JP3420277B2 - プラスチック溶融体用フィルタ - Google Patents

プラスチック溶融体用フィルタ

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JP3420277B2
JP3420277B2 JP10828993A JP10828993A JP3420277B2 JP 3420277 B2 JP3420277 B2 JP 3420277B2 JP 10828993 A JP10828993 A JP 10828993A JP 10828993 A JP10828993 A JP 10828993A JP 3420277 B2 JP3420277 B2 JP 3420277B2
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29B7/00Mixing; Kneading
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、第1および第2の二つ
のサイドプレートの間で回転駆動可能で、円形軌道に沿
って穴を有している濾過円板と、サイドプレートを前記
円形軌道の領域にて貫通している溶融体ダクトと、濾過
円板に付設され動力駆動される爪駆動装置とを有し、濾
過円板の前記穴の中に、フィルタとしての濾過挿入体
を、フィルタ層を支持している穴付き円板を備えたそれ
ぞれ一つのリングとして挿入可能であり、且つ取り出し
可能であり、濾過挿入体のそれぞれ二つが溶融体の流動
の中で保持されている、特に押出し機から押し出された
プラスチック溶融体を浄化するためのプラスチック溶融
体用フィルタに関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の溶融体フィルタは広範囲に使用
され、フィルタをサイクル利用する場合、溶融体の流動
を中断させたり、或いは著しく阻害したりせずにフィル
タの洗浄または交換を行えるので、その実用価値には大
きなものがある。フィルタ層によって生じる抵抗を低減
し、且つ溶融体フィルタの圧力降下を減少させるため、
ほぼ腎臓形の穴と、これらの穴に適合した濾過挿入体と
を備えたフィルタ層が利用される。濾過挿入体の間に残
される細条部を幅狭に構成すると、溶融体ダクトを横切
るように案内される濾過円板のゾーンの内部において密
なパックが生じる。そして円形の横断面を備えた溶融体
ダクトの内部においては、1個以上の濾過挿入体がこの
溶融体ダクトの中へ回動している。従って、フィルタの
有効面積が増大され、さらに1フィルタピッチだけ回動
すると、新たに一つのフィルタが作動位置に移動し、そ
してある程度の時間使用され、よってすでに消費され始
めている別のフィルタが作動位置の内部に動かされる。
これにより、両フィルタが完全に消費されて新しいフィ
ルタ層と交換しても、圧力降下の変動は低い。しかしな
がらこの場合の欠点は、単一の溶融体ダクトだと(横溝
を備えている場合もある)、溶融体がフィルタの全面積
にわたって一様に貫流しないことである。また、腎臓形
の穴を有している濾過円板の製造及びこの濾過円板に適
合した濾過挿入体の製造はコスト高であり、穴の形状に
よって決定される位置に適合させる必要があるため、新
たに装備した濾過挿入体または浄化した濾過挿入体の挿
入が困難になることも欠点である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
種のフィルタにおいて、製造コストを低下させ、特に濾
過挿入体の出し入れを簡単にし、その際作動中の濾過面
積が減少せず、従って例えば大きな圧力降下を考慮する
必要がないようにすること、及び溶融体ダクトの中に回
転して進入する濾過挿入体のすべての面を溶融体により
均一に作用させることにより好ましい作動特性を達成で
きるようにすることである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、溶融体ダクトが円形の入口を有し、該溶融
体ダクトが、第1のサイドプレートの内部において、前
記入口から、侵入深さが増すにつれてまず円形軌道の周
方向に拡大され、次に分割され、互いに分割された二つ
の部分連通口が、作動位置にある濾過挿入体のほうへ指
向していること、濾過円板の後方に、前記部分連通口に
対向するように二つの溶融体部分ダクトが設けられ、該
部分ダクトが、他の第2のサイドプレートの円形の出口
