JP3424640B2 - 無線基地局装置 - Google Patents

無線基地局装置

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JP3424640B2
JP3424640B2 JP2000055114A JP2000055114A JP3424640B2 JP 3424640 B2 JP3424640 B2 JP 3424640B2 JP 2000055114 A JP2000055114 A JP 2000055114A JP 2000055114 A JP2000055114 A JP 2000055114A JP 3424640 B2 JP3424640 B2 JP 3424640B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線伝送にスペク
トラム拡散技術を用いた符号分割多元接続(CDMA)
方式により、互いに直交する符号によって拡散された信
号を符号分割多重した情報信号で基地局と子局間の通信
を行う移動体通信の無線基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなCDMA方式における一般的
な無線基地局装置の構成の例を図11に示す。図11に
示す無線基地局装置1は、呼処理・監視制御回路4およ
びシェルフ2,3により構成される。シェルフとは、無
線基地局装置内で、送信信号の生成、拡散、送信等を制
御するユニットである。
【0003】呼処理・監視制御回路4は、無線基地局装
置内の状態監視や制御、チャネルのリソース管理、発着
信制御等に関する制御呼の接続を行う。
【0004】シェルフ2,3は同一の構成であり、ここ
ではシェルフ2について説明する。チャネル符号化処理
回路6a,6bは、呼処理・監視制御回路4から符号化
処理情報を入力され、送信ベースバンド信号を生成す
る。符号化処理情報とは、制御用データや音声、パケッ
ト等のユーザデータ、およびこれらのデータをのせるチ
ャネル種別の情報である。チャネル符号化処理回路6
a,6bは、それぞれチャネル数に応じた数のユニット
を有する構成である。マージ回路7a,7bは、チャネ
ル符号化処理回路6a,6bが出力する送信ベースバン
ド信号をマージする。送信信号処理回路5a,5bは、
それぞれマージ回路7a,7bが出力する送信ベースバ
ンド信号の拡散変調を行う。無線送信処理回路8aは、
送信信号処理回路5a,5bが出力する送信拡散信号を
合成加算し、直交変調、無線周波数変換、増幅を行い、
アンテナ9aから無線送信信号を出力する。無線送信処
理回路8a,8bは、送信拡散信号をそれぞれ異なる無
線送信周波数にアップコンバートする。
【0005】シェルフ2は、送信するデータ情報だけで
なく、制御信号の入出力も行う。チャネル符号化処理回
路6a,6bおよび送信信号処理回路5a,5bは、呼
処理・監視制御回路4との間で制御バスを介して、符号
化処理情報、拡散処理情報、データ制御情報、状態情報
等の入出力を行う。拡散処理情報とは、送信信号処理回
路5a,5bが拡散変調を行う際に用いる拡散コードで
ある。また、送信信号処理回路5a,5bは、異常発生
時に警報信号の入出力を相互に行う。
【0006】シェルフ3の構成および動作は、シェルフ
2と同様である。
【0007】図12は、図11に示す無線基地局装置に
おける一般的な送信信号処理回路5a〜5dの構成の例
を示すブロック図である。各送信信号処理回路は、同一
の構成であり、ここでは送信信号処理回路5aについて
説明する。図12において、チャネルデータ分離回路1
1は、CPU20から入力されるチャネルデータ情報に
より、マージ回路7aから入力される複数チャネルのデ
ータが時分割多重された送信ベースバンド信号から個別
チャネルを分離するとともにユーザ毎のデータ速度に応
じたユーザデータに変換し、自シェルフ送信用拡散処理
回路12に出力する。後述するように、自シェルフ送信
用拡散処理回路12は、現用系拡散回路および予備系拡
散回路を備えており、チャネルデータ情報は、各ユーザ
データを現用系、予備系のいずれの拡散回路で処理する
かを定める情報である。自シェルフ送信用拡散処理回路
12は、CPU20から入力される拡散処理情報(拡散
コード)により複数のデータ速度の異なるユーザデータ
を拡散変調し、ユーザ毎の拡散信号を加算合成器15d
に出力する。
【0008】加算合成器15dは、ユーザ毎の拡散信号
を全て加算し、フォーマット変換回路17cに出力す
る。また、同期パターン生成回路18cは、同期パター
ンを生成し、フォーマット変換回路17cに出力する。
フォーマット変換回路17cは、拡散信号に対し同期パ
ターンの挿入等を行い、拡散信号を無線送信処理回路8
aに伝送するためのフォーマットに変換する。フォーマ
ット変換回路17cは、フォーマット変換した拡散信号
を出力停止回路19cを介して送信拡散信号として無線
送信処理回路8aに出力する。
【0009】警報検出回路21は、送信信号処理回路5
a内に異常が生じた場合に異常検出を行い、警報信号を
出力停止回路19c、CPU20、および自シェルフ
(シェルフ2)における他の送信信号処理回路5bの自
シェルフ送信用拡散処理回路12に出力する。また、送
信信号処理回路5aの自シェルフ送信用拡散処理回路1
2は、送信信号処理回路5b内に異常が生じた場合に送
信信号処理回路5bの警報検出回路21から警報信号を
入力される。
【0010】出力停止回路19cは、警報検出回路21
から警報信号を入力されると出力バスをハイインピーダ
ンス状態とし、データ出力を停止する。
【0011】自シェルフ送信用拡散処理回路12は、現
用系拡散回路および予備系拡散回路を備え、現用系拡散
回路は、チャネルデータ分離回路11から入力される現
用系のユーザデータの拡散処理を行い、予備系拡散回路
は、予備系のユーザデータの拡散処理を行う。通常、自
シェルフ送信用拡散処理回路12は、予備系拡散回路で
処理された信号の振幅を0に固定するが、送信信号処理
回路5bから警報信号を入力されると(すなわち、自シ
ェルフ内の他の送信信号処理回路に異常が発生する
と)、予備系拡散回路で処理された信号の振幅の0固定
を解除する。
【0012】CPU20は、制御バスを介して送信信号
処理回路5a内の状態情報を呼処理・監視制御回路4に
通知し、また、呼処理・監視制御回路4から制御情報を
受信する。
【0013】送信信号処理回路5b〜5dの構成および
動作は、送信信号処理回路5aと同様である。
【0014】図11に示す無線基地局装置において、送
信信号処理回路5a,5bいずれのチャネルデータ分離
回路11も、チャネル符号化処理回路6a,6bが出力
した送信ベースバンド信号を入力される。そして、送信
信号処理回路5aのチャネルデータ分離回路11は、チ
ャネルデータ情報に基づき、送信信号処理回路5aが出
力すべきユーザデータを現用系に対応するデータとし、
自シェルフ内の他の送信信号処理回路5bが出力すべき
ユーザデータを予備系に対応するデータとして定める。
送信信号処理回路5bのチャネルデータ分離回路11も
同様に、各ユーザデータを現用系、予備系に定める。
【0015】通常時、送信信号処理回路5a,5bは、
チャネル符号化処理回路6a,6bの出力信号をそれぞ
