JP3425575B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3425575B2
JP3425575B2 JP21421199A JP21421199A JP3425575B2 JP 3425575 B2 JP3425575 B2 JP 3425575B2 JP 21421199 A JP21421199 A JP 21421199A JP 21421199 A JP21421199 A JP 21421199A JP 3425575 B2 JP3425575 B2 JP 3425575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に半導体記憶装置のキャパシタ電極の形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の中で記憶情報の任意な
入出力が可能なものにDRAMがある。ここで、このD
RAMのメモリセルは、1個のトランスファトランジス
タと、1個のキャパシタとからなるものが構造的に簡単
であり、半導体記憶装置の高集積化に最も適するものと
して広く用いられている。
【0003】このようなメモリセルのキャパシタでは、
半導体記憶装置の更なる高集積化に伴い、3次元構造の
ものが開発され使用されてきている。このキャパシタの
3次元化は次のような理由による。半導体素子の微細化
及び高密度化に伴いキャパシタの占有面積の縮小化が必
須となっている。しかし、DRAMの安定動作及び信頼
性確保のためには、一定以上の容量値は必要とされる。
そこで、キャパシタの電極を平面構造から3次元構造に
変えて、縮小した占有面積の中でキャパシタ電極の表面
積を拡大することが必要となる。
【0004】このDRAMのメモリセルの3次元構造の
キャパシタにはスタック構造のものとトレンチ構造のも
のとがある。これらの構造にはそれぞれ一長一短がある
が、スタック構造のものはアルファー線の入射あるいは
回路等からのノイズに対する耐性が高く、比較的に容量
値の小さい場合でも安定動作する。このために、半導体
素子の設計基準が0.13μm程度となる4ギガビット
級のDRAMにおいても、スタック型のキャパシタは有
効であると考えられている。
【0005】このスタック型のキャパシタにはシリンダ
構造のものが提案されている。例えば、特開平9−12
9845号公報や特開平9−219499号公報には、
キャパシタの情報蓄積電極(以下、下部電極という)を
多重化したシリンダ構造に形成して表面積を増加させよ
うとする提案がなされている。
【0006】以下、図面を参照して上記のような従来の
キャパシタの下部電極の形成方法について説明する。こ
こで、図6は、シリンダ構造の電極の工程要部の断面図
である。
【0007】図6(a)に模式的に示すように、シリコ
ン基板101の所定の領域に容量用拡散層102が形成
される。そして、全面に層間絶縁膜103が形成され、
この層間絶縁膜103に上記容量用拡散層102に達す
る容量用コンタクト孔104が設けられる。そして、リ
ン不純物を含有する多結晶シリコンが容量用コンタクト
孔104に充填されて、コンタクトプラグ105が形成
される。
【0008】次に、全面に容量溝用絶縁膜106が堆積
され、この容量溝用絶縁膜106の所定の領域に容量用
溝107が形成される。そして、全面に第1の導電体膜
108が堆積され、第1の導電体膜108の側壁部にス
ペーサ膜109が形成される。ここで、スペーサ膜10
9は、シリコン酸化膜等の絶縁膜の堆積と、反応性イオ
ンエッチング(RIE)による上記絶縁膜の異方性エッ
チングすなわちエッチバックとによって形成される。
【0009】次に、図6(b)に示すように、上記第1
の導電体膜108及びスペーサ膜109を被覆するよう
に第2の導電体膜110が堆積される。そして、RIE
の異方性エッチングのエッチバックが施される。このよ
うにして、図6(c)に示すように、容量溝用絶縁膜1
06の所定の領域に第1の電極膜111及び第2の電極
膜112が形成される。この第1の電極膜111及び第
2の電極膜112はシリンダ構造であり、キャパシタの
下部電極を構成するものである。そして、図示していな
いが、上記スペーサ膜109が選択的に除去される。こ
のようにして、第1の電極膜111と第2の電極膜11
2で構成されるキャパシタの下部電極は、コンタクト孔
プラグ105を通して、容量用拡散層102と電気接続
されるようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のシリンダ構造の下部電極の形成方法は、以
下のような問題を有している。
【0011】DRAMがさらに高集積化されてくると、
メモリセルはますます微細化されるようになる。そし
て、メモリセルのキャパシタの占有面積が縮小してく
る。そこで、キャパシタの下部電極がシリンダ構造の場
合には、キャパシタの実効面積を増加させるために、こ
のシリンダ構造の多重化が必須となる。すなわち、シン
リンダが2重あるいは3重になるように形成されるよう
になる。
【0012】上記の従来の技術の場合には、第1の電極
膜と第2の電極膜とで2重のシンリンダが形成されてい
るが、その形成工程で、第1の電極膜と第2の電極膜と
の間にスペーサ膜が形成される。このスペーサ膜の形成
では、シリコン酸化膜等の絶縁膜の堆積とそのエッチン
バックとが必須となっている。このために、キャパシタ
を形成するための工程数が増加する。このような工程数
の増加は、シリンダ構造の多重化の度合いが増えるに従
いより顕著になる。そして、DRAMのような半導体記
憶装置の製造コストが増加するようになる。
【0013】本発明の目的は、シリンダ構造のキャパシ
タの下部電極を簡便に形成できる方法を提供し、シリン
ダの多重化を容易にすることである。
【0014】
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】 本発明の半導体装置の製
造方法は、下部電極、容量絶縁膜および上部電極で構成
されるキャパシタの形成方法において、半導体基板上に
絶縁膜層を形成し前記絶縁膜層に溝を形成する工程と、
前記溝の内面および絶縁膜層の上面にエッチングストッ
パ層を形成する工程と、導電体膜と薄膜層あるいは半導
体膜と薄膜層で構成される積層膜を前記エッチングスト
ッパ層上に被着させる工程と、前記積層膜上に別の導電
体膜あるいは半導体膜を被着させる工程と、前記積層膜
および別の導電体膜あるいは半導体膜に異方性のドライ
エッチングを施し前記溝の側壁および前記薄膜層に沿っ
て互いに並行する複数のシリンダ構造の電極膜を形成す
る工程と、前記複数のシリンダ構造の電極膜および前記
エッチングストッパ層とで前記下部電極を形成する工程
とを含む。
【0017】ここで、前記導電体膜あるいは半導体膜は
シリコン膜であり、前記薄膜層は窒化チタン層である。
あるいは、前記薄膜層はシリコン窒化膜のような絶縁層
である。または、前記薄膜層は前記シリコン膜表面に酸
素が吸着して形成された絶縁層である。そして、前記シ
リコン膜は無定形シリコン膜である。
【0018】また、前記導電体膜あるいは半導体膜はシ
リコン膜であり、前記薄膜層は前記シリコン膜表面に酸
素が吸着して形成された絶縁層であり、前記エッチング
ストッパ層はタングステンシリサイドで構成される。そ
して、前記異方性のドライエッチングは、Cl2 とHB
rの混合ガスがプラズマ励起されて行われる。
【0019】このように本発明では、絶縁膜層に形成し
た溝の内面を被着するように、薄膜層で挟まれた導電体
膜あるいは半導体膜が一度に積層して形成され、RIE
での異方性のエッチバックが施される。このような工程
でもって多重化したシリコン構造の下部電極が形成され
る。
【0020】このために、キャパシタを形成するための
工程が従来の技術に比べて減少するようになる。このよ
うな効果は、シリンダ構造の多重化の度合いが増えるに
従いより顕著になる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の関連技術を図1と
図2に基づいて説明する。ここで、図1および図2は、
シリンダ構造の下部電極の製造工程順の断面図である。
【0022】図1(a)に示すように、従来の技術で説
明したのと同様にして、例えば導電型がP型のシリコン
基板1の所定の領域に容量用拡散層2が形成される。こ
こで、容量用拡散層2の導電型はN型である。そして、
全面に膜厚500nm程度の層間絶縁膜3が形成され、
この層間絶縁膜3に上記容量用拡散層2に達する容量用
コンタクト孔4が設けられる。ここで、層間絶縁膜3
は、化学気相成長(CVD)法で堆積されるシリコン酸
化膜である。そして、この容量用コンタクト孔4にコン
タクトプラグ5が形成される。ここで、コンタクトプラ
グ5はN型不純物を含有する多結晶シリコンあるいはタ
ングステンシリサイド等で構成される。
【0023】次に、全面に膜厚800nmの容量溝用絶
縁膜6が堆積される。ここで、この容量溝用絶縁膜6は
