JP2001333228A - 原稿読取記録装置 - Google Patents

原稿読取記録装置

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JP2001333228A JP2000147440A JP2000147440A JP2001333228A JP 2001333228 A JP2001333228 A JP 2001333228A JP 2000147440 A JP2000147440 A JP 2000147440A JP 2000147440 A JP2000147440 A JP 2000147440A JP 2001333228 A JP2001333228 A JP 2001333228A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成であっても画像の読取を行う利用
者の待ち時間を短縮し、利用者の満足度を向上させた原
稿読取記録装置を提供する。 【解決手段】 主制御部11は、読取部14で読み取っ
た画像をコーデック16で符号化して画像メモリ20に
格納する。また画像メモリ20に格納されている符号化
された画像をコーデック16で復号して記録部15で記
録する。記録処理中に、例えば読取部14に原稿がセッ
トされるなどにより読取要求を検出した場合、記録処理
を中断し、読取処理でコーデック16を用いて読み取っ
た画像を符号化し、画像メモリ20に格納する。なお、
読取要求を検出してから所定時間が経過した場合には記
録処理を再開し、不当に記録処理が中断されたままとな
らないように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿上の画像を読
み取る画像読取手段と、画像を用紙等の被記録媒体に記
録する画像記録手段を有する原稿読取記録装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の原稿読取記録装置では、画像読取
手段で読み取った画像をそのまま画像記録手段で記録す
るだけでなく、読み取った画像を画像メモリに蓄積し
て、記録順序を変更したり、様々な加工を行って記録出
力することが可能である。このように画像を画像メモリ
に蓄積する際に、多くの画像を蓄積するため、画像の符
号化及び復号を行うコーデックにより画像を符号化して
格納することが行われている。また、画像メモリに蓄積
されている符号化された画像を取り出す際には、同様に
コーデックにより符号化された画像を復号して取り出す
ことができる。
【0003】このように画像を符号化して格納する場
合、例えば画像を読み取って画像メモリに格納する処理
と、画像メモリに格納されている符号化された画像を記
録出力する処理とを並行して行うためには、符号化の処
理と復号の処理も並行して行わなければならない。その
ために、コーデックは2つ必要となる。
【0004】さらに最近では、通信部を介して画像読取
手段で読み取った画像を送信したり、あるいは外部から
送られて来る画像を受信し、また、インタフェースを介
して外部のコンピュータとの間で画像を送受信するとい
ったことが可能になっている。このような画像の入出力
が多くなればなるほど、それらを並行して行うためにコ
ーデックが必要になり、符号化あるいは復号を並行して
実行しなければならない状況が発生する。
【0005】しかし安価な装置では、符号化あるいは復
号を行うコーデックを、必ずしもすべての画像の入出力
に対応するだけの個数を有していない場合がある。この
ような場合には、並行して行うことができる画像の入出
力はコーデックの個数によって制限されることになる。
例えば1つのコーデックを有する装置において、読み取
った画像の画像メモリへの格納と、画像メモリに格納さ
れている画像の記録出力が同時に発生した場合、いずれ
かの処理は行うことができない。このような場合、従来
は先に発生した処理にコーデックの使用権を渡し、後で
発生した要求を待たせるように制御している。
【0006】このような従来の制御では、例えば記録処
理でコーデックを利用しているときに読取要求が発生し
ても、記録処理が終了するまでコーデックを利用するこ
とができないため、画像の読取を開始することができな
かった。特に画像の読取処理は、利用者が装置のそばに
いて、読取を待っていることが多い。しかし従来は、読
