JP3413704B2 - 薄膜半導体装置の製造方法 - Google Patents

薄膜半導体装置の製造方法

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JP3413704B2
JP3413704B2 JP14840896A JP14840896A JP3413704B2 JP 3413704 B2 JP3413704 B2 JP 3413704B2 JP 14840896 A JP14840896 A JP 14840896A JP 14840896 A JP14840896 A JP 14840896A JP 3413704 B2 JP3413704 B2 JP 3413704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜半導体装置の製
造方法に関する。詳しくは、例えば900cm2 以上の面
積を有するガラス等の絶縁基板に成膜された非単結晶性
の半導体薄膜に対し不純物イオンを選択的に注入して低
濃度不純物領域、高濃度不純物領域及びチャネル領域を
備えた薄膜トランジスタを集積形成し、且つ600℃以
下の低温プロセスで必要な熱処理等を行なって薄膜半導
体装置を製造する方法に関する。より詳しくは、不純物
イオンの注入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ等に用いられる大面積
の薄膜半導体装置を低温プロセスで製造する場合、半導
体薄膜に不純物領域を形成する為イオン注入装置を用い
て不純物イオンの注入を行なっている。従来のイオン注
入装置は直径8インチ程度までの大きさのシリコンウェ
ハに質量分離した不純物イオンをビーム状に形成し且つ
電界加速して注入するものである。この様に、イオン源
から生じた不純物イオンを質量分離にかけて目的のイオ
ン種のみを取り出すイオン注入装置を、本明細書では以
下「イオンインプランテーション装置」と称する事にす
る。このイオンインプランテーション装置は比較的中程
度のイオン電流を出力可能な「中電流イオンインプラン
テーション装置」と比較的大きなイオン電流を出力可能
な「大電流イオンインプランテーション装置」に大別さ
れる。中電流イオンインプランテーション装置は正確な
ドーズ量が要求される不純物イオン注入処理に用いられ
る。例えば、トランジスタの低濃度不純物領域(LDD
領域、Lightly Doped Drains)の
形成やトランジスタの閾電圧(Vth)制御を目的とし
た不純物注入に用いられる。中電流イオンインプランテ
ーション装置は固定されたウェハ上に1mA程度のイオン
ビームを1kHz の高速で走査しながら照射する構造にな
っている。
【0003】これに対し、大電流イオンインプランテー
ション装置は1×1014/cm2 以上の高ドーズ量を必要
とする不純物注入処理に用いられる。例えば、薄膜トラ
ンジスタの高濃度不純物領域(例えば、ソース領域及び
ドレイン領域)の形成に用いられる。大電流イオンイン
プランテーション装置では、10mA以上の大電流イオン
ビームを回転プラテンに装着された10枚程度以上のウ
ェハに一括照射している。ソース領域やドレイン領域の
形成に用いる大電流イオンインプランテーション装置で
は、イオンビームの高速走査に必要な静電偏向器が空間
電荷効果に起因する制約を受ける為有効に機能しない。
この為大電流イオンインプランテーション装置ではイオ
ンビームを高速走査する事ができない。従って、前述し
た様に10枚程度以上のウェハを回転プラテンに装着し
て大電流イオンビームを一括照射するバッチ処理方式が
採用されている。このバッチ処理によりスループットを
挙げる事ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
大電流イオンインプランテーション装置で、液晶ディス
プレイ等の製造に必要となる30cm×30cm=900cm
2 以上の大面積基板を処理する場合、回転プラテンの直
径寸法等が大きくなり装置自体が巨大になりすぎて現実
的ではない。この為従来は、電離した不純物イオンを質
量分離にかける事なく電界加速してイオンシャワーを形
成し、大面積の半導体薄膜に一括して注入するイオン注
入装置が開発されてきた。以下、本明細書ではこの構造
