JP3412257B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP3412257B2
JP3412257B2 JP12121594A JP12121594A JP3412257B2 JP 3412257 B2 JP3412257 B2 JP 3412257B2 JP 12121594 A JP12121594 A JP 12121594A JP 12121594 A JP12121594 A JP 12121594A JP 3412257 B2 JP3412257 B2 JP 3412257B2
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賢二 加藤
剛 徳田
哲 村田
吉隆 村田
和久 森下
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電気掃除機等に使用す
る電動送風機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の電動送風機は、図9〜図
11に示すような構造になっていた。 【0003】すなわち、1は整流子2を有する電機子
で、電機子1の軸3の両端に軸受4が圧入され、この軸
受4を樹脂材料からなる負荷側ブラケット5と反負荷側
ブラケット6にて支持している。7はブラシ8を内蔵し
たブラシホルダーであり、反負荷側ブラケット6にて保
持されている。9は界磁コアーである。10は、負荷側
ブラケット5と負荷であるインペラ11との間に形成し
た樹脂材料からなるエアーガイドである。インペラ11
の上方には、ケーシング12が覆っており、インペラ1
1の吸気口11aと対応した吸気口12aを有してい
る。インペラ11はスペーサー13、座金14及びナッ
ト15により軸3に固定されて軸3とともに回転する。 【0004】エアーガイド10は、ネジ(図示せず)等
にて負荷側ブラケット5に固定しており、負荷側ブラケ
ット5と反負荷側ブラケット6もネジ(図示せず)等に
て固定してある。 【0005】16は、ケーシング12の吸気口12aを
形成する樹脂材料等からなる吸気管であり、ケーシング
12へは溶着等で固定している。 【0006】整流子2には、銅合金等からなる複数の整
流子片17と、フェノール樹脂等の絶縁モールド材18
と、整流子片17の両側面に設けた溝17aに支持した
絶縁物のセラミック棒19が配置されている。 【0007】整流子2は、電動送風機20の電機子1の
軸3に固定されて回転し、整流子2に当接されたブラシ
8との間の接触状態によって、整流作用を行うものであ
る。従って、整流子2の表面は凸凹がなく、平滑である
ことが要求される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】近年、電動送風機20
の高出力化に伴い高入力、高速化が益々求められつつあ
る。 【0009】以上説明したような電動送風機20の場
合、通電によりインペラ11が回転を始めると気流がケ
ーシング12を経てインペラ11から吸気され、エアー
ガイド10を通り電動送風機20の内部を通過したのち
排気されるようになる。そのような中で、個々の整流子
片17を取り巻く機械的及び物理的条件は大きくばらつ
いている。 【0010】つまり、整流子片17へコイルをヒュージ
ング接続する時の熱ストレスや運転中のスパークによる
温度上昇、遠心力等により隣接する整流子片17との間
に段差が生じ、整流子2の表面は平滑さを失うことにな
る。 【0011】整流子2の表面が平滑でないと、電動送風
機20の異常スパークの発生、ブラシ8の異常磨耗を生
じることとなり、運転に支障をきたすという問題点があ
った。 【0012】また、最悪の場合には整流子片17が飛び
出してしまうという事態も引き起こしかねない問題点が
あった。 【0013】本発明はこのような問題点を解消し、高出
力、高入力、高速回転時においても、整流子片間に段差
を発生させずに円滑な整流作用の図れる回転性能の向上
した整流子を有した電動送風機を提供することを目的と
している。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電動送風機においては、複数個の整流子片
の間に、アルミナ、ジルコニア、窒化珪素等の材料から
なるファインセラミック材を介在させて絶縁し、固着
し、保持した整流子を有したものである。 【0015】また、複数個の整流子片間に介在させたフ
ァインセラミック材の外周表面を凸凹に形成した整流子
を有したものである。 【0016】 【作用】上記のように構成された電動送風機は、整流子
片をホールドしている絶縁材が高強度、高耐熱のファイ
ンセラミックであるために、整流子片の飛び出しによる
段差の発生を防止して円滑な整流作用を図ることができ
る。 【0017】また、整流子片をホールドしている整流子
片間のファインセラミック材の外周表面は凸凹に形成し
ているので、放熱表面積が増加することにより、整流子
自体の温度上昇を抑制させることが可能となり、そのこ
とによって、整流子片の飛び出しによる段差の発生をよ
り一層防止し、円滑な整流作用を図ることができる。 【0018】 【実施例】以下、その実施例を添付図面を参照して説明
する。 【0019】図1〜図9において、1は整流子22を有
する電機子で、電機子1の軸3の両端に軸受4が圧入さ
れ、この軸受4を樹脂材料からなる負荷側ブラケット5
と反負荷側ブラケット6にて支持している。7はブラシ
8を内蔵したブラシホルダーであり、反負荷側ブラケッ
ト6にて保持されている。9は界磁コアーである。10
は、負荷側ブラケット5と負荷であるインペラ11との
間に形成した樹脂材料からなるエアーガイドである。イ
ンペラ11の上方には、ケーシング12が覆っており、
インペラ11の吸気口11aと対応した吸気口12aを
有している。インペラ11はスペーサー13、座金14
及びナット15により軸3に固定されて軸3とともに回
転する。 【0020】エアーガイド10は、ネジ(図示せず)等
にて負荷側ブラケット5に固定しており、負荷側ブラケ
ット5と反負荷側ブラケット6もネジ(図示せず)等に