取処理を行いたい利用者を記録処理が終了するまで待た
せており、大量の記録を行っている場合には、待ち時間
も長期化してしまうといった問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、安価な構成であっても画像
の読取を行う利用者の待ち時間を短縮し、利用者の満足
度を向上させることができる原稿読取記録装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿読取記録
装置において、画像読取手段と、画像記録手段と、符号
化された画像を記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶
手段中の符号化された画像を復号して前記画像記録手段
で記録中に画像読取要求を検出した場合には画像の復号
を中断し前記画像読取手段で読み取った画像を符号化し
て前記画像記憶手段に記憶させる制御手段を有すること
を特徴とするものである。このように、画像の記録中に
画像読取要求を検出した場合には、記録終了を待つこと
なく、記録処理のための復号を中断して、読取画像の符
号化を行うので、画像の読取を行おうとした利用者を記
録出力のために待たせることがなくなる。上述のよう
に、画像の読取を行おうとする利用者は、装置のそばに
いることが多く、読取開始までに要する時間が短縮され
ることによって利用者の満足度を向上させることが可能
である。また、読み取った画像の符号化と記録する画像
の復号のいずれかの処理を行うので、符号化及び復号を
行う手段は両方の機能について兼用することができ、安
価な装置においても読取と記録の両方に対応することが
可能となる。
【0009】また制御手段は、画像読取要求の検出後、
画像読取開始指示に基づいて画像読取手段で読み取った
画像の符号化を行うように制御することができる。この
とき、画像読取要求を検出したが、いつまでも読取動作
が開始されない場合、そのままでは記録のための画像の
復号が中断されたままの状態が長く続くことがある。こ
のような場合に対処するため、例えば画像読取要求の検
出後、所定時間以内に画像読取開始指示がない場合には
画像記録手段で記録する符号化画像の復号を再開するよ
うに制御することができる。これによって、装置が不当
に長く動作しないといった状態を回避し、装置を有効に
動作させることが可能になる。
【0010】さらに制御手段は、画像読取手段における
原稿のセットあるいは原稿のセットのための部材の動作
の検出によって、画像読取要求を検出することができ
る。このように画像読取開始指示ではなく、原稿のセッ
トや、原稿のセットのための部材の動作の検出によって
画像読取要求があったものとして記録動作のための符号
化画像の復号を中断処理を開始できるので、迅速に記録
処理を中断して画像の読取を開始することが可能にな
る。なお、原稿のセットの検出は、例えば自動原稿送り
装置が画像読取手段に設けられている場合には、その自
動原稿送り装置のセンサによって原稿のセットを検出す
ればよい。また、原稿載置台に原稿をセットする場合に
は、原稿の有無を検知するセンサにより原稿のセットを
検出したり、あるいは、原稿を押さえるための蓋の開閉
を検出して画像読取要求としてもよい。
【0011】なお、記録処理のための復号の中断は、例
えば記録されるページ単位で行うとよい。また、読取処
理が終了した後は、中断した記録処理のための復号を再
開するように制御するとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の原稿読取記録装
置の実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例を示す
ブロック図である。図中、11は主制御部、12は表示
部、13は操作部、14は読取部、15は記録部、16
はコーデック、17はタイマ、18はNCU、19はモ
デム、20は画像メモリ、21はRAM、22はRO
M、23はPCインタフェース、24はバスである。
【0013】主制御部11は、装置全体を制御し、各部
を動作させて、画像送受信機能、コピー機能、画像読取
機能、画像記録機能などを実現する。特に、画像メモリ
20に画像を蓄積することができる。画像メモリ20に
画像を格納する際には、符号化された状態で格納し、画
像メモリ20の容量を有効に利用するように制御する。
