JP3413436B2 - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷方法

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JP3413436B2
JP3413436B2 JP2000297820A JP2000297820A JP3413436B2 JP 3413436 B2 JP3413436 B2 JP 3413436B2 JP 2000297820 A JP2000297820 A JP 2000297820A JP 2000297820 A JP2000297820 A JP 2000297820A JP 3413436 B2 JP3413436 B2 JP 3413436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先行印刷指令の最
終印刷領域を定着後、先行印刷指令の最終印刷領域の次
の印刷領域を画像形成部に位置付ける印刷装置及び印刷
方法に関し、特に、記録媒体のしわを緩和するための印
刷装置及び印刷方法に関する。
【0002】コンピュータの出力装置として、印刷装置
が広く利用されている。この印刷装置として、普通紙に
印刷できる電子写真装置が利用されている。近年のホス
トシステムの高速化、大容量化に伴い、大量のデータを
高速に印刷できる電子写真印刷装置が求められている。
このため、連続送りできる連続紙に印刷する電子写真印
刷装置が提供されている。
【0003】
【従来の技術】図33は、従来技術の説明図であり、電
子写真方式の連続紙印刷装置を示す。電子写真方式のプ
リンタでは、感光ドラム上の現像されたトナー像を用紙
に転写した後、転写されたトナー像を定着して、印刷プ
ロセスを完了する。
【0004】この電子写真方式の連続紙プリンタを、両
面印刷装置で説明する。図33に示すように、両面印刷
装置は、連続紙100の表面を印刷する印刷部101
と、連続紙100の裏面を印刷する印刷部102とを有
する。連続紙100は、各頁毎にミシン目を有する連続
紙である。裏面の印刷部102は、感光ドラム90を有
する。感光ドラム90は、図示しない前帯電器により帯
電された後、図示しない露光器により光像を露光され
る。これにより、感光ドラム90には、光像に応じた電
気潜像が形成される、この感光ドラム90の潜像は、図
示しない現像器により現像される。そして、感光ドラム
90の現像像は、転写器91により、連続紙100に転
写される。このようにして、連続紙100の裏面の印刷
が行われる。
【0005】連続紙100の表面の印刷も同様である。
即ち、表面の印刷部101は、感光ドラム92を有す
る。感光ドラム92は、図示しない前帯電器により帯電
された後、図示しない露光器により光像を露光される。
これにより、感光ドラム92には、光像に応じた電気潜
像が形成される。この感光ドラム92の潜像は、図示し
ない現像器により現像される。そして、感光ドラム92
の現像像は、転写器93により、連続紙100に転写さ
れる。このようにして、連続紙100の表面の印刷が行
われる。
【0006】次に、連続紙100は、定着部94によ
り、両面のトナー像の定着が行われる。この定着部94
には、高温の熱ローラで用紙をニップ搬送して、トナー
を熱定着する熱ローラ方式、フラッシュランプにより高
エネルギーの光を用紙に照射し、トナーを溶融して、定
着するフラッシュ定着方式等がある。このような連続紙
を印刷する電子写真方式の両面印刷装置は、日本国特許
公開7−77581号公報や日本国特許公開8−211
664号公報等に記載されている。
【0007】このような連続紙印刷装置では、トナー像
の転写位置と、定着位置が離れている。このため、ある
ジョブの印刷終了時には、そのジョブの最終印刷頁11
0が未定着状態で停止した場合には、何らかの原因で、
未定着像が乱れるおそれがある。このため、印刷停止コ
マンドを受けた際に、未定着頁を残した状態で、用紙搬
送を停止することは得策でない。
【0008】このため、印刷停止動作に入る前に、転写
した頁は、一度定着部94に定着して、定着する。即
ち、そのジョブの最終印刷頁110は、定着部94に位
置する。この時、最終印刷頁110の次の頁111は、
定着部94のすぐ近くに位置している。次の印刷ジョブ
が到来した時に、この状態から印刷を開始すると、画像
形成部102には、次の頁111ではなく、2〜3頁後
の頁領域が位置しているため、この次の頁111とこの
頁領域との間は、未印刷となり、空白頁となる。これ
は、用紙の無駄である。
【0009】この空白を無くすため、図の矢印の示すよ
うに、最終印刷頁110を定着部94で定着した後、次
のジョブの開始時に、画像形成部102が、次の頁11
1にトナー像を転写できる位置まで、用紙をバックフィ
ードすることが提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図34は、従来技術の
問題を説明する図である。フラッシュ光等の定着手段で
は、未定着トナーにフラッシュ光等をあて、トナーを熱
により溶融させ、定着する。その際に、用紙(連続紙)
100に含まれている水分も蒸発させ、これにより、用
紙が乾燥し、これに伴い用紙が収縮する。前述した印刷
動作シーケンスでは、図32に示すように、前の印刷の
最終頁110は、定着により、用紙収縮が激しく、次の
印刷の先頭頁111は、収縮していない。
【0011】このように、隣り合う頁間で、用紙の収縮
差が生じると、元は同じ用紙幅の連続用紙のため、用紙
幅の広い用紙が、用紙幅の狭くなった用紙に引っ張られ
て、縦方向に、サインカーブ状のしわが発生する。即
ち、次の印刷の先頭頁111の先頭領域にしわが生じ
る。
【0012】このしわの状態の生じた印刷開始頁111
に、印刷を行うため、画像形成部でトナー像を転写する
と、先頭頁の用紙幅方向の全体が均一に感光ドラムに接
触しないため、未転写領域が発生するという問題があっ
た。
【0013】特に、高速のプリンタ(例えば、毎分80
00ライン印刷)では、連続紙の搬送速度が速く、転写
時間が短い。このため、しわにより、接触しない部分
は、転写されない可能性が高い。
【0014】又、両面印刷装置では、定着部で両面から
定着エネルギーを与えるため、用紙の蒸発水分量が多
い。このため、用紙の収縮の程度が大きく、先頭頁にし
わが生じやすい。
【0015】従って、本発明の目的は、記録媒体の先頭
領域のしわの発生を緩和し、先頭領域の転写不良を防止
するための印刷装置及び印刷方法を提供するにある。
【0016】本発明の他の目的は、簡易な構成で、記録
媒体の先頭領域のしわの発生を緩和し、先頭領域の転写
不良を防止するための印刷装置及び印刷方法を提供する
ことにある。
【0017】本発明の更に他の目的は、最終領域の蒸発
水分量を調整して、記録媒体の先頭領域のしわの発生を
緩和し、先頭領域の転写不良を防止する印刷装置及び印
刷方法を提供することにある。
【0018】本発明の更に他の目的は、先頭領域の蒸発
水分量を調整して、記録媒体の先頭領域のしわの発生を
緩和し、先頭領域の転写不良を防止する印刷装置及び印
刷方法を提供することにある。
【0019】本発明の更に他の目的は、記録媒体の先頭
領域のしわによる先頭領域の転写不良を選択的に防止す
る印刷装置及び印刷方法を提供することにある。
【0020】本発明の更に他の目的は、転写に影響する
記録媒体の先頭領域のしわの発生を自動検出し、しわに
よる先頭領域の転写不良を選択的に防止する印刷装置及
び印刷方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の印刷方法は、画像形成部により、前記記録
媒体にトナー像を転写する画像形成ステップと、前記記
録媒体のトナー像を定着する定着ステップと、前記記録
媒体の先行印刷指令の最終印刷領域と、前記最終印刷領
域の次の印刷領域との収縮量の差を緩和するため、前記
記録媒体の水分量を調整するステップと、前記先行印刷
指令の最終印刷領域を定着した後、前記次の印刷領域
を、前記画像形成部に、位置付けるステップとを有す
る。
【0022】又、本発明の印刷装置は、記録媒体を搬送
する搬送部と、前記記録媒体にトナー像を転写する画像
形成部と、前記記録媒体のトナー像を定着する定着部
と、先行印刷指令の前記記録媒体の最終印刷領域と前記
最終印刷領域の次の印刷領域との収縮差を緩和するた
