JP3424167B2 - 鋼帯の蛇行制御装置 - Google Patents

鋼帯の蛇行制御装置

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JP3424167B2 JP2000007936A JP2000007936A JP3424167B2 JP 3424167 B2 JP3424167 B2 JP 3424167B2 JP 2000007936 A JP2000007936 A JP 2000007936A JP 2000007936 A JP2000007936 A JP 2000007936A JP 3424167 B2 JP3424167 B2 JP 3424167B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は鋼帯の蛇行によって
発生する鋼帯巻き取り機における巻きズレや、溶接機で
の板ズレ溶接を防止するための鋼帯の蛇行制御装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】鋼帯の蛇行制御装置として、ピンチロ−
ルの前段側に設置された横振れ計で測定した鋼帯蛇行量
に基づいて、ピンチロ−ルを鋼帯の幅方向において傾動
させることにより鋼帯幅方向の張力を変化させて蛇行を
修正するものが知られている:先行技術(1)。また、
特開昭57−94413号において以下の装置(先行技
術(2)が提案されている。これは、圧延機の作業側お
よび駆動側の圧下シリンダ−の位置を検出する装置と、
検出したシリンダ−位置の差を求めて増幅する回路
(A)と、作業側および駆動側の圧下荷重を検出する荷
重検出装置と、検出した荷重差を求めて増幅する回路
(B)と、回路(A)の信号と回路(A)の信号によっ
て修正した回路(B)の信号を加算する回路(C)と、
回路(C)の信号をコントロ−ラを介して作業側および
駆動側の圧下装置フィ−ドバックする回路とからなるも
のである。また、冷却ロ−ル直下にマグネットロ−ルお
よびマグネットテ−ブルを備えたマグネット吸引コンベ
ヤを設けて金属薄帯の蛇行を防止するものが、特開平7
−1092号(先行技術(3))で提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術(1)および(2)のいずれも、鋼帯の先端ある
いは尾端がピンチロ−ルを抜けた直後から鋼帯に張力が
かからない状態となり、その後の蛇行制御ができない。
このため、鋼帯の巻き取り機において巻きズレが発生し
たり、溶接機で板ズレが発生するという問題がある。ま
た、先行技術(3)は、厚さ25μm×幅50〜250
mmの金属薄帯を対象とするものであり、本発明が対象
とする重量および製造設備が著しく異なる鋼帯(厚さ
0.15mm〜3.2mm×幅600mm〜1900m
m)には、適用が困難である本発明装置は、鋼帯の先端
あるいは尾端がピンチロ−ルを抜けた後、鋼帯に張力を
かけつつ、鋼帯を巻き取り機等に案内する蛇行制御装置
を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を、
ピンチロ−ルと巻き取り機の間に取付けられた傾動可能
な通板テ−ブルと、該通板テーブルの下の走行レ−ルに
走行可能に設けられた台車と、該台車に搭載され、前記
通板テ−ブルの上に電磁石を出没させる作動シリンダ−
と、鋼帯の先端または尾端の通過を検出し、前記作動シ
リンダ−に信号を送る鋼帯検出器とを備えた鋼帯の蛇行
制御装置により達成する。 【0005】この装置によれば、ピンチロ−ルから送り
だされてくる鋼帯を、蛇行を防止しつつ巻き取り機等に
供給することができる。これにより、巻き取り機での鋼
帯の巻きズレを防止することができる。 【0006】また、この装置を溶接機への鋼帯供給に適
用すれば、溶接機における先行鋼帯と後行鋼帯の板ズレ
を防止することができ、溶接接続された鋼帯における板
