JP3410267B2 - 記録システム - Google Patents
記録システムInfo
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- JP3410267B2 JP3410267B2 JP30903195A JP30903195A JP3410267B2 JP 3410267 B2 JP3410267 B2 JP 3410267B2 JP 30903195 A JP30903195 A JP 30903195A JP 30903195 A JP30903195 A JP 30903195A JP 3410267 B2 JP3410267 B2 JP 3410267B2
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- trigger
- timing
- signal
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Description
【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば波形記録装置
を複数台用いて並列記録をするような記録システムに関
し、サンプリングのタイミングを同期させると共に、複
数台数間のトリガの共有化をはかった記録システムに関
するものである。 【0001】 【従来の技術】従来、複数台の波形記録装置を同期させ
て運転し、各測定個所の波形を記録するような測定シス
テムの場合、各記録装置自身が有するサンプリングクロ
ックを基準にサンプリングを行っている。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の測定シ
ステムでは、同期運転とはいいながらも、各装置が自身
に内蔵した独自のクロックを基準にサンプリングを行っ
ているので、厳密にはサンプリングのタイミングが一致
している訳ではない。 【0003】同期運転の他の方法として各記録装置の内
部バスを引き出して各装置のクロックをマスターとなる
装置に統一すれば上述の問題は解決できるが信号線が多
くなり、また、内部バスはCPU等で直接制御されるの
で、ノイズ等でシステムハングアップ等の問題が発生
し、装置間を離すことが出来ないという問題があった。 【0004】また、トリガについても波形記録装置によ
ってはトリガイン・アウト(Trig-in ,out)のような端
子を持ち同期運転が可能なものもあるが、1台目のチャ
ネルと2台目のチャネルのトリガコンビネーションメイ
ンをとってトリガをかけることは出来ないという問題が
あった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、請求項1においては、
クロック信号をアンド回路を介して出力するサンプリン
グタイミング発生器と、このタイミング発生器で発生し
た基準クロックに基づいてサンプリングのためのタイミ
ング信号を出力するサンプリング検出手段と、前記基準
クロックに基づいて所定の時間遅れを有する2つのタイ
ミング信号(T1,T3)を出力するタイミング発生手段
と、前記タイミング信号(T1)とサンプリングされた
A/Dデータとのトリガ条件が成立した場合に所定のパ
ルス幅(t2)からなる出力信号T2を前記アンド回路に
出力するトリガ検出手段と、このトリガ検出手段からの
出力信号(T2)と前記基準クロック信号が論理積され
た前記アンド回路からの出力(パルス幅t1+t2)と前
記タイミング発生手段からの出力信号(T3)に基づい
て装置の記録動作の要否を判断するトリガ抽出手段とを
有し、前記基準クロック信号をワイヤードロジックライ
ンを介して出力する一台のマスタレコーダと、前記基準
クロック信号を出力するサンプリングタイミング発生機
能を除いて前記マスタレコーダと同等の機能を有し、前
記基準クロックをワイヤードロジックラインを介して入
力する少なくとも一台のスレーブレコーダを備えたこと
を特徴とするものである。 【0006】 【0007】 【作用】請求項1において、マスタレコーダは所定のパ
ルス幅を有する基準クロックをアンド回路を介して出力
する。マスタレコーダを含む全てのレコーダはワイヤー
ドロジックラインを介してその基準クロックを入力す
る。サンプリング検出手段はこの基準クロックに基づい
てサンプリングのためのタイミング信号を出力する。タ
