JP2769092B2 - 磁気抵抗センサ - Google Patents

磁気抵抗センサ

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JP2769092B2 JP5151867A JP15186793A JP2769092B2 JP 2769092 B2 JP2769092 B2 JP 2769092B2 JP 5151867 A JP5151867 A JP 5151867A JP 15186793 A JP15186793 A JP 15186793A JP 2769092 B2 JP2769092 B2 JP 2769092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは磁気抵抗(M
R)読取りセンサに関し、特に、改良された反強磁性体
膜によって強磁性体MR膜中に交換結合縦バイアス磁場
をかけるMR読取りセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録システムにおけるMRセンサの
動作原理に関する一般的な解説としては、Tsangに
よる「小型磁気抵抗センサにおける磁気学」、Jour
nalof Applied Physics,Vo
l.55(6),Mar.15,1984,pp.22
26−2231がある。本質的にMRセンサは、磁気抵
抗読取り素子の抵抗変化を通して、この素子が感知する
磁束の量と方向の関数として磁場信号を検知するもので
ある。MRセンサは、3つの基本的理由から関心を持た
れている。即ち、第1に磁気媒体に記録された磁束変化
を検知する際の電圧出力が大きくかつ与えられた感知電
流に比例するからである。第2に、良好な線形の密度解
像度が得られることである。第3に、MRセンサの出力
は、センサと媒体との相対的速度に無関係なことであ
る。
【0003】従来技術において、MRセンサの最適動作
のためには、2つのバイアス磁場が必要であることが知
られている。普通、MR材料の応答が磁束に対して線形
であるようにMR材料にバイアスをかけるには、横バイ
アス磁場が与えられる。このバイアス磁場は、磁気媒体
の面に対して垂直であり、平面状のMR素子の表面に対
して平行である。通常横バイアス磁場は、MR素子の近
傍に電気絶縁層を介して蒸着された軟磁性材料層を流れ
る電流によって与えられる。
【0004】もう1つのバイアス磁場は、通常MR素子
と共に使用されるが、縦バイアス磁場と呼ばれ、磁気媒
体の表面及びMR素子の長さ方向に対して平行に通って
いる。縦バイアス磁場の基本的な目的は、MR素子内の
多数の磁区(マルチドメイン)の挙動によって生じるバ
ルクハウゼン雑音を抑制することである。第2の目的と
しては、高磁場励起の存在下における磁気安定性を良く
することである。この縦バイアス磁場は、典型的には硬
い磁石もしくは交換結合バイアス磁場によって与えられ
る。
【0005】交換異方性の現象は、従来良く知られてい
る。これは、強磁性材料が反強磁性材料と接触すること
による相互作用の結果起きるものであり、双方の境界面
の両側における磁気モーメント間の交換相互作用の項に
よって記述できる。例えば、ニッケル−鉄(Ni81Fe
19)と鉄−マンガン(Fe50Mn50)の薄膜層間の交換
結合は、一軸方向の異方性を生じ、MR素子内のBHル
ープをシフトさせる。
【0006】米国特許第4,103,315号には、反
強磁性体と強磁性体との交換結合を利用してセンサ内の
MR素子に均一な縦バイアス磁場を生じるMRセンサを
開示している。この反強磁性体と強磁性体の各層間の交
換結合は、強磁性体層(MR素子)内に単一磁区状態を
生じ、それによって多数磁区の挙動に関係するバルクハ
ウゼン雑音を抑制する。この特許には、Ni−Feを強
磁性体MR層とし、面心立方格子(fcc)を有するγ
相マンガン(Mn)と鉄との合金(Fe−Mn)を反強
磁性体層とするMRセンサが記載されている。さらに、
Mnとコバルト(Co)、銅(Cu)、ゲルマニウム
(Ge)、ニッケル(Ni)、及びロジウム(Rh)と
の合金が、Ni−Fe上に蒸着されたときに安定なγ相
マンガン合金をつくり得ることを示唆している。
【0007】米国特許第4,663,685号に開示さ
れたMRセンサは、Fe−Mn合金による反強磁性体層
が2つの端部に分割され、基本的にそれぞれがMR層の
相当する端部に交換バイアスをかける。
【0008】Fe−Mn合金をMRセンサの反強磁性体
層として使用する場合、2つの問題に遭遇する。即ち、
腐食によってその磁化率が変化することと、温度変化に
対して一軸異方性磁場(HUA)が変化することである。
この材料は、薄膜作製プロセスにおいても磁気記録シス
テム内でのMRセンサ動作中においても腐食性環境に曝
される。
【0009】HUAの温度変化を低減するために、蒸着さ
れたNi−Fe/Fe−Mn層は、260〜350℃の
温度範囲において20〜50時間熱処理される。このよ
うに長い熱処理を行うことによって、各層の界面におい
て相互拡散が起きることが重要である。この相互拡散に
よりNi−Fe−Mnの3相膜を形成して、80℃で動
作するMRセンサに対しより大きなHUA(48Oe(エ
ルステッド)まで)を与える。またこの3相膜は、バル
クのFe−Mnのネール温度(約220℃)を越えるブ