CVD法で堆積されるPSG膜(リンガラスを含むシリ
コン酸化膜)である。そして、この容量溝用絶縁膜6の
所定の領域に間口の寸法が0.5μm×0.5μmの容
量用溝7が形成される。この形成は公知の微細加工技術
で行われる。なお、容量用溝7をドライエッチングで形
成する時、層間絶縁膜3のエッチングのないようにする
とよい。このためには、PSG膜のエッチングが速くシ
リコン酸化膜のそれが遅くなるようにする。このような
ドライエッチングの反応ガスとして、CHF3 、CF4
とCOの混合ガスが用いられる。あるいは、エッチング
時間を決めて容量溝用絶縁膜6のエッチング深さが制御
される。
【0024】次に、図1(b)に示すように、減圧CV
D装置内で、容量用溝7の側壁、露出したコンタクトプ
ラグ5の表面および容量溝用絶縁膜6の上面を被覆する
第1の導電体膜8が成膜される。ここで、減圧CVD装
置の反応炉内の温度は400℃〜500℃に設定されて
いる。そして、引き続いて同一の装置内に酸素ガスが導
入され、上記第1の導電体膜8表面に第1の絶縁層9が
形成される。上記CVD法で成膜される第1の導電体膜
8は、膜厚が100nmのリン不純物を含有する無定形
シリコン膜である。また、第1の絶縁層9は、上記の無
定形シリコン膜表面に吸着した酸素により形成されるも
ので、多孔性を有し、その膜厚は1nm以下である。
【0025】更に、連続して、上記第1の導電体膜、第
1の絶縁層と同一のものが、第2の導電体膜10および
第2の絶縁層11として形成される。そして、第2の絶
縁層11上に第3の導電体膜12が成膜される。この第
3の導電体膜12も、リン不純物を含有する膜厚25n
mの無定形シリコン膜である。
【0026】次に、RIEによる異方性エッチングがな
される。すなわち、全面のエッチバックがなされる。こ
の異方性エッチングのエッチングガスには、Cl2 とH
Brの混合ガスが用いられる。この異方性エッチング工
程で、無定形シリコン膜で形成されている第3の導電体
膜、第2の導電体膜および第1の導電体膜が、この順に
縦方向にドライエッチングされる。この異方性ドライエ
ッチングにより、図1(c)に示すように、容量用溝7
の側壁周りに第1の電極膜13が形成される。また、容
量用溝7内には第2の電極膜14、第3の電極膜15が
形成される。この第2の電極膜14および第3の電極膜
15は、図1(c)に示すように第1の絶縁層9および
第2の絶縁層11がエッチングマスクとして機能するた
めに突起状に形成されるものである。そして、これらの
第1の電極膜13、第2の電極膜14および第3の電極
膜15は、容量用溝7内にシリンダ構造に形成されるよ
うになる。ここで、これらの電極膜の肉厚は30nm程
度である。
【0027】次に、図2(a)に示すように、全面に膜
厚10nmの補強導電体膜16を形成する。ここで、補
強導電体膜16は、上記第1乃至第3の導電体膜の形成
方法と同様にして形成される無定形シリコン膜である。
そして、800℃程度の熱処理が施される。この熱処理
により、前述の電極膜と補強導電体膜16は一体の多結
晶シリコン膜となり、各電極膜の肉厚は増加するように
なる。また、この熱処理で第1の絶縁層9および第2の
絶縁層11は消滅する。これは、上述した絶縁層を構成
する酸素がこの熱処理で熱拡散するためである。
【0028】次に、全面にレジスト膜が塗布され、レジ
スト膜の全面露光と現像とでもって、図2(b)に示す
ように、レジストマスク17が容量用溝7内を充填する
ように形成される。そして、このレジストマスクをエッ
チングマスクにして容量溝用絶縁膜6上にある前記補強
導電体膜16が除去される。
【0029】次に、上記レジストマスク17は除去さ
れ、図2(c)に示すように、第1の電極膜13、第2
の電極膜14、第3の電極膜15表面に容量絶縁膜18
が形成され、この容量絶縁膜18を被覆するようにプレ
ート電極19が形成される。ここで、プレート電極19
はキャパシタの上部電極となる。このようにして、下部
電極がコンタクトプラグ5を通して容量用拡散層2に電
気接続するように、キャパシタが容量用溝7内に形成さ
れる。
【0030】このように本関連技術では、減圧CVD法
により、絶縁層で挟まれた導電体膜あるいは半導体膜が
一度に積層して形成されRIEでのエッチバックが施さ
れる。このような工程でもって多重化したシリコン構造
の下部電極が形成される。
【0031】このために、キャパシタを形成するための
工程が従来の技術に比べて減少するようになる。このよ
