JP5110512B2 - 端末、通信システム、管理モジュール、再受信制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

端末、通信システム、管理モジュール、再受信制御方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、報知メッセージを再送信する端末、通信システム、管理モジュール、再受信制御方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
ブロードキャストサービスやマルチキャストサービスなどの同報通信サービスでは、基地局制御装置などの通信制御装置が、同じ内容の報知メッセージ(ブロードキャストメッセージまたはマルチキャストメッセージ)を、一回または複数回再送信することがある。この場合、端末がその報知メッセージを連続受信すると、その端末の消費電力が高くなる。
端末の消費電力を軽減するための機能には、スケジュール機能がある。
スケジュール機能を有する通信制御装置は、同報通信サービスのサービス情報を有する報知メッセージの他に、そのサービス情報の内容および送信タイミングを事前に端末に知らせるためのスケジュール情報を有する報知メッセージ(スケジュールメッセージ)を送信する。
スケジュール機能を有する端末は、そのスケジュール情報を用いて、報知メッセージを間欠受信することにより、消費電力を軽減している。
また、端末は、報知メッセージを間欠受信しているときに、その報知メッセージの受信に失敗すると、通信制御装置が再送信する報知メッセージ(再送メッセージ)を受信することで、受信効率を向上することが可能になる。
しかしながら、端末は、再送メッセージを受信する際に、電力を消費する。このため、端末の電力消費の増加を抑制しながら、受信効率を向上させる技術が望まれている。このような技術には、特許文献1に記載の移動通信システムがある。
この移動通信システムは、データ信号の通信品質に応じて再送メッセージの受信方法を決定する。具体的には、この移動通信システムは、その通品品質が所望の値以上または所望の値より大きいと、再送メッセージを受信せずに、一方、その通信品質が所望の値未満または所望の値以下であると、再送メッセージを受信している。
これにより、この移動通信システムでは、報知メッセージの受信に失敗する可能性が高い場合にだけ、再送メッセージの受信を行うことになる。したがって、報知メッセージを無駄に多く受信することを軽減することが可能になる。したがって、端末の電力消費の増加を抑制しながら、受信効率を向上させることが可能になる。
特開2004−129078号公報
しかしながら、特許文献1に記載の移動通信システムでは、以下の問題が生じる。
つまり、通信状況が連続的に悪い環境では、その移動通信システムは、再送メッセージの受信を何度も行うことになり、電力の消費が高くなるという問題が生じる。例えば、端末が、再送される報知メッセージを全て受信しても、その全ての受信に失敗すると、電力の消費が高くなるだけで受信効率の向上に繋がらない。なお、通信状況が連続的に悪い環境には、例えば、LAN回線でのHUB−PORTが破損している場合や、端末が無線通信システムの圏外にある場合などが挙げられる。
また、通信状況が良い環境において、瞬間的にブロードキャスト・マルチキャスト機能が停止した場合、その移動通信システムは、再送メッセージを受信しないので、電力消費は少なくなるが、報知メッセージの受信効率が向上しないという問題がある。なお、瞬間的にブロードキャスト・マルチキャスト機能が停止した場合には、例えば、端末が、ブロードキャスト・マルチキャスト用のチャネルと異なるチャネルを優先して受信する場合などがあげられる。
したがって、その移動通信システムでは、端末の電力消費の増加を抑制しながら、受信効率を向上させることができない場合がある。
そこで、本発明の目的は、上記の課題である、端末の電力消費の増加を抑制しながら、受信効率を向上させることができないという問題を解決する、端末、通信システム、管理モジュール、再受信制御方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明の端末は、メッセージを送信および再送信する通信制御装置と接続可能な端末であって、前記通信制御装置から前記メッセージを受信し、該メッセージに誤りがあるか否かを判定し、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する処理手段と、前記処理手段の判定結果に基づいて、前記処理手段が前記メッセージを再受信する最大回数を決定する管理手段と、を含む。
また、本発明の通信システムは、前記端末と、前記メッセージを送信および再送信する通信制御装置と、を含む。
また、本発明の管理モジュールは、メッセージを送信および再送信する通信制御装置から前記メッセージを受信し、該メッセージに誤りがあるか否かを判定し、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する処理手段を制御する管理モジュールであって、前記処理手段の判定結果に基づいて、前記処理手段が前記メッセージを再受信する最大回数を決定する。
また、本発明の第一の再受信制御方法は、メッセージを送信および再送信する通信制御装置と接続された端末が行う再受信制御方法であって、前記通信制御装置から、前記メッセージを受信する受信ステップと、前記受信されたメッセージに誤りがあるか否かを判定する判定ステップと、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する再受信ステップと、その判定結果に基づいて、前記メッセージを再受信する最大回数を決定する決定ステップと、を含む。
また、本発明の第二の再受信制御方法は、通信制御装置と、前記通信制御装置と接続可能な端末と、を含む通信システムが行う再受信制御方法であって、前記通信制御装置が、メッセージを送信および再送信する送信ステップを含み、前記端末が、前記通信制御装置から、前記メッセージを受信する受信ステップと、前記端末が、前記受信されたメッセージに誤りがあるか否かを判定する判定ステップと、前記端末が、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する再受信ステップと、前記端末が、その判定結果に基づいて、前記メッセージを再取得する最大回数を決定する決定ステップと、を含む。
