JP3410892B2 - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP3410892B2
JP3410892B2 JP01103596A JP1103596A JP3410892B2 JP 3410892 B2 JP3410892 B2 JP 3410892B2 JP 01103596 A JP01103596 A JP 01103596A JP 1103596 A JP1103596 A JP 1103596A JP 3410892 B2 JP3410892 B2 JP 3410892B2
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムのバ
ッテリーセービングとそれに関わるサービス中断時の処
理などの改善を図った通信システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、公衆網やLAN(ローカルエリア
ネットワーク)など、種々の通信網が整備され、また、
これらの網を相互に接続して利用できるようになってい
る。そして、電子技術や通信技術、コンピュータ技術の
目覚ましい進展に伴い、前記各種の網と接続し、通話し
たり、テキストや画像などのデータを授受したりするこ
とができるようになってきた。さらには無線回線を使用
してこれらの通信を行なう移動体通信も盛んになってき
ており、移動先から前記各種の通信網に接続して様々な
サービスを利用できるようになった。
【0003】移動体通信のように、移動先で使用できる
ようにする端末装置(以下、携帯端末装置と呼ぶ)は小
型で軽量でなければならない。そして、携帯端末装置は
可搬型である場合には、電源を商用電源のコンセントか
ら有線で常時引き込んで利用するという形態をとること
が難しいから、一般的にはバッテリーを用いて動作させ
ることになる。そして、バッテリーは電池容量を大きく
すると、重量と大きさ、そして、コストがかさむ。その
ため、携帯端末装置では常に省電力化が要求されること
になる。
【0004】つまり、携帯端末装置が発信を行なうのみ
の場合にはユーザがその度に電源スイッチをオンさせて
使用するようにすれば少ない電池容量のバッテリーであ
っても通信時間はある程度は確保できるが、着信も行な
う必要がある場合にはいつ着信が起こるのかは決まって
いないため、常に受信回路を動作させて待ち受け状態に
しておく必要がある。
【0005】しかし、この待ち受け状態にするために消
費される電力がばかにならず、バッテリーを消耗させる
ために、着信の待ち受け時間が短くなるばかりか、実際
の通信が行なえる時間が電池容量の消耗度に応じたもの
となって、頻繁に充電し直すようにするか、予備のバッ
テリーを用意して交換しなければならないなどの問題が
ある。
【0006】また、一方、近年の移動通信システムの高
度化にともなって、高速な伝送速度での通信が要求され
てきているが、高速な伝送速度での送受信は処理回路も
高速のものが必要で、電力消費が大きい回路となる他、
無線通信の場合、高い周波数の電波を使用する必要があ
り、高い周波数の電波による送受信は低い周波数のそれ
に比べて電力消費も大きい。
【0007】従って、携帯端末装置を常時最高の伝送速
度に設定しておくと、送受信の際に実際に使用される伝
送速度が最高の伝送速度よりも低い場合には、必要以上
に電力を消費してしまう問題が生じる。
【0008】さらに、携帯端末装置を使用中において、
その携帯端末装置内蔵バッテリーの残存容量がなくなっ
た場合には、現在提供されているサービスが途絶してし
まう。よって、サービスが途絶してしまった場合には、
再び同じサービスを最初から受けなければならず、同じ
サービスに二回も電力を提供しなければならないという
無駄が生じる結果となる。
【0009】同じサービスに二回も電力を提供しなけれ
ばならない事態は、こればかりでなく、例えば、移動中
の携帯端末装置が通信可能圏から外れてしまった場合
や、トンネルに入ってしまった場合等、携帯端末装置が
無線基地局との交信ができない地帯に入ってしまった場
合にも引き起こされる問題である。
【0010】
【発明が解決しようとする問題】従来の移動通信が可能
な携帯端末装置においては、通信速度が提供されるサー
ビスの伝送速度に無関係に、そのシステムの仕様上、最
高の通信速度に適応するようにハードウエアの動作速
度、処理速度を設定して使用していたため、遅い速度の
伝送に対しても最高速度の通信における電力量と同等の
電力量を消費する構成となっていたため、低速伝送時に
余計な電力消費があり、バッテリーの無用な消費を避け
ることができなかった。
【0011】しかも、サービスが途絶した場合は、同じ
通信をもう一度最初から行なわねばならず、二倍の電力
を消費することになり、省エネルギの観点から問題であ
った。
【0012】本発明は、上記の問題を鑑みてなされたも
ので、電力消費に無駄がなく、また、伝送速度、サービ
ス途絶に対応して電力消費を合理的、効率的に利用でき
るようにした通信システムを提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。第1には、本発明
は、無線基地局との間で情報を送受信するための送受信
手段を有した無線端末装置において、送受信回路の電源
を制御する回路を無線端末に設け、前記無線端末が前記
無線基地局と情報の送受信を行なっている際に、不必要
な機能が存在する場合に、その機能の電源をオフするこ
とを特徴とする。
【0014】また、第2には、無線端末装置には電源と
なる電池を測定する手段と、送受信回路の電源を制御す
る回路とを設け、前記無線基地局と前記無線端末との間
で送受信する情報が存在する場合に、端末の電池残量に
応じて自己の送受信回路の電源制御、例えば、受信時に
は送信回路を電源断、送信時には受信回路を電源断とす
るなどの制御を行なうことにより、端末の消費電力を制
御することができるようにすることを特徴とする。
【0015】第3に本発明は、無線基地局には、情報を
伝送するための送受信手段を設け、無線基地局との間で
送受信するための送受信手段を有し、かつ送受信手段の
電源を制御する回路を無線端末に設け、さらに前記無線
端末に前記無線基地局を経由して情報を送受信する手段
をサーバに設け、前記無線端末と前記サーバ間との間
で、QOS(Quality of Servic
e)、電池残量等の情報を相互に申告することにより、
伝送速度、電源の制御等の設定を行なうことを特徴とす
る。
【0016】第4に本発明は、無線基地局には情報を伝
送するための送受信手段と送信する情報を蓄積するバッ
ファを設け、無線端末には無線基地局との間で送受信す
るための送受信手段と送受信手段の電源を制御する回路
を設け、サーバには前記無線端末に前記無線基地局を経
由して情報を送受信する手段を設け、前記無線基地局
は、前記サーバからの送信速度等の伝送条件情報と、前
記無線端末からの電池残量等の受信条件情報を受信する
ことにより、サーバ、無線基地局間と無線基地局、無線
端末間の伝送速度の制御を行なうことを特徴とする。
【0017】第5に本発明は、無線基地局は、無線基地
局には情報を伝送するための送受信手段と送信する情報
を蓄積するバッファを設け、前記無線基地局は、伝送条
件情報と、受信条件情報を受信することにより、伝送速
度の違いを吸収する制御を行なうことを特徴とする。
