JP3414752B2 - 非イオン性界面活性剤を含有する活性成分担体、並びに、特に食品、化粧品及び薬品におけるその使用 - Google Patents
非イオン性界面活性剤を含有する活性成分担体、並びに、特に食品、化粧品及び薬品におけるその使用Info
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Description
成分担体、並びに、特に食品、化粧品及び製薬分野にお
けるその使用に関する。
体の中にカプセル封入した組成物、特に食品用、化粧品
用又は薬用の組成物、及び、その製造方法にも関する。
を保護したり、この化合物の外部媒体への放出条件を制
御したりする必要が不可欠であることが知られている。
性成分をマイクロカプセルに封入する方法が挙げられ
る。このカプセル封入は、活性成分が、保存中や製品の
製造中に、更にはその消費中に、揮発し周囲に拡散する
のを減少させることを目的とする。
中に均一に分布させることによって、活性成分の使用を
容易にすることもできる。
する。最も良く使用されるもので食品分野における例と
しては、アスコルビン酸や乳酸等の酸、特に食肉用の着
色剤、脂質、ビタミン、フレーバー、精油、酵素等が挙
げられる。
タミン、フェノール系オリゴマー、生体分子等が挙げら
れる。食品分野で例示した活性成分のいくつかは、化粧
品又は製薬分野においても有用である。
法は、高分子の使用に基づくものである。このような技
術としては、コアセルベーション法、押出し法、又は、
流動槽で被膜する方法がある。
性成分分子を保護しながら輸送した後に、界面活性剤の
超分子複合体が形成するマイクロカプセルによって制御
しつつ、活性成分分子を放出することが可能な場合もあ
る。最も一般的な例は、化粧品や生体臨床医学分野で用
いられているリポソームである。リポソームとは、大き
さが数百オングストロームから数ミクロンの単ラメラ小
胞又は多重ラメラ小胞である。このような小胞は、リポ
ソームの場合、リン脂質化合物(例えば、大豆や卵から
抽出)から得られる。リポソームは、親水性の活性成分
や、疎水性の活性成分をも封入し、目的である輸送と放
出の働きを果たすことができる。
溶媒やアルコールといった、食品分野での使用が厳しく
規制され、特に本発明の扱う他の分野でも制限されるの
が望ましい化合物が必要であった。
ったレシチンを用いて試験を行った結果、このような方
法の技術的限界が明らかになった。リポソームは、製造
方法においていくつかの技術的問題を抱えるために、食
品産業での使用が実際に制限されている。より詳細に述
べると、リポソームは、食品産業において、比較的難か
しい技術でありそれ故に高価であるにもかかわらず、カ
プセル化の収率が低いという欠点がある。
列したものからなる球体の分散体を製造する方法が開示
されている。上記明細書で開示された方法は、水分散性
の脂質化合物を水層と混合してカプセル化するもので、
上記脂質化合物の親水性/親油性比は、上記脂質化合物
が、上記水相中で膨潤して薄膜状の相を形成できるよう
な値であって、この分散体は、上記薄膜状の相を攪拌し
て製造されるものである。
形成のために特別に合成した、本質的にポリグリセロー
ルエーテルからなる化合物がある。
可能な新規のエステル型界面活性剤を見いだした。
利点は、この界面活性剤が、天然の生分解性非エトキシ
化化合物であって、市販されているものを容易に入手で
きることから特に合成する必要がなく、市販の界面活性
剤から多重ラメラ小胞を得ることができる点である。
小胞は、本質的に以下の界面活性剤を主成分とするもの
である: −イオン性又は双性イオン性の界面活性剤、例えば、レ
シチン及びその誘導体又はドデシル硫酸ナトリウム(SD
S) −非イオン性エトキシ化界面活性剤、例えば、ソルビタ
ンエステル −小胞を形成するよう特別に合成された非イオン性界面
活性剤。
品分野において、以下に示す問題が生じる: −イオン性界面活性剤やある種の非イオン性エトキシ化
界面活性剤を用いた場合には、炎症の発生 −エトキシ化化合物に含まれるわずかなエチレンオキサ
イドに起因するアレルギーの可能性 −防腐剤を阻害するレシチンやエトキシ化化合物を用い
た場合には、微生物混入に対して非常に敏感であること −レシチンを用いた場合には、化学的不安定 −調製の特殊性 本発明において用いられる非イオン性界面活性剤は、
本質的に、ショ糖の脂肪酸エステルと、任意に、グリセ
ロールの脂肪酸エステルからなる。上記非イオン性界面
活性剤は、天然化合物の誘導体であるのが好ましく、よ
り好ましくは、上述した化合物の欠点を阻止できる植物
由来の化合物の誘導体である。上記非イオン性界面活性
剤は、レシチン、非イオン性エトキシ化界面活性剤、又
は、特別な合成が必要な非イオン性界面活性剤が主成分
である従来の脂質小胞の製造においては用いられていな
い。
て、アレルギーを生じる可能性や、動物を発生源とする
病気を伝播する危険がないため、食品産業においてこれ
まで幅広く用いられてきた。一方、上記界面活性剤を化
粧用製品に添加すると、一般に、極めて柔らかな組成と
心地良い肌触りを得ることができる。更に、上記界面活
