JP3417117B2 - 無停電電源装置の保守方法 - Google Patents

無停電電源装置の保守方法

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JP3417117B2
JP3417117B2 JP01888595A JP1888595A JP3417117B2 JP 3417117 B2 JP3417117 B2 JP 3417117B2 JP 01888595 A JP01888595 A JP 01888595A JP 1888595 A JP1888595 A JP 1888595A JP 3417117 B2 JP3417117 B2 JP 3417117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商用電源等の交流電
源或いはこの交流電源に対するバックアップ用バッテリ
からの電力供給を受けてその負荷に所要の定周波定電圧
の交流電力を給電する無停電電源装置を対象とし、負荷
給電の継続状態にて、前記バッテリ或いは主回路開閉用
半導体素子等を冷却するファン等の有限寿命部品の点
検,交換等を行う無停電電源装置の保守方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、無停電電源装置(以下UPSと
略称する)において点検或いは交換等の保守の対象をな
すものとして、有限寿命部品であるバッテリ或いは冷却
ファン等があり、何れも所定サイクルでの保守を必要と
するものである。上記の如きバッテリ或いは冷却ファン
等を対象とする従来のUPSの保守方法としては、負荷
給電停止状態で行う第1の方法と、負荷給電継続状態で
行う第2の方法とが知られている。以下、前記の両方法
に関し図3と図4の両主回路図に従って説明する。
【0003】先ず、図3は、前記第1の方法がその対象
となすUPSの主回路図の例示であり、1は整流装置、
2は整流装置1の出力電圧を受けてこれを所要の定周波
数・定電圧の交流電圧に変換するインバータ、3は負荷
への給電経路切換手段としての交流スイッチである。こ
こに、交流スイッチ3は、インバータ2から負荷へのイ
ンバータ給電経路と商用電源等の交流電源から負荷への
直送給電経路のそれぞれに直列に挿入されたサイリスタ
群SW11とSW12,SW21とSW22とがそれぞれ対をな
して逆並列された2組の交流スイッチ要素により構成さ
れたものであり、前記両スイッチ要素は交流給電経路の
切り換えに関して相互に共役の開閉動作をなすものであ
る。
【0004】また、4は、バッテリスイッチSWBを介
して整流装置1とインバータ2間の直流中間母線に接続
されたバッテリであり、整流装置1により充電されると
共に前記交流電源の停電時にはインバータ2に対する直
流電源として機能する。更に、5は電源スイッチSWF
を介して交流出力母線に接続された冷却ファンであり、
Fは整流装置1の出力電圧平滑用のコンデンサであ
る。
【0005】なお、前記負荷は図示の交流出力端子の外
部に接続されるものであるが、図中その表示を省略す
る。ここに前記第1の方法は、図3に例示する主回路構
成をなすUPSにおいて、バッテリ4或いは冷却ファン
5の保守を、交流スイッチ3を経由するインバータ給電
経路と前記交流電源からの直送給電経路両者の開路操作
を含め前記UPSの運転を全体として停止し,且つ前記
のSWB,SWF両スイッチの開路状態において、即ち前
記負荷への給電停止状態にて行うものである。
【0006】次に、図4は、前記第2の方法がその対象
となすUPSの主回路図の例示であり、図3に例示する
主回路構成に対して保守用バイパス回路6を加えたもの
である。図示の如く保守用バイパス回路6は遮断器CB
1〜CB3より成り、遮断器CB1の閉路により、図3に
例示するUPSを完全にバイパスして前記交流電源から
負荷へ給電する直送給電経路を形成するものとなる。
【0007】ここに前記第2の方法は、図4に例示する
主回路構成をなすUPSにおいて、交流スイッチ3を経
由する負荷給電経路をインバータ給電経路から交流電源
直送給電経路へ強制的に切り換えると共に、遮断器CB
1を閉路して保守用バイパス回路6を前記直送給電経路
