を行うことで、前記周波数合成器により合成される
    全ての周波数の値を算出し、前記M1、M2、・・・、
    Mnの全ての組の中から所望の周波数に最も近い周波数
    の値を与えるM1、M2、・・・、Mnの組を予め記憶
    しておく記憶手段と、 前記周波数合成器により合成される前記所望の周波数の
    値に応じて、該所望の周波数に最も近い周波数の値を与
    えるM1、M2、・・・、Mnの組を前記記憶手段から
    前記多段周波数変換手段中のn個の分周手段へ読み出す
    と共に、前記基準周波数と前記帰還周波数が等しくなる
    ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    周波数合成器。
  7. 【請求項7】 分周比が変更可能である分周手段とパル
    ス付加手段とにより構成され前記分周手段は前記パルス
    付加手段の入力信号を入力して分周比Lで分周し制御入
    力信号として出力し前記パルス付加手段は前記入力信号
    と前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数
    の(1+1/L)倍に相当する周波数の出力信号を出力
    する周波数変換手段が、 なるべく多くの周波数の値を与えるために、i個存在
    し、各周波数変換手段の中の分周手段の分周比がそれぞ
    れ、L1、L2、・・・、Liであるとき、これら周波
    数変換手段を第2の接続方法で組み合わせることによ
    り、(1+(・・・(1+(1+1/L1)/L2)・
    ・・)/Li)の出力が得られるよう動作する、簡素な
    構成で高速引き込みを可能とする多段周波数変換手段を
    有し、 基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段と、
    該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、該フィルタ手段に接続された電圧制御発振
    手段と、該電圧制御発振手段による発振信号を入力する
    前記多段周波数変換手段と、該多段周波数変換手段によ
    る出力を分周し前記帰還周波数を形成する分周手段とか
    ら成る周波数合成器において、 さらに、L1、L2、・・・、Liの全ての組に対して
    計算を行うことで、前記周波数合成器により合成される
    全ての周波数の値を算出し、前記L1、L2、・・・、
    Liの全ての組の中から所望の周波数に最も近い周波数
    の値を与えるL1、L2、・・・、Liの組を予め記憶
    しておく記憶手段と、 前記周波数合成器により合成される前記所望の周波数の
    値に応じて、該所望の周波数に最も近い周波数の値を与
    えるL1、L2、・・・、Liの組を前記記憶手段から
    前記多段周波数変換手段中のi個の分周手段へ読み出す
    と共に、前記基準周波数と前記帰還周波数が等しくなる
    ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    周波数合成器。
  8. 【請求項8】 分周比が変更可能である分周手段とパル
    ス付加手段とにより構成され前記分周手段は前記パルス
    付加手段の出力信号を入力して分周比Lで分周し制御入
    力信号として出力し前記パルス付加手段は入力信号と前
    記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数の
    (1+1/L)倍に相当する周波数の出力信号を出力す
    る周波数変換手段が、 なるべく多くの周波数の値を与えるために、i個存在
    し、各周波数変換手段の中の分周手段の分周比がそれぞ
    れ、L1、L2、・・・、Liであるとき、これら周波
    数変換手段を第2の接続方法で組み合わせることによ
    り、(1+(・・・(1+(1+1/L1)/L2)・
    ・・)/Li)の出力が得られるよう動作する、簡素な
    構成で高速引き込みを可能とする多段周波数変換手段を
    有し、 基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段と、
    該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、該フィルタ手段に接続された電圧制御発振
    手段と、該電圧制御発振手段による発振信号を入力する
    前記多段周波数変換手段と、該多段周波数変換手段によ
    る出力を分周し前記帰還周波数を形成する分周手段とか
    ら成る周波数合成器において、 さらに、L1、L2、・・・、Liの全ての組に対して
    計算を行うことで、前記周波数合成器により合成される
    全ての周波数の値を算出し、前記L1、L2、・・・、
    Liの全ての組の中から前記所望の周波数に最も近い周
    波数の値を与えるL1、L2、・・・、Liの組を予め
    記憶しておく記憶手段と、 前記周波数合成器により合成される前記所望の周波数の
    値に応じて、該所望の周波数に最も近い周波数の値を与
    えるL1、L2、・・・、Liの組を前記記憶手段から
    前記多段周波数変換手段中のi個の分周手段へ読み出す
    と共に、前記基準周波数と前記帰還周波数が等しくなる
    ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    周波数合成器。
  9. 【請求項9】 分周比が変更可能である分周手段とパル
