JP3419849B2 - 開閉可能な車輛ルーフのカバーの製造方法 - Google Patents
開閉可能な車輛ルーフのカバーの製造方法Info
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- JP3419849B2 JP3419849B2 JP25075693A JP25075693A JP3419849B2 JP 3419849 B2 JP3419849 B2 JP 3419849B2 JP 25075693 A JP25075693 A JP 25075693A JP 25075693 A JP25075693 A JP 25075693A JP 3419849 B2 JP3419849 B2 JP 3419849B2
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14336—Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
- B29C45/14377—Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article using an additional insert, e.g. a fastening element
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/80—Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors
- B60J10/82—Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors for movable panels in roofs
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カバープレートと、こ
のカバープレートの下方に設けた補強フレームと、カバ
ーおよび補強フレームの外周面のまわりに射出成形さ
れ、縁間隙密閉形材を受容するための周縁ミゾを外周面
に有する合成樹脂フレームとを有する開閉可能な車輛ル
ーフのカバーの製造方法に関する。
のカバープレートの下方に設けた補強フレームと、カバ
ーおよび補強フレームの外周面のまわりに射出成形さ
れ、縁間隙密閉形材を受容するための周縁ミゾを外周面
に有する合成樹脂フレームとを有する開閉可能な車輛ル
ーフのカバーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】開放可能な車輛ルーフのこの種のカバー
は、ドイツ特許第3506009号から公知である。こ
の場合、カバープレートおよびその下方の補強フレーム
の縁範囲のまわりには、合成樹脂コンパウンドが射出成
形され、かくして、結合が行われる。この場合、射出成
形プロセス中に、外周面に、縁間隙密閉形材を受容する
ミゾも形成される。かくして得られたミゾに、周縁の縁
間隙密閉形材を手で挿入するか、変更例にもとづき別の
射出プロセスによつて射出成形する。
は、ドイツ特許第3506009号から公知である。こ
の場合、カバープレートおよびその下方の補強フレーム
の縁範囲のまわりには、合成樹脂コンパウンドが射出成
形され、かくして、結合が行われる。この場合、射出成
形プロセス中に、外周面に、縁間隙密閉形材を受容する
ミゾも形成される。かくして得られたミゾに、周縁の縁
間隙密閉形材を手で挿入するか、変更例にもとづき別の
射出プロセスによつて射出成形する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最初の射出プロセスの
後に、別の作業工程が必要であるということはさて措
き、このカバーの場合、射出成形部材に不可避な形状誤
差および公差変動が、縁間隙密閉形材のそれに加わり、
従って、完成したカバー系の一義的に定められた外形が
得られないという欠点がある。本発明の課題は、一方で