と重複して閉路状態となし、続いて交流スイッチ3にお
いて前記直送給電経路を開路状態となして前記負荷への
給電を保守用バイパス回路6を経由する直送給電のみと
なし、この状態で、従って、前記負荷への給電継続状態
で、バッテリ4或いは冷却ファン5の点検,交換を行う
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
如きUPSにおけるバッテリ或いは冷却ファン等に関す
る従来の保守方法は、その第1の方法においては、負荷
への給電を停止した状態で行う必要があり、またその第
2の方法においては、負荷への給電停止を要しないが、
例えば、前記の遮断器CB1等から成る保守用バイパス
回路6の如き交流電源から負荷への直送給電用バイパス
回路の重複設置を要する。
【0009】また、前記の交流スイッチ3或いは保守用
バイパス回路6の如く各種開閉素子より成る負荷への交
流電源直送給電経路が、i)電力変換装置を周波数変換
装置として機能させるために周波数の異なる交流電源と
負荷間の直接給電が不能である、ii)交流入力電圧の
変動又は歪みが大なるため不安定な交流電源から負荷へ
の直接給電が不能である、等の理由により設置不能の場
合においては、前記第1の方法と同様、前記所要の保守
を負荷への給電停止状態で行う必要がある。
【0010】上記に鑑みこの発明は、そのバッテリ或い
は冷却ファン等の点検交換等をなすUPS保守方法に関
し、負荷給電継続を可能とし且つ上記の如き保守用バイ
パス回路の追加を必要としないUPS保守方法の提供を
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のUPS(即ち無停電電源装置)の保守方
法において、 1)請求項1の発明は、交流入力を整流する整流装置
と、この整流装置の出力電圧を受けこれを所定の定電圧
・定周波数の交流電圧に変換するインバータと、このイ
ンバータと前記整流装置間の直流中間母線に接続された
バッテリ等とをその主回路構成要素となす無停電電源装
置における前記バッテリの保守方法であって、前記のバ
ッテリと直流中間母線との間を開閉するバッテリスイッ
チと、このバッテリスイッチを通るバッテリ充放電電流
を検出する電流検出手段と、前記のバッテリスイッチを
その開閉許容状態となしてこれに開閉指令すると共に、
前記直流中間母線より解列状態にあるバッテリをこの直
流中間母線に対して接続可能状態となして接続指令する
整流装置制御手段と、を設け、前記バッテリの保守時に
は、前記の整流装置制御手段により、前記電流検出手段
によるバッテリ充放電電流の検出値が前記バッテリスイ
ッチの開閉許容値以下であるか否かの比較演算を行い、
前記電流検出値がその許容値より大であれば、前記バッ
テリ電流の充放電極性に応じて前記整流装置に対しその
出力電圧の増減指令を与え前記充放電電流の検出値を前
記開閉許容値以下となし、この状態において前記バッテ
リスイッチに対する開路指令を出力し、前記バッテリス
イッチを開路して前記バッテリを前記直流中間母線より
解列の後、点検或いは交換等所要処置後のバッテリを前
記直流中間母線との接続可能状態として前記バッテリス
イッチの再閉路によりこの直流中間母線へ接続し、以
後、必要に応じて前記整流装置の出力電圧を所要値に調
整し、前記バッテリに対する所要の保守作業をインバー
タから負荷に対する給電継続状態にて行うものとする。
【0012】2)請求項2の発明は、交流入力を整流す
る整流装置と、この整流装置の出力電圧を受けこれを所
定の定電圧・定周波数の交流電圧に変換するインバータ
と、このインバータと前記整流装置間の直流中間母線に
接続されたバッテリ等とをその主回路構成要素となす無
停電電源装置における前記バッテリの保守方法であっ
て、前記のバッテリと直流中間母線との間を開閉するバ
ッテリスイッチと、このバッテリスイッチを通るバッテ
リ充放電電流を検出する電流検出手段と、前記のバッテ
リスイッチをその開閉許容状態となしてこれに開閉指令
すると共に、前記直流中間母線より解列状態にあるバッ
テリをこの直流中間母線に対して接続可能状態となして
接続指令する整流装置制御手段と、を設け、前記バッテ