例えば画像送信機能では、読取部14で読み取った画像
をコーデック16で符号化して画像メモリ20に格納し
てからモデム19,NCU18を介して相手先へ送信す
るメモリ送信機能を有している。また、コピー機能で
は、読取部14で読み取った画像をコーデック16で符
号化して画像メモリ20に格納し、画像メモリ20から
読み出した符号化された画像をコーデック16で復号し
て記録部15に画像を記録させる。このとき、画像メモ
リ20から読み出す順番を変更したり、復号後の画像に
対して各種の画像処理を施すことができる。さらに、画
像読取機能では、読取部14で読み取った画像をコーデ
ック16で符号化して画像メモリ20に格納し、PCイ
ンタフェース23を介して他のコンピュータなどに送信
する。なお、画像受信機能では、NCU18,モデム1
9を介して受け取った画像は符号化されているのでその
まま画像メモリ20に格納し、また画像記録機能では、
PCインタフェース23を介して受け取った符号化され
た画像をそのまま画像メモリ20に格納しておく。そし
て画像メモリ20から符号化された画像を読み出しなが
らコーデック16で復号し、記録部15に記録出力させ
ることができる。このとき、画像受信機能では符号化を
やり直してもよいし、画像記録機能において符号化され
ていない画像を受け取る場合にはコーデック16で符号
化して画像メモリ20に格納すればよい。
【0014】このような各種の機能を実現するため、主
制御部11は、読取部14に画像を読み取らせる読取処
理と、記録部15に画像を記録させる記録処理と、NC
U18及びモデム19を用いた通信処理、それにPCイ
ンタフェース23を用いたデータ転送処理を並行して動
作させることができる。読取処理では、読取部14に画
像を読み取らせるとともに、読み取った画像をコーデッ
ク16により符号化し、画像メモリ20に格納する。ま
た記録処理では、画像メモリ20から符号化された画像
を読み出し、コーデック16により復号して記録部15
に記録させる。通信処理により画像を送信する場合に
は、画像メモリ20に格納されている符号化された画像
を送信すればよいが、コーデック16で符号化をやり直
す場合もある。受信時には、基本的にはそのまま画像メ
モリ20に格納すればよい。データ転送処理では、外部
のコンピュータとの間で符号化された画像の転送を行う
場合には、受信した符号化された画像をそのまま画像メ
モリ20に格納し、また画像メモリ20に格納されてい
る符号化された画像を読み出してそのまま転送すればよ
い。しかし、外部のコンピュータとのデータ転送が符号
化されていない画像の転送を行う場合には、受信した画
像をコーデック16で符号化して画像メモリ20に格納
し、また画像メモリ20に格納されている符号化された
画像をコーデック16で復号して転送することになる。
【0015】主制御部11は、このような各処理におい
てコーデック16を用いて画像の符号化あるいは復号を
行う。しかし、上述のようなコーデック16を用いる処
理が複数並行して動作するとコーデック16が他の処理
で利用されているために待ち状態となる処理が発生する
場合がある。例えばコーデック16が利用されていると
きに読取要求が発生したとき、主制御部11は読取処理
のためにコーデック16を利用中の処理を中断し、読取
処理のためにコーデック16を空ける。例えば記録処理
がコーデック16を利用中に読取要求が発生した場合に
は、記録処理を中断させて、読取開始の指示後、読取処
理によるコーデック16を用いた符号化を優先して実行
させる。そして読取処理が終了したら、中断していた処
理を再開させる。なお、読取要求が発生してから所定時
間、読取開始の指示がない場合には、装置の有効利用を
図るため、中断していた処理を再開するように制御す
る。なお、読取要求は、後述するように読取部14に対
する原稿のセットなどとすることができる。
【0016】表示部12は、利用者に対するメッセージ
や、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスな
ど、種々の情報を表示することができる。操作部13
は、利用者が各種の設定や指示などを行う際に用いられ
る。特に、操作部13にはスタートキーが設けられてお
り、画像送信機能、コピー機能、画像読取機能等におい
て読取開始を指示する場合に利用者が操作することがで
きる。
