JP3420214B2 - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JP3420214B2
JP3420214B2 JP2001002208A JP2001002208A JP3420214B2 JP 3420214 B2 JP3420214 B2 JP 3420214B2 JP 2001002208 A JP2001002208 A JP 2001002208A JP 2001002208 A JP2001002208 A JP 2001002208A JP 3420214 B2 JP3420214 B2 JP 3420214B2
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昌弘 林
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ装置で
代表される画像通信装置に関し、特に、原稿読み取り動
作を円滑に行うための技術改良に関する。 【0002】 【従来の技術】最近の多くのファクシミリ装置では、画
像データを格納する相当大きな容量のメモリを備え、イ
メージスキャナで読み取った原稿の画像データをメモリ
に一時記憶しておいてから送信したり(メモリ送信と称
している)、受信した画像データをメモリに一時記憶し
ておいてから印刷出力する(メモリ受信と称している)
処理方式を採用している。また、記録部にはレーザプリ
ンタなどのページプリンタを採用したものも多く、その
場合には印刷しようとする復号化画像データ(生画像デ
ータ)をページ単位で一時記憶するためのプリンタバッ
ファ(ページメモリと称している)を備えている。 【0003】また、画像データを圧縮符号化する符号化
回路と、符号化画像データを復号化して生画像データを
再生する復号化回路は、符号化と復号化の処理を選択的
に実行する符号化/復号化回路としてLSI化された素
子を使用している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】メモリ送信が可能なフ
ァクシミリ装置では、メモリに既に格納されている画像
データを送信している動作中に、利用者がイメージスキ
ャナに別の原稿をセットして送信登録の操作を行うこと
がある。この明細書では、原稿の画像をイメージスキャ
ナで読み取らせて指定した相手に送信する旨を装置に登
録する操作のことをファイルイン操作と称する。 【0005】メモリ送信中に新たなファイルイン操作を
受け付けることは回路的に困難なことではなく、従来か
らそのような機能を有するファクシミリ装置がある。つ
まり、メモリから画像データを読み出して送信する処理
系と並列的に動作し、イメージスキャナで原稿を読み取
って符号化するとともにメモリに格納する処理系を設け
れば良い。 【0006】一般的なファクシミリ装置では、ファイル
イン時にスキャナで読み取った原稿の生画像データをM
R方式で符号化してメモリに格納している。メモリ送信
する際に、通信相手に合せてMR符号化画像データを送
信するのであれば、メモリに格納されているMR符号化
画像データを順次読み出して送信すればよく、処理は簡
単であり、同時に並行して前記ファイルイン処理を行う
ことも簡単である。 【0007】しかし、通信相手によってはMMR符号化
画像データを送信する必要がある。その場合は、メモリ
からMR符号化画像データを順次読み出して、符号化/
復号化によりMMR符号化画像データに順次変換し(具
体的には一度復号化してからMMR方式で再符号化す
る)、メモリの送信バッファに順次格納し、そのMMR
符号化画像データを順次送信するという処理を並列的に
行っている。この処理のことを本明細書では符号変換送
信と称する。 【0008】前記の符号変換送信中に新たなファイルイ
ン操作を受け付け可能な従来のファクシミリ装置では、
高価な符号化/復号化回路を2個使用していた。第1の
符号化/復号化回路で符号変換送信動作における符号変
換処理を行い、同時に第2の符号化/復号化回路で新た
なファイルイン動作における符号化処理を行う。高価な
符号化/復号化回路を2個使用しているので装置が高価