イミング発生手段は基準クロックに基づいて所定の時間
遅れを有する2つのタイミング信号を出力する。トリガ
検出手段はサンプリングしたA/Dデータの信号からト
リガ条件の成立の有無を判断し、トリガ条件が成立した
場合、タイミング発生手段からの一方のタイミング信号
をトリガにして所定のパルス幅の信号をアンド回路に出
力する。アンド回路は基準クロックのパルス幅とトリガ
検出手段からのパルス幅が論理積されたパルス幅の信号
を出力する。トリガ抽出手段はタイミング発生手段から
の他方のタイミング信号とアンド回路からの出力に基づ
いて装置(以下、装置とはマスタレコーダまたはスレー
ブレコーダを指す)の記録動作の要否を判断する。 【0008】 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の一実
施例を説明する。図1は本発明のシステムの結線状態の
一実施例を示す構成図である。図において、1はマスタ
レコーダ、2,3…はスレーブレコーダであり、これら
のレコーダは信号線4により接続されている。 【0010】図2はマスタレコーダの一実施例を示す要
部構成図、図3はスレーブレコーダの要部の構成図であ
り、スレーブレコーダはサンプリングタイミング発生器
10とは切り離されて電源(+V)側に接続されている
点のみがマスタレコーダと異なっている。これらの図に
おいて10はサンプリングタイミング発生器、11はこ
のサンプリングタイミング発生器10からのタイミング
信号が入力するアンド回路である。12はオープンコレ
クタまたはコレクタ開放型のバッファであり、このバッ
ファ12の出力は外部接続端子Bを介してスレーブレコ
ーダの外部接続端子B’にコレクタ開放型のワイヤード
ロジックライン(2点鎖線で囲ったCで示す部分)で接
続されている。なお、図1に示す構成において、マスタ
レコーダは一台しか存在できない。即ち、図2に示すよ
うに、マスタレコーダのサンプリング発生器10のみが
アンドゲート11、バッファ12を介してワイヤードラ
インに接続され、図3に示すように、スレーブレコーダ
のサンプリング発生器10は全て切り離され、アンドゲ
ート11の端子は電源(+V)側に接続される。 【0011】14はサンプリングタイミング発生器10
からのタイミング信号を検出し、A/D変換器(このA
/D変換器には図では省略するがマルチプレクサを介し
て測定アナログ信号が入力されている)に対してサンプ
リングタイミング信号を出力するサンプリング検出手
段、18はサンプリングタイミング発生器10からのタ
イミング信号をトリガにしてタイミング信号を発生する
タイミング発生手段である。15はトリガ検出手段であ
り、タイミング発生手段18からのタイミング信号と装
置内のトリガ信号の状態に対応してトリガ信号を出力す
る。16はトリガ抽出手段であり、タイミング発生手段
18からのタイミング信号に基づいてトリガを抽出し記
録動作の制御を行う。 【0012】次に上記記録システムのスイッチング動作
を図4〜図9を用いて説明する。マスタレコーダ1のサ
ンプリングタイミング発生器10は図4に示すような周
期Tでパルス幅t0の基準クロック信号を発生する。こ
の基準クロック信号はアンド回路11及びバッファ12
を含むワイヤードロジックラインを介してスレーブレコ
ーダ2,3…(図1参照)に出力される。 【0013】マスタレコーダ1はワイヤードラインに出
力された基準クロック信号を、マスタレコーダのバッフ
ァ12'を介して再び内部に取り込み、この基準クロッ
ク信号の立ち下がりエッジでサンプリングを行う。スレ
ーブレコーダ2,3…ではスレーブレコーダのバッファ
12'を介してワイヤードラインの状態を内部に取り込
み、この基準クロック信号の立ち下がりエッジでサンプ
リングを行う。 【0014】マスタ及びスレーブレコーダのタイミング
発生回路18は前記基準クロック信号(t0)の立下が
りエッジを検出して図5に示すように、所定のt1時間
経過後タイミング信号T1をトリガ検出手段15へ出力
し,更にt3時間経過後トリガ抽出手段16へタイミン
グ信号T3を出力する(t3>t1)。 【0015】図1の構成において、マスタレコーダ及び
各スレーブレコーダを各レコーダに設定したトリガ検出
で同時運転させる手段について説明する。まず、どれか
一つのレコーダで設定したトリガ条件が成立し、このレ
コーダのトリガ検出で、図1に構成される全てのレコー
