JP3419807B2 - コンピュータ制御工作機械に使用される自動ワーク反転方法および装置 - Google Patents

コンピュータ制御工作機械に使用される自動ワーク反転方法および装置

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JP3419807B2
JP3419807B2 JP25567892A JP25567892A JP3419807B2 JP 3419807 B2 JP3419807 B2 JP 3419807B2 JP 25567892 A JP25567892 A JP 25567892A JP 25567892 A JP25567892 A JP 25567892A JP 3419807 B2 JP3419807 B2 JP 3419807B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータ制御工
作機械に使用される自動ワーク反転方法および装置に関
する。
【0002】
【背景技術】最近では、コンピュータ数値制御旋盤でワ
ークが表裏加工される傾向にあり、そして、この場合、
ワーク取出し機構およびワーク反転機構で構成されるロ
ボットがその旋盤の外部に隣接されて装備され、先ず、
ワークがチャックにセットされてその旋盤でそのワーク
の表側が加工され、次に、その取出し機構がそのチャッ
クからその旋盤の外部にそのワークを取り出し、そこ
で、その反転機構がその取出し機構からその取り出され
たワークを受け取って180度反転させ、そして、その
反転されたワークをその取出し機構に再び引き渡し、そ
して、その取出し機構がその旋盤の外部からそのチャッ
クにその反転されたワークを運んで引き渡した後でその
旋盤でそのワークの裏側が加工された。そのように、ワ
ークの反転作業がその旋盤の外部で行なわれたので、作
業空間、所謂、動作領域が広くなってそのロボットは、
複雑で大型化され、それら機構の動作に信頼性を確保す
ることが困難で生産タクトが長くなってワークの反転作
業の自動化および省力化を普及させるのに支障があっ
た。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、動作領域を狭くして
構造の簡略化および小型化を図り、動作の信頼性を確保
し、ワークの反転に要する時間を最小限に設定可能にし
て狭いスペースでワークの反転作業の自動化および省力
化を可能にし、そして、生産タクトを向上させて生産コ
ストを低減可能にすることろのコンピュータ制御工作機
械に使用される自動ワーク反転方法および装置の提供に
ある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、
自動ワーク反転方法が、コンピュータ制御工作機械にお
いて、ワークを加工する際、そのワークをチャックに取
り付けて加工して後に、順次に、そのチャックから主軸
の軸線上にそのワークを取り出し、その取り出されたワ
ークをその主軸の軸線上で反転させ、そして、その反転
されたワークをそのチャックに取り付けて再びそのワー
クを加工し、動作領域を狭くして狭いスペースでそのワ
ークの反転作業を可能にし、そのワークを表裏加工可能
にするところである。
【0005】また、この発明は、自動ワーク反転方法
が、コンピュータ制御工作機械において、ワークを加工
する際、そのワークをチャックに取り付けて加工して後
に、ターレットを活用して、順次に、主軸の軸線上でそ
のチャックからそのワークを取り出し、その取り出され
たワークをその主軸の軸線上で反転させ、そして、その
反転されたワークをそのチャックに取り付けて再びその
ワークを加工し、動作領域を狭くして狭いスペースでそ
のワークの反転作業を可能にし、そのワークを表裏加工
可能にするところである。
【0006】さらに、この発明は、自動ワーク反転装置
が、コンピュータ制御工作機械において、チャックに関
連して主軸に所定の間隔を置いて平行にされ、そして、
そのチャックの前後に先端を突き出し引っ込め可能にさ
れて、また、回転可能にされてスピンドル・ヘッドに支
持されるアーム・シャフトと、その主軸に直交する方向
に位置されてそのアーム・シャフトの先端に支持される
アームと、フィンガ・チャックをそのアームの先端に位
置させてそのアームに組み付けられ、そして、そのチャ
ックから取り出されるワークを把持して反転させる手先
効果器と、そのアーム・シャフトおよびアームを介して
その手先効果器を収納位置およびワーク反転位置の間に
移動させ、また、そのアームを介してその手先効果器を
そのアーム・シャフトの軸線のまわりに揺動させるロー
タリ・シリンダと、そのコンピュータ制御工作機械にお
いて、ターレットに支持されてその主軸の軸線上に割り
出され、そして、その主軸の軸線上でそのチャックに近
づけられ遠ざけられ、そして、その取り出されるワーク
をそのチャックからその手先効果器のワーク反転位置に
運んでその手先効果器に引き渡し、その手先効果器によ
る反転後に、そのワークをその手先効果器から受け取
り、そして、その手先効果器のワーク反転位置からその
チャックにその反転されたワークを運んでそのチャック
に引き渡すワーク取出し機構とを含み、動作領域を狭く
し、動作の信頼性を確保してそのコンピュータ制御工作
機械内の狭いスペースでそのワークの反転作業を可能に
し、そのワークを表裏加工可能にするところである。
【0007】またさらに、この発明は、自動ワーク反転
装置が、コンピュータ制御工作機械において、チャック
に関連して主軸に所定の間隔を置いて平行にされ、そし
て、そのチャックの前後に先端を突き出し引っ込め可能
にされてスピンドル・ヘッドに支持されるアーム・シャ
フトと、その主軸に直交する方向に位置されてそのアー
ム・シャフトの先端に支持され、そして、伸び縮みおよ
び回転動作を可能にするアームと、そのアームの先端に
組み付けられ、そして、そのチャックから取り出される
ワークを把持する手先効果器と、そのアーム・シャフト
およびアームを介してその手先効果器を収納位置および
ワーク反転位置の間に移動させるシリンダと、そのコン
ピュータ制御工作機械において、ターレットに支持され
てその主軸の軸線上に割り出され、そして、その主軸の
軸線上でそのチャックに近づけられ遠ざけられ、そし
て、その取り出されるワークをそのチャックからその手
先効果器のワーク反転位置に運んでその手先効果器に引
き渡し、その手先効果器による反転後に、そのワークを
その手先効果器から受け取り、そして、その手先効果器
のワーク反転位置からそのチャックにその反転されたワ
ークを運んでそのチャックに引き渡すワーク取出し機構
とを含み、動作領域を狭くし、動作の信頼性を確保して
そのコンピュータ制御工作機械内の狭いスペースでその
ワークの反転作業を可能にし、そのワークを表裏加工可
能にするところである。
【0008】
【具体例の説明】以下、この発明のコンピュータ制御工
作機械に使用される自動ワーク反転方法および装置の特
定された具体例について、図面を参照して説明する。図
1ないし図4は、コンピュータ数値制御旋盤50でワー
ク45の表裏加工、具体的には、そのワーク42の穴お
よび両端面加工に適用されたこの発明のコンピュータ制
御工作機械に使用される自動ワーク反転装置の具体例1
0を示し、そして、この自動ワーク反転装置10では、