性剤は、肌と良くなじむため、化粧品用の活性成分が肌
に浸透するのを促進する。
野において、活性成分の担体として用いられる多重ラメ
ラ小胞の製造に関して、特に興味深いものであることが
証明された。以下の記述から明らかになるように、上記
界面活性剤は、種々の重要な物理化学的特性を有するた
め、一対の異なる特性を有するものを選択する(HLBが
高いものとHLBが低いもの)ことによって、微細小胞の
作製に必要な薄膜状の液晶相を正確に調製することがで
きる。
ので、他の界面活性剤、特にイオン性界面活性剤が有す
る炎症又はアレルギー誘起効果を緩和することも知られ
ている。
敏感ではなく、特にショ糖エステルに関しては、静菌作
用を有するものさえある。このことから、上記界面活性
剤は、2種以上の混合によって、界面活性剤からなる多
重ラメラ小胞の形成を可能にするばかりではなく、他の
界面活性剤を更に添加することで、製品に必要な性質を
付与すると同時に、このような他の界面活性剤が持つ欠
点(イオン性界面活性剤による炎症、レシチンの混入)
を緩和することもできる。
クロカプセルを形成するようこの二分子層を再配列させ
ることにより、極めて容易に得ることができる。マイク
ロカプセルの大きさを制御することが可能なこの種の製
造方法は、国際出願WO93/19735で開示されている。ここ
では、リポソームを形成する脂質界面活性剤だけではな
く、種々のアニオン性又は非イオン性界面活性剤をも含
有するマイクロカプセルの製造方法であって、薄膜状の
液晶相を剪断することで、マイクロカプセルの大きさを
制御することが可能な製造方法を開示しており、このカ
プセルに、生体物質等の物質を封入することを提案して
いる。
れた同心二分子層が多重的に配列したものからなるマイ
クロカプセルに、悪臭を発する活性成分を封入すること
からなる、残留臭気の改善を目的とする方法が開示され
ている。このようなマイクロカプセルは、少なくとも1
つの界面活性剤を添加して、液晶相、又は、液晶相の懸
濁液を製造した後、この二分子層をマイクロカプセルの
形態に再配列させることにより得られる。この再配列
は、特に、国際出願WO93/19735で開示された方法を用い
て達成することができる。
93/19735で開示された方法から直接導かれた方法により
得ることができる。
されるのが望ましい活性成分は、ほとんど全てが、多重
ラメラ小胞の内部に含有される。なお、本明細書では、
上記の多重ラメラ小胞という言葉を、マイクロカプセ
ル、微細小胞、又は、小胞と等しい意味で使用する。上
記マイクロカプセルは、ほぼ球状であるのが好ましく、
同心の薄膜から構成されるものであって、この薄膜によ
って「玉ねぎ」型構造が形成される。
の内部に、通常は、その膜に含まれており、上記活性成
分が完全に親水性である場合には、上記マイクロカプセ
ル内の間隙水に含まれる。いずれにしろ、上記活性成分
は、常に、上記マイクロカプセルの必要不可欠な一部で
ある。
及び/又は、封入された活性成分の輸送及び制御下での
放出といった効果が保証される。
通常のように、水/界面活性剤媒体を用いるものである
が、水の代わりにグリセロール等の極性溶媒を用いる場
合を除外するものではない。
品、化粧品又は製薬分野、中でも皮膚科学分野における
用法に完全に適合する種々の界面活性剤を用いて、カプ
セル化を実施できる点である。
が、90%以上、通常は、100%に非常に近いといった極
めて高い値で小胞を製造できる点である。本発明の方法
は、使用が容易であるため、カプセル化製品を大量に製
造することも可能である。更に、本発明の方法は、有機
共溶媒を用いないために、特殊な用法の化合物又は組成
物の封入が目的である多層ラメラ小胞を工業的規模で利
用することも可能となる。
して機能する化合物が、水性分散体中で良好な分散性を
保持できる点である。この利点は、疎水性又は水不溶性
の化合物を扱う場合には特に好ましく、これらの化合物
は、本発明を適用することにより、有機溶媒を用いずと
も分散可能である。
法としては、親油性化合物を重合体からなる殻によって
被覆する方法が挙げられる。この方法では、封入された
フレーバーが、殻の破裂時に一度に放出される。同様
に、シクロデキストリン等の化合物を用いた封入でも、
永久錯体が生じたり、錯体構造と自由構造との間の化学
平衡が生じる結果になる。これらに対して、本発明の界
面活性剤を用いたマイクロカプセル封入法では、極めて
特殊な放出を可能にする。すなわち、フレーバー等の活
性成分は定常的に放出されているが、同一の化合物が封
入されていない場合と比較すると、その放出速度は非常
に緩やかであると考えられる。
ートル単位と小さいことから、通常、咀嚼されても破損
することがない。従って、上記カプセルを食料品に用い
ると、咀嚼している間を通じて、活性成分の風味に通じ
る感覚が非常に際立って残留し続ける。
の利用可能性が増大することもありうる。実際、親油性
フレーバーを、同じく親油性である媒体に混合するもの
であれば、口内(水性媒体)での利用可能性は非常に限
定される。この場合、フレーバーは、この媒体にトラッ
プされ放出されない。このような例として、フレーバー