れの自シェルフ送信用拡散処理回路12における現用系
および予備系の拡散回路で拡散するが、予備系拡散回路
で処理された信号は振幅を0に固定される。送信信号処
理回路5aに異常が発生した場合、送信信号処理回路5
aの出力停止回路19cは警報信号を入力され、データ
出力を停止する。また、送信信号処理回路5bの自シェ
ルフ送信用拡散処理回路12は、警報信号を入力され、
予備系拡散回路で処理された信号の振幅の0固定を解除
し、予備系拡散回路で処理した本来送信信号処理回路5
aが出力すべき拡散信号も出力する。
【0016】このように、図11に示す無線基地局装置
では、通常時に送信信号処理回路5a,5bいずれにお
いても拡散処理を行い、一方に異常が生じた場合には、
送信信号処理回路5a,5bが行うべき拡散処理を正常
な方のみが行う。このように二重化されている二つの送
信拡散処理(送信信号処理回路5a,5b)のいずれも
通常状態で使用し、どちらか一方の異常時には正常な方
のみが、二つの送信拡散処理で行っていた処理を全て行
う構成を0/1構成と呼ぶ。また、このうち一方の系を
0系、他方の系を1系と呼ぶ。0/1構成において、二
重化された0系,1系の一方に異常が生じた場合、正常
な系が拡散処理を補償する機能を有しなければならな
い。図11に示す無線基地局装置においては、0系で異
常が発生した場合には、1系内の予備系拡散回路が0系
の補償を行い、1系で異常が発生した場合には、0系内
の予備系拡散回路が1系の補償を行う。
【0017】また、一般的な二重化の構成としては図1
1に示す構成を含め、三つの方式が考えられる。第一の
方式における構成を図13に示す。図13に示す構成で
は、各送信信号処理回路5a,5b内における拡散処理
は、現用系、予備系に分けられておらず、通常時には二
重化された送信信号処理回路5a,5bの一方が現用系
として拡散処理を行う。他方は、予備系として待機状態
となり、送信拡散処理に寄与しない。現用系に異常が発
生した場合に、予備系と現用系が切り替えられる。ま
た、図13に示すように、チャネル符号化処理回路6
a,6bが出力する送信ベースバンド信号は、マージさ
れずに送信信号処理回路5a,5bに入力される。
【0018】このような方式では、予備系となる送信信
号処理回路が、現用系の送信信号処理回路と全く同じ処
理をして待機するようなハードウェア構成にする必要が
ある。そのため、チャネル数の増加に伴ないチャネル符
号化処理回路6a,6b内のユニット数が増えると、各
送信信号処理回路内のチャネルデータ分離回路への入力
信号線の本数が増えて、チャネルデータ分離回路の回路
構成が複雑で大掛かりなものになり、高価になってしま
う。
【0019】第二の方式は、図11を用いて説明した0
/1構成による方式である。第二の方式では、チャネル
符号化処理回路を構成する複数のユニットを二分してそ
れぞれを0系,1系の送信信号処理回路に対応させてい
るため、各送信信号処理回路のチャネルデータ分離回路
に入力される入力信号線の本数は、第一の方式の半分と
することができる。また、他の系に異常が生じた場合に
正常な系が他の系の処理を行うように、二分したチャネ
ル符号化処理回路の出力を多重化し、データの伝送レー
トを2倍とすることにより、第一の方式と同じ量の情報
を各チャネルデータ分離回路に入力することとしてい
る。
【0020】第三の方式は、第二の方式と同様の構成で
あり、通常時において二重化された送信信号処理回路5
a,5bの一方が現用系として拡散処理を行う方式であ
る。現用系として処理を行う送信信号処理回路に異常が
発生したならば、予備系と現用系を切り替える。第三の
方式では、現用系の送信信号処理回路に物理的に接続さ
れるチャネル符号化処理回路の異常時に、予備系への切
り替えが必要となり、このときの切替シーケンスが複雑
になるという欠点がある。また、各送信信号処理回路に
は、他の系に対応するチャネル符号化処理回路の出力す
る信号をマージするためのマージ回路が接続されている
必要があるため、実装時、障害発生時、保守交換時等に
種々の制約が生じ、装置としての柔軟性が欠けることと
なる。チャネル符号化処理回路とマージ回路を一体化し
た回路を用いる場合にも、各送信信号処理回路には、こ
の回路が接続されていなければならない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように、図11に
示した第二の方式は、第一の方式や第三の方式より優れ
るが、次のような問題点があった。第一の問題点は、フ
レキシブルに使用できるチャネル符号化処理回路、拡散
処理回路、無線送信処理回路のリソースがシェルフ内に
限定されてしまうという点である。ここでいうリソース
とは、各回路において同時に処理できるユーザ数を指
す。第二の方式では、一方のシェルフ内でユーザ数が増
加し処理可能な限界値に近づいたとしても、ユーザデー
タを他方のシェルフにフレキシブルに振り分けることが
できなかった。
【0022】第二の問題点は、シェルフ間にまたがる制
御を行う場合に、呼処理・監視制御回路4および送信信
号処理回路5a〜5dのCPU20を介するソフトウェ
ア処理を行う必要があり、切替制御等の処理時間が長く
なるという点である。
【0023】本発明は、シェルフ間通信を用いて無線基
地局装置内のチャネル符号化処理回路、拡散処理回路、
無線送信処理回路等のリソースを効率的に制御し、ま
た、シェルフ間にまたがる制御を短時間に行う冗長構成
の無線基地局装置装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明による無線基地局
装置は、送信信号の生成、拡散、送信等を制御するユニ
ットであるシェルフ内に送信データを拡散変調する送信
信号処理回路を二重化して備え、各送信信号処理回路は
通常時に拡散処理後の送信データを出力する現用系拡散
部と二重化された他の送信信号処理回路を補償する予備
系拡散部とを備えた無線基地局装置であって、各シェル
フ内の各送信信号処理回路は、他のシェルフ内における
二重化された送信信号処理回路のうち一方と接続され送
信データの入出力を行い、各送信信号処理回路は、自己
の異常、同じシェルフ内における他の送信信号処理回路
からの拡散処理切替要求、接続された他のシェルフ内の
送信信号処理回路の異常、および接続されていない他の
シェルフ内の送信信号処理回路の異常を検出することに
より送信データの伝送路を所定の伝送路に切り替える伝
送路切替手段を備えたことを特徴とする。このような構
成によれば、無線基地局装置内の送信信号処理回路に異
常が発生した場合に、最適な伝送路への切替を行うこと
ができる。
【0025】各送信信号処理回路は、送信データの中か
ら他のシェルフで送信すべきデータを選択するデータ選
択手段を備えた構成であってもよい。このような構成に
よれば、シェルフ間の通信を行うためのケーブルの本数
等を少なくし、装置の構成を簡易化することができる。
【0026】
【0027】また、各伝送路切替手段は、伝送路切替手
段が属する送信信号処理回路の異常、同じシェルフ内に
おける他の送信信号処理回路からの拡散処理切替要求、
接続された他のシェルフ内の送信信号処理回路の異常、
および接続されていない他のシェルフ内の送信信号処理