リの保守時には、前記の整流装置制御手段により、開閉
許容状態となされた前記バッテリスイッチを開路して前
記バッテリを前記直流中間母線より解列の後、点検或い
は交換等所要処置後のバッテリの端子電圧と前記直流中
間母線の母線電圧との比較演算を行い、前記両電圧が等
しくなければ、前記電圧差の正負極性に応じて前記整流
装置に出力電圧の増減指令を与え前記両電圧を等しくな
し、この状態において前記バッテリスイッチに対する閉
路指令を出力し、前記バッテリスイッチの再閉路により
この直流中間母線へ接続し、以後、必要に応じて前記整
流装置の出力電圧を所要値に調整し、前記バッテリに対
する所要の保守作業をインバータから負荷に対する給電
継続状態にて行うものとする。
【0013】3)請求項3の発明は、交流入力を整流す
る整流装置と、この整流装置の出力電圧を受けこれを所
定の定電圧・定周波数の交流電圧に変換するインバータ
と、このインバータと前記整流装置間の直流中間母線に
接続されたバッテリ等とをその主回路構成要素となす無
停電電源装置における前記バッテリの保守方法であっ
て、前記のバッテリと直流中間母線との間を開閉するバ
ッテリスイッチと、このバッテリスイッチを通るバッテ
リ充放電電流を検出する電流検出手段と、前記のバッテ
リスイッチをその開閉許容状態となしてこれに開閉指令
すると共に、前記直流中間母線より解列状態にあるバッ
テリをこの直流中間母線に対して接続可能状態となして
接続指令する整流装置制御手段と、を設け、前記バッテ
リの保守時には、前記の整流装置制御手段により、開閉
許容状態となされた前記バッテリスイッチを開路して前
記バッテリを前記直流中間母線より解列の後、点検或い
は交換等所要処置後のバッテリの端子電圧と前記直流中
間母線の母線電圧との比較演算を行い、前記両電圧の差
電圧が零を含む所定の許容値以下の値でなければ、前記
電圧差の正負極性に応じて前記整流装置に出力電圧の増
減指令を与え前記両電圧の差電圧を零を含む所定の許容
値以下の値となし、この状態において前記バッテリスイ
ッチに対する閉路指令を出力し、前記バッテリスイッチ
の再閉路によりこの直流中間母線へ接続し、以後、必要
に応じて前記整流装置の出力電圧を所要値に調整し、前
記バッテリに対する所要の保守作業をインバータから負
荷に対する給電継続状態にて行うものとする。
【0014】
【作用】この発明は、整流装置と、インバータと、交流
電源停電時のインバータ用バックアップ電源をなすバッ
テリ等とをその主回路の基本構成要素となすUPSにお
けるバッテリの点検,交換等の保守に関し、交流電源か
ら負荷への直送給電経路を設けていない場合を対象とす
るものであり、整流装置とインバータとによる負荷給電
の継続中に、整流装置制御手段により、前記バッテリス
イッチをその開路許容状態となしてこれを開路し、直流
中間母線からの解列状態において前記バッテリに関する
点検或いは交換等所定の保守作業を行い、更にこの作業
により前記直流母線から解列状態にあるバッテリをその
充電電圧の調整確認後に前記直流中間母線に再接続させ
るものであり、前記の保守作業中に交流電源停電の発生
がない限り、負荷給電を停止することなく、前記バッテ
リに関する所定の保守作業を可能となすものである。
【0015】請求項1の発明は、前記のUPS保守方法
における前記バッテリスイッチの開路許容状態形成に関
するものであり、その開路電流を所定の許容値以下とし
て前記バッテリスイッチの接点損傷を避けるため、この
スイッチを通過するバッテリ充放電電流の電流検出手段
による検出値が前記許容値以下であるか否かの比較演算
をなすと共に、若し、前記電流検出値が前記許容値より
大であれば、前記バッテリ電流の充放電状態に応じて、
前記整流装置に対しその出力電圧の増減指令を与えて前
記の充放電電流をその許容値以下の値となし、この状態
において前記バッテリスイッチに対する開路指令を出力
するものである。
【0016】請求項2の発明は、前記のUPS保守方法
における直流中間母線から解列状態にあるバッテリのこ
の直流中間母線への接続可能状態形成に関するものであ
り、解列状態にある前記バッテリの端子電圧が前記直流
中間母線の母線電圧と等しいか否かの比較演算をなすと
