JP3422305B2 - ファクシミリ通信方式 - Google Patents

ファクシミリ通信方式

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JP3422305B2
JP3422305B2 JP2000019273A JP2000019273A JP3422305B2 JP 3422305 B2 JP3422305 B2 JP 3422305B2 JP 2000019273 A JP2000019273 A JP 2000019273A JP 2000019273 A JP2000019273 A JP 2000019273A JP 3422305 B2 JP3422305 B2 JP 3422305B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ通信方
式に関し、特に公衆回線網とインターネットとに接続し
たファクシミリ端末に送信先の電話番号を入力してファ
クシミリ通信を行うファクシミリ通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネット・イントラネット
(以後、インターネットと記載する。)などのTCP/
IPプロトコルを使用したネットワークの全世界的規模
での普及により、TCP/IPネットワーク上でファク
シミリ通信を行うインターネットファクシミリ端末(イ
ンターネットファクシミリ装置)が実用化されている。
【0003】この従来のインターネットファクシミリ端
末においては、例えば、ITU−TT.37手順による
ものでは、相手を電話番号ではなく電子メールアドレス
等で指定する必要があり、通常のファクシミリ端末とは
異なる操作が要求されるために操作が煩雑になるという
欠点を有している。この欠点を解消するため、特開平1
0−65866号公報や特開平11−164123号公
報においては、インターネットファクシミリ端末の電話
番号と電子メールアドレスとを予め登録した変換テーブ
ルを参照することにより電話番号が入力されれば自動的
に電子メールアドレスに変換してインターネットファク
シミリとして送信する方法を開示している。このうち、
特開平10−65866号公報は、変換テーブルを個々
のインターネットファクシミリ端末に持ち、最初の一度
目のインターネットファクシミリ通信のときに通常の電
話回線(公衆回線網)を用いて従来のG3/G4方式の
通信手順信号中にこのインターネットファクシミリ端末
の電話番号と電子メールアドレスとを含む登録データを
埋め込むことによりこの端末の電話番号と電子メールア
ドレスとをこの端末に登録するようにする方法を開示し
ている。また、特開平11−164123号公報は、電
話番号と電子メールアドレスの変換テーブルをインター
ネットなどのサーバー上に予め置いておき、送信を希望
するインターネットファクシミリ端末が送信前にこの変
換テーブルを参照するようにする技術を開示している。
そして、特開平10−65866号公報と特開平11−
164123号公報とで使用する電話番号と電子メール
アドレスの間の変換テーブルは静的なものであるので、
電子メールとして送信しようとするときになんらかの通
信障害により相手端末への通信経路(電子メールの伝達
経路)が途切れている場合には、相手に届かない又は相
手への到達が遅れるという問題点もある。この問題に関
しては、特開平10−65866号公報は、インターネ
ットファクシミリ送信がエラー終了した場合には通常の
電話回線にて送信し直すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファク
シミリ通信方式は、特開平10−65866号公報で
は、変換テーブルを個々のインターネットファクシミリ
端末に持ち、最初の一度目のインターネットファクシミ
リ通信のときに通常の電話回線を用いているため、イン
ターネットファクシミリ端末の電話番号や電子メールア
ドレスが設置環境の事情により変化した場合に、その情
報を記憶している他のインターネットファクシミリ端末
に電話番号や電子メールアドレスが変化したことを知ら
せる方法が無いので、場合によっては誤った電話番号と
電子メールアドレス間の変換を行うことにより異なる端
末へ画像を送信してしまう恐れがある。また、一度目は
通常の電話回線を用いるので、電話料金が掛かるという
問題がある。
【0005】また、通常、自局端末と直接接続するメー
ルサーバーの間以外でのメール転送エラー時には、エラ
ーの通知が自局に戻ってくるまでに1日ないし1週間程
度の時間を要するが、特開平10−65866号公報で
は、インターネットファクシミリ送信がエラー終了した
場合には通常の電話回線にて送信し直す必要があるた
め、エラーを検出してから相手に送信文書が届くまでに
1日ないし1週間程度の時間を要する恐れがあるという
問題がある。
【0006】さらに、特開平11−164123号公報
では、電話番号と電子メールアドレスの変換テーブルを
インターネットなどのサーバー上に予め置いておくた
め、インターネットファクシミリ端末の電話番号又は電
子メールアドレスが設置環境の事情により変化した場合
にはなんらかの方法で変換テーブルを修正する必要があ
るという問題がある。
【0007】本発明の目的はこのような従来の欠点を除
去するため、インターネットファクシミリ端末の電話番
号や電子メールアドレスが変化しても、変換テーブルを
修正する必要がなく、電話番号と電子メールアドレス間
の変換を正しく行え異なる端末へ画像を送信する恐れが
なく、また、インターネットファクシミリ送信がエラー
終了したときでもエラーを検出してから相手に送信文書
が届くまでに時間遅れのないファクシミリ通信方式を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ通
信方式は、公衆回線網とインターネットとに接続した送
信元のファクシミリ端末に前記公衆回線網と前記インタ
ーネットとに接続した送信先のファクシミリ端末の電話
番号を入力してファクシミリ通信を行うファクシミリ通
信方式において、前記電話番号とこの電話番号に対応す
電子メールアドレスとの対応表である変換テーブルを