図5に示されたように、そのワーク42には、円盤状の
ブランク(a)が用いられ、また、そのワーク42が表
加工(b)から裏加工(d)に移行される際には、この
発明のコンピュータ制御工作機械に使用される自動ワー
ク反転方法が実施されてワーク反転作業が行なわれた。
【0009】その自動ワーク反転装置10は、そのコン
ピュータ数値制御旋盤50において、チャック53に関
連して主軸52に所定の間隔を置いて平行にされ、そし
て、そのチャック53の前後に先端を突き出し引っ込め
可能にされ、また、回転可能にされてスピンドル・ヘッ
ド51に支持されたアーム・シャフト11と、その主軸
52に直交する方向に位置されてそのアーム・シャフト
11の先端に支持されたアーム12と、フィンガ・チャ
ク23をそのアーム12の先端に位置させてそのアーム
12に組み付けられ、そして、その主軸52の軸線上で
そのチャック53から取り出されたそのワーク42を把
持してその主軸52の軸線上で180度反転させる手先
効果器13と、そのアーム・シャフト11およびアーム
12を介してその手先効果器13を収納位置(A)およ
びワーク反転位置(B)の間に移動させ、また、そのア
ーム12を介してその手先効果器13をそのアーム・シ
ャフト11の軸線のまわりに揺動させるロータリ・シリ
ンダ14と、そのコンピュータ数値制御旋盤50におい
て、旋回するターレット55に支持されてその主軸52
の軸線に割り出され、続いて、その主軸52の軸線に高
さ調整され、所謂、その主軸52の軸線に心合わせさ
れ、そして、その主軸52の軸線上でそのチャック53
に近づけられ遠ざけられ、そして、その取り出されるワ
ーク42をそのチャック53からその手先効果器13の
ワーク反転位置(B)に運んでその手先効果器13に引
き渡し、その手先効果器13による反転後に、そのワー
ク42をその手先効果器13から受け取り、そして、そ
の手先効果器13のワーク反転位置(B)からそのチャ
ック53にその反転されたワーク42を運んでそのチャ
ック53に引き渡すワーク取出し機構15とでその旋盤
50の箱形カバー56内でワーク反転作業が行なわれる
ところで組み立てられた。
【0010】そのアーム・シャフト11は、そのスピン
ドル・ヘッド51上にねじ止めされたブラケット30に
ベアリング31,31を介在させて回転および往復摺動
可能に支持され、そして、先端をその箱形カバー56の
開口57からその箱形カバー56内に伸長させてその先
端がそのチャック53の前後に突き出し引っ込め可能に
されたところで主軸52に所定の間隔を置いて平行に配
置された。また、このアーム・シャフト11はその箱形
カバー56の開口57において、ワイパー58でシール
された。
【0011】そのアーム12は、自身の軸線に合わせら
れ、そして、後端から先端に通してドライブ・シャフト
・ボア20があけられ、また、その軸線に直交されて外
周面にシャフト差込み口21を開口させた構造に機械加
工され、そして、そのアーム・シャフト11の先端をそ
のシャフト差込み口21に差し込ませ、そのアーム・シ
ャフト11の先端に廻り止め結合されてその主軸52に
直交した方向でそのアーム・シャフト11の先端に支持
された。
【0012】その手先効果器13は、そのアーム12の
軸線のまわりに回転可能にされてそのアーム12の先端
に支持されたハンド・ボディ22、そのバンド・ボディ
22の先端に開閉動作可能に組み付けられたフィンガ・
チャック23、そのハンド・ボディ22内でそのフィン
ガ・チャック23に連続されてそのフィンガ・チャック
23を開閉させる把持動作機構(図示せず)、そのハン
ド・ボディ22内に組み込まれてその把持動作機構を動
かす空気圧シリンダ(図示せず)、ベアリング25,2
5を介してそのアーム12のドライブ・シャフト・ボア
20に回転可能にはめ合わせられて先端にそのハンド・
ボディ22を廻り止め結合したドライブ・シャフト2
4、および、そのアーム12の後端にねじ止めされてそ
のドライブ・シャフト24の後端に結合された空気圧ベ
ーン・モータ26で構成された。そして、その空気圧シ
リンダおよび空気圧ベーン・モータ26は、勿論、空気
圧源(図示せず)から供給される圧縮空気がそれぞれの
空気圧コントロール・バルブ(図示せず)で方向制御さ
れ、そして給排されてそれぞれ動力を発生し、その空気
圧シリンダは、その把持動作機構を介してそのフィンガ
・チャック23に開閉動作させ、また一方、その空気圧
ベーン・モータ26は、そのドライブ・シャフト24を
介してそのハンド・ボディ22をそのアーム12の軸線
のまわりに180度反転させ、そのフィンガ・チャック
23に把持されたそのワーク42を180度反転可能に
する。そして、その手先効果器13では、その把持動作
機構は、その空気圧シリンダをそのフィンガ・チャック
23に連結させるリンク機構に具体化された。
【0013】そのロータリ・シリンダ14は、スプライ
ンド・シャフト27を組み合わせた中空回転油圧シリン
ダが使用され、そのスプラインド・シャフト28がその
アーム・シャフト11に軸線を互いに合わせて先端と後
端とをカップリング29で結合され、そして、シリンダ
・ボディ27がそのブラケット30にねじ止めされた。
勿論、このロータリ・シリンダ14は、油圧源(図示せ
ず)から供給される圧油が、油圧コントロール・バルブ
(図示せず)で方向制御され、そして、給排されて動力
を発生し、そのスプラインド・シャフト28、アーム・
シャフト11、および、アーム12を介してその手先効
果器13をその収納位置(A)とそのワーク反転位置
(B)とに移動させ、また、そのスプラインド・シャフ
ト28、アーム・シャフト11、および、アーム12を
介してその手先効果器13をそのスプラインド・シャフ
ト28およびアーム・シャフト11の軸線のまわりに9
0度揺動させる。
【0014】そのワーク取出し機構15は、その旋盤5
0に備えられたその旋回ターレット55を兼用させたと
ころで具体化され、そして、そのターレット55に支持
されてそのチャック53にそのワーク42を受け渡し可
能にするキャリング・ピン32、そのキャリング・ピン
32の先端に配置されてそのチャック53から取り出さ
れるそのワーク42をそのキャリング・ピン32上に抜
け止めするディテント・デバイス33、および、そのキ
ャリング・ピン32からそのチャック53にそのワーク
42を引き渡すチャッキング・デバイス34で構成さ
れ、そのキャリング・ピン32が、そのターレット55
によってその主軸52の軸線に割り出され、続いて、そ
の主軸52の軸線に高さ調整され、所謂、そのキャリン
グ・ピン32の軸線をその主軸52の軸線に同じにする
ように心合わせされ、そして、その主軸52の軸線上で
そのチャック53に近づけられ遠ざけられてそのチャッ
ク53からそのワーク42を受け取り、その際に、その
ディテント・デバイス33が、そのワーク42をそのキ
ャリング・ピン32の先端上に抜け止めさせ、そして、
その取り出されたワーク42をそのチャック53からそ
の手先効果器13のワーク反転位置(B)に運び、そこ
でその手先効果器13に引き渡し、さらに、そのワーク
42がその手先効果器13によってその主軸52の軸線
上で180度反転された後に、そのワーク42をその手
先効果器13から受け取り、そして、その手先効果器1
3のワーク反転位置(B)からそのチャック53にその