が、乳製品や食肉の脂肪部位、更にはチューイングガム
の高分子基質に分散している場合が挙げられる。
放出が制御されることが望ましい化合物又は添加剤を、
食品、化粧品又は製薬、特に皮膚科学等の特定分野で用
いられる組成物に配合する以前に、これを保護すること
が可能な方法を提供する。この方法は、本発明で用いら
れる特定の界面活性剤から構成される多重ラメラ小胞内
に上記化合物又は添加剤を封入することからなる。
を主成分とする小胞から構成される活性成分担体に関す
る。
有することからなる、特定分野で用いられる組成物に関
する。
ト食品用の化合物若しくは添加剤をマイクロカプセル封
入することからなる、食品用又はダイエット食品用の組
成物に関する。
も1つの活性成分を含有することからなる薬用組成物に
も関する。
の化粧学的に有効な活性成分を含有することからなる化
粧用組成物にも関する。
食品用添加剤を含有する食料品にも関する。
成されるマイクロカプセルの製造において、ショ糖エス
テル及びショ糖グリセリド類の界面活性剤の使用を初め
て開示するものであり、封入する活性成分の性質やその
目的とする使用法に関わらずこのようなマイクロカプセ
ルを製造できる上記特定の界面活性剤の使用にも関す
る。
とするマイクロカプセルを含有する上記のような組成物
は、化粧分野でより好適に使用することができる。つま
り、上記の界面活性剤は、ほとんど刺激性がなく、使用
される化合物に非常にソフトな肌触りを与えるという利
点を有する。上記界面活性剤をマイクロカプセルに用い
ると、皮膚化粧学及び食養学において有用な、効率が良
く、特に寛容性のある活性成分の担体を入手することが
できる。
明は、同心膜から構成される多重ラメラ小胞の形状を有
する活性成分担体であって、上記膜は、直鎖状若しくは
分枝状の、所望によりモノ−若しくはポリヒドロキシ化
された炭素数12〜22の飽和又は不飽和脂肪酸由来の鎖状
基を少なくとも1つ含有するショ糖エステル型非イオン
性界面活性剤を少なくとも1つ含有することを特徴とす
る活性成分担体に関する。
一部を形成する脂肪酸は、上述の炭素数12〜22の脂肪酸
であればよい。しかしながら、天然物由来、好ましくは
植物由来の脂肪酸が好ましく、より好ましくは植物油に
含有されるものである。上記脂肪酸は、1種類のみの脂
肪酸であってもよいし、脂肪酸の混合物、特に、オリー
ブ油、落花生油、綿実油、ひまし油、パーム油、椰子
油、ゴマ油等の天然油から得られる混合物であってもよ
い。以上の脂肪酸は、一部又は全てが水素化されていて
もよい。基本的に、炭素数12〜22の飽和又はモノ若しく
はポリ不飽和脂肪酸から構成される上述の天然油中の比
率を変化させて、混合物に含有される種々の脂肪酸を使
用することも特に可能である。
テル型界面活性剤は、上述の脂肪酸由来の鎖状基の他
に、比較的短い鎖長を有するカルボン酸由来の鎖状基を
少なくとも1つ含有する混合エステル化物である。この
鎖状基は、ヒドロキシ化された若しくはヒドロキシ化さ
れていない炭素数2〜4の飽和若しくは不飽和のモノ−
又はポリ酸に由来するものであって、そのヒドロキシル
基は、フリーであるか、酸によりエステル化されたもの
である。このような酸の例として、酢酸、乳酸、クエン
酸、酒石酸、アセチル酒石酸、コハク酸等が挙げられ
る。
セリド型界面活性剤と混合して用いることもでき、この
混合物は、習慣的に「ショ糖グリセリド」と呼称される
ものである。本発明で用いられるショ糖グリセリドは、
上述した炭素数12〜22の脂肪酸のモノ−、ジ−又はトリ
グリセリドをショ糖により部分的にエステル交換するこ
とにより得られるショ糖グリセリドであればよい。
ン、ソルビタンエステル又はポリソルベート等の界面活
性剤を少なくとも1つ含有することもできる。
界面活性剤からなる同心二分子層が、間隙溶媒である極
性溶媒からなる媒体によって分け隔てられた多重配列か
ら構成されるマイクロカプセルからなるものであって、
活性成分が、上記マイクロカプセルの膜、及び/又は、
上記マイクロカプセルの間隙溶媒に含有されるものであ
る。
から構成されるので、活性成分又は添加剤は、疎水性の
場合には上記マイクロカプセルの膜に含有され、及び/
又は、親水性の場合には間隙溶媒に含有される。
0μmの直径を有するものが好ましく、より好ましくは
0.2〜10μmの直径を有するものである。
ることができる。上記マイクロカプセルは、マイクロメ
ートル単位の大きさを有するものが特に好ましい。上記
マイクロカプセルは、このように小さいことから、ブラ
ウン運動を起こすため、水溶液中で分離したり発泡した
りすることがなく、あったとしても非常に僅かである。
このことは、本発明のより好ましい利点である。
ルは、多重膜構造、すなわち、界面活性剤の連続した同
心相からなる玉ねぎ構造を有する。
は、目的分野での用法に適合性がある界面活性剤を選択
することが望ましい。
詳述するが、使用するのに好適な少なくとも2つの界面
活性剤を選択し、上記界面活性剤のうちの少なくとも1
つ、好ましくは少なくとも2つは、上述のようなショ糖
エステル型の界面活性剤又はこれを含有する混合物、好
ましくはショ糖グリセリドである。より具体的に述べる
