JP5483864B2 - 保湿剤及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

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本発明は、良好な角質水分含量維持能を有し、分散安定性にも優れた保湿剤ならびにこれを含有する化粧料に関する。
従来から、保湿作用を有する物質として、多価アルコール、糖類、有機酸、アミノ酸、ムコ多糖等が紫外線や加齢に伴うシワやくすみ等の皮膚の性状変化を改善する目的で、化粧料等に配合されている。ところが、これらの保湿作用を有する物質については、その効果が十分に得られない場合や一定量以上配合すると商品価値を著しく損なう場合があることが指摘されているため、これらの代替物として、角質細胞間脂質やその類似物を使用する方法が報告されている(特許文献1)。
この角質細胞間脂質は、生体皮膚内において、ラメラ構造を構成することによりバリアー機能に寄与していると考えられていることから、リン脂質等を用いて人工的にラメラ構造体(「リポソーム」ともいう。)を調製して、これを各種化粧料に利用する方法が提案されている。また、角質細胞間脂質の機能を利用してその主成分であるセラミド類似物質を保湿剤として化粧料に配合することなども行われている。
本出願人もこれまでに脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体を含む分散液が優れた保湿作用を有することを見出し、これを化粧料などに利用する技術について報告している(特許文献2)。
また、この脂肪酸モノグリセリドを主構成成分とするラメラ構造体は、温度などの保存条件下において、ラメラ構造体の不安定化や、分散相と分散媒の密度差によって粒子が浮上するクリーミングが生じるなど、一般的なリン脂質等で構成されるラメラ構造体に比べて、分散液としての品質や保存安定性が低いという特性を有していることから、これらを改善する方法として、アルキル又はアルケニルグリセリンエーテル、水溶性高分子やポリグリセリン脂肪酸エステルを用いた安定化技術についても報告している(特許文献3、4)。
特開昭63−192704号公報 特許第2606761号 特許第3093930号 特開2007−153801号公報
前記した安定化技術は、ラメラ粒子の凝集やクリーミングの現象を水溶性高分子の立体障害を用いてそれぞれ抑制するものであるが、この方法を用いた場合でもラメラ構造体の分散安定性に影響を与える分散相と分散媒の密度差によるクリーミング現象や粒子の相互作用による凝集等に対する効果は必ずしも十分とは言えず、化粧料素材としての利用性をさらに高めるには、この分散安定性の向上が必要であった。
これまでの検討において、脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体の分散安定性は、前記した水溶性高分子を使用することにより、ある程度の改善効果が得られることが明らかとなっているが、十分な効果を得るには、過剰に水溶性高分子を使用しなければならず、この場合、ラメラ構造の安定性に影響を与えて却ってその機能性を損なうおそれがあり、また過剰な水溶性高分子の使用は粘度の上昇を伴い、ラメラ構造体を含む均一な分散液が維持できなくなり、化粧品素材としての利用性に支障をきたすという問題もあった。
従って、本発明の目的は、良好な角質水分含量維持能を有し、分散安定性にも優れた脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体を含有する保湿剤並びにこれ含有する化粧料を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究をした結果、ショ糖脂肪酸エステルを使用することにより、粘度の上昇を抑えて、ラメラ構造が安定に維持された脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体の分散安定性を向上させることができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体と、ショ糖脂肪酸エステルを含有する保湿剤及びこれを含む化粧料を提供するものである。
本発明の保湿剤は、優れた角質水分含有維持能を有し、また分散安定性にも優れているので、これを用いれば優れた保湿作用と良好な使用感を有する品質安定性に優れた化粧料を得ることができる。