【0018】第6に本発明は、無線基地局には情報を伝
送するための送受信手段と、送信する情報を蓄積するバ
ッファを設け、無線端末には無線基地局との間で送受信
するための送受信手段と受信した情報を蓄積するバッフ
ァとを設け、サーバには前記無線端末に前記無線基地局
を経由して情報を送受信する手段を設け、なおかつ前記
の情報伝送が途絶される可能性を判定する手段を設け、
電池残量の減少等により、サービスが途絶することが前
記サービス途絶条件判定において予測される場合、現在
行われているサービスの早期終了、一時中断等の無線端
末,サーバ,ユーザ間での処置を判断し、サービスを一
時中断した場合には電池残量等の回復により、再びサー
ビスが可能となった場合に、サービスを再開する機能を
有することを特徴とする。
【0019】第7に本発明は、無線基地局には情報を伝
送するための送受信手段と、送信する情報を蓄積するバ
ッファを設け、無線端末には無線基地局との間で送受信
するための送受信手段と、受信した情報を蓄積するバッ
ファを設け、サーバには前記無線端末に前記無線基地局
を経由して情報を送受信する手段を設け、なおかつ前記
の情報伝送が途絶される可能性を判定する手段を設け、
無線端末のトンネルの通過等により、サービスが途絶す
ることが前記サービス途絶条件判定において予測される
場合において、前記サービスが途絶する以前に、伝送速
度を高め、予測されるサービス途絶時間分の情報を送受
信しておくことによって、前記サービスが途絶している
間も、疑似的にサービスを受けられることを可能とする
ことを特徴とする。
【0020】第8に本発明は、無線基地局には情報を伝
送するための送受信手段を設け、無線端末には無線基地
局との間で送受信するための送受信手段と、送受信回路
の電源を制御する回路を設け、サーバには前記無線端末
に前記無線基地局を経由して情報を送受信する手段を設
け、前記無線端末が電波の不感地帯の侵入等によりサー
ビスが中断した場合に、前記無線端末が前記サービスの
状態を保持する必要がある場合、前記サービスの状態を
保持するのに不必要な機能の電源はオフにすることを特
徴とする。
【0021】(作用)第1の構成においては、無線端末
装置は、サービス内容に応じてそのサービス実施に不要
な機能要素の電源をオフ制御する構成とした。そのた
め、無用に電池を消耗することが抑制でき、電池を有効
に利用できるようになる。
【0022】また、第2の構成においては、無線端末装
置には送受信回路の電源を制御する回路を設け、前記無
線基地局と前記無線端末との間で送受信する情報が存在
する場合に、端末の電池残量に応じて自己の送受信回路
の電源制御、例えば、受信時には送信回路を電源断、送
信時には受信回路を電源断とするなどの制御を行なう。
これにより、無線端末装置の消費電力を制御することが
でき、電池容量の乏しいときに、中途半端にならないよ
うにサービスを行なうことができるようになる。
【0023】このように第1および第2の構成において
は、送受信している情報に関して必要がないと考えられ
る機能に電力を供給しないようにし、そして、前記の不
必要としていた機能が必要になった段階では、当該機能
に電力を供給することで、サービスの品質を落すことな
く、消費電力を抑えることができる。
【0024】また、本発明においては、無線基地局に無
線端末に伝送する情報を蓄積するバッファを設け、無線
端末に定常的に動作する低消費電力の受信回路と、電源
の電力量を制御できる制御回路を設け、また、伝送速度
を制御してサービスによって、必要な電力量と伝送速度
を提供する。また、電力の消費を防ぐため、サービス途
絶時には提供されているサービスを中断状態にする。
【0025】一般的には、無線端末装置を構成する各無
線デバイスでの消費電力は帯域幅が広くなるにつれて大
きくなる。帯域当たりの電力が同じ場合には帯域幅の広
いものが大きな電力を消費する。また、各デバイスや線
路のロス(損失)量は周波数が高くなるほど大きくなる
ため、それを補うため周波数が高いほど多くの電力を消
費する。
【0026】伝送速度が1〜2[kbps]の場合と、155
[Mbps]の場合を比べたとき、1〜2[kbps]は、数100
[MHz] 帯で伝送が可能であるが、155[Mbps]の伝送速
度をこの帯域で行なうと、他の通信が全く行なえなくな
ることから困難であり、20〜6[GHz] 帯などのミリ波
帯によって行なわざるを得ない。
【0027】以上より、伝送速度が高くなれば、それだ
け大きな電力が必要となる。上記第3の構成において
は、QOS,電池残量などの情報を相互に申告し、それ
に合わせて伝送速度や電源の制御を行なうようにした結
果、適正な状態で情報の伝送ができ、しかも、端末の電
源を有効に使用することができる。
【0028】具体的には、サービスが行われる際に、サ
ーバからはサービスの型、必要な伝送速度などの情報を
無線端末に送信し、無線端末からQOSや電池残量など
の情報をを送信して、サービスの品質を設定する。本発
明では、サーバ、無線端末間で、事前にサービスの品質
を設定すると共に、伝送速度や電源の制御を行なうよう
ことにより、その時点で最良のサービスが可能で、しか
も、端末の消費電力を抑えることができる。
【0029】上記第4の構成は、無線基地局が、サーバ
から伝送条件情報、無線端末からは受信条件情報を受信
し、サーバの伝送速度が無線端末の受信速度を上回る場
合には、送信情報を一時、バッファに蓄積しておき、無
線端末の受信速度に合わせて、情報を送信する。本発明
では、無線基地局が伝送速度の違いを吸収することによ
り、無線端末の受信能力が電池残量の影響等で低い場合
でも、一様にサービスを受けることが可能になる。ま
た、サーバは相手が無線端末であることを意識する必要
がなくなる。
【0030】第5の構成においては、無線基地局は、無
線基地局が、伝送条件情報、受信条件情報を受信し、伝
送速度が受信速度を上回る場合には、送信情報を一時バ
ッファに蓄積しておき、無線端末の受信速度に合わせ
て、情報を送信する。本発明では、無線基地局が伝送速
度の違いを吸収することにより、一様なサービスを受け
ることが可能となる。
【0031】第6の構成においては、無線端末が電池残
量の減少等により、サービスが途絶することが予測され
る場合に、無線端末、サーバ、ユーザ間で、サービス終
了判定等を行なう。サービスを一時中断する場合には、
電池残量の回復等により、サービスが再開可能となった
場合に、サービスを再開する。本発明では、サービス途
絶条件判定を行なうことにより、意図しないサービスの
途絶を防ぐことが可能となる。
【0032】第7の構成においては、無線端末がトンネ
ル等に入るなどして、通信が途絶することが予測される
場合に、事前に伝送速度を高めて、無線端末に備えてあ
るバッファに予め情報を蓄積しておき、通信途絶後もバ
ッファから情報を読み出して利用することにより、疑似
的にサービスを行なう。本発明では、無線端末にバッフ
ァを持つことにより、通信途絶中もサービスを継続する
ことが可能となる。
【0033】第8の構成においては、サービスが一時中
断の状態になった場合に、不必要な構成要素の給電は停
止させ、中断から復帰するために必要な構成要素の給電
は継続することで、中断に必要な電力量のみ提供を行な
う。本発明では、中断時には、不必要な電力の供給を停
止させるため、電池残量の減少を防ぐことが可能となる