と、2つの界面活性剤からなる混合物を用いる時には、
この混合物は、好ましくは、3〜7の親水性/親油性比
(HLB)を有する親油性剤の第一界面活性剤、及び、8
〜15のHLBを有する親水性剤の第二界面活性剤からなる
ものが選択され、この2つの界面活性剤のうちの少なく
とも1つは、上述のようなショ糖グリセリド類又はショ
糖エステルに属するものである。
ル濃度(CMC)が10-5mol/l未満であるものが選択される
ことが好ましく、より好ましくは10-6mol/l未満のもの
である。
全体を基準とした重量%で、0〜100%、好ましくは20
〜100%の範囲であって、その他の部分は親水性界面活
性剤から構成される。
なくとも1つ、好ましくは2つの親油性界面活性剤は、 −ショ糖と、直鎖状若しくは分枝状で、所望のよりモノ
−若しくはポリヒドロキシ化された炭素数12〜22の飽和
又は不飽和脂肪酸とのエステル −グリセロールと上記脂肪酸とのモノ−、ジ−及びトリ
エステル −グリセロールと、上記脂肪酸、及び、ヒドロキシ化さ
れた若しくはヒドロキシ化されていない炭素数2〜4の
飽和若しくは不飽和のモノ−又はポリ酸との混合エステ
ル化物であって、そのヒドロキシル基が、フリーである
か、酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、アセチル酒石酸、
コハク酸等のカルボン酸によりエステル化されたもの −ショ糖エステルと、上記脂肪酸のモノ−又はジグリセ
リドとの混合物から生成するショ糖グリセリド からなる群より選択される。
活性剤が選択される。
選択される。
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、
リシノール酸及びこれらの混合物からなる群から好適に
選択される脂肪酸の単純エステル、混合エステル化物、
又は、エステル混合物からなることが好ましい。
くは海洋由来の高分子を用いて被膜することにより、又
は、このような重合体を活性成分と共に封入することに
より補強することもできる。このような被膜又は封入を
行うことにより、本発明の小胞が有する特異な性質、す
なわち、寛容性、肌触り、及び、上記界面活性剤との適
合性を維持することができる。
に好適に用いられ、上記小胞を補強することのできる重
合体は、以下に示す重合体: −天然の若しくは修飾された直鎖状若しくは分枝状の中
性又はイオン性多糖類、特に、グアーゴム、イナゴマメ
ゴム(locust bean gum)、アラビアゴム、カラジー
ナン(カッパ形、イオタ形及びラムダ形)、キサンタン
ガム、天然の又はエステル化若しくはアミド化されたペ
クチン、アルギン酸及びその塩、ヒアルロン酸、第四級
化グアーガム、キトサン及びその置換誘導体 −ゼラチン −水溶性又は脂溶性の合成高分子、例えば、ポリアクリ
ルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリ(エチレングリ
コール); から選択されることが好ましい。
性成分担体として使用する種々の組成物にも関する。組
成物としては、特に、食品若しくはダイエット食品用組
成物、薬用組成物、又は、化粧用組成物に関する。
食品用の活性成分又は添加剤としては、食品用の添加剤
として公知の化合物で、分解しやすいものを全て挙げる
ことができる。上記化合物は、また、疎水性のものはも
ちろん、親水性のものであってもよい。
は、アスコルビン酸又は乳酸等の酸型食品用化合物、食
肉用顔料等の着色剤、脂質、ビタミン、食品香味料、精
油、酵素等が挙げられる。
内での含有率が、上記極性溶媒、上記界面活性剤及び上
記カプセル内の活性成分の重量を含めたカプセル全体の
重量を基準にした重量%で、通常、5〜30%であり、好
ましくは10〜20%である。上記活性成分が疎水性である
場合は、カプセル内でのその含有率は、通常、5〜30%
であり、好ましくは5〜20%である。
膚への浸透性の改善が望まれる活性成分を含有する化粧
用組成物にも関する。
れる活性成分、特に放出速度の改善又は制御が望まれる
活性成分、更には、皮膚科学用に用いられる場合に、皮
膚への浸透性の改善が望まれる活性成分を少なくとも1
つ含有する薬用組成物にも関する。
フリーラジカル剤、薬用の抗炎症剤、局所用麻酔剤、抗
アレルギー剤、鎮痛剤等が挙げられる。
有率は、この活性成分が有する性質に応じて、大きく変
動してもよい。通常は、上記カプセルの全重量に対し
て、5〜60%である。例えば、化粧品で水和剤としてグ
リセロールを用いるときのように、間隙水の代わりを活
性成分が機能する場合には、例えば50〜60%という比較
的高い含有率で活性成分を好適に用いることができる。
成物の製造方法にも関する。この製造方法は、少なくと
も1つの上記ショ糖型界面活性剤、好ましくは水からな
る極性溶媒、及び、封入が望ましい活性成分又は組成物
を含有する薄膜状の液晶相を製造した後、上記液晶相を
多重ラメラ小胞の形態に再配列させることからなる。
上記界面活性剤、好ましくは水からなる上記極性溶媒、
及び、封入が望ましい活性成分又はその混合物からなる
混合物を含有する薄膜状の液晶相を製造することからな
る。
