JP3418860B2 - 廃棄物処分方法及び廃棄物処分用ケーソン - Google Patents
廃棄物処分方法及び廃棄物処分用ケーソンInfo
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- JP3418860B2 JP3418860B2 JP15325998A JP15325998A JP3418860B2 JP 3418860 B2 JP3418860 B2 JP 3418860B2 JP 15325998 A JP15325998 A JP 15325998A JP 15325998 A JP15325998 A JP 15325998A JP 3418860 B2 JP3418860 B2 JP 3418860B2
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- waste
- caisson
- waste disposal
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処分に関す
るものである。
るものである。
【０００２】
【従来の技術】素堀の廃棄物処分場に有害な廃棄物が捨
てられ、有害物質の流出や地下水汚染などの問題が深刻
化している。素堀の廃棄物処分場において、その周辺に
影響を及ぼすことなく、素堀の廃棄物処分場から構造物
内廃棄物処分場に変換する必要がある。
てられ、有害物質の流出や地下水汚染などの問題が深刻
化している。素堀の廃棄物処分場において、その周辺に
影響を及ぼすことなく、素堀の廃棄物処分場から構造物
内廃棄物処分場に変換する必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、廃棄物を有
効に処分することにある。
効に処分することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、廃棄物が存在
する領域にケーソンを配置し、ケーソン下の廃棄物を掘
削し、開口部からケーソン内に取り込み、取り込んだ廃
棄物をケーソン内に貯蔵することを特徴とする、廃棄物
処分方法、又は、前記廃棄物処分方法において、掘削し
た廃棄物をケーソン内で廃棄物処理し、処理した廃棄物
をケーソン内に貯蔵することを特徴とする、廃棄物処分
方法、又は、ケーソン下の廃棄物を取り込む開口部と、
ケーソン内に配置され、廃棄物処理をできる廃棄物処理
プラントと、ケーソン内に配置され、廃棄物を貯蔵する
貯蔵空間とを備えることを特徴とする、廃棄物処分用ケ
ーソンにある。
する領域にケーソンを配置し、ケーソン下の廃棄物を掘
削し、開口部からケーソン内に取り込み、取り込んだ廃
棄物をケーソン内に貯蔵することを特徴とする、廃棄物
処分方法、又は、前記廃棄物処分方法において、掘削し
た廃棄物をケーソン内で廃棄物処理し、処理した廃棄物
をケーソン内に貯蔵することを特徴とする、廃棄物処分
方法、又は、ケーソン下の廃棄物を取り込む開口部と、
ケーソン内に配置され、廃棄物処理をできる廃棄物処理
プラントと、ケーソン内に配置され、廃棄物を貯蔵する
貯蔵空間とを備えることを特徴とする、廃棄物処分用ケ
ーソンにある。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【０００６】＜イ＞廃棄物の処分
素堀状態の廃棄物処分場や廃棄物が投棄された場所など
において、ケーソン工法を用いて廃棄物を処分する。例
えば、図１のように、廃棄物３が存在する場所に廃棄物
処分用ケーソン１を配置し、ケーソン１下の廃棄物３を
掘削し、ケーソン１を沈下させる。掘削・処理された廃
棄物３１は、ケーソン１内に貯蔵する。
において、ケーソン工法を用いて廃棄物を処分する。例
えば、図１のように、廃棄物３が存在する場所に廃棄物
処分用ケーソン１を配置し、ケーソン１下の廃棄物３を
掘削し、ケーソン１を沈下させる。掘削・処理された廃
棄物３１は、ケーソン１内に貯蔵する。
【０００７】＜ロ＞廃棄物処分用ケーソン
廃棄物処分用ケーソン１は、廃棄物３１を収容できる構
造を有するケーソンである。例えば、廃棄物処分用ケー
ソン１は、図１〜図２のように、下部外周に刃口１３を
備え、その内部に作業室１５の空間が形成される。作業
室１５では、掘削装置２１などで廃棄物３や掘削土を掘
削する。掘削したものを外部に移送するために底部に開
口部１６を設ける。掘削された廃棄物は、開口部１６及
び隔壁１２の内側を通る。側壁１１と内部に設けた隔壁
１２との間の空間に廃棄物を収容できる貯蔵空間１７を
備える。貯蔵空間１７に遮水シートなどの遮水層１４を
配置し、漏水を防止する。開口部１６から移送された廃
棄物は、搬送装置などで貯蔵空間１７に貯蔵される。
造を有するケーソンである。例えば、廃棄物処分用ケー
ソン１は、図１〜図２のように、下部外周に刃口１３を
備え、その内部に作業室１５の空間が形成される。作業
室１５では、掘削装置２１などで廃棄物３や掘削土を掘
削する。掘削したものを外部に移送するために底部に開
口部１６を設ける。掘削された廃棄物は、開口部１６及
び隔壁１２の内側を通る。側壁１１と内部に設けた隔壁
１２との間の空間に廃棄物を収容できる貯蔵空間１７を
備える。貯蔵空間１７に遮水シートなどの遮水層１４を
配置し、漏水を防止する。開口部１６から移送された廃
棄物は、搬送装置などで貯蔵空間１７に貯蔵される。
【０００８】＜ハ＞廃棄物処理プラント
廃棄物処分用ケーソン１に、必要に応じて廃棄物処理す
る廃棄物処理プラント２を設置する。廃棄物処理は、作
業室１５で掘削した廃棄物を減量化や無害化など一般に
行われる廃棄物の処理である。
る廃棄物処理プラント２を設置する。廃棄物処理は、作
業室１５で掘削した廃棄物を減量化や無害化など一般に
行われる廃棄物の処理である。
【０００９】廃棄物処理プラント２は、例えば、隔壁１
２内に配置し、開口部１６から移送された廃棄物を処理
して、処理した廃棄物を貯蔵空間１７に貯蔵する。廃棄
物処理プラント２は、構造的にアタッチメント方式を取
ることにより、掘進深さに合わせて上昇させることがで
きる。
２内に配置し、開口部１６から移送された廃棄物を処理
して、処理した廃棄物を貯蔵空間１７に貯蔵する。廃棄
物処理プラント２は、構造的にアタッチメント方式を取
ることにより、掘進深さに合わせて上昇させることがで
きる。