になる。 【0009】装置の価格低減を図るために、1つの符号
化/復号化回路で符号変換送信動作の符号変換処理とフ
ァイルイン動作の符号化処理とを並列的に実行可能とす
るには、両処理を時分割で行うように構成すれば良いこ
とになる。しかし、これには次のような問題がある。 【0010】最近のファクシミリ装置では、ファイルイ
ン動作において、イメージスキャナで原稿の画像を読み
取る動作速度は非常に早く、読み取った生画像データを
符号化/復号化回路で符号化する速度は読み取り速度よ
り相当遅い。符号化/復号化回路で符号化処理を独占的
に行った場合でもそうであるので、1つの符号化/復号
化回路で前記符号変換処理と符号化処理とを時分割で行
ったのでは、原稿読み取り速度に対して読み取りデータ
の符号化処理が著しく遅くなってしまう。 【0011】原稿読み取り速度に対して読み取りデータ
の符号化速度が遅いと、原稿読み取り動作を時々中断
し、読み取りデータの符号化処理が追い付くのを待つこ
とになる。原稿台にセットした原稿がスムーズに連続し
て読み取られるようすは利用者に安心感と信頼感を与え
るが、原稿の読み取りが間欠的に行われてぎくしゃくし
たようすは、装置が故障したのではないかという心配や
不安感を利用者に与えてしまう。 【0012】原稿の読み取りが間欠的に行われる場合の
前記の問題はファイルイン動作を単独で行う際にも生じ
る。ファイルイン単独動作の場合、大容量のメモリを設
け、イメージスキャナで読み取った生画像データをその
ままでメモリに格納し、読み取り終了後にメモリの生画
像データを符号化して再びメモリに格納するように構成
することで、前記の問題は解決する。しかし、メモリの
大容量化に伴って装置の価格が上昇する。 【0013】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、特別にメモリを大容量化し
なくても、ファイルイン単独動作における原稿読み取り
動作をスムーズに行うことができるようにした画像通信
装置を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、読取手段により出力された画データを符
号化する符号化/復号化手段と、前記符号化された符号
化データを記憶する記憶手段と、前記符号化データを送
受信する送受信手段と、前記符号化/復号化手段により
復号化された受信データを印刷出力するプリント手段
と、このプリント手段に供給される復号化データを所定
量に達するまで蓄積するプリンタバッファと、このプリ
ンタバッファに所定量空きエリアがある場合、前記読取
手段により得られた画データを一旦前記プリンタバッフ
ァに格納させ、順次前記画データを読出し前記符号化/
復号化手段に符号化させ前記記憶手段に格納させる制御
手段とを備えたものである。 【0015】 【作用】本発明は上述の構成により、プリンタバッファ
に所定量空きエリアがある場合、前記読取手段により得
られた画データを一旦プリンタバッファに格納し、前記
符号化/復号化手段内のバッファ内の残データ量に応じ
て前記プリンタバッファから前記符号化/復号化手段に
画データを転送して符号化を行うことができるので、
えば、符号化/復号化手段の処理速度が読取手段の処理
速度に追従できない場合などに、原稿を読取り記憶手段
に格納する動作を行なっている利用者から見て、原稿の
読取動作は遅滞なく高速に行われ、装置に対する信頼感
や安心感を与えることができる。 【0016】 【実施例】[ハードウェアの概略構成について]この発
明の一実施例によるファクシミリ装置の概略構成を図1
に示している。CPU1は、プログラムなどを格納した
ROM2と制御に伴う各種情報の一時記憶場所となるR
AM3とともに、当該ファクシミリ装置の全体を統括す
るシーケンス制御や信号処理を行うシステム制御部であ
る。網制御部(NCU)4は通信回線に接続され、回線
接続制御やファクシミリ装置手順に従って通信制御を行
う。モデム5は、CPU1の主導下でシステムバスB1
を通じて画像メモリ6から受け渡される符号化画像デー
タを順次変調して送信する制御と、受信した符号化画像
データを順次復調してシステムバスB1に出力する制御