有しこの変換テーブルにより前記電話番号をこの電話番
号に対応する前記電子メールアドレスに変換する変換サ
ーバを前記インターネットに予め接続し、それぞれの前
記ファクシミリ端末は、自ファクシミリ端末に電源が投
入されたときに自ファクシミリ端末の前記電話番号と前
記電子メールアドレスとを前記変換サーバに登録し、前
記送信元のファクシミリ端末(ファクシミリ端末A)
は、前記送信先のファクシミリ端末(ファクシミリ端末
B)の前記電話番号が入力されたときに前記変換サーバ
にアクセスしてこの変換サーバより前記電話番号に対応
する前記電子メールアドレスを得てこのアドレスにファ
クシミリ通信するようにしている。
【0009】また、本発明のファクシミリ通信方式の、
前記公衆回線網と前記インターネットとに接続したそれ
ぞれの前記ファクシミリ端末は、自ファクシミリ端末に
電源が投入された後に予め定めた時間経過する毎に自フ
ァクシミリ端末の前記電話番号と前記電子メールアドレ
スとを前記変換サーバに登録するようにしている。
【0010】更に、本発明のファクシミリ通信方式の、
前記変換サーバは、登録された前記電話番号と前記電子
メールアドレスとの組をこの組の前記登録後予め定めた
時間経過後に削除するようにしている。
【0011】また、本発明のファクシミリ通信方式の、
前記公衆回線網と前記インターネットとに接続したそれ
ぞれの前記ファクシミリ端末は、自ファクシミリ端末の
電源の切断時に、自ファクシミリ端末の前記電話番号と
前記電子メールアドレスとを前記変換サーバより削除す
るようにしている。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】また、本発明のファクシミリ通信方式の前
記ファクシミリ端末Aと前記ファクシミリ端末Bとは、
自ファクシミリ端末に電源が投入されたときに自ファク
シミリ端末の前記電話番号と前記電子メールアドレスと
を含む登録パケットを前記インターネットに送信し、前
記変換サーバは、前記登録パケットを前記インターネッ
トを介して受け前記登録パケットに含まれる前記電話番
号と前記電子メールアドレスとを対応させて前記変換テ
ーブルに格納するようにしている。
【0016】更に、本発明のファクシミリ通信方式の前
記ファクシミリ端末Aと前記ファクシミリ端末Bとは、
自ファクシミリ端末に電源が投入された後に予め定めた
時間経過する毎に前記登録パケットを送信し、前記変換
サーバは、前記ファクシミリ端末Aと前記ファクシミリ
端末Bとから前記登録パケットを受ける毎に前記登録パ
ケットに含まれる前記電話番号と前記電子メールアドレ
スとを対応させて前記変換テーブルに格納するようにし
ている。
【0017】また、本発明のファクシミリ通信方式の前
記ファクシミリ端末Aと前記ファクシミリ端末Bとは、
自ファクシミリ端末の電源の切断時に、自ファクシミリ
端末の前記電話番号を含む登録抹消パケットを前記イン
ターネットに送信し、自ファクシミリ端末宛ての電子メ
ールで未受信のものがあるか否かを自ファクシミリ端末
に対応するメールサーバに確認し、未受信の電子メール
があるときにはこの電子メールを前記メールサーバより
受信し受信後に自ファクシミリ端末の電源をオフし、前
記変換サーバは、前記登録抹消パケットを前記インター
ネットを介して受け前記登録抹消パケットに含まれる前
記電話番号よりこの電話番号とこの電話番号に対応する
前記電子メールアドレスとを前記変換テーブルから削除
するようにしている。
【0018】更に、本発明のファクシミリ通信方式は、
前記送信先のファクシミリ端末の前記電話番号が入力さ
れると、設定された原稿を読み取りこの原稿の画像情報
を格納し、前記電話番号に対応する前記電子メールアド
レスを問い合わせるための前記電話番号を含んだ宛先問
い合わせパケットを前記インターネットに送信し、この
送信に対応した返信を前記宛先問い合わせパケットの送
信後予め定めた時間経過しても受けることができなかっ
たときに、前記格納した前記画像情報を符号化しこの符
号化した前記画像情報を前記電話番号宛に前記公衆回線
網に送信する前記ファクシミリ端末Aと、前記ファクシ
ミリ端末Aが送信した符号化された前記画像情報を受け
この画像情報を復号化して前記ファクシミリ端末Aが格
納したときの形式に戻して格納し記録する前記ファクシ
ミリ端末Bと、を備えて構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明のファクシミリ通信方式の
一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0021】図1に示す本実施の形態は、公衆回線網1
とインターネット9(又はイントラネット、以後、イン
ターネット9と記載する。)とに接続した送信元のファ
クシミリ端末に公衆回線網1とインターネット9とに接
続した送信先のファクシミリ端末の電話番号39を入力
してファクシミリ通信を行うファクシミリ通信方式にお
いて、送信先のファクシミリ端末の電話番号39が入力
されると、設定された原稿を読み取りこの原稿の画像情
報を格納し、電話番号39に対応する電子メールアドレ
ス38を問い合わせるための電話番号39を含んだ宛先
問い合わせパケット40をインターネット9に送信しこ
の送信に対応した返信として電話番号39に対応する電
子メールアドレス38をインターネット9を介して受信
し、格納した画像情報を電子メール形式に変換してこの
電子メールアドレス38宛てに送信するファクシミリ端
末A2と、予めインターネット9に接続され、ファクシ
ミリ端末A2が送信した宛先問い合わせパケット40を
インターネット9を介して受信しこのパケットに含まれ
る電話番号39に対応する電子メールアドレス38を電
話番号39と電子メールアドレス38との対応表である
予め格納した変換テーブル36より検索し、この電子メ
ールアドレス38をファクシミリ端末A2に送信するた
めにインターネット9に送信する変換サーバ8と、ファ
クシミリ端末A2が送信した電子メール形式の画像情報
を受けインターネット9に送信するメールサーバA7
と、電子メール形式の画像情報をインターネット9を介
して受けこの画像情報を電子メールアドレス38宛に送
