JP2781103B2 - 磁気抵抗効果型ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果型ヘッド及びその製造方法

Info

Publication number
JP2781103B2
JP2781103B2 JP22044292A JP22044292A JP2781103B2 JP 2781103 B2 JP2781103 B2 JP 2781103B2 JP 22044292 A JP22044292 A JP 22044292A JP 22044292 A JP22044292 A JP 22044292A JP 2781103 B2 JP2781103 B2 JP 2781103B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetic
magnetoresistive
domain control
magnetic domain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22044292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0668427A (ja
Inventor
克朗 渡辺
宏 福井
盛明 府山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP22044292A priority Critical patent/JP2781103B2/ja
Publication of JPH0668427A publication Critical patent/JPH0668427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2781103B2 publication Critical patent/JP2781103B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気的に記録された情
報の再生に用いられる磁気抵抗効果型ヘッド及びそれを
用いた磁気ディスク装置に関し、特に感度が高く大きな
出力が得られる磁気抵抗効果型ヘッド及びそれを用いた
磁気ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果(以下、MRと称す)素子
を使用して磁気的に記録された情報を再生することがで
きることは公知であったが、近年の磁気ディスク装置の
小型化、高密度化の進行に伴い、ディスクとヘッドの相
対速度に依存せずに高い再生出力電圧が得られるMRヘ
ッドの開発が急がれている。MR素子においては、電気
抵抗が磁化ベクトルと電流がなす角度に依存して変化す
ることから、媒体からの磁界による磁化変化の機構とし
ては磁壁移動ではなく磁化回転が望ましい。また、磁壁
移動が起こると、再生波形にバルクハウゼンノイズとし
て現われ読み取りエラ−の原因となるので、磁壁移動は
抑えなければならない。
【0003】このため、MR膜を単一の磁区からなる単
磁区構造にする、あるいは磁壁移動を抑制するなど磁区
構造を制御するための手段が発明されている。具体的に
は、特開昭62-40610号において反強磁性膜とMR膜とを
積層して、磁気交換結合により単磁区構造にする方法
が、特開平2-220213において永久磁石膜とMR膜を積層
して単磁区構造にする方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭62-40610号や特開平2-220213号に記載されている方
法は、MR膜の磁区構造の制御は確実に行うことができ
る反面、実効的な異方性磁界が大きくなり、磁化回転が
起こりにくくなる。そのため、磁気抵抗効果膜が媒体か
らの磁界を検出する部分に、反強磁性膜または永久磁石
膜をMR膜に積層されていると、磁気ヘッドの出力が低
下するという問題がある。また、磁気抵抗効果膜が媒体
の磁界を検出する部分すなわち電極間の部分の、実効的
な異方性磁界の増加を抑えるために、上記反強磁性膜ま
たは上記永久磁石膜を除いた構造にすると、感度が向上
する反面、磁区構造を制御する膜(以下、磁区制御膜と
呼ぶ)の端部においてMR膜に磁壁が出現し、バルクハ
ウゼンノイズが発生することがあるという問題がある。
【0005】このように、MR膜の磁区構造の制御と実
効的な異方性磁界は密接な関係があるが、上記従来技術
においては、実効的な異方性磁界に大きな影響を与える
反強磁性膜の磁気異方性の方向あるいは永久磁石膜の着
磁方向とMR膜の磁気異方性の方向に関しては触れられ
ていない。
【0006】本発明の目的は、バルクハウゼンノイズを
抑制あるいは低減する手段を有する磁気抵抗効果型ヘッ
ドにおいて、バルクハウゼンノイズが抑制され、かつ感
度が高く大きな出力が得られる磁気抵抗効果型ヘッドを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、基板と、前記基板上に、1軸磁気異方性
を有する磁気抵抗効果膜と、1軸磁気異方性を有し、前