ロッキング温度(HUAがゼロになる温度)を示す。しか
しながら、上記の相互拡散が起きると、本質的にMRセ
ンサの磁気モーメントは小さくなる。一方、耐食性を向
上させるためには、Cr、Ir、Pt、Rh、及びRu
等の他の元素をFe−Mn合金相に添加する。米国特許
第4,755,897号には、Fe、Mn、及びCrの
合金からなる反強磁性体層を有する改良されたMRセン
サが開示されている。特に、4.5%のCrを厚さ30
nmのFe−Mn膜に添加することにより、曝気された
0.1Nの硫化ナトリウム電解質中における腐食電流密
度(ic)を8uA/cm2から2uA/cm2に低減す
ることができる。さらに、積層されていない膜を150
℃の空気中で1時間熱処理した後は、0.5uA/cm
2まで低減できる。しかしながら、Crを添加すること
により、HUAの強度は室温でたった16Oeにまで下が
る。そして80℃においてはほとんどゼロになってしま
う。
【発明が解決しようとする課題】
【0010】以上により本発明の第1の目的は、温度サ
イクルの間にも安定で良好な交換結合特性を有する磁気
抵抗(MR)読取りセンサを提供することである。
【0011】さらに本発明の目的は、耐食性に優れ、か
つ交換バイアス磁場を低下させることのないMR読取り
センサを提供することである。
【0012】さらに本発明の目的は、作製において必要
な熱処理温度が低いMR読取りセンサを提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の原理によるMR
読取りセンサは、強磁性体MR層に直接接して設けられ
た反強磁性体層からなり、この反強磁性体層はNiとM
nの合金であり、この合金の少なくとも一部は面心正方
晶(fct)構造を有する。fct構造のNi−Mn反
強磁性体層は、Fe−Mn合金による反強磁性体層を用
いた従来のMRセンサと比較して極めて良好な交換結合
特性を呈し、広い温度範囲に渡って熱安定性を示す。こ
のNi−Mn合金に11%までのCrを添加することに
よってNi−Mn−Crの3相合金膜を生じる。この3
相合金膜はNi−Fe膜及びCo−Cr−Pt膜と比較
して、極めて耐食性に優れており、しかもその膜の交換
結合特性に対して悪影響を及ぼさない。さらに大きな長
所としては、必要な熱処理温度が低いことである。それ
によって相互拡散を最小限にし、低温での作製プロセス
が可能になる。
【0014】第2の実施例のMRセンサにおいては、ジ
ルコニウムを下層に持つNi−Mn反強磁性体膜がMR
層の端部領域の下に直接蒸着され、MR層に対して縦バ
イアス磁場をかける。このような構成を有するMRセン
サの場合、MR層の導体(リード)を反強磁性体層上に
設けるのではなく直接MR層上に蒸着することができ、
それによってリード抵抗を小さくし、信号の損失及び反
強磁性体層の電気抵抗によるジュール熱を最小限にする
ことができる。
【0015】
【実施例】図1は、磁気ディスク記憶システムにおいて
実施された本発明を示している。しかしながら、本発明
が、例えば磁気テープ記録システム等、他の磁気記録シ
ステムにも適応可能なことは明らかである。図1のシス
テムでは、少なくとも1枚の回転可能な磁気ディスク1
2が軸14によって支持され、ディスク駆動モータ18
によって回転させられる。各ディスク上の磁気記録媒体
は、ディスク12の上の同心のデータ・トラック(図示
せず)からなる輪状パターンの形態をなす。
【0016】少なくとも1個のスライダがディスク12
上に置かれており、各スライダ13が1個以上の読取り
/書込み変換器21を支持している。通常これを、読取
り/書込みヘッドという。ディスクが回転すると、スラ
イダ13がディスク表面22上を、目的とするデータが
記録されている場所へ素早く移動することによってヘッ
ド21がそのデータへアクセスすることができる。各ス
ライダ13は、吊り具15によってアクチュエータ・ア
ーム19に取り付けられている。吊り具15は僅かな弾
性力を有し、スライダ13をディスク表面22に対して
近付ける。各アクチュエータ・アーム19は、アクチュ
エータ装置27に取り付けられている。図1に示すよう
にアクチュエータ装置としては、例えばボイスコイルモ
ータ(VCM)がある。VCMは、固定された磁場中に
置かれた移動可能なコイルからなり、コイルの移動方向
及び速度は、制御装置から与えられるモータ電流信号に
よって制御される。
【0017】ディスク記憶システムの動作中、ディスク
12の回転によって、スライダ13とディスク表面22
との間にエア・ベアリングを生じ、それがスライダを浮
かせる力となる。従って動作中このエア・ベアリング
は、吊り具15の僅かな弾性力と互いのバランスを取
り、そしてスライダ13がディスク表面に触れずかつ実
質的に一定の隙間を介してディスク表面から僅かに上に
あるように支持する。
【0018】ディスク記憶システムの種々の構成部分
は、制御装置29から送られる制御信号によって、動作
中制御される。例えばアクセス制御信号及び相互クロッ
ク信号等である。通常、制御装置29は、論理制御回
路、記憶装置、及びマイクロプロセッサ等から構成され
る。制御装置29は、制御信号を送って種々のシステム
動作を制御する。例えばライン23を介したモータ駆動
制御信号、ライン28を介したヘッド位置及び探査制御
信号等である。ライン28上の制御信号によって、その