へ延びていることを特徴とするものである。 【0005】 【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。 【0006】図1は、溶融体フィルタの側面図である。
溶融体フィルタは、相前後して配置されている二つのサ
イドプレート1と2を有している。サイドプレート1と
2は、ボルト3ないし5により筒状部材6とスペーサー
7とを介して相互に締め付け固定されている。筒状部材
6は、濾過円板8によって取り囲まれている。濾過円板
8は、円形軌道10に沿って配置される穴9を備えてい
る。これらの穴9には、図2からわかるようにリング1
1が挿入される。リング11は穴付き板12を備えてい
る。穴付き板12は、フィルタ層13によって蔽われて
いる。図2の部分断面図には、リング11と穴付き板1
2とフィルタ層13から成る出し入れ可能なこれらの濾
過挿入体21の一つが、濾過円板8と共に引き出した状
態で図示されている。 【0007】スペーサー7は、担持アーム14に連結さ
れている。担持アーム7には圧力媒体シリンダ15が枢
着されている。圧力媒体シリンダ15の、延長されたピ
ストン棒は、切り換えピン16を備えている。また濾過
円板8の周囲には爪19が設けられている。このような
構成により、圧力媒体シリンダ15を操作することによ
り、切り換えピン16は濾過円板8を右方向へ歩進的に
回転させる。 【0008】両サイドプレート1と2は、溶融体ダクト
17を備えている。溶融体ダクト17の、サイドプレー
ト1への入口18は、円形の横断面を有している。溶融
体ダクト17は、入口18から、作動位置にある濾過挿
入体21と22の円形のフィルタ層の方へ延びている。
従って溶融体ダクト17は、サイドプレート内部での深
さが増すにつれて、ほぼ同じ幅で鉛直方向に測った高さ
方向に上昇し、結局は二つの部分ダクトに別れる。この
構成を図3に示す。図3は、溶融ダクト17を穿設した
サイドプレート1と2を図示したものである。溶融ダク
ト17は、入口18から出て、まず鉛直方向に広がり、
次に分離している。その結果一種のブリッジ20が濾過
円板8側に形成される。流動技術的に好ましいダクトを
得るために、溶融体の供給はまず拡張部なしに短い距離
にわたって行われる。次の拡張部は屈曲せずに、丸い面
で始まる。同様にこれらの部分ダクト(その部分連通口
25と26は濾過挿入体21と22を含んでいる面に平
行である)の端部も、丸い面で接続している。サイドプ
レート2への溶融体の誘導部も以上の溶融体の供給部に
対応して構成されている。 【0009】好ましい流動特性を得るために次のような
構成も可能であり、即ちリング11の間にある濾過円板
8のブリッジ20を幅狭に保ち、従って両溶融体ダクト
があまり極度に拡散しないように、穴9にたいして部分
円を形成している円形軌道10をリング11の外径に同
調させることである。 【0010】サイドプレート1と2の基面を構成するに
あたって、サイドプレート1,2を筒状部材6の基面か
ら比較的わずかだけ突出させるか、全く突出させないの
が有利であることが判明した。また、サイドプレートを
中心線から右側へずらすことにより、濾過円板8のでき
るだけ大部分を作動位置に対向するように解放させてお
くのが有利であることも判明した。これにより、濾過挿
入体21,22の交換、もしくはリング11の出し入れ
を容易に行うことができる。 【0011】次に、本発明によるフィルタの実際の作動
を説明すると、図4は濾過円板8とサイドプレート1と
の関係を示す図である。図4では、穴9に保持されてい
る8個の濾過挿入体のうち濾過挿入体21と22と23
とが異なるハッチングで示されている。濾過挿入体21
と22は、図3からもわかるように、部分ダクトに分割
されている溶融体ダクト17の二つの部分連通口25,
26のすぐ前方に存在し、該濾過挿入体21と22を溶
融体が直接貫流する。従来濾過挿入体を腎臓形に構成す
ることにより達成されていた、緊塞なパックの欠如の補
足は、本発明によれば二つの円形の濾過挿入体21と2
2が同時に作動位置にあることにより行われる。濾過挿
入体23は既に穴9の一つの中に挿入されており、次の
濾過挿入体として溶融体ダクトの部分連通口の一つの前
方にある。 【0012】図1と図4に示すように、濾過円板8は多
数の爪19を備えているのが有利である。爪19の数量
は、穴9の数量に等しいか、その複数倍、有利には図1
