JP3420154B2 - 磁気ヘッド及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気ヘッド及び磁気記録再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方向異方性を利
用した磁気トランスデューサーを備える磁気ヘッド及び
その磁気ヘッドを使用して情報の再生を行う磁気記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気トランスデューサーの抵抗変化が、
非磁性層を介した磁性層間における伝導電子のもつスピ
ンに依存した電気伝導、及び、それに付随する層界面で
のスピン依存性散乱に帰される磁気抵抗効果が知られて
いる。この磁気抵抗効果は巨大磁気抵抗効果やスピンバ
ルブと呼ばれている。
【0003】欧州特許EP−490608A2には、ス
ピンバルブ効果を利用した磁気トランスデューサー(以
下、スピンバルブセンサーと称す)が記載されている。
このスピンバルブセンサーは、非磁性膜によって分離さ
れた強磁性膜Aと強磁性膜Bを含む適切なる物質上に形
成された積層構造を含有する。代表的なスピンバルブセ
ンサーの積層構造は、強磁性膜B、非磁性膜、強磁性膜
A、反強磁性膜をこの順序に積層したものである。ここ
で、最下層が強磁性膜B、最上層部が反強磁性膜であ
る。以下、本明細書ではこのような積層構造の積層膜を
「強磁性膜B/非磁性膜/強磁性膜A/反強磁性膜」の
ように表記する。
【0004】強磁性膜のひとつ、例えば、強磁性膜Aの
磁化方向は外部印加磁場ゼロで、強磁性膜Bの磁化方向
と垂直に固定されている。この強磁性膜Aの磁化方向の
固定は、反強磁性膜を隣接させて反強磁性膜と強磁性膜
Aとの界面で発生する交換結合によって強磁性膜Aに一
方向異方性を付与することによりなされる。そのため、
強磁性膜Aは固定層と呼ばれ、本明細書においても固定
層なる表現を用いることにする。固定層の代表的な磁化
の固定方向は浮上面と垂直な方向である。
【0005】一方、強磁性膜Bの磁化方向は外部磁場に
よって自由に回転することができるために、自由層と呼
ばれている。スピンバルブセンサーでは磁性媒体から発
生する磁場を印加磁場として、この磁場に応じて自由層
の磁化方向が自由に回転し、その結果、固定層の磁化方
向と自由層の磁化方向のなす角度に変化が生ずる。スピ
ンバルブセンサーは、これら固定層と自由層の磁化方向
のなす角度の変化に応じて電気抵抗が変化することを利
用して磁性媒体からの磁気的信号を電気的信号に変換す
る磁気抵抗センサーである。
【0006】次に、固定層用反強磁性膜について説明す
る。例えば特開昭54−10997号公報には、強磁性
NiFe合金膜と反強磁性FeMn合金膜の交換結合
は、NiFe合金膜に一方向異方性を生じさせ、NiF
e合金膜の磁化曲線を原点から磁場軸の方向にシフトさ
せることが開示されている。また、この磁化曲線の原点
からのシフト量を結合磁界と定義し、本明細書でも、適
宜、この結合磁界という表現を用いることにする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第57268
38号には、反強磁性膜としてNiOが記載されてい
る。また、発明者らは、反強磁性膜として、NiO/F
23積層膜(但し、Fe 23は数nmと極薄)、Ni
O/Fe23/CoO積層膜(但し、Fe23,CoO
は数nmと極薄)を発明し、現在特許出願中である。
【0008】スピンバルブセンサーの固定層用強磁性膜
と反強磁性膜との交換結合膜には、(1)反強磁性膜が
高耐触性を示すこと、(2)大きな一方向異方性エネル
ギー定数を有すること(高結合磁界)、(3)高ブロッ
キング温度を示すこと、(4)反強磁性膜が高比抵抗を
有すること、(5)反強磁性膜を高交換結合特性を維持
しつつ薄膜化できること、(6)結合磁界を得るための
熱処理温度が低いこと、が要求される。ここで、ブロッ
キング温度とは、結合磁界の消失する温度と定義され
る。
【0009】NiO膜、NiO/Fe23積層膜、ある
いはNiO/Fe23/CoO積層膜と強磁性膜との交
換結合膜は、上記(1)から(6)の条件を満足する。
しかしながら、面記録密度40Gb/in2を超える高
密度磁気デイスク装置対応磁気トランスデューサーで
は、磁気トランスデューサーを構成する、上部シールド
膜−下部シールド膜間距離を約100nm以下に狭ギャ