本発明に用いるラメラ構造体の構成成分である脂肪酸モノグリセリドとしては、炭素数8〜18の飽和又は不飽和脂肪酸のモノグリセリドを好ましいものとして挙げることができる。例えば、カプリル酸モノグリセリド、カプリン酸モノグリセリド、ラウリン酸モノグリセリド、ミリスチン酸モノグリセリド、パルミチン酸モノグリセリド、ステアリン酸モノグリセリド、オレイン酸モノグリセリド等を挙げることができる。これらの脂肪酸モノグリセリドは単独で又は2種以上のものを組み合わせて使用することができる。なかでも特に、脂肪酸モノグリセリドとして、パルミチン酸モノグリセリドとステアリン酸モノグリセリドとを4:6〜2:8の比率で併用するとラメラ構造体が形成されやすくなるので好ましい。
また、ラメラ構造体の形状安定性を向上させるために、ステロール類を配合することが好ましい。ここで、ステロール類としては、例えば、コレステロール、コレスタノール、シトステロール、β−シトステロール、スチグマステロール、スチグマスタノール、カンペステロール、カンペスタノール、デスモスステロール、イソフコステロール、クレロステロール、クリオナステロール、ラトステロール、フンギステロール、エピステロール、2,2−デヒドロスチグマステロール、2,2−ジヒドロスピナステロール、スピナステロール、アベナステロール、コンドリラステロール等の動植物性ステロール類、チモステロール、アスコステロール、フェコステロール、エルゴステロール、1,4−デヒドロエルゴステロール等の微生物由来ステロール類などが挙げられ、これらは2種以上組み合わせて使用することもできる。中でも特に、コレステロールやβ−シトステロール、スチグマステロールとカンペステロールの混合物であるフィトステロールを使用することが望ましい。
このステロール類の使用量は特に制限されるわけではなく、適宜好ましい範囲を設定すればよいが、ラメラ構造体の安定性向上の点から、ラメラ構造体の構成成分となる脂肪酸モノグリセリド1重量部に対して、0.05重量%〜2.0重量%、さらに0.1重量%〜1.0重量%程度とすることが好ましい。
本発明において、ラメラ構造体は、前記の脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするものであるが、既に報告している通り、構造や品質(機能性を含む)の安定性を向上させる目的で、他の成分をさらに配合することができる。このような成分としては、グリセリンに炭素数が8〜20のアルキル基又はアルケニル基が1〜3個エーテル結合したアルキル又はアルケニルグリセリンエーテル、具体的には、モノパルミチルグリセリンエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル、モノオレイルグリセリンエーテル等を例示できる。また水溶性高分子、具体的には、ビニルピロリドン、ビニルアルコール、酢酸ビニル及びジアルキルアミノアルキルメタクリレートから選ばれる1種又は2種以上の(共)重合体、ポリエチレングリコール、セルロース類等も例示することができる。
これら成分の配合量は、適宜好ましい範囲を設定すればよいが、例えば、アルキル又はアルケニルグリセリンエーテルであれば、構成成分となる脂肪酸モノグリセリド1重量部に対して、0.05重量%〜2.0重量%、さらに0.1重量%〜重量1.0%程度とするのが好ましい。水溶性高分子であれば、構成成分となる脂肪酸モノグリセリド1重量部に対して、0.05重量%〜1.0重量%、さらに0.1重量%〜0.5重量%程度とするのが好ましい。
本発明において、ラメラ構造体は、前記した脂肪酸モノグリセリド又はこれを含有する油相混合物を原料として調製される。例えば、脂肪酸モノグリセリド又はこれを含有する油相混合物を加熱して溶融混合した後、同程度の温度に保持された水相混合物(防腐剤などを溶解した精製水)を添加し、物理的に攪拌して油相を水相に分散することにより、本発明に用いるラメラ構造体の分散液を調製することができる。
このときの加熱温度としては、45℃〜100℃、好ましくは50℃〜80℃である。また、ここでの物理的攪拌には、既存の機器を使用すればよく、例えば、超音波乳化装置、高圧均一分散装置、ナノマイザー、ホモミキサー、ホモジナイザー、コロイドミル、高速攪拌機等の微粒化装置を使用すればよい。なお、物理的攪拌の条件などは、特に制限されず、常法に従って行えばよい。
また、これ以外にも脂肪酸モノグリセリド又はこれを含有する油相混合物を有機溶媒に溶解し、次いで溶媒を蒸留して脂質層を沈積させ、これに水相混合物を添加混合して加熱し、超音波を照射して調製する方法がある。このとき用いる有機溶媒としては、ジククロメタン、クロロホルム、アセトン、メタノールなどを例示することができる。
上記いずれの方法でもラメラ構造体の分散液を調製することはできるが、工業的な規模で効率よくラメラ構造体の調製を行うには、前者の方法で行うことが好ましい。このようにして得られるラメラ構造体の分散液は、構成成分である脂肪酸モノグリセリドの特性上、リポソームと同様に、油相と水相とからなるラメラ相が板状ではなく、閉じた状態、すなわち、複数の油相と水相とからなるマルチ型の円形や多角形を形成した構造体が水溶液中で分散している状態となる。