【0017】読取部14は、原稿上の画像を読み取る。
図2は、読取部14における読取方法の一例の説明図で
ある。図中、31は原稿、32は原稿載置台、33は蓋
である。図2(A)には、原稿31を自動的に送る原稿
自動搬送機構(以下ADFと示す)を有する構成例を示
している。この例では、ADFによって原稿31を自動
的に送りながら、図示しない静止したイメージセンサに
より原稿31上の画像を読み取る。あるいは図2(B)
に示す原稿載置台32に原稿31を自動的に搬送し、原
稿31を停止させて図示しないイメージセンサを移動さ
せながら原稿31上の画像を読み取る構成の場合もあ
る。また図2(B)には、原稿31を原稿載置台32に
載置し、図示しないイメージセンサを移動させながら原
稿31上の画像を読み取る。この図2(B)に示した読
取機構は一般にフラットベッドスキャナと呼ばれてお
り、以下、FBSと略す。このような読取部14の構成
において、例えば図2(A)に示すADFに原稿31が
セットされたことを図示しない原稿セットセンサで検出
したとき、読取要求が発生したものとして主制御部11
に伝えることができる。あるいは、図2(B)に示した
FBSにおいては、蓋33が開かれたり、原稿載置台3
2上に原稿31が載置されたことを図示しない原稿検出
センサが検出したとき、読取要求が発生したものとして
主制御部11に伝えることができる。もちろん読取部1
4の構成は図2に示した構成に限られるものではなく、
種々の画像入力機器で構成することができる。
【0018】記録部15は、主制御部11の制御に従っ
て画像を記録紙等の被記録媒体上に形成する。記録部1
5の記録方式としては、例えば電子写真方式やインクジ
ェット方式、感熱あるいは熱転写方式など、種々の方式
を適用することができる。
【0019】コーデック16は、画像の符号化、及び、
符号化された画像の復号を行う。なお、符号化方式は任
意である。例えばファクシミリ送受信に対応して、M
H、MR、MMR、JBIG方式などを用いることがで
きる。コーデック16は、1つに限らないが、ここでは
主制御部11で並行して実行可能なコーデックを用いる
処理の数よりも少ないものとする。なお、コーデック1
6の機能を主制御部11で行うように構成することも可
能である。
【0020】タイマ17は、各種の計時を行うことがで
きる。ここでは特に、読取要求が発生してから所定時間
の経過を計時するプリント中断タイマとして機能させ
る。
【0021】NCU18は、回線を制御して外部機器と
の通信を行う。また、モデム19は、送受信する画像デ
ータの変復調を行う。
【0022】画像メモリ20は、読取部14で読み取
り、記録部15で記録出力する画像、あるいは、モデム
19およびNCU18から通信相手先へ送信したり、P
Cインタフェース23を介して外部のコンピュータへ転
送する画像、外部のコンピュータからPCインタフェー
ス23を介して受信して記録部15で記録出力する画像
などを、符号化された状態で蓄積する。
【0023】RAM21は、主制御部11や他の各部の
処理においてデータの保存が必要なときに用いられる。
ROM22は、主制御部11の動作を規定したプログラ
ムや、固定的なデータなどが格納されている。
【0024】PCインタフェース23は、外部のコンピ
ュータなどと接続され、例えば記録部15で記録すべき
画像を受け取り、また読取部14で読み取った画像を転
送する。また、モデム19及びNCU18を介して他の
装置へ送信すべき画像を外部のコンピュータから受け取
ったり、逆にモデム19及びNCU18を介して受信し
た画像を外部のコンピュータへ転送可能であってもよ
い。なおこのPCインタフェース23は、接続される外
部のコンピュータとの接続方法に応じて構成すればよ
く、例えばLANインタフェースなどで構成し、LAN
を経由して複数のコンピュータなどの機器と接続可能に
構成されていてもよい。もちろん、コンピュータ31と
所定のインタフェースで直結されていてもよい。
【0025】バス24は、主制御部11、表示部12、
操作部13、読取部14、記録部15、コーデック1
6、タイマ17、NCU18、モデム19、画像メモリ
20、RAM21、ROM22、PCインタフェース2
3等を相互に接続しており、これらの間のデータ転送を
可能にしている。もちろん、これらのほか、外部記憶装
置など、各種の機器がバス24に接続されていてもよ
い。