また、本発明の第三の再受信制御方法は、メッセージを送信および再送信する通信制御装置から前記メッセージを受信し、該メッセージに誤りがあるか否かを判定し、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する処理手段を制御する管理モジュールが行う再受信制御方法であって、前記処理手段の判定結果に基づいて、前記処理手段が前記メッセージを再受信する最大回数を決定する決定ステップを含む。
また、本発明のプログラムは、メッセージを送信および再送信する通信制御装置と接続されたコンピュータに通信処理を実行させるためのプログラムであって、前記通信制御装置から、前記メッセージを受信する受信処理と、前記受信されたメッセージに誤りがあるか否かを判定する判定処理と、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する再受信処理と、その判定結果に基づいて、前記メッセージを再受信する最大回数を決定する決定処理と、を含む通信処理を前記コンピュータに実行させる。
また、本発明の記録媒体は、上記のプログラムを記録した、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、端末の電力消費の増加を抑制しながら、受信効率を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の通信システムを示したブロック図である。なお、以下では、無線通信において同報通信サービスを提供する通信システムを例に説明する。しかしながら、本発明は、有線通信において同報通信サービスで情報を提供する通信システムなどにも適用可能である。
図1において、通信システムは、ブロードキャストセンタ(CBC:Cell Broadcast Centre)1と、基地局制御装置2(RNC:Radio Network Controller)と、携帯電話(Mobile Station)3とを含む。ここで、ブロードキャストセンタ1は、コアネットワーク100を介して基地局制御装置2と相互に接続可能であり、基地局制御装置2は、基地局200を介して相互に携帯電話3と相互に接続可能である。
ブロードキャストセンタ1は、同報通信サービスを、基地局制御装置2を介して携帯電話3に提供するサーバである。なお、同報通信サービスには、CBS(Cell Broadcast Service)やMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)などが用いられる。
ブロードキャストセンタ1は、携帯電話3への同報通信サービスの提供を要求する提供要求を基地局制御装置2に送信する。ここで、ブロードキャストセンタ1は、同じ同報通信サービスの提供を要求する提供要求を、一回または複数回再送信する。
基地局制御装置2は、通信制御装置の一例である。基地局制御装置2は、ブロードキャストセンタ1から提供要求を受信すると、その提供要求に応じた報知メッセージを携帯電話3に送信する。
報知メッセージには、同報通信サービスのサービス情報を有する報知メッセージと、そのサービス情報の内容や送信タイミングを携帯電話3に事前に知らせるためのスケジュール情報を有する報知メッセージとがある。
以下、サービス情報を有する報知メッセージをサービスメッセージと称し、スケジュール情報を有する報知メッセージをスケジュールメッセージと称することもある。
サービス情報は、例えば、天気予報やスポーツ情報であり、テキスト、音楽および画像などで構成される。なお、サービス情報、複数あってもよい。
スケジュール情報では、基地局制御装置2が同じ内容の報知メッセージを送信することが可能な送信可能回数と、その同じ内容の報知メッセージのそれぞれの送信タイミングが、その識別子ごとに記述されている。ここで、送信可能回数は、基地局制御装置2が報知メッセージを再送信することが可能な再送可能回数に、報知メッセージの初回送信分の1を加えた回数である。
また、スケジュールメッセージは、時間を置いて繰り返し送信される。以下、スケジュールメッセージが送信される時間間隔をスケジュール期間と称する。このスケジュール期間内に、基地局制御装置2は、そのスケジュールメッセージに対応するサービスメッセージを、送信可能回数だけ再送することが可能である。
なお、報知メッセージは、自己を特定する識別子を含む。また、基地局制御装置2がサービスメッセージを再送信することが可能な再送可能回数は、その識別子ごとに異なってもよい。
図2は、基地局制御装置2の構成例を示したブロック図である。
基地局制御装置2は、センタ側通信部21と、端末側通信部22とを含む。
センタ側通信部21は、ブロードキャストセンタ1から提供要求を受信する。
端末側通信部22は、携帯電話3から、同報通信用のチャネルの設定を要求するチャネル設定要求と、報知メッセージの再送要求とを受信する。なお、再送要求は、その報知メッセージを特定する識別子を含む。また、再送要求は、その報知メッセージを再送信するタイミングを含むこともあるし、含まないこともある。
また、端末側通信部22は、チャネル設定要求を受信すると、同報通信サービス用のチャネルを示すシステム情報を携帯電話3に送信する。その後、端末側通信部22は、センタ側通信部21が提供要求を受信すると、その提供要求に基づいて報知メッセージを生成し、その報知メッセージを携帯電話3に送信する。このとき、端末側通信部22は、初めにスケジュールメッセージを送信するまで、報知メッセージを連続送信し、スケジュールメッセージを送信すると、そのスケジュールメッセージに応じて報知メッセージを間欠送信する。具体的には、端末側通信部22は、初回のサービスメッセージを送信し、サービスメッセージの再送信を行わないことで、報知メッセージを間欠送信する。
以下、再送信される報知メッセージを、再送メッセージと称することもある。
また、端末側通信部22は、再送要求を受信すると、その再送要求内の識別子が特定する報知メッセージを携帯電話3に送信する。このとき、端末側通信部22は、その再送要求が報知メッセージを受信するタイミングを含む場合、そのタイミングに同期して報知メッセージを送信し、その再送要求が報知メッセージを受信するタイミングを含まない場合、報知メッセージを連続送信する。