ップ化しなければならない。そのためには、下記の理由
により、高交換結合特性を維持しつつ、酸化物反強磁性
膜であるNiO膜、NiO/Fe23積層膜、あるいは
NiO/Fe23/CoO積層膜におけるNiOを、約
40nm以下に薄膜化しなければならない。
【0010】一般に、磁気トランスデューサーは、基板
側から、下部シールド膜、下部ギャップ膜、たとえば反
強磁性膜/強磁性膜A/非磁性膜/強磁性膜Bより構成
されるスピンバルブセンサー部、上部ギャップ膜、上部
シールド膜を順次積層して構成される。反強磁性膜を除
くスピンバルブセンサー部はトータルで概ね約30n
m、上部ギャップ膜は概ね約30nm必要である。Ni
O膜、NiO/Fe23積層膜、あるいはNiO/Fe
23/CoO積層膜は、絶縁特性に優れることから、下
部ギャップ膜を兼ねることができる。NiO上のFe2
3、CoOについては、それぞれ2nm、0.5nm
程度必要である。従って、40Gb/in2を超える高
密度磁気デイスク装置対応磁気トランスデューサーで
は、酸化物反強磁性膜であるNiOを、高交換結合特性
を維持しつつ約40nm以下に薄膜化しなければならな
い。
【0011】そこで、本発明の目的は、強磁性膜と酸化
物反強磁性膜からなる交換結合膜において、高交換結合
特性を維持しつつ、酸化物反強磁性膜を薄くできる技術
を提供することにある。さらには、この交換結合膜を用
いた磁気トランスデューサー、磁気ヘッド及び磁気記録
再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】強磁性膜と該強磁性膜に
密着する酸化物反強磁性膜との磁性積層膜(交換結合
膜)を考えるとき、前記目的は、NiO膜、NiO/F
23積層膜、あるいはNiO/Fe23/CoO積層
膜といった酸化物反強磁性膜の下地膜としてZnOを配
置することにより達成される。
【0013】すなわち、本発明による磁気ヘッドは、反
強磁性膜と強磁性膜とを順次積層してなる磁性積層膜を
含む磁気ヘッドにおいて、反強磁性膜はNiO膜、Ni
Oからなる膜上にFe23からなる膜が形成された積層
膜(NiO/Fe23積層膜)、又はNiOからなる膜
上にFe23からなる膜が形成されその上にCoOから
なる膜が形成された積層膜(NiO/Fe23/CoO
積層膜)であり、反強磁性膜の下地膜としてZnO膜を
配置したことを特徴とする。
【0014】また、本発明による磁気ヘッドは、反強磁
性膜と、反強磁性膜により磁化方向が固定される第1の
強磁性膜と、外部磁界に応じて磁化方向が自由に変化す
る第2の強磁性膜と、第1の強磁性膜と第2の強磁性膜
を磁気的に分離する非磁性膜と、第2の強磁性膜上に設
けられた一対の電極とを含む磁気ヘッドにおいて、反強
磁性膜はNiO膜、NiOからなる膜上にFe23から
なる膜が形成された積層膜(NiO/Fe23積層
膜)、NiOからなる膜上にFe23からなる膜が形成
されその上にCoOからなる膜が形成された積層膜(N
iO/Fe23/CoO積層膜)のいずれかであり、反
強磁性膜の下地膜としてZnO膜を配置したことを特徴
とする。
【0015】NiO膜、NiOからなる膜上にFe23
からなる膜が形成された積層膜(NiO/Fe23積層
膜)、あるいはNiOからなる膜上にFe23からなる
膜が形成されその上にCoOからなる膜が形成された積
層膜(NiO/Fe23/CoO積層膜)からなる酸化
物反強磁性膜と強磁性膜との交換結合膜において、酸化
物反強磁性膜の下地膜としてZnO膜を用いることによ
り、NiO膜の膜厚を20〜40nmと薄膜化しても、
十分な結合磁界を得ることが可能となる。
【0016】本発明による磁気記録再生装置は、情報を
記録する磁気記録媒体と、磁気記録媒体に記録された情
報を読み取るための磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気記
録媒体上の所定の位置へ移動させるためのアクチュエー
ター手段と、アクチェーター手段を制御する制御手段と
を含む磁気記録再生装置において、磁気ヘッドとして前
述の磁気ヘッドを用いたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、本発明による磁性積層膜(交換結合
膜)の作製方法について説明する。磁性積層膜はスパッ
タリング法により作製した。最も簡単な膜の構成を図1