反転されたワーク42を運んでそのチャック53に引き
渡し、その際に、チャッキング・デバイス34が、密着
状態でそのワーク42をそのチャック53に押し込むと
ころの動作が可能にされてある。
【0015】そのディテント・デバイス33は、ワーク
・グリッパでそのワーク42に対応して内径把り構造に
具体化され、そして、具体的には、そのキャリング・ピ
ン32の先端に軸線に直交する方向に貫通してあけられ
た穴35にはめ込まれた一対のボール36と、そのボー
ル36をそのキャリング・ピン32の外周面に部分的に
押し出すコイル・スプリング37とで組み立てられた。
【0016】一方、そのチャッキング・デバイス34
は、所定の位置において、長穴39が軸線方向にあけら
れ、そして、そのキャリング・ピン32にはめ合わせら
れてその長穴39に通してそのキャリング・ピン32に
打ち込まれたストッパ・ピン41でそのキャリング・ピ
ン32に抜け止めされたカラー38と、そのターレット
55およびカラー38の間でそのキャリング・ピン32
のまわりに配置された圧縮コイル・スプリング40とで
組み立てられた。
【0017】また、上述されたように構成されたその自
動ワーク反転装置10は、そのコンピュータ数値制御旋
盤50にそのワーク42の表裏加工を自動化させるの
に、次のように動作された。勿論、その自動ワーク反転
装置10の動作手順は、そのコンピュータ数値制御旋盤
50に命令するところのコントロール・ユニット(図示
せず)のプログラムに予めプログラミングされ、ワーク
反転作業を実行できるように準備された。最初、そのワ
ーク42が、その旋盤50のチャック53に人為的にセ
ットされてそのコントロール・ユニットにおいて、スタ
ート・ボタン(図示せず)が押される。その旋盤50は
そのコントロール・ユニットによって命令され、先ず、
ドリル59およびバイト60,61が順次そのターレッ
ト55によってその主軸52の軸線に割り出され、続い
て、その主軸52の軸線に高さ調整され、そして、その
主軸52の軸線上でそのチャック53に近づけられ遠ざ
けられて穴あけ、端面仕上げ、および、内外径の面取り
加工などがそのワークに施されてそのワーク42の表加
工、所謂、一次加工が終了する。そして、その主軸52
は停止される。
【0018】そのように、主軸52が停止されると、そ
のコントロール・ユニットから命令されるその旋盤50
では、そのターレット55が元の位置に戻され、そこで
そのチャック53からそのワーク45を取り出すところ
のそのキャリング・ピン32がその主軸52の軸線に割
り出され、続いて、その主軸52の軸線に高さ調整され
る。一方、そのロータリ・シリンダ14では、その油圧
コントロール・バルブがそのコントロール・ユニットに
よって命令されて圧油をそのロータリ・シリンダ14に
給排制御するので、そのロータリ・シリンダ14は、先
ず直動されて伸ばされ、そのアーム・シャフト11がそ
のアーム12を伴ってそのロータリ・シリンダ14によ
って押されてそのチャック53の後面から前面に先端を
移動させ、そのアーム12に伴われたその手先効果器1
3はその収納位置(A)からそのワーク反転位置(B)
に移動され、次いで、その手先効果器13がそのワーク
反転位置(B)に達すると、そのロータリ・シリンダ1
4は90度回転されてその手先効果器13のワーク把持
心がその主軸52の軸線に一致された位置で停止され、
そして、この時、その手先効果器13では、その空気圧
コントロール・バルブがそのコントロール・ユニットに
よって命令されて圧縮空気をその空気圧シリンダに給排
制御するので、その空気圧シリンダに動力を発生させて
その把持動作機構を介してそのフィンガ・チャック23
を開かせ、その手先効果器13はその主軸52の軸線上
で待機状態に置かれる。
【0019】そのように、その手先効果器13がそのフ
ィンガ・チャック23を開いた待機状態をとると、その
ターレット55は、そのコントロール・ユニットによっ
て命令され、そのチャック53に向って前進を始めてそ
のチャック53に近づけられ、そして、そのキャリング
・ピン32がそのワーク42の穴43に差し込まれ、そ
のワーク42は、そのディテント・デバイス33でその
キャリング・ピン32の先端上に抜け止めされる。その
直後に、そのチャック53においては、爪54がそのコ
ントロール・ユニットの命令によって空油圧的に開か
れ、そのチャック53が開かれると、そのワーク42は
そのキャリング・ピン32の先端上に保持され、そして
引き続いて、そのターレット55は、そのコントロール
・ユニットによって命令され、そのチャック53から後
退を始めてそのチャック53から遠ざけられ、そして、
そのワーク42がその主軸52の軸線上でそのワーク反
転位置(B)まで後退されるとそこで停止される。
【0020】そのようにして、そのワーク42がそのワ
ーク取出し機構15でそのワーク反転位置(B)に運ば
れると、その手先効果器13では、その空気圧コントロ
ール・バルブがそのコントロール・ユニットによって命
令され、圧縮空気をその空気圧シリンダに給排制御する
ので、その空気圧シリンダに動力が発生されその把持動
作機構を介してそのフィンガ・チャック23がその空気
圧シリンダの動力で閉じられてそのワーク42をその主
軸52の軸線上で把持し、そして同時的に、そのターレ
ット55は、そのコントロール・ユニットによって命令
されてそのキャリング・ピン32の先端がそのフィンガ
・チャック23に把持されたそのワーク42から外れる
ところまで後退され、そして、そこで一時的に停止され
る。そのターレット55が停止されると、その手先効果
器13では、また、その空気圧コントロール・バルブが
そのコントロール・ユニットによって命令され、圧縮空
気をその空気圧ベーン・モータ26に給排制御するの
で、その空気圧ベーン・モータ26に動力が発生され、
その空気圧ベーン・モータ26は、そのドライブ・シャ
フト24を介してそのハンド・ボディ22をそのワーク
42と共にその主軸52の軸線上で180度反転させ、
そして、停止される。そして、そのフィンガ・チャック
23に把持されたそのワーク42はそのハンド・ボディ
22に伴なわれて180度反転された状態でその主軸5
2の軸線に置かれる。
【0021】引き続いて、そのターレット55はそのコ
ントロール・ユニットの命令でそのチャック53に向っ
て前進を始め、そのピン32の先端がそのワーク42の
穴43に差し込まれ、同時に、その手先効果器13にお
いては、その空気圧コントロール・バルブがそのコント
ロール・ユニットによって命令され、圧縮空気をその空
気圧シリンダに給排制御するので、その空気圧シリンダ
に動力が発生されてその把持動作機構を介してそのフィ
ンガ・チャック23がその空気圧シリンダの動力で開か
れ、そして、そのフィンガ・チャック23の開き動作に
伴ってそのワーク42はそのディテント・デバイス33
で抜け止めされてそのキャリング・ピン32の先端上に
保持される。そして引き続き、そのターレット55は、
そのコントロール・ユニットによって命令され、そのチ
ャック53に向かって同心上に前進を続けてそのチャッ
ク53に近づけられ、そして、そのキャリング・ピン3
2の先端上に保持されたそのワーク42をそのチャック
53に運ぶ、その際、そのチャッキング・デバイス34
がその圧縮コイル・スプリング40を縮ませてそのワー
ク42をそのチャック53に押し込んで密着させる。