のイオン注入装置を「イオンドーピング装置」と称する
事にする。しかしながら、このイオンドーピング装置は
質量非分離型である為、目的とするイオン種(ドーパン
ト)以外のイオン種(水素イオン等)も同時に打ち込ま
れる為、1×1014/cm2 未満の比較的低ドーズ量を正
確に制御する事が困難であった。この為、アクティブマ
トリクス型等比較的大面積の液晶ディスプレイに用いる
薄膜半導体装置を例えば600℃以下の低温プロセスで
製造する場合、必要不可欠な製造技術となるVth制御
用のイオン注入やLDD領域形成用のイオン注入におい
てこれらのドーズ量を精密に制御する事が困難であっ
た。なお、低温プロセスでは、半導体薄膜として例えば
低温成膜された多結晶シリコンを用いる為、Vth制御
やLDD領域の形成が必要不可欠なものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するものであり、その目的はVth制御やLDD領域
形成におけるドーズ量を正確に調整可能な薄膜半導体装
置の製造方法を提供する事である。上述した目的を達成
する為に以下の手段を講じた。即ち、本発明の第1側面
によれば、基本的に900cm2 以上の面積を有する絶縁
基板に成膜された非単結晶性の半導体薄膜に対し、不純
物イオンを選択的に注入して低濃度不純物領域、高濃度
不純物領域及びチャネル領域を備えた薄膜半導体トラン
ジスタを集積形成し且つ600℃以下のプロセス温度で
必要な熱処理を行なって薄膜半導体装置を製造するもの
である。特徴事項として、先ず第1注入工程を行ない、
イオン源から生じた不純物イオンを質量分離にかけて目
的のイオン種のみを取り出し且つビーム上に整形して得
られた第1のイオンビームを走査しながら1×1013
cm2 未満のドーズ量で該半導体薄膜に注入し、チャネル
領域の不純物濃度を調整して薄膜トランジスタの閾電圧
を予め制御しておく。に第2注入工程を行ない、イオ
ン源から生じた不純物イオンを質量分離にかけて目的の
イオン種のみを取り出し且つビーム状に整形して得られ
た第2のイオンビームを走査しながら1×1014/cm2
未満のドーズ量で該半導体薄膜に注入し、薄膜トランジ
スタの低濃度不純物領域を形成する。最後に第3注入工
程を行ない。別のイオン源から生じた不純物イオンを質
量分離にかける事なく目的のイオン種を含んだまま電界
加速して得られたイオンシャワーを走査する事なく1×
10 14 /cm 2 以上のドーズ量で該半導体薄膜に注入し、
薄膜トランジスタの高濃度不純物領域を形成する。好ま
しくは、前記第1注入工程及び第2注入工程は、静電偏
向では走査が困難な程度に大電流のイオンビームを磁場
偏向で走査する事により900cm2 以上の大面積を有す
る絶縁基板の効率的な処理を可能にしている。
【0006】本発明によれば、大電流イオンインプラン
テーション装置を用いて閾電圧(Vth)制御用のイオ
ン注入を行なっている。質量分離を経たイオンビームを
半導体薄膜に照射しているのでVth制御に必要な1×
1013/cm2 未満の低ドーズ量を精度良く制御可能であ
る。又、大電流のイオンビームのスポット径は比較的大
きく、且つ磁場偏向によりイオンビームを走査している
ので、大面積の絶縁基板を極めて効率的に処理できる。
同様に、薄膜トランジスタの低濃度不純物領域の形成に
おいても磁場偏向を用いた大電流イオンインプランテー
ション装置を用いているので、不純物イオンの注入を1
×1014/cm2 未満の低ドーズ量に精度良く制御しなが
ら、大面積の絶縁基板を処理する事が可能である。一
方、薄膜トランジスタの高濃度不純物領域の形成にはイ
オンドーピング装置を用いている。質量分離にかける事
なく目的のイオン種を含んだまま電界加速して得られた
イオンシャワーを大面積の絶縁基板に対し一括照射でき
る。加えて、高濃度不純物領域の形成に必要な1×10
14/cm2 以上のドーズ量を十分確保する事が可能であ
る。この様に本発明では大電流イオンインプランテーシ
ョン装置とイオンドーピング装置を使い分ける事によ
り、600℃以下の低温プロセスで大型の薄膜半導体装
置を高精度で量産可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の最良
