JP3417996B2 - 絶縁基板における良否選別装置 - Google Patents

絶縁基板における良否選別装置

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリントヘッ
ド等に使用される絶縁基板を、素材基板をブレイクする
ことによって製造する場合において、この絶縁基板にク
ラックが入っているか否かの良否を選別するための装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、サーマルプリントヘッドの製造
は、図1に示すように、一つのサーマルプリントヘッド
を構成する棒状の絶縁基板A1の複数枚を一体的に連ね
て成る素材基板Aを使用し、この素材基板Aにおける各
絶縁基板A1の表面に、発熱抵抗体及び当該発熱抵抗体
に対する各種の電極配線パターンを形成したのち、この
素材基板Aを、ブレイク線B2に沿って棒状の各絶縁基
板A1ごとにブレイクする順序で行われる。 【0003】また、チップ抵抗器の製造は、図2に示す
ように、表面に縦方向のブレイク線B1と横方向のブレ
イク線B2とを格子状の刻設して成る素材基板Bを使用
し、この素材基板Bの表面に各チップ抵抗器B5におけ
る抵抗膜を形成したのち、前記素材基板Bを、その縦方
向の各ブレイク線B1に沿って棒状絶縁基板B3にブレ
イクし、次いで、この絶縁基板B3における左右両長手
側面B3′,B3″に、各チップ抵抗器B5における側
面電極膜B4を形成したのち、この棒状の絶縁基板B3
を、その横方向の各ブレイク線B2に沿って各チップ抵
抗器B5ごとにブレイクする順序で行われる。 【0004】ところで、前記したように、素材基板A,
Bを、棒状の絶縁基板A1,B3にブレイクした場合、
この棒状の絶縁基板A1,B3には、細かいクラックが
当該棒状の絶縁基板A1,B3を横断する方向に延びる
ように入る場合があるから、素材基板からブレイクした
棒状の絶縁基板A1,B3を次の工程に移行した場合
に、当該棒状の絶縁基板A1,B3が、前記クラックの
箇所から折れる事態が発生することになる。 【0005】そこで、従来は、素材基板A,Bからブレ
イクした棒状の絶縁基板A1,B3は、これを、図7及
び図8に示すように、左右一対のベルト1,2の上面間
に、並べて載せた状態で移送する途中において、各棒状
の絶縁基板A1,B3の略中央部に対して、ノズル3か
らの圧縮空気の吹き付けで適宜の荷重をかけることによ
り、クラックの入っている絶縁基板A1,B3を、図8
に二点鎖線で示すように、そのクラックの箇所から折っ
て、両ベルト1,2から落下・除去するようにしてい
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のよ
うに、ブレイクした各絶縁基板を、一対のベルトの上面
に並べて移送する途中に、この絶縁基板の略中央部に対
して圧縮空気を吹き付ける方法では、複数の各絶縁基板
について常に同じ荷重をかけることができないから、絶
縁基板にクラックが入っているにもかかわらず、この絶
縁基板をクラックの箇所で折ることができず、換言する
と、クラックの入っている絶縁基板を選択的に除去する
ことができないことが多発すると言う問題があった。 【0007】しかも、従来の方法では、クラックの入っ
ている絶縁基板が圧縮空気の吹き付けにて折るときの反
動によって、両ベルトの上面における他の絶縁基板の並
びが乱されたり、或いは、折れた絶縁基板の破片が、隣
接する他の絶縁基板の上面に乗ったりすると言う問題も
あった。本発明は、このような問題を招来することな
く、クラックの入っている絶縁基板を確実に除去できる
ようにした選別装置を提供することを技術的課題とする
ものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「素材基板からブレイクした絶縁基板
を上面に並べた状態で移送する左右一対のベルトを備
え、この両ベルトの左右両側に、その上面における絶縁
基板に向かって前進動する往復動式のワーク位置決め部
材を各々配設する一方、前記両ワーク位置決め部材の上
方に、前記絶縁基板のうち両ベルトの間の部位を下向き
に押圧するようにした上下動式のワーク押さえ部材を配
設する。」と言う構成にした。 【0009】 【作 用】この構成において、両ベルトによって移送