回路の異常を示す信号を入力し、切り替えるべき所定の
伝送路に応じて送信信号処理回路の出力停止、送信信号
処理回路の出力信号の振幅0固定、予備系拡散部からの
送信データの出力、および同じシェルフ内における他の
送信信号処理回路に対する拡散処理切替要求に関する制
御信号を出力する論理回路を備えた構成であってもよ
い。このような構成によれば、論理回路を用いるので、
最適な伝送路への切り替えを瞬時に行うことができる。
【0028】各伝送路切替手段は、通常時において各シ
ェルフの各送信信号処理回路に現用系拡散部から送信デ
ータを出力させる構成である。このような構成によれ
ば、異常発生時の切替動作が複雑化することを避けるこ
とができる。
【0029】各伝送路切替手段は、一つのシェルフの一
方の送信信号処理回路に異常が生じた場合に、異常が生
じた送信信号処理回路の送信データ出力を停止し、正常
な送信信号処理回路およびこの送信信号処理回路に接続
された他のシェルフの送信信号処理回路が現用系拡散部
および予備系拡散部から送信データを出力するように伝
送路を切り替える構成である。このような構成によれ
ば、シェルフ間で通信を行って他のシェルフで送信する
データを、異常の発生した送信信号処理回路から退避さ
せることができる。
【0030】このとき、各伝送路切替手段は、異常が生
じた送信信号処理回路に接続された他のシェルフの送信
信号処理回路の設定を送信データの振幅を0に固定して
出力する設定に切り替える構成である。このような構成
によれば、異常の発生していないシェルフでは0系と1
系の同期確立状態が継続しているので、次の切替動作に
備えることができる。
【0031】また、各伝送路切替手段は、一つのシェル
フ内の両方の送信信号処理回路に異常が生じた場合に、
異常が生じた送信信号処理回路の送信データ出力を停止
し、他のシェルフ内の各送信信号処理回路が現用系処理
部から送信データを出力するように伝送路を切り替える
構成である。このような構成によれば、復旧時等の切替
動作が複雑化することを避けることができる。
【0032】各伝送路切替手段は、一つのシェルフ内の
一方の送信信号処理回路と前記送信信号処理回路に接続
されていない他のシェルフ内の送信信号処理回路とに異
常が生じた場合に、異常が生じた送信信号処理回路の送
信データ出力を停止し、各シェルフ内の正常な送信信号
処理回路が現用系拡散部および予備系拡散部から送信デ
ータを出力するように伝送路を切り替える構成である。
このような構成によれば、正常な送信処理回路を用いて
伝送路を確保することができる。
【0033】各伝送路切替手段は、接続された他のシェ
ルフの送信信号処理回路に異常が発生したことをシェル
フ間で通信される信号の状態に基づいて検出する構成で
あってもよい。このような構成によれば、他シェルフの
送信信号処理回路の異常を瞬時に検出することができ
る。
【0034】例えば、各伝送路切替手段は、ケーブル接
続された他のシェルフの送信信号処理回路に異常が発生
したことを他のシェルフから入力される送信データが停
止したことにより検出する構成である。また、他のシェ
ルフから異常を示す制御信号を受信することにより検出
する構成であってもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明による無線基地局
装置の実施の一形態を示すブロック図である。無線基地
局装置1は、無線基地局装置内の状態監視や制御、チャ
ネルのリソース管理、発着信制御等に関する制御呼の接
続を行う呼処理・監視制御回路4、シェルフ2,3によ
り構成される。
【0036】シェルフ2,3は、同一の構成であり、こ
こでは、シェルフ2について説明する。チャネル符号化
処理回路6a,6bは、送信ベースバンド信号を生成
し、マージ回路7a,7bは、チャネル符号化処理回路
6a,6bが出力する送信ベースバンド信号をマージす
る。
【0037】送信信号処理回路5a,5bは、それぞれ
マージ回路7a,7bが出力する送信ベースバンド信号
を自シェルフ送信用、他シェルフ送信用に分離して、拡
散変調を行う。また、送信信号処理回路5a,5bは、
それぞれ他シェルフ3の対応する送信信号処理回路5
c,5dにケーブル接続される。他シェルフ送信用の拡
散信号(以下、シェルフ間拡散信号と記す。)は、この
ケーブルを介して入出力される。送信信号処理回路5
a,5bは、それぞれ対応する送信信号処理回路5c,
5dからシェルフ間拡散信号を入力されると、自ら拡散
変調を行った送信拡散信号とシェルフ間拡散信号とを合
成加算する。
【0038】シェルフ2,3間のシェルフ間拡散信号の
入出力は、自シェルフで生成した送信ベースバンド信号
を他シェルフの送信周波数で送信したいときに行う。例
えば、一方のシェルフ2においてチャネル符号化処理回
路6a,6bや送信信号処理回路5a,5b内の拡散処
理回路のリソースが不足した場合、無線送信処理回路8
aやアンテナ9aに障害が発生した場合等に、送信信号
処理回路5a,5bは、他シェルフ3の対応する送信信
号処理回路5c,5dに送信拡散信号を出力する。
【0039】無線送信処理回路8aは、送信信号処理回
路5a,5bから入力される送信拡散信号を合成加算
し、直交変調、無線周波数変換、増幅を行い、アンテナ
9aから無線送信信号を出力する。無線送信処理回路8
a,8bは、送信拡散信号をそれぞれ異なる無線送信周
波数にアップコンバートする。
【0040】次に、シェルフ2における制御信号の入出
力について説明する。チャネル符号化処理回路6a,6
bおよび送信信号処理回路5a,5bは、呼処理・監視
制御回路4との間で制御バスを介して、符号化処理情
報、拡散処理情報、データ制御情報、状態情報等の入出
力を行う。また、送信信号処理回路5a,5bは、切替
要求信号および他シェルフ警報信号の入出力を相互に行
う。切替要求信号、他シェルフ警報信号は、異常発生時
に自シェルフ内の他の送信信号処理回路の設定を変える
ために用いる信号である。
【0041】シェルフ3の構成および動作は、シェルフ
2と同様である。
【0042】図2は、図1に示す無線基地局装置におけ
る送信信号処理回路5a〜5dの構成の例を示すブロッ
ク図である。各送信信号処理回路は同一の構成であり、
ここでは送信信号処理回路5aについて説明する。図2
において、チャネルデータ分離回路11は、マージ回路
7aから入力される複数チャネルのデータが時分割多重
された送信ベースバンド信号から個別チャネルを分離す
るとともにユーザ毎のデータ速度に応じたユーザデータ
に変換する。そして、CPU20からのチャネルデータ
情報にしたがい、ユーザデータを自シェルフ送信用拡散
処理回路12および他シェルフ送信用拡散処理回路13
に出力する。
【0043】チャネルデータ情報は、各ユーザデータを
自シェルフと他シェルフのいずれから送信するのか、ま
た、拡散処理回路12,13内における現用系と予備系
のいずれの拡散回路で処理するかを定める情報である。
チャネルデータ分離回路11は、自シェルフ(シェルフ
2)で送信するユーザデータを選択して自シェルフ送信
用拡散処理回路12に出力し、他シェルフ(シェルフ
3)で送信するユーザデータを選択して他シェルフ送信
用拡散処理回路13に出力する。
【0044】自シェルフ送信用拡散処理回路12および