ダを同時に記録又は印字を開始させる手段について説明
する(装置間オアトリガ動作)。トリガ検出手段15は
タイミング発生手段18からのタイミング信号T1の立
ち上がりエッジを検出し、サンプリングしたA/Dデー
タにトリガ条件が成立していれば、図6に示すようにパ
ルス幅t2のローパルス(T2)を出力する。ここで、t
1,t2,t3の立下がりと立上がりの時間の関係はt3>
t1,t3<t1+t2とされる。このトリガ検出手段から
の出力はアンド回路11に入力され、各装置に接続され
たワイヤードロジックラインのトリガが成立した後のパ
ルス幅は図7で示すようなものとなる(t0の幅がt1+
t2に広がる)。トリガ検出手段15は、A/Dデータが
予め設定されたトリガ条件を満たした場合、例えばサン
プリングしたA/Dデータが設定値より大きい場合にト
リガ成立とする(トリガ条件は、設定値をA/Dデータ
が横切った場合、トリガ成立等各種の設定ができる)。 【0016】トリガ抽出手段16はタイミング信号T3
の立ち上がりエッジをトリガとしてバッファ12’を介
してワイヤードロジックラインの状態を読み込む。そし
て、図8に示すようにT3のタイミングにおいてワイヤ
ードロジックラインがローであれば、どれか一つの装置
でトリガが成立したこととなる(装置間オアトリガ)。
このトリガ検出により各装置は記録や印字動作を開始す
る。以上はシステムをオアトリガで動作させた場合であ
る。 【0017】次に、マスタレコーダ及び全てのスレーブ
レコーダで各レコーダのA/Dデータがトリガ条件を満
たしたとき、全てのレコーダが記録または印字を開始す
る場合(装置間アンドトリガ動作)について説明する。
アンドトリガで動作させたときは、各装置はトリガ不成
立でトリガ検出手段15はローレベルの信号T2をパル
ス幅t2として出力し、トリガが成立した場合はT2を出
力しないように予め設定しておく。ワイヤードロジック
ラインでは接続された装置のうちの一台でもローを出力
すればワイヤードロジックラインはローとなる。 【0018】そのため、接続された装置の少なくとも一
台でトリガが不成立であれば、ワイヤードロジックライ
ンは図9イ,ロのようにt1+t2期間ローとなる。全て
の装置でトリガが成立してはじめて図9(ハ),(ニ)
の様なタイミングとなる。トリガ抽出手段16はタイミ
ング信号T3の立上がりエッジをトリガとしてバッファ
12’を介してワイヤードロジックラインの状態を読み
込む。そして、T3のタイミングにおいてワイヤードロ
ジックラインがハイであれば全ての装置でトリガが成立
したことになる。(装置間アンドトリガ)このトリガ検
出により各装置は記録や印字を開始する。 【0019】なお、オアトリガ(トリガのローを検出し
た場合に動作)で動作させるか、アンドトリガ(トリガ
のハイを検出した場合に動作)で動作させるかは予め設
定しておくものとする。また、いずれのレコーダをマス
タ若しくはスレーブレコーダにするかはマンマシンパネ
ル等により予め選択しておくものとする。 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タイミング発生器で発生した基準クロックをワイヤード
ロジックラインを介して出力する一台のマスタレコーダ
と、マスタレーダで発生した基準クロックをワイヤード
ロジックラインを介して取り込む少なくとも一台のスレ
ーブレコーダを備えることにより、一本の信号配線だけ
で同時サンプリングと複数台の任意チャネルでアンド,
オアのトリガコンビネーションが実現できる。また、信
号線が一本であり、電流ループにより配線できるのでノ
イズの影響が少なくなり装置間の距離を伸ばすことが出
来る。
を複数台用いて並列記録をするような記録システムに関
し、サンプリングのタイミングを同期させると共に、複
数台数間のトリガの共有化をはかった記録システムに関
するものである。 【0001】 【従来の技術】従来、複数台の波形記録装置を同期させ
て運転し、各測定個所の波形を記録するような測定シス
テムの場合、各記録装置自身が有するサンプリングクロ
ックを基準にサンプリングを行っている。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の測定シ
ステムでは、同期運転とはいいながらも、各装置が自身
に内蔵した独自のクロックを基準にサンプリングを行っ
ているので、厳密にはサンプリングのタイミングが一致