関連するディスク12上の目的とするデータ・トラック
へ選択されたスライダ13を最適に移動及び位置決めす
るために必要な電流波形が与えられる。読取り及び書込
み信号は、読取り/書込みヘッド21へもしくは当該ヘ
ッドから記録チャネル25を介して伝達される。
【0019】上記の典型的な磁気ディスク記憶システ
ム、及びそれを示す図1は、単に説明する目的のための
ものである。ここでディスク記憶装置が、多数のディス
ク及びアクチュエータを有し、そして各アクチュエータ
が複数のスライダを支持していてもよいことはもちろん
である。
【0020】図2及び図3に、本発明による薄膜MRセ
ンサを示す。この薄膜MRセンサは、基板32、横バイ
アス層31、スペーサ層33、MR層35、及び反強磁
性体層39から構成される。Ni81Fe19等の強磁性体
材料からなるMR層35は電気伝導体37に取り付けら
れ、ここから出力電流が得られる。このMR層35から
の出力電流は、記録チャネル25内にある別の感知回路
がMR層の抵抗変化を判断するための信号である。この
抵抗変化は、磁気記憶媒体22上に記録されたデータか
らの磁場がMR層35によって遮られたことによるその
磁場の変化の関数である。
【0021】MR層35が確実に一軸異方性を有するよ
うに、MR層35の上に反強磁性体層39が形成され
る。反強磁性体層39は、反強磁性体のMn合金からな
り、この合金は、規則的なCuAu−I型構造、即ち面
心正方晶(fct)構造を有し、好ましくはNi−Mn
合金である。反強磁性体層39は、強磁性体層35と共
に界面交換結合を生じる。これによって、MR層35に
縦交換バイアス磁場(HUA)がかかり、MR層35内に
単一磁区状態が生じる。MR層に単一磁区状態が存在す
ることは、実質的にバルクハウゼン雑音を抑制すること
になる。なぜならバルクハウゼン雑音は、多数磁区(マ
ルチドメイン)状態を呈すMR材料に関連する現象だか
らである。
【0022】横バイアス層31は、一般に媒体22に垂
直な方向の磁場を生じる。それによってMR層35内の
磁場は、媒体22に非平行な方向に多少傾く。この横バ
イアス磁場は、MR層35を線形応答モードに維持す
る。従ってその電流出力は、実質的に抵抗変化に線形な
関数となる。横バイアス層31は、薄い非磁性体の、例
えばタンタル(Ta)等のスペーサ層を介してMR層3
5から離れている。周知のように、横バイアス磁場は、
シャント・バイアス、軟フィルム・バイアス、あるいは
永久磁石バイアスによってかけることが可能である。
【0023】図4は、本発明によるMRセンサの第2の
実施例であり、パターン化された縦バイアス磁場を与え
るものである。そのために反強磁性体層は、2つの端部
41に分割され、それぞれがMR層35の端領域42上
のみを被覆するように蒸着されている。反強磁性体層部
分41は、MR層35の端領域42にのみ縦バイアス磁
場HUAを生じ、それによってMR層35の端領域42の
みを単一磁区状態に維持する。反強磁性体層41に間隔
を設けることにより、この部分がMR層35の中央検知
領域44となる。従って遮られた磁場に応答し、この検
知領域44内の抵抗変化の関数として電流信号を与え
る。MR層35の中央領域44には縦バイアス磁場が直
接的にはかからないが、MR層に沿った静磁場及び交換
結合により、端領域42の単一磁区状態がMR層の中央
領域44にも単一磁区状態を誘起する。横バイアス層3
1は、中央領域44に横バイアス磁場を与え、それによ
って中央領域44が線形応答モードに維持される。
【0024】図2及び図3に類似した従来のMRセンサ
で反強磁性体層39にγ相マンガン合金を用いたもの及
び別の実施例についての包括的な説明は、前記の米国特
許第4,103,315号に記載されている。図4に示
したMRセンサに類似した従来のMRセンサで反強磁性
体層にMn−Feを用いたものは、米国特許第4,66
3,685号に記載されている。
【0025】fct構造のNi−Mn合金からなる反強
磁性体層を有するMRセンサにおいて、その材料の範囲
及び動作特性を明らかにするために、積層構造を有する
種々の薄膜が、マグネトロン・スパッタリング・システ
ムにより約40Oeの均一磁場中で作製された。直径2
00mmのNi19Fe81、Ni50Mn50、Fe50
50、及び純粋なTaのターゲットを用い、Ta/Ni
−Fe/Ni−Mn/Ta及びTa/Ni−Fe/Fe
−Mn/Taの多層膜がガラス基板上に蒸着された。こ
のシステムのパワー密度及び圧力は、それぞれ3.2w
/cm2及び2×10-7Torrに固定されている。T
a、Ni−Mn、及びFe−Mnの膜厚はそれぞれ2
2.0、50.4、12.6nmであり、3×10-3
orrのアルゴン(Ar)を用い、パレット回転速度3
0rpmでDCマグネトロン・スパッタリングにより蒸
着された。同じ蒸着パラメータに加え、RF基板バイア
ス電圧を−80ボルト(V)とするRFマグネトロン・
スパッタリングにより、膜厚28.5nmのNi−Fe
膜が蒸着された。Ni−Mn及びFe−Mnの反強磁性
体層をNi−FeのMR層の前または後に蒸着した多層
構造が作製された。また耐食性を向上させるために、N
i−Mnと純粋なCrのターゲットを同時にDCマグネ
トロン・スパッタリングすることにより、Ni−Mn−
Crの3相ベースの合金を反強磁性体層として形成し