【0022】そのようにして、そのワーク42がそのワ
ーク取出し機構15によってそのチャック53に運ばれ
ると、そのチャック53では、その爪54がそのコント
ロール・ユニットの命令によって空油圧的に閉じられて
そのワーク42はそのチャック53に再び取り付けられ
る。そして、そのワーク42がそのチャック53に取り
付けられると、そのターレット55は、そのコントロー
ル・ユニットの命令でそのチャック53から後退を始め
てそのチャック53から遠ざけられ、そして、元の位置
に戻されて停止され、そこで、次の加工に使用されるそ
のバイト60を割り出す。一方、そのロータリ・シリン
ダ14では、その油圧コントロール・バルブがそのコン
トロール・バルブによって命令されて圧油をそのロータ
リ・シリンダ14に給排制御するので、そのロータリ・
シリンダ14は、先ず90度回転されてそのアーム12
を90度振動させ、そして引き続いて、直動されて縮ま
され、そのアーム・シャフト11を引っ込めてそのアー
ム12を移動させる。そのように、そのロータリ・シリ
ンダ14が動作されるに伴ってそのアーム12に支持さ
れたその手先効果器13は、そのワーク反転位置(B)
からその収納位置(A)に移動されて復帰される。その
後に引き続いて、その旋盤50では、そのワーク42に
裏加工が、所謂、二次加工が開始された。
【0023】その二次加工では、拡径穴あけ、端面仕上
げ、および内外径面取りが順次に行なわれ、その一次お
よび二次加工によってそのワーク42には、図5に示さ
れたように、貫通された穴43、拡径穴44、端面4
5,45、および、面取り46,46,47,47が形
成された。また、この自動ワーク反転装置10は、その
コンピュータ数値制御旋盤50のターレット55を兼用
したので、作業空間、所謂、動作領域が非常に狭くな
り、構造が非常に簡略化されて小型化され、各リンクの
たわみがネグリジブル・スモールになってそのたわみの
考慮が回避され、動作の信頼性が確保され、その旋盤5
0の箱形カバー56内でそのワーク45の反転が可能に
なり、そして、そのワーク45の反転によする時間が最
小限に設定可能になって生産タクトが飛躍的に改善され
た。
【0024】図6ないし図8は、そのコンピュータ数値
制御旋盤50でそのワーク42の表裏加工に適用された
この発明のコンピュータ制御工作機械に使用される自動
ワーク反転装置の他の具体例70を示し、そして、この
自動ワーク反転装置70では、その旋盤50において、
そのワーク42が表加工から裏加工に移行される際に、
この発明のコンピュータ制御工作機械に使用される自動
ワーク反転方法が実施されてワーク反転作業が行なわれ
た。
【0025】その自動ワーク反転装置70は、そのコン
ピュータ数値制御旋盤50において、そのチャック53
に関連してその主軸52に所定の間隔を置いて平行にさ
れ、そして、そのチャック53の前後に先端を突き出し
引っ込め可能にされてそのスピンド・ヘッド51に支持
された2本のアーム・シャフト71と、その主軸52に
直交する方向に位置されてその2本のアーム・シャフト
71の先端間に支持され、そして、伸び縮みおよび回転
動作を可能にしたアーム72と、そのアーム72の先端
に組み付けられ、そして、そのチャック53から取り出
されるそのワーク42を把持する手先効果器73と、そ
のアーム・シャフト71およびアーム72を介してその
手先効果器73を収納位置(A)およびワーク反転位置
(B)の間に移動させる油圧シリンダ74と、そのコン
ピュータ数値制御旋盤50において、そのターレット5
5に支持されてその主軸52の軸線に割り出され、続い
て、その主軸52に心合わせするように高さ調整され、
そして、その主軸52の軸線上でそのチャック53に近
づけられ遠ざけられ、そして、その取り出されるそのワ
ーク42をそのチャック53からその手先効果器73の
ワーク反転位置(B)に運んでその手先効果器73に引
き渡し、その手先効果器73による反転後に、そのワー
ク42をその手先効果器73から受け取り、そして、そ
の手先効果器73のワーク反転位置(B)からそのチャ
ック53にその反転されたワーク42を運んでそのチャ
ック53に引き渡すワーク取出し機構15とでその旋盤
50の箱形カバー56内でワーク反転作業が行なわれる
ところで組み立てられた。
【0026】その2本のアーム・シャフト71は、その
スピンドル・ヘッド51上にねじ止めされたブラケット
75にベアリング76,76,76,76を介在させて
往復摺動可能に支持され、そして、先端をその箱形カバ
ー56の開口77,77からその箱形カバー56内に伸
長させてその先端がそのチャック53の前後に突き出し
引っ込め可能にされたところでその主軸52に所定の間
隔を置いて平行に配置された。また、その2本のアーム
・シャフト71はその箱形カバー56の開口77,77
において、ワイパー78でシールされた。
【0027】そのアーム72は、スプラインド・シャフ
ト81を組み合わせた中空回転油圧シリンダ79が使用
され、そして、シリンダ・ボディ80がその主軸52に
直交する方向に位置されてその2本のアーム・シャフト
71の先端間に固定的に結合された。勿論、この中空回
転油圧シリンダ79は、油圧源(図示せず)から供給さ
れる圧油が油圧コントロール・バルブ(図示せず)で方
向制御され、そして、給排されて動力を発生し、そのス
プラインド・シャフト81を介してその手先効果器73
を伸び位置(C)と縮み位置(D)とに移動させ、ま
た、そのスプラインド・シャフト81を介してその手先
効果器73をそのスプラインド・シャフト81の軸線の
まわりに180度回転可能にされてそのワーク42をそ
の主軸52の軸線上で180度反転可能にする。
【0028】その手先効果器73は、そのスプラインド
・シャフト81の軸線上でそのスプラインド・シャフト
81の先端に支持されたそのハンド・ボディ22、その
ハンド・ボディ22の先端に開閉動作可能に組み付けら
れたそのフィンガ・チャック23、そのハンド・ボディ
22内でそのフィンガ・チャック23に連結されてその
フィンガ・チャック23を開閉されるその把持動作機構
(図示せず)、および、ハンド・ボディ22内に組み込
まれてその把持動作機構を動かすその空気圧シリンダ
(図示せず)で構成された。そして、その空気圧シリン
ダは、勿論、その空気圧源(図示せず)から供給される
圧縮空気が空気圧コントロール・バルブ(図示せず)で
方向制御され、そして、給排されて動力を発生し、その
把持動作機構を介してそのフィンガ・チャック23に開
閉動作させる。また、この手先効果器73では、その把
持動作機構が、その空気圧シリンダをそのフィンガ・チ
ャック23に連結させるリンク機構に具体化された。
【00029】その油圧シリンダ74は、直動型が使用
され、ピストン・ロッド83の先端がその2本のアーム
・シャフト71の後端にフローテング・ジョイント84
を介して連結され、また、シリンダ・ボディ82がその
ブラケット75にねじ止めされてそのスピンドル・ヘッ
ド51上に配置された。勿論、この油圧シリンダ74
は、油圧源(図示せず)から供給される圧油が、油圧コ
ントロール・バルブ(図示せず)で方向制御され、そし
て給排されて動力を発生し、そのアーム・シャフト71
およびアーム72を介してその手先効果器73をその収
納位置(A)とそのワーク反転位置(B)とに移動させ
る。
