JP3414550B2 - 蓋体の支持構造 - Google Patents

蓋体の支持構造

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JP3414550B2
JP3414550B2 JP10890895A JP10890895A JP3414550B2 JP 3414550 B2 JP3414550 B2 JP 3414550B2 JP 10890895 A JP10890895 A JP 10890895A JP 10890895 A JP10890895 A JP 10890895A JP 3414550 B2 JP3414550 B2 JP 3414550B2
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオ装置の外装ケ
ースの上面部に開閉自在に設けられる蓋体の支持構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラジオ受信機やコンパクトディスク付き
カセットテープレコーダでは、図8に示すように特定の
ボタンAを操作すると、機器本体Bの上面部に設けられ
ている蓋体21が図9に示すように指先が掛かるほど僅
かに開き、この蓋体21の先端部Cに指を掛けて図10
に示すように開いて、この蓋体21に組み込まれた表示
パネルDや各種の操作ボタンEや操作つまみなど備えた
操作盤Fを露出させるように構成されたものがある。
【0003】この蓋体21の支持構造は図6と図7に示
すように構成されている。図6において、蓋体21とこ
の蓋体21の前面部にビス30a〜30dで取り付けら
れる内側パネル28とで囲まれる部分には、必要な電気
部品が組み付けられた印刷配線基板23が内蔵されてい
る。
【0004】この蓋体21は、図6において蓋体21の
左側の下端に一体成形されている軸21aと、蓋体21
の右側の下端に印刷配線基板23とともに組み付けられ
た摩擦軸22を介して蓋体受け26に回動可能に取り付
けられている。蓋体受け26は機器本体Bにねじ止めさ
れる。
【0005】具体的には、軸21aに軸受25を挿入
し、さらに軸21aに形成したスリット21bに合うよ
うに曲げたネジリコイルバネ24の曲げ部24bを挿入
した後、軸受25に一体に形成した取付部25aを蓋体
受け26にビス止めしている。
【0006】ネジリコイルバネ24の腕24aは、取付
部25aを蓋体受け26にビス止めした後に、蓋体受け
26の係止部26aに係止し、ネジリコイルバネ24が
蓋体21を開方向に付勢している。
【0007】軸先端をHカットした摩擦軸22は、一枚
の板バネを二つ折りにした摩擦バネ27で軸先端を挟む
ようにしてビス31a,31bにて蓋体受け26に取り
付けられている。図7に示すように、二つ折りにした摩
擦バネ27は湾曲部27aが軸受けを形成するように成
形されており、かつ湾曲部27aの中央に平坦部27b
を形成して摩擦軸22が回動する際に、摩擦軸22の回
動角度が所定の角度以上になると摩擦力が生じるように
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、軸21a
とネジリコイルバネ24,摩擦軸22と摩擦バネ27を
使用することによって、図8〜図10に示したように蓋
体21を回動させることができる。
【0009】しかし、ネジリコイルバネ24が蓋体21
を常に開方向に付勢しているため、摩擦軸22が図7に
示す前記の摩擦バネ27の位置Gまで回転して、蓋体2
1が図8に示す状態から図9に示すように僅かに開いた
姿勢になったときに、ネジリコイルバネ24のバネ力に
よって衝撃的に当たることによって蓋体21が振動して
ふらつく問題がある。
【0010】また、目的の動作を得るためには摩擦バネ
27が必要である上、この摩擦バネ27を係止するため
に2本のビス31a,31bで蓋体受け26に止める必
要があって、小形化が困難である。
【0011】本発明は蓋体21をばね力によって開かせ
た状態で蓋体21のふらつきが発生せず、小型化が可能
な蓋体の支持構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の蓋体の支持構造
は、蓋体の一端と機器本体の側に取り付けられた第1の
