JP3409215B2 - ディスク基板成形金型 - Google Patents
ディスク基板成形金型Info
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Classifications
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1742—Mounting of moulds; Mould supports
-
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- B29C33/303—Mounting, exchanging or centering centering mould parts or halves, e.g. during mounting
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスクや磁
気ディスクを成形するのに適用して好適なディスク基板
成形金型に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
合成樹脂製による光ディスクや磁気ディスクは、同心円
またはスパイラルに信号が記録されているスタンパと称
する金属薄板を金型に固定し射出成形にて作成するのが
一般的である(図6参照)。 【0003】しかしながら、ディスクの偏芯精度に関し
ては、スタンパセンター孔打ち抜き精度むら、スタンパ
取り付けホルダーとのがた、スタンパホルダーと金型本
体とのがたなど、これらの3要素の相乗作用によってデ
ィスクの偏芯精度は決まり、各3要素各々でがたを少な
くすることによって各種ディスク規格を満足させてい
る。例えば、CDにおいては±70μm、またMDにお
いては±50μmである。 【0004】一方、現行プラスチック製による複製ディ
スク製作においては、信号の記録されているスタンパ以
外の方法、例えば金型に信号を直接加工する方法は、ソ
フト内容などの変更や交換に対応しにくく、かつ可能と
してもコストアップにつながるという欠点があった。 【0005】また、プラスチックなどより発生する分解
ガスやハンドリングにおける汚れや傷が発生したときも
同様であり、スタンパ方式が採られているが、その偏芯
精度は上記の如く例えば20μm以内に全てを抑えるこ
とはできないという問題があった。 【0006】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、スタンパの偏芯量を小さくするよう調整で
きるディスク基板成形金型を得ることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明のディスク基板成
形金型は、例えば図1に示すように、転写信号を記録し
た薄板19を装着し、この薄板19をこの平面方向に移
動する調整装置を有するものである。 【0008】また、本発明のディスク基板成形金型は、
例えば図1に示すように、調整装置が、移動するブロッ
ク9a及び9bと、この移動方向に対して傾いた隣接面
を共有するブロック10a及び10bとからなる対のブ
ロック複数個よりなるものである。 【0009】 【作用】本発明のディスク基板成形金型によれば、転写
信号を記録した薄板19を装着し、この薄板19をこの
平面方向に移動する調整装置を有するものとすることに
より、得られたディスクは、その偏芯量を10μm以内
に抑えることができる。 【0010】 【実施例】以下、本発明ディスク基板成形金型の一実施
例について図1〜図5を参照しながら説明しよう。 【0011】図1において、3はミラーブロックを示す
ものであり、これはスタンパ19の一方を固定するもの
である。また、10aおよび10bは、位置調整ブロッ
クであり、ミラーブロック3に密着してこのミラーブロ
ック3を固定するものである。この位置ブロックは、こ
の他にもう一対あり、上述の一対と共にX方向及びY方
向においてミラーブロック3を固定するものである。 【0012】位置調整ブロック10aおよび10bの外
側には、位置調整ブロック9aおよび9bがあり、位置
調整ブロック10aおよび10bを固定している。位置
調整ブロックは、この他にもう一対あり、上述の一対と
共にX方向及びY方向において内側の位置調整ブロック
を固定するものである。 【0013】本例のディスク成形においては、図1に示
したような金型構造のものを用いた。これによって得ら
れたディスクは図6にあるような片側または両面に信号
が転写されかつセンター部分にセンター孔22を有する