うな効果は、シリンダ構造の多重化の度合いが増えるに
従いより顕著になる。そして、更に微細化され高集積化
される半導体記憶装置の製造コストが低減する。
【0032】次に、本発明の第の実施の形態を図3と
図4に基づいて説明する。ここで、図3と図4はシリン
ダ構造の下部電極の製造工程順の断面図である。この第
の実施の形態では、多重化したシリンダ構造の下部電
極の形成において、エッチバック工程でエッチングスト
ッパ層が使用される点が、上記関連技術との大きな相違
点となっている。以下、関連技術と異なる点について主
に説明する。また、関連技術と同じものは同一符号で示
される。そして、説明のないところは関連技術と同じと
してよい。
【0033】図3(a)に示すように、コンタクトプラ
グ5に接続し、容量用溝7および容量溝用絶縁膜6表面
に被着するように、エッチングストッパ層20が形成さ
れる。ここで、エッチングストッパ層20は膜厚20n
mのタングステンシリサシドで構成される。
【0034】次に、図3(b)に示すように、関連技術
で説明したのと同様にして、第1の導電体膜8、第1の
絶縁層9、第2の導電体膜10、第2の絶縁層11およ
び第3の導電体膜12が、減圧CVD装置内で連続して
形成される。ここで、第1の絶縁層9および第2の絶縁
層11は、関連技術の場合より厚くなるように形成され
る。これは、関連技術の場合より長く、上記導電体膜あ
るいは半導体膜の無定形シリコン表面を酸素雰囲気に曝
すことで行われる。
【0035】次に、RIEの異方性エッチングでの全面
のエッチバックが施される。この異方性エッチングのエ
ッチングガスとしては、HBrガスが用いられる。この
異方性エッチング工程で、無定形シリコン膜で形成され
ている第3の導電体膜、第2の導電体膜および第1の導
電体膜がドライエッチングされ、図3(c)に示すよう
に、容量用溝7内に、第2の電極膜14、第3の電極膜
15が形成される。この場合も、第2の電極膜14およ
び第3の電極膜15は、図3(c)に示すように第1の
絶縁層9および第2の絶縁層11がエッチングマスクと
して機能するために突起状に形成されるものである。こ
こで、これらの電極膜の肉厚は50nmとなる。
【0036】このエッチバック工程では、エッチングス
トッパ層20はほとんどエッチンされない。このため
に、第1の実施の形態で生じやすかった、コンタクトプ
ラグ5のエッチングが防止される。
【0037】次に、800℃程度の熱処理が施される。
この熱処理により、上記の電極膜は多結晶シリコン膜と
なる。また、この熱処理で第1の絶縁層9および第2の
絶縁層11は消滅する。
【0038】次に、関連技術と同様に、図4(a)に示
すように、レジストマスク17が容量用溝7内を充填す
るように形成される。そして、このレジストマスク17
をエッチングマスクにして容量溝用絶縁膜6上にあるエ
ッチングストッパ層20がエッチング除去される。この
ようにして、第1の電極膜13aが形成される。この場
合は、関連技術の場合と異なり、第1の電極膜13aは
第2乃至第3の電極膜とは異種の金属材料で構成される
ことになる。
【0039】次に、上記レジストマスク17は除去さ
れ、図4(b)に示すように、第1の電極膜13a、第
2の電極膜14、第3の電極膜15表面に容量絶縁膜1
8が形成され、この容量絶縁膜18を被覆するようにプ
レート電極19が形成される。このようにして、第1の
電極膜13aがコンタクトプラグ5を通して容量用拡散
層2に電気接続するように、キャパシタが容量用溝7内
に形成される。
【0040】この第の実施の形態では、エッチングス
トッパ層20が、エッチバック工程でコンタクトプラグ
5表面のエッチングを防止する。そして、エッチングス
トッパ層20は最終的には加工されて下部電極を構成す
るようになる。このために、関連技術の場合よりキャパ
シタの下部電極が高精度に形成できる。
【0041】次に、本発明の第2の関連技術を図5に基
づいて説明する。ここで、図5はシリンダ構造の下部電
極を有するキャパシタの断面図である。この第2の関連
技術では、多重化したシリンダ構造の下部電極の形成に
おいて、コンタクトプラグ内に溝部が形成され、この溝
部の表面にもキャパシタが形成できる点が、上記第1の
関連技術との相違点となっている。ここで、第1の関連
技術と同じものは同一符号で示される。そして、説明の
ないところは第1の関連技術と同じとしてよい。
【0042】図5に示すように、シリコン基板1の所定
の領域に容量用拡散層2が形成される。そして、全面に
層間絶縁膜3が形成され、この層間絶縁膜3に上記容量