本発明で使用するショ糖脂肪酸エステルとしては、特に制限されるわけではないが、前記した脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体の分散安定性の向上の点から、炭素数8〜24の脂肪酸のショ糖エステル、特にジラウリン酸スクロース、ヘキサパルミチン酸スクロース、オレイン酸スクロース、ポリステアリン酸スクロース及びトリベヘン酸スクロースの群から選ばれるいずれかを用いることが好ましい。
本発明において、これらのショ糖脂肪酸エステルの使用量は、いずれを使用する場合であっても、脂肪酸モノグリセリド1重量部に対して0.01重量%〜1.0重量%、さらに0.02重量%〜0.5重量%、特に0.04重量%〜0.2重量%であるのが好ましい。
また、本発明の保湿剤は、脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体を調製した後に、前記したショ糖脂肪酸エステルを他の成分と共に混合することによって調製することができるが、分散安定性に優れた保湿剤を得るには、脂肪酸モノグリセリドと、ショ糖脂肪酸エステルとを含む油相混合物を調製し、この油相混合物を上記方法に従って、ラメラ構造体とし、これを他の成分と共に保湿剤とすることが好ましい。
このようにして得られる本発明の保湿剤は、室温での粘度が10mPa・s以下であっても、角質水分含量維持能を有するラメラ構造体を安定して均一に分散させた状態で含有する。
かくして得られた本発明の保湿剤は、角層水分含量維持能を有し、長期間の保存においても分散安定性に優れているので、化粧料、医薬品、医薬部外品、治療用外用剤などの皮膚の性状改善を目的とした各種の形態で広く利用することが可能である。例えば、本発明の保湿剤は、分散安定性や作用効果を妨げない範囲で一般に使用される各種副素材と共に、ローション類、乳液類、クリーム類、パック類等の基礎化粧料、シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアクリーム、ヘアミルク等の頭髪用製品、入浴剤や石鹸などの浴用化粧品、ファンデーション、口紅、マスカラ、アイシャドウなどのメーキャップ化粧料、日焼け止めなどの特殊化粧品等、種々の形態とすることができる。
このとき使用できる副素材としては、界面活性剤、油脂成分、アルコール類、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、香料、色素、紫外線吸収・散乱剤、アミノ酸、水溶性高分子、発泡剤、顔料、植物抽出物、乳酸菌培養物又はその加工物などを挙げることができる。また、化粧料への本発明の保湿剤配合量は、特に限定されることはなく、ラメラ構造体及びショ糖脂肪酸エステル合計量で0.01重量%〜50重量%、さらに0.05重量%〜30重量%、特に0.1重量%〜20重量%が好ましい。
以下、実施例と参考例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例と参考例に何ら制限されるものではない。
実施例1(分散安定性の評価)
脂肪酸モノグリセリドと、コレステロールと、バチルアルコールと、トリベヘン酸スクロースとを表1に示す処方に従い、およそ70〜80℃で加熱混合溶解して油相混合物a)を調製した。一方、精製水にパラオキシ安息香酸メチルをおよそ70〜80℃で加熱混合溶解して水相b)を調製した。
ホモミキサーで物理的な攪拌を行いながら、水相b)に油相混合物a)を添加して約1分間攪拌し、その後、精製水に溶解した水溶性高分子(ポリビニルピロリドン)をさらに添加して、冷却を行い、脂肪酸モノグリセリドを主構成成分とするラメラ構造体(実施品1)を得た。
また、トリベヘン酸スクロースを含まない油相混合物を用いて同様の方法で、脂肪酸モノグリセリドを主構成成分とするラメラ構造体(比較品1及び2)を得た。
得られたラメラ構造体(実施品1、比較品1及び2)の性状(組織像)を暗十字の有無を指標として偏光顕微鏡を用いて確認するとともにSV−10(エー・アンド・ディ社製)を用いて粘度を測定した。
また、サンプル管(φ25mm)に4cmの高さまでラメラ構造体を入れ、45℃で5時間放置した後に目視によりサンプル管の底部からのクリーミング現象の程度を測定した。これらの結果は、表2に示す。
さらにまた、比較品1と実施品1については、ゼータサイザー ナノZS(シスメックス社製)を用いてゼータ電位を測定した。なお、ゼータ電位は、3回の測定の平均値とした。その結果を図1に示す。