ディスクが得られる。 【0014】センター孔22は、スタンパ信号エリアに
対し偏芯を少なくした状態で打ち抜かれた状態で、スタ
ンパホルダー(図5A参照)または金型内のガイド(図
4B参照)にセットされる。これらスタンパホルダーや
ガイド以内に図3に示す金型作動部図にあるゲートカッ
ター34(ディスクセンター孔)や突出スリーブ33
(ディスクを機械的に離型)、エジェクタなどの機構が
金型構造としては作られる。 【0015】上述したように、ディスクの偏芯精度に関
しては、スタンパセンター孔打ち抜き精度むら、スタン
パ取り付けホルダーとのがた、スタンパホルダーと金型
本体とのがたなど、これらの3要素の相乗作用によって
ディスクの偏芯精度は決まる。 【0016】この偏芯精度を許容範囲内にするために、
金型の一方、例えば固定側の金型を水平方向に調整し、
スタンパをX軸、Y軸に稼働させると、図3及び図4か
ら明らかなように、パンチがダイをかじる場合が生じ
る。 【0017】本例は、図1のようなある角度(テーパ)
のついたスタンパ位置調整ブロック9a、9b、10
a、及び10bを設け、位置調整ブロック9a、9bを
位置調整ブロックボルト11a、11bの調整によって
テーパ角度θに相当する分スタンパ位置(ミラーブロッ
ク20)を、X軸、Y軸に可動させることを特徴とす
る。 【0018】本構造において、θは10度以下であり、
例えばθ=2度の場合の最大調整量は0.07mmであ
り、θ=5度の場合は0.17mmであった。 【0019】一方、パンチとダイのかじりをなくしかつ
スタンパを可動させるには、ゲートカット(パンチ部)
からスタンパホルダーまでの間にその機構を設ける必要
がある。また、スタンパ位置を可動させるためには、そ
のための空洞(クリアランス)がなくてはならず図面4
のA部詳細の構造(ふた24)を設けることにより射出
成形の際のバリや圧力により樹脂が入り可動不可能な状
態を回避することができる。 【0020】次に、図1を参照しながら、固定側のミラ
ーブロック3のXY位置調整方法について説明しよう。
ここでは、ミラーブロック3を図面の左側の方向に移動
する場合を想定する。 【0021】まず、取り付け板裏よりミラーブロックを
固定している固定ボルト12をゆるめる。 【0022】次に、位置調整ボルト11bを緩めると位
置調整ブロック9bが下に下がる。ここで、位置調整ボ
ルトは製品厚調整スペーサにより頭を挟み込まれている
ので、回転させると位置調整ブロックの方が上下に動
く。位置調整ブロック10bと位置調整ブロック9bの
間、位置調整ブロック10bとミラーブロック3の間に
隙間ができる。 【0023】位置調整ボルト11aを締め込むと、位置
調整ブロック9aが持ち上がり、位置調整ブロック10
aがミラーブロック3を上述した操作でできた隙間分、
図面左側方向に移動させる。 【0024】ダイヤルデプスにて移動量を確認後、両方
の位置調整ボルト11a及び11bを増締めする。取付
板裏より、ミラーブロック3を固定する固定ボルト12
を締め付ける。この調整をX方向、Y方向それぞれに行
う。 【0025】次に、本発明ディスク基板成形金型の他の
実施例について図7及び図8を参照しながら説明しよ
う。 【0026】図7は、本例ディスク基板成形金型の平面
図を示すものであり、図8は、図7のA−A断面図を示
すものである。本例は、図7からも明らかなように、上
述の実施例と異なり、位置調整ブロック9a、9b、及
び位置調整ブロック10a、10bを横に寝かせた形を
採っており、位置調整ボルト11a、11bも横方向か
ら回すことができる。 【0027】次に、図7及び図8を参照しながら、固定
側のミラーブロック3のXY位置調整方法について説明
しよう。ここでは、ミラーブロック3を図面の左側の方
向に移動する場合を想定する。 【0028】まず、取り付け板裏よりミラーブロックを
固定している固定ボルト12をゆるめる。 【0029】次に、位置調整ボルト11bを緩めると位
置調整ブロック9bが図面の上方にずれる。これによ
り、位置調整ブロック10bと位置調整ブロック9bの
間に隙間ができる。 【0030】位置調整ボルト11aを締め込むと、位置
調整ブロック9aが図面の下方にずれ、位置調整ブロッ
ク10aがミラーブロック3を上述した操作でできた隙
間分、図面左側方向に移動させる。 【0031】ダイヤルデプスにて移動量を確認後、両方
の位置調整ボルト11a及び11bを増締めする。取付
板裏より、ミラーブロック3を固定する固定ボルト12
を締め付ける。この調整をX方向、Y方向それぞれに行
う。 【0032】以上のことから、本例によれば、スタンパ