た。Ni−Mn−Cr膜中のCr含有率を変えるため
に、純粋Crターゲットに使用されるパワー密度を変化
させた。約800Oeの磁場によって磁化容易方向に配
向した磁化軸を有する全ての膜は、真空硬化焼成装置内
で3×10-5Torrにおいて熱処理された。2層構造
の誘導ヘッドの作製の際に使用されるフォトレジスト硬
化焼成プロセスをシミュレートするために、5通りの熱
処理サイクルが実行された。その後、以上の工程により
得られた試料の構造を試験し、種々のパラメータにおけ
るNi−FeのMR層中の交換バイアス磁場HUAと、反
強磁性体層の耐食性を測定した。電子マイクロプローブ
解析の結果、DCマグネトロンによるNi−Mn膜に
は、46.7%のMnが含まれていた。X線回折パター
ン及び透過型電子顕微鏡写真により、Mn合金がfct
構造を有することが確かめられた。
【0026】次に図5〜図8を参照する。種々の構造に
おけるHUAを、図5は熱処理サイクルに対して、図6は
周囲温度もしくは動作温度に対してそれぞれ示したもの
である。ここで、Ni−Mnの膜厚は50.4nm、F
e−Mnの膜厚は12.6nmである。蒸着しただけの
Ni−Fe/Ni−Mn膜のHUAは約4.5Oeであ
り、蒸着しただけのNi−Fe/Fe−Mn膜(約3
8.4Oe)よりもかなり小さい。しかしながらNi−
Fe/Ni−Mn膜のHUAは、1回の熱処理サイクルの
後、急に28.7Oeまで増加し、さらに5回の熱処理
サイクルの後には113.0Oeまで増加する。HUA
増加は、高い熱処理温度において観察されるが、実用的
に十分なHUAが、フォトレジストの硬化焼成プロセスに
通常使用される温度範囲内での熱処理によって得られ
る。例えば260℃以下の温度である。対照的にNi−
Fe/Fe−Mn膜のHUAは、5回の熱処理サイクルの
後にも40.4Oeまで僅かに増加するのみである。各
層の蒸着順序を逆にした場合、Ni−Mn/Ni−Fe
膜では5回の熱処理サイクルの後、HUAが32.4Oe
になるが、Fe−Mn/Ni−Fe膜では、交換結合が
観られなかった。さらに、全ての熱処理された交換結合
膜において、Ni−FeのMR層の磁気モーメントに変
化がなかった。
【0027】図6のデータによれば、Ni−Fe/Ni
−Mn膜のHUAは、周囲温度が160℃に上がるまでは
僅かに増加して120Oeに達し、その後は減少して4
00℃においては42.9Oeになる。対照的にNi−
Fe/Fe−Mn膜のHUAは、線形に減少して90℃に
おいて22.5Oeになり、さらに150℃においてゼ
ロになる。各層の蒸着順序を逆にした場合、Ni−Mn
/Ni−Fe膜のHUAは、80℃において32.2Oe
であり、Ni−Fe/Ni−Mn膜よりも小さく、Ni
−Fe/Fe−Mn膜よりも、尚大きい。
【0028】図5及び図6のデータによって、Ni−M
n薄膜層をMRセンサの反強磁性体層として使用すれ
ば、動作温度80℃において十分な交換結合が得られる
ことがわかる。上記の結果、100℃以下の温度で蒸着
されたNi−Mn膜は、Ni−FeのMR層の上にあっ
ても下にあっても部分的に配列した構造を有しており、
その配列は、260℃以下の比較的低温において熱処理
した後、さらに完全なものとすることができる。
【0029】図7は熱処理サイクルに対するHUAを、図
8は周囲温度に対するHUAをそれぞれ示したものであ
る。ここで、膜厚50.4nmのNi−Mn膜及びNi
−Mn−Cr膜が膜厚28.5nmのNi−Fe膜上に
蒸着されている。図7は、Crの含有率が0、6.4、
10.7、及び14.9%のNi−Mn膜における5回
の熱処理の後のHUAが示され、それぞれ113.0、7
8.3、36.1、及び1.2Oeである。図8はNi
−Mn−Cr膜のCr量がゼロから10.7%まで増加
するとき、室温におけるHUAは116.0から37.8
Oeに単調に減少している。熱処理されたNi−Mn−
Cr膜の場合、そのCr含有率がゼロから10.7%ま
での範囲では、Fe−Mn膜の場合(図5及び図6参
照)よりもHUAが大きくかつ熱的に安定である。
【0030】種々の2相及び3相合金膜の耐食性を調べ
るために、ポテンショダイナミック・スキャンが0.1
Nの硫化ナトリウム電解質(pH=7.0)中において
実行され、大気中における耐食性が評価された。Fe−
Mn、Ni−Fe、及びCo−Pt−Crの各膜におけ
る腐食特性も、比較のために評価された。
【0031】図9は、蒸着しただけのNi−Mn、Ni
−Mn−Cr、Fe−Mn、Ni−Fe、Co−Cr−
Ptの各膜についての0.1N硫化ナトリウム電解質中
におけるポテンショダイナミック・スキャンを示してい
る。各膜についての腐食電位(Ec)、Ecにおける腐食
電流密度(ic)、及び100mVにおける電流密度
(i100)を、下記の表1にまとめて示す。種々のNi
−Mn−Cr膜における腐食特性の違いは、Fe−Mn
膜よりもはるかに大きい正のEcとして現れており、こ
のことは優れた耐食性を示している。Ni−Mn膜は、
0.46uA/cm2のicを示し、Fe−Mn膜の1
7.6uA/cm2よりもかなり小さい.Crの含有率
が14.9%まで増加するにつれ、icは単調に0.1
8uA/cm2まで下がる。このようにNi−Mn膜及
びNi−Mn−Cr膜の耐食性は、Fe−Mn膜と比較