一になる、すなわち、上記極性溶媒(通常は水)全体
と、活性成分又はその混合物の全体が、この薄膜状の相
に溶解して単一相となるように条件を選択する必要があ
る。
量が異なる一連の組成物を検査することにより決定する
ことが可能である。この検査は、相の分離状態を微視的
に観察するか、光学顕微鏡、好ましくは偏光顕微鏡を用
いて観察することにより行われる。
密に積み重ねられた状態に上記薄膜状の相を組織化する
には、上記液晶相の生成が十分な条件ではない。この再
配列は、国際出願WO93/19735で開示されているように、
均一的剪断を適用することによって達成することが可能
である。また、上記再配列は、自然に、でなければ、機
械による攪拌等の単純な機械処理で、多重ラメラ小胞と
いう所望の構造を形成できるように、ある特定の配合量
に混合物を調整することにより、特に界面活性剤の混合
物を選択することにより達成することができる。
の界面活性剤のそれぞれについての各含有率が、所望の
構造が得られるような値に好適に選択される必要があ
る。
常、2種類の界面活性剤から構成されるものが用いら
れ、そのうちの1つは比較的水溶性であり、つまりHLB
が高く、他方は比較的脂溶性であり、つまりHLBが低い
ものである。更に、上記界面活性剤のうちの少なくとも
1つは、比較的低い臨界ミセル濃度(CMC)を有するこ
とが特に好適であって、10-5mol/l未満であるものが好
ましく、より好ましくは10-6mol/l未満である。
常、5〜90%であり、好ましくは30〜70%である。
には、原料の混合物として、以下に示すような性質を有
するものが用いられる: (1) 上記混合物は、水の配合重量比が10〜98%、よ
り一般的には20〜60%において、薄膜状の均一な液晶相
を形成しなければならない。
に混合することにより、又は、国際出願WO93/19735に記
載されているような剪断運動によって、ある特定の構
造、すなわち「玉ねぎ」型構造に相当する上記薄膜の空
間的配列を形成しなければならない。当業者は、偏光顕
微鏡を用いることで上記構造を容易に確認することがで
きる。
親水性/親油性比の大きく異なる2つの界面活性剤が好
適に用いられ、これにより、薄膜状の相の組織(構造)
の性質を自由に調節することができる。
水溶性の、HLBが8〜15と高い界面活性剤とを選択し、
混合するのが好ましい。当業者にとっては、この2種類
の界面活性剤の比率を変化させて、所望の構造の性質を
有する均一な薄膜状の相を得るのは容易なことである。
ある界面活性剤の中から選択する。
ノ−、ジ−及びトリグリセリド又はこれらの誘導体、特
に、これらのエステル型の誘導体及びショ糖グリセリド
からなる群より選択される。
択されることが特に好ましい。
れている1つの製品から得ることができる。これは、水
素化ショ糖グリセリドである、ローネ−ポーレン(Rhon
e−Poulenc)社製のセリノール(celynol)PPHという製
品を用いた場合である。
を構成する膜中における界面活性剤分子の組織化の程度
に従って、2種類のカプセルが得られる。
り、二次元結晶網目構造に組織化されない膜に相当す
る。これは、通常、球体である: −一方、「固体」型の小胞は、界面活性剤分子が二次元
結晶網目構造に組織化されたものに相当する。この小胞
の構造は、異方性であり、面取りされた小さな結晶体の
形をしていることが多い。いずれの場合でも、小胞は、
0.1〜50μmの大きさである。上記小胞の面は、玉ねぎ
型多重ラメラ構造に矛盾するものではない。
成するカプセルの質を向上させることが可能な架橋重合
体で、上記マイクロカプセルを被膜することができる。
をカプセル上に吸収させることも可能である。この操作
は、カプセルの生成可能な水中に、架橋剤として作用す
るカルシウム塩を配合することにより行われる。生成し
たカプセルをアルギン酸塩溶液に希釈すると、カルシウ
ムで架橋した重合体(アルギン酸塩)で被膜された多重
膜カプセルを得ることも可能である。こうすることによ
り、水溶性成分の漏出を制限することができ、また、マ
イクロカプセルを安定化することもできる。
可能な重合体、例えば、アルギン酸塩を共に封入する方
法がある。架橋剤の溶液(例えば、アルギン酸塩を用い
る場合、カルシウム塩溶液)にカプセルを分散させる
と、上記カプセル内に上記架橋剤が拡散して、カプセル
内の重合体が架橋することになる。以上のようにする
と、架橋重合体の配合によって硬化したカプセルが得ら
れ、活性成分の漏出をかなりの程度まで減少させること
ができる。
る。その例として、ホウ砂が架橋剤であるグアーガム、
Ca++イオンで架橋するペクチン、形に応じてカリウムイ
オン又はカルシウムイオンで架橋するカラジーナンが挙
げられる。
る。実施例19は、フリーか、又は、カプセル封入された
状態にあるプローブで、皮膚(再生ヒト表皮)に浸透し
たプローブの蛍光強度の変化を半対数のグラフで表す図
1を用いて説明する。
プセルの製造 三角フラスコで、リョートー(RYOTO)社製の商品名P
1570又はP1670であるモノパルミチン酸ショ糖エステル1
0gと、水50gを60℃で混合した。完全に溶解した後、ノ