は、製造操作が更に簡単化され、他方では、縁間隙密閉
形材も含めて完成カバー系の寸法正確な外形を達成でき
るよう、カバー製造方法を改良することにある。
後に、別の作業工程が必要であるということはさて措
き、このカバーの場合、射出成形部材に不可避な形状誤
差および公差変動が、縁間隙密閉形材のそれに加わり、
従って、完成したカバー系の一義的に定められた外形が
得られないという欠点がある。本発明の課題は、一方で
は、製造操作が更に簡単化され、他方では、縁間隙密閉
形材も含めて完成カバー系の寸法正確な外形を達成でき
るよう、カバー製造方法を改良することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1お
よび6の特徴記載部分に開示の特徴によつて解決され
る。即ち、請求項1の特徴は、カバープレート3と、こ
のカバープレート3の下方に設けた補強フレーム4と、
カバープレート3および補強フレーム4の外周面のまわ
りに射出成形された合成樹脂フレーム8と、合成樹脂フ
レーム8の外周に設けられた縁間隙密閉形材5とを有す
る開閉可能な車両ルーフのカバーの製造方法において、
上下に対向するアンダーカット10を介して内方に突出
した形状部分6を有するように、前記縁間隙密閉形材5
を予め形成しておき、縁間隙密閉形材5の形状部分6
で、合成樹脂フレーム8の外周部にミゾ7を形成するコ
アを形成して、合成樹脂フレーム8を射出成形し、合成
樹脂フレーム8の射出成形時に形状部分6が合成樹脂フ
レーム8と結合しないように、合成樹脂フレーム8と縁
間隙密閉形材5とを相互に結合しない材料で形成した点
にある。
よび6の特徴記載部分に開示の特徴によつて解決され
る。即ち、請求項1の特徴は、カバープレート3と、こ
のカバープレート3の下方に設けた補強フレーム4と、
カバープレート3および補強フレーム4の外周面のまわ
りに射出成形された合成樹脂フレーム8と、合成樹脂フ
レーム8の外周に設けられた縁間隙密閉形材5とを有す
る開閉可能な車両ルーフのカバーの製造方法において、
上下に対向するアンダーカット10を介して内方に突出
した形状部分6を有するように、前記縁間隙密閉形材5
を予め形成しておき、縁間隙密閉形材5の形状部分6
で、合成樹脂フレーム8の外周部にミゾ7を形成するコ
アを形成して、合成樹脂フレーム8を射出成形し、合成
樹脂フレーム8の射出成形時に形状部分6が合成樹脂フ
レーム8と結合しないように、合成樹脂フレーム8と縁
間隙密閉形材5とを相互に結合しない材料で形成した点
にある。
【0005】更に、請求項6の特徴は、請求項1に記載
の開閉可能な車輛ルーフ1のカバー2の製造方法におい
て、a)補強フレーム4上にカバープレート3を置き、
周縁から間隔を置いて双方の部材を囲む型14内で双方
の部材を調心し、b)カバープレート3および補強フレ
ーム4のための中間スペースを残して、周縁の縁間隙密
閉型材5を型14の内縁15に沿つて導入し、c)型1
4、16を閉じ、カバープレート3と補強フレーム4と
を結合するとともに縁間隙密閉形材5の内方へ向く形状
部分6を囲む合成樹脂材料を中間スペースに注型し、
d)型14、16を開き、完成したカバー2を取出す点
にある。
の開閉可能な車輛ルーフ1のカバー2の製造方法におい
て、a)補強フレーム4上にカバープレート3を置き、
周縁から間隔を置いて双方の部材を囲む型14内で双方
の部材を調心し、b)カバープレート3および補強フレ
ーム4のための中間スペースを残して、周縁の縁間隙密
閉型材5を型14の内縁15に沿つて導入し、c)型1
4、16を閉じ、カバープレート3と補強フレーム4と
を結合するとともに縁間隙密閉形材5の内方へ向く形状
部分6を囲む合成樹脂材料を中間スペースに注型し、
d)型14、16を開き、完成したカバー2を取出す点
にある。
【0006】本発明の有利な実施例の場合、射出成形せ
る合成樹脂フレームおよび縁間隙密閉形材の形状部分
は、射出プロセスにおいて相互に結合しない材料から構