るメールサーバB11と、メールサーバB11が送った
電子メール形式の画像情報を受けこの画像情報を電子メ
ール形式からファクシミリ端末A2が格納したときの形
式に戻して格納し記録するファクシミリ端末B13とに
より構成されている。
【0022】このファクシミリ端末A2は、送信先のフ
ァクシミリ端末の電話番号39が入力されると、設定さ
れた原稿を読み取りこの原稿の画像情報を格納し、宛先
問い合わせパケット40をインターネット9に送信しこ
の送信に対応した返信をインターネット9を介して受信
し、返信が電話番号39に対応する電子メールアドレス
38が無いことを示すときに、格納した画像情報を符号
化しこの符号化した画像情報を電話番号39宛に公衆回
線網1に送信し、この変換サーバ8は、ファクシミリ端
末A2が送信した宛先問い合わせパケット40をインタ
ーネット9を介して受信しこのパケットに含まれる電話
番号39に対応する電子メールアドレス38を変換テー
ブル36より検索し、電話番号39に対応する電子メー
ルアドレス38が検索されたときにこの検索された電子
メールアドレス38を返信としてインターネット9に送
信し、電話番号39に対応する電子メールアドレス38
が検索されなかったときに電話番号39に対応する電子
メールアドレス38が無いことを示す返信をインターネ
ット9に送信し、このファクシミリ端末B13は、ファ
クシミリ端末A2が送信した符号化された画像情報を受
けこの画像情報を復号化してファクシミリ端末A2が格
納したときの形式に戻して格納し記録する。
【0023】また、このファクシミリ端末A2は、送信
先のファクシミリ端末の電話番号39が入力されると、
設定された原稿を読み取りこの原稿の画像情報を格納
し、宛先問い合わせパケット40をインターネット9に
送信し、この送信に対応した返信を宛先問い合わせパケ
ット40の送信後予め定めた時間(例えば、10秒から
1分程度、通常30秒程度。将来、インターネットが高
速化した場合には、3秒から15秒程度、通常5秒程
度。)経過しても受けることができなかったときに、格
納した画像情報を符号化しこの符号化した画像情報を電
話番号39宛に公衆回線網1に送信し、このファクシミ
リ端末B13は、ファクシミリ端末A2が送信した符号
化された画像情報を受けこの画像情報を復号化してファ
クシミリ端末A2が格納したときの形式に戻して格納し
記録する。
【0024】ファクシミリ端末A2とファクシミリ端末
B13とは、自ファクシミリ端末に電源が投入されたと
きに、自ファクシミリ端末がインターネット9を介して
のファクシミリ通信が可能になったことを示すために、
自ファクシミリ端末の電話番号39と電子メールアドレ
ス38とを含む登録パケット41をインターネット9に
送信し、変換サーバ8は、登録パケット41をインター
ネット9を介して受け登録パケット41に含まれる電話
番号39と電子メールアドレス38とを対応させて変換
テーブル36に格納するようにしている。
【0025】また、ファクシミリ端末A2とファクシミ
リ端末B13とは、自ファクシミリ端末に電源が投入さ
れた後に予め定めた時間(例えば、10秒から60分程
度、通常30分程度。)経過する毎に登録パケット41
を送信し、変換サーバ8は、ファクシミリ端末A2とフ
ァクシミリ端末B13とから登録パケット41を受ける
毎に登録パケット41に含まれる電話番号39と電子メ
ールアドレス38とを対応させて変換テーブル36に格
納するようにしている。
【0026】変換サーバ8は、変換テーブル36に格納
した電話番号39と電子メールアドレス38との組をこ
の組の格納後予め定めた時間(例えば、1分から120
分程度、通常60分程度。)経過後に削除するようにし
ている。
【0027】ファクシミリ端末A2とファクシミリ端末
B13とは、自ファクシミリ端末の電源の切断時に、自
ファクシミリ端末がインターネット9を介してのファク
シミリ通信が不可能になったことを示すために、自ファ
クシミリ端末の電話番号39を含む登録抹消パケット4
2をインターネット9に送信し、自ファクシミリ端末宛
ての電子メールで未受信のものがあるか否かを自ファク
シミリ端末に対応するメールサーバに確認し、未受信の
電子メールがあるときにはこの電子メールをメールサー
バより受信し受信後に自ファクシミリ端末の電源をオフ
し、変換サーバ8は、登録抹消パケット42をインター
ネット9を介して受け登録抹消パケット42に含まれる
電話番号39よりこの電話番号39とこの電話番号39
に対応する電子メールアドレス38とを変換テーブル3
6から削除するようにしている。
【0028】なお、図1には、ファクシミリ端末A2と
インターネット9とを接続するためのローカルエリアネ
ットワーク(LAN−A5)とルータA6、ファクシミ
リ端末B13とインターネット9とを接続するためのロ
ーカルエリアネットワーク(LAN−B12)とルータ
B10、とを併せて示している。そして、ファクシミリ
端末A2とファクシミリ端末B13とはそれぞれLAN
−A5とLAN−B12とにLANインタフェース(L
AN−I/F)で常時接続された状態となっている。そ
れぞれのLANには電子メールの転送処理を行うメール
サーバA7とメールサーバB11とが接続されている。
ただし、これらのメールサーバは必ずしもLAN上にあ
る必要は無く、常時接続されていてそれぞれのファクシ
ミリ端末からの電子メールの送受信処理が行えればネッ
トワーク上のどこにあっても良い。それぞれのLANは
ルータA6とルータB10とを介してインターネット9
に接続されている。このインターネット9上には、変換
サーバ8が常時接続されている。また、ファクシミリ端
末A2とファクシミリ端末B13とはそれぞれの持つ公
衆回線インタフェース(公衆回線I/F)を介して公衆
回線網1に接続されている。
【0029】次に、本実施の形態のファクシミリ通信方
式の動作を図2から図14を参照して詳細に説明する。
【0030】図2は、ファクシミリ端末が送信先のファ
クシミリ端末にファクシミリ送信を行うときの一例を示
すフローチャートである。
【0031】図3は、ファクシミリ端末の電源投入時の
動作の一例を示すフローチャートであり、通常のG3/
G4手順のファクシミリ装置、およびITU−T T.