している訳ではない。 【0003】同期運転の他の方法として各記録装置の内
部バスを引き出して各装置のクロックをマスターとなる
装置に統一すれば上述の問題は解決できるが信号線が多
くなり、また、内部バスはCPU等で直接制御されるの
で、ノイズ等でシステムハングアップ等の問題が発生
し、装置間を離すことが出来ないという問題があった。 【0004】また、トリガについても波形記録装置によ
ってはトリガイン・アウト(Trig-in ,out)のような端
子を持ち同期運転が可能なものもあるが、1台目のチャ
ネルと2台目のチャネルのトリガコンビネーションメイ
ンをとってトリガをかけることは出来ないという問題が
あった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、請求項1においては、
クロック信号をアンド回路を介して出力するサンプリン
グタイミング発生器と、このタイミング発生器で発生し
た基準クロックに基づいてサンプリングのためのタイミ
ング信号を出力するサンプリング検出手段と、前記基準
クロックに基づいて所定の時間遅れを有する2つのタイ
ミング信号(T1,T3)を出力するタイミング発生手段
と、前記タイミング信号(T1)とサンプリングされた
A/Dデータとのトリガ条件が成立した場合に所定のパ
ルス幅(t2)からなる出力信号T2を前記アンド回路に
出力するトリガ検出手段と、このトリガ検出手段からの
出力信号(T2)と前記基準クロック信号が論理積され
た前記アンド回路からの出力(パルス幅t1+t2)と前
記タイミング発生手段からの出力信号(T3)に基づい
て装置の記録動作の要否を判断するトリガ抽出手段とを
有し、前記基準クロック信号をワイヤードロジックライ
ンを介して出力する一台のマスタレコーダと、前記基準
クロック信号を出力するサンプリングタイミング発生機
能を除いて前記マスタレコーダと同等の機能を有し、前
記基準クロックをワイヤードロジックラインを介して入
力する少なくとも一台のスレーブレコーダを備えたこと
を特徴とするものである。 【0006】 【0007】 【作用】請求項1において、マスタレコーダは所定のパ
ルス幅を有する基準クロックをアンド回路を介して出力
する。マスタレコーダを含む全てのレコーダはワイヤー
ドロジックラインを介してその基準クロックを入力す
る。サンプリング検出手段はこの基準クロックに基づい
てサンプリングのためのタイミング信号を出力する。タ
イミング発生手段は基準クロックに基づいて所定の時間
遅れを有する2つのタイミング信号を出力する。トリガ
検出手段はサンプリングしたA/Dデータの信号からト
リガ条件の成立の有無を判断し、トリガ条件が成立した
場合、タイミング発生手段からの一方のタイミング信号
をトリガにして所定のパルス幅の信号をアンド回路に出
力する。アンド回路は基準クロックのパルス幅とトリガ
検出手段からのパルス幅が論理積されたパルス幅の信号
を出力する。トリガ抽出手段はタイミング発生手段から
の他方のタイミング信号とアンド回路からの出力に基づ
いて装置(以下、装置とはマスタレコーダまたはスレー
ブレコーダを指す)の記録動作の要否を判断する。 【0008】 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の一実
施例を説明する。図1は本発明のシステムの結線状態の
一実施例を示す構成図である。図において、1はマスタ
レコーダ、2,3…はスレーブレコーダであり、これら
のレコーダは信号線4により接続されている。 【0010】図2はマスタレコーダの一実施例を示す要
部構成図、図3はスレーブレコーダの要部の構成図であ
り、スレーブレコーダはサンプリングタイミング発生器
10とは切り離されて電源(+V)側に接続されている
点のみがマスタレコーダと異なっている。これらの図に
おいて10はサンプリングタイミング発生器、11はこ
のサンプリングタイミング発生器10からのタイミング
信号が入力するアンド回路である。12はオープンコレ
クタまたはコレクタ開放型のバッファであり、このバッ
ファ12の出力は外部接続端子Bを介してスレーブレコ
ーダの外部接続端子B’にコレクタ開放型のワイヤード
ロジックライン(2点鎖線で囲ったCで示す部分)で接
続されている。なお、図1に示す構成において、マスタ
レコーダは一台しか存在できない。即ち、図2に示すよ
うに、マスタレコーダのサンプリング発生器10のみが