支軸体の間にネジリコイルバネを介装し、ネジリコイル
バネによって蓋体を開放方向に付勢するとともに、第1
の支軸体には、蓋体が規定角度以上に開放方向に回動し
た場合に前記ネジリコイルバネの回動を許すスリット部
を形成し、蓋体の前記他端と前記機器本体の側に取り付
けられた第2の支軸体の間に前記蓋体が所定角度以上に
開放方向に回動した場合に前記蓋体の回動に抵抗を与え
る摺動手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】この構成によると、蓋体が規定角度まで開放す
るまでは、ネジリコイルバネが第1の支軸体の間に介装
されて、ネジリコイルバネの付勢力で蓋体が開放方向に
回動する。蓋体が規定角度に開くと、ネジリコイルバネ
の一端は第1の支軸体に形成されたスリット部に移動し
て前記付勢力が解除される。
【0014】蓋体の回動には摺動手段によって抵抗が掛
けられており、所定の角度以上に蓋体を開く場合にはこ
の抵抗に抗して開くことになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。図4において、蓋体3とこの蓋体3の前
面部にビス30a〜30dで取り付けられる内側パネル
28とで囲まれる部分には、必要な電気部品が組み付け
られた印刷配線基板23が内蔵されている。
【0016】この蓋体3は、図4において蓋体3の左側
の下端に成形されている主軸受け孔3bに第1の支軸体
1の主軸1aが挿入されて回動自在に枢支される。蓋体
3の右側の下端に成形されている軸孔3fには第2の支
軸体22の軸22aが挿入されて回動自在に枢支され
る。軸穴3fの周囲には筒状リブ3gが形成されてい
る。
【0017】第1の支軸体1は取付部1bが蓋受け体4
にビス32a〜32dで取り付けられ、第2の支軸体2
2は取付部22bが蓋体受け4に取り付けられている。
第1の支軸体1は図1に示すように構成されており、第
1の支軸体1と蓋体3の間にはネジリコイルバネ2が介
装されている。
【0018】図1と図2に示すように、第1の支軸体1
は主軸1aと取付部1bおよび主軸1aの外周に形成さ
れた筒軸部1cとを備えており、主軸1aにはネジリコ
イルバネ2が挿入されている。
【0019】筒軸部1cには開放端側より第1のスリッ
ト1dが形成されている。そのスリット1dの奥端部に
は第2のスリット1gが形成されている。ネジリコイル
バネ2は図2に示すように主軸1aに差し込まれて、ネ
ジリコイルバネ2の腕2aがスリット1dをくぐって筒
軸部1cの外部に延設されて第1の支軸体1に形成され
たストッパ部1fに係合できる。
【0020】第1の支軸体1の主軸1aが挿入される主
軸受け孔3bに対応して蓋体3には、筒軸部1cに外嵌
する筒軸受部3cが形成されている。主軸受け孔3bと
筒軸受部3cとの間にスリット孔3dが形成されてお
り、ネジリコイルバネ2の他方の腕2bがこのスリット
孔3dを介して蓋体3の内側に挿入されて、蓋体3に内
側パネル28を組みつけた状態ではネジリコイルバネ2
の腕2bの先端が、蓋体3に形成した受リブ3eと蓋2
8に形成した押えボス28aによって挟持されている。
【0021】ネジリコイルバネ2のばね力は、他方の腕
2bがストッパ1fに接した状態で腕2bを左回転する
ことによって作用し、右回転した場合、腕2aがスリッ
ト部1gの間で一定角度回転可能なようになっている。
【0022】図3と図5に示すように、第2の支軸体2
2は摺動リブ22cを備え、蓋体3が所定角度以上に回
動した状態で摺動リブ22cが筒状リブ3gの小径部3
hに当接して摺動するように構成されている。
【0023】なお、図示されていないが、蓋体3を閉塞
位置に係止する手段が従来と同じように設けられてい
る。このように構成したため、蓋体3を閉塞位置に係止
した状態(0°)〜45°間では、ネジリコイルバネ2
の腕2aが図2に示すようにストッパ1fに当たってい
る状態となっており、蓋体3を閉塞位置に係止する手段
を解除すると、蓋体3はネジリコイルバネ2の付勢力で
開放方向に回動する。
【0024】蓋体3の回動が45°になると、ネジリコ
イルバネ2の腕2aがストッパ1fから離れてスリット
部1gに移動するため、ネジリコイルバネ2の前記付勢
力が作用しなくなって、蓋体3は従来のような振動によ