な実施形態を詳細に説明する。図1は本発明にかかる薄
膜半導体装置製造方法の第1実施形態を示す工程図であ
る。本実施形態では、900cm2 以上の面積を有する絶
縁基板に成膜された非単結晶性の半導体薄膜に対し不純
物イオンを選択的に注入して低濃度不純物領域、高濃度
不純物領域及びチャネル領域を備えた薄膜トランジスタ
を集積形成し、且つ600℃以下のプロセス温度で必要
な熱処理を行なって薄膜半導体装置を製造している。本
実施形態の薄膜トランジスタはトップゲート構造を有
し、Nチャネル型及びPチャネル型の両者を含んでい
る。但し、図示を容易にする為に、Nチャネル型の薄膜
トランジスタのみを示している。この薄膜トランジスタ
はチャネル領域の幅寸法Wが20μmであり、チャネル
領域の長手寸法が7μmに設定されている。先ず(A)
に示す様に、ガラス等からなる絶縁基板0の上に下地膜
としてのバッファ層1を形成する。例えば、SiO2
又はSiNx 膜を約100nm〜200nmの厚みで堆積し
バッファ層1とする。なお、このバッファ層1は必ずし
も必要ではない。続いて、プラズマCVD法又はLPC
VD法等で、非晶質シリコンからなる半導体薄膜2を約
30nm〜80nmの膜厚で成膜する。なお、これらのバッ
ファ層1や半導体薄膜2が全面的に成膜された絶縁基板
0の寸法は30cm×35cmである。ここで、非晶質シリ
コンからなる半導体薄膜2の成膜にプラズマCVD法を
用いた場合は、膜中の水素を脱離させる為にアニールを
行なう。このアニールは窒素雰囲気中に絶縁基板0を投
入し400〜450℃の温度で1時間程度加熱する。な
お、この脱水素化アニールはRTP等のランプアニール
を用いても良い。続いて、レーザアニール又は固相成長
等の手段を用いて非晶質シリコンを結晶化させ多結晶シ
リコンに転換する。この多結晶シリコンに転換された半
導体薄膜2をエッチングでアイランド状にパタニング
し、薄膜トランジスタの素子領域とする。エッチングさ
れた半導体薄膜2を被覆する様にゲート絶縁膜3を形成
する。例えば、プラズマCVD法、常圧CVD法、減圧
CVD法、ECR−CVD法、スパッタ法等でSiO2
膜を50nm〜400nm堆積成長させゲート絶縁膜3とす
る。
【0008】ここで、必要に応じ、大電流イオンインプ
ランテーション装置を用いて第1注入工程(追加のイオ
ンビーム注入工程)を行なう。即ち、イオン源から生じ
た不純物イオンを質量分離にかけて目的のイオン種のみ
を取り出し且つビーム状に整形して得られた第1のイオ
ンビームを走査しながら1×1013/cm2 未満のドーズ
量で半導体薄膜2に注入し、後工程でチャネル領域とな
る部分の不純物濃度を調整して薄膜トランジスタの閾電
圧Vthを予め制御しておく。この処理に用いる大電流
イオンインプランテーション装置は磁場偏向器を備えて
おり、静電偏向では走査が困難な程度に大電流のイオン
ビームを磁場偏向で走査する事により900cm2 以上の
大面積を有する絶縁基板0の効率的な処理を可能にす
る。具体的には、目的のイオン種であるB+を薄膜トラ
ンジスタ(TFT)のVthを制御する目的でドーズ量
を1×1012/cm2 〜8×1012/cm2 程度に設定し、
イオン注入を行なう。この時の加速電圧は例えば10kV
に設定する。又、イオンビーム電流は4μA〜10μA
であり、水平方向の走査周波数は1Hzであり、垂直方向
の走査速度は30mm/sec であり、ビームスポットのオ
ーバーラップ量は66.7%であり、垂直方向の走査サ
イクルは8sycles〜10cyclesであり、イオン注入に要
した総時間は300sec 〜400sec である。なお、こ
のVth制御の為の第1注入工程はゲート絶縁膜3の成
膜前に行なっても良い。
【0009】次に(B)に示す様に、絶縁基板0の上に
Al,Ti,Mo,W,Ta,低抵抗化ポリシリコン、
あるいはこれらの合金を200nm〜800nmの厚みで成
膜し、所定の形状にパタニングしてゲート電極4に加工
する。次いで、第1注入工程と同様に磁場偏向器を備え
た大電流イオンインプランテーション装置を用いて第2
注入工程(イオンビーム注入工程)を行なう。即ち、イ
オン源から生じた不純物イオンを質量分離にかけて目的
のイオン種のみを取り出し且つビーム状に整形して得ら
れた第2のイオンビーム5を走査しながら1×1014