アンドゲート11、バッファ12を介してワイヤードラ
インに接続され、図3に示すように、スレーブレコーダ
のサンプリング発生器10は全て切り離され、アンドゲ
ート11の端子は電源(+V)側に接続される。 【0011】14はサンプリングタイミング発生器10
からのタイミング信号を検出し、A/D変換器(このA
/D変換器には図では省略するがマルチプレクサを介し
て測定アナログ信号が入力されている)に対してサンプ
リングタイミング信号を出力するサンプリング検出手
段、18はサンプリングタイミング発生器10からのタ
イミング信号をトリガにしてタイミング信号を発生する
タイミング発生手段である。15はトリガ検出手段であ
り、タイミング発生手段18からのタイミング信号と装
置内のトリガ信号の状態に対応してトリガ信号を出力す
る。16はトリガ抽出手段であり、タイミング発生手段
18からのタイミング信号に基づいてトリガを抽出し記
録動作の制御を行う。 【0012】次に上記記録システムのスイッチング動作
を図4〜図9を用いて説明する。マスタレコーダ1のサ
ンプリングタイミング発生器10は図4に示すような周
期Tでパルス幅t0の基準クロック信号を発生する。こ
の基準クロック信号はアンド回路11及びバッファ12
を含むワイヤードロジックラインを介してスレーブレコ
ーダ2,3…(図1参照)に出力される。 【0013】マスタレコーダ1はワイヤードラインに出
力された基準クロック信号を、マスタレコーダのバッフ
ァ12'を介して再び内部に取り込み、この基準クロッ
ク信号の立ち下がりエッジでサンプリングを行う。スレ
ーブレコーダ2,3…ではスレーブレコーダのバッファ
12'を介してワイヤードラインの状態を内部に取り込
み、この基準クロック信号の立ち下がりエッジでサンプ
リングを行う。 【0014】マスタ及びスレーブレコーダのタイミング
発生回路18は前記基準クロック信号(t0)の立下が
りエッジを検出して図5に示すように、所定のt1時間
経過後タイミング信号T1をトリガ検出手段15へ出力
し,更にt3時間経過後トリガ抽出手段16へタイミン
グ信号T3を出力する(t3>t1)。 【0015】図1の構成において、マスタレコーダ及び
各スレーブレコーダを各レコーダに設定したトリガ検出
で同時運転させる手段について説明する。まず、どれか
一つのレコーダで設定したトリガ条件が成立し、このレ
コーダのトリガ検出で、図1に構成される全てのレコー
ダを同時に記録又は印字を開始させる手段について説明
する(装置間オアトリガ動作)。トリガ検出手段15は
タイミング発生手段18からのタイミング信号T1の立
ち上がりエッジを検出し、サンプリングしたA/Dデー
タにトリガ条件が成立していれば、図6に示すようにパ
ルス幅t2のローパルス(T2)を出力する。ここで、t
1,t2,t3の立下がりと立上がりの時間の関係はt3>
t1,t3<t1+t2とされる。このトリガ検出手段から
の出力はアンド回路11に入力され、各装置に接続され
たワイヤードロジックラインのトリガが成立した後のパ
ルス幅は図7で示すようなものとなる(t0の幅がt1+
t2に広がる)。トリガ検出手段15は、A/Dデータが
予め設定されたトリガ条件を満たした場合、例えばサン
プリングしたA/Dデータが設定値より大きい場合にト
リガ成立とする(トリガ条件は、設定値をA/Dデータ
が横切った場合、トリガ成立等各種の設定ができる)。 【0016】トリガ抽出手段16はタイミング信号T3
の立ち上がりエッジをトリガとしてバッファ12’を介
してワイヤードロジックラインの状態を読み込む。そし
て、図8に示すようにT3のタイミングにおいてワイヤ
ードロジックラインがローであれば、どれか一つの装置
でトリガが成立したこととなる(装置間オアトリガ)。
このトリガ検出により各装置は記録や印字動作を開始す
る。以上はシステムをオアトリガで動作させた場合であ
る。 【0017】次に、マスタレコーダ及び全てのスレーブ
レコーダで各レコーダのA/Dデータがトリガ条件を満
たしたとき、全てのレコーダが記録または印字を開始す
る場合(装置間アンドトリガ動作)について説明する。
アンドトリガで動作させたときは、各装置はトリガ不成
立でトリガ検出手段15はローレベルの信号T2をパル
ス幅t2として出力し、トリガが成立した場合はT2を出
力しないように予め設定しておく。ワイヤードロジック
ラインでは接続された装置のうちの一台でもローを出力