を行う。画像メモリ6は比較的大容量のDRAMからな
り、符号化された画像データを複数ページ分格納するこ
とができる。画像メモリ6はCPU1によりシステムバ
スB1を通じてアクセスされる。 【0017】ユーザ・インターフェース用の操作・表示
パネルを構成する表示部7とキー入力部8はパネル制御
部9に接続されており、この制御部9によって表示制御
や入力処理が行われる。パネル制御部9はシステムバス
B1を介してCPU1に接続されており、CPU1から
制御部9に表示指令および表示情報が与えられるととも
に、制御部9で前処理したキー入力情報をCPU1に伝
える。 【0018】原稿の画像を読み取るイメージスキャナ
は、CCD一次元イメージセンサ10と、イメージセン
サ10を駆動するとともにその出力信号を処理する読み
取り回路11と、イメージセンサ10による主走査に対
して原稿を送って副走査させる副走査機構12と、副走
査機構12における原稿の有無を検出したり、原稿の位
置を検出したり、副走査可動部の位置を検出するセンサ
回路13と、これら各部を協働させて原稿を正しく読み
取らせる制御を行うスキャナ制御部14とからなる。ス
キャナ制御部14はシステムバスB1を通じてCPU1
に接続されており、CPU1からの指令情報に従って原
稿の読み取り制御を行う。 【0019】セレクタ15はCPU1によって切り換え
られ、原稿読み取り時に読み取り回路11から順次出力
される画像データの受け渡し先を後述のように選択す
る。 【0020】符号化/復号化回路16はマイクロプログ
ラム制御方式のLSIであり、CPU1からの指令情報
に従って符号化モード、復号化モード、符号変換モー
ド、受信データチェックモードなどの動作モードを後述
のように選択的に実行する。ここで注目すべきことは、
当該ファクシミリ装置では高価な符号化/復号化回路1
6を1つだけ用いている点である。 【0021】画像データを用紙に印刷出力する記録部と
してページプリンタ17を備えている。ページプリンタ
17は印刷制御のための独自の制御系を内蔵している
が、その制御系をCPU1の指令情報に従って動作させ
るためのプリンタインターフェース18を備え、このイ
ンターフェース18を介してシステムバスB1とプリン
タ17とが接続されている。また、プリンタ17で印刷
すべき画像データをページ単位で格納するためのプリン
タバッファ(ページメモリ)19を備える。プリンタバ
ッファ19は標準原稿で数ページ分の生画像データを格
納可能な容量を有する。さらに、プリンタバッファ19
のアクセス制御を行うメモリ制御部20を備える。メモ
リ制御部20はシステムバスB1を通じてCPU1から
与えられる指令情報に従って動作モードが設定され、後
述のように動作する。 [原稿読み取り動作について]前記イメージスキャナで
原稿を読み取り、その読み取りデータを処理する動作に
は次の2つのモードがある。 【0022】第1のモードは生データ読み取りモードで
ある(前述した第1の読み取り処理手段に相当する)。
この場合、読み取り回路11から順次出力される生画像
データがセレクタ15からバスB3を通してメモリ制御
部20に供給され、メモリ制御部20がその生画像デー
タをプリンタバッファ19に順次格納する。 【0023】第2のモードは符号化読み取りモードであ
る(前述した第2の読み取り処理手段に相当する)。こ
の場合、読み取り回路11から順次出力される生画像デ
ータはセレクタ15からバスB2を通して符号化/復号
化回路16に供給される。符号化/復号化回路16は読
み取り動作と同期してバスB2上の画像データを順次取
り込んでMR符号化し、符号化した画像データをシステ
ムバスB1に向けて順次出力する。CPU1は符号化動
作と同期して、符号化/復号化回路16から順次出力さ
れる符号化画像データを画像メモリ6に格納する。 【0024】生データ読み取りモードで動作するのか符
号化読み取りモードで動作するのかは、後述のようにC
PU1の指令によって決定される。 [符号化/復号化回路16の動作について]符号化/復
号化回路16は次の複数の動作モードの中からCPU1
により指定されたモードで動作する。 【0025】符号化読み取りモード 前述したよ