成する。かくして、損傷時または摩耗時に交換するため
に、縁間隙密閉形材を、それ自体から成形された合成樹
脂フレームのミゾから引出すことができるという前提が
作られる。縁間隙密閉形材の交換作業は、縁間隙密閉形
材およびまたは形状部分が、除去または交換を可能にす
る弾性を有していれば、更に容易となる。
る合成樹脂フレームおよび縁間隙密閉形材の形状部分
は、射出プロセスにおいて相互に結合しない材料から構
成する。かくして、損傷時または摩耗時に交換するため
に、縁間隙密閉形材を、それ自体から成形された合成樹
脂フレームのミゾから引出すことができるという前提が
作られる。縁間隙密閉形材の交換作業は、縁間隙密閉形
材およびまたは形状部分が、除去または交換を可能にす
る弾性を有していれば、更に容易となる。
【0007】射出成形せる合成樹脂フレームは、ポリウ
レタン(PU)から構成するのが好ましい。この材料
は、射出時の良い加工性以外に、良い形状安定性および
強度を特徴とする。縁間隙密閉形材の形状部分をエチレ
ン・プロピレン・ジエン・ターポリマーから構成すれ
ば、更に有利である。この材料は、射出成形せる合成樹
脂フレームのミゾに縁間隙密閉形材を確実に保持するの
に十分な剛性を有し、しかも、上記密閉形材を損傷する
ことなく上記ミゾから除去するのに十分な弾性を有す
る。
レタン(PU)から構成するのが好ましい。この材料
は、射出時の良い加工性以外に、良い形状安定性および
強度を特徴とする。縁間隙密閉形材の形状部分をエチレ
ン・プロピレン・ジエン・ターポリマーから構成すれ
ば、更に有利である。この材料は、射出成形せる合成樹
脂フレームのミゾに縁間隙密閉形材を確実に保持するの
に十分な剛性を有し、しかも、上記密閉形材を損傷する
ことなく上記ミゾから除去するのに十分な弾性を有す
る。
【0008】形状部分のミゾの範囲に中空スペースを設
ければ、形状部分の加工性を更に向上できる。
ければ、形状部分の加工性を更に向上できる。
【0009】
【作用】本発明は縁間隙密閉形材の内方へ向く形状部分
によつて、直接、ミゾを成形するコアを形成することに
よつて、唯一つの射出プロセスにおいて、上記部分が、
直接に関与し、射出成形コンパウンドの輪郭を外方へ限
定し、従って、車輛のルーフ開口部の寸法に対応する型
に縁間隙密閉形材を当接させることによつて、完成した
カバー系の一義的外形が得られる。また、この種の公知
のカバーの場合、通常、縁間隙密閉形材に埋込んだ金属
挿入体によつて、上記密閉形材を手操作で調節しなけれ
ばならないが、本発明に係るカバーは、唯一つの射出プ
ロセスによつて、寸法正確に作製でき、車輛への組込み
時に修正作業は不要である。
によつて、直接、ミゾを成形するコアを形成することに
よつて、唯一つの射出プロセスにおいて、上記部分が、
直接に関与し、射出成形コンパウンドの輪郭を外方へ限
定し、従って、車輛のルーフ開口部の寸法に対応する型
に縁間隙密閉形材を当接させることによつて、完成した
カバー系の一義的外形が得られる。また、この種の公知
のカバーの場合、通常、縁間隙密閉形材に埋込んだ金属
挿入体によつて、上記密閉形材を手操作で調節しなけれ
ばならないが、本発明に係るカバーは、唯一つの射出プ
ロセスによつて、寸法正確に作製でき、車輛への組込み
時に修正作業は不要である。
【0010】
【実施例】図面を参照して、以下に、本発明の実施例を
説明する。図1は、車輛ルーフの斜視図である。図2
は、図1の線II−IIに沿うカバー縁部範囲の断面図であ
る。図3は、縁間隙密閉形材を除去した状態のカバー縁
部範囲の図2に対応する図面である。図4は、図2、3
の実施例とは異なる、成形中の縁間隙密閉形材を含むカ
バーの図面である。図5は、縁間隙密閉形材を除去した
後の完成カバーの縁範囲の図面である。
説明する。図1は、車輛ルーフの斜視図である。図2
は、図1の線II−IIに沿うカバー縁部範囲の断面図であ
る。図3は、縁間隙密閉形材を除去した状態のカバー縁