ズレによる破断トラブルを解消することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明に係る鋼帯の蛇行制御装
置における先端案内の状態を示す側面図、図2は、本発
明に係る鋼帯の蛇行制御装置における尾端案内の状態を
示す側面図、図3は、本発明に係る鋼帯案内装置の横断
面図である。図1において、1はピンチロ−ル、2は通
板テ−ブル、この通板テーブル2は、後記の鋼帯巻き取
り機4に巻き取られたコイル径に応じてピンチロール1
側を支点として傾動し、かつ、伸縮するようになってい
る。4は鋼帯巻き取り機、4aはベルトラッパ−であ
る。本蛇行制御装置は、ピンチロ−ル1と鋼帯巻き取り
機4の間において鋼帯を、その蛇行を防止しつつ、案内
するものである。蛇行制御装置は、台車7と台車に搭載
され、通板テ−ブルの上に電磁石9を出没させる作動シ
リンダ−8とからなる鋼帯案内装置5、台車7の牽引手
段10および鋼帯検出器14から構成されている。 【0008】鋼帯案内装置5は、図3に示すように、通
板テ−ブル2の下に、その長さ方向に設けられた走行レ
−ル6,6を走行する台車7、台車7に搭載された作動
シリンダ−8および作動シリンダ−8のロッドヘッドに
取付けられた電磁石9からなる。台車7は一方側または
両側にフランジ付き車輪を有し、通板テ−ブル2の幅方
向の動きが規制されるようになっている。電磁石9は作
動シリンダ−9により通板テ−ブル2の上に出没でき
る。 【0009】牽引手段10としては、チェ−ン・スプロ
ケットやワイヤ−ロ−プ・シ−ブホイ−ル等が採用でき
るが、この例ではチェ−ン・スプロケットを使用してい
る。通板テ−ブル2は、巻き取り機4に巻き取られる鋼
帯3aの直径が増加しても、これと干渉しないように通
板テ−ブルの長さが巻き取られた鋼帯3aに応じて、テ
−ブル伸縮シリンダ−13により縮長する。また、通板
テ−ブル2の高さは巻き取り機4に巻き取られる鋼帯3
aの直径の増加に応じてテ−ブル昇降シリンダ−12に
よって変更される。これによりスプロケット間距離が変
化するので、チェ−ンはその張力を維持するためのテン
ション・シリンダ−11を有している。台車7は、牽引
手段10によりピンチロ−ル側の待機位置から巻き取り
機側の前進限の間を往復移動できる。 【0010】鋼帯検出器14は、鋼帯3の先端の通過を
検知し、作動シリンダ−7の動作信号を送る。この信号
により作動シリンダ−7は電磁石9を通板テ−ブル2の
上に出す。電磁石9が励磁され鋼帯3の先端が電磁石9
に上に移動してくると、鋼帯3を吸着する。 【0011】次に、上記蛇行制御装置により鋼帯を巻き
取り機に案内する方法を説明する。鋼帯3を巻き取り機
4で巻き取る前に、通板テ−ブル2がテ−ブル昇降シリ
ンダ−12により通板レベル上昇する。ピンチロ−ル1
から鋼帯3の先端が送り出されてくると、通板テ−ブル
2の前端部に設けられている鋼帯検出器14が鋼帯の先
端通過を検知する。鋼帯検出器14から作動シリンダ−
8に信号が送信され、電磁石9が通板レベルまで上昇す
る。電磁石9が鋼帯3の先端を吸着すると、信号がチェ
−ン10の駆動手段20(エアモ−タ、電動機等)に送
信される。台車7は前記チェ−ンに牽引されて、鋼帯に
一定の張力を与えつつ、走行レ−ル6,6とフランジ付
き車輪7aの作用により鋼帯3の蛇行を防止して巻き取
り機4に案内する。台車7が前進限に到達すると、リミ
ットスイッチ15bが作動し、台車7は停止すると同時
に電磁石9が消磁する。鋼帯3の先端がベルトラッパ−
4aにより巻き取り機4に巻き付けられる。 【0012】リミットスイッチ15bが作動すると同時
に方向切換弁22に信号が送信され、方向切換弁22は
中立位置を経由して圧力空気の方向を切り換える。これ
によりエアモ−タ20の回転が逆回転となり、台車7は
待機位置に移動し、リミットスイッチ15aの作動によ
り停止する。 【0013】なお、図4はチェ−ンの駆動手段をエアモ
−タとした場合のチェ−ンの制御を示すものであり、チ