うに原稿読み取り動作と同期してセレクタからバスB2
に順次与えられる生画像データをMR符号化し、CPU
1の主導下でシステムバスB1経由で符号化データを画
像メモリ6に順次格納する。 【0026】符号化モード 前述した生データ読
み取り動作によりプリンタバッファ19に格納した生画
像データを後処理として符号化するモードである。この
場合、メモリ制御部20がプリンタバッファ19から対
象データを順次読み出してバスB2に導出し、その読み
出し動作と同期して符号化/復号化回路16がバスB2
上のデータを順次MR符号化し、符号化データをCPU
1の主導下でシステムバスB1経由で画像メモリ6に順
次格納する。 【0027】符号変換モード 前述した符号変換
送信動作に伴う符号変換処理である。この場合、処理対
象となる画像メモリ6中のMR符号化画像データがCP
U1の主導下でシステムバスB1から符号化/復号化回
路16に順次与えられる。符号化/復号化回路16は、
システムバスB1上の画像データを順次取り込んで内部
で一度復号化し、それを今度はMMR符号化し、その符
号化画像データをシステムバスB1に向けて出力する。
この符号変換動作と同期してCPU1は、MMR符号化
画像データを画像メモリ6の送信バッファエリアに順次
格納する。 【0028】受信時復号化モード モデム5から
システムバスB1に順次導出される受信画像データ(符
号化画像データ)を符号化/復号化回路16に順次取り
込んで、受信データのエラーチェックとともに復号化
し、復号化画像データ(生画像データ)をバスB2を通
してメモリ制御部20に順次供給する。メモリ制御部2
0はその生画像データをプリンタバッファ19に順次格
納する。 【0029】復号化モード メモリ受信モードで
いったん画像メモリ6に格納した受信画像データ(符号
化画像データ)を後処理として復号化するモードであ
る。この場合、CPU1が画像メモリ6から対象データ
を順次読み出して符号化/復号化回路16に供給する。
符号化/復号化回路16はシステムバスB1上のデータ
を順次復号化し、復号化画像データをバスB2を通して
メモリ制御部20に順次供給する。メモリ制御部20は
その生画像データをプリンタバッファ19に順次格納す
る。 【0030】受信データチェックモード メモリ
受信に伴う処理で、受信した画像データを復号化し、各
ラインのデータが所定ビット数になっているか否かをチ
ェックし、その結果を受信処理中のモデム5に伝える。
この場合、モデム5からシステムバスB1に順次導出さ
れる受信画像データ(符号化画像データ)を符号化/復
号化回路16に順次取り込んで、エラーチェックのため
に復号化し、チェック結果だけをシステムバスB1に出
力する。 [送信動作について]NCU4とモデム5に対してCP
U1が送信指令を与えると、NCU4とモデム5が所定
の手順で通信相手と回線を接続し、相手装置の仕様を認
知してCPU1に伝える。そして画像データを送出する
段階に進むと、モデム5が送信データの要求信号を発す
る。この信号を受けてCPU1は割り込み処理を実行し
(図5参照)、画像メモリ6中の送信対象の符号化画像
データ(以下送信データという)を1バイトだけ読み出
してモデム5に受け渡す。つまりデータ送出動作の進行
に伴ってモデム5からの送信データ要求割り込みがCP
U1に繰り返しかかり、CPU1はその都度割り込み処
理を実行して送信データを1バイトづつモデム5に転送
する。ここで、画像メモリ6中のMR符号化データをそ
のまま相手に送る場合は必要ないが、相手に合せてMM
R符号化データを送らなければならない場合は、前述の
符号変換処理と送信処理とを並列的に行う。 [印刷出力動作について]プリンタバッファ19に生画
像データを格納した上で、CPU1がプリンタインター
フェース18とメモリ制御部20にプリント指令を与え
ると、メモリ制御部20がプリンタバッファ19中の画
像データをバスB4に読み出して、プリンタインターフ
ェース18を経由してプリンタ17に供給する。これで
画像データが用紙に印刷される。この場合のデータ転送
制御はプリンタ17の制御系が主導的に行うもので、プ