他シェルフ送信用拡散処理回路13は、CPU20から
の拡散処理情報により複数のデータ速度の異なるユーザ
データを拡散変調し、拡散信号をそれぞれ加算合成器1
5a,15bに出力する。
【0045】加算合成器15bは、他シェルフ(シェル
フ3)へ出力するユーザ毎の拡散信号を全て加算し、振
幅0制御回路16b、フォーマット変換回路17b、出
力停止回路19bを介して、他シェルフの送信信号処理
回路5cへ出力する。他シェルフの送信信号処理回路5
cも同様に送信信号処理回路5aに送信拡散信号を送信
するが、送信信号処理回路5aは、この送信拡散信号を
フレーム同期回路22で受信する。フレーム同期回路2
2は、他シェルフから入力される送信拡散信号のフレー
ム同期を確立し、拡散信号分離回路23は、この送信拡
散信号を分離し、加算合成器15aへ出力する。
【0046】また、加算合成器15aは、自シェルフ
(シェルフ2)へ出力するユーザ毎の拡散信号を全て加
算し、加算合成器15cへ出力する。加算合成器15c
は、加算合成器15aと拡散信号分離回路23からの拡
散信号を加算し、振幅0制御回路16a、フォーマット
変換回路17a、出力停止回路19aを介して送信拡散
信号として無線送信処理回路8aに出力する。
【0047】同期パターン生成回路18a,18bは、
それぞれ同期パターンを生成し、フォーマット変換回路
17a,17bに出力する。フォーマット変換回路17
a,17bは、拡散信号に対し同期パターンの挿入等を
行い、拡散信号を無線送信処理回路8aまたは他シェル
フに伝送するためのフォーマットに変換する。
【0048】次に、異常が発生したときの設定切替動作
に用いる回路および制御信号について説明する。切替制
御回路25は、入力される各警報信号、切替要求信号に
応じて、最適な切替動作を行うための各制御信号を出力
する。出力停止回路19a,19bは、切替制御回路2
5から自己障害データ制御信号が入力されると、出力バ
スをハイインピーダンス状態としてデータ出力を停止す
る。振幅0制御回路16a,16bは、切替制御回路2
5から他シェルフ自系障害データ制御信号が入力される
と、拡散信号の振幅を0に固定する。自シェルフ送信用
拡散処理回路12および他シェルフ送信用拡散処理回路
13は、切替制御回路25から予備系データ振幅0制御
信号が入力されると、所定の処理を行う。この処理につ
いては後述する。
【0049】なお、自系とは、対応する送信信号処理回
路としてシェルフ間接続で実現される伝送路系統を指
し、また、シェルフ間接続で実現されていない系統を他
系という。例えば、送信信号処理回路5aに対して、送
信信号処理回路5cは自系、送信信号処理回路5b,5
dは他系である。
【0050】警報検出回路21は、送信信号処理回路5
a内の異常検出を行い、切替制御回路25およびCPU
20に自己警報信号を出力する。このとき、CPU20
は、呼処理・監視制御回路4と制御バスを介して情報の
やりとりを行い、送信信号処理回路5a内の状態情報を
通知する。また、他シェルフ自系警報検出回路24は、
他シェルフから入力されるシェルフ間拡散信号の停止に
より異常を検出し、他シェルフ自系警報信号を切替制御
回路25に出力する。この他シェルフ自系警報信号は、
自シェルフ(シェルフ2)内における他方の送信信号処
理回路5bの切替制御回路25に他シェルフ他系警報信
号として入力される。同様に、送信信号処理回路5bの
他シェルフ自系警報検出回路24も他シェルフ自系警報
信号を出力し、この信号は、送信信号処理回路5aの切
替制御回路25に他シェルフ他系警報信号として入力さ
れる。
【0051】また、切替制御回路25は、入力される警
報等に応じて切替要求信号を自シェルフ内における他方
の送信信号処理回路5bの切替制御回路25に出力す
る。同様に、送信信号処理回路5bの切替制御回路25
も、送信信号処理回路5aの切替制御回路25に切替要
求信号を出力する。
【0052】切替制御回路25は、入力される切替要求
信号、自己警報信号、他シェルフ自系警報信号、他シェ
ルフ他系警報信号の組み合わせにより、図3に示す自己
障害データ制御信号、他シェルフ自系障害データ制御信
号、予備系データ振幅0制御信号、切替要求信号を設定
して出力する。この切替制御回路25の構成の例を図4
に示す。この切替制御回路25は、図3に示す真理値表
を実現する論理回路であり、EXOR(排他的論理輪)
ゲート31、NANDゲート32a〜32c、ANDゲ
ート33a〜33e、ORゲート34a,34b、NO
Tゲート35a〜35dにより構成される。
【0053】次に、自シェルフ送信用拡散処理回路12
および他シェルフ送信用拡散処理回路13の構成につい
て説明する。両者の構成は同一であり、図5にその構成
の例を示す。自シェルフ送信用および他シェルフ送信用
拡散処理回路12,13は、現用系拡散回路41、予備
系拡散回路42、予備系データ振幅0制御回路43を備
える。現用系拡散回路41は、チャネルデータ分離回路
11から入力される現用系のユーザデータの拡散処理を
行い、予備系拡散回路42は、チャネルデータ分離回路
11から入力される予備系のユーザデータの拡散処理を
行う。これらの拡散回路41,42における拡散コード
等の設定は、CPU20から入力される拡散処理情報に
より行われる。
【0054】予備系のユーザデータは、通常時にシェル
フ内の他の送信信号処理回路が出力するデータである。
予備系拡散回路42は、他の送信信号処理回路に異常が
発生した場合等に、この送信信号処理回路を補償する。
ここで、補償とは、本来シェルフ内の他の送信信号処理
回路が出力すべきデータを出力することをいう。予備系
データ振幅0制御回路は、通常時は予備系拡散回路42
が出力する拡散信号の振幅を0に固定する制御を行い、
切替制御回路25から予備系データ振幅0制御信号が
「解除」として入力されると、振幅0制御を解除し、予
備系拡散信号の出力を開始する。
【0055】次に、無線送信処理回路8aの構成につい
て説明する。図6は、無線送信処理回路8aの構成の例
を示すブロック図である。フレーム同期回路44a,4
4bは、送信信号処理回路5a,5bからそれぞれ入力
される送信拡散信号のフレーム同期を確立する。遅延差
分算出回路45は、両方の送信拡散信号の遅延差を算出
し、遅延調整回路46a,46bは、両者のタイミング
を合わせる。拡散信号分離回路47a,47bは拡散信
号を分離し、加算器48は信号を加算合成する。変調・
周波数変換・増幅回路49は、加算器48から入力され
る拡散信号に対して、直交変調、無線周波数変換、増幅
を行い、アンテナ9aに出力する。
【0056】なお、この無線基地局装置において、呼処
理・監視制御回路4は、送信を行わないときには符号化
処理情報を無効な情報(例えば、振幅が0である信号)
として作成するか、あるいは、チャネルデータ情報にお
いて拡散処理を行う回路を設定しない。
【0057】次に、異常が発生した場合における冗長切
替動作について説明する。図7および図8は、異常発生
時の冗長切替動作のシーケンスを示す説明図である。図
中において示す数値は、図3の真理値表における各状態
を示す。また、図1において送信信号処理回路5a,5
cで処理される信号系列を0系、送信信号処理回路5