め、前記記録媒体の水分量を調整し、且つ前記先行印刷
指令の最終印刷領域を定着し、前記記録媒体の水分量を
調整した後、前記次の印刷領域を前記画像形成部に位置
付ける調整手段とを有する。
【0023】この態様では、先行印刷指令の最終印刷領
域と、最終印刷領域の次の印刷領域との収縮量の差を緩
和するため、水分量を調整するステップ又は手段を設け
たため、最終印刷領域と次の印刷領域との収縮量の差を
緩和することができ、次の印刷指令の先頭領域のしわの
発生を緩和する。これにより、次の印刷指令の先頭領域
の転写不良を防止できる。
【0024】本発明の他の態様の印刷装置は、記録媒体
を搬送する搬送部と、前記記録媒体にトナー像を転写す
る画像形成部と、前記記録媒体のトナー像を定着する定
着部と、先行印刷指令の前記記録媒体の最終印刷領域を
定着した後、前記記録媒体における前記最終印刷領域の
次の印刷領域を、前記画像形成部に、位置付けるよう
に、前記搬送部を制御する制御部とを有する。
【0025】そして、本発明の他の態様では、前記制御
部は、前記最終印刷領域の前記定着部の定着エネルギー
を、前記最終印刷領域外の領域の定着エネルギーより小
さくなるように、前記定着部を制御する。
【0026】この態様では、最終印刷領域の定着エネル
ギーを小さくしたため、最終印刷領域での蒸発水分量を
少なくできる。このため、最終印刷領域の収縮の程度を
小さくすることができ、次の印刷指令の先頭領域のしわ
の発生を緩和する。これにより、次の印刷指令の先頭領
域の転写不良を防止できる。
【0027】本発明の他の態様の印刷装置は、前記制御
部は、更に、次の印刷指令の開始時に、前記最終印刷領
域に定着エネルギーを与えるように、前記定着部を制御
する。この態様では、最終印刷領域で、定着エネルギー
を下げたため、定着はしているが、定着が完全でない。
このため、次の印刷指令の開始時に、最終印刷領域に定
着エネルギーを与えて、完全に定着するものである。こ
の場合に、次の印刷指令の開始時に行うため、前述の先
頭印刷領域は、転写されている。従って、最終印刷領域
に定着エネルギーを与えても、先頭印刷領域の転写不良
は発生しない。
【0028】本発明の別の態様の印刷装置は、前記制御
部は、前記最終印刷領域の次の印刷領域に、前記定着部
で定着エネルギーを与えた後、前記画像形成部に、位置
付けるように、前記搬送部を制御する。
【0029】この態様では、次の印刷領域に定着エネル
ギーを予め与えておくため、未印刷の次の印刷領域で、
ある程度の水分量を蒸発させる。このため、次の印刷領
域をある程度収縮するため、最終印刷領域との収縮の差
が小さくなり、次の印刷指令の先頭領域のしわの発生を
緩和する。これにより、次の印刷指令の先頭領域の転写
不良を防止できる。
【0030】本発明の別の態様の印刷装置は、前記次の
印刷領域の前記記録媒体の水分量を低下するための調湿
手段を有する。この態様では、次の印刷領域に水分量を
低下するため、次の印刷領域をある程度収縮させる。こ
のため、最終印刷領域との収縮の差が小さくなり、次の
印刷指令の先頭領域のしわの発生を緩和する。これによ
り、次の印刷指令の先頭領域の転写不良を防止できる。
【0031】本発明の更に別の態様の印刷装置は、前記
次の印刷領域の前記記録媒体の水分量を低下するための
調湿手段とを更に有する。この態様では、最終印刷領域
の定着エネルギーを小さくして、最終印刷領域での収縮
の程度を小さくし、且つ次の印刷領域に水分量を低下し
て、次の印刷領域をある程度収縮させる。このため、最
終印刷領域との収縮の差がより小さくなり、次の印刷指
令の先頭領域のしわの発生を緩和する。これにより、次
の印刷指令の先頭領域の転写不良を防止できる。
【0032】本発明の他の態様の印刷装置では、好まし
くは、前記調整手段を選択的に動作するための選択制御
部を更に有することにより、次ページの転写に影響しな
い場合には、皺緩和動作を実行しないため、印刷速度の
低下を最小に抑えることができる。
【0033】又、本発明の他の態様の印刷装置では、好
ましくは、前記選択制御部は、前記最終印刷領域の印刷
ドット分布を検出し、前記調整手段を選択的に動作する
ための選択制御部からなることにより、次ページの皺の
発生を検出でき、転写に影響するかいなかを容易に検出
できる。
【0034】更に、本発明の他の態様の印刷装置では、
好ましくは、前記選択制御部は、前記最終印刷領域の印
刷データから前記印刷ドット分布を検出し、前記調整手
段を選択的に動作するための選択制御部からなることに
より、高速に次ページの皺の発生を検出できる。
【0035】更に、本発明の他の態様の印刷装置では、
前記選択制御手段は、前記最終印刷領域の印刷データか
ら前記最終印刷領域を複数に分割した各升目の印字率を
計算し、前記印字率と副走査方向と主走査方向との係数
とから火皺値を計算し、前記調整手段を選択的に動作す
るかを判定することにより、正確に次ページの皺の発生
を検出できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、印刷装置、印刷
プロセス、他の実施の態様、別の実施の態様の順で説明
する。
【0037】[印刷装置]図1は、本発明の一実施の態
様の印刷装置の構成図、図2は、図1の要部斜視図、図
3は、図1の調湿機構の構成図、図4は、図1のフラッ
シュ電源回路の構成図である。
【0038】図1は、送り穴を有する連続紙の両面を印
刷する両面印刷装置を示す。ホッパー1は、未印刷の連
続紙100を積載しておくものである。連続紙100
は、各員毎にミシン目が設けられている。用紙搬送トラ
クタ2は、連続紙100の送り穴に係合して、連続紙1
00を矢印方向に搬送する。裏面印刷機構(第2の画像
形成部)3は、電子写真印刷機構で構成され、連続紙1
00の裏面を印刷する。
【0039】この裏面印刷機構3は、感光ドラム37
と、感光ドラム37を帯電する帯電器30と、感光ドラ
ム37に1ラインの光像を露光するLED ヘッド31とを
有する。このLED ヘッド31は、1ライン分の個数のLE
D(発光ダイオード) を配列したLED アレーで構成されて
いる。
【0040】現像器32は、感光ドラム37の潜像を現
像する。転写帯電器33は、感光ドラム37の現像像を
連続紙100の裏面に転写する。転写ガイドローラ34
は、転写時に、連続紙100を感光ドラム37に押しつ
けるものである。退避機構38は、転写ガイドローラ3
4を、非転写時に、退避させて、感光ドラム37の連続
紙100への接触を防止する。クリーナー35は、感光
ドラム37の残留トナーを回収する。除電ランプ36
は、感光ドラム37の残留電位を除電する。
【0041】表面印刷機構(第1の画像形成部)4も、
電子写真印刷機構で構成されている。連続紙100の表
面を印刷する表面印刷機構4は、裏面印刷機構3に対
し、用紙搬送方向の下流に配置されている。
【0042】この表面印刷機構4は、感光ドラム47
と、感光ドラム47を帯電する帯電器40と、感光ドラ
ム47に1ラインの光像を露光するLED ヘッド41とを
有する。このLED ヘッド41は、1ライン分の個数のLE
D(発光ダイオード) を配列したLED アレーで構成されて
いる。
【0043】現像器42は、感光ドラム47の潜像を現
像する。転写帯電器43は、感光ドラム47の現像像を
連続紙100の表面に転写する。転写ガイドローラ44
は、転写時に、連続紙100を感光ドラム47に押しつ
けるものである。退避機構48は、転写ガイドローラ4
4を、非転写時に、退避させて、感光ドラム47の連続
紙100への接触を防止する。クリーナー45は、感光
ドラム47の残留トナーを回収する。除電ランプ46
は、感光ドラム47の残留電位を除電する。
【0044】中和帯電器70は、裏面印刷機構3と、表
面印刷機構4との問に設けられ、裏面印刷機構3で電位
を帯びた連続紙100の表面の電位を中和する。これに
より、表面印刷機構4での転写動作を安定に行うことが
できる。
【0045】ガイドローラ71は、縦方向に搬送された
連続紙100を水平方向に方向変更する。定着器5は、
一対のフラッシュ定着器50、51で構成されている。
フラッシュ定着器50は、フラッシュ光により、連続紙
100の表面のトナー像を定着する。フラッシュ定着器
51は、フラッシュ光により、連続紙100の裏面のト
ナー像を定着する。スタッカ6は、印刷された連続紙1
00をスタックするものである。スカッフローラ72、