を取り付ける側の金型内にスタンパ偏芯調整機構を設
け、X軸及びY軸に各々調整可能とすることにより、以
下の効果が得られた。すなわち、本例により得られたデ
ィスクは、その偏芯量を10μm以内に抑えることがで
きる。また、ディスク偏芯量が少なくなった結果ドライ
ブとして以下の効果が得られた。すなわち、ドライブ
(プレーヤー)における光学系を追随させる機構を簡単
にすることができる。 【0033】なお、本発明は上述の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
得られたディスクは、その偏芯量を10μm以内に抑え
ることができる。また、ドライブ(プレーヤー)におけ
る光学系を追随させる機構を簡単にすることができる。
気ディスクを成形するのに適用して好適なディスク基板
成形金型に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
合成樹脂製による光ディスクや磁気ディスクは、同心円
またはスパイラルに信号が記録されているスタンパと称
する金属薄板を金型に固定し射出成形にて作成するのが
一般的である(図6参照)。 【0003】しかしながら、ディスクの偏芯精度に関し
ては、スタンパセンター孔打ち抜き精度むら、スタンパ
取り付けホルダーとのがた、スタンパホルダーと金型本
体とのがたなど、これらの3要素の相乗作用によってデ
ィスクの偏芯精度は決まり、各3要素各々でがたを少な
くすることによって各種ディスク規格を満足させてい
る。例えば、CDにおいては±70μm、またMDにお
いては±50μmである。 【0004】一方、現行プラスチック製による複製ディ
スク製作においては、信号の記録されているスタンパ以
外の方法、例えば金型に信号を直接加工する方法は、ソ
フト内容などの変更や交換に対応しにくく、かつ可能と
してもコストアップにつながるという欠点があった。 【0005】また、プラスチックなどより発生する分解
ガスやハンドリングにおける汚れや傷が発生したときも
同様であり、スタンパ方式が採られているが、その偏芯
精度は上記の如く例えば20μm以内に全てを抑えるこ
とはできないという問題があった。 【0006】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、スタンパの偏芯量を小さくするよう調整で
きるディスク基板成形金型を得ることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明のディスク基板成
形金型は、例えば図1に示すように、転写信号を記録し
た薄板19を装着し、この薄板19をこの平面方向に移
動する調整装置を有するものである。 【0008】また、本発明のディスク基板成形金型は、
例えば図1に示すように、調整装置が、移動するブロッ
ク9a及び9bと、この移動方向に対して傾いた隣接面
を共有するブロック10a及び10bとからなる対のブ
ロック複数個よりなるものである。 【0009】 【作用】本発明のディスク基板成形金型によれば、転写
信号を記録した薄板19を装着し、この薄板19をこの
平面方向に移動する調整装置を有するものとすることに
より、得られたディスクは、その偏芯量を10μm以内
に抑えることができる。 【0010】 【実施例】以下、本発明ディスク基板成形金型の一実施
例について図1〜図5を参照しながら説明しよう。 【0011】図1において、3はミラーブロックを示す
ものであり、これはスタンパ19の一方を固定するもの
である。また、10aおよび10bは、位置調整ブロッ
クであり、ミラーブロック3に密着してこのミラーブロ
ック3を固定するものである。この位置ブロックは、こ
の他にもう一対あり、上述の一対と共にX方向及びY方
向においてミラーブロック3を固定するものである。 【0012】位置調整ブロック10aおよび10bの外
側には、位置調整ブロック9aおよび9bがあり、位置
調整ブロック10aおよび10bを固定している。位置
調整ブロックは、この他にもう一対あり、上述の一対と
共にX方向及びY方向において内側の位置調整ブロック
を固定するものである。 【0013】本例のディスク成形においては、図1に示
したような金型構造のものを用いた。これによって得ら
れたディスクは図6にあるような片側または両面に信号
が転写されかつセンター部分にセンター孔22を有する
ディスクが得られる。 【0014】センター孔22は、スタンパ信号エリアに
対し偏芯を少なくした状態で打ち抜かれた状態で、スタ
ンパホルダー(図5A参照)または金型内のガイド(図