他、中断の条件がなくなれば直ちにサービスを再開でき
るようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に本発明の通信システムの具
体例について添付図面に従って詳細に説明する。はじめ
に、送受信回路に供給する電力量を電池残量の測定結果
に応じて制御することにより、電池残量が少なくても品
質の確保できるサービスは提供するといった合理的なサ
ービスを可能とし、無用な電池消耗は抑制できるように
する例を説明する。
【0035】(第1の具体例)第1の具体例は、情報を
伝送するための送受信手段を有する無線基地局と、電池
を電源とし、かつ、無線基地局との間で送受信するため
の送受信手段を有した無線端末とからなる通信システム
において、前記無線端末は、前記送受信手段を、送信系
と受信系の電源系統を分けた構成とし、また、前記無線
端末にはこの電源系統を開閉制御するための制御手段
と、前記電池残量を計測する手段とを設けて、前記無線
基地局と前記無線端末との間で送受信する情報が存在す
る場合に、前記制御手段に前記端末の電池残量に応じて
端末の回路制御を行なうことにより、端末の消費電力量
を制御することができるようにしたものである。
【0036】図1(a)はこのような機能を実現する通
信システムの概略的な構成を示すブロック図であり、図
1(b)はその動作遷移図である。図1(a)におい
て、1は無線端末装置、2は制御部、3は電池残量セン
サ、4はバッテリー、5は送受信回路、11は音声回
路、12は表示回路である。
【0037】また、6は電池残量センサ3からの電池残
量信号で、7aは制御部2から音声回路11へ送られる
回路動作のための電源動作信号および送受信回路5から
音声回路11へまた、音声回路11から送受信回路5へ
送られる音声信号などの信号である。また、7bは制御
部2から送受信回路5へ送られる回路動作させるための
電源動作信号および送受信回路5から出力される音声信
号や画像信号などの各種信号、7cは制御部2から表示
回路12へ送られる回路動作のための電源動作信号およ
び送受信回路5から表示回路12へ送られる画像信号な
どの信号である。また、8は送受信に対応するアンテナ
である。9は無線基地局であり、10はこの無線基地局
9における送受信に対応するアンテナである。
【0038】バッテリー4は無線端末装置1の構成要素
の動作電源となるものであり、電池残量センサ3は、こ
のバッテリー4の残量(残存電池容量)を検出して残量
対応の検出信号を出力するものである。
【0039】制御部2は無線端末装置1の構成要素の各
種制御を司るためのものであり、また、出力音声信号を
音声回路11に送ったり、音声回路11からの入力音声
信号を送受信回路5に送ったりする他、送受信回路5で
受信した画像信号を表示回路12へ送るといった機能を
有する。また、制御部2は、“情報受信要求”の信号を
受けると、電池残量センサ3に“電池残量要求”を示す
信号を送り、電池残量センサ3から電池残量信号を受け
ると、その残量に応じて定めた図2に示すようなサービ
スレベルに応じて電力供給を行なう回路要素を決め、そ
れに応じて対応の回路に電力供給制御する機能を有す
る。
【0040】サービスレベルは例えば、図2に示すよう
に、電池残量(電力量P1,P2)対応に定まるレベル
により、電力量P1ではサービスレベルを“レベル
1”、電力P2ではサービスレベルを“レベル2”とす
る。
【0041】この例では充電量が十分にあるサービスレ
ベル“レベル2”においては自己からの送信動作を必要
とするサービスを含めて全てのサービスを可能な状態に
し(送受信回路5を送受信動作させるに必要な電力をバ
ッテリー4より供給すべく制御し)、“レベル1”では
自己からの送信は不可能である通知を無線基地局9に送
ると共に、自己からの送信動作を必要とするサービスは
できないように電力供給制御する(送受信回路5を受信
系にのみバッテリー4より電力を供給すべく制御する)
といった機能を有する。
【0042】従って、この例では、送受信回路5には無
線による送受信機能の他、このような電力供給切替え操
作ができるように、送信系と受信系の電力供給系統の構
成を区分し、制御部2はレベルに応じてこの区分された
電力供給系統の選択投入制御を行なうことができる機能
を持たせてある。
【0043】音声回路11は音声の入出力を行なう回路
であり、表示回路12はテキストや画像、メッセージ等
の表示を行なうLCD(液晶ディスプレイ)等のフラッ
トパネルディスプレイである。
【0044】次に第1の具体例の動作について説明す
る。図1(b)において、無線端末装置1内の送受信回
路5が無線基地局9より“情報伝送要求”を示す信号
(S101)を受けたとする。すると、送受信回路5は
この受信した信号を電源制御部2に送る(“情報受信要
求(S102)”)。
【0045】情報受信要求を示す信号を受けとると、制
御部2は電池残量センサ3に“電池残量要求”を示す信
号を送り(S103)、電池残量センサ3はこれを受け
てバッテリー4の電池容量を測定してその測定結果を電
池残量信号(S104)として制御部2に送る。電池残
量信号(S104)を受けると、制御部2は図2に示す
ように、その信号から電力P1ではサービスレベル“レ
ベル1”のサービスを、電力P2ではサービスレベル
“レベル2”を決定し、その決定したサービス対応に、
送受信回路5に与える電力(P101)を定めて当該送
受信回路5に供給制御する。
【0046】例えば、電池残量が、当該送受信回路5を
送信駆動させるのに十分な電力量に満たない場合、受信
のみを行なうこととし、当該送受信回路5を受信動作さ
せるのに必要な電力(P102)のみを当該送受信回路
5に供給するように電力供給制御するとともに、“送信
不可能”を示す情報(S105)を無線基地局9に送信
する。その結果、無線基地局9側では端末側が受信は可
能であるが“送信不可能”の状態にあることを知り、端
末に対する情報の送信サービスは継続し、端末からの送
信を必要とするサービスは中止するように制御する。
【0047】この結果、電力量が十分確保できない時に
は受信のみを可能として、受信サービスを継続させ、電
力が十分に確保できない状態で送受信を続けることによ
るサービスの品質劣化やサービスの途中切れといった無
駄に繋がる利用を抑制できる。しかも、本具体例では、
残存電力量とサービスに見合った電力供給が可能となる
ため、消費電力を少なくして現状で可能なサービスを継
続して利用者に便宜を図ることができるようになる。
【0048】このように本具体例では、送受信回路5に
供給する電力量を電池残量の測定結果に応じて制御する
ことにより、電池残量が少なくても品質の確保できるサ
ービスは提供するといった合理的なサービスを可能とす
る。
【0049】以上は送受信回路系の電源を送信系と、受
信系に分けて、これらの系のうち、電池残量によりサー
ビスに不要な系があればその系統の電源をオフとするこ
とで無用な電池消耗を抑制するようにしたものであっ
た。しかし、送受信回路系の電源ばかりでなく、その他
の構成要素も、サービスの内容によっては使用しないも
のもあり、そのような現在のサービスに不要な要素につ
いて電源を投入して動作状態におくことは、無用な電池
消耗を招く要因である。そこで、電池残存容量に関係な
く、このような場合にも対応できるようにして無用な電
池消耗を抑制するようにした例を次に説明する。