用拡散層2に達する容量用コンタクト孔4aが設けられ
る。ここで、容量用コンタクト孔4aの寸法は、第1の
実施の形態での容量用コンタクト孔4の寸法より大きく
なるように設定される。そして、この容量用コンタクト
孔4aにコンタクトプラグ5aが形成される。
【0043】次に、全面に容量溝用絶縁膜6が堆積され
る。そして、この容量溝用絶縁膜6の所定の領域に容量
用溝7が形成される。このようにして、第1の実施の形
態で説明したように、減圧CVD法により、絶縁層で挟
まれた導電体膜あるいは半導体膜が一度に積層して形成
されRIEでのエッチバックが施される。このエッチバ
ック工程でコンタクトプラグ5aの上部がエッチングさ
れ溝部21が形成される。
【0044】以後の工程は第1の関連技術で説明したの
と同様である。このようにして、第1の電極膜13、第
2の電極膜14、第3の電極膜15および溝部21の表
面に容量絶縁膜18が形成され、この容量絶縁膜18を
被覆するようにプレート電極19が形成される。このよ
うにして、下部電極がコンタクトプラグ5を通して容量
用拡散層2に電気接続するように、キャパシタが容量用
溝7内に形成されるようになる。
【0045】この第2の関連技術では、コンタクトプラ
グにも溝部が形成され、この領域もキャパシタを構成す
る。このために、第1の関連技術の場合よりも、占有面
積の小さな領域に同一の容量値を有するキャパシタを形
成できるようになる。
【0046】以上の本発明の実施の形態では、下部電極
の表面に公知の方法で凹凸が形成されてもよい。例え
ば、下部電極の表面がHSG化されてもよいことにも言
及しておく。この場合には、上記の実施の形態の場合よ
りも、占有面積のさらに小さな領域に同一の容量値を有
するキャパシタを形成できるようになる。
【0047】また、上記の実施の形態では、複数の導電
体膜あるいは半導体膜が絶縁層のような薄膜層を挟んで
積層され、全面のエッチバックが施されるが、ここで、
絶縁層としてシリコン窒化膜が用いられてもよい。ま
た、本発明では、上記薄膜層として絶縁層に代えて導電
層が用いられてもよい。但し、この場合の導電層は、上
記エッチバック工程でマスクとして機能する必要があ
る。このためには、異方性エッチングのエッチバックの
エッチング速度が、上記導電体膜あるいは半導体膜のエ
ッチング速度より小さくなる必要がある。このような組
み合わせとして、導電体膜あるいは半導体膜にシリコン
膜が用いられ、導電層に窒化チタン層が用いられる。こ
の場合の窒化チタン層の膜厚は5nm程度であればよ
い。
【0048】また、上記の実施の形態では、リン不純物
を含有するシリコン膜が導電体膜あるいは補強導電体膜
として用いられている。本発明では、リン不純物の代わ
りにヒ素不純物がシリコン膜にドープされてもよい。あ
るいは、初めに不純物を含有しないシリコン膜が堆積さ
れ、エッチバックが施されて下部電極の電極膜が形成さ
れた後に、この電極膜に上記の不純物がドープされても
よい。
【0049】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法では、半
導体基板上に形成した絶縁膜層に溝が形成され、導電体
膜と薄膜層あるいは半導体膜と薄膜層で構成される積層
膜が上記溝の内面および絶縁膜層の上面に被着され、更
に、最上層の積層膜上に別の導電体膜あるいは半導体膜
が被着させれる。そして、上記積層膜および別の導電体
膜あるいは半導体膜に異方性のドライエッチングが施さ
れて上記溝の側壁および薄膜層に沿って互いに並行する
複数のシリンダ構造の電極膜が形成される。このように
して、上記複数のシリンダ構造の電極膜でキャパシタの
下部電極が形成される。
【0050】あるいは、本発明の半導体装置の製造方法
では、初めにエッチングストッパ層が溝の内面および絶
縁膜層の上面に被着され、このエッチングストッパ層に
被着して上記積層膜が形成され、異方性のドライエッチ
ングが施されてシリンダ構造の電極膜が形成される。
【0051】上記のキャパシタの形成方法により、シリ
ンダ構造の下部電極形成が簡便になりシリンダの多重化
が容易になる。このために、シリンダ構造のキャパシタ
を形成するための工程数が大幅に削減されるようにな
る。そして、シリンダ構造の多重化の度合いが増えるに
従い、この削減の効果は顕著になり、高集積化されたD
RAMのような半導体記憶装置の製造コストが大幅に低
減するようになる。
【0052】このようにして、本発明は半導体記憶装置