ルテ(NORTE)社製の商品名マクタン(Mactan)P97であ
る大豆レシチン40gを添加し、加熱しながら混合した。
その後、自然に室温まで冷却させると、単純に攪拌する
だけで、水や油脂等の疎水性媒体にも容易に分散しうる
均一なペーストが得られた。顕微鏡を用いると、多重ラ
メラ小胞に相当する球状の粒子が確認できた。時間が経
過しても、水中での分散は安定でかつ均一な状態を保っ
た。一方、油中での分散は、小胞が凝集し沈降するの
で、不安定であるが、機械による攪拌で再度、容易に分
散させることができた。
クロカプセルの製造 三角フラスコに、ウィトコ(WITCO)社製の商品名ATM
OS200であるモノ−及びジグリセリドの混合物10g、リョ
ートー社製の商品名P1570又はP1670であるモノパルミチ
ン酸ショ糖エステル40g、並びに、水50gを添加し、加熱
しながら(60℃)混合した。その後、攪拌しながら放置
し室温まで自然に冷却させると、単純に攪拌するだけで
水中に容易に分散しうる均一なペーストが得られた。顕
微鏡を用いると、多重ラメラ小胞に相当する球状の粒子
が確認できた。
1670であるモノパルミチン酸ショ糖エステル10gと、食
品用着色剤(E124)を前もって分散させておいた水50g
とを60℃で混合する。完全に溶解したのち、レシチン40
gを添加し、加熱しながら混合した。室温まで自然に冷
却させると、単純に攪拌するだけで水中に容易に分散し
うる、着色した均一なペーストが得られた。顕微鏡を用
いると、多重ラメラ小胞に相当する球状の粒子が確認で
きた。一部のカプセルを遠心分離で分離すると、非常に
色付の良いカプセルが得られたことから、着色剤は親水
性であるにもかかわらず、カプセル内に留まっているこ
とが確認できた。
るモノ−及びジグリセリドの混合物10g、リョートー社
製の商品名P1570又はP1670であるモノパルミチン酸ショ
糖エステル90g、ミントフレーバー40g、並びに、水60g
を添加し、加熱しながら(60℃)混合した。その後、攪
拌しながら放置し室温まで冷却させると、単純に攪拌す
るだけで水中に容易に分散しうる均一なペーストが得ら
れた。このペーストは、製造に直接用いることができ
る。フレーバーの残留効果は、例えば、このフレーバー
の水溶液を放置し蒸発させた後、この封入されたフレー
バーと、封入されていないフレーバーの溶液を比較する
ことで確認した。
1670であるモノパルミチン酸ショ糖エステル10gと、水3
0gを60℃で混合した。完全に溶解したのち、レシチン40
gとフルーツフレーバー20gを添加し、40gで混合した。
自然に室温まで冷却させると、単純に攪拌するだけで水
中に容易に分散しうる、着色した均一なペーストが得ら
れた。顕微鏡を用いると、多重ラメラ小胞に相当する球
状の粒子が確認できた。
からなるカプセル ローヌ・ポーレン(RHONE−POULENC)社製、商品名セ
リノール(CELYNOL)PPHである水素化ショ糖グリセリド
50g、水38g、及び、フルーツフレーバー12gをビーカー
に入れて、60℃に加熱しながら20分間混合・攪拌した。
放置して冷却させると、フレーバーを含有するカプセル
の濃厚なペーストが得られた。このカプセルは、強く攪
拌すると水中に分散した。
ョ糖エステルからなるカプセル ローヌ・ポーレン社製、商品名セリノールLMOである
ショ糖グリセリド25g、P1670(リョートー社製)25g、
及び、水38gをビーカーに入れて、60℃に加熱しながら2
0分間混合・攪拌した。放置して冷却し、40℃に達した
時点でフレーバー12gを添加した。攪拌を30分間続行し
たのち冷却すると、フレーバーを含有するカプセルの濃
厚なペーストが得られた。このカプセルは、強く攪拌す
ると水中に分散した。
リセリド及びフルーツフレーバーからなるカプセル ウィトコ社製、商品名エマルジラック(EMULSILAC)
Sであるステアロイル−2−乳酸ナトリウム30g、ロー
ヌ・ポーレン社製、商品名セリノールPPHである水素化
ショ糖グリセリド20g、水38g、及び、フレーツフレーバ
ー12gをビーカーに入れて、60℃に加熱しながら20分間
混合・攪拌した。放置して冷却させると、フレーバーを
含有するカプセルの濃厚なペーストが得られた。このカ
プセルは、強く攪拌すると水中に分散した。
ノパルミチン酸ショ糖エステル10g、及び、グリセロー
ル50gをビーカーに入れて、60℃に加熱しながら30分間
攪拌した。放置して冷却させると、水を含有しないカプ
セルのペーストが得られた。
セル モノパルミチン酸ショ糖エステルP1670を15g、大豆レ
シチン35g、水45g、及び、1−オクテン−3−オールか
ら得られる人工ソーセージフレーバー5gから、実施例1
と同様のマイクロカプセルを作成した。得られたペース
トを水に分散させて、フレーバーを1%、0.1%、及
び、0.01%含有する分散体を調製した。ソーセージ用の
食肉1kg当たり10gという量で、これら3つの分散体を配
合した。知覚分析によると、フレーバーを0.1%含有す
る分散体を配合したソーセージは、はっきりと塩の効い
た肉を味を持っていたが、フレーバーを含有しないコン
トロール実験では、このような味はしなかった。