37手順のファクシミリ端末の動作に加えて行う処理を
示したもので、特に登録パケット41の送信を行うこと
を示している。
【0032】図4は、ファクシミリ端末の電源オフ時の
動作の一例を示すフローチャートである。
【0033】図5は、ファクシミリ端末の待機時の動作
の一例を示すフローチャートである。
【0034】図6は、変換サーバのパケット受信時の動
作の一例を示すフローチャートである。
【0035】図7は、変換サーバの待機時の動作の一例
を示すフローチャートである。
【0036】図8は、ファクシミリ端末の構成の一例を
示すブロック図であり、通常の公衆回線網1のみを使用
するファクシミリ端末の構成として必要なCPU15
(主制御部)、CPU15の動作を規定するROM1
6、作業領域や一時的な情報の記憶に使用されるRAM
17、原稿を読みとって電子的な画像情報に変換してR
AM17に格納する画像読取部18、RAM17に格納
された画像情報を画像として記録紙に出力する画像記録
部19、電話番号39の入力等を行う操作パネル20、
通常のG3もしくはG4で公衆回線網1に信号を送信ま
たは公衆回線網1から信号を受信するモデム23および
網制御部28、送信の際に送信しようとする画像を、I
TU−T T.4で規定されているMH・MR符号化方
式,ITU−T T.6で規定されているMMR符号化
方式,ITU−T T.85で規定されているJBIG
符号化方式等によって、MH,MR,MMR,JBIG
符号等の符号に変換する符号化部24、受信の際に受信
した符号を画像に戻す復号化部25、これらの構成を動
作させるのに必要な電源を供給する電源供給回路29を
備える。さらに、インターネット9を使用するファクシ
ミリ端末として必要な構成として、LAN(LAN−A
5又はLAN−B12)との間でパケットの送信・受信
を行うLAN制御部27、インターネットファクシミリ
送受信を行う際に符号データを電子メール形式に変換す
るMIME処理部26を備える。さらに、本発明では、
現在の時刻を知ることができる内蔵時計21と、電源供
給回路29の制御を行いCPU15の指示により電源供
給を断つことのできる電源制御部22とを備える。ま
た、ROM16には、通常のG3/G4手順のファクシ
ミリ装置およびインターネットファクシミリ装置(例え
ば、ITU−T T.37手順)を構成するのに必要な
ソフトウェアの他に、本発明で必要な処理を行う(例え
ば、図2から図5で示す処理を行う)プログラムが書き
こまれている。なお、内蔵時計21は経過時間を知るた
めに必要なものであるので、必ずしも現在の絶対的な時
刻を知ることができる必要はなく、例えば電源投入時か
らの経過時間が知ることができる仕組みがあればそれで
代用できる。
【0037】図9は、ファクシミリ端末の電源投入時と
待機時とにおけるファクシミリ端末と変換サーバとの間
の協調動作のシーケンスの一例を示す図である。
【0038】図10は、ファクシミリ端末Aからファク
シミリ端末Bにインターネットを使用してファクシミリ
送信する動作のシーケンスの一例を示す図である。
【0039】図11は、ファクシミリ端末Aからファク
シミリ端末Bにファクシミリ送信する動作のシーケンス
のうち、変換サーバ上に該当登録データが無く通常のフ
ァクシミリ手順によって送信するシーケンスの一例を示
す図である。
【0040】図12は、ファクシミリ端末Aからファク
シミリ端末Bにファクシミリ送信する動作のシーケンス
のうち、変換サーバと通信ができなかったときのシーケ
ンスの一例を示す図である。
【0041】図13は、ファクシミリ端末の電源オフ時
の動作の一例を示す図である。
【0042】図14は、変換サーバの構成の一例を示す
ブロック図であり、変換サーバ8は、CPU30(主制
御部)と、CPU30の動作を規定するROM31、C
PU30の作業領域として使用されるRAM32、イン
ターネット9との間でパケットの送信・受信を行うLA
N制御部33、現在の時刻を知ることができる内蔵時計
34、電話番号39と電子メールアドレス38の対応お
よび各データの最終更新時刻を記憶する変換テーブル3
6を保持する補助記憶装置35を備える。なお、内蔵時
計34は経過時間を知るために必要なものであるので、
必ずしも現在の絶対的な時刻を知ることができる必要は
なく、例えば電源投入時からの経過時間が知ることがで
きる仕組みがあればそれで代用できる。変換サーバ8内
のROM31には、例えば、図6と図7とで示す処理を
行うプログラムが書き込まれている。ここでは、変換サ
ーバ8は専用の装置として構成しているが、通常のLA
Nインタフェースを備えるパーソナルコンピュータ等を
用いてもよい。
【0043】図1において、最初に、ファクシミリ端末
A2とファクシミリ端末B13との電源投入時および待
機時の動作について、図3、図6、及び図9を参照して
説明する。ここで、ファクシミリ端末A2とファクシミ
リ端末B13との動作は同様であるので、ファクシミリ
端末として説明する。なお、図9〜図13では、ファク
シミリ端末A2,ファクシミリ端末B13をそれぞれ端
末A,端末Bと省略して記載している。
【0044】ファクシミリ端末の電源が投入されると、
通常のG3/G4手順のファクシミリ装置および例えば
画像情報を電子メールに変換して送信するITU−T
T.37手順のようなファクシミリ端末が行う、CPU
15,RAM17,画像読取部18,画像記録部19,
表示部,モデム23,網制御部28,LAN制御部27
等を初期化する通常の初期化(S301)を行い、その
完了後に自端末がインターネットファクシミリ通信が可
能になったことを示す登録パケット41を送信(S30
2、S901)を行う。この登録パケット41は、「パ
ケットの種別」「自端末電話番号39」「自端末電子メ
ールアドレス38」の情報を含んでおり、例えば、「登
録,1234−5678,foo@abc.co.j