【0050】(第2の具体例)図3(a)は前記無線端
末が前記無線基地局と情報の送受信を行なっている際
に、不必要な機能が存在する場合に、その機能の電源を
オフすることのできるようにした通信システムの構成図
であり、図3(b)はその動作遷移図を示す。
【0051】この第2の具体例の構成は第1の具体例の
構成図と基本的には同じであって同一物には同一符号を
付して示す。但し、符号11aを付して示す音声回路
と、符号12aを付して示す表示回路は制御部2によ
り、その電源のオンオフ制御が可能な構成としてある点
で第1の具体例における音声回路11と表示回路12と
少し異なる。また、この第2の具体例では制御部2に音
声回路11aと表示回路12aの電源オンオフ制御機能
を付加してある。
【0052】また、ARQ(Automatic Repeat Reques
t:再送制御のための制御信号)の授受を行なう場合に
使用する再送制御のための制御信号による再送制御を行
なうためのARQ回路(再送制御回路)があり、このA
RQ回路は制御部2によって電源をオンオフ制御するこ
とができるようになっている。また、表示回路12aは
カラー表示可能なLCD表示器による構成の場合にカラ
ー制御回路やバックライト回路があり、これらの電源を
制御部2によりオンオフ制御できるようになっている。
また、表示回路12aのディスプレイのうち、表示を行
わない部分の表示制御系回路の電源をオフにするように
制御部2により制御できるようになっている。
【0053】次に第2の具体例の動作について説明す
る。無線端末装置1内の送受信回路5が無線基地局9か
ら“情報伝送要求”を示す信号を受信すると、送受信回
路5は“情報受信要求”を示す信号を制御部2に送信す
る。この時、ARQ(再送制御のための制御信号)の授
受を行なわない場合には、制御部2はARQ回路の電源
をオフにする。
【0054】次に第2の具体例の動作について説明す
る。無線端末装置1内の送受信回路5が無線基地局9か
らの“情報伝送要求”を示す信号を受信すると、この送
受信回路5は“情報受信要求”を示す信号を制御部2に
送る。この時、無線端末装置1から送信を行なわない場
合には、送受信回路5の送信系統の回路の電源をオフに
するように制御部2は制御する。
【0055】また、この時、カラー表示を行なわない場
合には表示回路12aのカラー制御回路およびバックラ
イト回路の電源をオフにするように制御部2は制御す
る。また、表示回路12aのディスプレイのうち、表示
を行わない部分の表示制御系回路の電源をオフにするよ
うに制御部2は制御する。すなわち、表示回路12aが
カラー表示装置である場合に、カラー表示はモノクロー
ム表示に比べて消費電力が大きいので、表示領域を区分
して電源を領域別に別けて供給制御できるようにしてお
き、表示を行なわない領域がある場合にその領域部分の
表示制御系回路の電源をオフとしたり、カラー制御回路
およびバックライト回路の電源をオフにするように制御
できるようにすれば、不必要な機能の電源をオフできて
消費電力を少なくすることができる。
【0056】また、情報を圧縮処理したものを受信した
場合に、その圧縮された情報を解凍(復元)する機能を
有する解凍処理回路を設けてある構成の場合に、解凍処
理回路の電源をオンオフ制御できる構成としておき、無
線端末装置1内の送受信回路5が無線基地局9から“情
報伝送要求”を示す信号を受信し、送受信回路5が制御
部2に“情報伝送要求”を示す信号を送った際に、解凍
された情報が伝送される場合は、解凍処理回路の電源を
オフにするといった構成とすることによって、不必要な
機能の電源をオフにすることによる消費電力の低減を図
ることができる。
【0057】以上は、現在のサービスに不要な構成要素
の電源をオフとすることで、無用な電池消耗を抑制する
ようにした例を説明した。端末の省電力化を図るには、
不要な構成要素の電源をオフとするばかりでなく、情報
の伝送速度の高低も影響が大きい。そこで、サービスの
内容に応じて伝送速度を可変とし、その伝送速度に応じ
た動作を構成要素に実施させるようにすると、いつも無
用に高速伝送対応の状態で端末を動作させずに済む。従
って、このよう運用のできるようにした例を次に第3の
具体例として説明する。
【0058】(第3の具体例)この具体例は、情報を伝
送するための送受信手段を有する無線基地局と、無線基
地局との間で送受信するための送受信手段および受信回
路の電源を制御する回路を具備する無線端末と、前記無
線端末に前記無線基地局を経由して情報を送受信する手
段を有するサーバからなる通信システムにおいて、前記
無線端末と前記サーバとの間で、QOS、電池残量等の
情報を相互に申告することにより、伝送速度、伝送方
式、電源の制御方式などの設定を行なうようにしたもの
で、図4にその構成例を示す。図4において、図1と同
じ番号のものはそれぞれ同じ構成を示す。
【0059】図4において、51はバッファであり、5
2はネットワーク、53がノードであり、54はサーバ
である。バッファ51は無線基地局9から無線端末装置
に対して送る情報を一時保持するための記憶手段であ
り、サーバ54は情報を蓄えて配信するといった機能を
有するものである。サーバ54はノード53を介してネ
ットワーク52に接続されており、無線基地局9はネッ
トワーク52を介してサーバ54と接続されて、情報の
授受ができるようになっている。ノード53は、無線基
地局9の属するネットワークと、サーバ54の属するネ
ットワークとの結節点である。
【0060】このような構成の第3の具体例のシステム
の動作について図5の動作遷移図を参照して説明する。
ここでは、サーバ54が無線端末装置1への情報を蓄積
して、その蓄積した情報をサーバ54から情報送信要求
により無線端末装置1に受信させる例を説明する。
【0061】無線端末装置1が無線基地局9を通してサ
ーバ54と情報の送受信を行なう場合、サーバ54から
情報送信要求(S201)が発生され、この要求はネッ
トワーク52を介して無線基地局9に送られ、無線基地
局9より無線端末装置1へと送信される。無線端末装置
1内の送受信回路5がサーバ54からの情報送信要求を
示す信号(S201)を受信すると、制御部2に情報受
信要求を示す信号(S202)を送信する。
【0062】制御部2は電池残量センサ3に“電池残量
要求”を示す信号(S203)を、そして、送受信回路
5に“情報受信指示”を示す信号(S205)を送る。
“電池残量要求”を受けた電池残量センサ3はバッテリ
ー4の電池容量を測定してその測定結果を電池残量信号
(S207)として制御部2に送る。
【0063】また、一方、“情報受信指示”を示す信号
(S205)を受けた送受信回路5はこれを無線基地局
9に送信し、無線基地局9はこれをネットワーク52を
介してサーバ54に伝達する。
【0064】これを受けるとサーバ54は、図6にある
ように伝送速度、伝送時間、カラー情報(色数;フルカ
ラー,256色といったカラーモード)、画面サイズ、
圧縮モードの情報、解像度のランク情報、階層化の情報
といったサービス品質を示す情報(S206)を出力
し、この情報は無線基地局9を介して無線端末装置1へ
と送信される。そして、この情報は無線端末装置1の送
受信回路5に受信され、制御部2へと渡される。
【0065】無線端末装置1の制御部2は電離残量セン
サ3から受けた電池残量情報(S207)とこのサーバ