【0030】上述されたように構成されたその自動ワー
ク反転装置70は、そのコンピュータ数値制御旋盤50
において、そのワーク42が表裏加工される際に、その
主軸52の軸線上でワーク反転作業を行なった。勿論、
その自動ワーク反転装置70の動作手順は、そのコンピ
ュータ数値制御旋盤50に命令するところのそのコント
ロール・ユニットのプログラムに予めプログラミングさ
れてそのワーク反転作業を実行できるように準備され
た。また、そのワーク反転作業は、前述の自動ワーク反
転装置10のそれに同様に行なわれたので、その詳細な
説明は省く。
【0031】図9ないし図12は、そのコンピュータ数
値制御旋盤50でワーク105の表裏加工に適用された
この発明のコンピュータ制御工作機械に使用される自動
ワーク装置のさらに他の具体例90を示し、そして、こ
の自動ワーク反転装置90では、前述の自動ワーク反転
装置70において、そのワーク取出し機構15が変形さ
れたワーク取出し機構91に置き換えられて具体化さ
れ、その旋盤50において、そのワーク105が表加工
から裏加工に移行される際に、この発明のコンピュータ
制御工作機械に使用される自動ワーク反転方法が実施さ
れてワーク反転作業がその主軸52の軸線上で行なわれ
た。
【0032】この自動ワーク反転装置90は、その2本
のアーム・シャフト71と、そのスプラインド・シャフ
ト81を組み合わせたその中空回転油圧シリンダ79で
あるそのアーム72と、その手先効果器73と、油圧シ
リンダ74と、そのワーク取出し機構91とでその旋盤
50の箱形カバー56内でワーク反転作業が行なわれる
ところで組み立てられた。
【0033】そのワーク取出し機構91は、前述の自動
ワーク反転装置10,70において、そのワーク取り出
し機構15が、内径把り構造に具体化されて表加工され
たそのワーク42の形状に対応されたのに比較して、外
径把り構造に具体化された。さらに具体的に述べるに、
このワーク取出し機構91は、その旋盤50のターレッ
ト55を兼用し、そのターレット55に支持されてその
チャック53にそのワーク105を受け渡し可能にする
キャリング・ピン92、そのキャリング・ピン92の先
端に配置されてそのチャック53から取り出されるその
ワーク105をそのキャリング・ピン92の先端面に突
き合わせ状態で把持するジョウ・グリッパ93、およ
び、そのキリャング・ピン92をそのターレット55に
所定のストロークで摺動可能に連結させてそのキャリン
グ・ピン92からそのチャック53にそのワーク105
を引き渡すチャッキング・デバイス94で構成され、そ
のキャリング・ピン92が、そのターレット55によっ
てその主軸52の軸線に割り出され、続いて、その主軸
52に心合わせするように高さ調整され、そして、その
主軸52の軸線上でそのチャック53に近づけられ遠ざ
けられ、そして、そのチャック53からそのワーク10
5を受け取り、その際に、そのジョウ・グリッパ93が
同心状態でそのワーク105をそのキャリング・ピン9
2の先端面に突き合わせて止めさせ、そして、取り出さ
れたワーク105をそのチャック53からその手先効果
器73のワーク反転位置(B)に運び、そこでその手先
効果器73に引き渡し、また、そのワーク105がその
手先効果器73によってその主軸52の軸線上で180
度反転された後に、そのワーク105をその手先効果器
73から受け取り、そして、その手先効果器73のワー
ク反転位置(B)からそのチャック53にその反転され
たワーク105を運んでそのチャック53に引き渡し、
その際に、そのチャッキング・デバイス94が、密着状
態でそのワーク105をそのチャック53に押し込むと
ころの動作が可能にされてある。
【0034】そのジョウ・グリッパ93は、ワーク・グ
リッパでそのワーク105に対応して外径把り構造に具
体化され、そして、具体的には、そのキャリング・ピン
92の外周面に等間隔に配置されてそのキャリング・ピ
ン92の先端に揺動可能に連結された3個のジョウ95
と、常に、その3個のジョウ95を閉じた状態に倒す3
個のコイル・スプリング96とで組み立てられた。勿
論、その3個のコイル・スプリング96は、その3個の
ジョウ95に対応してそのキャリング・ピン92の外周
面に等間隔で開口された3個の穴97にはめ込まれた。
【0035】一方、そのチャッキング・デバイス94
は、そのターレット55に支持されてそのキャリング・
ピン92の後端を所定のストロークで往復摺動可能には
め合わせたクランピング・スリーブ98と、そのクラン
ピング・スリーブ98およびそのキャリング・ピン92
に段付けされたスプリング・シート99間でそのキャリ
ング・ピン92の後端のまわりに配置された圧縮コイル
・スプリング100とで組み立てられた。この場合、そ
の所定のストロークは、そのキャリング・ピン92の後
端に軸線方向にあけられた長穴101と、そのクランピ
ング・スリーブ98に打ち込まれてその長穴101に通
されたストッパ・ピン102とで与えられた。
【0036】上述されたその自動ワーク反転装置90
は、そのコンピュータ数値制御旋盤50において、その
ワーク105が表裏加工される際に、その主軸52の軸
線上でワーク反転作業を行なった。特に、この自動ワー
ク反転装置90では、そのワーク取出し機構91が外径
把り型に具体化されたので、そのワーク105の表加工
に穴あけが含まれなかったにもかかわらず、そのワーク
反転作業がその主軸52の軸線上で可能になった。ま
た、その自動ワーク反転装置90の動作手順は、そのコ
ンピュータ数値制御旋盤50に命令するところのそのコ
ントロール・ユニットのプログラムに予めプログラミン
グされてそのワーク反転作業を実行できるように準備さ
れた。勿論、そのワーク反転作業は、前述の自動ワーク
反転装置10,70のそれらに同様に行なわれたので、
その詳細な説明は省く。
【0037】図13および図14は、前述の自動ワーク
反転方法および自動ワーク反転装置10,70、およ
び、90に適するように変形されたワーク取出し機構1
10を示し、特に、このワーク取出し機構110は、一
次加工で、所謂、表加工で、穴あけが貫通して行なわれ
ない球形ワーク135に適するように変形されたところ
である。そして、そのワーク取出し機構110は、2本
のキャリング・ピン111,112が使用され、そし
て、そのキャリング・ピン111,112の一方111
が、水平面で互いに直交する2軸方向にそれぞれ直線の
動きを可能にするターレット131、所謂、リニア・タ
ーレット131において、あるステーション132に支
持されてもっぱらチャック130からその球形ワーク1
35を取り出すのに活用可能にし、また、そのキャリン
グ・ピン111,112の他方112が、そのリニア・
ターレット131において、そのキャリング・ピン11
1から離れて位置された他のステーション133に支持
されてもっぱらその球形ワーク135をそのチャック1
30に取り付けるのに活用可能にしたところである。
【0038】さらに詳述に述べると、そのワーク取出し
機構110は、そのターレット131において、そのス
テーション132に支持されて主軸の軸線上でそのチャ
ック130からその球形ワーク135を引き受ける取出
し専用のキャリング・ピン111と、その取出し専用の
キャリング・ピン111の先端に配置されてそのチャッ
ク130から取り出されるその球形ワーク135をその