cm2 未満のドーズ量で半導体薄膜2に注入し、TFTの
低濃度不純物領域8aを形成する。具体的には、ゲート
電極4をマスクとして目的のイオン種であるP+をイオ
ン注入する。この時のドーズ量は6×1012/cm2 〜5
×1013/cm2 に設定する。
【0010】さらに(C)に示す様に、Nチャネルトラ
ンジスタ用のレジストパタン6を形成し、ゲート電極4
を含めてその周囲を被覆する。ここでイオンドーピング
装置を用いて第3注入工程(イオンシャワー工程)を行
なう。即ち、別のイオン源から生じた不純物イオンを質
量分離にかける事なく目的のイオン種を含んだまま電界
加速して得られたイオンシャワー7を走査する事なく1
×1014/cm2 以上のドーズ量で半導体薄膜2に注入
し、TFTの高濃度不純物領域8を形成する。具体的に
は、目的のイオン種であるP+を1×1015/cm2 程度
のドーズ量でイオン注入する。このイオンドーピング装
置はバケットタイプのチャンバから一括して不純物イオ
ンを引き出し、絶縁基板0の全面に照射する為、スルー
プットは高く搬送を含めても1枚当たりの処理時間は1
min 程度である。なお、場合によってはイオンドーピン
グ装置の代わりに前述したイオンインプランテーション
装置を用いて第3注入工程を行っても良い。以上の処理
により、ゲート電極4の直下には予めVthが調整され
たチャネル領域Chが形成され、その両側には低濃度不
純物領域8aからなるLDD領域が形成され、さらにそ
の両側には高濃度不純物領域8からなるソース領域S及
びドレイン領域Dが形成される。なお、絶縁基板0上に
CMOS回路を集積形成する場合には、Nチャネルトラ
ンジスタ用のレジストパタン6に代えてPチャネルトラ
ンジスタ用のレジストパタンを形成し、イオン源のガス
系を5%B26/H2 に切り換え、ドーズ量1×1015
/cm2 程度でB+をイオン注入すれば良い。
【0011】最後に(D)に示す様に、薄膜トランジス
タTFTをPSG等からなる層間絶縁膜9で被覆する。
その膜厚は約600nm程度である。この状態で300℃
〜400℃の温度下アニールを行ない、半導体薄膜2に
注入されたドーパントを活性化させる。この様な低温活
性化アニールの代わりにレーザ活性化アニールを行なっ
ても良い。さらに、層間絶縁膜9にコンタクトホールを
開口した後、Al−Si等からなる金属膜をスパッタリ
ングにより成膜し、所定の形状にパタニングして配線電
極10に加工する。この配線電極10の上を順にSiO
2 膜11及びSiNx 膜12で被覆する。これらの膜の
合計厚みは200nm〜400nm程度である。この状態で
絶縁基板0を窒素雰囲気中に投入し350℃程度の温度
で1時間程度水素化アニールを実行する。これにより、
SiO2 膜11に含有されていた水素が半導体薄膜2に
導入され、薄膜トランジスタTFTの動作特性を改善で
きる。以上の様にして薄膜半導体装置が完成する。な
お、この薄膜半導体装置を液晶ディスプレイに用いる場
合、さらにSiNx 膜12の上にITO等からなる画素
電極を形成する場合がある。以上に説明した薄膜半導体
装置のプロセス温度は最高が脱水素アニールの400℃
〜450℃である。
【0012】図2は、前述した第1注入工程及び第2注
入工程で用いられる大電流イオンインプランテーション
装置の具体的な構成を示すブロック図である。図示する
様に、本装置はイオン源31、質量分離器32、四重極
レンズ33、偏向マグネット34、角度補正マグネット
35、ワークステーション36等を備えている。イオン
源31から発生したイオンビームは質量分離器32を通
り質量分離される。さらに、四重極33を介して偏向マ
グネット34に入射する。この後角度補正マグネット3
5を通過する事により、基板に対するイオンビームの角
度を調節し、ドーズ量の基板面内分布を均一化する。最
後にイオンビームはワークステーション36に載置され
た絶縁基板上に入射する。四重極レンズ33は大電流イ
オンビームに伴なう空間電荷効果に起因する結像位置の
変化を補償する為に装入されている。かかる構成を有す
る大電流イオンインプランテーション装置のさらに具体
的な光学系は、例えばNuclear Instrum
ents and Methods in Physi