54からのサービス品質を示す情報(S206)を元
に、最適な伝送速度を設定し、その情報(S208)を
送受信回路5を通してサーバ54に送信する。そして、
サーバ54ではこの指示された伝送速度で情報を伝送す
るように無線基地局9に指示を出し、無線基地局9はこ
の指示に従った伝送速度でサーバ54からの情報を無線
端末装置1に送信する。
【0066】また、制御部2はサービス品質と電池残量
情報に従った最適な条件で無線端末装置1を運用するよ
うに制御する。本具体例では、サービス品質、電池残量
の情報を利用し、端末の状態に見合った使用が行なえる
ため、最適なサービスと消費電力の低減を可能にする。
【0067】伝送速度の違いは円滑な送受信の妨げにな
り、1回の伝送で旨く授受できない原因となって送受信
を繰り返す結果となる。これは電力の無駄な消費に繋が
る。そこで、接続伝送速度の違いを吸収することによ
り、端末の状態に見合ったサービスを行うと共に、不必
要な再送を避けることができるようにする具体例を次に
説明する。
【0068】(第4の具体例)この具体例は、情報を伝
送するための送受信手段を有し、かつ送信する情報を蓄
積するバッファを具備する無線基地局と、無線基地局と
の間で送受信するための送受信回路および送受信回路の
電源を制御する回路を具備する無線端末と、情報を蓄積
すると共に前記無線端末に前記無線基地局を経由して情
報を送受信するサーバとからなる有線無線通信システム
において、前記無線基地局は、前記サーバからの送信速
度等の伝送条件情報と、前記無線端末からの電池残量等
の受信条件情報を受信することにより、サーバ、無線基
地局間と無線基地局、無線端末間の伝送速度の制御を行
なうようにしたものであり、図7にその構成例を示す。
【0069】図7において図4と同じものは同じ構成を
示す。図7において、81はLAN等の有線伝送路であ
り、811は送受信回路、812は制御部を示す。サー
バ54及び無線基地局9は有線伝送路81に接続されて
おり、また、無線基地局9は送受信回路811、制御部
812を有している。
【0070】次に第4の具体例の動作について、図8の
動作遷移図を参照して説明する。ここでは、サーバ54
が無線端末装置1への情報を蓄積して、その蓄積した情
報をサーバ54から情報送信要求により無線端末装置1
に受信させる例を説明する。
【0071】無線端末装置1が無線基地局9を通してサ
ーバ54と情報の送受信を行なう場合、サーバ54から
情報送信要求(S301)が発生され、この要求はネッ
トワーク52を介して無線基地局9に送られる。する
と、無線基地局9内の送受信回路811はこれにより
“送信開始要求”を示す信号を無線基地局9内の制御部
812に送信する。
【0072】すると制御部812は送受信回路811を
通して、“送信伝送条件要求”を示す信号(S302)
をサーバ54に送信し、また、“送信開始要求”を示す
信号(S303)を無線端末装置1に向けて送信する。
【0073】そして、無線端末装置1内の送受信回路5
は“送信開始要求”を示す信号(S303)を受信する
と“情報受信要求”を示す信号(S304)を無線端末
装置1内の制御部2に送信し、これを受けた無線端末装
置1内の制御部2は“電池残量要求”を示す信号(S3
05)を電池残量センサ3に送信する。電池残量センサ
3はこれにより、電池残量を測定し制御部2に“電池残
量”を示す信号(S306)として送る。
【0074】制御部2は電池残量センサ3から信号(S
306)を受信すると、これをもとに、最適な受信伝送
条件を設定し、また、送受信回路5を通して無線基地局
に向けて“受信伝送条件および送信開始指示”を示す信
号(S307)を送信する。
【0075】サーバ54は“送信伝送条件要求”を示す
信号(S302)を受信すると、“送信伝送条件”を示
す信号(S308)を送信する。無線基地局9内の送受
信回路811は、“受信伝送条件情報および送信開始指
示”を示す信号(S307)および“送信伝送条件情
報”を示す信号(S308)を制御部812に送信す
る。
【0076】これにより、制御部812は送受信回路8
11を通して、サーバ54に“送信開始指示”を示す信
号(S309)を、そして、無線端末装置1に“受信開
始指示”を示す信号(S310)を送信する。また、無
線基地局9内の制御部812は、無線端末装置1からの
受信条件を考慮し、例えば、図9のように送信条件の方
が受信条件より伝送速度が速い場合は、“伝送方式を選
択する”、“送信する情報を選別する”、“バッファ5
1に情報を蓄積し、受信伝送条件に適合させる”等の方
式のいずれか最適なものを選択使用して情報を無線端末
装置1に送信する。
【0077】本具体例では伝送速度の違いを吸収するこ
とにより端末の状態に見合ったサービスを行うと共に、
不必要な再送を避けることができる。また、サーバは相
手が無線端末であることを意識する必要がなくなる。
【0078】別の例を説明する。図10において図7と
同じものは同じ構成を示す。図10において82はルー
タを示す。ルータ82は伝送線路を選択するための装置
であり、専用線、公衆回線、第2種通信事業者回線な
ど、時間帯や距離などにより料金体系の異なる複数の回
線が利用できる場合に、最適回線を選択する装置であ
る。
【0079】この場合も上述の第4の具体例の機能をそ
のまま適用でき、無線基地局9とサーバ54が、異なる
有線伝送路にあり、これらの有線伝送路がルータ8を介
して接続されている場合においても、また、図11に示
すように、無線基地局9とサーバ54間に有線伝送路網
84が存在し、無線基地局9とサーバ54がゲートウエ
イ83を介して有線伝送路網84に接続されている構成
の場合においても同様の動作を行なう。なお、図11に
おいて図7と同じものは同じ構成を示す。
【0080】図12はサーバに無線基地局が接続された
構成を採用した例であり、図12において図7と同じも
のは同じ構成を示す。図12において85は無線基地局
を示し、サーバ54に無線基地局85が接続された構成
をとっている。
【0081】この例の場合、サーバ54に無線基地局8
5が接続されており、サーバ54との情報授受は無線基
地局85を介して直接行なわれることになるが、サーバ
54と無線基地局9間の情報の送受信に無線を用いるこ
と以外、図7の例の場合と同じであり、機能としても図
7と同様となる。そして、第4の具体例をそのまま適用
できる。
【0082】同様に、ISDN等の公衆網を使用したシ
ステムにもそのまま適用できる。図13はその例を示し
ており、図7と同じものは同じ構成を示す。図13にお
いて、86はISDN等の公衆網であり、この例の場
合、サーバ54と無線基地局9が公衆網86を介して接
続されているが、公衆網86を利用しているという点が
異なるものの、その機能は図7と同様となる。
【0083】このように、第4の具体例はサーバ54と
無線基地局9が、有線伝送路網86に接続されている場
合においても利用できる。伝送速度の違いを吸収して、
端末の状態に見合ったサービスを行なうと共に、不必要
な再送を避けることができるようにした技術を適用した
別の例を次に説明する。
【0084】図14は伝送条件情報と、受信条件情報と
を与えることにより、無線端末との伝送速度の違いを吸
収する制御を行なうことができるよう構成した無線基地
局を示す概略的な構成図であり、図14において図7と
同じものは同じ構成を示す。