    ス除去手段とにより構成され前記分周手段は前記パルス
    除去手段の入力信号を入力して分周比Mで分周し制御入
    力信号として出力し前記パルス除去手段は前記入力信号
    と前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数
    の(1−1/M)倍に相当する周波数の出力信号を出力
    する周波数変換手段をn個備え、該n個の周波数変換手
    段中の分周手段の分周比がそれぞれ、M1、M2、・・
    ・、Mnであるとき、これら周波数変換手段を第1の接
    続方法で組み合わせることにより、固定周波数の発振手
    段からの入力信号の周波数の(1−1/M1)(1−1
    /M2)・・・(1−1/Mn)倍に相当する出力信号
    を出力する、簡素な構成で高速引き込みを可能とする多
    段周波数変換手段と、 該多段周波数変換手段による出力信号を基準周波数とし
    該基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段
    と、 該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、 該フィルタ手段に接続され電圧に対応した周波数を発生
    する電圧制御発振手段と、 該電圧制御発振手段による発振信号を分周し、前記帰還
    周波数を形成する分周手段と、 前記M1、M2、・・・、Mnの全ての組に対して計算
    を行うことで算出された、所望の周波数に最も近い周波
    数の値を与えるM1、M2、・・・、Mnの組を予め記
    憶しておく記憶手段と、 前記所望の周波数の値に対応するM1、M2、・・・、
    Mnの組を前記記憶手段から前記多段周波数変換手段中
    のn個の分周手段へ読み出すと共に、前記基準周波数と
    前記帰還周波数が等しくなるように制御する制御手段
    と、を備えることを特徴とする周波数合成器。
  10. 【請求項10】 分周比が変更可能である分周手段とパ
    ルス除去手段とにより構成され前記分周手段は前記パル
    ス除去手段の出力信号を入力して分周比Mで分周し制御
    入力信号として出力し前記パルス除去手段は入力信号と
    前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数の
    (1−1/M)倍に相当する周波数の出力信号を出力す
    る周波数変換手段をn個備え、該n個の周波数変換手段
    中の分周手段の分周比がそれぞれ、M1、M2、・・
    ・、Mnであるとき、これら周波数変換手段を第1の接
    続方法で組み合わせることにより、固定周波数の発振手
    段からの入力信号の周波数の(1−1/M1)(1−1
    /M2)・・・(1−1/Mn)倍に相当する出力信号
    を出力する、簡素な構成で高速引き込みを可能とする多
    段周波数変換手段と、 該多段周波数変換手段による出力信号を基準周波数とし
    該基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段
    と、 該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、 該フィルタ手段に接続され電圧に対応した周波数を発生
    する電圧制御発振手段と、 該電圧制御発振手段による発振信号を分周し、前記帰還
    周波数を形成する分周手段と、 前記M1、M2、・・・、Mnの全ての組に対して計算
    を行うことで算出された、所望の周波数に最も近い周波
    数の値を与えるM1、M2、・・・、Mnの組を予め記
    憶しておく記憶手段と、 前記所望の周波数の値に対応するM1、M2、・・・、
    Mnの組を前記記憶手段から前記多段周波数変換手段中
    のn個の分周手段へ読み出すと共に、前記基準周波数と
    前記帰還周波数が等しくなるように制御する制御手段
    と、を備えることを特徴とする周波数合成器。
  11. 【請求項11】 分周比が変更可能である分周手段とパ
    ルス付加手段とにより構成され前記分周手段は前記パル
    ス付加手段の入力信号を入力して分周比Lで分周し制御
    入力信号として出力し前記パルス付加手段は前記入力信
    号と前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波
    数の(1+1/L)倍に相当する周波数の出力信号を出
    力する周波数変換手段をi個備え、該i個の周波数変換
    手段中の分周手段の分周比がそれぞれ、L1、L2、・
    ・・、Liであるとき、これら周波数変換手段を第1の
    接続方法で組み合わせることにより、固定周波数の発振
    手段からの入力信号の周波数の(1+1/L1)(1+
    1/L2)・・・(1+1/Li)倍に相当する出力信
    号を出力する、簡素な構成で高速引き込みを可能とする
    多段周波数変換手段と、 該多段周波数変換手段による出力信号を基準周波数とし
    該基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段
    と、 該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、 該フィルタ手段に接続され電圧に対応した周波数を発生
    する電圧制御発振手段と、 該電圧制御発振手段による発振信号を分周し、前記帰還
    周波数を形成する分周手段と、 前記L1、L2、・・・、Liの全ての組に対して計算