共に、若し前記両電圧が等しくなければ、前記電圧差の
正負極性に応じて、前記整流装置に対しその出力整流電
圧の増減指令を与えて前記両電圧を等しくなし、この状
態において前記バッテリスイッチに対する閉路指令を出
力するものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項2の発明の前記
のバッテリ端子電圧と直流中間母線電圧との差電圧を零
となすことに代え、前記差電圧を零を含む所定の許容値
以下の値となすものであり、解列状態にあるバッテリの
前記直流中間母線への接続時突入電流を所定値以下に制
限し、前記バッテリ接続操作の簡易化を図るものであ
る。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1の主回路図
と、図2のフローチャートとに従って説明する。先ず、
図1はこの発明の実施例を示すUPSの主回路図であ
り、従来技術の実施例を例示する図3のUPS主回路図
から交流スイッチ3を取り去り、負荷給電経路をインバ
ータ給電経路のみとなし、そのバイパス経路をなす交流
電源から負荷への直送給電経路を設置しないものであ
る。また、バッテリスイッチSWBを通過するバッテリ
充放電電流を検出する電流検出手段としての直流変流器
DCCTと、整流装置1の出力電圧制御を介し,スイッ
チSWBをその開路許容状態となしこれに開路指令する
と共に,整流装置1の出力母線即ち直流中間母線より解
列状態にあるバッテリをこの直流中間母線に対して接続
可能状態となして接続指令する整流装置制御手段として
の整流装置制御回路8と、を設けたものである。
【0019】また、図1に示すUPS主回路構成におけ
るバッテリ4の保守は整流装置制御回路8により、図2
に示すフローチャートに従って下記の如く行われる。こ
こに、スイッチSWBの開路操作は、DCCTによるバ
ッテリ充放電電流の検出値IBがスイッチSWBの開路許
容電流値IBP以下である場合即ちIB≦IBPの場合(IB
≦IBP?YES)を以てスイッチSWBの開路許容状態とな
し、若し、IB>IBPであり(IB≦IBP?NO)であり,
且つ前記IBが充電状態にあれば(IB>0の状態と規
定)前記のIB≦IBPの状態となるまで整流装置1の出
力電圧VCの低減制御を行い、同様に、IB>IBP(IB
≦IBP?NO)であり,且つ前記IBが放電状態にあれば
(IB<0の状態と規定)、前記許容状態IB≦IBPとな
るまで整流装置1の出力電圧VCの増大制御を行い、前
記許容状態においてスイッチSWBの開路(OFF)指令を
なすものである。
【0020】上記各種操作の結果スイッチSWB の開路
(OFF)がなされると、バッテリ4の直流中間母線からの
解列状態での点検交換等所定の保守がなされる。次に、
所定の保守がなされ母線解列状態にあるバッテリの前記
直流中間母線への再接続操作に関しては、以下の操作が
なされる。ここに、前記バッテリの充電電圧VBと前記
直流中間母線の母線電圧,即ち整流装置1の出力電圧V
Cとが等しい状態(VC=VB?YES)を以て前記の母線解
列状態にあるバッテリの前記直流中間母線への再接続許
容状態となすものであり、若し、VB>VCならば(VB
−VC>0?YES)、VC=VBの状態となるまで整流装置
1の出力電圧VCの増大制御を行い、同様に、VB<VC
ならばVC=VBの状態となるまで整流装置1の出力電圧
Cの低減制御を行い、前記VC=VBの許容状態におい
て、スイッチSWBの閉路(ON)により、母線解列状態に
ある前記バッテリの前記直流中間母線への再接続を行
い、更に、前記の再接続操作に関連して前記電圧VC
その定格値VCNと異なっておれば、前記電圧VCのその
定格値VCNへの調整がなされ、負荷給電の継続状態で前
記バッテリに関する所定の保守作業を完了する。
【0021】なお、前記の母線解列状態にあるバッテリ
の前記直流中間母線への再接続操作にしては、前記の再
接続許容条件VC=VBに代えて、所定の差電圧ΔVB
対し、0≦|VB−VC|≦ΔVBを所要の再接続許容条
件となすものである。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、交流入力を整流する