て固定してある。 【0021】16は、ケーシング12の吸気口12aを
形成する樹脂材料等からなる吸気管であり、ケーシング
12へは溶着等で固定している。 【0022】図1および図2において、22は、複数個
の整流子片23の間に、アルミナ、ジルコニア、窒化珪
素等の材料からなるファインセラミック材24を介在さ
せることにより絶縁し、固着し、保持した整流子であ
り、電動送風機20の電機子1の軸3に固定されて回転
し、当接されているブラシ8との間の接触状態により、
整流作用を行うものである。 【0023】さらに、図3ないし図8において、25は
複数個の整流子片26間に介在させたファインセラミッ
ク材27の外周表面28を凸凹29、30に形成した整
流子である。そして図3ないし図6に示すように凸凹2
9は、電動送風機20の電機子1の軸3に対して略垂直
に形成しても良く、また、図7ないし図8に示すように
凸凹30は、電動送風機20の電機子1の軸3に略平行
に形成しても良い。 【0024】次に、上記構成における電動送風機の動
作、作用について説明する。このような電動送風機20
の場合、通電によりインペラ11が回転を始めると気流
がケーシング12を経てインペラ11から吸気され、エ
アーガイド10を通り電動送風機20の内部を通過した
のち排気されるようになる。そのような中で、個々の整
流子片17を取り巻く機械的及び物理的条件は大きくば
らついていることがある。 【0025】つまり、整流子片23、あるいは整流子片
26へのコイルのヒュージング接続時の熱ストレスや運
転中のスパークによる温度上昇、遠心力等により条件に
ばらつきが発生すると隣接する整流子片23、あるいは
整流子片26間に段差が生じ、整流子22、あるいは整
流子25表面は平滑さを失いやすくなり、整流子22、
あるいは整流子25表面の平滑さを保ちつつ整流作用を
円滑にするためには、整流子片23、26間に段差が発
生しない高強度な整流子22、あるいは整流子25が必
要となる。 【0026】しかるに本実施例では、整流子片23を保
持している絶縁材が高強度、高耐熱のファインセラミッ
ク材24であるために、整流子片23の飛び出すことに
よる段差の発生は防止でき、円滑な整流作用を図ること
ができる。 【0027】また整流子片26を保持している整流子片
26間のファインセラミック材27の外周表面28を凸
凹29、30に形成しているので、放熱表面積が増加す
ることにより、整流子25自体の温度上昇を抑制させる
ことが可能となる。そのことによって、整流子片26の
飛び出しによる段差の発生をより一層防止して円滑な整
流作用を図ることができる。 【0028】 【発明の効果】以上のように構成された本発明によれ
ば、整流子片を保持している絶縁材が従来のフェノール
樹脂材と異なり、高強度、高耐熱のファインセラミック
であるために、整流子片の飛び出しによる段差発生を防
止して円滑な整流作用を図ることができる。 【0029】また、整流子片をホールドしている整流子
片間のファインセラミック材の外周表面を凸凹に形成し
ているので、放熱表面積が増加することにより、整流子
自体の温度上昇を抑制させることが可能となり、そのこ
とによって、整流子片の飛び出しによる段差発生をより
一層防止し、円滑な整流作用を図ることができる。 【0030】このように整流子の段差を抑制させること
によって、電動送風機の高出力化、高入力、高速化対応
可能となるものである。 【0031】そして、小型、軽量化への対応も可能とな
るものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例における電動送風機の整流子の
縦断面図 【図2】同電動送風機の整流子の横断面図 【図3】他の変形例による電動送風機の整流子の縦断面
図 【図4】同電動送風機の整流子の横断面図 【図5】同電動送風機の整流子の要部側面図 【図6】図5におけるA−A線断面図 【図7】同整流子の要部側面図 【図8】同整流子の断面図 【図9】電動送風機の側断面図 【図10】従来の電動送風機の整流子の縦断面図 【図11】同電動送風機の整流子の横断面図 【符号の説明】 22,25 整流子 23,26 整流子片 24,27 ファインセラミック材 29,30 凸凹
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 吉隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 森下 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−163091(JP,A) 特開 平2−285949(JP,A) 特開 平5−284695(JP,A) 浜野健也,ファインセラミックスハン ドブック,日本,朝倉書店,1987年 6 月20日,272−275 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 13/00 - 13/14 H01R 39/00 - 39/64 H01R 43/027 - 43/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数個の整流子片を、アルミナ、ジルコ
    ニア、窒化珪素等の材料からなるファインセラミック材
    により保持するとともに、前記複数個の整流子片間のフ
    ァインセラミック材の外周表面を凸凹に形成した整流子
    を有する電動送風機。
JP12121594A 1994-06-02 1994-06-02 電動送風機 Expired - Fee Related JP3412257B2 (ja)

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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浜野健也,ファインセラミックスハンドブック,日本,朝倉書店,1987年 6月20日,272−275

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