【0026】次に、本発明の原稿読取記録装置の実施の
一形態を含むファクシミリ装置の一例における動作の一
例について説明する。上述のように、主制御部11は画
像送受信機能、コピー機能、画像読取機能、画像記録機
能などを実現するため、読取処理、記録処理、通信処
理、転送処理などの処理を適宜実行する。これらの各処
理は並行して実行することができる。これらの処理のう
ち、少なくとも読取処理及び記録処理はコーデック16
を利用する。すなわち、読取処理時には読取部14で読
み取った画像をコーデック16により符号化して画像メ
モリ20に格納する。また記録処理時には画像メモリ2
0から符号化された画像を読み出し、コーデック16で
復号して記録部15により画像を記録する。もちろん通
信処理及び転送処理においても必要に応じてコーデック
16が利用される。
【0027】このようにコーデック16を利用する処理
が並行して実行されると、安価な装置ではコーデック1
6を利用する処理の数に比べてコーデック16の数の方
が少ない場合がある。例えば読取処理と記録処理でコー
デック16を用いる場合、安価な装置ではコーデック1
6を1つしか搭載しておらず、読取処理における符号化
と記録処理における復号が並行して行えない場合があ
る。このような場合、本発明では読取処理を優先し、他
の処理によるコーデック16の利用を一時停止させて読
取処理による画像の符号化を行う。
【0028】ここでは記録処理を中心に、記録処理中に
読取処理を優先して行う場合の動作について、以下に一
例を示す。図3は、本発明の原稿読取記録装置の実施の
一形態を含むファクシミリ装置の一例における記録処理
の一例を示すフローチャートである。例えば複写機能時
に読取部14で読み取った画像が符号化されて画像メモ
リ20に格納されたり、画像受信機能時にNCU18、
モデム19を介して画像を受信して画像メモリ20に格
納したり、あるいはPCインタフェース23を介して外
部のコンピュータから転送されてきた記録すべき画像を
受け取り、画像メモリ20に格納されると、記録処理が
起動される。
【0029】記録処理が起動されると、まずS41にお
いて、タイムアウトフラグをOFFにする。このタイム
アウトフラグは、後述するように読取要求が検出されて
から所定時間内に読取開始の指示が行われず、記録処理
を再開したときにONになるフラグである。S41で
は、このタイムアウトフラグをOFFにして初期化して
いる。
【0030】そして記録部15において、S42で用紙
等の被記録媒体を1枚給送し、S43で1ページ分の画
像を被記録媒体上に記録する。記録時には、この記録処
理がコーデック16を用いることになる。この1ページ
の画像を記録する間では、S45〜S48における読取
要求及び読取開始の判断を行わず、1ページ単位の画像
形成を途中で中止しないように制御している。S44に
おいて記録すべき次のページの画像が存在するか否かを
判定し、記録すべき画像のページがなくなれば記録処理
を終了する。
【0031】1ページ分の画像の記録終了後、まだ記録
すべき次のページの画像が存在している場合には、次の
ページの画像を形成する前に、S45〜S48における
読取要求及び読取開始の判断を行う。まずS45におい
て、タイムアウトフラグがOFFであるか否かを判定
し、OFFであればS46,S47において読取要求の
検出を行う。ここでは読取要求として、読取部14に図
2(A)に示したADF及び図2(B)に示したFBS
の両方を備えており、そのいずれかを用いて原稿上の画
像を読み取ることができるものとする。そして、S46
においてADFに原稿がセットされたか否かを判定し、
ADFに原稿がセットされていれば読取要求として検出
する。またS47においてFBSに原稿がセットされた
か否かを判定し、FBSに原稿がセットされていれば読
取要求として検出する。なお、FBSにおける読取要求
は、図2(B)に示す蓋33の開動作によって読取要求
があったものとして検出してもよい。S46とS47の
判定は、いずれを先に行ってもよい。S46およびS4
7において読取要求を検出しなければ、S42へ戻って
記録処理を続ける。
【0032】S46あるいはS47において読取要求を
検出した場合には、画像の記録を一時中断し、読取処理
を優先して実行させる。すなわち、S43における画像
の記録を行わないことによってコーデック16を空け、