される絶縁基板が、両ワーク位置決め部材の箇所に来る
と、両ワーク位置決め部材が前進動することにより、前
記絶縁基板を、その長手方向から挟み付ける。次いで、
この両ワーク位置決め部材の上方に配設したワーク押さ
え部材が下降動して、前記絶縁基板のうち両ベルトの間
の部分を下向きに押圧することにより、この絶縁基板
は、その弾性に抗して下向き凸状に湾曲変形される。 【0010】このとき、前記絶縁基板にクラックが入っ
ていない場合、当該絶縁基板は、前記の湾曲変形に充分
に耐えて折れることはなく、従って、両ベルトから除去
されることなく、両ベルトに乗ったままの状態で送り出
されるのであるが、前記絶縁基板にクラックが入ってい
る場合、当該絶縁基板は、前記の湾曲変形により、その
クラックの箇所で折れて下方に落下することになる。 【0011】そこで、前記ワーク押さえ部材の下降動を
規制することにより、各絶縁基板の湾曲変形寸法を、各
絶縁基板の各々について略同じに揃えることができるか
ら、クラックの入っている絶縁基板を、選択的に両ベル
トから確実に除去するように選別できるのである。しか
も、前記各絶縁基板に対する湾曲変形を、当該絶縁基板
を両ワーク位置決め部材によって長手方向から挟み付け
て、この状態でワーク押さえ部材の下降動によって行う
ものであるから、絶縁基板の湾曲変形に際して、これに
隣接する他の絶縁基板の並びを乱すことがないのであ
る。 【0012】その上、前記ワーク押さえ部材の下降動に
よる湾曲変形によって折れた絶縁基板は、上方に跳ね上
がることが前記ワーク押さえ部材によって阻止された状
態で、直ちに落下することになるから、折れるときの反
動によって、他の絶縁基板の並びを乱したり、或いは、
折れた絶縁基板の破片が、隣接する他の絶縁基板の上面
に乗ったりすることを確実に防止できるのである。 【0013】 【発明の効果】このように、本発明によると、素材基板
よりブレイクされた各絶縁基板を、両ベルトの上面に載
せた状態で移送するに際して、各絶縁基板のうちクラッ
クが入っている絶縁基板を、前記両ベルトから選択的に
除去することを、他の絶縁基板の並びを乱したり、或い
は、他の絶縁基板の上面に絶縁基板の破片が乗ったりす
ることなく、確実に達成できるから、その後における工
程に、クラックの入った絶縁基板が送られることを大幅
に低減できると共に、その工程に絶縁基板を、並べた状
態で且つ一枚ずつ確実に送り込むことができる効果を有
する。 【0014】 【実施例】以下、本発明の実施例を、図3〜図6の図面
について説明する。この図において符号11,12は、
二つのガイドローラ13,14の間に略水平に巻掛けし
た左右一対のエンドレスベルトを示し、この両エンドレ
スベルト11,12は、その上面に載せた素材基板Aを
矢印の方向に適宜速度で移送するもので、その下面に
は、当該両エンドレスベルト11,12を支持するガイ
ド部材15,16が配設されている。 【0015】前記両エンドレスベルト11,12の途中
には、小径ローラ17と、大径ローラ18とを配設し
て、この両ローラ17,18にて前記素材基板Aを挟み
付けることにより、前記素材基板Aを、その縦方向の各
ブレイク線A2に沿って棒状の絶縁基板A1ごとにブレ
イクするように構成する。そして、前記大径ローラ18
と前記一方のガイドローラ14との間の部位には、前記
両エンドレスベルト11,12の左右両側に、その上面
における絶縁基板A1に向かって前進動する往復動式の
ワーク位置決め部材19,20を各々配設する一方、前
記両ワーク位置決め部材19,20の上方に、前記絶縁
基板A1のうち両エンドレスベルト11,12の間の部
位を下向きに押圧するようにした上下動式のワーク押さ
え部材21を配設する。 【0016】なお、前記ワーク押さえ部材21の下面に
は、下面を円弧面21a′に形成した弾性体21aが張
設されている。この構成において、両エンドレスベルト
11,12の上面に乗って移送される素材基板Aは、小
径ローラ17及び大径ローラ18の箇所において、縦方
向の各ブレイク線A2に沿って棒状の絶縁基板A1ごと
にブレイクされ、このブレイクされた各絶縁基板A1
は、両エンドレスベルト11,12の上面に乗った状態
で前記小径ローラ17及び大径ローラ18の箇所から前
方に送り出される。 【0017】そして、前記絶縁基板A1が、両ワーク位
置決め部材19,20の箇所に来ると、両ワーク位置決