部範囲の図2に対応する図面である。図4は、図2、3
の実施例とは異なる、成形中の縁間隙密閉形材を含むカ
バーの図面である。図5は、縁間隙密閉形材を除去した
後の完成カバーの縁範囲の図面である。
【0011】車輛の固定ルーフ1には、概ね2で示した
カバーによつて閉鎖でき、カバー前縁または後縁を上昇
しておよびまたは摺動して少なくとも部分的に解放でき
るルーフ開口部17が設けてある。この種のカバーは、
好ましくは透明材料(例えば、ガラス)からなるカバー
プレート3と、カバープレートの下方に設けた補強フレ
ーム4と、双方の部材3、4を射出成形によつて結合す
る合成樹脂フレーム8とから構成される。合成樹脂フレ
ーム8の外方へ向く縁には、縁間隙密閉形材5を受容す
るミゾ7が設けてある。図2、4に示した如く、縁間隙
密閉形材5の内方へ向く、即ち、カバープレート3へ向
く形状部分6は、合成樹脂フレーム8のミゾ7に係合す
る。形状部分6は、2つの対向するアンダカツト10を
有し、これらのアンダカツトは、合成樹脂フレーム8に
設けた2つの補完の突起9と共働し、かくして、縁間隙
密閉形材5は、合成樹脂フレーム8に保持され、外方へ
水平に引出すことによつて除去できる。
カバーによつて閉鎖でき、カバー前縁または後縁を上昇
しておよびまたは摺動して少なくとも部分的に解放でき
るルーフ開口部17が設けてある。この種のカバーは、
好ましくは透明材料(例えば、ガラス)からなるカバー
プレート3と、カバープレートの下方に設けた補強フレ
ーム4と、双方の部材3、4を射出成形によつて結合す
る合成樹脂フレーム8とから構成される。合成樹脂フレ
ーム8の外方へ向く縁には、縁間隙密閉形材5を受容す
るミゾ7が設けてある。図2、4に示した如く、縁間隙
密閉形材5の内方へ向く、即ち、カバープレート3へ向
く形状部分6は、合成樹脂フレーム8のミゾ7に係合す
る。形状部分6は、2つの対向するアンダカツト10を
有し、これらのアンダカツトは、合成樹脂フレーム8に
設けた2つの補完の突起9と共働し、かくして、縁間隙
密閉形材5は、合成樹脂フレーム8に保持され、外方へ
水平に引出すことによつて除去できる。
【0012】図4、5から明らかな如く、図2、3と同
一の部材は、コンマを付した同一の参照数字で示してあ
る。本発明に係るカバーを作製する場合、補強フレーム
4´およびその下のカバープレート3´を下部型半部1
4に導入し、次いで、双方の部材3´、4´を外方へ離
して、縁間隙密閉形材5´を下部型半部14に当接さ
せ、固定する。図示の実施例の場合、下部型半部14に
対する固定は、縁間隙密閉形材5´の下方へ向くリツプ
19を下部型半部14の対応する凹みに差込むことによ
つて行う。別の方法として、下部型半部の内縁15の範
囲に、下部型半部14の内縁15に縁間隙密閉形材5´
を吸引するために型外の負圧源に接続された複数の小さ
い吸引口を設けることができる。次いで、合成樹脂フレ
ーム8の成形のため合成樹脂構コンパウンドを型内に圧
入するための1つのまたは周縁に分布させた複数の射出
口18を有する上部型半部16を下部型半部上に密閉状
態に押圧する。この場合、形状部分6´は、縁間隙密閉
形材5´を除去すれば目にみえるミゾ7´(図5参照)
の成形のためのコアを形成する。合成樹脂フレーム8
は、合成樹脂コンパウンドの硬化後、カバープレート3
を補強フレーム4に結合し、更に、ミゾ7内に縁間隙密
閉形材5´を着脱自在に支持する。
一の部材は、コンマを付した同一の参照数字で示してあ
る。本発明に係るカバーを作製する場合、補強フレーム
4´およびその下のカバープレート3´を下部型半部1
4に導入し、次いで、双方の部材3´、4´を外方へ離
して、縁間隙密閉形材5´を下部型半部14に当接さ
せ、固定する。図示の実施例の場合、下部型半部14に
対する固定は、縁間隙密閉形材5´の下方へ向くリツプ
19を下部型半部14の対応する凹みに差込むことによ
つて行う。別の方法として、下部型半部の内縁15の範
囲に、下部型半部14の内縁15に縁間隙密閉形材5´