取出し専用のキャリング・ピン111に抜け止めするデ
ィテント・デバイス33と、そのリニア・ターレット1
31において、そのステーション133に支持されて反
転後のその球形ワーク135をそのチャック130にそ
の主軸の軸線上で引き渡す取付け専用のキャリング・ピ
ン112と、その取付け専用のキャリング・ピン112
の先端に配置されて反転された球形ワーク135をその
取付け専用のキャリング・ピン112の先端面に突き合
わせ状態で保持するマグネット・ホルダ113と、その
取付け専用のキャリング・ピン112からそのチャック
130にその反転された球形ワーク135を引き渡すチ
ャッキング・デバイス114とで構成された。
【0039】その取出し専用のキャリング・ピン111
は、そのリニア・ターレット131において、そのステ
ーション132に支持された主ピン115、および、そ
の主ピン115の先端面に開口された穴116に植込み
エンド118を差し込んその主ピン115の先端にねじ
止めされた先端ピン117で組み立てられたところの分
割型構造に製造され、そして、その先端ピン117にそ
のディテント・デバイス33が配置されたところであ
る。そして、この取出し専用のキャリング・ピン111
がそのような分割型構造を採用したところは、予め、幾
種類もの外径の異なった先端ピンを作って置き、適宜に
選択してワークの穴あけ加工に適合可能にしたところで
ある。
【0040】一方、その取付け専用のキャリング・ピン
112は、そのリニア・ターレット131において、そ
のステーション133に支持された主ピン119、およ
び、チャック側端面に開口されたマグネット埋込み穴1
22を有してそのチャッキング・デバイス114でその
主ピン119の先端に往復摺動可能にはめ合わせられた
先端ピン121で組み立てられた。そして、この取付け
専用のキャリング・ピン112では、そのチャッキング
・デバイス114は仕切り壁123でそのマグネット埋
込み穴122から区画されてその先端ピン117のター
レット側端面に開口され、そして、その主ピン119の
先端を往復摺動可能にはめ合わせたスリーブ穴124
と、そのスリーブ穴124内において、その仕切り壁1
23および先端ピン121間に配置された圧縮コイル・
スプリング125と、その主ピン119上にその先端ピ
ン121のストロークを規制した抜止めピン126と、
その先端ピン121をその主ピン119に廻り止めした
ロール・ストッパ・ピン127とで構成された。そのス
リーブ穴124には、ブッシュ128がはめ込まれてそ
の主ピン119の先端が往復摺動可能にはめ込まれた、
また、その圧縮コイル・スプリング125は、一端がそ
の仕切り壁123のスプリング・シート窪み129に着
座され、そして、他端がその主ピン119の先端面に開
口されたスプリング受け穴120にはめ込まれてその主
ピン119および先端ピン121間に配置された。
【0041】そのマグネット・ホルダ113は、ワーク
・グリッパでそのマグネット埋込み穴122にはめ込ま
れてその先端ピン121にねじ止めされた。そして、こ
の場合、そのマグネット・ホルダ113は、その先端面
がその球形ワーク135の曲率に合わせて部分球形へこ
み面に加工された。勿論、そのマグネット・ホルダ11
3は、ソレノイドのような電磁的手段に置き換え可能で
ある。
【0042】そのように構成されたそのワーク取出し機
械110では、球形ワークの穴あけ加工が可能になり、
また、そのワーク取出し機構110の動作は、ターレッ
ト131の割出し回数が多くなるのみで、前述の自動ワ
ーク反転装置10,70および、90で行なわれたワー
ク取出し機構15,91に同様であるので、それの詳細
な説明は省く。
【0043】前述されたその自動ワーク反転装置10,
70,90では、その手先効果器13,73は、そのフ
ィンガ・チャック23に把持動作させるアクチュエータ
に空気圧シリンダを使用したところで具体化されたが、
そのアクチュエータは、減速ギアを組み合わせた電動モ
ータ、および、ソレノイドなどの何れかを使用したとこ
ろで具体化されてもよい。特に、そのアクチュエータに
ソレノイドが活用される場合には、その把持動作機構を
省くことができる。
【0044】また、その手先効果器13,73は、その
フィンガ・チャック23を180度反転させるアクチュ
エータにその空気圧ベーン・モータ26および中空回転
油圧シリンダ79を使用したところで具体化されたが、
そのアクチュエータは、電動モータ、例えば、トルク・
モータ、サーボ・モータ、および、ステッピング・モー
タなどの何れかを使用したところで具体化されてもよ
い。
【0045】さらに、前述されたそのワーク取出し機構
15,91,110は、機械的な把り手段あるいは機械
的−磁石的な把り手段として具体化されたが、そのワー
ク取出し機構15,91,110は、空気的な把り手
段、油圧的な把り手段、真空圧的な把り手段、および、
電磁的な把り手段などの何れかの手段で具体化されても
よい。
【0046】先のように、図面を参照して説明されたこ
の発明の具体例から明らかであるように、この発明の属
する技術の分野における通常の知識を有する者にとっ
て、この発明の内容は、その発明の課題を成し遂げるた
めにその発明の成立に必須であってその発明の性質であ
るところのその発明の技術的本質に由来し、そして、そ
れを内在させると客観的に認められる態様に容易に具体
化される。
【0047】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明の
コンピュータ制御工作機械に使用される自動ワーク反転
方法は、コンピュータ制御工作機械において、ワークを
加工する際、そのワークをチャックに取り付けて加工し
て後に、主軸の軸線上でそのチャックからそのワークを
取り出し、その取り出されたワークをその主軸の軸線上
で反転させ、そして、直にその反転されたワークをその
チャックに取り付けて再びそのワークを加工可能にする
ところであるので、この発明の自動ワーク反転方法で
は、動作領域が狭くなって、ワークが狭いスペース内で
反転可能になり、そのワークをその主軸の軸線上で反転
させる動作の信頼性が確保されてそのワークの反転に要
する時間が最小限に設定可能になり、そして、そのワー
クの反転作業が狭いスペースで自動化および省力化さ
れ、生産タクトが向上されて生産能力が向上され、そし
て、生産コストが低減され、その結果、コンピュータ制
御工作機械によるワークの表裏加工には、非常に有用で
実用的である。
【0048】また、この発明のコンピュータ制御工作機
械に使用される自動ワーク反転方法は、コンピュータ制
御工作機械において、ワークを加工する際、そのワーク
をチャックに取り付けて加工して後に、ターレットを活
用して、順次に、主軸の軸線上でそのチャックからその
ワークを取り出し、その取り出されたワークを主軸の軸
線上で反転させ、そして、直に、その反転されたワーク
をそのチャックに取り付けて再びそのワークを加工可能
にするところであるので、この発明の自動ワーク反転方
法では、動作領域が非常に狭くなって、ワークが狭いス
ペースで反転可能になり、そのワークをその主軸の軸線
上で反転させる動作の信頼性が確保されてワークの反転
に要する時間が最小限に設定可能になり、そして、その
ワークの反転作業が狭いスペースで自動化および省力化