するマイクロカプセル 市販のひまわり油モノグリセリド5gと、酢酸ビタミン
Eエステル7.5gを100cm3三角フラスコに入れて、機械を
用いて攪拌し均一化した。このペーストが均一になった
時点で、市販のパルミチン酸ショ糖エステル20gを攪拌
しながらゆっくりと添加し、更に水17.5gを添加した。
室温で30分以上強く攪拌して均一化した後、65℃で1〜
2時間加熱した。攪拌しながら冷却すると、本発明のマ
イクロカプセルが形成された濃厚なペーストが得られ
た。攪拌しながら同量の水をゆっくり加えると、このペ
ーストを分散させることができた。この分散体を光学顕
微鏡で観察すると、0.5〜数マイクロメートルの大きさ
のマイクロカプセルが密集しているのが分かった。
ムを水に分散させて、0.5%アルギン酸ナトリウム溶液
を作製し、攪拌下で1時間放置した。ひまわり油モノグ
リセリド(DIMODAN LS,GRIDSTED)5gと酢酸ビタミンE
エステル7.5gを100cm3三角フラスコに入れて、機械を用
いて攪拌し均一化した。このペーストが均一になった時
点で、パルミチン酸ショ糖エステル20gを攪拌しながら
ゆっくりと添加し、更に上で作製したアルギン酸ナトリ
ウム溶液17.5gを添加した。室温で30分以上強く攪拌し
て均一化した後、65℃で1〜2時間加熱した。攪拌しな
がら冷却すると、マイクロカプセルが形成された濃縮ペ
ーストが得られた。攪拌しながら同量の0.5%CaCl2水溶
液をゆっくり加えて、このペーストを分散させた。この
分散体を光学顕微鏡で観察すると、架橋重合体を含有す
る小胞が認められた。この小胞は、遠心分離で分離で
き、高い剛性を示した。
散させて、1%のグアーガム溶液を作製し、攪拌下で1
時間放置した。この溶液を実施例12と同様の製造法にお
いて用いた。ホウ酸ナトリウムの1%水溶液に、小胞が
形成されたペーストを分散させた。これにより、架橋重
合体を封入した小胞が得られた。
ロカプセル 本方法は、以下の比率を使用したこと以外は、実施例
11と同様である。
グリコール抽出物:22.5g(水の代用) 最終的に得られるペーストを3倍量の水に分散させる
と、小胞を含む乳白色の流動性分散体が得られた。
ロカプセル 本方法は、以下の比率を使用したこと以外は、実施例
11と同様である。
4の小胞からなるクリームが得られた。
エステル5g、市販の2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒド
ロキシビフェニルエーテル3g、消臭用香料基剤10g、及
び、水9.5gを100cm3三角フラスコに入れて、室温で強く
攪拌し均一化した。その後、65℃に加熱しながら1時間
以上攪拌した。攪拌下で冷却すると、本発明の小胞を含
有するペーストが得られた。このペーストを、通常「ス
ティック(stick)と呼ばれる、ステアリン酸塩の水性
ゲルである固体の全身用消臭剤に攪拌・混合した。この
ようにして、香料と殺菌剤を封入した小胞を含有する全
身用消臭剤「スティック」が得られた。
セル モノステアリン酸ショ糖エステル15gと水35gを100cm3
三角フラスコに入れて、室温で30分以上機械を用いて強
く攪拌し均一化した。その後、1〜2時間強く攪拌しな
がら65℃に加熱した。冷却すると、小胞を含有する濃縮
クリームが得られた。このクリームは、機械で攪拌しな
がら水をゆっくり加えることや、同条件下で植物油をゆ
っくり加えることで分散が可能であった。油中で分散す
ると、この媒体中でのブラウン運動の効率が低いため
に、沈殿が起こりやすいものであった。
セル ステアリン酸ショ糖エステル20gとパルミチン酸ショ
糖エステル5gを100cm3三角フラスコに入れて、攪拌しな
がら水50gをゆっくり加えた。室温で30分以上機械を用
いて強く攪拌し均一化した後、1〜2時間65℃に加熱し
た。冷却すると、本発明の小胞を含有する濃縮クリーム
が得られた。
の小胞を製造する。
る。再生ヒト表皮への浸透性を調べるために、この分散
体と、ジ(エチレングリコール)エチルエーテル(TRAN
SCUTOL)に溶解した同濃度の蛍光剤とを比較する。
ドック(SADUC))を用いて行う。試験に供する溶液
は、上記分散体の10%溶液、又は、ジラウリル酸フルオ
レセインのTRANSCUTOL溶液の10%水溶液である。従っ
て、蛍光剤の濃度は、10-5である。この試験を48時間に
わたって3度行い、プローブである蛍光が媒体中で見え
るようになってから、蛍光分光法により蛍光剤の浸透度
を測定する。この結果を図1にまとめて示す。ここで
は、半対数のグラフで時間に対して蛍光強度を表す。こ
れにより、フリーの蛍光剤の浸透速度は明らかに加速化
している。この実験の終了後、サドック社製のMTTキッ
トを用いて、ジメチルチアゾールジフェニルテトラゾリ
ウムブロマイド(MTT)を使用する手順に従って細胞毒
性試験を行った。この結果、48時間の時点でフリーの蛍
光剤の場合は僅かに細胞毒性を示したが、封入された蛍
光剤の場合は毒性を示さなかった。この結果は、48時間
経過するとフリーの蛍光剤の浸透速度が加速化し、封入
された蛍光剤の場合にはこのような加速化は見られない
ことと関係があると考えられる。