73は、定着された連続紙100をスタッカ6に導く。
【0046】調湿機構16は、フラッシュ定着器50の
下流に設けられ、連続紙100の水分量を調整するもの
であり、図3にて後述する。メカ制御部10は、ホスト
コンピュータからの印刷指示及び印刷データに応じて、
装置の機構部を制御するためのものである。第1の印刷
制御部11は、メカ制御部10の指示に応じて、表面印
刷機構4を制御する。第2の印刷制御部12は、メカ制
御部10の指示に応じて、裏面印刷機構3を制御する。
紙送り制御部13は、メカ制御部10の指示に応じて、
送りトラクタ2の搬送を制御する。
【0047】第1のフラッシュ電源部15は、メカ制御
部10により制御され、第1のフラッシュ定着器50の
フラッシュ発光を制御する。第2のフラッシュ電源部1
4は、メカ制御部10により制御され、第2のフラッシ
ュ定着器51のフラッシュ発光を制御する。これらは、
図4にて後述する。
【0048】この両面印刷装置では、両面印刷時に、裏
面印刷機構3が表面印刷機構4に対し、先行して、印刷
を開始する。又、搬送パスを縦方向にし、且つ搬送パス
を挟んで裏面印刷機構3と、表面印刷機構4とを設けて
いる。このため、両面印刷装置を小型にできる。
【0049】次に、退避機構38、48について、説明
する。転写フレームに、転写帯電器33、34と、転写
ガイドローラ34、44とを搭載する。転写フレーム
は、駆動源(ステッピングモータ)により駆動される。
転写フレームが、転写位置にある時は、転写ガイドロー
ラ34は、用紙を感光ドラム37に押し付ける位置にあ
り、転写帯電器33は、感光ドラム37に近接する。
【0050】転写フレームが、駆動源により、退避位置
に退避した時は、転写ガイドローラ34は、感光ドラム
37から離れた位置にあり、転写帯電器33も、感光ド
ラム37から離れた位置に位置する。この退避位置にお
いては、用紙は、感光ドラム37に押しつけられず、且
つ感光ドラム37と非接触の状態になる。尚、表面印刷
機構4の退避機構48も、同一の構成である。このた
め、退避機構48の説明は省略する。
【0051】両面印刷動作を説明する。図1に示すよう
に、両面印刷時には、裏面印刷機構3において、退避機
構38により転写ローラ34が、連続紙100を感光ド
ラム37に押しつける。又、表面印刷機構4において、
退避機構48により転写ローラ44が、連続紙100を
感光ドラム47に押しつける。
【0052】図2に示すように、両印刷機構3、4は、
動作して、連続紙100の両面に、トナー像が形成され
る。そして、連続紙100は、定着器5に送られ、連続
紙100のトナー像が、定着される。
【0053】又、片面の印刷もできる。片面印刷時に
は、表面印刷機構4を使用する。裏面印刷機構3では、
退避機構38により転写ローラ34が、連続紙100を
感光ドラム37から退避させる。又、表面印刷機構4に
おいて、退避機構48により転写ローラ44が、連続紙
100を感光ドラム47に押しつける。
【0054】そして、表面印刷機構4のみを動作して、
連続紙100の表面にのみ、トナー像が形成される。そ
して、連続紙100のトナー像は、定着器50により定
着される。この片面印刷動作では、表面印刷機構4は、
裏面印刷機構3より定着器5に近いため、定着器5と動
作する印刷機構4との間の距離を短くできる。このた
め、定着器5と印刷機構4との間の無駄な白紙部分を最
小限にすることができる。更に、片面印刷開始時に、表
面印刷機構4まで連続紙100をバックフィードする場
合には、バックフィード量を小さくすることができる。
このため、片面印刷開始時のバックフィードに要する時
間を低減することが可能となる。
【0055】又、片面印刷時に、裏面印刷機構3は、停
止させる。従って、裏面印刷機構3の無駄な動作を防止
することができる。又、裏面印刷機構3の転写ローラ3
4が退避しているため、裏面印刷機構3の感光ドラム3
7が、連続紙100に接触することを防止できる、従っ
て、片面印刷時に、連続紙100の汚れを防止すること
ができる。
【0056】次に、図3により、調湿機構16を説明す
る。調湿機構16は、ファン160と、ハロゲンランプ
161と、シャッタ162とを有する。ファン160か
ら空気を、ハロゲンランプ161に送り、熱風を発生す
る。シャッタ162が開放した時、この熱風が、連続紙
100に当てられる。ファン160と、ハロゲンランプ
161と、シャッタ162とは、メカ制御部10により
制御される。この調湿機構16は、後述する先行ジョブ
の最終頁の次の頁(後続ジョブの先頭頁)の水分量を低
下するために使用される。
【0057】図4により、フラッシュ電源部14、15
を説明する。フラッシュ電源部14、15は、スイッチ
18を介して外部電源17に接続されている。メカ制御
部10のフラッシュ点灯スタートにより、スイッチ18
がオンされ、電源部14、15に、外部電源17の電源
が供給される。
【0058】各電源部14、15は、切り換えスイッチ
SWと、第1の抵抗R1と、第2の抵抗R2と、コンデ
ンサCと、トリガー回路TRとを有する。切り換えスイ
ッチSWが、a側にある時は、第1の抵抗R1を介して
コンデンサCが充電される。抵抗R1が、抵抗R2より
抵抗値が小さく設定した場合には、コンデンサCに流れ
る電流は大きくなり、コンデンサCの充電電位は高くな
る。トリガー回路TRは、前述のフラッシュ点灯スター
トに応じて、所定周期で、コンデンサCの電位をフラッ
シュ定着器50のフラッシュランプに与える。これによ
り、フラッシュランプには、高い電圧が印加される。こ
れが、フラッシュ強モードである。
【0059】一方、切り換えスイッチSWが、b側にあ
る時は、第2の抵抗R2を介してコンデンサCが充電さ
れる。抵抗R2は、抵抗R1より抵抗値が大きいため、
コンデンサCに流れる電流は小さくなり、コンデンサC
の充電電位は低くなる。トリガー回路TRは、前述のフ
ラッシュ点灯スタートに応じて、所定周期で、コンデン
サCの電位をフラッシュ定着器50のフラッシュランプ
に与える。これにより、フラッシュランプには、低い電
圧が印加される。これが、フラッシュ弱モードである。
【0060】メカ制御部10は、モードに応じて、切り
換えスイッチSWを切り換え制御する。尚、電源部15
も、同一の動作である。
【0061】[印刷プロセス]図5及び図6は、図1の
メカ制御部の印刷処理フロー図、図7は、その動作シー
ケンス図、図8乃至図11は、その印刷動作説明図、図
12は、連続紙の状態説明図である。
【0062】図5及び図6により印刷処理を説明する。
【0063】(S1)電源投入後、ホストからの印刷デ
ータ(ジョブスタート指示)待ちとなる。
【0064】(S2)ホストからジョブスタートの指示
があると、メカ制御部10は、両印刷制御部11、12
を介して、表面印刷機構4と裏面印刷機構3とを動作さ
せる。これにより、感光ドラム37、47が回転し、感
光ドラム37、47に、印刷データに従う、トナー像が
形成される(図7のLED書き込み開始)。
【0065】(S3)次に、メカ制御部10は、送り制
御部13を介して、トラクタ2に、連続紙100の前進
をスタートする。これにより、連続紙100は、前進方
向(図1の矢印方向)に搬送される。これとともに、リ
トラクタ機構38、48により、転写ガイドによる用紙
の感光ドラム37、47への接触を開始する。このた
め、連続紙100の両面にトナー像が形成される。
【0066】(S4)メカ制御部10は、フラッシュ点
灯をスタートする。これにより、各電源部14、15
は、外部電源17に接続され、前述の充電、トリガー放
電により、フラッシュ定着器50、51のフラッシュラ
ンプは、一定間隔で、フラッシュ光を発生する。この場
合、初期状態として、電源部14、15の切り換えスイ
ッチSWは、a側(フラッシュ強モード)に設定されて
いる。従って、フラッシュランプへの定着FV電圧は、
高い電圧(例えば、1850V)となり、フラッシュ定
着エネルギーは大きい。この状態で、連続紙100のト
ナー像が定着される。
【0067】(S5)メカ制御部10は、ホストからジ
ョブエンド(印刷終了)を受けると、感光ドラム37、
47のLED書き込みを終了する(図7参照)。
【0068】(S6)続いて、メカ制御部10は、電源
部14、15の切り換えスイッチSWを、b側(フラッ
シュ弱モード)に切り換える。従って、フラッシュラン
プへの定着FV電圧は、低い電圧(例えば、1500