b,5dで処理される信号系列を1系とする。
【0058】図7に示すフェーズ1は、通常状態を示
す。各送信信号処理回路5a〜5d内の切替制御回路2
5に入力される信号は全てL(解除)であり、このとき
各切替制御回路25は、予備系データ振幅0制御信号の
みをHとして出力する(状態1)。したがって、自シェ
ルフ送信用拡散処理回路12、他シェルフ送信用拡散処
理回路13内の予備系データ振幅0制御回路43は、予
備系拡散回路42が出力する拡散信号の振幅を0に固定
する。また、無線送信処理回路8a,8bはそれぞれ0
系,1系に関して同期状態にある。
【0059】フェーズ2は、いずれかの送信信号処理回
路内の警報検出回路21が異常を検出した場合のシーケ
ンスを示す。ここでは、送信信号処理回路5aに異常が
生じた場合を例に説明する。送信信号処理回路5aの警
報検出回路21は、自己警報信号(H)をCPU20お
よび切替制御回路25に出力する。したがって、切替制
御回路25は状態9となり、切替要求信号(H)を送信
信号処理回路5bに出力し、自己障害データ制御信号
(H)を出力停止回路19a,19bに出力する。出力
停止回路19a,19bは、それぞれ無線送信処理回路
8aに出力する送信拡散信号、送信信号処理回路5cへ
出力するシェルフ間拡散信号を停止する。また、無線送
信回路8aは、0系に関して送信拡散信号の異常、ある
いは出力停止により非同期状態となる。
【0060】送信信号処理回路5aから切替要求信号を
入力された送信信号処理回路5bの切替制御回路25は
状態2となり、予備系データ振幅0制御信号を解除す
る。したがって、送信信号処理回路5bにおいて、自シ
ェルフ送信用拡散処理回路12、他シェルフ送信用拡散
処理回路13内の予備系データ振幅0制御回路43は、
振幅0制御を解除し、予備系拡散信号の出力を開始す
る。
【0061】送信信号処理回路5c内の他シェルフ自系
警報検出回路24は、送信信号処理回路5aからのシェ
ルフ間拡散信号の出力停止を検出し、他シェルフ自系警
報信号(H)を切替制御回路25および送信信号処理回
路5dに出力する。この信号を入力された切替制御回路
25は状態5となり、切替要求信号(H)を送信信号処
理回路5dへ出力し、他シェルフ自系障害データ制御信
号(H)を振幅0制御回路16a,16bに出力する。
振幅0制御回路16a,16bは、それぞれ無線送信処
理回路8bへ出力する送信拡散信号、送信信号処理回路
5aへ出力するシェルフ間拡散信号の振幅を0に固定す
る。
【0062】送信信号処理回路5cから切替要求信号と
他シェルフ他系警報信号を入力された送信信号処理回路
5dの切替制御回路25は状態4となり、予備系データ
振幅0制御信号を解除する。これにより、送信信号処理
回路5dにおいて、自シェルフ送信用拡散処理回路1
2、他シェルフ送信用拡散処理回路13内の予備系デー
タ振幅0制御回路43は、振幅0制御を解除し、予備系
拡散信号の出力を開始する。
【0063】フェーズ3は、フェーズ2で異常が生じた
シェルフ内で、さらにもう一方の送信信号処理回路にも
異常が生じた場合のシーケンスを示す。ここでは、送信
信号処理回路5b内の警報検出回路21が異常を検出し
た場合について説明する。送信信号処理回路5bにおい
て、警報検出回路21は、自己警報信号(H)をCPU
20および切替制御回路25に出力する。したがって、
切替制御回路25は状態10となり、切替要求信号
(H)を送信信号処理回路5aに出力し、予備系データ
振幅0制御信号をHとする。これにより、送信信号処理
回路5bにおいて、自シェルフ送信用拡散処理回路1
2、他シェルフ送信用拡散処理回路13内の予備系デー
タ振幅0制御回路は、予備系拡散信号の振幅を0に固定
する。また、切替制御回路25は、自己障害データ制御
信号(H)を出力停止回路19a,19bに出力する。
出力停止回路19a,19bは、それぞれ無線送信処理
回路8aへの送信拡散信号、送信信号処理回路5dへ出
力するシェルフ間拡散信号を停止する。また、無線送信
回路8aは、1系に関して送信拡散信号の異常、あるい
は出力停止により非同期状態となる。
【0064】送信信号処理回路5bから切替要求信号を
入力された送信信号処理回路5aの切替制御回路25は
状態10となり、フェーズ2の処理を継続する。
【0065】送信信号処理回路5d内の他シェルフ自系
警報検出回路24は、送信信号処理回路5bからのシェ
ルフ間拡散信号の出力停止を検出し、他シェルフ自系警
報信号(H)を切替制御回路25および送信信号処理回
路5cに出力する。他シェルフ自系警報信号を入力され
た切替制御回路25は、状態8となる。
【0066】送信信号処理回路5dから他シェルフ他系
警報信号を入力された送信信号処理回路5cの切替制御
回路25は状態7となり、切替要求信号を解除する。ま
た、切替制御回路25は、他シェルフ自系障害データ制
御信号を解除し、これにより振幅0制御回路16a,1
6bは、それぞれ無線送信処理回路8bへ出力する送信
拡散信号、送信信号処理回路5aへ出力するシェルフ間
拡散信号の振幅0固定を解除する。
【0067】送信信号処理回路5dの切替制御回路25
は、送信信号処理回路5cからの切替要求信号が解除さ
れ、状態7となる。したがって、切替制御信号25は、
予備系データ振幅0制御信号をHとする。これにより送
信信号処理回路5dにおいて、自シェルフ送信用拡散処
理回路12、他シェルフ送信用拡散処理回路13内の予
備系データ振幅0制御回路は、予備系拡散信号の振幅を
0に固定する。
【0068】フェーズ4は、フェーズ3で異常となって
いる二つの送信信号処理回路のうち、一方が復旧した場
合のシーケンスを示す。ここでは、送信信号処理回路5
aが復旧した場合について説明する。送信信号処理回路
5aの警報検出回路21は自己警報信号を解除し、切替
制御回路25は状態2となる。したがって、切替制御回
路25は切替要求信号、自己障害データ制御信号を解除
し、出力停止回路19a,19bは、それぞれ無線送信
処理回路8aへの送信拡散信号、送信信号処理回路5c
へ出力するシェルフ間拡散信号の出力を開始する。ま
た、切替制御回路25は、予備系データ振幅0制御回路
も解除し、これにより、送信信号処理回路5aにおい
て、自シェルフ送信用拡散処理回路12、他シェルフ送
信用拡散処理回路13内の予備系データ振幅0制御回路
は、振幅0制御を解除し、予備系拡散信号の出力を開始
する。また、無線送信処理回路8aは0系に関して同期
を確立し、送信拡散信号の無線送信処理を開始する。
【0069】送信信号処理回路5aから切替要求信号を
解除された送信信号処理回路5bの切替制御回路25は
状態9となり、フェーズ3の処理を継続する。
【0070】送信信号処理回路5c内の他シェルフ自系
警報検出回路24は、送信信号処理回路5aによるシェ
ルフ間拡散信号の出力開始を検出し、切替制御回路25
および送信信号処理回路5dに出力していた他シェルフ
自系警報信号を解除する。他シェルフ自系警報信号を解
除された切替制御回路25は、状態3となる。
【0071】送信信号処理回路5cから他シェルフ他系
警報信号を解除された送信信号処理回路5dの切替制御
回路25は状態5となり、切替要求信号(H)を送信信
号処理回路5cに出力する。また、切替制御回路25
は、他シェルフ自系障害データ制御信号(H)を出力