cs Research A363(1995)p.4
68に開示されている。この大電流イオンインプランテ
ーション装置は投入可能な最大基板サイズが32cm×4
0cmであり、最大ビーム電流は16mAであり、注入エネ
ルギーは10KeV 〜100KeV の間で可変であり、ドー
ズ量は1×1012/cm2 〜1×1016/cm2 の範囲で制
御可能である。又、注入可能なイオン種としてはP+と
B+に対応している。本イオンインプランテーション装
置の特徴は、大電流のイオンビームを電場ではなく磁場
によって走査させる事にあり、この為従来静電偏向器で
は困難であった大電流イオンビームの走査も可能となっ
ている。磁場偏向型の走査系を持つ為、10mA以上の大
電流イオンビームを用いて基板を枚葉で処理する事がで
きる。加えて、イオン注入時間も数10秒〜数分以内で
完了し、スループット低下の心配もない。大電流イオン
ビームのスポットサイズは90mm×90mmの正方形であ
る。
【0013】図3は、上述した第3注入工程で用いられ
るイオンドーピング装置の一例を示すブロック図であ
る。このイオンドーピング装置は基板サイズに相当する
開口部を持つ大型であり、容量結合型高周波放電により
プラズマを発生させるイオン源51を主体とする。イオ
ン源51はマッチングボックス52を介して高周波電源
53に接続されている。4枚の多孔電極(第1電極5
4、第2電極55、抑制電極56、接地電極57)で形
成された引き出し・加速電極系によりイオンシャワー5
8を引き出す。4枚電極構成のイオン源としては1段加
速方式と2段加速方式があるが、本例では前者を採用し
ている。この1段加速方式の場合単一の加速電圧でイオ
ンエネルギーを決定できる。又、エネルギーとは独立し
た引き出し電流の制御でプラズマからのイオンの引き出
し状態を調整できる。即ち、この1段加速方式では引き
出し電源59、加速電源60、抑制電源61を別々に備
えている。図示する様にイオンドーピング装置はイオン
インプランテーション装置と異なり加速管や走査部は持
たない。必要なエネルギーはイオン源の引き出し・加速
電極系で決まる。一方、必要な基板サイズに相当するイ
オンシャワー58の大きさについては、イオン源の多孔
領域を基板サイズに応じたものを使用する。従って、基
板サイズの大型化に伴ない、イオン源が大型化する事に
なる。現状の40cm×50cm基板対応のイオン源では、
最大径が1.2mにまでなっている。
【0014】図4は本発明にかかる半導体装置製造方法
の第2実施形態を示す工程図である。図1に示した第1
実施形態と対応する部分については対応する参照番号を
付して理解を容易にしている。本実施形態ではボトムゲ
ート構造の薄膜トランジスタを集積形成している。図示
を容易にする為、Nチャネル型の薄膜トランジスタのみ
を示している。そのチャネル幅は20μmであり、チャ
ネル長は7μmである。先ず(A)に示す様に、ガラス
等からなる絶縁基板0の上にSiO2 膜又はSiNx
等を約100nm〜200nmの厚みで形成し、バッファ層
1とする。絶縁基板0の大きさは30cm×35cmであ
る。次いで、Al,Ta,Mo,W,Cr又はこれらの
合金からなる金属膜を100nm〜200nmの厚みで形成
し、所定の形状にパタニングしてゲート電極4に加工す
る。ゲート電極4の材料としてAl,Ta,Mo/Ta
等を用いた場合はその表面を陽極酸化する事でゲート絶
縁膜3aを形成できる。次いで、プラズマCVD法、常
圧CVD法、減圧CVD法等でSiNx を50nm堆積し
さらに連続してSiO2 を約200nm堆積し、ゲート絶
縁膜3bとする。さらにこの上に、連続的に非晶質シリ
コンからなる半導体薄膜2を約30nm〜80nmの厚みで
成膜する。ここでプラズマCVD法を用いた場合は、膜
中の水素を脱離させる為に窒素雰囲気中で400℃〜4
50℃、1時間程度のアニールを行なう。この脱水素化
アニールはRTP等のランプアニールを用いても良い。
ここで、TFTのVthを制御する目的で大電流イオン
インプランテーション装置を用いB+をイオン注入す
る。そのドーズ量は1×1012/cm2 〜6×1012/cm
2 程度に設定される。この段階でレーザアニール法ある
いは固相成長法を用いて非晶質シリコンを多結晶シリコ
ンに転換する。転換された多結晶シリコンからなる半導