すればワイヤードロジックラインはローとなる。 【0018】そのため、接続された装置の少なくとも一
台でトリガが不成立であれば、ワイヤードロジックライ
ンは図9イ,ロのようにt1+t2期間ローとなる。全て
の装置でトリガが成立してはじめて図9(ハ),(ニ)
の様なタイミングとなる。トリガ抽出手段16はタイミ
ング信号T3の立上がりエッジをトリガとしてバッファ
12’を介してワイヤードロジックラインの状態を読み
込む。そして、T3のタイミングにおいてワイヤードロ
ジックラインがハイであれば全ての装置でトリガが成立
したことになる。(装置間アンドトリガ)このトリガ検
出により各装置は記録や印字を開始する。 【0019】なお、オアトリガ(トリガのローを検出し
た場合に動作)で動作させるか、アンドトリガ(トリガ
のハイを検出した場合に動作)で動作させるかは予め設
定しておくものとする。また、いずれのレコーダをマス
タ若しくはスレーブレコーダにするかはマンマシンパネ
ル等により予め選択しておくものとする。 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タイミング発生器で発生した基準クロックをワイヤード
ロジックラインを介して出力する一台のマスタレコーダ
と、マスタレーダで発生した基準クロックをワイヤード
ロジックラインを介して取り込む少なくとも一台のスレ
ーブレコーダを備えることにより、一本の信号配線だけ
で同時サンプリングと複数台の任意チャネルでアンド,
オアのトリガコンビネーションが実現できる。また、信
号線が一本であり、電流ループにより配線できるのでノ
イズの影響が少なくなり装置間の距離を伸ばすことが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの結線状態の一実施例を示す
構成図である。 【図2】請求項1におけるマスタレコーダの一実施例を
示す要部構成図である。 【図3】請求項1におけるスレーブレコーダの一実施例
を示す要部構成図である。 【図4】請求項1におけるマスタレコーダのサンプリン
グタイミング発生器が発生する基準クロックを示す図で
ある。 【図5】請求項1におけるサンプリングタイミング発生
器が発生する基準クロックに対してタイミング発生手段
が出力するタイミング信号を示す図である。 【図6】請求項1の発明において、タイミング発生手段
が出力するタイミング信号T1に対してトリガ検出手段
が出力する信号T2を示す図である。 【図7】請求項1の発明においてオアトリガで動作させ
た場合にトリガ検出手段が出力する信号T2によるサン
プリングタイミング発生器からの基準クロックの変化を
示す図である。 【図8】請求項1の発明において、オアトリガで動作さ
せた場合で、サンプリングタイミング発生器からの基準
クロックの変化に対しトリガ成立の有無を示す図であ
る。 【図9】請求項1の発明において、アンドトリガで動作
させた場合で、サンプリングタイミング発生器からの基
準クロックの変化に対しトリガ成立の有無を示す図であ
る。 【符号の説明】 1 マスタレコーダ 2,3 スレーブレコーダ 4 信号線 10 サンプリングタイミング発生器 12,12’ バッファ 14 サンプリング検出手段 15 トリガ検出手段 16 トリガ抽出手段 18 タイミング発生手段 20 ドライバ 21 ディテクタ 22 パルストランス
構成図である。 【図2】請求項1におけるマスタレコーダの一実施例を
示す要部構成図である。 【図3】請求項1におけるスレーブレコーダの一実施例
を示す要部構成図である。 【図4】請求項1におけるマスタレコーダのサンプリン
グタイミング発生器が発生する基準クロックを示す図で
ある。 【図5】請求項1におけるサンプリングタイミング発生
器が発生する基準クロックに対してタイミング発生手段
が出力するタイミング信号を示す図である。 【図6】請求項1の発明において、タイミング発生手段
が出力するタイミング信号T1に対してトリガ検出手段
が出力する信号T2を示す図である。 【図7】請求項1の発明においてオアトリガで動作させ
た場合にトリガ検出手段が出力する信号T2によるサン
プリングタイミング発生器からの基準クロックの変化を
示す図である。 【図8】請求項1の発明において、オアトリガで動作さ
せた場合で、サンプリングタイミング発生器からの基準
クロックの変化に対しトリガ成立の有無を示す図であ