を吸引するために型外の負圧源に接続された複数の小さ
い吸引口を設けることができる。次いで、合成樹脂フレ
ーム8の成形のため合成樹脂構コンパウンドを型内に圧
入するための1つのまたは周縁に分布させた複数の射出
口18を有する上部型半部16を下部型半部上に密閉状
態に押圧する。この場合、形状部分6´は、縁間隙密閉
形材5´を除去すれば目にみえるミゾ7´(図5参照)
の成形のためのコアを形成する。合成樹脂フレーム8
は、合成樹脂コンパウンドの硬化後、カバープレート3
を補強フレーム4に結合し、更に、ミゾ7内に縁間隙密
閉形材5´を着脱自在に支持する。
【0013】形状部分6、6´および合成樹脂フレーム
8は、射出時に相互に結合しない材料から構成するのが
好ましい。このための適切な材料は、合成樹脂フレーム
8の場合はポリウレタン(PU)であり、形状部分6、
6´についはエチレン・プロピレン・ジエン・ターポリ
マー(EPDM)である。例えば、損傷または摩耗時に
合成樹脂フレーム8から縁間隙密閉形材5、5´を除去
する作業は、合成樹脂フレーム8の形状部分6、6´お
よびまたは突起9、9´の可撓性で弾性的な構成によつ
て、更に容易となる。形状部分を暫定的に圧縮できる中
空スペース11、11´を形状部分6、6´の範囲に設
けることによつて、ミゾ7、7´に対する形状部分6、
6´の引出および押込操作が更に容易となる。ルーフ開
口部17に対する適合を改善するため、公知の態様で、
縁間隙密閉形材5に中空スペース12、12´を設ける
のが好ましい。
8は、射出時に相互に結合しない材料から構成するのが
好ましい。このための適切な材料は、合成樹脂フレーム
8の場合はポリウレタン(PU)であり、形状部分6、
6´についはエチレン・プロピレン・ジエン・ターポリ
マー(EPDM)である。例えば、損傷または摩耗時に
合成樹脂フレーム8から縁間隙密閉形材5、5´を除去
する作業は、合成樹脂フレーム8の形状部分6、6´お
よびまたは突起9、9´の可撓性で弾性的な構成によつ
て、更に容易となる。形状部分を暫定的に圧縮できる中
空スペース11、11´を形状部分6、6´の範囲に設
けることによつて、ミゾ7、7´に対する形状部分6、
6´の引出および押込操作が更に容易となる。ルーフ開
口部17に対する適合を改善するため、公知の態様で、
縁間隙密閉形材5に中空スペース12、12´を設ける
のが好ましい。
【0014】特に図4に示した製造法によつて、完成し
たカバー2の輪郭を車輛ルーフ1のルーフ開口部17の
輪郭に正確に適合させることができる。即ち、これは、
完成したカバーの外縁を定める縁間隙密閉形材5が正確
に加工された下部型半部14の内縁15に正確に当接す
ることによつて、達成される。場合によつては製造条件
に起因して生ずるカバープレート3または縁間隙密閉形
材5の寸法誤差は、合成樹脂フレーム8の注型によつて
上記双方の部材の間の巾可変の中間スペースによつて補
償される。使用性質および外観の改善のために、縁間隙
密閉型材の外縁にふさ20を設ける。
たカバー2の輪郭を車輛ルーフ1のルーフ開口部17の
輪郭に正確に適合させることができる。即ち、これは、
完成したカバーの外縁を定める縁間隙密閉形材5が正確
に加工された下部型半部14の内縁15に正確に当接す
ることによつて、達成される。場合によつては製造条件
に起因して生ずるカバープレート3または縁間隙密閉形
材5の寸法誤差は、合成樹脂フレーム8の注型によつて
上記双方の部材の間の巾可変の中間スペースによつて補
償される。使用性質および外観の改善のために、縁間隙
密閉型材の外縁にふさ20を設ける。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るカバーは縁間隙密閉形材の
内方へ向く形状部分によつて、直接、ミゾを成形するコ
アを形成することによつて、唯一つの射出プロセスにお
いて、上記部分が、直接に関与し、射出成形コンパウン
ドの輪郭を外方へ限定し、従って、車輛のルーフ開口部