    を行うことで算出された、所望の周波数に最も近い周波
    数の値を与えるL1、L2、・・・、Liの組を予め記
    憶しておく記憶手段と、 前記所望の周波数の値に対応するL1、L2、・・・、
    Liの組を前記記憶手段から前記多段周波数変換手段中
    のi個の分周手段へ読み出すと共に、前記基準周波数と
    前記帰還周波数が等しくなるように制御する制御手段
    と、を備えることを特徴とする周波数合成器。
  12. 【請求項12】 分周比が変更可能である分周手段とパ
    ルス付加手段とにより構成され前記分周手段は前記パル
    ス付加手段の出力信号を入力して分周比Lで分周し制御
    入力信号として出力し前記パルス付加手段は入力信号と
    前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数の
    (1+1/L)倍に相当する周波数の出力信号を出力す
    る周波数変換手段をi個備え、該i個の周波数変換手段
    中の分周手段の分周比がそれぞれ、L1、L2、・・
    ・、Liであるとき、これら周波数変換手段を第1の接
    続方法で組み合わせることにより、固定周波数の発振手
    段からの入力信号の周波数の(1+1/L1)(1+1
    /L2)・・・(1+1/Li)倍に相当する出力信号
    を出力する、簡素な構成で高速引き込みを可能とする多
    段周波数変換手段と、 該多段周波数変換手段による出力信号を基準周波数とし
    該基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段
    と、 該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、 該フィルタ手段に接続され電圧に対応した周波数を発生
    する電圧制御発振手段と、 該電圧制御発振手段による発振信号を分周し、前記帰還
    周波数を形成する分周手段と、 前記L1、L2、・・・、Liの全ての組に対して計算
    を行うことで算出された、所望の周波数に最も近い周波
    数の値を与えるL1、L2、・・・、Liの組を予め記
    憶しておく記憶手段と、 前記所望の周波数の値に対応するL1、L2、・・・、
    Liの組を前記記憶手段から前記多段周波数変換手段中
    のi個の分周手段へ読み出すと共に、前記基準周波数と
    前記帰還周波数が等しくなるように制御する制御手段
    と、を備えることを特徴とする周波数合成器。
  13. 【請求項13】 分周比が変更可能である分周手段とパ
    ルス除去手段とにより 構成され前記分周手段は前記パル
    ス除去手段の入力信号を入力して分周比Mで分周し制御
    入力信号として出力し前記パルス除去手段は前記入力信
    号と前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波
    数の(1−1/M)倍に相当する周波数の出力信号を出
    力する周波数変換手段をn個備え、該n個の周波数変換
    手段中の分周手段の分周比がそれぞれ、M1、M2、・
    ・・、Mnであるとき、これら周波数変換手段を第2の
    接続方法で組み合わせることにより、固定周波数の発振
    手段からの入力信号の周波数の(1−(・・・(1−
    (1−1/M1)/M2)・・・)/Mn)倍に相当す
    る出力信号を出力する、簡素な構成で高速引き込みを可
    能とする多段周波数変換手段と、 該多段周波数変換手段による出力信号を基準周波数とし
    該基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段
    と、 該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、 該フィルタ手段に接続され電圧に対応した周波数を発生
    する電圧制御発振手段と、 該電圧制御発振手段による発振信号を分周し、前記帰還
    周波数を形成する分周手段と、 前記M1、M2、・・・、Mnの全ての組に対して計算
    を行うことで算出された、所望の周波数に最も近い周波
    数の値を与えるM1、M2、・・・、Mnの組を予め記
    憶しておく記憶手段と、 前記所望の周波数の値に対応するM1、M2、・・・、
    Mnの組を前記記憶手段から前記多段周波数変換手段中
    のn個の分周手段へ読み出すと共に、前記基準周波数と
    前記帰還周波数が等しくなるように制御する制御手段
    と、を備えることを特徴とする周波数合成器。
  14. 【請求項14】 分周比が変更可能である分周手段とパ
    ルス除去手段とにより構成され前記分周手段は前記パル
    ス除去手段の出力信号を入力して分周比Mで分周し制御
    入力信号として出力し前記パルス除去手段は入力信号と
    前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数の
    (1−1/M)倍に相当する周波数の出力信号を出力す
    る周波数変換手段をn個備え、該n個の周波数変換手段
    中の分周手段の分周比がそれぞれ、M1、M2、・・
    ・、Mnであるとき、これら周波数 変換手段を第2の接
    続方法で組み合わせることにより、固定周波数の発振手
    段からの入力信号の周波数の(1−(・・・(1−(1
    −1/M1)/M2)・・・)/Mn)倍に相当する出
    力信号を出力する、簡素な構成で高速引き込みを可能と