するとかなり向上しており、またNi−Fe膜及びCo
−Cr−Pt膜に匹敵するものである。この結果はさら
に、i100の比較からも確かめられ、それは大気中にお
ける腐食特性を比較するのに最もよい方法である。
【0032】 表1 試料 Ec(mV vs SCE) ic(uA/cm2) i100(uA/cm2) Ni53−Mn47 −160 0.46 6.0 Ni50−Mn44−Cr6 +135 0.24 0.3 Ni47−Mn42−Cr11 +135 0.21 0.2 Ni45−Mn40−Cr15 +110 0.18 0.2 Fe50−Mn50 −1040 17.6 3000 Ni81−Fe19 −75 0.02 0.08 Co77−Pt13−Cr10 −300 0.15 8.0
【0033】Ni−Mnによる反強磁性体層を使用する
ことによって得られる大きな利点は、MRセンサの作製
の際に、熱処理温度を低くすることができることであ
る。蒸着しただけのNi−Mn膜は実質上HUAはゼロで
あるが、熱処理サイクルを2回行うだけで必要な交換結
合を得るに十分な程度に配列させることができる。熱処
理されたNi−Mn膜によって生じたHUAは、従来のF
e−Mn膜によって生じるHUAよりも極めて大きい。N
i−Mnのネール温度は、Ni−Feのキュリー温度よ
りも高いため、Ni−Mn/Ni−Fe膜の示すブロッ
キング温度はNi−Fe膜のキュリー温度に近く、それ
はFe−Mnのブロッキング温度(約220℃)よりも
ずっと高い。安定な配列のAuCu−I型、即ちfct
構造を有する反強磁性体のMnベース合金膜は、様々な
組成のものについても(例えば、Ni−Mn、Ir−M
n、Pd−Mn、Pt−Mn、Rh−Mnが夫々46−
60、45−63、36−52、33−60及び50−
65、原子%のMnを含む)、熱処理後に同様な交換結
合を示すのではないかと期待されている。それらはネー
ル温度が低いため、それらのブロッキング温度は、Fe
−Mn膜とNi−Mn膜の間になるはずである。さら
に、Cr以外にもIr、Pt、Rh、Ru、Ti、及び
Zrを含む群から選択された元素は、3相Mn合金を形
成して耐食性を向上させるために適当な添加物として期
待される。
【0034】図10は、本発明による薄膜MRセンサ5
0の第2の実施例を示している。その構成は、基板4
5、第1スペーサ層47、及びMR層51の端部分57
の下にのみ設けられている反強磁性体層49、及び第2
スペーサ層54によってMR層51と隔てられ、MR層
51の中央部分59の下方にのみ設けられている横バイ
アス層53からなる。MR層51はNi81Fe19等の強
磁性体材料から形成され、例えば電気伝導体55が図2
に関して前記したのと同様な方法により取り付けられて
いる。この電気伝導体55によって、MR層の中央部分
59の抵抗変化を表す出力電流が与えられる。反強磁性
体層49は反強磁性体Mn合金からなり、配列したCu
Au−I型であるfct構造を有し、好ましくはfct
構造のNi−Mnである。一方、その下層となる第1ス
ペーサ層47は適当な材料からなり、例えばジルコニウ
ム(Zr)が好ましく、MR層51中に強くかつ熱的に
安定なHUAを得るためのものである。このように反転し
た構成、即ち反強磁性体層をMR層の下に設けることに
よって、MR層の上に導体リード55を直接蒸着するこ
とができる。従って、導体リードが反強磁性体層を介し
て蒸着されている図4の場合と比較してMR層と導体リ
ードが物理的に接触している。反強磁性体層49とその
下層47全体の厚さは、横バイアス層53と第2スペー
サ層54の厚さと同程度になるべきである。従来のMR
センサは、例えば横バイアス層としてNi−Fe−Rh
合金を用い、第2スペーサ層としてTaを用いており、
Ni−Fe−Rh、Ta、及びNi−Feの各膜の厚さ
は、それぞれ約21、20、及び30nmである。従っ
てこの従来のMRセンサについては、反強磁性体層とそ
の下層全体の厚さは約41nmとなるべきである。
【0035】次に図11〜図14を参照する。従来のF
e−Mnによる反強磁性体膜と比較して、必要な交換結
合条件を有しかつ耐食性に優れた、下層を有する反強磁
性体層を得るために、ここでは、種々の多層膜Al23
/X/Ni−Mn/Ni−Fe/Al23(X=Au、
Cr、Cu、Pd、Rh、Ru、Ta、W、Zr)が、
図5〜図10に関して前記したのと同様な条件下におい
てマグネトロン・スパッタリング・システム中で磁場の
存在下でガラス基板上に蒸着された。約800Oeの磁
場により磁化容易方向に配向したNi−Fe膜を有する
膜が、基本圧力3×10-5Torrの真空装置内で熱処
理された。各熱処理サイクルは、一定時間の間に約24
0℃まで昇温した後、240〜260℃に一定時間維持
し、その後降温するものである。使用された熱処理プロ
セスは、通常のMR読取り/誘導書込みセンサの作製プ
ロセスにおいてフォトレジストの硬化焼成に必要とされ
る条件をシミュレートしたものである。種々の材料から
なる下層を有する反強磁性体の蒸着されたままの膜は、
1Oeよりも小さなHUAを示す。しかしながら、熱処理
後は、下層としてAl23、Au、Cr、Cu、Pd、
Rh、Ru、Ta、W、、Zrを有するNi−Mn(2
5.2nm)/Ni−Fe(28.5nm)膜のH
UAは、それぞれ21.6、13.7、18.7、40.