記磁気抵抗効果膜の磁区を制御する磁区制御膜と、前記
磁気抵抗効果膜に電流を流すための一対の電極とを有す
る磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、磁気抵抗効果膜と、
バルクハウゼンノイズを低減又は抑止するために磁気抵
抗効果膜の磁区構造を制御する磁区制御膜の磁気的連続
性が両膜の界面によって保たれるように積層し、さら
に、磁気抵抗効果膜の1軸磁気異方性の磁化容易軸と磁
区制御膜の1軸磁気異方性の磁化容易軸を互いに異なる
方向に付与する。
【0008】さらに、磁気抵抗効果膜と磁区制御膜の間
に、磁性薄膜を配置し、それぞれの界面において、磁気
的連続性が保たれている積層構造を作製することによっ
て、磁区制御の強さを任意の強さに調節することができ
る。
【0009】ここで、磁気抵抗効果膜としては、例え
ば、磁気抵抗変化率が大きいFe-Ni系合金、Co-Ni系合金
またはFe-Ni-Co系合金を、磁区制御膜としては反強磁性
膜又は永久磁石膜を用いることができる。また、前記磁
性薄膜としては、例えば、Fe-Ni-Nb系合金を用いること
ができる。
【0010】上述のヘッドの構造で、磁気抵抗効果膜及
び磁区制御膜に1軸磁気異方性を付与する方法として
は、つぎのような方法を用いることができる。磁区制御
膜を反強磁性膜で構成する場合には、まず、磁界を印加
しながら磁気抵抗効果膜を成膜し、つぎに、磁区制御膜
を積層し、さらに、磁区制御膜を、反強磁性材料のネ−
ル温度以上の温度に加熱しながら、磁気抵抗効果膜の磁
気異方性と異なる方向に、磁気抵抗効果膜の異方性磁界
よりも大きい直流磁界を印加する方法を用いることがで
きる。また、磁区制御膜が永久磁石膜の場合には、ま
ず、磁界を印加しながら磁気抵抗効果膜を成膜し、つぎ
に、磁区制御膜を成膜し、その後磁気抵抗効果膜の磁気
異方性と異なる方向に直流磁界を印加し着磁する方法を
用いることができる。
【0011】
【作用】磁気抵抗効果(以下、MRと称す)膜の磁区構
造を制御する効果、即ちバルクハウゼンノイズを低減又
は抑止する効果は、MR膜と磁区制御膜が磁気的に連続
である領域が広く、MR膜と磁区制御膜との交換結合磁
界が大きいほど大きくなる。また、MR膜に関しては、
媒体からの磁界に対して磁気的に等方的な薄膜よりも異
方的な薄膜の方が磁気抵抗変化が大きくなるなどの理由
から、MR膜に磁気異方性を付けている。
【0012】従来は、磁区構造の制御を十分に行うた
め、図7に示すようにMR膜の磁気異方性の方向も磁区
制御膜の磁気異方性の方向も同一に、一対の電極の間隔
方向(以下、トラック幅方向という)にしていた。実際
に感度に大きな影響を与えるのは、トラック幅方向の異
方性磁界(以下実効的な異方性磁界と呼ぶ)であり、実
効的な異方性磁界が小さいほど感度は高くなる。この場
合には、MR膜と磁区制御膜の交換結合磁界の大きさを
He、MR膜の異方性磁界の大きさをHkとすると、MR
膜と磁区制御膜を積層したときの実効的な異方性磁界の
大きさHk′は、両者の和(He+Hk)となる。
【0013】ここで、本発明の磁気抵抗効果型ヘッドの
ように、交換結合磁界及びMR膜の異方性磁界の大きさ
を変えずに、図1(a)に示すようにMR膜の磁気異方
性の磁化容易軸と、磁区制御膜の磁気異方性の磁化容易
軸を互いに異なる方向に付与すると、Hk′はMR膜と
磁区制御膜の磁気異方性の方向が同一のときの値(He
+Hk)に比べ小さくなる。即ち、Hk′<He+Hk と
なる。さらに、図1(b)のようにMR膜の磁気異方性
の方向と磁区制御膜の磁気異方性の方向が直交する場合
には、Hk′は(−He+Hk)まで小さくすることがで
きる。以上述べたことを図示したものが図2であり、M
R膜の磁区構造を制御している状態で、Hk′は、従来
のMR膜と磁区制御膜の磁気異方性の方向が同一のとき
のHk′=He+Hk から、互いに異なる方向に磁気異
方性を付けることにより、直交する場合の Hk′=−
He+Hk まで減少させることができ、これは図3に示
すように出力の向上となって現われる。
【0014】このような方法でHk′を小さくすること
ができるが、MR膜と磁区制御膜の材料及び交換結合の
強さによっては、さらに小さくしなければ実用に適さな
い場合がある。このような場合には、MR膜の異方性磁
界は、材料によってほぼ決まってしまうので、変化させ
ることが困難である。そこで、図4のようにMR膜と磁
区制御膜の間に、磁性薄膜を入れて交換結合の強さを任
意の強さまで減少させることによってHk′を小さくす
ることができる。磁性薄膜としては、MR膜より飽和磁
化が小さく、磁化が消失する温度がMR膜と磁区制御膜
の交換結合が消失する温度よりも高い材料が望ましい。
磁性薄膜の飽和磁化を小さくするほど、交換結合の強度
も小さくなる。従って、予め望ましい交換結合の強さを
求め、この交換結合を実現することができる磁性薄膜の
飽和磁化を計算して、磁性薄膜の材料を選択することが
可能である。
【0015】このように、MR膜と磁区制御膜とに互い
に別の方向に磁気異方性を付与することにより、磁気異