体薄膜2を薄膜トランジスタの素子領域の形状にパタニ
ングする。
【0015】次に(B)に示す様に、SiO2 を約10
0nm〜300nmの厚みで形成し、ゲート電極4をマスク
とした裏面露光によりパタニングしストッパ6aに加工
する。次いで、大電流イオンインプランテーション装置
を用い、ストッパ6aをマスクとしてP+イオンを半導
体薄膜2に注入し、低濃度不純物領域8aを形成する。
この時のドーズ量は6×1012/cm2 〜5×1013/cm
2 である。
【0016】(C)に示す様に、Nチャネルトランジス
タ4のレジストパタン6を形成する。このレジストパタ
ン6をマスクとして大電流イオンインプランテンション
装置によりP+を半導体薄膜2に注入し、高濃度不純物
領域8を形成する。この時のドーズ量は1×1015/cm
2 程度である。なお、CMOS回路を絶縁基板0上に形
成する場合には、Nチャネルトランジスタ用のレジスト
パタン6とは別にPチャネルトランジスタ用のレジスト
パタンを形成し、イオン種をP+からB+に切り換えて
イオン注入すれば良い。この時のドーズ量は1×1015
/cm2 程度である。なお、第1実施形態と同様にこの高
濃度不純物領域形成では質量非分離型のイオンドーピン
グ装置を用いても良い。以上の様にして、ボトムゲート
構造の薄膜トランジスタTFTが集積形成される。スト
ッパ6aの直下にはチャネル領域Chが形成され、その
両側には低濃度不純物領域8aからなるLDD領域が形
成され、さらにその両側には高濃度不純物領域8からな
るソース領域S及びドレイン領域Dが形成される。この
後、300℃〜400℃程度でアニールし、半導体薄膜
2に注入されたドーパントを活性化させる。この活性化
アニールをレーザアニールで行なっても良い事は第1実
施形態と同様である。
【0017】最後に(D)に示す様に、SiO2 を20
nm程度の厚みで成膜し、層間絶縁膜9とする。この層間
絶縁膜9にコンタクトホールを開口した後、Mo,Al
等の金属膜を200nm〜400nmの厚みでスパッタリン
グし、所定の形状にパタニングして配線電極10に加工
する。この上にSiO2 膜11及びSiNx 膜12を重
ねて200nm〜400nm堆積する。さらに、絶縁基板0
を窒素雰囲気中に投入し350℃の温度に1時間保持し
て水素化アニールを行ない、薄膜半導体装置を完成させ
る。本実施形態のプロセス最高温度は脱水素アニールの
400℃〜450℃である。
【0018】図5は、薄膜トランジスタの閾電圧Vth
とチャネル領域に対する不純物イオンのドーズ量との関
係を示すグラフである。このグラフは本発明の第2実施
形態で作成された薄膜トランジスタの実測データであ
り、NチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタ
の両方を示している。このグラフはゲート電圧を−10
Vから+15Vまで掃引し、ドレイン電圧を10Vに設
定した条件下でVthを測定している。(a)に示す様
に、Nチャネルトランジスタの場合、ドーズ量が3×1
12/cm2 の時、全くイオン注入を行なっていないNチ
ャネルトランジスタに対し、Vthを約0.6Vエンハ
ンスメント方向にシフトする事ができる。一方(b)に
示す様に、PチャネルトランジスタはNチャネルトラン
ジスタほど顕著にVthがシフトしていない。それで
も、B+を3×1012/cm2 のドーズ量で注入した場
合、全くイオン注入をしていないPチャネルトランジス
タに比べ、Vthを約0.2Vデプレッション側にシフ
トさせる事ができる。
【0019】図6は、第2実施形態で作成したNチャネ
ルトランジスタのゲート電圧/ドレイン電流特性を示す
グフラである。(a)はチャネル領域に対するドーズ量
が1×1013/cm2 未満の場合の特性を示し、(b)は
チャネル領域に対するドーズ量が1×1013/cm2 を超
えた場合の特性を表わしている。閾電圧制御用のドーズ
量が1×1013/cm2 を超えると、(b)に示す様に薄
膜トランジスタのゲート電圧/ドレイン電流特性に異常
が現われる。従って、Vth制御用のB+のドーズ量は
1×1013/cm2 未満に調整する事が必要であり、望ま
しくは3×1012/cm2 以下である。この様にすれば、