【0085】図14において881は送受信回路、88
2は制御回路、883はバッファであり、これらは無線
基地局9に内蔵される。この装置においては、無線基地
局9内の送受信回路881は無線端末装置1より送信条
件情報、信条件情報を受信すると、送信条件情報、受信
条件情報を制御回路882に送信する。制御回路882
はこれらの情報から送信条件の伝送速度と受信条件の伝
送速度が異なった場合に、伝送速度の差分をバッファ8
83に蓄積するために蓄積信号を送受信回路881に送
信し、この受信速度で送信を行なう。すなわち、送信し
ようとする情報は一旦、バッファ883に蓄積し、受信
側の速度に合わせて読み出して無線端末装置1に送信す
る。
【0086】本具体例では、伝送速度の違いをバッファ
を用いて吸収することにより、端末の状態に見合ったサ
ービスを行なうと共に、不必要な再送を避けることがで
きる。
【0087】以上は、伝送速度の違いを吸収して、端末
の状態に見合ったサービスを行なうと共に、不必要な再
送を避けるようにした例であった。ところで、サービス
の途絶が予測される場合に、サービスを終了するのでは
なく、中断状態にし、サービス可能な状態になったとき
にサービスを再開するようにすれば、同じサービスを2
回提供する無駄を回避できるようになる。そして、これ
により、電池残量の使用量を低減することができ、ま
た、サービス途絶によるサービス品質の低下を防ぐこと
ができるようになるが、その例を第5の具体例として次
に説明する。
【0088】(第5の具体例)この具体例は、情報を伝
送するための送受信手段および送信する情報を蓄積する
バッファとを具備する無線基地局と、無線基地局と通信
するための送受信手段を有する無線端末と、情報を蓄積
すると共に前記無線端末に前記無線基地局を経由して情
報を送受信するサーバとからなる通信システムにおい
て、前記の情報伝送が途絶される可能性を判定する手段
と、電池残量の減少等により、サービスが途絶すること
が前記サービス途絶条件判定において予測される場合、
現在行なわれているサービスの早期終了等を無線端末、
サーバ、ユーザ間で判断し、サービスを一時中断した場
合には、電池残量等の回復により、再びサービスが可能
となった場合に、サービスを再開するようにした機能を
設けたシステムであり、図15にその通信システムの構
成図を示す。
【0089】図15において、図7、と同じ番号のもの
はそれぞれ同じ構成を示す。図15において、91はバ
ッファ、92はバッテリーの補助電源を示し、無線端末
装置1はこれらをさらに内蔵する。また、無線端末装置
1はサービスの途絶が予測されると“サービス途絶予
測”を示す信号を無線基地局に9に送信するように制御
すると共に、バッテリーの補助電源92を使用してサー
ビス中断状態にして待機し、サービスが再開できる状態
になるとサービス中断状態を解いて先の中断状態から再
開する機能を有する。このような制御機能は、制御部2
に持たせる。
【0090】このような構成の通信システムにおいて、
無線端末装置1が無線基地局9を通して、サーバ54と
情報を送受信している際、無線端末装置1が電池残量切
れやサービス圏外の侵入により、サービスが途絶するこ
とが予測された場合で、無線端末装置1がサービス途絶
を予測した場合には無線端末装置1の制御部2は“サー
ビス途絶予測”を示す信号(S401)をサーバ54に
送信する。例えば、電池残量センサ3による電池容量の
測定値が規定値以下となった時、あるいはダイヤに従っ
て運行される列車の場合に、トンネル通過時点の時刻な
どが予定できる場合などが該当する。
【0091】サーバ54にはサービス途絶予測を受ける
と、その無線端末装置1に対してのサービス中断の制御
を行ない、再開の指示があれば中断したところからサー
ビスを再開する機能を持たせてある。
【0092】従って、サーバ54は無線基地局9を介し
て無線端末装置1からサービス途絶予測を示す信号(S
401)(図16(a)参照)を受信すると、当該無線
端末装置1に対して現在行なわれているサービスを中断
状態にし、サービス途絶予測受領を示す信号(S40
2)(図16(a)参照)を無線端末装置1に送信す
る。無線端末装置1は“サービス途絶予測受領”を示す
信号(S402)を受信するとサービスを中断状態にす
る。サービス中断状態においては、再開の指示を受ける
と、その時点でサービスを再開する。
【0093】以上は、無線端末装置1側からの指示によ
りサービス中断を行なう構成であったが、サーバ54側
からの指示によりサービス中断を行なう構成とすること
もできる。
【0094】すなわち、サーバ54がサービス途絶を予
測をできる構成としてあるものとし、当該サーバ54が
サービス途絶を予測した場合には、現在行われているサ
ービスを中断し、“サービス途絶予測”を示す信号(S
403)(図16(b)参照)を無線端末装置1に送信
する。無線端末装置1側では“サービス途絶予測”を示
す信号(S403)を受信すると、制御部2がこれによ
り、現在行なわれているサービスを中断状態にし、“サ
ービス途絶予測受領”を示す信号(S404)(図16
(b)参照)をサーバ54に送信する。再び通信が確立
された場合、中断状態からサービスを再開する。
【0095】本具体例では、サービスの途絶が予測され
る場合、サービスを終了するのではなく、中断状態にす
ることにより、同じサービスを2回提供する必要がなく
なるため、電池残量の使用量を低減することができる。
また、サービス途絶によるサービス品質の低下を防ぐこ
とができる。
【0096】このようなサービス途絶予測による中断状
態制御は、図17に示すように無線基地局9とサーバ5
4が異なる有線伝送路にあり、これらの有線伝送路がル
ータ8を介して接続されている場合にも適用できる。ま
た、図18に示すように、無線基地局9とサーバ54間
に有線伝送路網84が存在し、無線基地局9とサーバ5
4ゲートウエイ83を介して有線伝送路網84に接続さ
れている場合にも適用できる。
【0097】図17,図18において図15,図10お
よび図13と同じものは同じ構成を示しており、この場
合にも、第5の具体例はそのまま適用でき、無線基地局
9とサーバ54が異なる有線伝送路にあって、これらの
有線伝送路がルータ8を介して接続されていても全く同
様に、サービスの途絶が予測される時にはサービスを終
了するのではなく、中断状態にすることで同じサービス
を2回提供する必要をなくし、電池残量の使用量の低減
を図ることができる。また、サービス途絶によるサービ
ス品質の低下を防ぐことができる。
【0098】また、図18のように、無線基地局9とサ
ーバ54間に有線伝送路網84が存在し、無線基地局9
とサーバ54がゲートウエイ83を介して有線伝送路網
84に接続されている場合においても第5の具体例は適
用でき、しかも同様の動作を行なう。
【0099】図19はサーバ54に無線基地局85が接
続されており、サーバ54と無線基地局9間の情報の送
受信に無線を用いる場合の例であるが、この構成の場合
も第5の具体例は適用でき、しかも同様の動作を行な
う。
【0100】また、図20に示すように、サーバ54と
無線基地局9が、有線伝送路網86に接続されている場
合にも第5の具体例は適用でき、しかも同様の動作を行
なう。
【0101】ところで、サーバから端末に情報の提供サ
ービスを行なう場合に、サービス対象の端末が多数に及
ぶ場合などにおいて、一つの端末に対してのみサービス