の断面模式図に示す。基板100上に、下地膜1と酸化
物反強磁性膜102と強磁性膜101とを順次スパッタ
リングにより成長させた。基板100にはガラスを用い
た。強磁性膜101にはNiFe合金膜を用いた。下地
膜1にはZnOを用いた。酸化物反強磁性膜102は、
反強磁性膜2,3より構成し、それぞれNiO、Fe2
3膜を用いた。最も代表的な膜構成は、ガラス/Zn
O(5nm)/NiO(20nm)/Fe23(2n
m)/NiFe(6nm)である。
【0018】図2に、本発明のガラス/ZnO(5n
m)/NiO(10〜50nm)/Fe23(2nm)
/NiFe(6nm)交換結合膜の結合磁界の、NiO
膜厚依存性を白丸で示す。比較のため、従来技術であ
る、ガラス/NiO(10〜50nm)/Fe23(2
nm)/NiFe(6nm)交換結合膜の結合磁界の、
NiO膜厚依存性を白抜き四角で示した。従来技術で
は、安定した結合磁界を得るための必要最小NiO膜厚
は約50nmであったが、本発明のようにZnOを下地
膜として配置したZnO/NiO/Fe23反強磁性膜
積層構造とすることにより、安定した結合磁界を得るた
めの必要最小NiO膜厚を約20nmまで低減できるこ
とがわかった。
【0019】以上、ZnOをNiO/Fe23積層膜の
下地膜として配置することにより、高交換結合特性を維
持しつつ、NiOを約20nmまで低減できることに成
功した(実質的にはZnO(5nm)を配置してあるの
で約25nmまでの薄膜化に成功した)。
【0020】同様の方法によって、ガラス/ZnO(5
nm)/NiO(10〜50nm)/Fe23(2n
m)/CoO(0.5nm)/NiFe(6nm)交換
結合膜及びガラス/ZnO(5nm)/NiO(10〜
50nm)/NiFe(6nm)交換結合膜を作成し
た。
【0021】図3に、本発明のガラス/ZnO(5n
m)/NiO(10〜50nm)/Fe23(2nm)
/CoO(0.5nm)/NiFe(6nm)交換結合
膜の結合磁界の、NiO膜厚依存性を白丸で示す。比較
のため、ガラス/NiO(10〜50nm)/Fe23
(2nm)/CoO(0.5nm)/NiFe(6n
m)交換結合膜の結合磁界の、NiO膜厚依存性を白抜
き四角で示した。
【0022】また、図4に、本発明のガラス/ZnO
(5nm)/NiO(10〜50nm)/NiFe(6
nm)交換結合膜の結合磁界の、NiO膜厚依存性を白
丸で示す。比較のため、ガラス/NiO(10〜50n
m)/NiFe(6nm)交換結合膜の結合磁界の、N
iO膜厚依存性を白抜き四角で示した。
【0023】図3及び図4から、ZnOを下地膜として
配置することにより、酸化物反強磁性膜としてNiO/
Fe23/CoO積層膜、あるいはNiO単層膜を用い
た交換結合膜においても、高交換結合特性を維持しつ
つ、NiOを約20nmまで低減できることがわかる。
【0024】図5は、本発明による磁気トランスデュー
サーの構造例を示す断面模式図である。この磁気トラン
スデューサーの主要部は、ZnOを下地膜として配置し
た酸化物反強磁性膜/強磁性膜の磁性積層膜(交換結合
膜)と、非磁性膜を介して積層された強磁性膜とからな
る。これは、通称、スピンバルブセンサーとよばれてお
り、図中100は基板、1はZnO下地膜、121は外
部磁界によって磁化が自由に回転する強磁性膜(自由
層)である。101は、酸化物反強磁性膜によって磁化
の方向が固定されている強磁性膜(固定層)である。こ
の例では、自由層121及び固定層101としてCoF
e膜を用いた。122は固定層と自由層を分離するため
の非磁性膜で、Cuよりなる。102は固定層の磁化を
一方向に向けるための酸化物反強磁性膜であり、反強磁
性膜(NiO膜)2、反強磁性膜(Fe23膜)3を順
次積層した層で構成される。なお、酸化物反強磁性膜1
02は、NiO単層膜であってもNiO/Fe23/C
oO積層膜であってもよい。125はこのトランスデュ
ーサーに検出電流を流すための電極である。
【0025】固定層101及び自由層121の膜厚はい
ずれも1〜5nmであり、非磁性膜122の膜厚は1〜
3nmである。ZnO下地膜1の膜厚は5nm、反強磁
性膜(NiO膜)2の膜厚は20〜40nm、反強磁性
膜(Fe23膜)3の膜厚は1〜4nmである。本構成
よりなる磁気トランスデューサーにおいては、高交換結
合特性を維持しつつ、酸化物反強磁性膜を約40nm以
下に薄膜化できることから、高密度磁気デイスク装置対