【００１０】既存の廃棄物処理プラント２とケーソンの
接合部を統一化したアタッチメント方式を採用すれば、
廃棄物処理プラントの転用が可能となるなどコストを低
減することができる。
接合部を統一化したアタッチメント方式を採用すれば、
廃棄物処理プラントの転用が可能となるなどコストを低
減することができる。
【００１１】＜ニ＞廃棄物処分方法
廃棄物処分用ケーソン１は、先ず、素堀状態の廃棄物処
分場や廃棄物が投棄された場所に設置される。ケーソン
１の作業室１５で廃棄物３を掘削装置２１で掘削し、開
口部１６を通して廃棄物処理プラント２に移送する。廃
棄物処理プラント２では、廃棄物を燃焼したり、また化
学的に処理する。処理された廃棄物は、搬送装置２２で
貯蔵空間１７に移送され、貯蔵される。ケーソン１の沈
下が進むと、廃棄物処理プラント２を上昇させて、作業
効率を高める。なお、廃棄物処理プラント２の代わり
に、廃棄物を化学的に処理する機能を設けても良い。廃
棄物の掘削から貯蔵までの廃棄物の一連の処理を無人化
することもできる。
分場や廃棄物が投棄された場所に設置される。ケーソン
１の作業室１５で廃棄物３を掘削装置２１で掘削し、開
口部１６を通して廃棄物処理プラント２に移送する。廃
棄物処理プラント２では、廃棄物を燃焼したり、また化
学的に処理する。処理された廃棄物は、搬送装置２２で
貯蔵空間１７に移送され、貯蔵される。ケーソン１の沈
下が進むと、廃棄物処理プラント２を上昇させて、作業
効率を高める。なお、廃棄物処理プラント２の代わり
に、廃棄物を化学的に処理する機能を設けても良い。廃
棄物の掘削から貯蔵までの廃棄物の一連の処理を無人化
することもできる。
【００１２】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 ＜イ＞廃棄物処分用ケーソンを用いることにより、素堀
状態で投棄された廃棄物を周辺への影響が無い状況で処
分でき、廃棄物による周辺への影響を除き、将来の環境
も安全に保つことができる。 ＜ロ＞沈設した廃棄物処分用ケーソンを将来的に地上に
構築される構造物の基礎として有効に利用することがで
きる。 ＜ハ＞廃棄物処分場跡地の有効利用を図ることができ
る。
できる。 ＜イ＞廃棄物処分用ケーソンを用いることにより、素堀
状態で投棄された廃棄物を周辺への影響が無い状況で処
分でき、廃棄物による周辺への影響を除き、将来の環境
も安全に保つことができる。 ＜ロ＞沈設した廃棄物処分用ケーソンを将来的に地上に
構築される構造物の基礎として有効に利用することがで
きる。 ＜ハ＞廃棄物処分場跡地の有効利用を図ることができ
る。
【図１】廃棄物処分用ケーソンの側面図
【図２】廃棄物処分用ケーソンの側面図の平面図
１・・・廃棄物処分用ケーソン
１１・・側壁
１２・・隔壁
１３・・刃口
１４・・遮水層
１５・・作業室
１６・・開口部
１７・・貯蔵空間
２・・・廃棄物処理プラント
２１・・掘削装置
２２・・搬送装置
３・・・廃棄物
３１・・処分された廃棄物
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B09B 1/00
E02D 23/00
Claims (3)
- 【請求項１】廃棄物が存在する領域にケーソンを配置
し、 ケーソン下の廃棄物を掘削し、開口部からケーソン内に
取り込み、 取り込んだ廃棄物をケーソン内に貯蔵することを特徴と
する、 廃棄物処分方法。 - 【請求項２】請求項１に記載の廃棄物処分方法におい
て、 掘削した廃棄物をケーソン内で廃棄物処理し、 処理した廃棄物をケーソン内に貯蔵することを特徴とす
る、 廃棄物処分方法。 - 【請求項３】ケーソン下の廃棄物を取り込む開口部と、 ケーソン内に配置され、廃棄物処理をできる廃棄物処理
プラントと、 ケーソン内に配置され、廃棄物を貯蔵する貯蔵空間とを
備えることを特徴とする、 廃棄物処分用ケーソン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15325998A JP3418860B2 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 廃棄物処分方法及び廃棄物処分用ケーソン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15325998A JP3418860B2 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 廃棄物処分方法及び廃棄物処分用ケーソン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11347510A JPH11347510A (ja) | 1999-12-21 |
| JP3418860B2 true JP3418860B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=15558554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15325998A Expired - Fee Related JP3418860B2 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 廃棄物処分方法及び廃棄物処分用ケーソン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3418860B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006116373A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Shiraishi Corp | 汚染土壌の封じ込め方法と入れ替え及び浄化処理方法ならびに浄化処理設備 |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP15325998A patent/JP3418860B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11347510A (ja) | 1999-12-21 |
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