ェ−ン10の牽引方向は方向切換弁22により行われ、
牽引力および牽引速度は圧力調整弁21およびスピ−ド
コントロ−ル弁23により行われる。ここに、圧力調整
弁21およびスピ−ドコントロ−ル弁23は、鋼帯の仕
様および鋼帯のピンチロ−ル1からの送り出し速度に応
じて適当値に設定される。 【0014】鋼帯3の巻き取り機4による進行し鋼帯の
尾端がピンチロ−ル1から抜けると、上記と同様に電磁
石9が鋼帯の尾端に吸着し、台車7により前進限まで案
内する(図2参照)。 【0015】この蛇行制御装置は、先行鋼帯の後端に後
行鋼帯の先端を溶接接続する場合、鋼帯を溶接機に案内
するのに適用することができる。図5は、この例を示し
た側面図である。先ず、先行鋼帯である上パス鋼帯3p
は、チェ−ン10に牽引された鋼帯案内装置5aによ
り、一定の張力を与えられ、走行レ−ル6,6とフラン
ジ付き車輪7aの作用により蛇行を防止されて,ピンチ
ロ−ル1に案内され、もう一つの鋼帯案内装置5cを介
して溶接機25に供給される。一方、後行鋼帯である下
パス鋼帯3rは、チェ−ン10に牽引された鋼帯案内装
置5bにより、先行鋼帯3pと同様に一定の張力を与え
られ、蛇行が防止されて溶接機25に供給される。 【0016】 【発明の効果】本発明装置は以上のように構成されてい
るから、ピンチロ−ルから送りだされてくる鋼帯を、蛇
行を防止しつつ巻き取り機等に供給することができる。
これにより、巻き取り機での鋼帯の巻きズレを防止する
ことができる。また、溶接機における先行鋼帯と後行鋼
帯の板ズレの防止により、板ズレによる鋼帯破断のトラ
ブルを解消することができ、生産性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る鋼帯の蛇行制御装置における先端
案内の状態を示す側面図である。 【図2】本発明に係る鋼帯の蛇行制御装置における尾端
案内の状態を示す側面図である。 【図3】本発明に係る鋼帯案内装置の横断面図である。 【図4】牽引手段としてのチェ−ンの牽引力および牽引
速度を制御する機器の説明図である。 【図5】本発明に係る蛇行制御装置を溶接機の鋼帯供給
に適用した例を示す側面図である。 【符号の説明】 1 ピンチロ−ル 2 通板テ−ブル 3 鋼帯 4 巻き取り機 4a ベルトラッパ− 5 鋼帯案内装置 6 走行レ−ル 7 台車 7a フランジ付き車輪 8 作動シリンダ− 9 電磁石 10 牽引手段 11 テンション・シリンダ− 12 テ−ブル昇降シリンダ− 13 テ−ブル伸縮シリンダ− 14 鋼帯検出器 15a,15b リミットスイッチ 20 駆動手段 21 圧力調整弁 22 方向切換弁 23 スピ−ドコントロ−ル弁 25 溶接機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細谷 成史 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−269833(JP,A) 特開 平1−192417(JP,A) 実開 平5−49117(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 47/34 B21B 37/00 B21B 39/02 B21B 39/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ピンチロ−ルと巻き取り機の間に取付け
    られた傾動可能な通板テ−ブルと、該通板テーブルの下
    の走行レ−ルに走行可能に設けられた台車と、該台車に
    搭載され、前記通板テ−ブルの上に電磁石を出没させる
    作動シリンダ−と、鋼帯の先端または尾端の通過を検出
    し、前記作動シリンダ−に信号を送る鋼帯検出器とを備
    えたことを特徴とする鋼帯の蛇行制御装置。
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