リンタバッファ19のアクセス系はシステムバスB1か
らは独立している。 【0031】以下、以上のように構成された画像通信装
置について図面を参照にてその動作を説明する。 [符号変換送信動作とファイルイン動作とが重なった場
合について] (A)両動作の時分割タイミングについて 図2のフローチャートはCPU1が実行するメインルー
チンにおける符号変換送信処理部分を抽出したものであ
る。図2における最初のステップ201は、画像メモリ
6中の送信対象のMR符号化データを所定量だけ符号化
/復号化回路16に転送してMMR符号化データに変換
し、そのMMR符号化データを画像メモリ6中の送信バ
ッファに格納する処理を示している。 【0032】ステップ201を実行すると送信バッファ
(画像メモリ6)に符号変換された送信データが複数バ
イト格納される。前述したようにモデム5からの送信デ
ータ要求割り込みが実行される毎に、送信バッファに格
納された送信データが1バイトづつ減少する。 【0033】符号変換送信処理はページ単位で行われ
る。1ページの処理中においては、ファイルイン要求フ
ラグがセットされていても、送信バッファに送信データ
が16Kバイトたまるまでは符号変換処理が繰り返され
る(ステップ201→202→205→201)。な
お、符号変換送信動作中に利用者が原稿をスキャナにセ
ットしてファイルインの操作を行うと、パネル制御部9
からの割り込みによってファイルイン要求フラグがセッ
トされる。 【0034】送信バッファに16Kバイト以上の送信デ
ータがたまると、ファイルイン要求フラグがセットされ
ていればファイルインルーチンが実行される(ステップ
203→204)。後述するように、ステップ204の
ファイルインルーチンの実行中において、送信バッファ
の送信データ量が随時チェックされ、送信データ量が8
Kバイト以下になるとファイルインルーチンを抜け出し
てメインルーチンに戻る。このステップ204のファイ
ルインルーチンの実行タイミングをページ内ファイルイ
ン処理と称する。 【0035】ステップ201の符号変換処理の実行によ
り1ページ分のデータの処理が終了すると、ステップ2
05から206に進み、ファイルイン要求フラグがセッ
トされていればファイルインルーチンが実行される(ス
テップ207→208)。1ページ分のデータの符号変
換を終了したならば、そのページの送信データがすべて
回線に送出されて通信相手から1ページの受信確認信号
が来るまでは(モデム5からCPU1に1ページ送信終
了通知が来るまでは)、次ページのデータの符号変換処
理は行わない。このページ間での符号変換処理の待機期
間にもファイルインルーチンを実行する。このステップ
208のファイルインルーチンの実行タイミングをペー
ジ間ファイルイン処理と称する。後述のようにステップ
208のファイルイン処理では、モデム5から1ページ
送信終了通知が来たか否かが随時チェックされ、終了通
知が来ればファイルインルーチンを抜け出してメインル
ーチンに戻る。 【0036】ステップ204のページ内ファイルイン処
理とステップ208のページ間ファイルイン処理とを区
別するために、ステップ207でフラグF3をセットし
てステップ208に進み、ステップ208を抜け出して
からステップ209でフラグF3をリセットする。 【0037】送信対象データの全ページについて符号変
換送信処理を終了するまでは、ステップ210から20
1に戻り、以上の処理を繰り返す。 (B)ファイルインルーチンの詳細について 図3及び図4はメインルーチンにおけるステップ204
および208で実行されるファイルインルーチンの処理
手順を示している。このファイルインルーチンの処理内
容は次の3つに分れる。 【0038】(ア)1ページの原稿を読み取るに際して、
プリンタバッファ19に所定量以上の空きエリアがあれ
ば、前述の生データ読み取り処理を行う。 【0039】(イ)1ページの原稿を読み取るに際して、
プリンタバッファ19に所定量以上の空きエリアがなけ
れば、前述の符号化読み取り処理ァを行う。 【0040】(ウ)生データ読み取りモードで原稿を読み
取った場合に、前述の符号化処理アを行う。 【0041】以下では図3及び図4のフローチャートに