V)となり、フラッシュ定着エネルギーは小さい。従っ
て、図7、図8に示すように、当該ジョブの最終印刷頁
eは、小さい定着エネルギーで定着される。そして、メ
カ制御部10は、フラッシュ点灯をオフする。即ち、ス
イッチ18をオフする。これにより、フラッシュ発光
は、停止する。
【0069】(S7)次に、メカ制御部10は、調湿機
構(ファン)16をオンする。即ち、図3のシャッタ1
62を開放する。この時、ファン160、ハロゲンラン
プ161は、電源投入とともに、オンされている。この
ため、調湿機構16の熱風が、連続紙100に照射され
る。この時、図9に示すように、連続紙100は停止し
ていないため、最終頁eの次の頁dに、熱風が照射され
る。
【0070】この照射の仕方として、先ず、次の頁の先
頭部を、前述のシャッタ162による熱風の吹き出し口
(範囲50mm)で停止し、8秒間熱風を当てる。次
に、50mm前進し、0.5秒間、熱風を当てる。更
に、50mm前進し、0.5秒間、熱風を当てる。そし
て、50mm前進し、停止する。これにより、図12に
示すように、次の頁dの先頭領域L1程、水分量が少な
くなり、最終頁eの水分量に近くなるように、連続紙1
00の先頭頁dの水分量を調整できる。
【0071】(S8)次に、図6に進み、調湿機構(フ
ァン)16をオフする。即ち、図3のシャッタ162を
閉鎖する。更に、電源部14、15の切り換えスイッチ
SWを、a側(フラッシュ強モード)に戻す。
【0072】(S9)メカ制御部10は、送り制御部1
3を介して、トラクタ2に、連続紙100の後退をスタ
ートする。そして、図10に示すように、裏面印刷部3
の感光ドラム37が、最終頁eの次の頁(次のジョブの
先頭頁)dに転写できる位置で、連続紙100の後退を
終了する。従って、次のジョブは、最終頁eの次の頁d
から印刷できる。そして、両画像形成部3、4を停止す
る。これにより、当該ジョブの終了となり、次のジョブ
の待機状態となる。
【0073】(S10)メカ制御部10は、ホストから
のコマンド待ちとなる。
【0074】(S11)次の印刷ジョブの開始コマンド
を受けると、前述のステップS2以下と同様に、画像形
成部を回転し、用紙の前進をスタートする。更に、フラ
ッシュ点灯をスタートする。ここで、前述のステップS
4では、説明しなかったが、フラッシュ点灯の開始タイ
ミングは、図7及び図11に示すように、前の印刷ジョ
ブの最終頁eが、定着器50に進入したタイミングであ
る。従って、最終頁eは、再定着される。この意味は、
前述のステップS6により、最終頁eの定着エネルギー
は、低い。この定着エネルギーは、トナーを溶解して、
固定するだけのエネルギーに低くされる。このため、そ
のままにしておくと、印刷物を擦った時に、画像がかす
れるおそれがある。これを防止するため、次のジョブの
開始時に、最終頁eを再定着する。以降、ステップS5
以下と同様のステップを実行する。
【0075】(S12)一方、ホストから用紙排出コマ
ンドを受信すると、用紙の前進をスタートし、更に、フ
ラッシュ点灯をスタートする。これにより、ステップS
11と同様に、最終頁eを再定着する。フラッシュ点灯
を終了し、用紙の前進を終了する。
【0076】このようにして、図12に示すように、ジ
ョブの最終頁eの次のジョブの先頭頁側の領域は、フラ
ッシュ光量を低減して、定着される。このため、この領
域での収縮が小さくなる。これにより、トナー像が形成
されていない先頭頁dとの収縮量の差が小さくなるた
め、先頭頁dのしわの発生を防止できる。この領域は、
フラッシュ定着器50の定着幅で規定される。
【0077】又、先頭頁dの先頭領域を、調湿機構16
の熱風により、用紙の水分量を低減している。このた
め、先頭領域も若干収縮し、これにより、トナー像が形
成されていない先頭頁dとの収縮量の差が小さくなるた
め、先頭頁dのしわの発生をより防止できる。
【0078】更に、先頭頁dの先頭領域の水分量を、先
頭程低く調整している。このため、最終頁eから先頭頁
dにかけての収縮量が連続的になり、より先頭頁のしわ
の発生を防止できる。
【0079】しかも、フラッシュ光量の低減された最終
頁eは、次のジョブ開始時に、再定着されるため、最終
頁eのフラッシュ光量を低減しても、定着率に影響がな
い。
【0080】この用紙の水分量の調整機能を、最終頁と
先頭頁の両方に適用しているが、最終頁にのみ適用する
こともできる。同様に、先頭頁のみに適用することもで
きる。又、説明を簡単にするために、表面フラッシュ定
着器50の動作を説明したが、裏面フラッシュ定着器5
1の動作も同様であり、最終頁eに対し、エネルギー制
御する。勿論、片方の定着器のみ、エネルキー制御して
も良い。
【0081】次に、図13及び図14により、有効なフ
ラッシュFV電圧について、考察する。図13は、フラ
ッシュ定着器のフラッシュFV電圧に対するミシン目か
らの転写抜けの長さの関係図である。即ち、最終頁eの
フラッシュFV電圧(フラッシュ定着エネルギー)と、
先頭頁dのミシン目からの転写抜けの長さの関係を示し
たものである。
【0082】図13のS1は、ベタ長が、10mmの場
合、S2は、ベタ長が30mmの場合、S3は、ベタ長
が、50mmの場合、S4は、ベタ長が100mmの場
合の特性である。この関係図から、フラッシュFV電圧
が低い程、転写抜けの長さを小さいことが判る。尚、通
常のフラッシュFV電圧は、1850Vである。
【0083】一方、図14は、各フラッシュFV電圧に
対する定着率と、印字乱れの関係図である。即ち、厚紙
(135kG)と、薄紙(55kG)の定着率と、スカ
ッフローラ72、73、折り返しローラ71、従動ロー
ラ(トラクタ位置)での印字乱れの関係図である。印字
乱れは、目視により判定した。
【0084】この関係図から、FV電圧が高い程、定着
率は高く、印字乱れが少ない。即ち、1450V以下で
は、印字乱れが発生する。図13、図14の関係から前
述のフラッシュ弱モードのFV電圧は、1550Vが適
当である。これにより、印字乱れを防止し、且つ用紙の
しわの発生を防止するという点を両立できる。
【0085】図15は、本発明の他の実施の態様の動作
シーケンス図である。この実施の態様では、最終頁eの
次の頁d(次のジョブの開始頁)も、フラッシュ光を照
射して、先頭頁dの水分量を低下するものである。この
態様は、図1の調湿機構の代換手段を提供するものであ
る。
【0086】即ち、図15において、LED書き込みが
終了し、現ジョブの最終頁eの定着が終了しても、連続
紙100を前進方向に搬送し、且つフラッシュ定着器を
オンし続ける。これにより、先頭頁dにフラッシュ光を
照射し、先頭頁dの水分量を低下させ、しわの発生を防
止する。
【0087】この例も、最終頁の水分量の調整とは、独
立して適用することもでき、逆に、最終頁の水分量の調
整と併用して適用することもできる。
【0088】[他の実施の態様]前述のように、印刷を
停止したとき、最終ページの印字率が高い場合、しばら
く、そのままの状態で放置されると、定着した用紙が溶
融したトナーの固化による収縮及びトナーの溶融熱によ
る用紙の水分の蒸発により、用紙に皺が発生し、次ペー
ジの未定着用紙にも皺の影響が発生する。このため、次
の印刷開始時に、皺の影響で転写抜けを起こしてしま
う。この転写抜けは、最終ページの印字率や印字パター
ンに影響される。
【0089】又、前述のしわ発生防止動作を実行する
と、連続ジョブを実行する場合、印刷速度が低下する。
このため、転写抜けが発生する用紙の皺が生じる場合の
み、皺発生防止動作を行うことにより、転写抜けの防止
と印刷速度の低下防止とを両立できる。このように、選
択的にしわ発生防止動作を行う実施の形態を説明する。
【0090】図16は、本発明の他の実施の形態の印刷
装置の構成図、図17は、図16の印刷率計数回路の構
成図、図18は、印刷率計数動作領域の説明図、図19
は、図16のエンジン制御部の処理フロー図、図20及
び図21は、図16の装置の動作シーケンス説明図であ
る。
【0091】図22は、図16の火皺検出回路の火皺値
計算処理フロー図、図23は、図22の火皺値計算領域
の説明図、図24及び図25は、図22の火皺値計算処
理の説明図、図26乃至図31は、火皺検出処理の説明
図である。
【0092】図16において、図1で示したものと同一
のものは、同一の記号で示してある。即ち、図16は、