るふらつき無しに停止する。
【0025】図5に示すように、コイルバネ2の開放方
向の付勢力が無くなる45°〜105°の間では、筒状
リブ3gと摺動リブ22cが当接するため、指先が掛か
るほど僅かに開いて停止している蓋体3を開くために、
蓋体3の先端部Cに指を掛けて引き揚げると、蓋体3は
筒状リブ3gと摺動リブ22cとの摺動による抵抗に抗
して105°付近まで開放することができる。
【0026】また、蓋体3の回動が45°になってネジ
リコイルバネ2による回動付勢力が解除される際には、
筒状リブ3gと摺動リブ22cとの摺動による抵抗が作
用し始めているため、蓋体3は従来のような振動による
ふらつき無しにより確実に停止する。
【0027】上記の実施例では筒状リブ3gと摺動リブ
22cとの摺動による抵抗が作用する角度は、ネジリコ
イルバネ2の回動付勢力が解除される45°よりもさら
に蓋体3を開く場合であったが、筒状リブ3gと摺動リ
ブ22cとの摺動による抵抗が作用する角度はネジリコ
イルバネ2の回動付勢力が作用する区間と重複するよう
に構成することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、蓋体の前
記一端と前記機器本体の側に取り付けられた第1の支軸
体の間にネジリコイルバネを介装し、ネジリコイルバネ
によって蓋体を開放方向に付勢するとともに、前記支軸
体には、蓋体が規定角度以上に開放方向に回動した場合
に前記ネジリコイルバネの回動を許すスリット部を形成
し、蓋体の前記他端と前記機器本体の側に取り付けられ
た第2の支軸体の間に前記蓋体が所定角度以上に開放方
向に回動した場合に前記蓋体の回動に抵抗を与える摺動
手段を設けたため、蓋体の開放付勢力を規定角度の範囲
で作用するようにし、かつ摺動手段によって蓋体の回動
に抵抗を与えることによって、ふらつきの無い状態で蓋
体を停止させることができる。
【0029】また、従来に比べて小型化を可能にし、且
つ部品点数を削減することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋体の支持構造の一方の枢支部分の分
解図である。
【図2】図1の組み図である。
【図3】同実施例の他方の枢支部分の断面図である。
【図4】同実施例の全体の分解斜視図である。
【図5】図3の側面図である。
【図6】従来装置の全体の分解斜視図である。
【図7】同従来例の他方の枢支部分の側面図である。
【図8】同従来例の装置を備えたテープレコーダの外観
斜視図である。
【図9】同従来例のテープレコーダが蓋体を僅かに開い
て停止した状態の外観斜視図である。
【図10】同従来例のテープレコーダの蓋体を全開した
状態の外観斜視図である。
【符号の説明】
B 機器本体 1 第1の支軸体 1g スリット部 2 ネジリコイルバネ 3 蓋体 3f 蓋体の軸孔 3g 筒状リブ 22 第2の支軸体 22a 第2の支軸体の軸 22c 第2の支軸体の摺動リブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体に対し蓋体の一端と他端を枢支
    して前記蓋体を回動自在に支持する支持構造であって、
    蓋体の前記一端と前記機器本体の側に取り付けられた第
    1の支軸体の間にネジリコイルバネを介装し、ネジリコ
    イルバネによって蓋体を開放方向に付勢するとともに、
    第1の支軸体には、蓋体が規定角度以上に開放方向に回
    動した場合に前記ネジリコイルバネの回動を許すスリッ
    ト部を形成し、蓋体の前記他端と前記機器本体の側に取
    り付けられた第2の支軸体の間に前記蓋体が所定角度以
    上に開放方向に回動した場合に前記蓋体の回動に抵抗を
    与える摺動手段を設けた蓋体の支持構造。
  2. 【請求項2】 摺動手段を、蓋体の軸孔の周りに形成し
    た筒状リブと、機器本体の側に取り付けられ蓋体の前記
    軸孔に挿入される軸ならびに蓋体が所定角度以上に開放
    方向に回動した場合に前記筒状リブの内周面に当接する
    摺動リブが形成された第2の支軸体とで構成した請求項
    1記載の蓋体の支持構造。
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