従って処理手順を順番に説明する。最初のステップ30
1では全原稿の読み取りを終了したか否かをチェックす
る。原稿の読み取りをまだ行っていない段階では次のス
テップ302に進み、生データ読み取り処理中を示すフ
ラグF1がセットされているか否かをチェックする。フ
ラグF1は初期リセットされているので、次にステップ
303に進み、符号化読み取り処理中を示すフラグF2
がセットされているか否かをチェックする。フラグF2
も初期リセットされているので、次にステップ304に
進み、プリンタバッファ19に所定量以上の空きがある
か否かをチェックする。 【0042】プリンタバッファ19に空きがある場合は
ステップ305に進み、スキャナ制御部14、セレクタ
15、メモリ制御部20に生データ読み取り指令を発
し、次のステップ306で前記フラグF1をセットして
当該サブルーチンを抜け出してメインルーチンに戻る。
生データ読み取り指令を受けたスキャナ制御部14、セ
レクタ15、メモリ制御部20が協働して1ページの原
稿を生データ読み取りモードで読み取る。1ページの原
稿の読み取りを終了すると、スキャナ制御部14がその
旨をCPU1に通知する。その通知を受けてCPU1は
割り込み処理を実行し、前記フラグF1をリセットする
(図5参照)。 【0043】1回目のファイルイン処理の実行時におい
てステップ306まで進んでメインルーチンに戻ったと
する。そして2回目のファイルイン処理に入ったとき、
まだ1ページの生データ読み取り処理が終了していない
と(フラグF1がセットされたままである)、ステップ
302から当該サブルーチンを抜け出す。3回目のファ
イルイン処理の実行時にはフラグF1が既にリセットさ
れていて、かつプリンタバッファ19にまだ空きがある
とすると、ステップ301→302→303→304→
305→306と進み、当該サブルーチンを抜け出す。
つまり2ページ目の原稿の生データ読み取り処理が開始
される。 【0044】i回目のファイルイン処理の実行時に、読
み取るべき原稿がまだあり、生データ読み取り処理中で
はなく、プリンタバッファ19の空きが無いとすると、
ステップ301→302→303→304→307→3
08と進む。つまり、フラグF2をセットし、次ページ
の原稿の符号化読み取り処理を開始する。ただし、ステ
ップ308の1回の処理では1ページ全部の読み取りを
行うのではなく、予め定めた複数ライン分(あるいは所
定データ量)だけの符号化読み取りを行う。次のステッ
プ309では直前のステップ308の実行で全原稿の読
み取りが終了したか否かをチェックし、まだ読み取りが
終了していないのであれば、当該サブルーチンを抜け出
してメインルーチンに戻るべきか否かを判定する。 【0045】メインルーチンに戻る条件は、ページ内フ
ァイルイン処理(ステップ204)とページ間ファイル
イン処理(ステップ208)とでは異なる。ページ内フ
ァイルイン処理では、画像メモリ6における送信データ
が8Kバイト以下にまで減ったことが戻る条件であり、
そうなるまではステップ308→309→310→31
1→308を繰り返し、符号化読み取り処理を所定量づ
つ進める。送信データが8Kバイト以下になるとメイン
ルーチンに戻り、前記符号変換処理を行って送信データ
を16Kバイト以上に増やす。送信データが16Kバイ
ト以上になるとファイルインルーチンを実行し、符号化
読み取り処理を進める。 【0046】ページ間ファイルイン処理では、モデム5
からの1ページ送信終了通知が来たことがメインルーチ
ンへ戻る条件である。それまではステップ308→30
9→310→312→308を繰り返し、符号化読み取
り処理を進める。 【0047】ステップ308で所定量の符号化読み取り
を行った結果、全原稿の読み取り処理が終了したのであ
れば、ステップ309→313と進み、フラグF2をリ
セットしてメインルーチンに戻る。そうすると次のファ
イルイン処理の実行時に、最初のステップ301でYE
Sと判定され、ステップ314側へ進む。 【0048】ステップ314では、ファイルイン処理で
生データ読み取り処理を実行したか否かをチェックす
る。生データ読み取り処理を行っていないのであれば、