方性を小さくし、感度を向上させている。また、MR膜
と磁区制御膜との界面においては、磁気的に連続である
ので、磁区制御効果が低下することはなく、MR膜を単
一磁区に保つことができる。従って、微視的には、MR
膜のスピンの方向は、磁区制御膜との界面においては交
換結合により磁区制御膜のスピンと平行であるが、界面
から離れるにつれて、異方性を付与された方向を向く。
巨視的には、MR膜の磁化容易軸は、磁区制御膜と異な
る方向を向いている。
【0016】なお、MR膜と磁区制御膜とに互いに別の
方向に磁気異方性を付与しているが、これは、磁界中で
作製したMR膜の磁気異方性が主に原子対の方向性配列
に起因し、反強磁性膜のネ−ル温度程度の温度や永久磁
石膜の着磁磁界程度の磁界ではほとんど変化しないこと
を利用している。
【0017】本発明を用いている磁気抵抗効果型ヘッド
において、MR膜および磁区制御膜が、その界面におい
て、前記磁気抵抗効果膜と磁気的連続性を有し、また、
前記磁気抵抗効果膜は、前記磁区制御膜の磁化容易軸と
互いに異なる方向に磁化容易軸を有する状態となってい
るかどうかは、以下のような性質を有しているかどうか
を調べることにより、確認することができる。まず、磁
区制御膜に反強磁性膜を用いている場合には、磁気抵抗
効果型ヘッドをネ−ル温度以上に加熱すると、MR膜と
磁区制御膜の磁気異方性の方向が揃うので、MR膜の磁
化が回転しにくくなり、ヘッドの出力が減少する。ま
た、磁気的なバイアスを印加する手段を備えている場合
には、ネ−ル温度以上の温度に上げる前後において、再
生波形が正負対称になる最適なバイアスの値が変化す
る。磁区制御膜に永久磁石膜を用いている場合には、強
い外部磁界を印加して着磁の方向を変化させると出力が
変化する。また、一般にはMR膜か磁区制御膜のどちら
は、一対の電極の間隔方向すなわちトラック幅方向に磁
化容易軸を有しているので、膜の断面には磁極は出ない
が、トラック幅方向に磁化容易軸を有していない膜にお
いては磁極が出る。これを、ヘッドの浮上面において、
磁気力顕微鏡で検出することもできる。これらの性質を
確認することによって、そのヘッドが、本発明の構成を
有しているかどうか判断できる。
【0018】
【実施例】本発明の磁気抵抗効果型ヘッドを適用した磁
気ディスク装置の一実施例について、図8を用いて説明
する。図8は、この磁気ディスク装置の概略構造に示す
斜視図である。
【0019】この磁気ディスク装置の概略構造を説明す
る。同図に示すように、磁気ディスク装置は、スピンド
ル202と、スピンドル202を軸として、等間隔に積
層された複数の磁気ディスク204a,204b,20
4c,204d,204eと、スピンドル202を駆動
するモータ203とを備えている。さらに、移動可能な
キャリッジ206と、キャリッジ206に保持された磁
気ヘッド群205a,205b,205c,205d
と、このキャリッジ206を駆動するボイスコイルモー
タ213を構成するマグネット208およびボイスコイ
ル207と、これを支持するベース201とを備えて構
成される。また、磁気ディスク制御装置等の上位装置2
12から送出される信号に従って、ボイスコイルモータ
213を制御するボイスコイルモータ制御回路209を
備えている。また、上位装置212から送られてきたデ
ータを、磁気ディスク204a等の書き込み方式に対応
し、磁気ヘッドに流すべき電流に変換する機能と、磁気
ディスク204a等から送られてきたデータを増幅し、
ディジタル信号に変換する機能とを持つライト/リード
回路210を備え、このライト/リード回路210は、
インターフェイス211を介して、上位装置212と接
続されている。
【0020】次に、この磁気ディスク装置において、磁
気ディスク204dのデータを読みだす場合を動作を説
明する。上位装置212から、インターフェイス211
を介して、ボイスコイルモータ制御回路209に、読み
だすべきデータの指示を与える。ボイスコイルモータ制
御回路209からの制御電流によって、ボイスコイルモ
ータ213がキャリッジ206を駆動させ、磁気ディス
ク204d上の指示されたデータが記憶されているトラ
ックの位置に、磁気ヘッド群205a,205b,20
5c,205dを高速で移動させ、正確に位置付けす
る。この位置付けは、ボイスコイルモータ制御回路20
9と接続されている位置決め用磁気ヘッド205bが、
磁気ディスク204c上の位置を検出して提供し、デー
タ用磁気ヘッド205aの位置制御を行うことによって
行われる。また、ベース201に支持されたモータ20
3は、スピンドル202に取り付けた直径3.5インチ
の複数の磁気ディスク204a,204b,204c,
204d,204eを回転させる。次に、ライト/リー
ド回路210からの信号に従って、指示された所定の磁
気ヘッド204aを選択し、指示された領域の先頭位置
を検出後、磁気ディスク205d上のデータ信号を読み
だす。この読みだしは、ライト/リード回路210に接
続されているデータ用磁気ヘッド205aが、磁気ディ
スク204dとの間で信号の授受を行うことにより行わ