4B参照)にセットされる。これらスタンパホルダーや
ガイド以内に図3に示す金型作動部図にあるゲートカッ
ター34(ディスクセンター孔)や突出スリーブ33
(ディスクを機械的に離型)、エジェクタなどの機構が
金型構造としては作られる。 【0015】上述したように、ディスクの偏芯精度に関
しては、スタンパセンター孔打ち抜き精度むら、スタン
パ取り付けホルダーとのがた、スタンパホルダーと金型
本体とのがたなど、これらの3要素の相乗作用によって
ディスクの偏芯精度は決まる。 【0016】この偏芯精度を許容範囲内にするために、
金型の一方、例えば固定側の金型を水平方向に調整し、
スタンパをX軸、Y軸に稼働させると、図3及び図4か
ら明らかなように、パンチがダイをかじる場合が生じ
る。 【0017】本例は、図1のようなある角度(テーパ)
のついたスタンパ位置調整ブロック9a、9b、10
a、及び10bを設け、位置調整ブロック9a、9bを
位置調整ブロックボルト11a、11bの調整によって
テーパ角度θに相当する分スタンパ位置(ミラーブロッ
ク20)を、X軸、Y軸に可動させることを特徴とす
る。 【0018】本構造において、θは10度以下であり、
例えばθ=2度の場合の最大調整量は0.07mmであ
り、θ=5度の場合は0.17mmであった。 【0019】一方、パンチとダイのかじりをなくしかつ
スタンパを可動させるには、ゲートカット(パンチ部)
からスタンパホルダーまでの間にその機構を設ける必要
がある。また、スタンパ位置を可動させるためには、そ
のための空洞(クリアランス)がなくてはならず図面4
のA部詳細の構造(ふた24)を設けることにより射出
成形の際のバリや圧力により樹脂が入り可動不可能な状
態を回避することができる。 【0020】次に、図1を参照しながら、固定側のミラ
ーブロック3のXY位置調整方法について説明しよう。
ここでは、ミラーブロック3を図面の左側の方向に移動
する場合を想定する。 【0021】まず、取り付け板裏よりミラーブロックを
固定している固定ボルト12をゆるめる。 【0022】次に、位置調整ボルト11bを緩めると位
置調整ブロック9bが下に下がる。ここで、位置調整ボ
ルトは製品厚調整スペーサにより頭を挟み込まれている
ので、回転させると位置調整ブロックの方が上下に動
く。位置調整ブロック10bと位置調整ブロック9bの
間、位置調整ブロック10bとミラーブロック3の間に
隙間ができる。 【0023】位置調整ボルト11aを締め込むと、位置
調整ブロック9aが持ち上がり、位置調整ブロック10
aがミラーブロック3を上述した操作でできた隙間分、
図面左側方向に移動させる。 【0024】ダイヤルデプスにて移動量を確認後、両方
の位置調整ボルト11a及び11bを増締めする。取付
板裏より、ミラーブロック3を固定する固定ボルト12
を締め付ける。この調整をX方向、Y方向それぞれに行
う。 【0025】次に、本発明ディスク基板成形金型の他の
実施例について図7及び図8を参照しながら説明しよ
う。 【0026】図7は、本例ディスク基板成形金型の平面
図を示すものであり、図8は、図7のA−A断面図を示
すものである。本例は、図7からも明らかなように、上
述の実施例と異なり、位置調整ブロック9a、9b、及
び位置調整ブロック10a、10bを横に寝かせた形を
採っており、位置調整ボルト11a、11bも横方向か
ら回すことができる。 【0027】次に、図7及び図8を参照しながら、固定
側のミラーブロック3のXY位置調整方法について説明
しよう。ここでは、ミラーブロック3を図面の左側の方
向に移動する場合を想定する。 【0028】まず、取り付け板裏よりミラーブロックを
固定している固定ボルト12をゆるめる。 【0029】次に、位置調整ボルト11bを緩めると位
置調整ブロック9bが図面の上方にずれる。これによ
り、位置調整ブロック10bと位置調整ブロック9bの
間に隙間ができる。 【0030】位置調整ボルト11aを締め込むと、位置
調整ブロック9aが図面の下方にずれ、位置調整ブロッ
ク10aがミラーブロック3を上述した操作でできた隙
間分、図面左側方向に移動させる。 【0031】ダイヤルデプスにて移動量を確認後、両方
の位置調整ボルト11a及び11bを増締めする。取付
板裏より、ミラーブロック3を固定する固定ボルト12
を締め付ける。この調整をX方向、Y方向それぞれに行
う。 【0032】以上のことから、本例によれば、スタンパ
を取り付ける側の金型内にスタンパ偏芯調整機構を設
け、X軸及びY軸に各々調整可能とすることにより、以
下の効果が得られた。すなわち、本例により得られたデ