p」のようなフォーマットである。もちろん、ITU−
T T.37手順に従うような電子メールアドレス38
を使わずに相手端末に対してインターネットファクシミ
リ通信を行う端末の場合には、「自端末電子メールアド
レス38」の代わりまたは「自端末電子メールアドレス
38」に追加して自端末を特定するアドレス情報(例え
ば、IPアドレス等)を含んでも良い。変換サーバ8が
登録パケット41を受信(S902)すると、変換サー
バ8は受信したパケットの種別を確認(S601)し、
この場合は登録パケット41であるので該当データを変
換サーバ8が持つ補助記憶装置35内の変換テーブル3
6に「電話番号39」「電子メールアドレス38」「内
蔵時計34から読み出した現在時刻」の順に登録する。
例えば、先の「登録,1234−5678,foo@a
bc.co.jp」という登録パケット41を受信した
場合には、変換テーブル36内には(a)に示すように
登録する(S602、S903)。登録の際、すでに変
換テーブル36内に同じ電話番号39のデータがある場
合には、これを更新する。図6のフローチャートには示
していないが、登録完了後に、登録が完了したことを示
すパケット(登録完了パケット)を図9内に点線で示す
ように変換サーバ8からファクシミリ端末に送っても良
い(S904、S905)。ファクシミリ端末は登録完
了パケットが受信できなければ、登録に失敗したものと
して再度登録パケット41を送りなおすなどの処置をと
ることができ、より確実に登録を行うことができる。そ
の後、ファクシミリ端末は内蔵時計21から現在時刻を
取得し、これを内部のRAM17に記録しておく(S3
03)。以上の手順により、電源を投入されたファクシ
ミリ端末は、その電話番号39と電子メールアドレス3
8との対応が変換サーバ8に登録されることとなる。次
に、待機時の動作について、図5と図7とを参照して説
明する。変換サーバ8は図7に示すように、変換テーブ
ル36の内容を1件ずつ読みこみ(S701)、最終更
新時刻と内蔵時計34の示す現在時刻を比較して(S7
02)、例えば60分以上経過している場合には、その
データを削除する処理を常時行っている(S703)。
一方、ファクシミリ端末はその待機時において、通常の
G3/G4手順のファクシミリ装置および例えばITU
−TT.37手順のような画像情報を電子メール形式に
変換して送信するファクシミリ端末が行う待機時の処理
(例えば、メールサーバへの受信電子メールの有無の問
い合わせ等)のほかに、図5で示す処理を行っている。
すなわち、待機時には現在時刻を内蔵時計21から取得
して経過時間を計算し(S501)、手順(S303)
(または後述の手順(S504))で記録した時刻と比
較する(S502)。比較した結果、経過時間が例えば
30分未満の場合には何もせず待機時処理を終了する。
経過時間が30分以上の場合には、手順(S302、S
303)と同様に登録パケット41の送信(S50
3)、内蔵時計21から取得した現在時刻の記録(S5
04)を行って、待機時処理を終了する。
【0045】次に、図2、図6および図10を参照し
て、ファクシミリ端末A2からファクシミリ端末B13
にファクシミリ送信する際のシーケンスのうち、インタ
ーネットファクシミリに変換されて送信する場合を説明
する。すでに、受信側のファクシミリ端末B13は電源
投入時に変換サーバ8に自端末の電話番号39と電子メ
ールアドレス38との登録がなされているものとする。
ファクシミリ端末A2において、操作パネル20からフ
ァクシミリ端末B13の電話番号39が入力される(S
201)と、画像読取部18によって原稿の画像情報が
RAM17に読みこまれる(S202)。ファクシミリ
端末A2はインターネット9上の変換サーバ8に対し
て、宛先問い合わせパケット40を送信する(S20
3、S1001)。この宛先問い合わせパケット40
は、「パケットの種別」「相手端末電話番号39」の情
報を含んでおり、例えば、「問い合わせ,2345−6
789」のようなフォーマットである。この宛先問い合
わせパケット40を変換サーバ8が受信(S1002)
すると、パケットの種別を判別(S601)し、変換テ
ーブル36中から電話番号39が一致するデータを検索
(S604)し、該当データがある場合には検索された
電子メールアドレス38をファクシミリ端末A2に返信
する(S1003、S607)。ファクシミリ端末A2
は、宛先の電子メールアドレス38を受信(S204、
S1004)したら、宛先電子メールアドレス38があ
ることを確認(S205)し、通常のインターネットフ
ァクシミリの手順(例えばITU−T T.37手順)
でRAM17に保存された原稿の画像情報を符号化部2
4で符号化、MIME処理部26で電子メールの形式へ
変換、LAN制御部27を介して最寄のメールサーバA
7に受け取った宛先電子メールアドレス38宛ての電子
メールとして電子メール送信(S206、S1005)
して送信処理を終了する。メールサーバA7に送信され
た画像情報はインターネット9上のメールサーバ間を中
継(S1006)されて、相手の最寄のメールサーバB
11に到達し、これをファクシミリ端末B13のLAN
制御部27が受け取り、MIME処理部26で電子メー
ルの形式を解き、復号化部25で画像情報にもどしてR
AM17に格納、これを画像記録部19で記録紙等に記
録することでファクシミリ通信が完了する。
【0046】次に、図2、図6、図11を参照して、フ
ァクシミリ端末A2からファクシミリ端末B13にファ
クシミリ送信する際のシーケンスのうち、変換サーバ8
上に該当登録データが無く通常のファクシミリ手順によ
って送信する場合を説明する。これは、相手端末側のL
AN等の異常により変換サーバ8に相手端末が登録され
ていない場合や、相手端末が通常のファクシミリ装置
(公衆回線網1に接続するG3/G4手順のみの機能を