図3は、携帯電話3の構成例を示したブロック図である。なお、本実施形態では、携帯電話を端末の一例として用いているが、端末は、携帯電話に限らず適宜変更可能である。
図3において、携帯電話3は、通信処理部31と、間欠受信制御部32と、管理部33と含む。
通信処理部31は、処理部の一例である。通信処理部31は、基地局制御装置2から、システム情報と、報知メッセージとを受信する。
また、通信処理部31は、その受信した種々の情報にレイヤ1(物理層:PHY層)、レイヤ2(データリンク層)及びレイヤ3(ネットワーク層)の処理を行う。また、レイヤ2は、MAC層およびRLC層で構成される。また、レイヤ3は、RRC層で構成される。
以下、本発明に直接関係するレイヤ1、レイヤ2およびレイヤ3の処理の説明を行なう。
通信処理部31は、その報知メッセージに誤りがあるか否かをフレーム単位で判定する。
例えば、本通信システムがTDMA(Time Division Multiple Access)システムの場合、基地局制御装置2は、報知メッセージ内の各フレームを、4つのノーマルバーストに多重化(インターリービング)して送信する。通信処理部31のレイヤ1が、その4つのノーマルバーストをフレームに復元(リバース・インターリービング)し、その復元したフレームに誤りがあるか否かを判定する。なお、レイヤ1は、フレームのNULLブロックおよびNOメッセージを含む88オクテット(Octet)のデータに誤りがあるか否かを判定してもよいし、そのNULLブロックおよびNOメッセージを含まない22オクテットのデータに誤りがあるか否かを判定してもよい。以下では、レイヤ1は、22オクテットのデータに誤りがあるか否かを判定するものとする。
また、本通信システムがUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)システムの場合、レイヤ2(MAC層)が、MACフレーム単位でその報知メッセージに誤りがあるか否かを判定する。なお、本実施形態では、通信処理部31のレイヤ3などが、複数のMACフレームを再構成したフレーム単位や、RLCフレーム単位で報知メッセージに誤りがあるか否かを判定してもよい。
なお、通信処理部31は、報知メッセージに誤りがあるか否かの判定を、例えば、CRC判定などで行う。また、通信処理部31は、報知メッセージに誤りがあるか否かの判定を、識別子ごとに行う。
また、通信処理部31(レイヤ3)は、上位レイヤからの同報通信サービスの開始要求を受信すると、チャネル設定要求を基地局制御装置2に送信する。また、通信処理部31(レイヤ3)は、システム情報を受信すると、そのシステム情報が示すチャネルを開く。
間欠受信制御部32は、通信処理部31の間欠受信を制御する。具体的には、間欠受信制御部32は、周期的に供給時間だけ通信処理部31に電力を供給することで、通信処理部31に報知メッセージを間欠受信させる。
管理部33は、ブロードキャスト・マルチキャスト・管理コンポーネント(Broadcast multicast Management Component)とも呼ばれる、同報通信を管理するための管理モジュールである。
管理部33は、制御部331と、格納部332と、再取得部333とを含む。
制御部331は、通信処理部31が受信したスケジュールメッセージ内のスケジュール情報に基づいて、間欠受信制御部32して、通信処理部31に報知メッセージを間欠受信させる。例えば、制御部331は、通信処理部31に電力を供給する周期および供給時間を求め、その周期および供給時間を間欠受信制御部32に設定する。
また、制御部331は、そのスケジュール情報から、送信可能回数を、識別子ごとに求め、その送信可能回数を識別子ごとに対応付けて格納部332に格納する。また、制御部331は、そのスケジュール情報を格納部332に格納する。
また、制御部331は、通信処理部31の判定結果に基づいて、通信処理部31が報知メッセージを再受信する最大回数を、その報知メッセージの識別子ごとに決定する。
具体的には、先ず、制御部331は、所定期間または所定回数、その判定結果を格納部332に蓄積する。制御部331は、その蓄積された判定結果に基づいて、報知メッセージの受信精度(例えば、フレームエラーレート)を算出する。
その後、制御部331は、その受信精度と、格納部332内の送信可能回数とに基づいて、基地局制御装置2から送信および再送される報知メッセージを全て受信したときに、その報知メッセージを誤りなく受信できる最大成功確率を求める。
なお、最大成功確率は、最大確率の一例である。また、最大成功確率は、基地局制御装置2から送信および再送される報知メッセージを全て受信したときに、その報知メッセージを誤りなく受信できる期待値と同じ値である。
制御部331は、その最大成功確率が予め定められた上限値より大きいと、最大再取得回数を、その再送可能回数にする。
また、制御部331は、その最大成功確率が予め定められた下限値より小さいと、最大再取得回数を0にする。
さらに、制御部331は、その最大成功確率がその下限値以上かつ上限値以下であると、最大再取得回数を、報知メッセージを誤りなく受信できる確率が下限値になるような値にする。報知メッセージを誤りなく受信できる確率は、報知メッセージを誤りなく受信できる期待値と同じ値である。
なお、制御部331は、再送可能回数を、TDMAシステムでは、最大で24個の識別子のそれぞれに対して求めることが可能であり、UMTSシステムでは、最大で128個の識別子のそれぞれに対して求めることが可能である。
また、制御部331は、通信処理部31が受信した報知メッセージに誤りがあった場合、報知メッセージを、誤りなく受信するまで、または、その最大再取得回数になるまで、通信処理部31に再受信させる。
具体的には、制御部331は、格納部332内のスケジュール情報に基づいて、再受信する報知メッセージのタイミングを求め、そのタイミングと、その報知メッセージの識別子を含む再送要求を、通信処理部31を介して基地局制御装置2に送信する。また、制御部331は、そのタイミングで通信処理部31に電力が供給されるように間欠受信制御部32を制御する。