を続行する訳にゆかないから、分散してサービスを行な
うといった状況が生じる。あるいは、端末がトンネル内
に入るなどして情報を一時的に授受できなくなるといっ
た状況もある。そして、このような場合に、ある端末か
らみると自己に対するサービスが断続的に行なわれるか
たちになるから、サービスが途切れ途切れとなって品質
の悪いサービスとなる。特に映画などのサービスの場
合、非常に気になる。そのような場合にも途切れ途切れ
とならないようにサービスすることができればユーザサ
ービスの向上を図れる。そこで、次にそのような場合の
例を第6の具体例として説明する。
【0102】(第6の具体例)この具体例は、情報を伝
送するための送受信手段および送信する情報を蓄積する
バッファとを具備する無線基地局と、無線基地局との間
で送受信するための送受信手段および受信した情報を蓄
積するバッファとを具備する無線端末と、情報を蓄積す
ると共に前記無線端末に前記無線基地局を経由して情報
を送受信するサーバとからなる通信システムにおいて、
前記の情報伝送が途絶される可能性を判定する手段を設
けて、サービスする対象の無線端末が多い場合や、ある
いは無線端末のトンネルの通過等により、サービスが途
絶する可能性があることが前記サービス途絶条件判定に
おいて予測される場合に、前記サービスが途絶する以前
に、伝送速度を高め、予測されるサービス途絶時間分の
情報を送受信してバッファに蓄積し、これを利用するこ
とよって、前記サービスが途絶している間も、疑似的に
サービスを受けられるようにするもので、図21、図2
2にその動作図を示す。なお、第6の具体例の構成は第
5具体例の構成図と同じである。
【0103】次に第6の具体例について図15、図2
1、図22(a),(b)に基づいて説明する。無線端
末装置1内の送受信回路5が無線基地局9を通して、サ
ーバ54と情報を送受信している際、無線端末装置1が
トンネルへの進入等により、サービスが途絶してしまう
ことが予測された場合で、無線端末装置1がサービス途
絶予測した場合には、“サービス途絶予測とバッファ容
量”を示す信号(S501)をサーバ54に送信する。
【0104】サーバ54は“サービス途絶予測とバッフ
ァ容量”を示す信号(S501)を受信すると、“サー
ビス途絶予測受領”を示す信号(S502)を無線端末
装置1に送信し、無線端末装置1は“受領返信”を示す
信号(S503)を送信する。
【0105】また、サーバ54がサービス途絶を予測し
た場合には“サービス途絶予測”を示す信号(S50
4)を無線端末装置1に送信する。これを送受信回路5
を介して受けた無線端末装置1は、送受信回路5がその
指令を制御部2に送ることにより、制御部2がサービス
途絶予測指令とバッファ容量を示す信号(S505)を
サーバ54に送信する。
【0106】サーバ54は受領返信を示す信号(S50
3)を受けるか、あるいはサービス途絶予測指令とバッ
ファ容量を示す信号(S505)を受けると、伝送速度
を高める指示を無線端末装置1に与え、ついで、バッフ
ァ容量範囲内で必要時間分のサービスに供する量の情報
を前記高めた伝送速度で無線基地局9を介して無線端末
装置1に送信する。
【0107】具体的には図21に示すように、Μ[kbps]
の伝送速度のサービスを無線端末装置1に提供し、また
サービス途絶時間をT秒とした場合、Μ×T[Bit] の情
報を、サービス途絶前に伝送速度を高めることによって
無線端末装置1に送信する。
【0108】そのため、サーバ54は“事前送信要求”
を示す信号(S506)を示す信号を端末装置1に送信
する。無線端末装置1は“事前送信指示”を示す信号
(S507)をサーバ54に送信する。サーバ54は情
報を無線端末装置1に送信し、無線端末装置1は送信さ
れてきた情報を自己の有するバッファ91に蓄積してお
く。そして、通信が途絶した場合に無線端末装置1の制
御部2はバッファ91に蓄積した情報を用いてサービス
を継続し、ユーザに提供する。その際、バッテリー4の
残量に問題のあるときは、バッテリーの補助電源92を
使用してサービスを行なう。
【0109】本具体例では、サービス途絶時間分の情報
を予め送信しておくことにより、連続的なサービスを提
供することが可能となる。また、サービスの途絶による
サービス品質の低下を防ぐことができる。
【0110】この機能は図17の構成の装置にも適用で
きる。すなわち、無線基地局9とサーバ54が異なる有
線伝送路にあり、これらの有線伝送路がルータ8を介し
て接続されている場合にもバッファ91を無線端末装置
1に設けてサービス途絶時間分の情報をこのバッファ9
1に予め送信しておくことにより、連続的なサービスを
提供することが可能となる。また、サービスの途絶によ
るサービス品質の低下を防ぐことができる。
【0111】同様に図18の構成のように無線基地局9
とサーバ54間に有線伝送路網84が存在し、無線基地
局9とサーバ54ゲートウエイ83を介して有線伝送路
網84に接続されている場合においてもにおいても同様
に、バッファ91を無線端末装置1に設けてサービス途
絶時間分の情報を予めこのバッファ91に送信しておく
ことにより、連続的なサービスを提供することが可能と
なる。また、サービスの途絶によるサービス品質の低下
を防ぐことができる。
【0112】さらにまた、図19の構成のようにサーバ
54と無線基地局9間の情報の送受信に無線を用いる場
合においても、また、図20の構成のようにサーバ54
と無線基地局9が、ISDN等の有線伝送路網86に接
続されている場合においても同様の動作を行なわせるこ
とができ、バッファ91を無線端末装置1に設けてサー
ビス途絶時間分の情報を予めこのバッファ91に送信し
ておくことにより、連続的なサービスを提供することが
可能となって、また、サービスの途絶によるサービス品
質の低下を防ぐことができる。
【0113】無線端末装置1が無線基地局からの電波の
不感地帯へ移動する等により、無線基地局を介して受け
るサービスが途絶し、サービスの一時中断状態になるよ
うな場合に、無線端末装置1の節電を図ることができ、
電波の不感地帯から脱出した時点でサービスを直ちに受
けることができるようにした例を次に第7の具体例とし
て説明する。
【0114】(第7の具体例)この具体例は、情報を伝
送するための送受信手段および送信する情報を蓄積する
ためのバッファとを具備する無線基地局と、無線基地局
との間で送受信するための送受信回路およびこの送受信
回路の電源を制御する手段とを具備する無線端末と、情
報を蓄積すると共に前記無線端末に前記無線基地局を経
由して情報を送受信するサーバとからなる通信システム
において、前記無線端末が電波の不感地帯の侵入等によ
りサービスが中断した場合に、前記無線端末が前記サー
ビスの状態を保持する必要がある場合、前記サービスの
状態を保持するに不要な機能の電源をオフにする機能を
持たせたものである。
【0115】本具体例では、サービス中断時に不必要な
電源をオフにするため、消費電力を少なくすることがで
きると共に、受信再開に必要な部分の電源はオンとして
置くことで電波の不感地帯から脱出した時点でサービス
を直ちに受けることができるようになる。
【0116】本システムでは、電波の不感地帯に突入す
ると、図23の如く、各要素の電源を制御する。第7の
具体例で用いる構成は第5の具体例の構成図の場合と同
じである。また、各機能要素は個別に電源制御ができる