(a)に示す様に薄膜トランジスタの正常なゲート電圧
/ドレイン電流特性が得られる。なお、以上の結果は第
2実施形態で得られた薄膜トランジスタに関するもので
あるが、第1実施形態で作成された薄膜トランジスタに
ついても同様の事がいえる。
【0020】図7は、第2実施形態で作成されたNチャ
ネル薄膜トランジスタにおける低濃度不純物領域(LD
D領域)のドーズ量とリーク電流との関係を示すグラフ
である。このグラフから明らかな様に、リーク電流はL
DD領域のドーズ量に略比例している。LDD領域のP
+のドーズ量が1×1014/cm2 を超えると、リーク電
流は10pA以上となり、LDD領域を設けた効果が殆ど
失われる。従って、LDD領域に対するドーズ量はP+
イオンの実効ドーズ量に換算して1×1014/cm2 未満
である事が必要になる。好ましくは、5×1013/cm2
以下に制御する事が良い。以上、第2実施形態で作成さ
れたサンプルを例にとり説明したが、第1実施形態で製
造された薄膜トランジスタについても同様の事がいえ
る。又、NチャネルトランジスタばかりでなくPチャネ
ルトランジスタについても同様の事がいえる。
【0021】最後に、本発明に従って製造された薄膜半
導体装置を駆動基板として組み立てたアクティブマトリ
クス型液晶ディスプレイの一例を参考の為図8に示す。
図示する様に液晶ディスプレイはガラス等からなる駆動
基板101と同じくガラス等からなる対向基板102と
両者の間に保持された液晶103とで構成されている。
駆動基板101には画素アレイ部104と駆動回路部と
が集積形成されている。駆動回路部は垂直駆動回路10
5と水平駆動回路106とに分かれている。又、駆動基
板101の周辺部上端には外部接続用の端子部107が
形成されている。端子部107は配線108を介して垂
直駆動回路105及び水平駆動回路106に接続してい
る。画素アレイ部104は互いに交差したゲートライン
109と信号ライン110を備えいてる。両ライン10
9,110の交差部には画素電極111とこれを駆動す
る薄膜トランジスタ112とが集積形成されている。一
方、対向基板102の内表面には図示しないが対向電極
やカラーフィルタが形成されている。
【0022】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、従
来の技術では困難であった低温プロセス薄膜トランジス
タのVth制御及びLDD領域の形成が容易になった。
この為、電気特性が正確に制御された低温多結晶シリコ
ン等からなる薄膜トランジスタを絶縁基板の大面積に渡
って集積形成する事が容易になった。従って、本発明を
利用する事により大面積の基板上に周辺駆動回路を一体
化した高解像度の液晶ディスプレイを実現できる。この
様に、本発明の効果は絶大なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる薄膜半導体装置製造方法の第1
実施形態を示す工程図である。
【図2】本発明の実施に用いられる大電流イオンインプ
ランテーション装置の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施に用いられるイオンドーピング装
置の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明にかかる薄膜半導体装置製造方法の第2
実施形態を示す工程図である。
【図5】本発明に従って作成された薄膜トランジスタの
閾電圧とドーズ量との関係を示すグラフである。
【図6】同じく本発明に従って作成された薄膜トランジ
スタのゲート電圧/ドレイン電流特性を示すグラフであ
る。
【図7】同じく本発明に従って作成された薄膜トランジ
スタのドーズ量とリーク電流との関係を示すグラフであ
る。
【図8】本発明に従って製造された薄膜半導体装置を用
いて組み立てられた液晶ディスプレイの一例を示す模式
的な斜視図である。
【符号の説明】
0…絶縁基板、2…半導体薄膜、3…ゲート絶縁膜、4
…ゲート電極、5…イオンビーム、7…イオンシャワ
ー、8…高濃度不純物領域、8a…低濃度不純物領域
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/336 H01L 21/265 H01L 29/786