と図4に示すように2倍である。例えば、圧力媒体シリ
ンダ15の切り換えピン16を2倍に切り換えることに
より、即ち二つの爪19を包括するストロークぶんだけ
切り換えピン16を切り換えることにより、濾過挿入体
を交換することができる。この場合基本的には、図3と
図4に図示した構成と同一の構成が再現される。しかし
ながら、濾過挿入体21は溶融体ダクト17から下方左
側へ出ており、即ち両部分ダクトのうち下部部分ダクト
から出ており、既に部分的に消費されている濾過挿入体
22は両部分ダクトのうち上部部分ダクトから下部部分
ダクトの方へ前進して、引き続き溶融体の浄化を行って
いる。濾過挿入体23はその非作動位置から上部部分ダ
クトの前方へ前進し、よって溶融体の流動の中に挿入さ
れている。 【0013】しかし、付加的に他の中間位置を活用する
ことも有利であり、即ち濾過円板8を爪19の二つの切
り換え角度ぶんだけ前進切り換えするのではなく、一つ
の切り換え角度ぶんだけ、即ち爪1個ぶんだけ前進切り
換えして、図5に図示したような配置にするのも有利で
ある。一方、図5に図示した位置だけを使用し、これら
の位置の次の位置を、爪19を二つのピッチ角度ぶんだ
け前進切り換えすることによって得ることも可能であ
る。 【0014】図5においては、例えば図4の場合のよう
に溶融ダクト17の部分連通口25と26が穴9または
濾過挿入体21,22の輪郭と合同になっていないの
で、該部分連通口25と26が明瞭に見て取れる。しか
しこれらの部分連通口25と26は濾過円板8とその濾
過挿入体21,22または23の後方にあるので、図5
ではこれら部分連通口25,26を一点鎖線で示した。 【0015】図5に示す作動態様は、最前部にある濾過
挿入体21の大部分がすでに部分連通口25を離れてい
る状態を示すものである。しかしながら、後で図7を用
いて説明するように、プラスチック溶融体は蔽われてい
る領域を越えて、濾過挿入体21を含んでいる穴9に到
達すること、従って濾過挿入体21の濾過面全体に到達
することができる。同様に、部分連通口25の部分領域
によって蔽われ、且つ部分連通口26の領域によっても
蔽われている濾過挿入体22もプラスチック溶融液の作
用を受ける。従って、濾過されるべき溶融体はこの濾過
挿入体22の入口全体を貫流することができる。最後に
濾過挿入体23も部分的ではあっても部分連通口26に
よって蔽われ、この部分連通口26を介して溶融体の供
給を受ける。結局、溶融体ダクトを二つの部分ダクトに
分割させると、濾過挿入体が上記位置にあるときの有効
濾過面積は、濾過挿入体を1個設けた場合の濾過面積の
3倍になる。また、次の切り換えの時に、例えば爪19
の二つのピッチ角度ぶんだけ切り換えるときに、濾過挿
入体21が溶融体の流れから出て、濾過挿入体22が進
入し、該濾過挿入体22はこの時図示した濾過挿入体2
1の位置に進入する。さらに、図4を用いて説明した位
置では、濾過挿入体21が完全に消費され、且つ濾過挿
入体22が部分的に消費された後、引き続き切り換えが
行われ、その後部分的に消費された濾過挿入体22と新
しい濾過挿入体23が作動位置に達する。このように、
引き続き切り換えを行うことによる圧力降下の変化は、
完全に消費された濾過挿入体を新しい濾過挿入体と交換
することに対応しておらず、すでに図4によればこの時
点で降下している。これにたいして図5の有効濾過挿入
体の位置では、消費された濾過挿入体21が溶融体の流
れから出て、新しい濾過挿入体24が進入し、そして中
程度に消費された濾過挿入体23とすでにかなり消費さ
れた濾過挿入体22とが引き続き作動し、その結果この
場合に濾過挿入体に生じる圧力降下とその減少は、図4
の実施例の場合に比べてわずかである。 【0016】図4と図5に図示した濾過挿入体を使用し
た場合に生じるプラスチック溶融体の流動を図6と図7
を用いて説明する。図6に示すように、図4の構成によ
り溶融体は矢印28,29に沿って流れ、溶融体ダクト
17の拡大領域30においてフォーク状に流れ、部分連
通口25,26を介して互いに別個の流れとして二つの
濾過挿入体21と22を貫流する。さらに図7に示すよ
うに、図5に図示した構成によれば矢印28と29は一
層細分化され、実際には3個の濾過挿入体21,22,
23の基面全体を溶融体が貫流する。ここで重要なこと
は、これらの濾過挿入体の側面または端面が濾過円板8
側面にたいして後退しており、穴9が部分連通口25
