JP2000160908A - 跳ね上げ式回転扉の保持機構 - Google Patents

跳ね上げ式回転扉の保持機構

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JP2000160908A
JP2000160908A JP10337836A JP33783698A JP2000160908A JP 2000160908 A JP2000160908 A JP 2000160908A JP 10337836 A JP10337836 A JP 10337836A JP 33783698 A JP33783698 A JP 33783698A JP 2000160908 A JP2000160908 A JP 2000160908A
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JP
Japan
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door
arm
free end
revolving door
leaf spring
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Pending
Application number
JP10337836A
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English (en)
Inventor
Gakuo Nakazato
岳夫 中里
Kunio Fukaizawa
邦夫 深井澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転扉の保持機構は複雑で部品点数も
多いために、コストがかさむと共にその組立てにも手間
がかかるものであった。 【解決手段】 機器の前面に水平に軸を設けてその軸の
回りに回動自在に扉を取り付け、前記扉は前記軸の回り
の円弧の一方の端に凹部を形成すると共に円弧の他方の
端を切り落として弦を形成し、板ばねをその自由端が前
記円弧に当接するように前記機器に固定し、前記扉を開
いたとき前記板ばねの自由端が前記円弧の弦を押圧し、
一方、前記扉を閉じたとき前記板ばねの自由端が前記円
弧の凹部に入り込むよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面に操作部を有
する電子機器の目隠し扉に係り、その回転機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器等の電子機器では、前面
パネル部分にスイッチやボリューム等の操作部を配置す
ることが多い。機器を積み重ねて使用することも考慮し
て、そのような場合でも操作ができるようにしたもので
ある。しかし、誤って操作部を触ってしまうこともある
ので、普段はそれを覆い隠す蓋を設けることがある。ま
た、操作部が垂直なままでは操作し難いので、操作し易
い角度にパネルを回動できるようにしたものがある。例
えば、特開平1−283997号公報には、パネルを軸
の回りに回動できるように支える回動部材の外周に切り
込みを形成し、その切り込みと噛み合って回動を阻止す
る係止片と、その係止片を切り込みから開放する機構と
を設けたパネル回動装置が開示されている。同装置で
は、パネルを傾けた時に係止片を回動部材の切り込みに
かみ合わせることで、パネルをその位置で保持できるよ
うにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものは機構が複雑で部品点数も多いために、コストがか
さむと共にその組立てにも手間がかかるものであった。
そこで安価な扉の回動及び保持機構が求められていたも
のである。本発明は、機器前面を覆う扉の開放状態と閉
鎖状態とを簡単且つ安価な構成で保持し得る機構を提案
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、機器の前面に
水平に軸を設けてその軸の回りに回動自在に扉を取り付
け、前記扉は前記軸の回りの円弧の一方の端に凹部を形
成すると共に円弧の他方の端を切り落として弦を形成
し、板ばねをその自由端が前記円弧に当接するように前
記機器に固定し、前記扉を開いたとき前記板ばねの自由
端が前記円弧の弦を押圧し、一方、前記扉を閉じたとき
前記板ばねの自由端が前記円弧の凹部に入り込むように
構成したものである。
【0005】
【実施例】図3は、本発明実施例の跳ね上げ式回転扉の
保持機構を設けた電子機器の外観を示している。同図
(a)が前面パネル30を覆う跳ね上げ式の回転扉10
を閉じた状態であり、同図(b)がその回転扉10を跳
ね上げた状態である。電子機器は電子部品を内蔵した筐
体32と前面パネル30とで構成され、前面パネル30
には電源スイッチ33やフロッピー(登録商標)ディス
クドライブ34等の操作部が配されている。回転扉10
を閉じた状態では操作部は隠れているので、不用意に人
の手などが操作部に触れることはない。一方、必要なと
きには、オペレータは回転扉10を開けて操作部を操作
するものである。
【0006】図1に、この回転扉10の回動機構を拡大
して示す。図は、前面パネル30の左右両端に設けた回
動機構の一方を内側から見た斜視図である。回転扉10
は樹脂製であり、それと一体に成形された腕11によっ
て、前面パネル30の内側左右両端に設けた軸15に回
動可能に取り付けられている。腕11は前面パネル30
の端に設けた孔31を通って軸15に取り付けられてお
り、その腕11が軸15の回りを回転することで腕11
は孔31を出入りし、それに伴って回転扉10が上下に
開閉するものである。
【0007】腕11は軸15を中心とする略扇形をして
おり、その円弧部分の一方の端を切り落として弦の一部
を成すようにし、それによって外周面13の端に平坦部
12を形成している。また、円弧部分のもう一方の端に
は軸15方向に掘り下げた凹部14を形成している。外
周面13から凹部14にかけては角を落として滑らかに
曲面が連続するように成形している。そして、板ばね2
0を、その自由端21が腕11の外周面13に当接する
ようにして、もう一方の端22を前面パネル30にネジ
にて固定している。板ばね20は、弾性力によってその
自由端21が腕11の外周面13をほぼ軸15の中心方
向に押圧するようになっているので、腕11が軸15の
回りを回転すると、板ばね20の自由端21は腕11の
外周面13を摺動する。そして、回転扉10が最大に跳
ね上げられ開放状態に至ったとき板ばね20の自由端2
1は腕11の平坦部12に達してそこを押圧する。ま