なお、制御部331は、最大再取得回数を決定する前では、通信処理部31に報知メッセージを連続受信させることで、報知メッセージを、通信処理部31に再受信させる。具体的には、その報知メッセージの識別子を含む再送要求を、通信処理部31を介して基地局制御装置2に送信する。また、制御部331は、通信処理部31に常に電力が供給されるように間欠受信制御部32を制御する。
次に動作を説明する。図4は、通信ステムの動作例を説明するためのフローチャートである。なお、以下では、同報通信サービスには、CBSが用いられるものとする。
ステップS1では、携帯電話3が、基地局制御装置2が同報通信に対応しているか否かを判定する。
図5は、ステップS1の処理を説明するためのシーケンス図である。
先ず、携帯電話3の通信処理部31(レイヤ3)は、上位レイヤから、同報通信の開始要求を受け付けると、チャネル設定要求を、基地局制御装置2の端末側通信部22に送信する(ステップS101)。
続いて、端末側通信部22は、そのチャネル設定要求を受信すると、同報通信に対応している場合には、同報通信用のチャネルを示すシステム情報を生成し、同報通信に対応していない場合には、同報通信に対応していないことを示すシステム情報を生成する。
端末側通信部22は、その生成したシステム情報を、携帯電話3の通信処理部31に送信する(ステップS102)。
そして、通信処理部31は、そのシステム情報を受信すると、システム情報にレイヤ1、レイヤ2およびレイヤ3の処理を行い、そのシステム情報を制御部331に送信する。
制御部331は、そのシステム情報を受信すると、そのシステム情報に基づいて、基地局制御装置2が同報通信に対応しているか否かを判断する(ステップS103)。
制御部331は、基地局制御装置2が同報通信に対応していると、ステップS2を実行し、基地局制御装置2が同報通信に対応していないと、動作を終了する。
ステップS2では、制御部331は、基地局制御装置2が同報通信サービスをスケジュール情報で管理しているか否かを判定する。
図6は、ステップS2の処理を説明するためのシーケンス図である。
制御部331は、そのシステム情報が示すチャネルを開く旨を通信処理部31に送信する。通信処理部31は、そのチャネルを開く旨を受信すると、そのチャネルを開く(ステップS201)。これにより、携帯電話3は、報知メッセージを連続受信することが可能になる。
また、ステップS102で基地局制御装置2の端末側通信部22は、同報通信用のチャネルを示すシステム情報を送信すると、その後、センタ側通信部21が提供要求(Cell Broadcast REQ(request))を受信すると、その提供要求に応じた報知メッセージ(CB Message Data IND(Indication))を携帯電話3の通信処理部31に送信する(ステップS202)。
通信処理部31は、開始要求内の識別子を有する報知メッセージを受信し、その識別子を有していない報知メッセージを破棄する。なお、このとき、通信処理部31は、報知メッセージを連続受信している。
通信処理部31は、報知メッセージを受信すると、その報知メッセージにレイヤ1、レイヤ2およびレイヤ3の処理を行い、その報知メッセージを制御部331に送信する。
制御部331は、報知メッセージを受信すると、その報知メッセージにスケジュール情報があるか否かを判断する(ステップS203)。
制御部331は、一定期間内にスケジュール情報を見つけると、基地局制御装置2が同報通信サービスをスケジュール情報で管理していると判定し、一定期間内にスケジュール情報を見つけられないと、基地局制御装置2が同報通信サービスをスケジュール情報で管理していないと判定する。制御部331は、基地局制御装置2が同報通信サービスをスケジュール情報で管理していると、ステップS204を実行し、基地局制御装置2が同報通信サービスをスケジュール情報で管理していないと、処理を終了する。
ステップS204では、制御部331は、そのスケジュール情報から、送信可能回数を識別子ごとに抽出し、その送信可能回数を識別子ごとに対応付けて格納部332に格納する。
また、制御部331は、そのスケジュール情報に基づいて、通信処理部31に電力を供給する周期および時間を求め、その周期および時間を間欠受信制御部32に設定する。間欠受信制御部32は、その設定された周期および時間で通信処理部31に電力を供給することで、通信処理部31に報知メッセージを間欠受信させる(ステップS204)。その後、ステップS3が実行される。
ステップS3では、制御部331は、報知メッセージの受信精度を算出する。
図7は、ステップS3の処理を説明するためのシーケンス図である。
先ず、通信処理部31は、基地局制御装置2から受信した報知メッセージに誤りがあるか否かをフレーム単位で判定し、その判定結果を制御部331に送信する。このとき、通信処理部31は、報知メッセージに誤りがあるか否かを判定するたびにその判定結果を送信してもよいし、その判定結果を、所定期間または所定回数蓄積し、その蓄積した判定結果を送信してもよい。また、判定結果は、その報知メッセージの識別子を含む。
制御部331は、その判定結果を受信するたびに、その判定結果を格納部332に蓄積する。
なお、通信処理部31が報知メッセージに誤りがあると判定すると、制御部331は、間欠受信制御部32の動作を停止し、再送要求を通信処理部31を介して基地局制御装置2に送信して、通信処理部31に報知メッセージを連続受信させる。
制御部331は、所定期間または所定回数、その判定結果を格納部332に蓄積すると、格納部332内の判定結果に基づいて、その判定結果内の識別子ごとに、その識別子が特定する報知メッセージの受信精度(フレームエラーレート)を算出する。
具体的には、制御部331は、その判定結果に基づいて、報知メッセージの総受信回数と、報知メッセージに誤りがあった失敗回数とを求める。制御部331は、その失敗回数をその送受信回数で除算して報知メッセージの受信精度を算出する(ステップS301)。制御部331は、受信精度を算出すると、ステップS4を実行する。
ステップS4では、制御部331は、その受信精度に基づいて、最大再取得回数を決定する。
例えば、先ず、制御部331は、その受信精度と、報知メッセージのフレーム数とから最大成功確率を算出する。数1は、最大成功確率の算出式である。