ィスクは、その偏芯量を10μm以内に抑えることがで
きる。また、ディスク偏芯量が少なくなった結果ドライ
ブとして以下の効果が得られた。すなわち、ドライブ
(プレーヤー)における光学系を追随させる機構を簡単
にすることができる。 【0033】なお、本発明は上述の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
得られたディスクは、その偏芯量を10μm以内に抑え
ることができる。また、ドライブ(プレーヤー)におけ
る光学系を追随させる機構を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ディスク基板成形金型の一実施例を示す
断面図である。 【図2】本発明ディスク基板成形金型の一実施例を示す
平面図である。 【図3】本発明ディスク基板成形金型の作動部を示す断
面図である。 【図4】本発明ディスク基板成形金型の図3例のA部詳
細図である。 【図5】本発明ディスク基板成形金型のスタンパ支持の
例を示す断面図である。 【図6】光ディスク、磁気ディスクの構造を示す断面図
である。 【図7】本発明ディスク基板成形金型の他の実施例を示
す平面図である。 【図8】本発明ディスク基板成形金型の他の実施例を示
す断面図である。 【符号の説明】 1 固定側取付板 2 固定側抱板 3 ミラーブロック 4 ミラーブロックスペーサ 5 スタンパ外周ホルダ 6 製品厚調整スペーサ 7 スプルブッシュ 8 スタンパ内周ホルダ 9a、9b 位置調整ブロック 10a、10b 位置調整ブロック 11a、11b 位置調整ボルト 12 固定ボルト 13 固定ボルト 14 内周ホルダ固定ピン 15 ダイヤルデプス挿入孔 17 ガイド孔 18 固定ボルト 19 スタンパ θ 合わせ角
断面図である。 【図2】本発明ディスク基板成形金型の一実施例を示す
平面図である。 【図3】本発明ディスク基板成形金型の作動部を示す断
面図である。 【図4】本発明ディスク基板成形金型の図3例のA部詳
細図である。 【図5】本発明ディスク基板成形金型のスタンパ支持の
例を示す断面図である。 【図6】光ディスク、磁気ディスクの構造を示す断面図
である。 【図7】本発明ディスク基板成形金型の他の実施例を示
す平面図である。 【図8】本発明ディスク基板成形金型の他の実施例を示
す断面図である。 【符号の説明】 1 固定側取付板 2 固定側抱板 3 ミラーブロック 4 ミラーブロックスペーサ 5 スタンパ外周ホルダ 6 製品厚調整スペーサ 7 スプルブッシュ 8 スタンパ内周ホルダ 9a、9b 位置調整ブロック 10a、10b 位置調整ブロック 11a、11b 位置調整ボルト 12 固定ボルト 13 固定ボルト 14 内周ホルダ固定ピン 15 ダイヤルデプス挿入孔 17 ガイド孔 18 固定ボルト 19 スタンパ θ 合わせ角
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 宮入 一喜
長野県埴科郡坂城町大字南条2110 日精
樹脂工業株式会社内
(72)発明者 高山 和利
長野県埴科郡坂城町大字南条2110 日精
樹脂工業株式会社内
(56)参考文献 特開 平3−245334(JP,A)
特開 平2−269020(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B29C 45/26 - 45/37
B29C 33/00 - 33/76
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 転写信号を記録した薄板を装着し、この
薄板をこの平面方向に移動する調整装置を有するディス
ク基板成形金型において、 上記 調整装置は、移動するブロックと、この移動方向に
対して傾いた隣接面を共有するブロックとからなる対の
ブロック複数個よりなることを特徴とするディスク基板
成形金型。
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JP17139393A JP3409215B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | ディスク基板成形金型 |
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ID=15922333
Family Applications (1)
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