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 900cm2 以上の面積を有する絶縁基板
    に成膜された非単結晶性の半導体薄膜に対し不純物イオ
    ンを選択的に注入して低濃度不純物領域、高濃度不純物
    領域及びチャネル領域を備えた薄膜トランジスタを集積
    形成し、且つ600℃以下のプロセス温度で必要な熱処
    理を行なって薄膜半導体装置を製造する方法において、 イオン源から生じた不純物イオンを質量分離にかけて目
    的のイオン種のみを取り出し且つビーム状に整形して得
    られた第1のイオンビームを走査しながら1×1013
    cm2 未満のドーズ量で該半導体薄膜に注入し、チャネル
    領域の不純物濃度を調整して薄膜トランジスタの閾電圧
    を予め制御しておく第1注入工程と、 イオン源から生じた不純物イオンを質量分離にかけて目
    的のイオン種のみを取り出し且つビーム状に整形して得
    られた第2のイオンビームを走査しながら1×1014
    cm2 未満のドーズ量で該半導体薄膜に注入し、薄膜トラ
    ンジスタの低濃度不純物領域を形成する第2注入工程
    別のイオン源から生じた不純物イオンを質量分離にかけ
    る事なく目的のイオン種を含んだまま電界加速して得ら
    れたイオンシャワーを走査する事なく1×10 14 /cm 2
    以上のドーズ量で該半導体薄膜に注入し、薄膜トランジ
    スタの高濃度不純物領域を形成する第3注入工程と を含
    む事を特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1注入工程及び第2注入工程は、
    静電偏向では走査が困難な程度に大電流のイオンビーム
    を磁場偏向で走査する事により900cm2 以上の大面積
    を有する絶縁基板の効率的な処理を可能にする事を特徴
    とする請求項1記載の薄膜半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 絶縁基板に成膜された非単結晶性の半導
    体薄膜に対し不純物イオンを選択的に注入して低濃度不
    純物領域、高濃度不純物領域及びチャネル領域を備えた
    薄膜トランジスタを集積形成する薄膜半導体装置の製造
    方法において、 イオン源から生じた不純物イオンを質量分離にかけて目
    的のイオン種のみを取り出し且つビーム状に整形して得
    られたイオンビームを走査しながら1×1014/cm2
    満のドーズ量で該半導体薄膜に注入し、薄膜トランジス
    タの低濃度不純物領域を形成するイオンビーム注入工程
    と、 別のイオン源から生じた不純物イオンを質量分離にかけ
    る事なく目的のイオン種を含んだまま電界加速して得ら
    れたイオンシャワーを走査する事なく1×1014/cm2
    以上のドーズ量で該半導体薄膜に注入し、薄膜トランジ
    スタの高濃度不純物領域を形成するイオンシャワー注入
    工程とを含む事を特徴とする薄膜半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記イオンビーム注入工程は、静電偏向
    では走査が困難な程度に大電流のイオンビームを磁場偏
    向で走査する事により900cm2 以上の大面積を有する
    絶縁基板の効率的な処理を可能にする事を特徴とする請
    求項記載の薄膜半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 イオン源から生じた不純物イオンを質量
    分離にかけて目的のイオン種のみを取り出し且つビーム
    状に整形して得られたイオンビームを走査しながら1×
    1013/cm2 未満のドーズ量で該半導体薄膜に注入し、
    チャネル領域の不純物濃度を調整して薄膜トランジスタ
    の閾電圧を予め制御しておく追加のイオンビーム注入工
    程を含む事を特徴とする請求項記載の薄膜半導体装置
    の製造方法。
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