た、逆に回転扉10が下げられて完全に閉じられたと
き、板ばね20の自由端21は腕11の凹部14に至る
ので、板ばね20は自身の弾性力で伸び上がり、その自
由端21が凹部14に入り込むのである。
【0008】図2は、軸15に対して垂直に切ったとき
の要部の断面図であり、同図(a)は回転扉10を閉じ
た状態のもの、そして、同図(b)は回転扉10を跳ね
上げて開いた状態のものである。同図(a)に示すよう
に、回転扉10を閉じた状態では、板ばね20の自由端
21が腕11の凹部14に入り込み、板ばね20は弾性
力でさらに伸び上がろうとしてその自由端21が外周面
13に連なる凹部14の曲面を押すので、腕11は図示
時計方向に回転する力を加え続けられる。その為、回転
扉10は常にぴったりと前面パネル30の操作部を蓋す
る状態に保たれるものである。
【0009】この状態から回転扉10を図示反時計方向
に引き上げて開けようとすれば、腕11の凹部14より
も外周面13の方が軸15からの半径が大きいので、腕
11の回転に伴って凹部14から外周面13にかけての
曲面で板ばね20の自由端21を押し下げることにな
る。この板ばね20の弾性力に抗して回転扉10を開け
ると腕11が回転し、それによって板ばね20の自由端
21が凹部14を脱して外周面13を摺動するようにな
る。このとき抵抗は小さく一定となる。
【0010】更に回転扉10を跳ね上げて完全に開放す
ると同図(b)の状態になり、板ばね20の自由端21
は腕11の平坦部12に至ってそこを軸15方向に押圧
する。平坦部12は外周面13よりも軸15からの半径
が小さくなるので、板ばね20の自由端21が平坦部1
2にあると、腕11を図示時計方向に回そうとする力に
板ばね20は抵抗を示すようになる。従って、回転扉1
0は同図(b)に示す開放状態で安定して保持されるも
のである。
【0011】この状態から回転扉10を閉じる場合に
は、板ばね20の自由端21を平坦部12から外周面1
3にかけて摺動させつつ、その半径の違い分板ばね20
を押し下げるだけの力を加えてやればよい。しかも、平
坦部12から外周面13にかけての曲面は連続していな
いので、閉め始めにおいて節度ある抵抗を示すものであ
り、良好な感触を得ることができる。
【0012】このように、実施例は、回転扉10の開放
状態と閉鎖状態とを保持する機能を1つの板ばね20に
兼ねさせている。そして、これは、扉と腕11とを一体
に成形できる樹脂製で軽量な扉に好適に用いることがで
きるものである。また、回転扉10が回動して閉鎖状態
から開放状態に到るまでの間、板ばね20は腕11の外
周面13を摺動するので、略扇形の腕11の中心の角度
は、回転扉10の回動角度に等しくなる。逆に言えば、
腕11の円弧の両端の平坦部12と凹部14の間の中心
角度の設定に応じて、回転扉10の回動角度が決まるも
のである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、回転扉の開放状態と閉
鎖状態とを1つの板ばねで安定保持できるようになるの
で、コストがかからない。しかも構造が単純であるので
加工が容易であり、特に、扉と腕とを一体に成形できる
樹脂製で軽量な扉に好適に用いることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の回転扉の保持機構を示す斜視図であ
る。
【図2】実施例の要部の断面図である。
【図3】実施例の回転扉の保持機構を設けた電子機器の
外観を示す図である。
【符号の説明】
10 回転扉 11 腕 12 平坦部 13
外周面 14 凹部 15 軸 20 板ばね 21 自由端 30
前面パネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の前面に水平に軸を設けてその軸の
    回りに回動自在に扉を取り付け、前記扉は前記軸の回り
    の円弧の一方の端に凹部を形成すると共に円弧の他方の
    端を切り落として弦を形成し、板ばねをその自由端が前
    記円弧に当接するように前記機器に固定し、前記扉を開
    いたとき前記板ばねの自由端が前記円弧の弦を押圧し、
    一方、前記扉を閉じたとき前記板ばねの自由端が前記円
    弧の凹部に入り込むことを特徴とする跳ね上げ式回転扉
    の保持機構。
JP10337836A 1998-11-27 1998-11-27 跳ね上げ式回転扉の保持機構 Pending JP2000160908A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10337836A JP2000160908A (ja) 1998-11-27 1998-11-27 跳ね上げ式回転扉の保持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10337836A JP2000160908A (ja) 1998-11-27 1998-11-27 跳ね上げ式回転扉の保持機構

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ID=18312438

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JP10337836A Pending JP2000160908A (ja) 1998-11-27 1998-11-27 跳ね上げ式回転扉の保持機構

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336383A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Mitsubishi Electric Corp 回転扉の保持機構
WO2021128569A1 (zh) * 2019-12-28 2021-07-01 苏州市富尔达科技股份有限公司 一种推动释放导轨

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336383A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Mitsubishi Electric Corp 回転扉の保持機構
JP4584038B2 (ja) * 2005-06-03 2010-11-17 三菱電機株式会社 回転扉の保持機構
WO2021128569A1 (zh) * 2019-12-28 2021-07-01 苏州市富尔达科技股份有限公司 一种推动释放导轨

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