め部材19,20が互いに前進動することにより、前記
絶縁基板A1を、その長手方向から挟み付ける。次い
で、この両ワーク位置決め部材19,20の上方に配設
したワーク押さえ部材21が下降動して、前記絶縁基板
A1のうち両エンドレスベルト11,12の間の部分を
下向きに押圧することにより、この絶縁基板A1は、図
6に示すように、その弾性に抗して下向き凸状に湾曲変
形される。 【0018】このとき、前記絶縁基板A1にクラックが
入っていない場合、当該絶縁基板A1は、前記の湾曲変
形に充分に耐えて折れることはなく、従って、両エンド
レスベルト11,12から除去されることなく、両エン
ドレスベルト11,12に乗ったままの状態で送り出さ
れるのであるが、前記絶縁基板A1にクラックが入って
いる場合、当該絶縁基板A1は、前記の湾曲変形によ
り、図6に二点鎖線で示すように、そのクラックの箇所
で折れて下方に落下することになる。 【0019】そこで、前記ワーク押さえ部材21の下降
動を規制することにより、各絶縁基板A1の湾曲変形寸
法Sを、各絶縁基板A1の各々について略同じに揃える
ことができるから、クラックの入っている絶縁基板を、
選択的に両エンドレスベルト11,12から確実に除去
するように選別できるのである。この場合において、前
記各絶縁基板A1に対する湾曲変形を、当該絶縁基板A
1を両ワーク位置決め部材19,20によって長手方向
から挟み付けて、この状態でワーク押さえ部材21の下
降動によって行うものであるから、絶縁基板A1の湾曲
変形に際して、これに隣接する他の絶縁基板A1の並び
を乱すことがないのであり、また、前記ワーク押さえ部
材21の下降動による湾曲変形によって折れた絶縁基板
は、上方に跳ね上がることが前記ワーク押さえ部材21
によって阻止された状態で、直ちに落下することになる
から、折れるときの反動によって、他の絶縁基板A1の
並びを乱したり、或いは、折れた絶縁基板の破片が、隣
接する他の絶縁基板A1の上面に乗ったりすることを確
実に防止できるのである。 【0020】なお、前記ワーク押さえ部材21の下面
に、下面を円弧面21a′に形成した弾性体21aが張
設することにより、このワーク押さえ部材21の下降動
によって絶縁基板A1を湾曲変形したときにおいて、こ
の絶縁基板A1の上面に対して、前記下面を円弧面21
a′に形成した弾性体21aが密着することになるか
ら、絶縁基板A1が折れたときにおいて周囲の飛散する
ことを更に低減できると共に、折れた絶縁基板A1をよ
り速やかに落下することができる利点がある。 【0021】また、本発明は、図2に示すように、チッ
プ抵抗器の製造用の素材基板Bを、縦方向のブレイク線
B1に沿って棒状の絶縁基板B3にブレイクした場合に
も適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】 【図1】サーマルプリントヘッドの製造に使用する素材
基板の斜視図である。 【図2】チップ抵抗器の製造に使用する素材基板の斜視
図である。 【図3】本発明の実施例を示す斜視図である。 【図4】図3のIV−IV視拡大断面図である。 【図5】図3のV−V視拡大断面図である。 【図6】図5の作用状態を示す図である。 【図7】従来の装置を示す斜視図である。 【図8】図7のVIII−VIII視拡大断面図である。 【符号の説明】 11,12 エンドレスベルト 13,14 ガイドローラ 15,16 ガイド部材 17 ブレイク用小径ローラ 18 ブレイク用大径ローラ 19,20 ワーク位置決め部材 21 ワーク押さえ部材 21a 弾性体 21a′ 円弧面

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】素材基板からブレイクした絶縁基板を上面
    に並べた状態で移送する左右一対のベルトを備え、この
    両ベルトの左右両側に、その上面における絶縁基板に向
    かって前進動する往復動式のワーク位置決め部材を各々
    配設する一方、前記両ワーク位置決め部材の上方に、前
    記絶縁基板のうち両ベルトの間の部位を下向きに押圧す
    るようにした上下動式のワーク押さえ部材を配設したこ
    とを特徴とする絶縁基板における良否選別装置。
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