6、12.6、29.2、34.9、32.4、18.
4、165.9Oeである。Zrを下層に持つ膜のみが
実質的な高いHUAを示す。
【0036】一般に、蒸着されただけの膜の最密充填構
造の結晶面は、アモルファス基板と膜との界面に平行で
ある。従ってこの面内の最近接原子間距離は、次に蒸着
される膜の結晶構造及び組織を決定する。Zrによる下
層は、六方最密充填(hcp)構造をとる(a=0.3
23nm、c=0.515nm、c/a=1.59
4)。その最近接原子間距離(0.323nm)は、試
験された他の下層材料のそれよりかなり大きい(Au、
Cr、Cu、Pd、Rh、Ru、Ta、Wに対してそれ
ぞれ0.288、0.250、0.256、0.27
5、0.269、0.265、0.286、0.274
nm)。このように原子間距離が最も大きいことが、熱
処理後の交換結合の向上に重要な役割を果たしているよ
うである。なぜなら、Zrによる下層の結晶構造と類似
しているYによる下層もhcp構造をとり(a=0.3
65nm、c=0.573nm、c/a=1.57
0)、しかも同様に強い交換結合を与えることがわかっ
たからである。
【0037】MR層に生じるHUAの強さは、3つの蒸着
層の厚さ全てに大きく依存する。即ちZrからなる下
層、Ni−Mnからなる反強磁性体層、及びNi−Fe
からなる強磁性体MR層である。図11は、熱処理され
たZr/Ni−Mn(25.2nm)/Ni−Fe(2
8.5nm)膜における、Zr下層の厚さ(tz)に対
するHUAを示している。tzが0から24.3nmまで
増加するとHUAは21.6から165.9Oeまで増加
し、その後はtzがさらに増えてもほとんど変化せず一
定のままである。図12は、熱処理されたZr(24.
3nm)/Ni−Mn/Ni−Fe(28.5nm)膜
における、Ni−Mn層の厚さ(tNM)に対するHUA
示している。HUAは、tNMが8.4nmまでは1Oe以
下であるが、tNMが12.6、16.8、21.0、2
5.2nmと増加すると、HUAの値はそれぞれ50.
5、106.2、155.9、165.0nmと急激に
増加する。さらにtNMが増えると、HUAはまた急速に減
少する。図13は、熱処理されたZr(24.3nm)
/Ni−Mn(25.2nm)/Ni−Fe膜におけ
る、Ni−Fe層の厚さ(tNF)に対するHUAを示して
いる。ほぼ2.5nm以下の非常に薄い膜を除いて、H
UAは、1/tNFに粗く比例して変化する。tNFが11
8.5から2.5nmまで減少すると、HUAは30.3
から668.0Oeまで増加する。
【0038】MR層の厚さの関数としてのHUAの1/t
NF特性は、Zr(24.3nm)/Ni−Mn(25.
2nm)膜が30及び15nmに蒸着されたとき、Ni
−FeのMR層のHUAが、それぞれ157.6及び31
5.2Oeとなることを示している。反強磁性体層及び
その下層の全厚みが、横バイアス層及びそのスペーサの
全厚みと同程度でなければならない要件を満たすなら
ば、例えば熱処理されたZr(20.2nm)/Ni−
Mn(21.0nm)/Ni−Fe(30.0nm)膜
及びZr(6.1nm)/Ni−Mn(21.0nm)
/Ni−Fe(15.0nm)膜は、それぞれHUAの値
が111.7及び249.2Oeになる。僅か6.1n
mのtzによって比較的高いHUAが得られる一方、tNM
をさらに減少させてもHUAは急激に低下することにな
る。例えば、熱処理されたZr(6.1nm)/Ni−
Mn(12.6nm)/Ni−Fe(15.0nm)膜
は、HUAが52.1Oeである。この値はかなり小さい
が、縦バイアスをかけるには十分な強さである。
【0039】図14は、熱処理されたZr(24.3n
m)/Ni−Mn/Ni−Fe(28.5nm)膜の反
強磁性体層の膜厚tNMを変えたものについて、周囲温度
に対するHUA示したものである。厚さ25.2nmのN
i−Mn膜におけるHUAは、周囲温度が160℃まで上
昇すると、182.2Oeまで増加する。その後単調に
減少して400℃においては1.7Oeとなる。厚さ1
2.6nmのNi−Mn膜におけるHUAは、160℃に
おいてなお55.1Oeある。従って、図14のデータ
から明らかなように、Zrの下層を有するNi−Mnの
反強磁性体層を用いると、MRセンサの通常の動作温度
80℃及びそれ以上の温度において必要とされる温度安
定性が得られる。
【0040】前記第1及び第2の実施例において、高い
交換結合バイアス磁場を得るためにTa及びZrの双方
を下層として使用したが、下層を設けない2層のNi−
Fe/Ni−Mn膜及びNi−Mn/Ni−Fe膜であ
っても十分な縦バイアスをかけることができる交換結合
磁場を生じる。また下層の無い場合は、特に反強磁性体
Ni−Mn膜におけるMn含有率を増加することによっ
て交換結合バイアス磁場をきわめて強くすることができ
る。例えばMn含有率を54.4%まで増加すると、下
層の無い熱処理されたNi−Fe(28.5nm)/N
i−Mn(31.7nm)膜及びNi−Mn(31.7
nm)/Ni−Fe(28.5nm)膜はそれぞれ7
9.0及び80.2Oeもの交換結合バイアス磁場を生
じる。さらに、Ni45.6−Mn54.4膜は、耐食性も維持