し、これにより振幅0制御回路16a,16bは、それ
ぞれ無線送信処理回路8bへ出力する送信拡散信号、送
信信号処理回路5bへ出力するシェルフ間拡散信号の振
幅を0に固定する。
【0072】送信信号処理回路5cの切替制御回路25
は、送信信号処理回路5dからの切替要求信号が入力さ
れ、状態4となる。したがって、切替制御信号25は、
予備系データ振幅0制御信号を解除する。これにより、
送信信号処理回路5cにおいて、自シェルフ送信用拡散
処理回路12、他シェルフ送信用拡散処理回路13内の
予備系データ振幅0制御回路は、予備系拡散信号の出力
を開始する。
【0073】次に、図8に示すシーケンスについて説明
する。図8において、フェーズ1,2は、図7に示すシ
ーケンスと同様である。フェーズ5は、フェーズ2の後
に他シェルフ他系の送信信号処理回路にも異常が発生し
た場合のシーケンスを示す。ここでは、送信信号処理回
路5dに異常が発生した場合について説明する。
【0074】送信信号処理回路5dにおいて、警報検出
回路21は、自己警報信号(H)をCPU20および切
替制御回路25に出力する。したがって、切替制御回路
25は状態12となり、切替要求信号(H)を送信信号
処理回路5cに出力し、自己障害データ制御信号(H)
を出力停止回路19a,19bに出力する。出力停止回
路19a,19bは、それぞれ無線送信処理回路8bへ
の送信拡散信号、送信信号処理回路5bへ出力するシェ
ルフ間拡散信号を停止する。また、無線送信回路8b
は、1系に関して送信拡散信号の異常、あるいは出力停
止により非同期状態となる。
【0075】送信信号処理回路5cの切替制御回路25
は、送信信号処理回路5dからの切替要求信号が入力さ
れ、状態6となる。したがって、切替制御信号25は、
切替要求信号を解除する。また、切替制御信号25は他
シェルフ自系障害データ制御信号を解除し、これにより
振幅0制御回路16a,16bは、それぞれ無線送信処
理回路8bへ出力する送信拡散信号、送信信号処理回路
5aへ出力するシェルフ間拡散信号の振幅0固定を解除
する。また、切替制御信号25は、予備系データ振幅0
制御信号を解除する。これにより、送信信号処理回路5
cにおいて、自シェルフ送信用拡散処理回路12、他シ
ェルフ送信用拡散処理回路13内の予備系データ振幅0
制御回路は、予備系拡散信号の出力を開始する。
【0076】送信信号処理回路5dの切替制御回路25
は、送信信号処理回路5cからの切替要求信号が解除さ
れ状態11となる。ただし、送信信号処理回路5dの処
理は変化せず、無線送信処理回路8bへの送信拡散信
号、送信信号処理回路5bへ出力するシェルフ間拡散信
号の停止を継続する。
【0077】送信信号処理回路5b内の他シェルフ自系
警報検出回路24は、送信信号処理回路5dからのシェ
ルフ間拡散信号の出力停止を検出し、他シェルフ自系警
報信号(H)を切替制御回路25および送信信号処理回
路5aに出力する。この信号を入力された切替制御回路
25は状態6となる。また、送信信号処理回路5a内の
切替制御回路25は、送信信号処理回路5bから他シェ
ルフ他系警報信号を入力され、状態11となる。ただ
し、送信信号処理回路5a,5bは、フェーズ2におけ
る処理を継続する。
【0078】図7および図8では、各フェーズの説明と
して、送信信号処理回路5a等の特定の送信信号処理回
路に異常が発生した場合を示したが、他の送信信号処理
回路に異常が発生した場合であっても、上記の各フェー
ズと同様のシーケンスとなる。
【0079】上記の構成の無線基地局装置では、シェル
フ2のチャネル符号化処理回路6a,6bで生成された
ベースバンド信号を、自シェルフ(シェルフ2)の無線
送信処理回路8aだけでなく、他シェルフ(シェルフ
3)の無線送信処理回路8bからも送信できる。同様
に、シェルフ3のチャネル符号化処理回路6c,6dで
生成されたベースバンド信号も、無線送信処理回路8
a,8bから送信できる。したがって、無線基地局装置
周辺のフェージング等の電波環境に対してアンテナや送
信周波数を選択することにより、より最適な無線通信シ
ステムを構築することができる。また、一方のシェルフ
においてチャネル符号化処理回路、拡散処理回路等のリ
ソースが不足した場合や無線送信処理回路あるいはアン
テナに異常が発生した場合に、装置内のリソースの許容
範囲内で他方のチャネル符号化処理回路、拡散処理回
路、無線送信処理回路およびアンテナを用いて運用を継
続することができる。
【0080】また、シェルフ間通信を行う際にチャネル
符号化処理回路6a〜6dが送信するベースバンド信号
を他のシェルフに直接入力させる構成とすると、チャネ
ル数の増加に伴いチャネル符号化処理回路を構成するユ
ニット数が増えたときに、他のシェルフへの配線本数が
増加していまう。しかし、本発明では送信信号処理回路
5a〜5dが、チャネル符号化処理回路の複数のユニッ
トから入力される送信ベースバンド信号のうち、他シェ
ルフへ送信する必要のあるデータだけを選択し、拡散処
理後に多重化してシェルフ間通信を行う構成であるた
め、ケーブル配線や装置構成等を簡易化することができ
る。
【0081】また、上記の無線基地局装置では、フェー
ズ2においてシェルフ2の送信信号処理回路5aで異常
が発生すると、送信信号処理回路5aは、誤ったデータ
を無線送信処理回路8aおよび送信信号処理回路5cへ
送信しないように出力を停止し、送信信号処理回路5b
は、現用系拡散回路41だけでなく予備系拡散回路42
の拡散信号も出力して0系の補償を行う。また、シェル
フ3の送信信号処理回路5cは、無線送信処理回路8b
および送信信号処理回路5aに出力する拡散信号の振幅
を0に固定し、送信信号処理回路5dは、現用系拡散回
路41だけでなく予備系拡散回路42の拡散信号も出力
する。
【0082】この一連のハードウェアによる切替動作に
より、自シェルフ(シェルフ2)で生成し無線送信する
拡散信号は、瞬時に1系に退避することができる。ま
た、自シェルフで生成し、シェルフ間通信を介して他シ
ェルフ(シェルフ3)で送信する拡散信号や、他シェル
フで生成し、シェルフ間通信を介して自シェルフで送信
する拡散信号についても、瞬時に1系に退避させ、シス
テムに与える影響を最小限に抑えることができる。ま
た、異常の発生していないシェルフ3では、送信信号処
理回路5cが同期パターンを無線送信処理回路8bに出
力しているので、0系と1系の同期確立を継続し、次の
切替動作に備えることができる。
【0083】また、フェーズ3において、自シェルフ内
の送信信号処理回路5bに異常が発生すると、送信信号
処理回路5aは、送信信号処理回路5bから切替要求信
号が入力されるが、これに影響されることなくフェーズ
2の処理を継続する。シェルフ2の送信信号処理回路5
a,5bがともに異常となると、シェルフ3では、送信
信号処理回路5dのみが現用系拡散回路41および予備
系拡散回路42の拡散信号を出力する状態から、通常時
と同様に送信信号処理回路5c,5dが現用系拡散回路
41の拡散信号を出力する状態に戻す。このとき、前述
のように0系と1系の同期確立が継続されている。した
がって、フェーズ3における切替の際、無線送信処理回
路8bにおける0系の再同期が確立されるまでの間に信