(数1) ExpSuc = 1 - (Err ^ [Frame (Rept+1)])
数1において、ExpSuc(Expected・Success)は、報知メッセージを誤りなく受信できる確率を示し、Errは、受信精度を示し、Frameは、報知メッセージのフレーム数を示し、Reptは、再送信される報知メッセージを受信する受信回数である。
最大成功確率は、数1の受信数(Rept)に、再送可能回数を代入したときの確率(ExpSuc)である。
続いて、制御部331は、受信精度に基づいて、最大再取得回数を決定する。数2は、最大再取得回数の算出式である。
(数2) MaxRept = ln (1-ExpSuc) / ln Err - 1
数2において、MaxReptは、最大再取得回数を示す。なお、数2において、MaxReptは、小数点以下の位を繰り上げて整数にされるものとする。
そして、制御部331は、最大成功確率が0.97より大きい場合、数2の確率ExpSucに最大成功確率を代入して、最大再取得回数を決定する。なお、この場合、最大再取得回数は、再送可能回数になる。また、制御部331は、数2への最大成功確率の代入を行わずに、再送信可能数を最大再取得回数として求めてもよい。
また、制御部331は、最大成功確率が0.50より小さい場合、最大再取得回数を、0とする。
さらに、制御部331は、最大成功確率が0.50以上かつ0.97以下の場合、数2の確率ExpSucに0.50を代入して、最大再取得回数MaxReptを求める。これにより、制御部331は、最大再取得回数を、報知メッセージを誤りなく受信できる確率が0.50になるような値にすることになる。
なお、上限値の一例として、0.97を用い、下限値の一例として0.50を用いた。しかしながら、上限値および下限値は、これらの例に限らず適宜変更可能である。上限値および下限値は、ユーザ等が所望する受信精度に応じて決定される。
制御部331は、最大再取得回数を決定すると、その最大再取得回数をその識別子と対応付けて格納部332に格納する。その後、ステップS5が実行される。
ステップS5では、制御部331は、通信処理部31に報知メッセージを再受信させる。 図8は、ステップS5の処理を説明するためのシーケンス図である。
通信処理部31は、報知メッセージを受信する(S501)と、その報知メッセージに誤りがあるか否かを判定する(S502)。
通信処理部31は、その報知メッセージに誤りがあると、報知メッセージに誤りがあった旨を制御部331に送信する。制御部331は、その誤りがあった旨を受信すると、格納部332に格納された、その判定結果内の識別子と対応付けられた最大再取得回数を確認する(S503)。
制御部331は、その最大再取得回数が0の場合、報知メッセージの再取得を行わずに、待機状態になり、一方、制御部331は、その最大再取得回数が1以上の場合、以下の再受信処理を行う。
つまり、制御部331は、先ず、格納部332内のスケジュール情報に基づいて、報知メッセージを受信するタイミングを生成し、そのタイミングと、その判定結果内の識別子とを含む再取得要求を生成する。制御部331は、その再取得要求を、通信処理部31を介して基地局制御装置2の端末側通信部22に送信し、通信処理部31が再受信した回数をカウントする。
続いて、端末側通信部22は、その再取得要求を受信すると、その再取得要求内の識別子が特定する報知メッセージを、その再取得要求内のタイミングで携帯電話3の通信処理部31に送信する。
その後、通信処理部31は、その報知メッセージを受信すると、その報知メッセージに誤りがあるか否かを判定する。通信処理部31は、その報知メッセージに誤りがあると、報知メッセージに誤りがあった旨を制御部331に送信する。
そして、制御部331は、その誤りがあった旨を受信すると、カウントした再受信した回数が最大再取得回数と同じか否かを判断する(S504)。
制御部331は、その再受信した回数が最大再取得回数と同じである場合、報知メッセージの再取得を行わずに、待機状態になる。一方、制御部331は、その再受信した回数が最大再取得回数と同じでない場合、上記の再受信処理を繰り返す(S505)。その後、ステップS6が実行される。
ステップS6では、制御部331は、最大再取得回数を変更するか否かを判定する。具体的には、制御部331は、携帯電話3が接続する基地局200が変更されたり、携帯電話3が同じ基地局200のセル内に特定期間以上存在したりすると、最大再取得回数を変更すると判定する。
制御部331は、その最大再取得回数を変更すると判定すると、ステップS5が実行され、その最大再取得回数を変更しないと判定すると、その変更理由に応じてステップS1またはS3が実行される。具体的には、携帯電話3が接続する基地局200が変更されると、ステップS1が実行され、携帯電話3が同じ基地局200のセル内に特定期間以上存在すると、ステップS3が実行される。
なお、同報通信サービスが終了された場合、ステップS1ないしS6のいずれの処理中でも、動作が終了される。
次に効果を説明する。
本実施形態によれば、通信処理部31は、受信した報知メッセージに誤りがあるか否かを判定する。また、通信処理部31は、その報知メッセージに誤りがあると、その報知メッセージを再受信する。管理部33は、通信処理部31の判定結果に基づいて、通信処理部が報知メッセージを再受信する最大回数を決定する。
これにより、報知メッセージを再受信する最大再取得回数が、報知メッセージに誤りがあったか否かを判定結果に基づいて決定される。なお、その判定結果は、報知メッセージの通信状況を反映する。
よって、通信状況に応じて最大再取得回数を変更することが可能になるので、通信状況が悪いときに、最大再取得回数を少なくすれば、再送メッセージの受信に失敗する回数を軽減することが可能になり、携帯電話3の電力消費の増加を抑制することが可能になる。また、通信状況が良いときに、最大再取得回数を多くすれば、再送メッセージの受信に成功する可能性が高いのに、再送メッセージが受信されないことを軽減することが可能になる。したがって、携帯電話3の電力消費の増加を抑制しながら、受信効率を向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、管理部33は、その判定結果に基づいて、基地局制御装置2から送信および再送される報知メッセージを全て受信したときにその報知メッセージを誤りなく受信できる最大成功確率を求める。また、管理部33は、その最大成功確率に基づいて最大再取得回数を決定する。