している。
【0041】
【発明の効果】本発明によって、温度サイクルの間にも
安定で良好な交換結合特性を有し、さらに、耐食性に優
れかつ交換バイアス磁場を低下させることのないMR読
取りセンサが提供される。該センサの作製において必要
な熱処理温度を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するために、磁気ディスク記憶シ
ステムの簡略化したブロック図である。
【図2】本発明による薄膜MRセンサの構成を描いた概
略図である。
【図3】図2の薄膜MRセンサの好ましい実施例の側面
図である。
【図4】図2の薄膜MRセンサの別の実施例の側面図で
ある。
【図5】図2に示したMRセンサについて熱処理サイク
ル回数の関数としてHUAの強さを描いたグラフである。
【図6】図2に示したMRセンサについて周囲温度の関
数としてHUAの強さを描いたグラフである。
【図7】反強磁性体層がNi−Mn−Cr合金からな
る、図2に示したMRセンサについて熱処理サイクル回
数の関数としてHUAの強さを描いたグラフである。
【図8】図7に示したMRセンサについて周囲温度の関
数としてHUAの強さを描いたグラフである。
【図9】図7に示したMRセンサについて水溶液中にお
ける反強磁性体層の腐食特性を描いた図である。
【図10】本発明によるMRセンサの別の実施例の側面
図である。
【図11】図10に示したMRセンサについて下層の厚
さの関数としてHUAの強さを描いたグラフである。
【図12】図10に示したMRセンサについて反強磁性
体層の厚さの関数としてHUAの強さを描いたグラフであ
る。
【図13】図10に示したMRセンサについてMR層の
厚さの関数としてHUAの強さを描いたグラフである。
【図14】図10に示したMRセンサで、反強磁性体層
の厚さの異なるものについて周囲温度の関数としてHUA
の強さを描いたグラフである。
【符号の説明】
12 磁気ディスク 13 スライダ 15 吊り具 18 ディスク駆動モータ 19 アクチュエータ・アーム 21 読取り/書込みヘッド 30、40、50 薄膜MRセンサ 31、53 横バイアス層 32、45 基板 33 スペーサ層 35、51 MR層 37、55 電気伝導体 39、49 反強磁性体層 41 反強磁性体層端部 42、57 MR層端領域 44 検知領域 47 第1スペーサ層 54 第2スペーサ層 59 MR層中央部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームス・ケント・ホワード アメリカ合衆国95037 カリフォルニア 州、モーガン・ヒル、カサ・グランデ 2705 (72)発明者 チェルニ・フワン アメリカ合衆国95119 カリフォルニア 州、サン・ノゼ、サン・アンセルモ・ウ ェイ 6713 (72)発明者 ダニエレ・モーリ アメリカ合衆国95111 カリフォルニア 州、サン・ノゼ、エバーリー・ドライブ 4990 (72)発明者 ノルバート・スタウド アメリカ合衆国95111 カリフォルニア 州、サン・ノゼ、ブロデリック・ドライ ブ 468 (56)参考文献 特開 平3−144909(JP,A) 特開 平5−62130(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/39

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気抵抗特性を呈す強磁性体層と該強磁性
    体に直接接する反強磁性体層とを有する磁気抵抗読取り
    センサにおいて、 該反強磁性体層が該強磁性体層中に縦バイアス磁場を生
    じ、かつ少なくとも一部に面心正方晶(fct)構造を
    有するマンガン(Mn)合金からなることを特徴とす
    る、 上記磁気抵抗読取りセンサ。
  2. 【請求項2】前記マンガン合金が、所与の組成を有する
    ニッケル−マンガン(Ni−Mn)合金からなることを
    特徴とする請求項1記載の磁気抵抗読取りセンサ。
  3. 【請求項3】前記Ni−Mn合金のMn原子含有率が、
    約46乃至約60%の範囲内であることを特徴とする請
    求項2記載の磁気抵抗読取りセンサ。
  4. 【請求項4】前記磁気抵抗特性を呈す強磁性体が、ニッ
    ケル−鉄(Ni−Fe)合金からなることを特徴とする
    請求項1記載の磁気抵抗読取りセンサ。
  5. 【請求項5】前記マンガン合金が、ニッケルとマンガン
    と選択された耐食性材料との3相合金からなることを特
    徴とする請求項1記載の磁気抵抗読取りセンサ。
  6. 【請求項6】前記選択された耐食性材料が、イリジウム
    (Ir)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、ルテニウ
    ム(Ru)、チタン(Ti)、及びジルコニウム(Z
    r)からなる群から選択されることを特徴とする請求項
    5記載の磁気抵抗読取りセンサ。
  7. 【請求項7】前記選択された耐食性材料が、クロミウム
    (Cr)であることを特徴とする請求項5記載の磁気抵
    抗読取りセンサ。