号断となるようなことはなく、瞬時に送信信号処理回路
5cからの送信信号を処理することができる。
【0084】フェーズ2におけるシェルフ3の状態は、
前述の第三の方式に相当する状態であるが、フェーズ3
における一連の切替動作により、第二の方式に相当する
状態に復旧することができる。フェーズ3では、シェル
フ2の送信信号処理回路5a,5bが共に異常状態であ
り、シェルフ間通信が行えないため第二の方式に相当す
る状態(送信信号処理回路5c,5dが拡散信号を出力
する状態)が最適な状態である。
【0085】フェーズ4において、シェルフ2内の一方
の送信信号処理回路5aが復旧した場合、復旧した送信
信号処理回路5aは、送信信号処理回路5bが異常状態
にあるので、現用系拡散回路41および予備系拡散回路
42の拡散信号を出力する。また、シェルフ3では、シ
ェルフ間通信を行うため、送信信号処理回路5cが現用
系拡散回路41および予備系拡散回路42の拡散信号を
出力し、送信信号処理回路5dは拡散信号の振幅を0に
固定する。
【0086】この一連の切替動作により、瞬時に全断し
ていたシェルフ間通信が復旧する。また、シェルフ3に
おいては、第二の方式に相当する状態から第三の方式に
相当する状態となるが、シェルフ間通信を行うために、
この状態が最適な伝送路体系といえる。
【0087】フェーズ5において、他シェルフ他系の送
信信号処理回路5dに異常が発生した場合、送信信号処
理回路5cは、送信拡散信号の振幅を0に固定していた
状態から、現用系拡散回路41および予備系拡散回路4
2の拡散信号を出力する状態に遷移する。また、送信信
号処理回路5bは、送信信号処理回路5dからのシェル
フ間拡散信号の出力停止を検出し、送信信号処理回路5
aは、他シェルフ他系警報信号を入力されるが、送信信
号処理回路5a,5bはフェーズ2における処理を継続
する。
【0088】フェーズ5において、送信信号処理回路5
a,5dが異常状態であるため、シェルフ間通信を行う
ことができない。この場合、送信信号処理回路5b,5
cが、他シェルフ自系障害からの退避よりも、自シェル
フ他系障害からの退避を優先させる伝送路体系が最適な
状態となる。フェーズ5の一連の切替によっても、瞬時
にこのような最適な状態に遷移することができる。
【0089】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図9は、本発明の他の実施の形態における送信
信号処理回路5a〜5dの構成を示すブロック図であ
る。図9に示す構成では、他シェルフ送信用拡散処理回
路を備えず、チャネルデータ分離回路11は、シェルフ
間で通信されるユーザデータを送信ベースバンド信号の
ままフォーマット変換回路17b、出力停止回路19b
を介して、他シェルフ自系の送信信号処理回路に出力す
る。すなわち、ユーザデータは、拡散処理させずにシェ
ルフ間で入出力される。
【0090】また、シェルフ間で送信ベースバンド信号
の入出力を行う場合、各送信信号処理回路のフレーム同
期回路22が他シェルフ自系の送信信号処理回路から送
信ベースバンド信号を受信する。フレーム同期回路22
は、送信データベース信号のフレーム同期を確立し、ユ
ーザデータ分離回路27に出力する。ユーザデータ分離
回路27は、複数のユーザデータを分離して拡散処理回
路28に出力し、拡散処理回路28は、CPU20から
入力される拡散処理情報に基づいて拡散処理を行う。加
算合成器15bは、拡散処理回路28から入力されるユ
ーザ毎の拡散信号を全て加算し、加算合成器15cへ出
力する。加算合成器15cは、加算合成器15a,15
bから入力される拡散信号を加算し、振幅0制御回路1
6aに出力する。また、他シェルフ自系警報検出回路2
4は、シェルフ間通信される送信データベース信号の停
止により、他シェルフ自系警報信号を出力する。
【0091】他の回路の構成および動作は、前述の実施
の形態と同様であり、各送信信号処理回路に異常が発生
した場合の動作シーケンスも、図7,8に示す場合と同
様である。
【0092】このような構成では、送信信号処理回路が
他シェルフ自系の送信信号処理回路にユーザデータを送
信する場合、拡散処理を行わずに送信するので、送信側
に異常が発生しても、シェルフ間通信に与える影響を低
減することができる。
【0093】また、上記の各実施例において、各送信信
号処理回路5a〜5dは送信停止回路19bを備えず、
切替制御回路25は出力停止回路19bではなく他シェ
ルフ自系の送信信号処理回路における他シェルフ自系警
報検出回路24に自己障害データ制御信号を出力する構
成であってもよい。このような送信信号処理回路の構成
の例を図10に示す。他シェルフ自系警報検出回路24
は、他シェルフから自己障害データ制御信号を入力され
た場合に、他シェルフ自系警報信号を出力する。このよ
うな構成とした場合、他シェルフ自系の送信信号処理回
路との間では、ユーザデータだけでなく制御信号(自己
障害データ制御信号)の入出力も行われることとなる。
なお、出力停止回路19aは、上記の各実施例と同様に
切替制御回路25から自己障害データ制御信号を受信す
る。
【0094】他の回路の構成および動作は、前述の実施
の形態と同様である。各送信信号処理回路に異常が発生
した場合の動作シーケンスは、各他シェルフ自系警報検
出回路24が、シェルフ間拡散信号の停止ではなく自己
障害データ制御信号によって異常を検出する点を除け
ば、図7,8に示す場合と同様のシーケンスとなる。
【0095】図10では、シェルフ間において拡散信号
の入出力を行う場合の例を示した。シェルフ間において
拡散処理されていない送信ベースバンド信号の入出力を
行う場合にも、送信停止回路19bを備えずに、切替制
御回路25が他シェルフ自系の送信信号処理回路におけ
る他シェルフ自系警報検出回路24に自己障害データ制
御信号を出力する構成としてもよい。
【0096】このような構成では、送信停止回路19b
を備えずとも、他シェルフ自系の異常を検出することが
できるので、回路規模を縮小することができる。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、各シェルフ内の各送信
信号処理回路は、他のシェルフ内における二重化された
送信信号処理回路のうち一方と接続され送信データの入
出力を行い、各送信信号処理回路は、自己の異常、同じ
シェルフ内における他の送信信号処理回路からの拡散処
理切替要求、接続された他のシェルフ内の送信信号処理
回路の異常、および接続されていない他のシェルフ内の
送信信号処理回路の異常を検出することにより送信デー
タの伝送路を所定の伝送路に切り替える伝送路切替手段
を備えているので、一方のシェルフにおいてチャネル符
号化処理回路、拡散処理回路等のリソースが不足した場
合や無線送信処理回路あるいはアンテナに異常が発生し
た場合に、他方のシェルフを用いて運用を継続すること
ができる。また、無線基地局装置内の送信信号処理回路
に異常が発生した場合に、最適な伝送路への切替を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による無線基地局装置の実施の一形態
を示すブロック図である。
【図2】 送信信号処理回路の構成の例を示すブロック
図である。