有するもの)の場合に該当する。これは、前述した「イ
ンターネットファクシミリに変換されて送信する場合」
に説明したときと同様、ファクシミリ端末A2におい
て、操作パネル20からファクシミリ端末B13の電話
番号39が入力される(S201)と、画像読取部18
によって原稿の画像情報がRAM17に読みこまれる
(S202)。ファクシミリ端末A2はインターネット
9上の変換サーバ8に対して、宛先問い合わせパケット
40を送信する(S203、S1101)。この宛先問
い合わせパケット40を変換サーバ8が受信(S110
2)すると、パケットの種別を判別(S601)し、変
換テーブル36中から電話番号39が一致するデータを
検索(S604)し、この場合は該当データがないの
で、「該当データ無し」であることを示すパケットをフ
ァクシミリ端末A2に返信する(S1103、S60
6)。ファクシミリ端末A2は、この返信を受け(S2
04、S1104)たら、この返信を確認(S205)
するが、この返信は「該当データ無し」を示しているの
で、RAM17に保存された原稿の画像情報を符号化部
24で符号化し、モデム23、網制御部28、公衆回線
網1を介してファクシミリ端末B13へ通常のファクシ
ミリの手順(例えばG3/G4手順)を用いてFAX送
信処理を行う(S207、S1105〜S1107)。
【0047】次に、図2、図6、図12を参照して、フ
ァクシミリ端末A2からファクシミリ端末B13にファ
クシミリ送信する際のシーケンスのうち、変換サーバ8
との通信ができなかった場合を説明する。これは、前述
した「インターネットファクシミリに変換されて送信す
る場合」に説明したときと同様、ファクシミリ端末A2
において、操作パネル20からファクシミリ端末B13
の電話番号39が入力される(S201)と、画像読取
部18によって原稿の画像情報がRAM17に読みこま
れる(S202)。ファクシミリ端末A2はインターネ
ット9上の変換サーバ8に対して、宛先問い合わせパケ
ット40を送信する(S203、S1201)。この宛
先問い合わせパケット40を変換サーバ8が受信(S1
202)すると、パケットの種別を判別(S601)
し、変換テーブル36中から電話番号39が一致するデ
ータを検索(S604)し、該当データがある場合には
宛先電子メールアドレス38をファクシミリ端末A2に
返信する(S1203、S607)。このとき、返信さ
れた宛先電子メールアドレス38が通信異常によってフ
ァクシミリ端末A2まで届かずに消失したり(S120
4)、あるいは図示していないが宛先問い合わせパケッ
ト40が通信異常によって変換サーバ8まで届かなかっ
た場合には、ファクシミリ端末A2は宛先電子メールア
ドレス38の受信を待っている(S1205)が受信で
きないので、タイムアウト(S208、S1206)を
発生し、前述した「変換サーバ8上に該当登録データが
無く通常のファクシミリ手順によって送信する場合」と
同様、通常のファクシミリの手順(例えばG3/G4手
順)を用いてFAX送信処理を行う(S207、S12
07〜S1209)。
【0048】次に、図4,図6、図13を参照して、フ
ァクシミリ端末A2とファクシミリ端末B13との電源
がオフされる場合の動作について説明する。ここで、フ
ァクシミリ端末A2とファクシミリ端末B13との動作
は同様であるので、ファクシミリ端末として説明する。
ファクシミリ端末において、操作パネル20から電源オ
フを指示する操作がなされると、変換サーバ8に対して
自端末がインターネットファクシミリ通信が不可能にな
ることを示す登録抹消パケット42の送信(S401、
S1301)を行う。この登録抹消パケット42は、
「パケットの種別」「自端末電話番号39」の情報を含
んでおり、例えば、「登録抹消,1234−5678」
のようなフォーマットである。変換サーバ8が登録抹消
パケット42を受信(S1302)すると、変換サーバ
8は受信したパケットの種別を確認(S601)し、こ
の場合は登録抹消パケット42であるので該当データを
変換サーバ8が持つ補助記憶装置35内の変換テーブル
36から検索し、これを削除する。例えば、「登録抹
消,1234−5678,foo@abc.co.j
p」という登録パケット41を受信した場合には、変換
テーブル36内の(a)に示すデータを検索し、これを
削除する(S603、S1303)。図6のフローチャ
ートには示していないが、削除完了後に、削除が完了し
たことを示すパケット(削除完了パケット)を図13内
に点線で示すように変換サーバ8からファクシミリ端末
に送っても良い(S1304、S1305)。ファクシ
ミリ端末は削除完了パケットが受信できなければ、削除
に失敗したものとして再度登録抹消パケット42を送り
なおすなどの処置をとることができ、より確実に変換サ
ーバ8内から自データの削除を行うことができる。次
に、ファクシミリ端末は、対応するメールサーバに対
し、自端末宛ての電子メールで未受信のものがないか確
認(S1306、S402)し、未受信電子メールがあ
る場合には未受信電子メールの受信(S1307、S4
03)を行い、電源制御部22を介して電源供給回路2
9へパワーオフ信号を送ることにより自端末の電源をオ
フする処理(S1308、S404)を行って終了す
る。なお、何らかの理由により、登録抹消パケット42
が送られないまま電源オフした場合(例えば、停電など
の場合が該当する)には、図7に示す手順によって、最
後の登録パケット41受信から60分経つと変換サーバ
8上の該当データは補助記憶装置35内の変換テーブル
36から抹消される。
【0049】以上の説明では、図5の経過時間の判断基
準(x分)を30分、図7の経過時間の判断基準(y
分)を60分としているが、x<yであることが必要
で、これらの時間を短くすることにより、より高い精度
で電話番号39と電子メールアドレス38の変換処理を