る。 【図9】請求項1の発明において、アンドトリガで動作
させた場合で、サンプリングタイミング発生器からの基
準クロックの変化に対しトリガ成立の有無を示す図であ
る。 【符号の説明】 1 マスタレコーダ 2,3 スレーブレコーダ 4 信号線 10 サンプリングタイミング発生器 12,12’ バッファ 14 サンプリング検出手段 15 トリガ検出手段 16 トリガ抽出手段 18 タイミング発生手段 20 ドライバ 21 ディテクタ 22 パルストランス
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】周期(T)でパルス幅(t0)の基準クロ
ック信号をアンド回路を介して出力するサンプリングタ
イミング発生器と、このタイミング発生器で発生した基
準クロックに基づいてサンプリングのためのタイミング
信号を出力するサンプリング検出手段と、前記基準クロ
ックに基づいて所定の時間遅れを有する2つのタイミン
グ信号(T1,T3)を出力するタイミング発生手段と、
前記タイミング信号(T1)とサンプリングされたA/
Dデータとのトリガ条件が成立した場合に所定のパルス
幅(t2)からなる出力信号T2を前記アンド回路に出力
するトリガ検出手段と、このトリガ検出手段からの出力
信号(T2)と前記基準クロック信号が論理積された前
記アンド回路からの出力(パルス幅t1+t2)と前記タ
イミング発生手段からの出力信号(T3)に基づいて装
置の記録動作の要否を判断するトリガ抽出手段とを有
し、前記基準クロック信号をワイヤードロジックライン
を介して出力する一台のマスタレコーダと、前記基準ク
ロック信号を出力するサンプリングタイミング発生機能
を除いて前記マスタレコーダと同等の機能を有し、前記
基準クロックをワイヤードロジックラインを介して入力
する少なくとも一台のスレーブレコーダを備えたことを
特徴とする記録システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30903195A JP3410267B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-11-28 | 記録システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-230153 | 1995-09-07 | ||
JP23015395 | 1995-09-07 | ||
JP30903195A JP3410267B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-11-28 | 記録システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09133714A JPH09133714A (ja) | 1997-05-20 |
JP3410267B2 true JP3410267B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=26529168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30903195A Expired - Fee Related JP3410267B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-11-28 | 記録システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3410267B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4729596B2 (ja) * | 2008-06-04 | 2011-07-20 | 関西電力株式会社 | 波形記録装置および波形記録装置の制御方法 |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-11-28 JP JP30903195A patent/JP3410267B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09133714A (ja) | 1997-05-20 |
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