読取処理によってコーデック16を利用可能にする。ま
た、このように読取開始時点ではなく、読取要求を検出
して記録処理を中断するので、読取処理を行わせたい利
用者は、ほとんど待つことなく読取処理を開始させるこ
とが可能になる。
【0033】記録処理では、読取要求の検出によってそ
の処理を中断した後、待機時の処理を続ける。ここで
は、読取処理の終了を待って記録処理を再開させる処理
と、読取要求を検出したが、所定時間が経過しても読取
開始が指示されない場合に記録処理を再開する処理を行
う。
【0034】S49において、所定時間の経過を検出す
るため、タイマ17に対してプリント中断タイマの機能
を起動しておく。S50において読取開始の指示が行わ
れたか否かを判定し、読取開始の指示がなければ、S5
0からS51に進み、プリント中断タイマがタイムアウ
トしたか否か、すなわち読取要求を検出してから所定時
間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過してい
なければ、さらにS52において、読取に関するキー入
力が行われたか否かを判定する。キー入力が行われてい
れば、利用者が読取へ向けて準備を進めていると考えら
れるので、このキー入力を新たな読取要求として検出し
てS49へ戻り、プリント中断タイマをリセットしてキ
ー入力が行われてからの経過時間を判定するようにす
る。キー入力が行われなければS50へ戻り、S50〜
S52の判定を繰り返し行う。
【0035】このような判定を繰り返しているうちに読
取開始の指示があれば、これをS50で検出し、S53
に進む。S53においてプリント中断タイマを停止し、
S54において読取処理の終了を待つ。読取処理が終了
したらS41に戻り、タイムアウトフラグをOFFにリ
セットした後、S42,S43による画像の記録を再開
する。
【0036】また、読取開始の指示がないままプリント
中断タイマがタイムアウトした場合には、これをS51
で検出し、S55に進む。この場合、S55でタイムア
ウトフラグをONにし、S42へ戻って中断していた記
録動作を再開する。このようにして所定時間が経過して
も読取開始の指示がない場合、例えば利用者が読取処理
を行わずに立ち去るなど、読取が行われない可能性もあ
り、不当に記録処理が中断されてしまうことが考えられ
る。そのため、所定時間の経過により記録動作を再開
し、装置を有効に利用している。
【0037】タイムアウトフラグがONになってS42
へ戻ると、S45の判定によってタイムアウトフラグが
ONであることが検出され、S48へ進む。この場合に
は一度読取要求を検出しているので、時間はかかってい
るが読取開始の指示を受ける可能性がある。そのため、
S48では読取開始の指示があったか否かを判定し、読
取開始の指示がなければS42へ戻って画像の記録を続
ける。また、読取開始の指示があれば、S48でその読
取開始の指示を検出した時点で記録処理を中断し、コー
デック16を空けて読取処理によるコーデック16の使
用を可能にする。そしてS54において読取処理の終了
を待つ。読取処理の終了後、S41へ戻って画像の記録
を再開する。
【0038】このようにして、読取要求を検出した時点
で記録処理を中断し、読取処理を優先して実行すること
ができる。また、読取要求を検出後(さらにキー入力が
ある場合には最後のキー入力があってから)所定時間を
経過した場合には、装置の効率的な利用の観点から記録
処理を再開し、読取開始の指示があれば再び記録処理を
中断して読取処理を優先して実行することができる。こ
れによって、読取処理と記録処理で同時にコーデック1
6を用いて符号化及び復号を行うことができない安価な
装置においても、原稿の画像を読み取らせようとした利
用者を記録処理のために待たせることがない。そのた
め、利用者の満足度を向上させることができる。
【0039】上述の動作の説明では、記録処理中に読取
要求を検出した場合の処理例を示したが、例えば先に読
取要求を検出しているときには、読取開始の指示がなく
ても記録処理を開始させないように制御することができ
る。この場合にも、読取要求を検出し、あるいは読取の
ための最後のキー入力から所定時間が経過した後は記録
処理を開始させるように制御してもよい。このときは記
録処理の開始とともにタイムアウトフラグをONにセッ
トして実行させるとよい。
【0040】また、上述の動作例では記録処理を例にし