送り穴を有する連続紙の両面を印刷する両面印刷装置を
示す。ホッパー1は、未印刷の連続紙100を積載して
おくものである。連続紙100は、各員毎にミシン目が
設けられている。用紙搬送トラクタ2は、連続紙100
の送り穴に係合して、連続紙100を矢印方向に搬送す
る。裏面印刷機構(第2の画像形成部)3は、電子写真
印刷機構で構成され、連続紙100の裏面を印刷する。
【0093】この裏面印刷機構3は、感光ドラム37
と、感光ドラム37を帯電する帯電器30と、感光ドラ
ム37に1ラインの光像を露光するLED ヘッド31とを
有する。このLED ヘッド31は、1ライン分の個数のLE
D(発光ダイオード) を配列したLED アレーで構成されて
いる。
【0094】現像器32は、感光ドラム37の潜像をト
ナーで現像する。転写帯電器33は、感光ドラム37の
現像像を連続紙100の裏面に転写する。転写ガイドロ
ーラ34は、転写時に、連続紙100を感光ドラム37
に押しつけるものである。退避機構38は、転写ガイド
ローラ34を、非転写時に、退避させて、感光ドラム3
7の連続紙100への接触を防止する。クリーナー35
は、感光ドラム37の残留トナーを回収する。除電ラン
プ36は、感光ドラム37の残留電位を除電する。
【0095】表面印刷機構(第1の画像形成部)4も、
電子写真印刷機構で構成されている。連続紙100の表
面を印刷する表面印刷機構4は、裏面印刷機構3に対
し、用紙搬送方向の下流に配置されている。
【0096】この表面印刷機構4は、感光ドラム47
と、感光ドラム47を帯電する帯電器40と、感光ドラ
ム47に1ラインの光像を露光するLED ヘッド41とを
有する。このLED ヘッド41は、1ライン分の個数のLE
D(発光ダイオード) を配列したLED アレーで構成されて
いる。
【0097】現像器42は、感光ドラム47の潜像を現
像する。転写帯電器43は、感光ドラム47の現像像を
連続紙100の表面に転写する。転写ガイドローラ44
は、転写時に、連続紙100を感光ドラム47に押しつ
けるものである。退避機構48は、転写ガイドローラ4
4を、非転写時に、退避させて、感光ドラム47の連続
紙100への接触を防止する。クリーナー45は、感光
ドラム47の残留トナーを回収する。除電ランプ46
は、感光ドラム47の残留電位を除電する。
【0098】中和帯電器70は、裏面印刷機構3と、表
面印刷機構4との問に設けられ、裏面印刷機構3で電位
を帯びた連続紙100の表面の電位を中和する。これに
より、表面印刷機構4での転写動作を安定に行うことが
できる。
【0099】ガイドローラ71は、縦方向に搬送された
連続紙100を水平方向に方向変更する。定着器5は、
一対のフラッシュ定着器50、51で構成されている。
フラッシュ定着器50は、フラッシュ光により、連続紙
100の表面のトナー像を定着する。フラッシュ定着器
51は、フラッシュ光により、連続紙100の裏面のト
ナー像を定着する。スタッカ6は、印刷された連続紙1
00をスタックするものである。スカッフローラ72、
73は、定着された連続紙100をスタッカ6に導く。
【0100】調湿機構16は、フラッシュ定着器50の
下流に設けられ、連続紙100の水分量を調整するもの
であり、図3にて前述したものである。
【0101】メカ制御部10は、ホストコンピュータか
らの印刷指示及び印刷データに応じて、装置全体の制御
を行うメイン制御部10−2と、メイン制御部10−2
の指示に応じて、印刷装置の機構部を制御するエンジン
制御部10−1と、最終ページの皺による転写抜けを検
出する火皺検出部21とからなる。
【0102】第1の印刷制御部11は、エンジン制御部
10−1の指示に応じて、表面印刷機構4を制御する。
第2の印刷制御部12は、エンジン制御部10−1の指
示に応じて、裏面印刷機構3を制御する。紙送り制御部
13は、エンジン制御部10−1の指示に応じて、送り
トラクタ2の搬送を制御する。
【0103】第1のフラッシュ電源部15は、エンジン
制御部10−1により制御され、第1のフラッシュ定着
器50のフラッシュ発光を制御する。第2のフラッシュ
電源部14は、エンジン制御部10−1により制御さ
れ、第2のフラッシュ定着器51のフラッシュ発光を制
御する。
【0104】火皺検出部21は、メイン制御部10−2
からのビデオデータから印刷データの印字率(ドット濃
度)を算出する印字率計算回路22(図17で後述す
る)と、メモリ23と、印刷停止直前のページの印字率
と、印刷停止時の用紙後端程、次ページへの皺の影響が
大きいことを考慮した係数との積を取り、火皺値を算出
し、算出された火皺値が、設定されたしきい値よりも大
きいときに、しわ緩和動作を指示するプロセッサ24と
からなる。
【0105】エンジン制御部10−1は、しわ緩和指示
に応じて、図12に示したように、印刷の最終ページが
フラッシュランプ2を通過した後、次ジョブの先頭ペー
ジにヒータユニット16より温風を吹き当てて、用紙の
湿気を飛ばしトナーの収縮による用紙の皺の発生を防止
する。
【0106】図17及び図18により、図16の印字率
計算回路22を説明する。先ず、図18に示すように、
連続紙の各ページ100の印刷領域を、主走査方向Mド
ット、副走査方向Nドットの升目に分割し、各升目(M
×Nドット)の黒ドットの数を計数する。M×Nは、本
実施の形態では、印刷解像度に応じて、16×16、3
2×32を選択する。
【0107】図17の印字率計算回路22の回路構成図
に示すように、計算回路22は、各ラスタのMドット毎
の黒ドットの数を計数する主走査計数回路22−1と、
各ラスタのMドット毎の黒ドットの数を副走査方向にN
ドット加算する副走査計数回路22−2とから成る。
【0108】主走査計数回路22−1は、3段の加算器
で構成される。1段目の加算器には、ビデオデータ幅3
2ビットのビデオデータの”1”(黒ドット)の数を算
出するため、16個の2ビット加算器220−1〜22
0−16を使用し、ビデオデータを2ビット毎に加算し
て、2ビット毎の”1”の数を算出する。
【0109】2段目の加算器では、ビデオデータ幅16
ビットでの”1”の数を算出する2個の加算器230−
1、230−2を使用し、3段目の加算器では、加算器
230−1、230−2の加算結果を加算する1個の加
算器240を使用し、ビデオデータ幅32ビットの”
1”の数を算出する。
【0110】セレクタ250は、”1”の数の算出結果
として、16ビット毎、32ビット毎の算出結果を使用
するかセレクトする。このように、印刷分解能に応じ
て、32ビット、16ビットを選択できる構成をとる。
【0111】次に、副走査計数回路22−2には、メモ
リ280−1、280−2を有する。メモリ280−
1、280−2は、初期化を行い、全てのデータを”
0”にしておく。メモリ280−1は、1ラスタ分のデ
ータが溜まるまで、アドレスを$0番地からカウントア
ップし、”1”の数の算出結果を各アドレスに格納す
る。
【0112】1ラスタ分のデータが溜まるとアドレスを
$0番地に戻し、2ラスタ目のデータを格納していく。
このとき、メモリ280−1に格納された1ラスタ目の
データと2ラスタ目のデータが、加算器270−1で加
算されて、メモリ280−1に格納される。
【0113】この動作を、セレクト信号2が切り換わる
まで行い、切り換わるとメモリ280−2が同じ動作を
行う。メモリ280−2にデータを格納している間に、
メモリ280−1に格納された16×16ドット、又は
32×32ドットの”1”の数の算出結果をメモリ23
に格納する。メモリ23への格納が終了すると、メモリ
280−1のデータを”0”に初期化する。
【0114】次に、セレクト信号2が切り換わったとき
は、メモリ280−2からメモリ23へデータが格納さ
れ、メモリ280−1には次のラスタの”1”の数の算
出結果の格納が開始される。
【0115】この動作を繰り返し、メモリ23に16×
16ドット、又は32×32ドットの”1”の数の算出
結果を格納していき、メモリ23のアドレスがフルにな
ったときは、$0番地から上書きしていく。メモリ23
は、火皺検出に必要な十分に大きいメモリ容量のメモリ
であり、図18の1ページ分の各升目の”1”の数の算
出結果(印字率)を格納する。
【0116】次に、この計算された印字率を使用した印
刷制御を、図19、図20及び図21で説明する。
【0117】(S20)印刷を開始する。即ち、前述の