  8. 【請求項8】前記Crを含む3相合金のCr原子含有率
    が、0乃至11%であることを特徴とする請求項7記載
    の磁気抵抗読取りセンサ。
  9. 【請求項9】前記Mn合金が、Ni、Ir、パラジウム
    (Pd)、Pt、及びRhのそれぞれとMnとの合金の
    群から選択されることを特徴とする請求項1記載の磁気
    抵抗読取りセンサ。
  10. 【請求項10】前記Mn合金が、Ni−Mn、Ir−M
    n、Pd−Mn、Pt−Mn、及びRh−Mnの群にお
    いてMn原子含有率がそれぞれ、46乃至60、45乃
    至63、36乃至52、33乃至60、及び50乃至6
    5%の範囲内である該群から選択されることを特徴とす
    る請求項9記載の磁気抵抗読取りセンサ。
  11. 【請求項11】基板上に蒸着される横バイアス層と、 非磁性体からなるスペーサ層を介して該横バイアス層の
    上方に蒸着され、磁気抵抗特性を呈す強磁性体層と、 該強磁性体層の上に直接蒸着され、少なくとも一部が面
    心正方晶(fct)構造を有するマンガン(Mn)合金
    からなる反強磁性体層とからなる、磁気抵抗センサ。
  12. 【請求項12】前記磁気抵抗特性を呈す強磁性体層が中
    央領域によって分割された端領域からなり、また前記反
    強磁性体が該強磁性体層の該端領域の上にのみ直接蒸着
    されており、さらに該中央領域は、遮られた磁場に応答
    して該中央領域内の抵抗変化を表す信号を発生すること
    を特徴とする請求項11記載の磁気抵抗センサ。
  13. 【請求項13】前記強磁性体層の前記端領域の上に蒸着
    された電気伝導性のリードを有することを特徴とする請
    求項12記載の磁気抵抗センサ。
  14. 【請求項14】データを記録するための複数のトラック
    を有する磁気記憶媒体と、 該磁気記憶媒体に対して相対的に運動する際に該磁気記
    憶媒体と僅かな隙間を介して近接する位置に維持され、
    基板上に形成された磁気抵抗センサを有する磁気変換器
    であって、該磁気抵抗センサが磁気抵抗特性を呈す強磁
    性体層と該強磁性体に直接接する反強磁性体層とを有し
    ており、該反強磁性体層は該強磁性体層中に縦バイアス
    磁場を生じ、かつ少なくとも一部に面心正方晶(fc
    t)構造を有するマンガン(Mn)合金からなる、上記
    磁気変換器と、 該磁気変換器を該磁気記憶媒体上の選択されたトラック
    へ移動するための、該磁気変換器に接続されたアクチュ
    エータ手段と、 該磁気抵抗センサによって遮られた該磁気記憶媒体中の
    データ・ビットを表す磁場に応答して、該強磁性体中の
    抵抗変化を検知するための該磁気抵抗センサに接続され
    た手段とからなる、 磁気記憶システム。
  15. 【請求項15】前記磁気抵抗センサが、 前記基板上に蒸着された横バイアス層と、 非磁性体からなるスペーサ層を介して該横バイアス層の
    上方に蒸着された前記磁気抵抗特性を呈す強磁性体層
    と、 該強磁性体層に直接蒸着された前記反強磁性体層を有す
    ることを特徴とする、請求項14記載の磁気記憶システ
    ム。
  16. 【請求項16】基板上に蒸着された磁気抵抗特性を呈す
    強磁性体層と、 該基板上に蒸着され、該強磁性体層の下層に位置する反
    強磁性体層とを有する磁気記憶システムにおいて、 該反強磁性体層は少なくとも一部がfct構造を有する
    マンガン(Mn)合金からなり、また該反強磁性体層は
    該強磁性体層中に縦バイアス磁場を生じることを特徴と
    する、 上記磁気記憶システム。
  17. 【請求項17】前記強磁性体層が、中央領域によって分
    割された端領域を有し、 前記反強磁性体層が該端領域の下にのみ設けられ、かつ
    該端領域中に縦バイアス磁場を生じることを特徴とす
    る、 請求項16記載の磁気記憶システム。
  18. 【請求項18】前記基板上に蒸着され、かつ前記反強磁
    性体層の下に設けられた下層を有することを特徴とする
    請求項16記載の磁気記憶システム。
  19. 【請求項19】磁気抵抗特性を呈す強磁性体層に直接接
    し、かつ該強磁性体層中に縦バイアス磁場を生じる反強
    磁性体層を有する磁気抵抗センサを作製するための方法
    において、 基板上に磁気抵抗特性を呈す強磁性体層を蒸着し、 該強磁性体層に直接接するように該基板上にMn合金か
    らなる反強磁性体層を蒸着し、 該蒸着された強磁性体層及び反強磁性体層を熱処理し
    て、該反強磁性体層の少なくとも一部がfct構造を有
    するMn合金となるようにその結晶構造を配列させるこ
    とを特徴とする、 上記磁気抵抗センサを作製するための方法。
  20. 【請求項20】前記強磁性体層及び反強磁性体層が、約
    260℃以下の温度において熱処理されることを特徴と
    する請求項19記載の磁気抵抗センサを作製するための
    方法。
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