と26によってわずかに蔽われたときにはすでに溶融体
は深く進入する状態にあり、且つそれぞれの濾過挿入体
の表面全体に達する状態にあることである。このよう
に、それ自体緊密なパックを許さない濾過挿入体の簡潔
で好ましい輪郭構成により、溶融体の流れにたいして比
較的大きな貫流面積が提供され、従ってわずかな圧力降
下しか生じない。この圧力降下は、濾過円板8を切り換
えることによって濾過挿入体を交換するときにも全く、
もしくはほとんど増大しない。 【0017】進入位置には、例えば図1のリング31が
設けられている位置には、リング31を含んでいる穴に
残っている中空空間を充填させるための、図1に図示し
た諸々の装置が設けられている。これらの装置は、片側
または両側にも配置され高位置で連通している脱気ダク
ト32の中に設けることができる。これらの脱気ダクト
32には、比較的深い位置に、溶融体で付勢される充填
ダクト33を対向配置するのが合目的である。一方これ
に対応して、溶融体は、サイドプレート1,2によって
画成されるケーシングを離れる前に、即ちリング34の
位置で排出される。これは、下部領域に設けられた溶融
体用の排出ダクト35によって実現することができ、一
方溶融体を吹き出させる圧縮空気管36が上部領域に連
通している。 【0018】いずれにしろ本発明によれば、大きな濾過
面積を特徴とし、著しい圧力変動なしにフィルタを交換
することができる溶融体フィルタが提供される。この場
合フィルタの交換は比較的大きな自由空間によっても容
易になり、また個々の濾過挿入体の輪郭が適正に方向づ
けられていることにより持ち運びの必要もないことによ
っても容易になる。 【0019】次に、本発明の有利な構成を列記してお
く。 【0020】(1)溶融体部分ダクトの端部が、そのわ
ずかな縦部分に関し、部分連通口(25,26)及び濾
過挿入体(21,22,23)の表面にたいして法線方
向に位置しているフィルタ。 【0021】(2)溶融体部分ダクトによって形成さ
れ、濾過円板(8)に境を接している部分連通口が、濾
過円板(8)の穴(9)のピッチ間隔で配置されてい
ィルタ。 【0022】(3)濾過円板(8)の穴(9)を分割し
ている細条部の最小幅が穴(9)の直径の25%を下回
るように穴(9)が構成され配置されているフィルタ。 【0023】(4)濾過挿入体(21ないし24)の
が濾過円板(8)の厚さよりも薄く、濾過円板(8)
への組込後の濾過挿入体(21ないし24)の基面が濾
過円板(8)の側面にたいしてかなり後退しているフ
ルタ。 【0024】(5)濾過円板(8)の外側のエッジ領域
が爪車として構成されていること、濾過円板(8)の駆
動を仲介する爪(19)の数量が、濾過円板(8)の穴
(9)の数量に等しいか、またはその整数倍であるフ
ルタ。 【0025】(6)作動位置においてそれぞれ一つの濾
過挿入体(21,22)が部分連通口(25,26)の
一つの前方にあるフィルタ(図4)。 【0026】(7)作動位置において、一つの濾過挿入
体(22)が部分連通口(25,26)の面を同じ割合
覆い、両側に隣接している濾過挿入体(21,24)
がそれぞれ部分連通口(25,26)の一方の一部を蔽
っているフィルタ。 【0027】(8)駆動装置(圧力媒体シリンダ15)
の1回または数回の操作により濾過円板(8)を一つの
作動位置から次の作動位置へ誘導するフィルタ。 【0028】(9)サイドプレート(1,2)が、濾過
円板(8)の回転軸として設けられる筒状部材(6)
を、90°以上の中心角の範囲内でわずかに蔽い、且つ
その側面から後退しており、その結果濾過円板(8)の
穴(9)が、その中心軸と交わる円弧の大部分にわたっ
て露出しており、穴(9)に挿入される濾過挿入体(2
1,22,23)への接近を可能にしているフィルタ。 【0029】(10)進入したばかりのリング(31)
とサイドプレートから出る直前のリング(34)の位置
に、脱気ダクト(32)または圧縮空気管(36)、及
び溶融体充填ダクトまたは排出ダクト(35)が設けら
れているフィルタ。 【0030】 【発明の効果】濾過円板の穴にたいして、及び穴付き板
を備えた濾過挿入体にたいして、円という簡単な幾何学
的形状を適用することにより、簡単な作業工程により安
価な製造が可能になる。消費した濾過面の処理、特に交
換は、通常消費した濾過挿入体を取り出し、浄化された
濾過層または新しい濾過層を有している濾過挿入体を再