の超高集積化および高密度化をさらに促進するようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の関連技術を説明するための製造
工程順の断面図である。
【図2】本発明の第1の関連技術を説明するための製造
工程順の断面図である。
【図3】本発明の第の実施の形態をを説明するための
製造工程順の断面図である。
【図4】本発明の第の実施の形態をを説明するための
製造工程順の断面図である。
【図5】本発明の第2の関連技術を説明するためのキャ
パシタ部の断面図である。
【図6】従来の技術を説明するための製造工程順の断面
図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 容量用拡散層 3 層間絶縁膜 4,4a 容量用コンタクト孔 5,5a コンタクトプラグ 6 容量溝用絶縁膜 7 容量用溝 8 第1の導電体膜 9 第1の絶縁層 10 第2の導電体膜 11 第2の絶縁層 12 第3の導電体膜 13,13a 第1の電極膜 14 第2の電極膜 15 第3の電極膜 16 補強導電体膜 17 レジストマスク 18 容量絶縁膜 19 プレート電極 20 エッチングストッパ層 21 溝部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−267614(JP,A) 特開 平9−8249(JP,A) 特開 平9−275194(JP,A) 特開 平5−267609(JP,A) 特開 平10−56156(JP,A) 特開 平4−161834(JP,A) 特開 平8−204149(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8242 H01L 27/108

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電極、容量絶縁膜および上部電極で
    構成されるキャパシタの形成方法において、半導体基板
    上に絶縁膜層を形成し前記絶縁膜層に溝を形成する工程
    と、前記溝の内面および絶縁膜層の上面にエッチングス
    トッパ層を形成する工程と、導電体膜と薄膜層あるいは
    半導体膜と薄膜層で構成される積層膜を前記エッチング
    ストッパ層上に被着させる工程と、前記積層膜上に別の
    導電体膜あるいは半導体膜を被着させる工程と、前記積
    層膜および別の導電体膜あるいは半導体膜に異方性のド
    ライエッチングを施し前記溝の側壁および前記薄膜層に
    沿って互いに並行する複数のシリンダ構造の電極膜を形
    成する工程と、前記複数のシリンダ構造の電極膜および
    前記エッチングストッパ層とで前記下部電極を形成する
    工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記導電体膜あるいは半導体膜はシリコ
    ン膜であり、前記薄膜層は窒化チタン層であ請求項
    記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記導電体膜あるいは半導体膜はシリコ
    ン膜であり、前記薄膜層は絶縁層である請求項記載の
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層はシリコン窒化膜である請求
    記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記導電体膜あるいは半導体膜はシリコ
    ン膜であり、前記薄膜層は前記シリコン膜表面に酸素が
    吸着して形成された絶縁層であ請求項記載の半導体
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記シリコン膜は無定形シリコン膜であ
    請求項記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 記エッチングストッパ層はタングステ
    ンシリサイドで構成され請求項記載の半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記異方性のドライエッチングは、Cl
    とHBrの混合ガスがプラズマ励起されて行われる
    ことを特徴とする請求項1から請求項のうち1つの請
    求項に記載の半導体装置の製造方法。
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