ファイルイン処理を完了したことになるので、ファイル
イン要求フラグをリセットしてメインルーチンに戻る。
生データ読み取り処理を行ったのであれば、プリンタバ
ッファ19の生画像データを符号化して画像メモリ6に
転送する必要がある。そこでステップ315に進み、符
号化処理を行う。ただし1回の符号化処理で対象データ
をすべて処理するのではなく、予め定めた複数ライン分
の符号化処理しか行わない。 【0049】ステップ315で所定量だけの符号化処理
を行ったことで、プリンタバッファ19の対象データの
すべての処理が終了したか否かを次のステップ316で
チェックし、まだ終了していないのであれば、当該サブ
ルーチンを抜け出してメインルーチンに戻るべきか否か
を判定する。 【0050】メインルーチンに戻る条件は、ページ内フ
ァイルイン処理(ステップ204)とページ間ファイル
イン処理(ステップ208)とでは異なる。ページ内フ
ァイルイン処理では、画像メモリ6における送信データ
が8Kバイト以下にまで減ったことが戻る条件であり、
そうなるまではステップ315→316→318→31
9→315を繰り返す。送信データが8Kバイト以下に
なるとメインルーチンに戻り、前記符号変換処理を行っ
て送信データを16Kバイト以上に増やす。送信データ
が16Kバイト以上になるとファイルインルーチンを実
行し、符号化処理を進める。 【0051】またページ間ファイルイン処理では、モデ
ム5からの1ページ送信終了通知が来たことがメインル
ーチンへ戻る条件である。それまではステップ315→
316→318→320→315を繰り返し、符号化処
理を進める。 【0052】ステップ315で所定量の符号化処理を行
った結果、プリンタバッファ19の全対象データの符号
化処理が終了したのであれば、ステップ316→317
と進み、ファイルイン要求フラグをリセットしてメイン
ルーチンに戻る。これでファイルイン処理を完了したこ
とになる。 【0053】ところで場合によっては、ファイルイン処
理を完了する前に符号変換送信処理が完了することがあ
る。その場合は図2に示すように、送信完了した時点で
ファイルイン要求フラグがセットされたままであるな
ら、ステップ210→211→212と進み、単独でフ
ァイルイン処理の残務をすべて完了させる。ステップ2
12の単独ファイルイン処理の詳細を図6に示してい
る。単独ファイルイン処理では時分割的に符号変換送信
処理に戻る必要はなく、ファイルイン処理の進行状況に
合せて残っている処理をすべて終了させて、ファイルイ
ン要求フラグをリセットする。 [本発明について] すでに説明していることになるが、単独でファイルイン
処理を行う場合において、プリンタバッファ19を有効
に活用し、次の手順でファイルイン処理を行うように構
成すれば、原稿の読み取りをスムーズに行うことができ
る。例えば、符号化/復号化手段の処理速度が読取手段
の処理速度に追従できない場合などに、有効である。 【0054】(ア)1ページの原稿を読み取るに際して、
プリンタバッファ19に所定量以上の空きエリアがあれ
ば、前述の生データ読み取り処理を行う。 【0055】(イ)1ページの原稿を読み取るに際して、
プリンタバッファ19に所定量以上の空きエリアがなけ
れば、前述の符号化読み取り処理ァを行う。 【0056】(ウ)生データ読み取りモードで原稿を読み
取った場合に、前述の符号化処理アを行う。 [符号化/復号化回路16の処理データ単位について]
1つの符号化/復号化回路16を使用し、ある画像デー
タの符号変換処理ィと別の画像データの符号化処理アと
をページ内で時分割的に実行するには、それぞれの処理
をライン単位で区分する必要がある。符号化/復号化回
路16へのデータの入出力はバイト単位で行われるの
で、1ライン分の複数バイトのデータには他のラインの
データが含まれていてはならない。周知のように1ライ
ンのデータの末尾にはライン終端符号が挿入されている
が、このライン終端符号を含む1バイトのデータ中にお
いて、ライン終端符号に続けて次ラインのデータが含ま
れていてはならない。 【0057】そこでこの発明では、生画像データをMR