整流装置と、この整流装置の出力電圧を入力とするイン
バータと、交流電源停電時のインバータ用バックアップ
電源をなすバッテリと、をその主回路の基本構成要素と
なすUPSを対象とし、前記のバッテリ或いは電力用半
導体素子冷却ファン等の有限寿命部品の点検,交換等の
保守方法に関し、交流電源から負荷への直送給電経路を
設けていない場合を対象とし、前記の整流装置とインバ
ータとによる前記負荷への給電継続中に、整流装置制御
手段により、前記バッテリを直流中間母線に接続するバ
ッテリスイッチをその開路許容状態となしてこれを開路
し、母線解列状態となされた前記のバッテリに関する所
定の保守作業の完了後に、この母線解列状態にあるバッ
テリを前記直流中間母線との再接続可能状態にし前記バ
ッテリスイッチの再閉路によりこの直流中間母線へ再接
続し、以後必要に応じ前記整流装置の出力電圧を所要値
に調整させることにより、前記負荷への給電を中断する
ことなく、更には、前述の従来技術におけるが如き遮断
器等からなる交流電源直送給電用の保守用バイパス回路
等を重複設置することなく、簡易な制御回路追加をなす
ことのみで、前記UPSに関する所要の保守を行うこと
が可能となる。
【0023】また、請求項1の発明による如く、前記バ
ッテリスイッチを通過するバッテリ充放電電流を、前記
整流装置の出力電圧自動調整を介し、前記バッテリスイ
ッチの開閉許容値以下に自動調整することにより、ま
た、請求項2の発明による如く、前記直流中間母線から
解列状態にあるバッテリに関し、直流中間母線電圧即ち
前記整流装置の出力電圧を前記バッテリの端子電圧と等
しくなす如く自動調整することにより、また、請求項3
の発明による如く、請求項2の発明における直流中間母
線電圧とバッテリ端子電圧とを同一化する電圧調整に代
えて、両電圧間の差電圧を零を含む所定の許容値以内の
値となす電圧調整を行うことにより、整流装置制御手段
による諸調整動作の円滑な自動化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す無停電電源装置(UP
S)の主回路図
【図2】この発明の実施例における動作フローチャート
【図3】従来技術の第1の実施例を示すUPSの主回路
【図4】従来技術の第2の実施例を示すUPSの主回路
【符号の説明】
1 整流装置 2 インバータ 3 交流スイッチ 4 バッテリ 5 冷却ファン 6 保守用バイパス回路 8 整流装置制御回路 CF 平滑コンデンサ CBn 遮断器(n=1,2,3 ) DCCT 直流変流器 SWB バッテリスイッチ SWF 冷却ファン5の電源スイッチ SWm サイリスタ(m=11,12,21,22)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流入力を整流する整流装置と、この整流
    装置の出力電圧を受けこれを所定の定電圧・定周波数の
    交流電圧に変換するインバータと、このインバータと前
    記整流装置間の直流中間母線に接続されたバッテリ等と
    をその主回路構成要素となす無停電電源装置における前
    記バッテリの保守方法であって、前記のバッテリと直流
    中間母線との間を開閉するバッテリスイッチと、このバ
    ッテリスイッチを通るバッテリ充放電電流を検出する電
    流検出手段と、前記のバッテリスイッチをその開閉許容
    状態となしてこれに開閉指令すると共に、前記直流中間
    母線より解列状態にあるバッテリをこの直流中間母線に
    対して接続可能状態となして接続指令する整流装置制御
    手段と、を設け、前記バッテリの保守時には、前記の整
    流装置制御手段により、前記電流検出手段によるバッテ
    リ充放電電流の検出値が前記バッテリスイッチの開閉許
    容値以下であるか否かの比較演算を行い、前記電流検出
    値がその許容値より大であれば、前記バッテリ電流の充
    放電極性に応じて前記整流装置に対しその出力電圧の増
    減指令を与え前記充放電電流の検出値を前記開閉許容値
    以下となし、この状態において前記バッテリスイッチに
    対する開路指令を出力し、前記バッテリスイッチを開路