【図3】 切替制御回路が実現する真理値表である。
【図4】 切替制御回路の構成の例を示す回路図であ
る。
【図5】 自シェルフ送信用拡散処理回路および他シェ
ルフ送信用拡散処理回路の構成の例を示すブロック図で
ある。
【図6】 無線送信処理回路の構成の例を示すブロック
図である。
【図7】 異常発生時の冗長切替動作のシーケンスを示
す説明図である。
【図8】 異常発生時の冗長切替動作のシーケンスを示
す説明図である。
【図9】 本発明の他の実施の形態における送信信号処
理回路の構成の例を示すブロック図である。
【図10】 本発明の他の実施の形態における送信信号
処理回路の構成の例を示すブロック図である。
【図11】 一般的な無線基地局装置の構成の例を示す
ブロック図である。
【図12】 一般的な送信信号処理回路の構成の例を示
すブロック図である。
【図13】 他の一般的な無線基地局装置の構成の例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 無線基地局装置 2,3 シェルフ 4 呼処理・監視制御回路 5a〜5d 送信信号処理回路 6a〜6d チャネル符号化処理回路 7a〜7d マージ回路 8a,8b 無線送信処理回路 9a,9b アンテナ 11 チャネルデータ分離回路 12 自シェルフ送信用拡散処理回路 13 他シェルフ送信用拡散処理回路 16a,16b 振幅0制御回路 19a,19b 出力停止回路 20 CPU 21 警報検出回路 24 他シェルフ自系警報検出回路 25 切替制御回路

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号の生成、拡散、送信等を制御す
    るユニットであるシェルフ内に送信データを拡散変調す
    る送信信号処理回路を二重化して備え、各送信信号処理
    回路は通常時に拡散処理後の送信データを出力する現用
    系拡散部と二重化された他の送信信号処理回路を補償す
    る予備系拡散部とを備えた無線基地局装置であって、 各シェルフ内の各送信信号処理回路は、他のシェルフ内
    における二重化された送信信号処理回路のうち一方と接
    続され送信データの入出力を行い、 各送信信号処理回路は、自己の異常、同じシェルフ内に
    おける他の送信信号処理回路からの拡散処理切替要求、
    接続された他のシェルフ内の送信信号処理回路の異常、
    および接続されていない他のシェルフ内の送信信号処理
    回路の異常を検出することにより送信データの伝送路を
    所定の伝送路に切り替える伝送路切替手段を備えた こと
    を特徴とする無線基地局装置。
  2. 【請求項2】 各送信信号処理回路は、送信データの中
    から他のシェルフで送信すべきデータを選択するデータ
    選択手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の無線
    基地局装置。
  3. 【請求項3】 各伝送路切替手段は、伝送路切替手段が
    属する送信信号処理回路の異常、同じシェルフ内におけ
    る他の送信信号処理回路からの拡散処理切替要求、接続
    された他のシェルフ内の送信信号処理回路の異常、およ
    び接続されていない他のシェルフ内の送信信号処理回路
    の異常を示す信号を入力し、切り替えるべき所定の伝送
    路に応じて送信信号処理回路の出力停止、送信信号処理
    回路の出力信号の振幅0固定、予備系拡散部からの送信
    データの出力、および同じシェルフ内における他の送信
    信号処理回路に対する拡散処理切替要求に関する制御信
    号を出力する論理回路を備えたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の無線基地局装置。
  4. 【請求項4】 各伝送路切替手段は、通常時において各
    シェルフの各送信信号処理回路に現用系拡散部から送信
    データを出力させることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3記載の無線基地局装置。
  5. 【請求項5】 各伝送路切替手段は、一つのシェルフの
    一方の送信信号処理回路に異常が生じた場合に、異常が
    生じた送信信号処理回路の送信データ出力を停止し、正
    常な送信信号処理回路およびこの送信信号処理回路に接
    続された他のシェルフの送信信号処理回路が現用系拡散
    部および予備系拡散部から送信データを出力するように
    伝送路を切り替えることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3記載の無線基地局装置。
  6. 【請求項6】 各伝送路切替手段は、異常が生じた送信
    信号処理回路に接続された他のシェルフの送信信号処理
    回路の設定を送信データの振幅を0に固定して出力する
    設定に切り替えることを特徴とする請求項5記載の無線
    基地局装置。
  7. 【請求項7】 各伝送路切替手段は、一つのシェルフ内
    の両方の送信信号処理回路に異常が生じた場合に、異常
    が生じた送信信号処理回路の送信データ出力を停止し、
    他のシェルフ内の各送信信号処理回路が現用系処理部か
    ら送信データを出力するように伝送路を切り替えること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3記載の無線基地局
    装置。
  8. 【請求項8】 各伝送路切替手段は、一つのシェルフ内
    の一方の送信信号処理回路と前記送信信号処理回路に接
    続されていない他のシェルフ内の送信信号処理回路とに
    異常が生じた場合に、異常が生じた送信信号処理回路の
    送信データ出力を停止し、各シェルフ内の正常な送信信
    号処理回路が現用系拡散部および予備系拡散部から送信
    データを出力するように伝送路を切り替えることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3記載の無線基地局装置。
  9. 【請求項9】 各伝送路切替手段は、接続された他のシ
    ェルフの送信信号処理回路に異常が発生したことをシェ
    ルフ間で通信される信号の状態に基づいて検出すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項8記載の無線基地局
    装置。
  10. 【請求項10】 各伝送路切替手段は、接続された他の
    シェルフの送信信号処理回路に異常が発生したことを他
    のシェルフから入力される送信データが停止したことに
    より検出することを特徴とする請求項9記載の無線基地
    局装置。
  11. 【請求項11】 各伝送路切替手段は、接続された他の
    シェルフの送信信号処理回路に異常が発生したことを他
    のシェルフから異常を示す制御信号を受信することによ
    り検出することを特徴とする請求項9記載の無線基地局
    装置。
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