の寸法に対応する型に縁間隙密閉形材を当接させること
によつて、完成したカバー系の一義的外形が得られる。
また、本発明に係るカバーは、1つの作業工程で容易に
製造でき、外側の縁間隙密閉形材が、製造時、型に正確
に当接することにもとづき、正確な外形寸法を有する。
唯一つの射出プロセスに限定されるので、製造コスト
は、極めて安価であり、この種の公知のカバーにおいて
組立時に縁間隙密閉形材の間隙の調節のために必要な修
正作業は、全く不要である。場合によつては、より簡単
な実施例にもとづき、縁間隙密閉形材の形状部分に対応
するより安価な形材を、射出操作中、ミゾ成形のための
形状部材として、場合によつては、各種カバーについて
多数回、使用し、高級な密閉形材の代わりに使用でき
る。
内方へ向く形状部分によつて、直接、ミゾを成形するコ
アを形成することによつて、唯一つの射出プロセスにお
いて、上記部分が、直接に関与し、射出成形コンパウン
ドの輪郭を外方へ限定し、従って、車輛のルーフ開口部
の寸法に対応する型に縁間隙密閉形材を当接させること
によつて、完成したカバー系の一義的外形が得られる。
また、本発明に係るカバーは、1つの作業工程で容易に
製造でき、外側の縁間隙密閉形材が、製造時、型に正確
に当接することにもとづき、正確な外形寸法を有する。
唯一つの射出プロセスに限定されるので、製造コスト
は、極めて安価であり、この種の公知のカバーにおいて
組立時に縁間隙密閉形材の間隙の調節のために必要な修
正作業は、全く不要である。場合によつては、より簡単
な実施例にもとづき、縁間隙密閉形材の形状部分に対応
するより安価な形材を、射出操作中、ミゾ成形のための
形状部材として、場合によつては、各種カバーについて
多数回、使用し、高級な密閉形材の代わりに使用でき
る。
【0016】しかも、合成樹脂フレーム8を容易かつ安
価に製造することができるにも拘わらず、合成樹脂フレ
ーム8を射出成形する際に、合成樹脂フレームの外周部
の形状を、アンダーカット10を介して内方に突出した
形状部分6を有する縁間隙密閉形材5の複雑な形状に、
確実に合致させることができて、縁間隙密閉形材5のア
ンダーカット10に密着嵌合する突起9が合成樹脂フレ
ーム8に一体に形成されるので、合成樹脂フレーム8と
縁間隙密閉形材5とを、互いにガタ付いたり不測に外れ
たりないように強固に連結することができる。
価に製造することができるにも拘わらず、合成樹脂フレ
ーム8を射出成形する際に、合成樹脂フレームの外周部
の形状を、アンダーカット10を介して内方に突出した
形状部分6を有する縁間隙密閉形材5の複雑な形状に、
確実に合致させることができて、縁間隙密閉形材5のア
ンダーカット10に密着嵌合する突起9が合成樹脂フレ
ーム8に一体に形成されるので、合成樹脂フレーム8と
縁間隙密閉形材5とを、互いにガタ付いたり不測に外れ
たりないように強固に連結することができる。
【0017】また、本願発明のカバーの製造方法では、
合成樹脂フレーム8の射出成形時に形状部分6が合成樹
脂フレーム8と結合しないように、合成樹脂フレーム8
と縁間隙密閉形材5とを相互に結合しない材料で形成し
たので、合成樹脂フレーム8を射出成形する際に、合成
樹脂フレーム8と縁間隙密閉形材5とが結合して一体 化
するのを防ぐことができ、このため、カバーの使用によ
って、縁間隙密閉形材5に破損等生じた場合には、合成
樹脂フレーム8から縁間隙密閉形材5を取り外して交換
することができ、非常に経済的である。
合成樹脂フレーム8の射出成形時に形状部分6が合成樹
脂フレーム8と結合しないように、合成樹脂フレーム8
と縁間隙密閉形材5とを相互に結合しない材料で形成し
たので、合成樹脂フレーム8を射出成形する際に、合成
樹脂フレーム8と縁間隙密閉形材5とが結合して一体 化
するのを防ぐことができ、このため、カバーの使用によ
って、縁間隙密閉形材5に破損等生じた場合には、合成
樹脂フレーム8から縁間隙密閉形材5を取り外して交換