応磁気トランスデューサーを提供できる。
【0026】上記実施の形態においては、本発明の磁性
積層膜(交換結合膜)をスピンバルブセンサーに適用し
たが、いわゆる異方性磁気抵抗効果を用いたMRヘッド
の磁区制御膜に用いることも可能である。さらに、本発
明の磁性積層膜は所謂トンネル型GMRセンサーの固定
層及び固定層用反強磁性膜、磁区制御膜にも適用でき
る。さらに、本発明の磁性積層膜は、固定層101を強
磁性層/Ru/強磁性層とした、いわゆる積層フエリ型
スピンバルブセンサーの固定層用反強磁性膜にも適用で
きる。
【0027】図6は、本発明による磁気記録再生装置の
概略構成図である。この磁気記録再生装置は、磁気記録
媒体として磁気ディスクを用い、図5に断面模式図を示
した磁気トランスデューサーを再生ヘッドに用いてい
る。ここでは、磁気記録媒体として磁気ディスクを用い
る例について説明するが、本発明の磁気トランスデュー
サーは、磁気記録媒体として磁気テープなどを用いた磁
気記録再生装置にも適用することが可能である。
【0028】図示した磁気記録再生装置は、同心円状の
トラックとよばれる記録領域にデータを記録するため
の、デイスク状に形成された磁気記録媒体としての磁気
デイスク10と、再生ヘッドとして本発明による磁気ト
ランスデューサーを備え上記データの読み取り、書き込
みを実施するための磁気ヘッド18と、磁気ヘッド18
を支え磁気デイスク10上の所定位置へ移動させるアク
チュエーター手段と、磁気ヘッド18が読み取り、書き
込みするデータの送受信及びアクチェータ手段の移動な
どを制御する制御手段26とを含み構成される。
【0029】さらに、構成と動作について以下に説明す
る。少なくとも一枚の回転可能な磁気デイスク10が回
転軸12によって支持され、駆動用モーター14によっ
て回転させられる。少なくとも一個のスライダー16
が、磁気デイスク10上に設置され、スライダー16
は、読み取り、書き込みするための磁気ヘッド18を支
持している。
【0030】磁気デイスク10が回転すると同時に、ス
ライダー16がデイスク表面を移動することによって、
目的とするデータが記録されている所定位置へアクセス
される。スライダ16は、ジンバル20によってアーム
22に取り付けられる。ジンバル20はわずかな弾力性
を有し、スライダー16を磁気デイスク10に密着させ
る。アーム22はアクチュエーター24に取り付けられ
る。
【0031】アクチュエーター24としては、ボイスコ
イルモーター(以下、VCMと称す。)を用いることが
できる。VCMは固定された磁界中に置かれた移動可能
なコイルからなり、コイルの移動方向及び移動速度等
は、制御手段26からライン30を介して与えられる電
気信号によって制御される。したがって、本実施の形態
におけるアクチュエーター手段は、例えば、スライダ1
6、ジンバル20、アーム22、アクチュエーター2
4、及びライン30を含み構成されるものである。
【0032】磁気デイスクの動作中、磁気デイスク10
の回転によってスライダー16とデイスク表面の間に空
気流によるエアベアリングが生じ、それがスライダー1
6を磁気デイスク10の表面から浮上させる。したがっ
て、磁気デイスク装置の動作中、本エアベアリングはジ
ンバル20のわずかな弾性力とバランスをとり、スライ
ダー16は磁気デイスク表面に触れずに、かつ磁気デイ
スク10と一定間隔を保って浮上するように維持され
る。
【0033】通常、制御手段26はロジック回路、メモ
リ、及びマイクロプロセッサなどから構成される。そし
て、制御手段26は、各ラインを介して制御信号を送受
信し、かつ磁気デイスク装置の種々の構成手段を制御す
る。例えば、モーター14はライン28を介し伝達され
るモーター駆動信号によって制御される。アクチュエー
ター24はライン30を介したヘッド位置制御信号及び
シーク制御信号等によって、その関連する磁気デイスク
10上の目的とするデータートラックへ選択されたスラ
イダー16を最適に移動、位置決めするように制御され
る。
【0034】そして、制御信号26は、磁気ヘッド18
が磁気デイスク10のデータを読み取り変換した電気信
号を、ライン32を介して受信し解読する。また、磁気
デイスク10にデータとして書き込むための電気信号
を、ライン32を介して磁気ヘッド18に送信する。す
なわち、制御手段26は、磁気ヘッド18が読み取りま
たは書き込みする情報の送受信を制御している。