Claims (17)
- 【請求項1】同心膜から構成される多重ラメラ小胞の形
状を有する活性成分担体であって、前記多重ラメラ小胞
は、同心二分子層が、間隙溶媒である極性溶媒からなる
媒体によって分け隔てられた多重配列から構成されたも
のであり、前記膜は、直鎖状若しくは分枝状の、所望に
よりモノ−若しくはポリヒドロキシ化された炭素数12〜
22の飽和又は不飽和脂肪酸由来の鎖状基を少なくとも1
つ含有するショ糖エステル型の非イオン性界面活性剤を
少なくとも1つ含有することを特徴とする活性成分担
体。 - 【請求項2】脂肪酸は、天然物由来、好ましくは植物由
来の脂肪酸である請求項1記載の担体。 - 【請求項3】エステルは、更に、ヒドロキシ化された若
しくはヒドロキシ化されていない炭素数2〜4の飽和若
しくは不飽和のモノ−又はポリ酸由来のカルボン酸鎖を
少なくとも1つ含有するものであって、そのヒドロキシ
ル基は、フリーであるか、酢酸、乳酸、クエン酸、酒石
酸、アセチル酒石酸、コハク酸等のカルボン酸によりエ
ステル化されたものである請求項1又は2記載の担体。 - 【請求項4】エステルは、少なくとも1つの直鎖状又は
分枝状の、所望によりモノ−又はポリヒドロキシ化され
た炭素数12〜22の脂肪酸のグリセロールモノ−、ジ−又
はトリエステルとの混合物であって、前記混合物は、シ
ョ糖グリセリドと呼称されるものである請求項1、2又
は3記載の担体。 - 【請求項5】更に、レシチン、ソルビタンエステル又は
ポリソルベート等の他の界面活性剤を少なくとも1つ含
有する請求項1、2、3又は4記載の担体。 - 【請求項6】脂肪酸は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リ
ノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、リシノール酸乃
びこれらの混合物からなる群から選択されたものである
請求項1、2、3、4又は5記載の担体。 - 【請求項7】小胞は、0.1〜50μm、好ましくは0.2〜10
μmの直径を有する請求項1、2、3、4、5又は6記
載の担体。 - 【請求項8】小胞の膜は、少なくとも2つの界面活性剤
の混合物からなるものであって、前記界面活性剤のうち
の少なくとも1つは、請求項1、2、3又は4中で規定
されたショ糖エステル型の界面活性剤であって、前記混
合物は、親水性/親油性比(HLB)が3〜7である親油
性剤の第一界面活性剤、及び、HLBが〜15である親水性
剤の第二界面活性剤からなるものである請求項1、2、
3、4、5、6又は7記載の担体。 - 【請求項9】少なくとも1つの界面活性剤は、臨界ミセ
ル濃度(CMC)が10-5mol/l未満、好ましくは10-6mol/l
未満のものである請求項8記載の担体。 - 【請求項10】親油性剤の界面活性剤を、界面活性剤の
全体を基準とした重量%で、0〜100%の割合、好まし
くは20〜100%の割合で含有する請求項8又は9記載の
担体。 - 【請求項11】小胞は、植物油由来の脂肪酸のショ糖エ
ステル類に属する界面活性剤を少なくとも1つ含有する
請求項1〜10のいずれか1項に記載の担体。 - 【請求項12】小胞は、更に、補強を目的とした重合体
を含有し、前記重合体は、前記小胞を被膜するために用
いられるか、又は、前記小胞内に封入されるものである
請求項1〜11のいずれか1項に記載の担体。 - 【請求項13】重合体は、以下に示す重合体の群: −天然若しくは修飾された直鎖状若しくは分枝状の中性
又はイオン性多糖類、特に、グアーゴム、イナゴマメゴ
ム(locust bean gum)、アラビアゴム、カラジーナ
ン(カッパ形、イオタ形及びラムダ形)、キサンタンガ
ム、天然の又はエステル化若しくはアミド化されたペク
チン、アルギン酸及びその塩、ヒアルロン酸、第四級化
グアーガム、キトサン及びその置換誘導体 −ゼラチン −水溶性又は脂溶性の合成高分子、例えば、ポリアクリ
ルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリ(エチレングリ
コール); から選択されたものである請求項12記載の担体。 - 【請求項14】請求項1〜13のいずれか1項に記載の担
体を構成する小胞内に封入された活性成分を少なくとも
1つ含有することを特徴とする食品用又はダイエット食
品用組成物。 - 【請求項15】活性成分は、アスコルビン酸又は乳酸等
の酸型食品用化合物、食肉用顔料等の着色剤、脂質、ビ
タミン、食品香味料、精油、及び、酵素からなる群より
選択される請求項14記載の組成物。 - 【請求項16】請求項1〜13のいずれか1項に記載の担
体を構成する小胞内に封入された活性成分を少なくとも
1つ含有することを特徴とする化粧用又は薬用、特に皮
膚科学用組成物。 - 【請求項17】請求項1〜13のいずれか1項に記載の担
体の製造、又は、請求項14、15若しくは16記載の組成物
の製造における、ショ糖エステル及びショ糖グリセリド
類に属する界面活性剤の使用。
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