れる。読みだされたデータは、所定の信号に変換され、
上位装置212に送出される。
【0021】実施例1 つぎに、本発明の第1の実施例として、図8の磁気ディ
スク装置に用いることのできる磁気抵抗効果型ヘッドを
図5を用いて説明する。図5からわかるように、本実施
例の磁気抵抗効果型ヘッドは、非磁性基板10と、基板
上に形成される下部シールド膜17と、この下部シール
ド膜17の上に形成される下部ギャップ膜19とを備え
ている。この下部ギャップ膜19上には、磁区制御膜1
2が形成され、さらにこの上に磁気抵抗効果(MR)膜
11が積層されている。このMR膜11の上には、シャ
ント膜14と、ソフト膜(以下、SAL膜と記述する)
15とが形成されている。ソフト膜15の上には、所定
場所に所定の間隔をおいて信号取り出し用電極16が形
成され、更にその上には、上部ギャップ膜20と、保護
膜21と、上部磁気シールド膜18とが形成されてい
る。
【0022】つぎに本実施例の磁気抵抗効果型ヘッドの
製造手順と、各膜を構成する材料とについて説明する。
アルミナなどの絶縁層を薄膜形成し精密研磨を施した非
磁性基板10の上に、下部シ−ルド膜17としてスパッ
タリングによりパ−マロイを1μm形成した。フォトリ
ソグラフィ−技術を用いてパタ−ン化した後、つぎに下
部ギャップ膜19として、アルミナ絶縁膜を0.2μm
成膜した。その上に、磁区制御膜12として膜厚0.1
μmのNiOを作製し、その上にMR膜11として膜厚
0.02μmのパ−マロイをトラック幅方向から90°
の方向に40Oeの直流磁界を印加しながら作製した。
【0023】次に、シャント膜14としてNbを0.0
1μm、SAL膜15としてNi−Fe−Cr系合金を
0.02μmを作製した。この構造は、シャントバイア
ス方式とソフト膜(SAL)バイアス方式を合わせた複
合バイアス方式と呼ばれ、MR膜11に磁気的なバイア
スを印加するための構造である。つぎに、フォトリソグ
ラフィ−技術を用いて、まずシャント膜14、SAL膜
15、MR膜11及び磁区制御膜12を浮上面側からの
幅(以下、素子高さと呼ぶ)が3μmになるようにパタ
−ン化し、次に下部ギャップ膜19をパタ−ン化した。
【0024】さらに、SAL膜15の上に、Nb 0.
06μm、Au 0.13μm、Cr 0.02μmか
らなる電極16をリフトオフによって作製した。その
際、電極間距離(内側の縁同士の距離)は3.6μmと
した。この上に上部ギャップ膜20として、膜厚0.2
μmのアルミナ絶縁膜を成膜、パタ−ン化し、保護膜2
1として膜厚1μmのレジストを形成した後、膜厚1μ
mのパ−マロイからなる上部シ−ルド膜18を成膜、パ
タ−ン化した。上部ギャップ膜20及び上部シ−ルド膜
18のパタ−ン化には、フォトリソグラフィ−技術を用
いた。全ての膜の形成が終わった後で、トラック幅方向
に3kOeの直流磁界を印加しながら、磁区制御膜12
を構成するNiOをネール点より高い温度の275℃で
30分間熱処理を行ない、磁区制御膜12を構成するN
iOに磁気異方性を付けた。
【0025】なお、ヘッドと同様の膜厚で作製した試料
の、MR膜の異方性磁界及びMR膜と磁区制御膜の交換
結合磁界はそれぞれ5 Oe及び40 Oeであり、ヘ
ッドと同様に磁気異方性を付与したMR膜と磁区制御膜
の積層膜の実効的な異方性磁界は35 Oeであった。
【0026】本実施例では、分解能の高いヘッドを得る
ために上部及び下部シ−ルド膜17、18を設けたが、
高い分解能を要求しない場合には設けなくともよい。磁
気的なバイアスを印加する手段としてのシャント膜14
およびソフト膜15に関しては、媒体からの磁界の符号
を判定する手段を設けない限り必要であり、複合バイア
ス方式の他、シャント方式、ソフト膜バイアス方式など
の他のバイアス方式を用いてもよい。また、MR膜11
が平坦に形成できるようにすれば、必ずしも磁区制御膜
から作製する必要は無く、電極から作製してもよい。さ
らに、磁区制御膜には、NiOの他、FeMn、FeM
nにRu、Rh、Ti、Crを添加した反強磁性体を用
いることができる。
【0027】以上のように作製した本実施例の磁気抵抗
効果型ヘッドについて、保磁力1600 Oe、磁性体
膜厚tmag=20nm、残留磁束密度Brと磁性体膜
厚の積Br・tmag=180G・μmのCo−Ta−
Cr系スパッタ媒体にオ−バ−ライト特性32dBを有
する誘導型薄膜磁気ヘッドを用いて5kFCIで記録し
た記録パタ−ンを、浮上量0.14μm、センス電流7
×106A/cm2で再生し、その再生出力を評価した。
比較として、ヘッド構造は同じで、MR膜と磁区制御膜
の磁気異方性の方向を共にトラック幅方向に付与したM
Rヘッドも作製し、同様の評価を行なった。結果を表1
に示す。表1のように、本実施例の磁気抵抗効果型ヘッ
ドは、比較例より実効的な異方性磁界が小さく、再生出
力電圧が大きく、高感度高出力であることがわかる。ま
た、バルクハウゼンノイズは、共に観測されなかった。
【0028】実施例2 本実施例の磁気抵抗効果型ヘッドは、図6、図4に示す