図5のステップS2〜S5のように、ホストからジョブ
スタートの指示があると、メイン制御部10−2は、エ
ンジン制御部10−1に各ページのビデオデータを送信
し、両印刷制御部11、12を介して、表面印刷機構4
と裏面印刷機構3とを動作させる。これにより、感光ド
ラム37、47が回転し、感光ドラム37、47に、印
刷データに従う、トナー像が形成される(図7のLED
書き込み開始)。次に、エンジン制御部10−1は、送
り制御部13を介して、トラクタ2に、連続紙100の
前進をスタートする。これにより、連続紙100は、前
進方向(図16の矢印方向)に搬送される。これととも
に、リトラクタ機構38、48により、転写ガイドによ
る用紙の感光ドラム37、47への接触を開始する。こ
のため、連続紙100の両面にトナー像が形成される。
更に、エンジン制御部10−1は、フラッシュ点灯をス
タートする。これにより、各電源部14、15は、外部
電源17に接続され、前述の充電、トリガー放電によ
り、フラッシュ定着器50、51のフラッシュランプ
は、一定間隔で、フラッシュ光を発生する。これによ
り、連続紙100のトナー像が定着される。
【0118】(S21)前述の火皺検出部21では、メ
イン制御部10−2からのビデオデータ(画像データ)
を取り込み、印字率計数回路22が、印字率を計算し、
メモリ23に書き込み、プロセッサ(CPU)24が図
22以下で詳述する火皺値を計算する。火皺値は、最終
ページの用紙に発生した皺(収縮)が次のページにも皺
を発生し、転写抜けを起こす現象を数値化したものであ
る。
【0119】(S22)メイン制御部10−2は、ホス
トからジョブエンド(印刷終了)を受けると、感光ドラ
ム37、47のLED書き込みを終了する(図7参
照)。続いて、図7、図8に示すように、当該ジョブの
最終印刷頁eは、定着される。そして、エンジン制御部
10−1は、フラッシュ点灯をオフする。即ち、スイッ
チ18をオフする。これにより、図20及び図21に示
すように、フラッシュ発光FLASHは、停止する。
【0120】(S23)これとともに、プロセッサ24
は、この最終ページの火皺値が、しきい値以上かを判定
する。プロセッサ24は、火皺値がしきい値以上なら、
しわ緩和動作をエンジン制御部10−1に指示し、火皺
値がしきい値以下なら、皺緩和動作不要を指示する。
【0121】(S24)エンジン制御部10−1は、し
わ緩和動作不要が指示されると、ステップS25に進
む。一方、エンジン制御部10−1は、しわ緩和指示割
り込みを受けると、調湿機構(ファン)16をオンす
る。即ち、図3のシャッタ162を開放する。この時、
ファン160、ハロゲンランプ161は、電源投入とと
もに、オンされている。このため、調湿機構16の熱風
が、連続紙100に照射される。この時、図20に示す
ように、停止した連続紙100は前進方向に搬送される
ため、最終頁eの次の頁dに、熱風が照射される。
【0122】この照射の仕方として、先ず、次の頁の先
頭部を、前述のシャッタ162による熱風の吹き出し口
(範囲50mm)で停止し、8秒間熱風を当てる。次
に、50mm前進し、0.5秒間、熱風を当てる。更
に、50mm前進し、0.5秒間、熱風を当てる。そし
て、50mm前進し、停止する。これにより、図12と
同様、次の頁dの先頭領域L1程、水分量が少なくな
り、最終頁eの水分量に近くなるように、連続紙100
の先頭頁dの水分量を調整できる。次に、調湿機構(フ
ァン)16をオフする。即ち、図3のシャッタ162を
閉鎖する。
【0123】(S25)エンジン制御部10−1は、送
り制御部13を介して、トラクタ2に、連続紙100の
後退をスタートする。そして、図10に示すように、裏
面印刷部3の感光ドラム37が、最終頁eの次の頁(次
のジョブの先頭頁)dに転写できる位置で、連続紙10
0の後退を終了する。従って、次のジョブは、最終頁e
の次の頁dから印刷できる。そして、両画像形成部3、
4を停止する。これにより、当該ジョブの終了となり、
次のジョブの待機状態となる。
【0124】(S26)メカ制御部10は、ホストから
のコマンド待ちとなる。次の印刷ジョブの開始コマンド
を受けると、前述のステップS20に戻る。
【0125】このように、ジョブの最終ページの印刷状
態を判定し、印刷状態から最終ページの印刷トナーによ
るしわ(収縮)が、次ジョブの先頭ページのしわの発生
による転写抜けが生じるかを判定する。そして、転写抜
けが発生する可能性がある場合には、図20のように、
しわ緩和動作を行い、転写抜けの可能性がない場合に
は、図21のように、しわ緩和動作を行わず、直ちにバ
ックフィードする。
【0126】このため、転写抜けの可能性のある場合の
み、しわ緩和動作を行うため、次ジョブの先頭ページの
転写不良を防止できるとともに、転写抜けの可能性がな
い場合には、しわ緩和動作を行わず、直ちにバックフィ
ードするため、高速の連続ジョブ印刷が可能となる。
【0127】次に、この実施の形態では、印刷停止時、
メモリ23の内容を使用し、火皺値を算出する。この場
合、印字結果(用紙に印刷された画像)を読み取って火
皺値を算出することもできる。この場合には、読み取り
手段として、画像を読み取る光学センサ等が必要とな
る。
【0128】これに対し、コントローラ10−2から送
られてくるビデオデータを読み取って火皺値を算出し
て、本実施の形態では、センサ等が必要なく安価にでき
る。又、通常、プリンタ装置の場合、用紙送り方向に対
する用紙幅が、最大18インチあるので、センサ等を実
装するスペ−スを確保するのが困難であるが、コントロ
ーラから送られてくるビデオデータを読み取ることで、
センサの実装スペースはいらなくなる。
【0129】更に、フラッシュ定着方式を使用している
プリンタ装置では、センサ等で用紙に印刷された画像を
読み取る場合、フラッシュが発光したときに印刷された
画像を読み取ると、フラッシュ光の影響でセンサが正し
い画像を読み取れなくなるため、フラッシュ光の影響を
受けない場所にしかセンサを付けられないという制約を
受けてしまうが、ビデオデータを読み取る方法であれ
ば、フラッシュ光の影響はない。
【0130】又は、フラッシュ光の影響をさけるため
に、フラッシュの発光サイクルと位相をずらしたタイミ
ングで、用紙に印刷された画像を読み取るための制御回
路が必要となるが、ビデオデータを読み取る方法であれ
ば、フラッシュ光の影響はないので、フラッシュの発光
サイクルと位相をずらして画像を読み取る回路は不要と
なる。
【0131】更に、用紙に印刷された画像を読み取って
から火皺値を算出方法だと、画像を読み取ってから印刷
停止までの時間内に、火皺値の算出を完了しなければな
らないので、算出にかけられる時間が短いが、ビデオデ
ータを読み取ってから火皺値を算出方法だと、画像を読
み取る方法に比べて、ビデオデータを受信してから画像
を読み取るまでの時間分、火皺値の算出に使える時間が
長くなる(火皺値の算出結果が早く出せる)。画像を感
光ドラムから用紙への転写・印刷停止位置までの時間が
短い(距離が短い、印刷速度が速い等)場合、画像を読
み取ってからでは、火皺値の算出が間に合わなくなって
しまうが、本実施の形態では、これを解決できる。
【0132】次に、前述の図19の火皺値の計算及び火
皺発生パターン検出を、図22を基に、図23乃至図2
5を参照して説明する。
【0133】(S30)前述の印字率計算回路22によ
り、M×Nの各升目の印字率を計算し、メモリ23に書
き込む。
【0134】(S31)プロセッサ24は、この印字率
から火皺値を計算する。先ず、図23に示すように、印
刷後端近傍の領域100−1を5×5mmのブロックに分
割し、そのブロック内のドット濃度を算出する。この検
出演算は解像度毎の差異をなくすため、mm単位で行う。
演算を行う領域は、副走査方向は火皺発生に影響のある
ページ後端から200mm(40ブロック)を、主走査方
向は印刷幅分の矩形領域とする。
【0135】印刷長が200mm以下の場合は、前回の印
刷データを含めた200mmに対して演算を行う。ただ
し、電源投入時の最初の印刷の印刷長が200mm以下で
あった場合は、足りない範囲は白紙として演算を行う。
【0136】ドット濃度は、5×5mmのブロック内のド
ットの割合を示すが、5×5mmのブロック内のドット数
は解像度(例えば、240dpi,400dpi)によ
って異なる為、解像度毎の係数をかけることで、解像度
毎の差異をなくす。主走査方向の最大ブロック数は、9