符号化して画像メモリ6に格納する際に、ライン終端符
号が1バイトの末尾に一致しない場合は、ライン終端符
号に続けてゼロフィルを適宜数追加して1バイトとし、
次ラインのデータは新たな1バイトから始めるようにし
ている。これは符号化/復号化回路16の動作モードを
決定する所定のパラメータにその旨をセットすることで
実現できる。 【0058】前記のようにライン単位でゼロフィルを追
加する符号化方式にすると、加えたゼロフィルの分だけ
冗長度が増すため、当然従来は行われていなかった(従
来はページ単位でページの終端符号の後にゼロフィルを
追加してデータをバイト単位で区切っていた)。しかし
前述した本発明を採用する際は、ライン単位のゼロフィ
ル追加方式を採用するほうが望ましい。 【0059】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
プリンタバッファに所定量空きエリアがある場合、
記読取手段により読取った画データを一時プリンタバッ
ファに格納し、前記符号化/復号化手段が符号化する処
理の進行に応じ、前記プリンタバッファから前記符号化
/復号化手段へ画データを転送して読取った画データの
符号化処理を行うことができるので、例えば、符号化/
復号化手段の処理速度が読取手段の処理速度に追従でき
ない場合などに、原稿を読取り記憶手段に格納する動作
を行なっている利用者から見て、原稿の読取動作は遅滞
なく高速に行われ、装置に対する信頼感や安心感を与え
ることができる
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置の概
略構成図 【図2】同ファクシミリ装置のCPU1が実行するメイ
ンルーチンにおける符号変換送信処理部分のフローチャ
ート 【図3】図2のフローチャートに含まれるサブルーチン
であるファイルインルーチンのフローチャート 【図4】図3に後続するファイルインルーチンのフロー
チャート 【図5】本発明の一実施例であるファクシミリ装置のC
PU1の割り込み処理を示す図 【図6】図2のフローチャートに含まれるサブルーチン
である単独ファイルイン処理のフローチャート 【符号の説明】 1 CPU 5 モデム 6 画像メモリ 16 符号化/復号化回路 19 プリンタバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 昌弘 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松 下電送システム株式会社内 (72)発明者 一本鎗 忠典 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松 下電送システム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−180268(JP,A) 特開 平5−236281(JP,A) 特開 平6−233138(JP,A) 特開 昭64−25672(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/21 H04N 1/41 - 1/419

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 読取手段により出力された画データを符
    号化する符号化/復号化手段と、前記符号化された符号
    化データを記憶する記憶手段と、前記符号化データを送
    受信する送受信手段と、前記符号化/復号化手段により
    復号化された受信データを印刷出力するプリント手段
    と、このプリント手段に供給される復号化データを所定
    量に達するまで蓄積するプリンタバッファと、このプリ
    ンタバッファに所定量空きエリアがある場合、前記読取
    手段により得られた画データを一旦前記プリンタバッフ
    ァに格納させ、順次前記画データを読出し前記符号化/
    復号化手段に符号化させ前記記憶手段に格納させる制御
    手段と、を具備したファクシミリ装置。
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