ラメラ構造体の性状評価
評価基準
○;暗十字が確認できる
×;暗十字が確認されない
表2の結果から、ショ糖脂肪酸エステルとしてトリベヘン酸スクロースを使用することにより、脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体の分散安定性の向上効果が認められた。また、図1から、ショ糖脂肪酸エステルを用いることにより、ラメラ構造体におけるゼータ電位の絶対値が大きくなることが確認された。
ここで、一般に、帯電した粒子を電解質溶媒中に分散させて外部から電場をかけると、粒子は電荷の符号に応じて移動するが、このとき、流体中を移動する粒子は、粒子自体を取り囲む薄い流体層と共に移動している。ゼータ電位は、この流体表面に吸着した溶液分子層の電位として定義されるものであり、この絶対値が大きいほど、粒子間の静電気的反発が大きいことを示す。
従って、表2及び図1の結果から、ショ糖脂肪酸エステルを用いることによる脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体の分散安定性の向上効果は、ラメラ構造体における静電気的反発の増大が寄与したものと考えられる。
実施例2(ラメラ構造体の製造)
脂肪酸モノグリセリド、コレステロール、バチルアルコール、及び表3に示すショ糖脂肪酸エステルとを用いて表1の実施品1と同様の処方に従い、70〜80℃で加熱混合溶解して油相混合物a)を調製した。一方、精製水にパラオキシ安息香酸メチルを投入し、およそ70〜80℃で加熱混合溶解して水相b)を調製した。
ホモミキサーで物理的な攪拌を行いながら、水相b)に油相混合物a)を添加して約1分間攪拌し、その後、精製水に溶解した水溶性高分子(ポリビニルピロリドン)をさらに添加して、冷却を行い、脂肪酸モノグリセリドを主構成成分とするラメラ構造体(実施品2〜6)を得た。
得られたラメラ構造体(実施品2〜6)について、実施例1と同様に性状(組織像)、粘度、クリーミング現象及びゼータ電位(mV)を測定した。その結果を表4に示す。
表4の結果から、ショ糖脂肪酸エステルとして、ジラウリン酸スクロース、ヘキサパルミチン酸スクロース、オレイン酸スクロース、ポリステアリン酸スクロースの群から選ばれる1つを使用することにより、脂肪酸モノグリセリドを主構成成分とするラメラ構造体の分散安定性が向上する効果が認められた。
参考例
実施例1で調製した比較品1及び実施品1を用い、TURBISCAN Lab(英弘精機社製)により、さらに詳細な分散安定性試験を行った。分散安定性の測定は45℃の温度条件下で10分毎に5時間繰り返し、サンプル管内の経時的な粒子移動を光の強度分布変化として得た。光の強度分布の解析は散乱反射光を指標とし、光強度が20%減少したサンプル管の底部からの高さを表示させた。その結果を図2に示す。また、測定後の試料の状態を図3に示す。
図2、3から、測定終了時に、比較品1はサンプル管の底部から約18mmまで散乱反射光が20%減少していることが確認でき、目視でも、ラメラ構造体がサンプル管の上部に移動し、サンプル管の下部が希薄になっている状態(クリーミング現象)がはっきりと確認できた。一方、実施品1では、散乱反射光が20%減少している部分はほとんど見られず、目視でもクリーミング現象は確認されなかった。
実施品1、比較品1及び2のゼータ電位を示す。 実施品1及び比較品1の分散安定性の経時変化を示す。 実施品1及び比較品1のクリーミング現象を示す図である。

Claims (5)

  1. 構成脂肪酸が、炭素数8〜18の飽和又は不飽和脂肪酸である脂肪酸モノグリセリドを構成成分とするラメラ構造体と、ジラウリン酸スクロース、ヘキサパルミチン酸スクロース、ポリステアリン酸スクロース(ジステアリン酸スクロースを除く)及びトリベヘン酸スクロースの群から選ばれるショ糖脂肪酸エステルを含有する保湿剤。
  2. 脂肪酸モノグリセリドとショ糖脂肪酸エステルとを含有する油相混合物から調製されたラメラ構造体を含有する請求項1に記載の保湿剤。
  3. 脂肪酸モノグリセリドとショ糖脂肪酸エステルとを含有する油相混合物を加熱して溶融混合した後、該油相混合物に水相を添加し、若しくは水相に該油相混合物を添加し、物理的に撹拌することにより調製された請求項1又は2に記載の保湿剤。
  4. 室温での粘度が10mPa・s以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の保湿剤。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の保湿剤を含む化粧料。
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