1ブロック(約18inch)である。
【0137】次に、図24(A)に示すように、5×5
mmのブロック内のドット濃度Dx,iと、副走査方向に
沿って変化する副走査方向重み係数Liとの積和(下記
式)を算出し、一次元配列Sumxに格納する。副走査方向
重み係数Liは副走査方向の影響度を検出するための係数
で、図24(B)に示すように、印刷後端の近傍程火皺
への影響が大きいため大きな値となる係数を用いる。
【0138】Sumx=Σ(Li×Dx,i) (S32)図25(A)で示すように、ステップS31
で算出した一次元配列Sumxと、主走査方向に沿って変化
する主走査方向重み係数Wiとの積和を下記式で火皺値Ts
mxとして算出する。主走査方向重み係数の範囲は、副走
査重み係数の範囲と同一の200mm(40ブロック)と
し、一次元配列Sumxの積和演算の開始位置を1ブロック
づつ移動させて、全領域に対して演算を行う。
【0139】Tsmx=Σ(Wi×Sumx) 主走査方向重み係数Wiは、主走査方向の印刷の連続性を
検出するための係数で、連続性があるほど火皺への影響
が高いため、図25(B)に示すように、係数の中央の
値が大きくなっているような係数を用いる。
【0140】(S33)算出した火皺値Tsmxの最大値を
このページの火皺値に設定し、終了する。尚、ページの
火皺値としきい値と比較し、しきい値を超えている様で
あればヒータをオンする。
【0141】この火皺パターンの検出例を、図26乃至
図31で説明する。図26に示すように、用紙100後
端に、濃いドット濃度の連続パターン300がある時
は、火皺値がしきい値以上となり、用紙100のしわ
が、次ページの転写に影響するため、ヒータ制御を行
う。一方、図27に示すように、同一の濃いドット濃度
の連続パターン310でも、用紙100の前端に位置す
るときは、火皺値がしきい値以下となり、用紙100の
しわが、次ページの転写に影響しないため、ヒータ制御
を行わない。更に、図28に示すように、用紙100後
端に、ドット濃度の連続パターンがあっても、薄いパタ
ーン320の場合は、火皺値がしきい値以下となり、用
紙100のしわが、次ページの転写に影響しないため、
ヒータ制御を行わない。この制御は、副走査方向の係数
による作用である。
【0142】図29(A)に示すように、用紙100後
端に、濃いドット濃度の連続パターン300が主走査方
向に延びる時は、火皺値がしきい値以上となり、用紙1
00のしわが、次ページの転写に影響するため、ヒータ
制御を行う。一方、図29(B)に示すように、同一の
濃いドット濃度の連続パターン310でも、用紙100
の主走査以外の副走査方向に延びるときは、火皺値がし
きい値以下となり、用紙100のしわが、次ページの転
写に影響しないため、ヒータ制御を行わない。
【0143】図30(A)乃至図30(C)に示すよう
に、同じサイズ、同じ濃度の画像が複数ある場合には、
図30(B)及び図30(C)に示すように、画像間の
距離が近い場合には、火皺値がしきい値以上となり、用
紙100のしわが、次ページの転写に影響するため、ヒ
ータ制御を行う。一方、図30(A)に示すように、画
像間の距離が遠い場合には、火皺値がしきい値以下とな
り、用紙100のしわが、次ページの転写に影響しない
ため、ヒータ制御を行わない。これらは、主走査方向の
係数による作用である。
【0144】同様に、図31(A)乃至図31(B)に
示すように、同じサイズ、同じ濃度の画像が複数ある場
合には、図31(B)に示すように、画像間の副走査方
向で距離が近い場合には、火皺値がしきい値以上とな
り、用紙100のしわが、次ページの転写に影響するた
め、ヒータ制御を行う。一方、図31(A)に示すよう
に、副走査方向で画像間の距離が遠い場合には、火皺値
がしきい値以下となり、用紙100のしわが、次ページ
の転写に影響しないため、ヒータ制御を行わない。
【0145】このように、ページ全体でみると、印字パ
ターンが、用紙の後端ほど次ページの皺が発生しやす
く、同一濃度の印字パターンでも、パターンが主走査方
向に延びるほど、次ページの皺が発生しやすく、複数の
画像同士でも、距離が近い程、次ページの皺が発生しや
すい。
【0146】この実施の態様では、これらの理由から用
紙後端の濃度だけでなく、ページ全体を観察し、且つ主
走査方向及び副走査方向毎に変化する係数を用いた演算
を行う。このため、次ページの転写抜けの可能性を正確
に判定できる。
【0147】又、前述の火皺検出回路21は、エンジン
制御部10−1と別に設けているため、オプションとし
て、提供できる。即ち、転写抜けを防止し、高速印刷を
要求するユーザーにのみ、この機能を提供できる。勿
論、この火皺検出処理をメイン制御部10−2又はエン
ジン制御部10−1で実行することもできる。
【0148】[別の実施の形態]図32は、本発明の他
の実施の態様の印刷装置の構成図である。タンデムタイ
プのカラー電子写真プリンタを示している。ホッパー1
からの連続紙100は、各色の印刷ユニット60〜63
を通過した後、定着器50で定着される。各印刷ユニッ
ト60〜63は、感光ドラム64と、転写ローラ65を
有する。66は、転写ベルトである。
【0149】この場合にも、ジョブ終了時に、次のジョ
ブに備えて、連続紙100をバックフィードする。本発
明は、このようなプリンタにも、適用できる。同様に、
モノクロの片面印刷機にも適用できる。
【0150】上述の実施の態様の他に、本発明は、次の
ような変形が可能である。
【0151】(1) 印刷機構を、電子写真機構で説明した
が、他のトナー像を転写する印刷機構を適用できる。
【0152】(2) 定着器をフラッシュ定着器により説明
したが、熱ローラ定着器等他の定着器を用いることがで
きる。
【0153】(3) 尚、ジョブの開始、終了で、印刷開
始、終了を示しているが、他の印刷開始、終了の態様を
排除するものではない。
【0154】(4)火皺パターンの検出方法として、用紙
後端の濃度を検出する簡易型のもの等を採用することも
できる。
【0155】以上、本発明の実施の形態により説明した
が、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0156】(付記1)連続状の記録媒体に連続して印
刷を行う印刷装置において、前記記録媒体を搬送する搬
送部と、前記記録媒体にトナー像を転写する画像形成部
と、前記記録媒体のトナー像を定着する定着部と、先行
印刷指令の前記記録媒体の最終印刷領域と前記最終印刷
領域の次の印刷領域との収縮差を緩和するため、前記記
録媒体の水分量を調整する手段とを有することを特徴と
する印刷装置。
【0157】(付記2)前記調整手段は、前記最終印刷
領域の前記定着部の定着エネルギーを、前記最終印刷領
域外の領域の定着エネルギーより小さくなるように、前
記定着部を制御する制御部を有することを特徴とする付
記1の印刷装置。
【0158】(付記3)前記制御部は、次の印刷指令の
開始時に、前記最終印刷領域に定着エネルギーを与える
ように、前記定着部を制御することを特徴とする付記2
の印刷装置。
【0159】(付記4)前記調整手段は、前記最終印刷
領域の次の印刷領域に、前記定着部で定着エネルギーを
与えた後、前記画像形成部に、位置付けるように、前記
搬送部を制御する制御部を有することを特徴とする付記
1の印刷装置。
【0160】(付記5)前記調整手段は、前記次の印刷
領域の前記記録媒体の水分量を低下するための調湿手段
を有することを特徴とする付記1の印刷装置。
【0161】(付記6)前記次の印刷領域の前記記録媒
体の水分量を低下するための調湿手段を更に有すること
を特徴とする付記2の印刷装置。
【0162】(付記7)前記調整手段を選択的に動作す
るための選択制御部を更に有することを特徴とする付記
1の印刷装置。
【0163】(付記8)前記選択制御部は、前記最終印
刷領域の印刷ドット分布を検出し、前記調整手段を選択
的に動作するための選択制御部からなることを特徴とす
る付記7の印刷装置。
【0164】(付記9)前記選択制御部は、前記最終印
刷領域の印刷データから前記印刷ドット分布を検出し、
前記調整手段を選択的に動作するための選択制御部から
なることを特徴とする付記8の印刷装置。
【0165】(付記10)前記選択制御手段は、前記最
終印刷領域の印刷データから前記最終印刷領域を複数に
分割した各升目の印字率を計算し、前記印字率と副走査