行うことができる。ここでいう、「より高い精度」と
は、インターネットファクシミリ受信ができない状態に
あるファクシミリ端末に向けてインターネットファクシ
ミリ送信されてしまう確率を下げることを言う。図9の
(S904、S905)に示す登録完了パケットの送信
を行う場合にはxとyは近い値にしてもよい。登録完了
パケットの送信を行わない場合には、登録パケット41
や登録完了パケットの消失を考慮し、xとyの値はある
程度離れた値(例えば、5x<yなど)とした方が良
い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファクシ
ミリ通信方式によれば、公衆回線網とインターネットと
に接続した送信元のファクシミリ端末に公衆回線網とイ
ンターネットとに接続した送信先のファクシミリ端末の
電話番号を入力してファクシミリ通信を行うファクシミ
リ通信方式において、電話番号とこの電話番号に対応す
る電子メールアドレスとの対応表である変換テーブルを
有しこの変換テーブルにより電話番号をこの電話番号に
対応する電子メールアドレスに変換する変換サーバをイ
ンターネットに予め接続し、それぞれのファクシミリ端
末は、自ファクシミリ端末に電源が投入されたときに自
ファクシミリ端末の電話番号と電子メールアドレスとを
変換サーバに登録し、送信元のファクシミリ端末は、送
信先のファクシミリ端末の電話番号が入力されたときに
変換サーバにアクセスしてこの変換サーバより電話番号
に対応する電子メールアドレスを得てこのアドレスにフ
ァクシミリ通信するようにしたため、ファクシミリ端末
に電源が投入される毎に自ファクシミリ端末の電話番号
と電子メールアドレスとを変換サーバに登録するので、
ファクシミリ端末の電話番号や電子メールアドレスが変
化しても、変換テーブルを修正する必要がなく、電話番
号と電子メールアドレス間の変換を正しく行え異なる端
末へ画像を送信する恐れがない。
【0051】また、送信元のファクシミリ端末が、イン
ターネットに接続した変換サーバより送信先のファクシ
ミリ端末の電話番号に対応する電子メールアドレスを得
るときに、予め定めた時間経過してもこの電子メールア
ドレスを受けることができなかった場合、通常の電話回
線(公衆回線網)を使用してこの電話番号宛にファクシ
ミリ通信するようにしたため、ファクシミリ送信がエラ
ー終了したときでも相手に送信内容が届くまでに時間遅
れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ通信方式の一つの実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】ファクシミリ端末が送信先のファクシミリ端末
にファクシミリ送信を行うときの一例を示すフローチャ
ートである。
【図3】ファクシミリ端末の電源投入時の動作の一例を
示すフローチャートである。
【図4】ファクシミリ端末の電源オフ時の動作の一例を
示すフローチャートである。
【図5】ファクシミリ端末の待機時の動作の一例を示す
フローチャートである。
【図6】変換サーバのパケット受信時の動作の一例を示
すフローチャートである。
【図7】変換サーバの待機時の動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図8】ファクシミリ端末の構成の一例を示すブロック
図である。
【図9】ファクシミリ端末の電源投入時と待機時とにお
けるファクシミリ端末と変換サーバとの間の協調動作の
シーケンスの一例を示す図である。
【図10】ファクシミリ端末Aからファクシミリ端末B
にインターネットを使用してファクシミリ送信する動作
のシーケンスの一例を示す図である。
【図11】ファクシミリ端末Aからファクシミリ端末B
にファクシミリ送信する動作のシーケンスのうち、変換
サーバ上に該当登録データが無く通常のファクシミリ手
順によって送信するシーケンスの一例を示す図である。
【図12】ファクシミリ端末Aからファクシミリ端末B
にファクシミリ送信する動作のシーケンスのうち、変換
サーバと通信ができなかったときのシーケンスの一例を
示す図である。
【図13】ファクシミリ端末の電源オフ時の動作の一例
を示す図である。
【図14】変換サーバの構成の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 公衆回線網 2 ファクシミリ端末A 5 LAN−A 6 ルータA 7 メールサーバA 8 変換サーバ 9 インターネット 10 ルータB 11 メールサーバB 12 LAN−B 13 ファクシミリ端末B 15 CPU 16 ROM 17 RAM 18 画像読取部 19 画像記録部 20 操作パネル 21 内蔵時計 22 電源制御部 23 モデム 24 符号化部 25 復号化部 26 MIME処理部 27 LAN制御部 28 網制御部 29 電源供給回路 30 CPU 31 ROM 32 RAM 33 LAN制御部 34 内蔵時計 35 補助記憶装置 36 変換テーブル 38 電子メールアドレス 39 電話番号 40 宛先問い合わせパケット 41 登録パケット 42 登録抹消パケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−20471(JP,A) 特開 平11−164123(JP,A) 特開 平11−164120(JP,A) 特開 平11−155052(JP,A) 特開 平11−136491(JP,A) 特開 平11−112765(JP,A) 特開 平11−17876(JP,A) 特開 平11−17834(JP,A) 特開 平10−65866(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線網とインターネットとに接続し
    た送信元のファクシミリ端末に前記公衆回線網と前記イ