され、生産タクトが一層向上されて生産能力がさらに向
上され、そして、生産コストがさらに低減可能になり、
その結果、2名のコンピュータ制御工作機械によるワー
クの表裏加工には、さらに非常に有用で実用的である。
【0049】さらに、この発明のコンピュータ制御工作
機械に使用される自動ワーク反転装置は、コンピュータ
制御工作機械において、チャックに関連して主軸に所定
の間隔を置いて平行にされ、そして、そのチャックの前
後に先端を突き出し引っ込め可能にされて、また、回転
可能にされてスピンドル・ヘッドに支持されるアーム・
シャフトと、その主軸に直交する方向に位置されてその
アーム・シャフトの先端に支持されるアームと、フィン
ガ・チャックをそのアームの先端に位置させてそのアー
ムに組み付けられ、そして、そのチャックから取り出さ
れるワークを把持して反転させる手先効果器と、そのア
ーム・シャフトおよびアームを介してその手先効果器を
収納位置およびワーク反転位置の間に移動させ、また、
そのアームを介してその手先効果器をそのアーム・シャ
フトの軸線のまわりに揺動させるロータリ・シリンダ
と、そのコンピュータ制御工作機械において、ターレッ
トに支持されてその主軸の軸線上に割り出され、そし
て、その主軸の軸線上でそのチャックに近づけられ遠ざ
けられ、そして、その取り出されるワークをそのチャッ
クからその手先効果器のワーク反転位置に運んでその手
先効果器に引き渡し、その手先効果器による反転後に、
そのワークをその手先効果器から受け取り、そして、そ
の手先効果器のワーク反転位置からそのチャックにその
反転されたワークを運んでそのチャックに引き渡すワー
ク取出し機構とを含むので、この発明の自動ワーク反転
装置では、動作領域が狭くなって構造が簡略化および小
型化され、ワークが狭いスペースで反転可能になり、そ
のワークをその主軸の軸線上で反転させる動作の信頼性
が確保され、そのワークの反転に要する時間が最小限に
設定可能になり、特に、コンピュータ制御工作機械内で
そのワークの反転作業が自動化および省力化され、生産
タクトが向上されて生産能力が向上され、そして、生産
コストが低減され、その結果、コンピュータ制御工作機
械によるワークの表裏加工には、非常に有用で実用的で
ある。
【0050】またさらに、この発明のコンピュータ制御
工作機械に使用される自動ワーク反転装置は、コンピュ
ータ制御工作機械において、チャックに関連して主軸に
所定の間隔を置いて平行にされ、そして、そのチャック
の前後に先端を突き出し引っ込め可能にされてスピンド
ル・ヘッドに支持されるアーム・シャフトと、その主軸
に直交する方向に位置されてそのアーム・シャフトの先
端に支持され、そして、伸び縮みおよび回転動作を可能
にするアームと、そのアームの先端に組み付けられ、そ
して、そのチャックから取り出されるワークを把持する
手先効果器と、そのアーム・シャフトおよびアームを介
してその手先効果器を収納位置およびワーク反転位置の
間に移動させるシリンダと、そのコンピュータ制御工作
機械において、ターレットに支持されてその主軸の軸線
上に割り出され、そして、その主軸の軸線上でそのチャ
ックに近づけられ遠ざけられ、そして、その取り出され
るワークをそのチャックからその手先効果器のワーク反
転位置に運んでその手先効果器に引き渡し、その手先効
果器による反転後に、そのワークをその手先効果器から
受け取り、そして、その手先効果器のワーク反転位置か
らそのチャックにその反転されたワークを運んでそのチ
ャックに引き渡すワーク取出し機構とを含むので、この
発明の自動ワーク反転装置では、動作領域が狭くなって
構造が簡略化および小型化され、ワークが狭いスペース
で反転可能になり、そのワークをその主軸の軸線上で反
転させる動作の信頼性が確保され、そのワークの反転に
要する時間が最小限に設定可能になり、特に、コンピュ
ータ制御工作機械内でそのワークの反転作業が自動化お
よび省力化され、生産タクトが向上されて生産能力が向
上され、そして、生産コストが低減され、その結果、コ
ンピュータ制御工作機械によるワークの表裏加工には、
非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】穴あけ、両端面仕上げ、および、内外径面取り
からなる表裏加工がワークに施されるコンピュータ数値
制御旋盤に適用されたこの発明のコンピュータ制御工作
機械に使用される自動ワーク反転装置の具体例を示した
正面図である。
【図2】図1に示された自動ワーク反転装置の部分平面
図である。
【図3】図1に示された自動ワーク反転装置の部分側面
図である。
【図4】図1に示された自動ワーク反転装置の拡大部分
平面図である。
【図5】図1で示されたそのコンピュータ数値制御旋盤
で表裏加工されたワークを各加工工程で示した図解であ
る。
【図6】穴あけ、両端面仕上げ、および、内外径面取り
からなる表裏加工がワークに施されるコンピュータ数値
制御旋盤に適用されたこの発明のコンピュータ制御工作
機械に使用される自動ワーク反転装置の他の具体例を示
した正面図である。
【図7】図6に示された自動ワーク反転装置の部分平面
図である。
【図8】図6に示された自動ワーク反転装置の部分側面
図である。
【図9】両端面仕上げ、および、外径面取りからなる表
裏加工がワークに施されるコンピュータ数値制御旋盤に
適用されたこの発明のコンピュータ制御工作機械に使用
される自動ワーク反転装置のさらに他の具体例を示した
正面図である。
【図10】図9に示された自動ワーク反転装置の部分平
面図である。
【図11】図9に示された自動ワーク反転装置の部分側
面図である。
【図12】図9に示された自動ワーク反転装置の拡大部
分平面図である。
【図13】変形されたワーク取出し機構の取出し専用の
キャリング・ピン側を一部分に断面して示した部分正面
図である。
【図14】図13に示されたワーク取出し機構の取付け
専用のキャリング・ピン側を一部分に断面して示した部
分正面図である。
【符号の説明】
11 アーム・シャフト 12 アーム 13 手先効果器 14 ロータリ・シリンダ 15 ワーク取出し機構 22 ハンド・ボディ 23 フィンガ・チャック 26 空気圧ベーン・モータ 33 ディテント・デバイス 34 チャッキング・デバイス 50 コンピュータ数値制御旋盤 51 スピンドル・ヘッド 52 主軸 53 チャック 54 爪 55 ターレット(旋回) 71 アーム・シャフト 72 アーム 73 手先効果器 74 油圧シリンダ 79 中空回転油圧シリンダ 91 ワーク取出し機構 92 キャリング・ピン 93 ジョウ・グリッパ 94 チャッキング・デバイス 95 ジョウ 110 ワーク取出し機構 111 取出し専用のキャリング・ピン 112 取付け専用のキャリング・ピン 113 マグネット・ホルダ 114 チャッキング・デバイス 115 主ピン 117 先端ピン 119 主ピン 121 先端ピン 131 ターレット(リニア)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 15/00 B23Q 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ制御工作機械において、チ
    ャックに関連して主軸に所定の間隔を置いて平行にさ
    れ、そして、そのチャックの前後に先端を突き出し引っ