度挿入させるが、この処理も極めて簡単になる。また、
濾過挿入体及び溶融体ダクトの本発明による構成によ
り、流動技術的に好ましい処理効率が達成される。溶融
体は濾過面のほうへ平行に流れてきて、濾過面の横断面
全体に流入する。従って、フィルタ面を好都合に均一に
貫流する。このような貫流は、腎臓形の基面を備えた濾
過挿入体を密にパックした場合よりもより好都合である
ことが判明した。 【0031】なお、同種のダクトは例えばパンフレット
“熱可塑性プラスチックを処理するためのフィルタ交換
装置”(Maschinenfabrik Joachim Kreyenborg & Co. G
mbH,Muenster)から知られているが、この公知のダクト
は溶融体を濾過面に切り換え可能に誘導するためだけに
用いられる。フィルタを交換する間複数のダクトのうち
一つのダクトだけが機能し、移動可能なボルトを有して
いるこのフィルタ交換装置の構成の場合、このフィルタ
ボルトの直径の故にダクトを極度に交差させねばならな
い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による溶融体フィルタの側面図である。 【図2】図1の溶融体フィルタの図1の線II−IIに
よる部分断面平面図である。 【図3】図1の溶融体フィルタの鉛直断面図である。 【図4】図1の溶融体フィルタの濾過挿入体を第2のサ
イドプレート側から見た図である。 【図5】図1の溶融体フィルタの濾過挿入体を第2のサ
イドプレート側から見た図である。 【図6】図1の溶融体フィルタのケーシングと濾過円板
との、溶融体ダクトの軸線を含む鉛直断面図である。 【図7】図1の溶融体フィルタのケーシングと濾過円板
との、溶融体ダクトの軸線を含む鉛直断面図であって、
濾過円板が図6とは別の位置にあるときの鉛直断面図で
ある。 【符号の説明】 1,2 サイドプレート 17 溶融体ダクト 18 溶融体ダクトの入口 21,22,23 濾過挿入体 25,26 部分連通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−8306(JP,A) 特開 昭54−74863(JP,A) 米国特許4588502(US,A) 米国特許4619600(US,A) 米国特許4710288(US,A) 米国特許5090887(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/68 B01D 29/09 B01D 35/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1および第2の二つのサイドプレート
    の間で回転駆動可能で、円形軌道に沿って穴を有してい
    る濾過円板と、サイドプレートを前記円形軌道の領域に
    て貫通している溶融体ダクトと、濾過円板に付設され動
    力駆動される爪駆動装置とを有し、濾過円板の前記穴の
    中に、フィルタとしての濾過挿入体を、フィルタ層を支
    持している穴付き円板を備えたそれぞれ一つのリングと
    して挿入可能であり、且つ取り出し可能であり、濾過挿
    入体のそれぞれ二つが溶融体の流動の中で保持されてい
    る、特に押出し機から押し出されたプラスチック溶融体
    を浄化するためのプラスチック溶融体用フィルタにおい
    て、 溶融体ダクト(17)が円形の入口(18)を有し、該
    溶融体ダクト(17)が、第1のサイドプレート(1)
    の内部において、前記入口(18)から、侵入深さが増
    すにつれてまず円形軌道の周方向に拡大され、次に分割
    され、互いに分割された二つの部分連通口(25,2
    6)が、作動位置にある濾過挿入体(21,22)のほ
    うへ指向していること、 濾過円板(8)の後方に、前記部分連通口(25,2
    6)に対向するように二つの溶融体部分ダクトが設けら
    れ、該部分ダクトが、他の第2のサイドプレート(2)
    の円形の出口へ延びていることを特徴とする、プラスチ
    ック溶融体用フィルタ。
JP10828993A 1992-05-11 1993-05-10 プラスチック溶融体用フィルタ Expired - Fee Related JP3420277B2 (ja)

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