方向と主走査方向との係数とから火皺値を計算し、前記
調整手段を選択的に動作するかを判定することを特徴と
する付記9の印刷装置。
【0166】(付記11)連続状の記録媒体に連続して
印刷を行う印刷方法において、画像形成部により、前記
記録媒体にトナー像を転写する画像形成ステップと、前
記記録媒体のトナー像を定着する定着ステップと、前記
記録媒体の先行印刷指令の最終印刷領域と、前記最終印
刷領域の次の印刷領域との収縮量の差を緩和するため、
前記記録媒体の水分量を調整するステップと、前記先行
印刷指令の最終印刷領域を定着した後、前記次の印刷領
域を、前記画像形成部に、位置付けるステップとを有す
ることを特徴とする印刷方法。
【0167】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。
【0168】(1)連続記録媒体の最終印刷領域と、先
頭印刷領域との水分量を調整して、バックフィードした
後、印刷するため、最終印刷領域と、先頭印刷領域との
収縮量の差を小さくすることができ、次の印刷指令の先
頭領域のしわの発生を、印刷動作に影響を与えずに、
和できる。これにより、次の印刷領域の先頭領域の転写
不良を防止できる。
【0169】(2)最終印刷領域の印刷ドット分布から選
択的に、皺緩和動作を実行するため、転写に影響しない
場合は、皺緩和動作を行わないモードを設けることがで
き、高速印刷速度の低下も最小にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の態様の印刷装置の構成図であ
る。
【図2】図1の構成の斜視図である。
【図3】図1の構成の調湿機構の構成図である。
【図4】図1の構成のフラッシュ電源部の構成図であ
る。
【図5】本発明の一実施の態様の印刷処理フロー図(そ
の1)である。
【図6】本発明の一実施の態様の印刷処理フロー図(そ
の2)である。
【図7】本発明の一実施の態様の印刷処理シーケンス図
である。
【図8】最終頁の定着動作説明図である。
【図9】先頭頁の水分量調整動作説明図である。
【図10】バックフィード動作説明図である。
【図11】最終頁の再定着動作説明図である。
【図12】本発明による連続紙の収縮状態の説明図であ
る。
【図13】本発明のためのFV電圧と転写抜けの関係図
である。
【図14】本発明のためのFV電圧と定着率、印字乱れ
の関係図である。
【図15】本発明の他の実施の態様の印刷処理シーケン
ス図である。
【図16】本発明の他の実施の態様の印刷装置の構成図
である。
【図17】図16の構成の印字率計算回路の構成図であ
る。
【図18】図17の構成の動作説明図である。
【図19】本発明の他の実施の態様の印刷処理フロー図
である。
【図20】本発明の他の実施の態様の調湿動作を含む印
刷シーケンス説明図である。
【図21】本発明の他の実施の態様の調湿動作を含まな
い印刷シーケンス説明図である。
【図22】本発明の他の実施の態様の火皺値計算処理フ
ロー図である。
【図23】図22のブロック濃度計算処理の説明図であ
る。
【図24】図22の副走査方向の係数演算動作の説明図
である。
【図25】図22の主走査方向の係数演算動作の説明図
である。
【図26】火皺パターン検出動作説明図(その1)であ
る。
【図27】火皺パターン検出動作説明図(その2)であ
る。
【図28】火皺パターン検出動作説明図(その3)であ
る。
【図29】火皺パターン検出動作説明図(その4)であ
る。
【図30】火皺パターン検出動作説明図(その5)であ
る。
【図31】火皺パターン検出動作説明図(その6)であ
る。
【図32】本発明の別の実施の印刷装置の構成図であ
る。
【図33】従来技術の説明図である。
【図34】従来技術の先頭頁のしわの発生の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 搬送トラクタ 3 裏面印刷機構 4 表面印刷機構 5 定着器 6 スタッカ 10 メカ制御部 30、40 帯電器 31、41 露光器 32、42 現像器 33、43 転写帯電器 34、44 転写ガイドローラ 38、48 退避機構 100 連続紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 克己 兵庫県加東郡社町佐保35番 富士通周辺 機株式会社内 (72)発明者 山本 義一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 藤井 大介 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−146595(JP,A) 特開 昭57−125960(JP,A) 特開 平10−260616(JP,A) 特開 平11−194684(JP,A) 特開 平6−250541(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/20 - 15/20 302 G03G 15/00 510 - 534

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続状の記録媒体に連続して印刷を行う印
    刷装置において、 前記記録媒体を搬送する搬送部と、 前記記録媒体にトナー像を転写する画像形成部と、 前記記録媒体のトナー像を定着する定着部と、 先行印刷指令の前記記録媒体の最終印刷領域と前記最終
    印刷領域の次の印刷領域との収縮差を緩和するため、前
    記記録媒体の水分量を調整し、且つ前記先行印刷指令の
    最終印刷領域を定着し、前記記録媒体の水分量を調整し
    た後、前記次の印刷領域を前記画像形成部に位置付ける
    調整手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】前記調整手段は、 前記最終印刷領域の前記定着部の定着エネルギーを、前
    記最終印刷領域外の領域の定着エネルギーより小さくな
    るように、前記定着部を制御する制御部を有することを
    特徴とする請求項1の印刷装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、 次の印刷指令の開始時に、前記最終印刷領域に定着エネ
    ルギーを与えるように、前記定着部を制御することを特
    徴とする請求項2の印刷装置。
  4. 【請求項4】前記調整手段は、 前記最終印刷領域の次の印刷領域に、前記定着部で定着
    エネルギーを与えた後、前記画像形成部に、位置付ける
    ように、前記搬送部を制御する制御部を有することを特
    徴とする請求項1の印刷装置。
  5. 【請求項5】前記調整手段は、 前記次の印刷領域の前記記録媒体の水分量を低下するた
    めの調湿手段を有することを特徴とする請求項1の印刷
    装置。
  6. 【請求項6】前記次の印刷領域の前記記録媒体の水分量
    を低下するための調湿手段を更に有することを特徴とす
    る請求項2の印刷装置。
  7. 【請求項7】前記調湿手段を選択的に動作するための選
    択制御部を更に有することを特徴とする請求項の印刷
    装置。
  8. 【請求項8】前記選択制御部は、前記最終印刷領域の印
    刷ドット分布を検出し、前記調湿手段を選択的に動作す
    るための選択制御部からなることを特徴とする請求項7
    の印刷装置。
  9. 【請求項9】前記選択制御部は、 前記最終印刷領域の印刷データから前記印刷ドット分布
    を検出し、前記調湿手段を選択的に動作するための選択
    制御部からなることを特徴とする請求項8の印刷装置。
  10. 【請求項10】連続状の記録媒体に連続して印刷を行う
    印刷方法において、 画像形成部により、前記記録媒体にトナー像を転写する
    画像形成ステップと、 前記記録媒体のトナー像を定着する定着ステップと、 前記記録媒体の先行印刷指令の最終印刷領域と、前記最
    終印刷領域の次の印刷領域との収縮量の差を緩和するた
    め、前記記録媒体の水分量を調整するステップと、 前記先行印刷指令の最終印刷領域を定着した後、前記次
    の印刷領域を、前記画像形成部に、位置付けるステップ
    とを有することを特徴とする印刷方法。
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