【0035】なお、上記の読み取り、書き込み信号は、
磁気ヘッド18から直接伝達される手段も可能である。
また、制御信号として例えばアクセス制御信号及びクロ
ック信号などがある。さらに,磁気デイスク装置は複数
の磁気デイスクやアクチュエーター等を有し、アクチュ
エーターが複数の磁気ヘッドを有してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳術したように、本発明によれば、
ZnOを下地膜として配置することにより、酸化物反強
磁性膜であるNiO膜を薄膜化できる。従って、ZnO
を下地膜として配置した、ZnO/NiO/Fe23
ZnO/NiO、あるいはZnO/NiO/Fe23
CoO酸化物反強磁性積層膜と強磁性膜との交換結合膜
を採用した場合には、高密度磁気デイスク装置対応磁気
トランスデューサー(磁気ヘッド)、及び高記録密度磁
気記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁性積層膜(交換結合膜)の断面
模式図。
【図2】ガラス/ZnO(5nm)/NiO(10〜5
0nm)/Fe23(2nm)/NiFe(6nm)交
換結合膜の結合磁界の、NiO膜厚依存性を示す図。
【図3】ガラス/ZnO(5nm)/NiO(10〜5
0nm)/Fe23(2nm)/CoO(0.5nm)
/NiFe(6nm)交換結合膜の結合磁界の、NiO
膜厚依存性を示す図。
【図4】ガラス/ZnO(5nm)/NiO(10〜5
0nm)/NiFe(6nm)交換結合膜の結合磁界
の、NiO膜厚依存性を示す図。
【図5】本発明による磁気トランスデューサーの構造例
を示す断面模式図。
【図6】本発明による磁気記録再生装置の概略構成図。
【符号の説明】
1…ZnO下地膜、10…磁気デイスク、12…回転
軸、14…モーター、16…スライダー、18…磁気ヘ
ッド、20…ジンバル、22…アーム、24…アクチュ
エーター、26…制御手段、28,30,32…ライ
ン、100…基板、101…強磁性膜(固定層)、10
2…酸化物反強磁性膜、121…強磁性膜(自由層)、
122…非磁性膜、125…信号検出電極

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反強磁性膜と強磁性膜とを順次積層して
    なる磁性積層膜を含む磁気ヘッドにおいて、 前記反強磁性膜はNiO膜、NiOからなる膜上にFe
    23からなる膜が形成された積層膜、又はNiOからな
    る膜上にFe23からなる膜が形成されその上にCoO
    からなる膜が形成された積層膜であり、前記反強磁性膜
    の下地膜としてZnO膜を配置したことを特徴とする磁
    気ヘッド。
  2. 【請求項2】 反強磁性膜と、前記反強磁性膜により磁
    化方向が固定される第1の強磁性膜と、外部磁界に応じ
    て磁化方向が自由に変化する第2の強磁性膜と、前記第
    1の強磁性膜と第2の強磁性膜を磁気的に分離する非磁
    性膜と、前記第2の強磁性膜上に設けられた一対の電極
    とを含む磁気ヘッドにおいて、 前記反強磁性膜はNiO膜、NiOからなる膜上にFe
    23からなる膜が形成された積層膜、NiOからなる膜
    上にFe23からなる膜が形成されその上にCoOから
    なる膜が形成された積層膜のいずれかであり、前記反強
    磁性膜の下地膜としてZnO膜を配置したことを特徴と
    する磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の磁気ヘッドにおい
    て、NiO膜の膜厚が20〜40nmであることを特徴
    とする磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 情報を記録する磁気記録媒体と、前記磁
    気記録媒体に記録された情報を読み取るための磁気ヘッ
    ドと、前記磁気ヘッドを前記磁気記録媒体上の所定の位
    置へ移動させるためのアクチュエーター手段と、前記ア
    クチェーター手段を制御する制御手段とを含む磁気記録
    再生装置において、 前記磁気ヘッドとして請求項1〜3のいずれか1項記載
    の磁気ヘッドを用いたことを特徴とする磁気記録再生装
    置。
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