ように、第1の実施例の磁区制御膜12とMR膜11の
間に、交換結合を弱めるために、磁性薄膜13をさらに
有する構成である。磁性薄膜13としては、0.01μ
m厚さのFe−Ni−Nb系合金薄膜を、磁区制御膜1
2の成膜後にFe−Ni−Nb系合金ターゲットを用い
てスパッタリングで形成した。その後、MR膜11を作
製した。膜厚、磁気異方性の方向及び他の構造に関して
は、実施例1と同様にしてMRヘッドを作製した。
【0029】本実施例のヘッドと同様の膜厚、磁気異方
性で作製した試料の、磁区制御膜12、磁性薄膜13及
びMR膜11の積層膜の実効的な異方性磁界は8 Oe
であり、実施例1より低減していた。。
【0030】磁性薄膜13は、交換結合磁界を弱める役
割を持つために、飽和磁化がMR膜11より小さいこ
と、磁化が消失する温度がMR膜11と磁区制御膜12
の交換結合が消失する温度よりも高いこと、MR膜11
により多くの電流が流れるようにするためにMR膜11
よりも比抵抗が大きいこと、また磁気抵抗効果が小さい
ことが要求される。本実施例ではFe−Ni−Nb系合
金を用いたが、Fe−Ni−Cr系合金、Niなどの材
料も用いることができる。
【0031】作製した磁気抵抗効果型ヘッドについて、
実施例1と同様の評価を行なった結果を表1に示す。表
1からわかるように、本実施例の磁気抵抗効果型ヘッド
は、実効的な異方性磁界が比較例の1/5以下で、再生
出力電圧が比較例の5倍以上であった。バルクハウゼン
ノイズは、実施例1同様観測されなかった。
【0032】実施例3 つぎに、本発明の第3の実施例として、MR膜11の材
料としてCo−Ni系合金を用い、膜厚、磁気異方性の
方向及び他の構造に関しては、実施例1と同様にして磁
気抵抗効果型ヘッドを作製した。ヘッドと同様の膜厚で
作製したMR膜の異方性磁界及びMR膜と磁区制御膜の
交換結合磁界はそれぞれ25 Oe及び35 Oeであ
り、ヘッドと同様に磁気異方性を付与したMR膜と磁区
制御膜の積層膜の実効的な異方性磁界は10 Oeであ
った。
【0033】作製した磁気抵抗効果型ヘッドについて、
実施例1と同様の評価を行なった結果を表1に示す。表
1からわかるように、本実施例の磁気抵抗効果型ヘッド
は、実効的な異方性磁界が比較例の1/4以下で、再生
出力電圧が比較例の6倍以上であった。なお、バルクハ
ウゼンノイズは観測されなかった。
【0034】実施例4 つぎに、本発明の第4の実施例として、図6に示した第
2の実施例と同じ構造を有する他の実施例の磁気抵抗効
果型ヘッドについて述べる。本実施例の磁気抵抗効果型
ヘッドは、磁区制御膜12としてCo−Pt系合金を、
MR膜としてCo−Ni系合金膜を用いたものである。
他の構成は第2の実施例と同様の構成であるので説明を
省略する。
【0035】本実施例の磁気抵抗効果型ヘッドの製造手
順について説明する。アルミナなどの絶縁層を薄膜形成
し精密研磨を施した非磁性基板10の上に、下部シ−ル
ド膜17としてスパッタリングによりパ−マロイを1μ
m形成した。フォトリソグラフィ−技術を用いてパタ−
ン化した後、ギャップ膜19を0.2μm成膜した。磁
区制御膜12として膜厚0.03μmのCo−Pt系合
金をスパッタリングし、トラック幅方向に10kOeの
直流磁界を印加し着磁を行なった。その上に、交換結合
を弱めるために磁性薄膜13としてFe−Ni−Nb系
合金薄膜を 0.02μm厚さにスパッタリングにより
成膜し、さらにMR膜11として膜厚0.02μmのC
o−Ni系合金をトラック幅方向から90°の方向に4
0 Oeの直流磁界を印加しながら作製した。次に、複
合バイアス方式による磁気的バイアスの印加手段、即ち
シャント膜14としてNbを0.01μm、SAL膜1
5としてNi−Fe−Cr系合金を0.02μmを作製
した。フォトリソグラフィ−技術を用いて、まずバイア
スを印加する構造、MR膜及び磁区制御膜を素子高さが
3μmになるようにパタ−ン化し、次にギャップ膜をパ
タ−ン化した。SAL膜15の上に、電極間距離が3.
6μmになるように、リフトオフによってNb 0.0
6μm、Au 0.13μm、Cr 0.02μmから
なる電極16を作製した。膜厚0.2μmのギャップ膜
20を成膜、パタ−ン化し、保護膜21として膜厚1μ
mのレジストを形成した後、膜厚1μmのパ−マロイか
らなる上部シ−ルド膜18を成膜、パタ−ン化した。ギ
ャップ膜20及び上部シ−ルド膜18のパタ−ン化に
は、フォトリソグラフィ−技術を用いた。
【0036】なお、ヘッドと同様の膜厚で作製したMR
膜の異方性磁界及びMR膜と磁区制御膜の交換結合磁界
はそれぞれ25 Oe及び80 Oeであり、両者の間
にFe−Ni−Nb系合金 0.02μmを入れ、ヘッ
ドと同様の磁気異方性を付与した積層膜の実効的な異方
性磁界は10 Oeであった。
【0037】本実施例では、分解能の高いヘッドを得る
ために上部及び下部シ−ルド膜を設けたが、高い分解能
を要求しない場合には設けなくともよい。シ−ルド膜を
設けない場合には、ヘッド作製後に永久磁石膜の着磁を
行なうこともできる。磁気的なバイアスを印加する手段