て説明したが、例えばほかのコーデック16を用いる処
理についても、S42,S43以外の処理については同
様の処理を行うことができる。さらに、読取処理を他の
処理よりも優先させて実行するか否かを設定可能に構成
し、読取処理を優先させる設定の場合のときのみ、上述
のような制御を行ってもよい。
【0041】上述の図1に示した例では、本発明の原稿
読取記録装置を、複写機能や外部のコンピュータとのイ
ンタフェースを有するファクシミリ装置に適用した例を
示したが、本発明の原稿読取装置を適用した装置はこの
例に限られるものではない。例えばPCインタフェース
23を有しない複合機として構成したり、さらにはNC
U18およびモデム19を設けずに通信機能を有しない
コピー機として構成するなど、各種の構成に適用するこ
とが可能である。いずれの場合も、画像メモリに多数の
画像を蓄積可能であるが、コーデックを用いる処理の数
だけコーデックあるいはコーデックの機能を有しない安
価な装置において適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、安価な装置構成においても読取処理と記録処
理を並行して実行可能であるとともに、読取要求が検出
された時点で記録処理を中断して読取処理を優先して実
行することができる。そのため、原稿上の画像の読取を
行わせようとした利用者は、記録出力の終了を待つこと
なく、読取を行わせることができ、利用者の満足度を向
上させることができるという効果がある。
【0043】また、記録処理の中断は、読取開始の指示
よりも前に読取要求を検出した時点で行うので、即座に
読取を開始させることが可能である。このように読取要
求の検出で記録処理を中断した後、なにもされずに所定
時間が経過した場合には記録処理を再開するので、いつ
までも読取開始が指示されずに不当に記録処理が行えな
いといった不具合を回避することができるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿読取記録装置の実施の一形態を含
むファクシミリ装置の一例を示すブロック図である。
【図2】読取部14における読取方法の一例の説明図で
ある。
【図3】本発明の原稿読取記録装置の実施の一形態を含
むファクシミリ装置の一例における記録処理の一例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
11…主制御部、12…表示部、13…操作部、14…
読取部、15…記録部、16…コーデック、17…タイ
マ、18…NCU、19…モデム、20…画像メモリ、
21…RAM、22…ROM、23…PCインタフェー
ス、24…バス、31…原稿、32…原稿載置台、33
…蓋。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取手段と、画像記録手段と、符号
    化された画像を記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶
    手段中の符号化された画像を復号して前記画像記録手段
    で記録中に画像読取要求を検出した場合には画像の復号
    を中断し前記画像読取手段で読み取った画像を符号化し
    て前記画像記憶手段に記憶させる制御手段を有すること
    を特徴とする原稿読取記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、画像読取要求の検出
    後、画像読取開始指示に基づいて前記画像読取手段で読
    み取った画像の符号化を行い、画像読取要求の検出後、
    所定時間以内に画像読取開始指示がない場合には前記画
    像記録手段で記録する符号化画像の復号を再開すること
    を特徴とする請求項1に記載の原稿読取記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記画像読取手段にお
    ける原稿のセットあるいは原稿のセットのための部材の
    動作の検出によって前記画像読取要求を検出することを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の原稿読取記
    録装置。
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