この場合、最大再取得回数が、基地局制御装置2から送信および再送される報知メッセージを全て受信したときにその報知メッセージを誤りなく受信できる最大成功確率に基づいて決定される。なお、最大成功確率は、報知メッセージの通信状況をより適切に反映している。
したがって、より適切に、携帯電話3の電力消費の増加を抑制しながら、受信効率を向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、管理部33は、その最大成功確率が下限値より小さい場合、最大再取得回数を0にする。この場合、報知メッセージの全ての受信に失敗する可能性が高い場合には、報知メッセージを再受信しなくすることが可能になり、携帯電話3の電力消費の増加を抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、管理部33は、その最大成功確率が上限値より大きい場合、最大再取得回数を、基地局制御装置2が報知メッセージを再送信可能な再送可能回数にする。この場合、通信状況が良いのに再送メッセージを受信しないことを軽減することが可能になる。
また、本実施形態では、管理部33は、その最大成功確率が下限値以上、かつ、上限値以下の場合、最大再取得回数を、報知メッセージを誤りなく受信できる確率が下限値になるような値にする。この場合、下限値が適宜設定されれば、電力消費および受信効率を適切な値にすることが可能になる。
また、本実施形態の通信システムは、ステップS1およびS2で説明したように、基地局制御装置2が同報通信に適用していなくても、また、同報通信がスケジュール情報で管理していなくても、動作することが可能になる。
次に第二の実施形態について説明する。なお、以下では、図1ないし図8で説明した第一の実施形態の通信システムと異なる構成、機能および動作に付いて説明する。
図9は、第二の実施形態の携帯電話3の構成を示したブロック図である。なお、図9において、図3と同じものには同じ符号が付してある。
図9において、携帯電話3は、図3で示した構成に加え、バッテリー34と、電源監視部35とを含む。
バッテリー34は、携帯電話3の各部を駆動するための電源である。
電源監視部35は、バッテリー34の残量を監視し、その残量が予め定められた基準値より小さいか否かを判断する。
制御部331は、最大再取得回数を、通信処理部31の判定結果と、電源監視部35の判断結果とに基づいて決定する。
例えば、制御部331は、その判断結果がバッテリーの残量は基準値より小さいことを示すと、その判定結果に関わらず、最大再取得回数を、0にする。また、制御部331は、その判断結果がバッテリーの残量は基準値より小さいことを示すと、同報通信サービスを終了してもよい。
次に動作を説明する。
図10は、本実施形態の通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、図10において、図4と同じ処理には同じ符号が付してある。
ステップS10では、電源監視部35は、バッテリー34の残量が基準値より小さいか否かを判断する。電源監視部35は、その判断結果を制御部331に送信する。制御部331は、その判断結果を受信すると、S3Bを実行する。
ステップS3Bでは、制御部331は、その判断結果がバッテリー34の残量が基準値以上であることを示すと、ステップS3で説明した処理を行う。その後、ステップS4ないしS6が実行される。
一方、制御部331は、その判断結果がバッテリー34の残量が基準値より小さいことを示すと、最大再取得回数を0と決定する。制御部331は、最大取得回数を0と決定すると、ステップS4をスキップして、ステップS5を実行する。その後、ステップS6が実行される。
なお、ステップS6で携帯電話3が同じ基地局200のセル内に特定期間以上存在すると、ステップS10が実行される。
次に効果を説明する。
本実施形態では、電源監視部35は、バッテリー34の残量が予め定められた基準値より小さいか否かを判断する。管理部33は、最大再取得回数を、通信処理部31の判定結果と、電源監視部35の判断結果とに基づいて決定する。
この場合、同じ判定結果が得られても、バッテリー34の残量が少ない場合と、バッテリー34の残量が多い場合とで最大再取得回数を変えることが可能になる。したがって、例えば、バッテリー34の残量が少ない場合に、最大再取得回数を減らすことで、電力消費量の減少を重点においた制御を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、管理部33は、その判断結果が残量は基準値より小さいことを示すと、その判定結果に関わらず、最大再取得回数を0に決定する。
この場合、バッテリー34の残量が少ない場合に、報知メッセージを再受信しなくすることが可能になり、携帯電話3の電力消費を軽減することが可能になる。したがって、携帯電話3の機能が停止されるのを軽減することが可能になる。
次に第三の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明の携帯端末の最も単純な構成を示す。
図11は、本実施形態の携帯電話の構成例を示したブロック図である。図11において、携帯電話3は、携帯電話3は、通信処理部31と、管理部33と含む。
通信処理部31は、基地局制御装置2から報知メッセージを受信し、その報知メッセージに誤りがあるか否かを判定する。また、通信処理部31は、その報知メッセージに誤りがあると、その報知メッセージを再受信する。
管理部33は、通信処理部31の判定結果に基づいて、通信処理部31が報知メッセージを再受信する最大回数を決定する。
次に動作を説明する。
先ず、通信処理部31は、基地局制御装置2から報知メッセージを受信すると、その報知メッセージに誤りがあるか否かを判定する。通信処理部31は、その判定結果を管理部33に送信する。
管理部33は、その判定結果を受信すると、その判定結果を自己に蓄積する。制御部331は、所定期間または所定回数、その判定結果を蓄積すると、その蓄積された判定結果に基づいて、最大再取得回数を決定する。管理部33は、その最大再取得回数を通信処理部31に設定する。