に関しては、実施例1でも述べたように、媒体からの磁
界の符号を判定する手段を設けない限り必要であり、複
合バイアス方式の他、シャント方式、ソフト膜バイアス
方式などの他のバイアス方式を用いてもよい。磁区制御
膜、MR膜及び電極の作製順序に関しては、永久磁石膜
はNiOとは異なり導電性であるので、電極の下の構造
をMR膜、第3の磁性薄膜、永久磁石膜とすることも可
能であり、また、MR膜が平坦に形成できるようにすれ
ば電極から作製することもできる。さらに、磁区制御膜
には、Co−Pt系合金の他、Co−Pt−Cr系合
金、Co−Cr系合金などの永久磁石膜を用いることが
できる。
【0038】作製した磁気抵抗効果型ヘッドについて、
実施例1と同様の評価を行なった結果を表1に示す。表
1からわかるように、本実施例の磁気抵抗効果型ヘッド
は、実効的な異方性磁界が比較例の1/4以下で、再生
出力電圧が比較例の6倍以上であった。なお、バルクハ
ウゼンノイズは観測されなかった。
【0039】
【表1】
【0040】このように、上述の実施例1から実施例4
に記載した磁気抵抗効果型ヘッドは、再生感度が高いの
で、記録媒体の記録密度を高くした場合にも、感度良く
再生することができる。従って、本実施例により提供さ
れる磁気抵抗効果型ヘッドを搭載した磁気ディスク装置
は、従来と同等の大きさで大記憶容量の磁気ディスク装
置を実現できる。また、記憶密度を高くすることが可能
であるので、従来と同等の記憶容量の場合には、記録媒
体を小型化することができるので、小型な磁気ディスク
装置を実現できる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、磁気抵抗効果型ヘッド
の感磁部である電極間においても磁区制御膜とMR膜を
積層して磁区構造を制御し、磁区制御膜とMR膜に互い
に別の方向に磁気異方性を付与して実効的な異方性磁界
を小さくすることにより、バルクハウゼンノイズが発生
しない高出力の磁気抵抗効果型ヘッドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気抵抗効果型ヘッドにおいて磁区制
御膜とMR膜に互いに異なる方向に磁気異方性を付与す
ることを説明する図である。
【図2】実効的な異方性磁界Hk′と交換結合磁界He
の関係を示した説明図。
【図3】磁気抵抗効果型ヘッドの再生出力と実効的な異
方性磁界の関係を示したグラフ。
【図4】磁区制御膜とMR膜の交換結合磁界が大きい場
合に、磁性薄膜を配置することによって交換結合を弱め
るときに用いる構造を示した説明図。
【図5】本発明の一実施例の磁気抵抗効果型ヘッドの要
部切欠き斜視図。
【図6】本発明の他の実施例の磁気抵抗効果型ヘッドの
要部切欠き斜視図。
【図7】従来の磁気抵抗効果型ヘッドにおいて磁区制御
膜とMR膜に同じ方向に磁気異方性を付与している状態
を説明する説明図。
【図8】本発明の一実施例の磁気ディスク装置の構成を
示す説明図。
【符号の説明】
11…MR膜,12…磁区制御膜,13…第3の磁性薄
膜,14…シャント膜,15…SAL膜,16…電極,
17…下部シ−ルド膜,18…上部シ−ルド膜,19、
20…ギャップ膜,21…保護膜。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、前記基板上に、1軸磁気異方性を
    有する磁気抵抗効果膜と、1軸磁気異方性を有し、前記
    磁気抵抗効果膜の磁区を制御する磁区制御膜と、前記磁
    気抵抗効果膜に電流を流すための一対の電極とを有する
    磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、 前記磁区制御膜は、少なくとも前記一対の電極間におい
    て、前記磁気抵抗効果膜と積層され、かつ、それらの界
    面において、前記磁気抵抗効果膜と磁気的連続性を有
    し、 また、前記磁気抵抗効果膜は、前記磁区制御膜の磁化容
    易軸と異なる方向に磁化容易軸を有することを特徴とす
    る磁気抵抗効果型ヘッド。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記磁区制御膜の前記
    磁気抵抗効果膜に対する磁区制御効果を調節するための
    磁性薄膜をさらに有し、 前記磁性薄膜は、前記磁気抵抗効果膜と前記磁区制御膜
    との間に配置され、前記磁気抵抗効果膜との界面、およ
    び、前記磁区制御膜との界面で、それぞれ磁気的連続性
    を有すること特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記磁区制御膜は、前
    記一対の電極の間隔方向に磁化容易軸を有することを特
    徴とする磁気抵抗効果型ヘッド
  4. 【請求項4】請求項1において、前記磁区制御膜は、反
    強磁性材料または永久磁石材料で構成されることを特徴
    とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記磁性薄膜の飽和磁
    化は、前記磁気抵抗効果膜の飽和磁化より小さいことを