することができ、非常に経済的である。
【図1】車輛ルーフの斜視図である。
【図2】図1の線II−IIに沿うカバー縁部範囲の断面図
である。
である。
【図3】縁間隙密閉形材を除去した状態のカバー縁部範
囲の図2に対応する図面である。
囲の図2に対応する図面である。
【図4】図2、3の実施例とは異なる、成形中の縁間隙
密閉形材を含むカバーの図面である。
密閉形材を含むカバーの図面である。
【図5】縁間隙密閉形材を除去した後の完成カバーの縁
範囲の図面である。
範囲の図面である。
1 車輛ルーフ
2 カバー
3,3´ カバープレート
4 補強フレーム
5,5´ 縁間隙密閉形材
6,6´ 形状部分
7,7´ ミゾ
8 合成樹脂フレーム
9 突起
11,11´中空スペース
12,12´中空スペース
14 型
15 内縁
16 型
17 開口部
18 射出口
19 リップ
20 ふさ
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60J 7/02
B29C 45/14
B29L 31:30
Claims (6)
- 【請求項1】 カバープレート(3)と、このカバープ
レート(3)の下方に設けた補強フレーム(4)と、カ
バープレート(3)および補強フレーム(4)の外周面
のまわりに射出成形された合成樹脂フレーム(8)と、
合成樹脂フレーム(8)の外周に設けられた縁間隙密閉
形材(5)とを有する開閉可能な車両ルーフのカバーの
製造方法において、 上下に対向するアンダーカット(10)を介して内方に
突出した形状部分(6)を有するように、前記縁間隙密
閉形材(5)を予め形成しておき、縁間隙密閉形材
(5)の形状部分(6)で、合成樹脂フレーム(8)の
外周部にミゾ(7)を形成するコアを形成して、合成樹
脂フレーム(8)を射出成形し、 合成樹脂フレーム(8)の射出成形時に形状部分(6)
が合成樹脂フレーム(8)と結合しないように、合成樹
脂フレーム(8)と縁間隙密閉形材(5)とを相互に結
合しない材料で形成したことを特徴とする開閉可能な車
輛ルーフのカバーの製造方法。 - 【請求項2】 縁間隙密閉形材(5)を合成樹脂フレー
ム(8)に対して除去または交換可能にすべく、合成樹
脂フレーム(8)又は形状部分(6)を弾性を有するよ
うに構成したことを特徴とする請求項1に記載の開閉可
能な車輛ルーフのカバーの製造方法。 - 【請求項3】 合成樹脂フレーム(8)が、ポリウレタ
ン(PU)からなることを特徴とする請求項1又は2に
記載の開閉可能な車輛ルーフのカバーの製造方法。 - 【請求項4】 形状部分(6)が、エチレン・プロピレ
ン・ジエン・ターポリマー(EPDM)からなることを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の開閉可能な
車輛ルーフのカバーの製造方法。 - 【請求項5】 形状部分(6)が、ミゾ(7)の範囲
に、中空スペース(11)を有することを特徴とする請
求項1〜4のいずれかに記載の開閉可能な車輛ルーフの
カバーの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の開閉可
能な車輛ルーフのカバーの製造方法において、 a)補強フレーム(4)上にカバープレート(3)を置
き、周縁から間隔を置いて双方の部材を囲む型(14)
内で双方の部材を調心し、b)カバープレート(3)お
よび補強フレーム(4)のための中間スペースを残し
て、周縁の縁間隙密閉型材(5)を型(14)の内縁
(15)に沿つて導入し、c)型(14、16)を閉
じ、カバープレート(3)と補強フレーム(4)とを結
合するとともに縁間隙密閉形材(5)の内方へ向く形状
部分(6)を囲む合成樹脂材料を中間スペースに注型
し、d)型(14、16)を開き、完成したカバー
(2)を取出すことを特徴とする開閉可能な車輛ルーフ
のカバーの製造方法。
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