ようにしてある。
【0117】第7の具体例においては、無線端末装置1
が不感地帯への侵入等により、サービスが途絶し、一時
中断状態になった場合、制御部2は図23に示すよう
に、中断状態に必要な機能要素の電源のみをオンに、他
の機能要素は電源オフにするように制御する。
【0118】従って、サービス中断時に不必要な電源を
オフにすることにより、消費電力を少なくすることがで
きる。なお、この具体例は、無線基地局9とサーバ54
が異なる有線伝送路にあり、これらの有線伝送路がルー
タ8を介して接続されている場合においても、また、無
線基地局9とサーバ54間に有線伝送路網84が存在
し、無線基地局9とサーバ54がゲートウエイ83を介
して有線伝送路網84に接続されている場合において
も、また、サーバ54に無線基地局85が接続されてお
り、サーバ54と無線基地局9間の情報の送受信に無線
を用いる場合においても、また、サーバ54と無線基地
局9が、ISDN等の有線伝送路網86に接続されてい
る場合においても、同様の動作を行なうことができ、消
費電力を少なくすることができる。以上、種々の具体例
を説明したが、本発明はこれらの具体例に限定されるも
のではなく、種々変形して実施可能である。
【0119】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の通信シ
ステムは、状態に適した電力の供給を行なうことによ
り、またサービス途絶時に中断の処理を加え、不必要な
再送を省くようにしたことにより、サービス品質を損な
うことなく消費電力の低減を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信システムの第1の具体例を示
す構成図および動作遷移図。
【図2】本発明による通信システムの第1の具体例の説
明をするための図。
【図3】本発明による通信システムの第2の具体例を示
す構成図および動作遷移図。
【図4】本発明による通信システムの第3の具体例を示
す構成図。
【図5】本発明による通信システムの第3の具体例を説
明するための図。
【図6】本発明による通信システムの第3の具体例を説
明するための図。
【図7】本発明による通信システムの第3の具体例を説
明するための図。
【図8】本発明による通信システムの第4の具体例を説
明するための図。
【図9】本発明による通信システムの第4の具体例を説
明するための図。
【図10】本発明による通信システムの第4の具体例を
説明するための図。
【図11】本発明による通信システムの第4の具体例を
説明するための図。
【図12】本発明による通信システムの第4の具体例を
説明するための図。
【図13】本発明による通信システムの第4の具体例を
説明するための図。
【図14】本発明による通信システムの第4の具体例を
説明するための図。
【図15】本発明による通信システムの第5の具体例を
説明するための図。
【図16】本発明による通信システムの第5の具体例を
説明するための図。
【図17】本発明による通信システムの第5の具体例を
説明するための図。
【図18】本発明による通信システムの第6の具体例を
説明するための図。
【図19】本発明による通信システムの第6の具体例を
説明するための図。
【図20】本発明による通信システムの第6の具体例を
説明するための図。
【図21】本発明による通信システムの第6の具体例を
説明するための図。
【図22】本発明による通信システムの第6の具体例を
説明するための図。
【図23】本発明による通信システムの第7の具体例を
説明するための図。
【符号の説明】
1…無線端末装置 2…制御部 3…電池残量センサ 4…バッテリー 5…送受信回路 6…電池残量信号 7…電源動作信号および送受信信号 8…無線アンテナ 9…無線基地局 10…無線アンテナ 51,91,883…バッファ 52…ネットワーク 53…ノード 54…サーバ 81…有線伝送路 82…ルータ 83…ゲートウエイ 84…有線伝送路網 85…無線基地局 86…有線伝送路網 92…補助電源 811,881…無線基地局の送受信回路 812,882…無線基地局の制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−102910(JP,A) 特開 平7−95149(JP,A) 特開 平5−114879(JP,A) 特開 平7−87563(JP,A) 特開 平4−355524(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を伝送するための第1の送受信手段を
    有する無線基地局と、該無線基地局との間で送受信する
    ための第2の送受信手段及び該第2の送受信手段の電源
    を制御する電源制御手段を有する無線端末装置と、該無
    線端末装置との間で前記無線基地局を経由して情報を送
    受信するサーバとからなる通信システムにおいて、 前記無線端末装置と前記サーバとの間で通信品質及び電
    池残量の情報を相互に申告し、該情報に応じて伝送速
    度、伝送方式及び電源の制御方式の設定を行なうことを
    特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】情報を伝送するための第1の送受信手段及
    び送信する情報を蓄積するバッファを有する無線基地局
    と、該無線基地局との間で送受信するための第2の送受
    信手段を有する無線端末装置と、前記無線端末装置との
    間で前記無線基地局を経由して情報を送受信するサーバ
    とからなる通信システムにおいて、 前記無線基地局は、前記サーバからの送信速度の情報を
    含む伝送条件情報と、前記無線端末装置からの電池残量
    の情報を含む受信条件情報を受信することにより、前記
    サーバと前記無線基地局間及び前記無線基地局と前記無
    線端末装置間の伝送速度の制御を行なうことを特徴とす
    る通信システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の通信システムにおいて、前
    記無線基地局は、前記伝送条件情報と前記受信条件情報
    を受信することにより、前記サーバと前記無線基地局間
    及び前記無線基地局と前記無線端末装置間の伝送速度の
    違いを吸収する制御を行なうことを特徴とする通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】情報を伝送するための送受信手段および送
    信する情報を蓄積するバッファとを有する無線基地局
    と、無線基地局との間で送受信するための第2の送受信
    手段及び受信した情報を蓄積するバッファを有する無線
    端末装置と、前記無線端末装置との間で前記無線基地局
    を経由してサービスに供する情報を送受信するサーバと
    からなる通信システムにおいて、 前記無線端末装置のサービスの途絶が予測されるとき、
    当該サービスの途絶前に、伝送速度を高めて前記サービ
    スに供する情報を前記バッファに蓄積させ、当該サービ
    スの途絶期間は前記バッファの蓄積情報を利用して前記
    サービスを継続することを特徴とする通信システム。
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