    特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記磁気抵抗効果膜に
    対して、前記磁気抵抗効果膜に流す電流の方向と直交す
    る方向に磁気的なバイアスを印加するために用いられる
    膜をさらに有することを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記磁気抵抗効果膜
    は、Fe−Ni系合金、Co−Ni系合金およびFe−
    Ni−Co系合金のうち、いずれかの合金で構成される
    ことを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  8. 【請求項8】請求項1において、前記磁区制御膜は、N
    iOで構成されることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】請求項2において、前記磁性薄膜は、Fe
    −Ni−Nb系合金で構成されることを特徴とする磁気
    抵抗効果型磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】請求項1において、前記磁気抵抗効果膜
    と前記磁区制御膜を積層することにより合成された磁気
    異方性に関して、その異方性磁界の前記一対の電極の間
    隔方向の成分が、前記磁気抵抗効果膜の異方性磁界と、
    前記磁気抵抗効果膜および前記磁区制御層の間に作用す
    る交換結合磁界との和よりも小さいことを特徴とする磁
    気抵抗効果型ヘッド。
  11. 【請求項11】基板と、前記基板上に、1軸磁気異方性
    を有する磁気抵抗効果膜と、反強磁性材料から構成さ
    れ、前記磁気抵抗効果膜の磁区を制御する磁区制御膜
    と、前記磁気抵抗効果膜に電流を流すための一対の電極
    とを有する磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法であって、 前記基板上に、磁界を印加しながら前記磁気抵抗効果膜
    を成膜し、 前記磁気抵抗効果膜上に、前記磁区制御膜を積層し、 前記磁区制御膜を前記反強磁性材料のネール温度以上に
    加熱しながら、前記磁区制御膜に対して、前記磁気抵抗
    効果膜の成膜時の磁界と異なる方向に、前記磁気抵抗効
    果膜の異方性磁界より大きい直流磁界を印加することを
    特徴とする磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】基板と、前記基板上に、1軸磁気異方性
    を有する磁気抵抗効果膜と、永久磁石材料から構成さ
    れ、前記磁気抵抗効果膜の磁区を制御する磁区制御膜
    と、前記磁気抵抗効果膜に電流を流すための一対の電極
    とを有する磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法であって、 前記基板上に、磁界を印加しながら前記磁気抵抗効果膜
    を成膜し、 前記磁気抵抗効果膜上に、前記磁区制御膜を積層し、 その後、前記磁区制御膜に対して、前記磁気抵抗効果膜
    の成膜時の磁界と異なる方向に、直流磁界を印加するこ
    とを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】磁気ディスクの信号を磁気抵抗効果を用
    いて読み取る磁気抵抗効果型ヘッドと、前記磁気ディス
    クを回転させる駆動部と、前記磁気抵抗効果型ヘッドの
    読み取った信号を処理する処理回路とを有する磁気ディ
    スク装置において、 前記磁気抵抗効果型ヘッドは、基板と、前記基板上に、
    1軸磁気異方性を有する磁気抵抗効果膜と、1軸磁気異
    方性を有し、前記磁気抵抗効果膜の磁区を制御する磁区
    制御膜と、前記磁気抵抗効果膜に電流を流すための一対
    の電極とを有し、 前記磁区制御膜は、少なくとも前記一対の電極間におい
    て、前記磁気抵抗効果膜と積層され、かつ、その界面に
    おいて、前記磁気抵抗効果膜と磁気的連続性を有し、 また、前記磁気抵抗効果膜は、前記磁区制御膜の磁化容
    易軸と互いに異なる方向に磁化容易軸を有することを特
    徴とする磁気ディスク装置。
JP22044292A 1992-08-19 1992-08-19 磁気抵抗効果型ヘッド及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2781103B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22044292A JP2781103B2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 磁気抵抗効果型ヘッド及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22044292A JP2781103B2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 磁気抵抗効果型ヘッド及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0668427A JPH0668427A (ja) 1994-03-11