通信処理部31は、報知メッセージに誤りがあると、その報知メッセージを、誤りなく受信するまで、または、その設定された最大再取得回数まで、再受信する。
次に効果を説明する。
本実施形態によれば、管理部33は、その判定結果に基づいて、基地局制御装置2から送信および再送される報知メッセージを全て受信したときにその報知メッセージを誤りなく受信できる最大成功確率を求める。また、管理部33は、その最大成功確率に基づいて最大再取得回数を決定する。
この場合、最大再取得回数が、基地局制御装置2から送信および再送される報知メッセージを全て受信したときにその報知メッセージを誤りなく受信できる最大成功確率に基づいて決定される。なお、最大成功確率は、報知メッセージの通信状況をより適切に反映している。
よって、第一の実施形態と同様に、通信状況に応じて最大再取得回数を変更することが可能になるので、通信状況が悪いときに、最大再取得回数を少なくすれば、再送メッセージの受信に失敗する回数を軽減することが可能になり、携帯電話3の電力消費の増加を抑制することが可能になる。また、通信状況が良いときに、最大再取得回数を多くすれば、再送メッセージが受信されないことを軽減することが可能になる。したがって、携帯電話3の電力消費の増加を抑制しながら、受信効率を向上させることが可能になる。
次に、各実施形態で説明した通信システムの、CBSおよびMBMSへの適用例を説明する。
図12は、本通信システムのCBSへの適用例を示した説明図である。
図12において、基地局制御装置2のセンタ側通信部21は、SABP(Service Area Broadcast Protocol)層、TCP層、IP層およびLink・Layer層からなる。また、端末側通信部22は、MAC層、RLC層およびRRC層からなる。なお、このRRC層は、二つあり、一方が、同報通信サービスを制御するBMC(Broadcast/Multicast Control)層である。また、基地局制御装置2のBMIWF(Broadcast Multicast Interworking Function)層は、センタ側通信部21が受信した提供要求を端末側通信部22に通知する機能を有する。
また、携帯電話3の通信処理部31は、PHY層、MAC層、RLC層およびRRC層からなる。なお、このRRC層は、二つあり、一方が、同報通信サービスを制御するBMC層である。また、管理部33は、CBS・Appl.1からなる。
図13は、本通信システムのMBMSへの適用例を示した説明図である。なお、図13において、図12と同じ構成のものは説明を省略する。
図13において、基地局制御装置2のセンタ側通信部21は、L−1層およびL―2層からなる。また、携帯電話3の管理部33は、MBMS層、MBMSTransport層、MUSP*1PDCH層、UDP/TCP層およびIP・Multicast層からなる。
なお、基地局制御装置2および携帯電話3のGMM/SM/SMS層は、パケット交換サービスを提供するためのプロトコル層である。
なお、以上説明した通信システム(携帯電話3)の機能は、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行するものであってもよい。コンピュータにて読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記録装置を指す。さらに、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体または伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータ内の揮発性メモリのように、一定期間プログラムを保持しているものを含む。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
本発明の一実施形態の通信システムを示したブロック図である。 基地局制御装置の構成例を示したブロック図である。 携帯電話の構成例を示したブロック図である。 通信ステムの動作例を説明するためのフローチャートである。 ステップS1の処理を説明するためのシーケンス図である。 ステップS2の処理を説明するためのシーケンス図である。 ステップS3の処理を説明するためのシーケンス図である。 ステップS5の処理を説明するためのシーケンス図である。 第二の実施形態の携帯電話の構成を示したブロック図である。 第二の実施形態の通信システムの動作を説明するためのフローチャートである 第二の実施形態の携帯電話の構成を示したブロック図である。 本通信システムのCBSへの適用例を示した説明図である。 本通信システムのMBMSへの適用例を示した説明図である。
符号の説明
1 ブロードキャストセンタ
2 基地局制御装置
3 携帯電話
21 端末側通信部
22 センタ側通信部
31 通信処理部
32 間欠受信管理部
33 管理部
34 バッテリー
35 電源監視部
331 制御部
332 格納部

Claims (11)

  1. メッセージを送信および再送信する通信制御装置と接続可能な端末であって、
    前記通信制御装置から前記メッセージを受信し、該メッセージに誤りがあるか否かを判定し、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する処理手段と、
    前記処理手段の判定結果に基づいて、前記処理手段が前記通信制御装置から送信および再送されるメッセージを全て受信したときに該メッセージを誤りなく受信できる最大確率を求め、該最大確率に基づいて、前記処理手段が前記メッセージを再受信する最大回数を決定する管理手段と、を含み、
    前記管理手段は、前記最大確率が予め定められた下限値より小さい場合、前記最大回数を0に決定し、前記最大確率が前記下限値以上の場合、前記最大回数を、前記メッセージを誤りなく受信できる確率が前記下限値になるような値に決定する、端末。
  2. 請求項に記載の端末において
    前記管理手段は、前記最大確率が、前記下限値以上、かつ、予め定められた上限値以下の場合、前記最大回数を、前記確率が前記下限値になるような値にし、前記最大確率が前記上限値より大きい場合、前記最大回数を、前記通信制御装置が前記メッセージを再送信可能な再送可能回数に決定する、端末。