    する多段周波数変換手段と、 該多段周波数変換手段による出力信号を基準周波数とし
    該基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段
    と、 該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、 該フィルタ手段に接続され電圧に対応した周波数を発生
    する電圧制御発振手段と、 該電圧制御発振手段による発振信号を分周し、前記帰還
    周波数を形成する分周手段と、 前記M1、M2、・・・、Mnの全ての組に対して計算
    を行うことで算出された、所望の周波数に最も近い周波
    数の値を与えるM1、M2、・・・、Mnの組を予め記
    憶しておく記憶手段と、 前記所望の周波数の値に対応するM1、M2、・・・、
    Mnの組を前記記憶手段から前記多段周波数変換手段中
    のn個の分周手段へ読み出すと共に、前記基準周波数と
    前記帰還周波数が等しくなるように制御する制御手段
    と、を備えることを特徴とする周波数合成器。
  15. 【請求項15】 分周比が変更可能である分周手段とパ
    ルス付加手段とにより構成され前記分周手段は前記パル
    ス付加手段の入力信号を入力して分周比Lで分周し制御
    入力信号として出力し前記パルス付加手段は前記入力信
    号と前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波
    数の(1+1/L)倍に相当する周波数の出力信号を出
    力する周波数変換手段をi個備え、該i個の周波数変換
    手段中の分周手段の分周比がそれぞれ、L1、L2、・
    ・・、Liであるとき、これら周波数変換手段を第2の
    接続方法で組み合わせることにより、固定周波数の発振
    手段からの入力信号の周波数の(1+(・・・(1+
    (1+1/L1)/L2)・・・)/Li)倍に相当す
    る出力信号を出力する、簡素な構成で高速引き込みを可
    能とする多段周波数変換手段と、 該多段周波数変換手段による出力信号を基準周波数とし
    該基準周波数と帰還周 波数とを比較する位相比較手段
    と、 該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、 該フィルタ手段に接続され電圧に対応した周波数を発生
    する電圧制御発振手段と、 該電圧制御発振手段による発振信号を分周し、前記帰還
    周波数を形成する分周手段と、 前記L1、L2、・・・、Liの全ての組に対して計算
    を行うことで算出された、所望の周波数に最も近い周波
    数の値を与えるL1、L2、・・・、Liの組を予め記
    憶しておく記憶手段と、 前記所望の周波数の値に対応するL1、L2、・・・、
    Liの組を前記記憶手段から前記多段周波数変換手段中
    のi個の分周手段へ読み出すと共に、前記基準周波数と
    前記帰還周波数が等しくなるように制御する制御手段
    と、を備えることを特徴とする周波数合成器。
  16. 【請求項16】 分周比が変更可能である分周手段とパ
    ルス付加手段とにより構成され前記分周手段は前記パル
    ス付加手段の出力信号を入力して分周比Lで分周し制御
    入力信号として出力し前記パルス付加手段は入力信号と
    前記制御入力信号とを入力して前記入力信号の周波数の
    (1+1/L)倍に相当する周波数の出力信号を出力す
    る周波数変換手段をi個備え、該i個の周波数変換手段
    中の分周手段の分周比がそれぞれ、L1、L2、・・
    ・、Liであるとき、これら周波数変換手段を第2の接
    続方法で組み合わせることにより、固定周波数の発振手
    段からの入力信号の周波数の(1+(・・・(1+(1
    +1/L1)/L2)・・・)/Li)倍に相当する出
    力信号を出力する、簡素な構成で高速引き込みを可能と
    する多段周波数変換手段と、 該多段周波数変換手段による出力信号を基準周波数とし
    該基準周波数と帰還周波数とを比較する位相比較手段
    と、 該位相比較手段に接続され低域周波数を通過させるフィ
    ルタ手段と、 該フィルタ手段に接続され電圧に対応した周波数を発生
    する電圧制御発振手段と、 該電圧制御発振手段による発振信号を分周し、前記帰還
    周波数を形成する分周 手段と、 前記L1、L2、・・・、Liの全ての組に対して計算
    を行うことで算出された、所望の周波数に最も近い周波
    数の値を与えるL1、L2、・・・、Liの組を予め記
    憶しておく記憶手段と、 前記所望の周波数の値に対応するL1、L2、・・・、
    Liの組を前記記憶手段から前記多段周波数変換手段中
    のi個の分周手段へ読み出すと共に、前記基準周波数と
    前記帰還周波数が等しくなるように制御する制御手段
    と、を備えることを特徴とする周波数合成器。
  17. 【請求項17】 前記電圧制御発振手段と前記多段周波
    数変換手段の間に分周手段を設置し、該分周手段のある
    分周比によって前記電圧制御発振手段の出力信号の周波
    数を低くし、該周波数を低くした出力信号を前記多段周
    波数変換手段の入力とすることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれか1つに記載の周波数合成器。
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