    して前記バッテリを前記直流中間母線より解列の後、点
    検或いは交換等所要処置後のバッテリを前記直流中間母
    線との接続可能状態として前記バッテリスイッチの再閉
    路によりこの直流中間母線へ接続し、以後、必要に応じ
    て前記整流装置の出力電圧を所要値に調整し、前記バッ
    テリに対する所要の保守作業をインバータから負荷に対
    する給電継続状態にて行うことを特徴とする無停電電源
    装置の保守方法。
  2. 【請求項2】交流入力を整流する整流装置と、この整流
    装置の出力電圧を受けこれを所定の定電圧・定周波数の
    交流電圧に変換するインバータと、このインバータと前
    記整流装置間の直流中間母線に接続されたバッテリ等と
    をその主回路構成要素となす無停電電源装置における前
    記バッテリの保守方法であって、前記のバッテリと直流
    中間母線との間を開閉するバッテリスイッチと、このバ
    ッテリスイッチを通るバッテリ充放電電流を検出する電
    流検出手段と、前記のバッテリ スイッチをその開閉許容
    状態となしてこれに開閉指令すると共に、前記直流中間
    母線より解列状態にあるバッテリをこの直流中間母線に
    対して接続可能状態となして接続指令する整流装置制御
    手段と、を設け、前記バッテリの保守時には、前記の整
    流装置制御手段により、開閉許容状態となされた前記バ
    ッテリスイッチを開路して前記バッテリを前記直流中間
    母線より解列の後、点検或いは交換等所要処置後のバッ
    テリの端子電圧と前記直流中間母線の母線電圧との比較
    演算を行い、前記両電圧が等しくなければ、前記電圧差
    の正負極性に応じて前記整流装置に出力電圧の増減指令
    を与え前記両電圧を等しくなし、この状態において前記
    バッテリスイッチに対する閉路指令を出力し、前記バッ
    テリスイッチの再閉路によりこの直流中間母線へ接続
    し、以後、必要に応じて前記整流装置の出力電圧を所要
    値に調整し、前記バッテリに対する所要の保守作業をイ
    ンバータから負荷に対する給電継続状態にて行うことを
    特徴とする無停電電源装置の保守方法。
  3. 【請求項3】交流入力を整流する整流装置と、この整流
    装置の出力電圧を受けこれを所定の定電圧・定周波数の
    交流電圧に変換するインバータと、このインバータと前
    記整流装置間の直流中間母線に接続されたバッテリ等と
    をその主回路構成要素となす無停電電源装置における前
    記バッテリの保守方法であって、前記のバッテリと直流
    中間母線との間を開閉するバッテリスイッチと、このバ
    ッテリスイッチを通るバッテリ充放電電流を検出する電
    流検出手段と、前記のバッテリスイッチをその開閉許容
    状態となしてこれに開閉指令すると共に、前記直流中間
    母線より解列状態にあるバッテリをこの直流中間母線に
    対して接続可能状態となして接続指令する整流装置制御
    手段と、を設け、前記バッテリの保守時には、前記の整
    流装置制御手段により、開閉許容状態となされた前記バ
    ッテリスイッチを開路して前記バッテリを前記直流中間
    母線より解列の後、点検或いは交換等所要処置後のバッ
    テリの端子電圧と前記直流中間母線の母線電圧との比較
    演算を行い、前記両電圧の差電圧が零を含む所定の許容
    値以下の値でなければ、前記電圧差の正負極性に応じて
    前記整流装置に出力電圧の増減指令を与え前記両電圧の
    差電圧を零を含む所定の許容値以下の値となし、この状
    態において前記バッテリスイッチに対する閉路指令を出
    力し、前記バッテリスイッチの再閉路によりこの直流中
    間母線へ接続し、以後、必要に応じて前記整流装置の出
    力電圧を所要値に調整 し、前記バッテリに対する所要の
    保守作業をインバータから負荷に対する給電継続状態に
    て行うことを特徴とする無停電電源装置の保守方法。
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