    ンターネットとに接続した送信先のファクシミリ端末の
    電話番号を入力してファクシミリ通信を行うファクシミ
    リ通信方式において、 前記電話番号とこの電話番号に対応する電子メールアド
    レスとの対応表である変換テーブルを有しこの変換テー
    ブルにより前記電話番号をこの電話番号に対応する前記
    電子メールアドレスに変換する変換サーバを前記インタ
    ーネットに予め接続し、それぞれの前記ファクシミリ端
    末は、自ファクシミリ端末に電源が投入されたときに自
    ファクシミリ端末の前記電話番号と前記電子メールアド
    レスとを前記変換サーバに登録し、前記送信元のファク
    シミリ端末(ファクシミリ端末A)は、前記送信先のフ
    ァクシミリ端末(ファクシミリ端末B)の前記電話番号
    が入力されたときに前記変換サーバにアクセスしてこの
    変換サーバより前記電話番号に対応する前記電子メール
    アドレスを得てこのアドレスにファクシミリ通信するよ
    うにしたことを特徴とするファクシミリ通信方式。
  2. 【請求項2】 前記公衆回線網と前記インターネットと
    に接続したそれぞれの前記ファクシミリ端末は、自ファ
    クシミリ端末に電源が投入された後に予め定めた時間経
    過する毎に自ファクシミリ端末の前記電話番号と前記電
    子メールアドレスとを前記変換サーバに登録するように
    したことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ通信
    方式。
  3. 【請求項3】 前記変換サーバは、登録された前記電話
    番号と前記電子メールアドレスとの組をこの組の前記登
    録後予め定めた時間経過後に削除するようにしたことを
    特徴とする請求項1又は2記載のファクシミリ通信方
    式。
  4. 【請求項4】 前記公衆回線網と前記インターネットと
    に接続したそれぞれの前記ファクシミリ端末は、自ファ
    クシミリ端末の電源の切断時に、自ファクシミリ端末の
    前記電話番号と前記電子メールアドレスとを前記変換サ
    ーバより削除するようにしたことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のファクシミリ通信方式。
  5. 【請求項5】 前記ファクシミリ端末Aと前記ファクシ
    ミリ端末Bとは、自ファクシミリ端末に電源が投入され
    たときに自ファクシミリ端末の前記電話番号と前記電子
    メールアドレスとを含む登録パケットを前記インターネ
    ットに送信し、前記変換サーバは、前記登録パケットを
    前記インターネットを介して受け前記登録パケットに含
    まれる前記電話番号と前記電子メールアドレスとを対応
    させて前記変換テーブルに格納するようにしたことを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載のファクシミリ通
    信方式。
  6. 【請求項6】 前記ファクシミリ端末Aと前記ファクシ
    ミリ端末Bとは、自ファクシミリ端末に電源が投入され
    た後に予め定めた時間経過する毎に前記登録パケットを
    送信し、前記変換サーバは、前記ファクシミリ端末Aと
    前記ファクシミリ端末Bとから前記登録パケットを受け
    る毎に前記登録パケットに含まれる前記電話番号と前記
    電子メールアドレスとを対応させて前記変換テーブルに
    格納するようにしたことを特徴とする請求項記載のフ
    ァクシミリ通信方式。
  7. 【請求項7】 前記ファクシミリ端末Aと前記ファクシ
    ミリ端末Bとは、自ファクシミリ端末の電源の切断時
    に、自ファクシミリ端末の前記電話番号を含む登録抹消
    パケットを前記インターネットに送信し、自ファクシミ
    リ端末宛ての電子メールで未受信のものがあるか否かを
    自ファクシミリ端末に対応するメールサーバに確認し、
    未受信の電子メールがあるときにはこの電子メールを前
    記メールサーバより受信し受信後に自ファクシミリ端末
    の電源をオフし、前記変換サーバは、前記登録抹消パケ
    ットを前記インターネットを介して受け前記登録抹消パ
    ケットに含まれる前記電話番号よりこの電話番号とこの
    電話番号に対応する前記電子メールアドレスとを前記変
    換テーブルから削除するようにしたことを特徴とする請
    求項5又は6記載のファクシミリ通信方式。
  8. 【請求項8】 前記送信先のファクシミリ端末の前記電
    話番号が入力されると、設定された原稿を読み取りこの
    原稿の画像情報を格納し、前記電話番号に対応する前記
    電子メールアドレスを問い合わせるための前記電話番号
    を含んだ宛先問い合わせパケットを前記インターネット
    に送信し、この送信に対応した返信を前記宛先問い合わ
    せパケットの送信後予め定めた時間経過しても受けるこ
    とができなかったときに、前記格納した前記画像情報を
    符号化しこの符号化した前記画像情報を前記電話番号宛
    に前記公衆回線網に送信する前記ファクシミリ端末A
    と、 前記ファクシミリ端末Aが送信した符号化された前記画
    像情報を受けこの画像情報を復号化して前記ファクシミ
    リ端末Aが格納したときの形式に戻して格納し記録する
    前記ファクシミリ端末Bと、 を備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1
    項に記載のファクシミリ通信方式。
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