    込め可能にされて、また、回転可能にされてスピンドル
    ・ヘッドに支持されるアーム・シャフトと、その主軸に
    直交する方向に位置されてそのアーム・シャフトの先端
    に支持されるアームと、フィンガ・チャックをそのアー
    ムの先端に位置させてそのアームに組み付けられ、そし
    て、そのチャックから取り出されるワークを把持して反
    転させる手先効果器と、そのアーム・シャフトおよびア
    ームを介してその手先効果器を収納位置およびワーク反
    転位置の間に移動させ、また、そのアームを介してその
    手先効果器をそのアーム・シャフトの軸線のまわりに揺
    動させるロータリ・シリンダと、そのコンピュータ制御
    工作機械において、ターレットのあるステーションに支
    持されてそのチャックからそのワークを引き受けるキャ
    リング・ピン、そのキャリング・ピンの先端に配置され
    てそのチャックから取り出されるそのワークをそのキャ
    リング・ピンに抜け止めするディテント・デバイス、そ
    のターレットの他のステーションに支持されて反転後の
    そのワークをそのチャックに引き渡す他のキャリング・
    ピン、その他のキャリング・ピンの先端に配置されてそ
    の反転されたワークをその他のキャリング・ピンの先端
    面に付き合わせ状態で保持するマグネット・ホルダ、お
    よび、その他のキャリング・ピンからそのチャックにそ
    の反転されたワークを引き渡すチャッキング・デバイス
    で構成されるワーク取り出し機構とを含むコンピュータ
    制御工作機械に使用される自動ワーク反転装置。
  2. 【請求項2】 コンピュータ制御工作機械において、チ
    ャックに関連して主軸に所定の間隔を置いて平行にさ
    れ、そして、そのチャックの前後に先端を突き出し引っ
    込め可能にされて、また、回転可能にされてスピンドル
    ・ヘッドに支持されるアーム・シャフトと、その主軸に
    直交する方向に位置されてそのアーム・シャフトの先端
    に支持されるアームと、フィンガ・チャックをそのアー
    ムの先端に位置させてそのアームに組み付けられ、そし
    て、そのチャックから取り出されるワークを把持して反
    転させる手先効果器と、そのアーム・シャフトおよびア
    ームを介してその手先効果器を収納位置およびワーク反
    転位置の間に移動させ、また、そのアームを介してその
    手先効果器をそのアーム・シャフトの軸線のまわりに揺
    動させるロータリ・シリンダと、そのコンピュータ制御
    工作機械において、ターレットのあるステーションに支
    持されてそのチャックからそのワークを引き受けるキャ
    リング・ピン、そのキャリング・ピンの先端に配置され
    てそのチャックから取り出されるそのワークをそのキャ
    リング・ピンに抜け止めするディテント・デバイス、そ
    のターレットの他のステーションに支持されて反転後の
    そのワークをそのチャックに引き渡す他のキャリング・
    ピン、その他のキャリング・ピンの先端に配置されてそ
    の反転されたワークをその他のキャリング・ピンの先端
    面に付き合わせ状態で保持するソレノイド・ホルダ、お
    よび、その他のキャリング・ピンからそのタックにその
    反転されたワークを引き渡すチャッキング・デバイスで
    構成されるワーク取り出し機構とを含むコンピュータ制
    御工作機械に使用される自動ワーク反転装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータ制御工作機械において、チ
    ャックに関連して主軸に所定の間隔を置いて平行にさ
    れ、そして、そのチャックの前後に先端を突き出し引っ
    込め可能にされてスピンドル・ヘッドに支持されるアー
    ム・シャフトと、その主軸に直交する方向に位置されて
    そのアーム・シャフトの先端に支持され、そして、伸び
    縮みおよび回転動作を可能にするアームと、そのアーム
    の先端に組み付けられ、そして、そのチャックから取り
    出されるワークを把持する手先効果器と、そのアーム・
    シャフトおよびアームを介してその手先効果器を収納位
    置およびワーク反転位置の間に移動させるシリンダと、
    そのコンピュータ制御工作機械において、ターレットの
    あるステーションに支持されてそのチャックからそのワ
    ークを引き受けるキャリング・ピン、そのキャリング・
    ピンの先端に配置されてそのチャックから取り出される
    そのワークをそのキャリング・ピンに抜け止めするディ
    テント・デバイス、そのターレットの他のステーション
    に支持されて反転後のそのワークをそのチャックに引き
    渡す他のキャリング・ピン、その他のキャリング・ピン
    の先端に配置されてその反転されたワークをその他のキ
    ャリング・ピンの先端面に付き合わせ状態で保持するマ
    グネット・ホルダ、および、その他のキャリング・ピン
    からそのチャックにその反転されたワークを引き渡すチ
    ャッキング・デバイスで構成されるワーク取り出し機構
    とを含むコンピュータ制御工作機械に使用される自動ワ
    ーク反転装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータ制御工作機械において、チ
    ャックに関連して主軸に所定の間隔を置いて平行にさ
    れ、そして、そのチャックの前後に先端を突き出し引っ
    込め可能にされてスピンドル・ヘッドに支持されるアー
    ム・シャフトと、その主軸に直交する方向に位置されて
    そのアーム・シャフトの先端に支持され、そして、伸び
    縮みおよび回転動作を可能にするアームと、そのアーム
    の先端に組み付けられ、そして、そのチャックから取り
    出されるワークを把持する手先効果器と、そのアーム・
    シャフトおよびアームを介してその手先効果器を収納位
    置およびワーク反転位置の間に移動させるシリンダと、
    そのコンピュータ制御工作機械において、ターレットの
    あるステーションに支持されてそのチャックからそのワ
    ークを引き受けるキャリング・ピン、そのキャリング・
    ピンの先端に配置されてそのチャックから取り出される
    そのワークをそのキャリング・ピンに抜け止めするディ
    テント・デバイス、そのターレットの他のステーション
    に支持されて反転後のそのワークをそのチャックに引き
    渡す他のキャリング・ピン、その他のキャリング・ピン
    の先端に配置されてその反転されたワークをその他のキ
    ャリング・ピンの先端面に付き合わせ状態で保持するソ
    レノイド・ホルダ、および、その他のキャリング・ピン
    からそのチャックにその反転されたワークを引き渡すチ
    ャッキング・デバイスで構成されるワーク取り出し機構
    とを含むコンピュータ制御工作機械に使用される自動ワ
    ーク反転装置。
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