JP2781103B2 true JP2781103B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=16751180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22044292A Expired - Lifetime JP2781103B2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 磁気抵抗効果型ヘッド及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2781103B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0668427A (ja) 1994-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6985338B2 (en) Insulative in-stack hard bias for GMR sensor stabilization
US7072155B2 (en) Magnetoresistive sensor including magnetic domain control layers having high electric resistivity, magnetic head and magnetic disk apparatus
JP2000067418A (ja) 磁気トンネル接合センサ用の低モ―メント/高飽和保磁力ピン層
JP2908280B2 (ja) 磁気抵抗ヘッド
JP2004296000A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド、及びその製造方法
JP2849354B2 (ja) 磁気変換素子及び薄膜磁気ヘッド
JP3383293B1 (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法、ヘッドジンバルアセンブリならびにハードディスク装置
JP3127777B2 (ja) 磁気トランスデューサおよび磁気記録装置
JPH10241125A (ja) 薄膜磁気ヘッド及び記録再生分離型磁気ヘッドとそれを用いた磁気記憶再生装置
JP2781103B2 (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド及びその製造方法
JPH08115511A (ja) フラックスガイド型gmrヘッド
JP3764775B2 (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造方法
JP4387923B2 (ja) 磁気抵抗効果素子、薄膜磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリおよび磁気ディスク装置
JPH11161920A (ja) 記録再生ヘッド及びそれを用いたヘッド・ディスク・アセンブリと磁気ディスク装置
JPH0850709A (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッド
JPH117609A (ja) 薄膜磁気ヘッド及び記録再生分離型ヘッドとそれを用いた磁気記憶再生装置
JP3932587B2 (ja) 磁性積層体、磁気センサ、磁気記録媒体及び磁気記録再生装置
JP2961087B2 (ja) 反強磁性層と磁性層の積層体及び磁気ヘッド
JP2008034689A (ja) 磁気抵抗効果素子、薄膜磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリ、磁気ディスク装置、磁気センサおよび磁気メモリ
JPH0922509A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド及び磁気記録再生装置
JP2861714B2 (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド及び磁気ディスク装置
JP3377522B1 (ja) 薄膜磁気ヘッド、薄膜磁気ヘッド組立体、記憶装置及び薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP3359900B2 (ja) 磁気トランスデューサー及び磁気記録再生装置
JP2821586B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド
JPH11112052A (ja) 磁気抵抗センサ及びこれを用いた磁気記録再生装置