  3. 請求項1または2に記載の端末において、
    バッテリーと、
    前記バッテリーの残量が予め定められた基準値より小さいか否かを判断する電源監視手段と、を含み、
    前記管理手段は、前記電源監視手段の判断結果と、前記判定結果とに基づいて、前記最大回数を決定する、端末。
  4. 請求項に記載の端末において、
    前記管理手段は、前記判断結果が前記残量は前記基準値より小さいことを示すと、前記判定結果に関わらず、前記最大回数を0に決定する、端末。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の端末と、前記メッセージを送信および再送信する通信制御装置と、を含む通信システム。
  6. メッセージを送信および再送信する通信制御装置から前記メッセージを受信し、該メッセージに誤りがあるか否かを判定し、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する処理手段を制御する管理モジュールであって、
    前記処理手段の判定結果に基づいて、前記処理手段が前記通信制御装置から送信および再送されるメッセージを全て受信したときに該メッセージを誤りなく受信できる最大確率を求め、前記最大確率が予め定められた下限値より小さい場合、前記処理手段が前記メッセージを再受信する最大回数を0に決定し、前記最大確率が前記下限値以上の場合、前記最大回数を、前記メッセージを誤りなく受信できる確率が前記下限値になるような値に決定する、管理モジュール
  7. メッセージを送信および再送信する通信制御装置と接続された端末が行う再受信制御方法であって、
    前記通信制御装置から、前記メッセージを受信する受信ステップと、
    前記受信されたメッセージに誤りがあるか否かを判定する判定ステップと、
    前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する再受信ステップと、
    その判定結果に基づいて、前記メッセージを再受信する最大回数を決定する決定ステップと、を含み、
    前記決定ステップは、
    前記判定結果に基づいて、前記通信制御装置から送信および再送されるメッセージを全て受信したときに該メッセージを誤りなく受信できる最大確率を求める算出ステップと、
    前記求められた最大確率に基づいて、前記メッセージを再受信する最大回数を決定する計算ステップと、を含み、
    前記計算ステップでは、前記最大確率が予め定められた下限値より小さい場合、前記最大回数を0に決定し、前記最大確率が前記下限値以上の場合、前記最大回数を、前記メッセージを誤りなく受信できる確率が前記下限値になるような値に決定する、再受信制御方法。
  8. 通信制御装置と、前記通信制御装置と接続可能な端末と、を含む通信システムが行う再受信制御方法であって、
    前記通信制御装置が、メッセージを送信および再送信する送信ステップを含み、
    前記端末が、前記通信制御装置から、前記メッセージを受信する受信ステップと、
    前記端末が、前記受信されたメッセージに誤りがあるか否かを判定する判定ステップと、
    前記端末が、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する再受信ステップと、
    前記端末が、その判定結果に基づいて、前記通信制御装置から送信および再送されるメッセージを全て受信したときに該メッセージを誤りなく受信できる最大確率を求める算出ステップと、
    前記端末が、前記求められた最大確率に基づいて、前記メッセージを再受信する最大回数を決定する計算ステップと、を含み、
    前記計算ステップでは、前記最大確率が予め定められた下限値より小さい場合、前記最大回数を0に決定し、前記最大確率が前記下限値以上の場合、前記最大回数を、前記メッセージを誤りなく受信できる確率が前記下限値になるような値に決定する、再受信制御方法。
  9. メッセージを送信および再送信する通信制御装置から前記メッセージを受信し、該メッセージに誤りがあるか否かを判定し、前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する処理手段を制御する管理モジュールが行う再受信制御方法であって、
    前記処理手段の判定結果に基づいて、前記通信制御装置から送信および再送されるメッセージを全て受信したときに該メッセージを誤りなく受信できる最大確率を求める算出ステップと、
    前記求められた最大確率に基づいて、前記メッセージを再受信する最大回数を決定する計算ステップと、を含み、
    前記計算ステップでは、前記最大確率が予め定められた下限値より小さい場合、前記最大回数を0に決定し、前記最大確率が前記下限値以上の場合、前記最大回数を、前記メッセージを誤りなく受信できる確率が前記下限値になるような値に決定する、再受信制御方法。
  10. メッセージを送信および再送信する通信制御装置と接続されたコンピュータに通信処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記通信制御装置から、前記メッセージを受信する受信処理と、
    前記受信されたメッセージに誤りがあるか否かを判定する判定処理と、
    前記メッセージに誤りがあると、該メッセージを再受信する再受信処理と、
    前記判定処理の判定結果に基づいて、前記通信制御装置から送信および再送されるメッセージを全て受信したときに該メッセージを誤りなく受信できる最大確率を求める算出処理と、
    前記求められた最大確率に基づいて、前記メッセージを再受信する最大回数を決定する計算処理と、を含み、
    前記計算処理では、前記最大確率が予め定められた下限値より小さい場合、前記最大回数を0に決定し、前記最大確率が前記下限値以上の場合、前記最大回数を、前記メッセージを誤りなく受信できる確率が前記下限値になるような値に決定する、プログラム。
  11. 請求項1に記載のプログラムを記録した、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体。
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