JP2001334557A - 光ディスク金型、光ディスク基板の偏芯補正方法およびスタンパ - Google Patents
光ディスク金型、光ディスク基板の偏芯補正方法およびスタンパInfo
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Abstract
保持部断面軸中心をずらしたスタンパホルダ6を備えた
金型を用いて、鏡面部材嵌合部断面軸中心からスタンパ
保持部断面軸中心をスタンパ1および金型の偏芯を相殺
する方向へ適正量だけずらして、ディスクの偏芯量を1
0μm以下に補正する。
Description
光ディスク基板の偏芯補正方法およびスタンパに関す
る。
タンパを設置した金型内に、溶融したポリカーボネート
などの合成樹脂材料を射出する成形法により製作される
のが一般的である。
く、ディスクの記録用案内溝(プリグルーブ)や情報記
録ピットの溝間(トラックピッチ)を小さくすること
で、単位面積あたりの記録密度を向上する方法が採られ
ている。このような光ディスク装置においては、ディス
クを読みとり機内の回転支持台に機械的に保持し高速で
回転させて、読みとり用ピックアップヘッドを所望の位
置に移動させて情報の読み書きが行われる。さらに情報
の高密度化にともない情報の読み書きの速度向上も必須
となり、ディスクの回転数も高速化の一途を辿ってい
る。
やスパイラル状に形成された情報ピットもしくは連続溝
などの情報記録トラックとしてディスク上に書き込まれ
ており、高密度な情報を高速に読みとりあるいは書きこ
みするためには記録情報の回転ぶれを抑制しておかなけ
ればならない。
る。図13において、37はディスク、38はディスク
内孔、39はディスク内孔軸中心A、40は略同心円状
の情報記録トラック、41は情報記録トラック中心Oで
ある。このうち、ディスク内孔の軸中心A39と情報記
録トラック中心O41のずれ量OAがディスク偏芯量と
呼ばれる。
ックピッチ化が行われ、データの高速読み出しや記録に
は高速回転化が行われる。このとき、ディスク装置内で
は回転支持台上のディスク上の情報記録トラックに対し
て、ディスク装置側のピックアップヘッドが追従し情報
の記録および読み出しを行っている。したがって、偏芯
の大きいディスクの場合は情報記録ピットが回転方向に
対して左右に大きくぶれることになり、ぶれがピックア
ップヘッドの追従性を越えた場合はトラッキングがはず
れ、データの書き込みあるいは読みとりに失敗してエラ
ーになってしまう。さらに高速回転下では低速回転の場
合よりぶれの変動の加速度が大きくなるため、トラッキ
ングへの影響はさらに増大する。
の装置側エラーを極力小さくするため、ディスク装置側
の回転支持台とディスクの内孔のはめあい精度とピック
アップヘッドの追従性能から、前記ディスク偏芯量を2
5μm以下に抑制しておくことが必要となってきたので
ある。
さくする方法として、光ディスク基板の射出成形用金型
側からのアプローチとしては、金型を構成する円環状部
材の組み付け時の中心軸ずれを小さくすることによって
偏芯精度を向上する方法が一般的に行われる。しかし、
いかに金型構成部材のそれぞれの精度を上げようとも、
各部材間クリアランスによるガタや、金型を成形機に搭
載する際の金型面倒れや締め付け不均等、あるいは金型
内でディスク基板内孔を打ち抜き形成するカットパンチ
とメスカッタの芯ずれなどによって30μm程度の金型
偏芯が発生してしまうことがある。
パの概略図である。図14中の1はスタンパ、30はス
タンパ内孔、14はスタンパ内孔中心B、31はスタン
パ上の情報記録トラック、32は情報記録トラック中心
Oである。
される際の基準はスタンパ内孔30の端面であるが、ス
タンパ1表面にはディスク基板に転写される略同心円状
情報記録トラック31があり、前記略同心円上情報記録
トラックの内縁あるいは外縁を基準にしてプレス加工や
旋盤加工が行われてスタンパ内孔30が形成される。こ
のとき、前記情報記録トラック中心O32とスタンパ内
孔軸中心B14のずれ量(以下スタンパ偏芯とする)O
Bは加工精度上10μm程度発生してしまう。そこで、
このようなスタンパ偏芯と金型の偏芯が重畳して約40
μmのディスク偏芯が発生することになる。
24880号公報に示されており、図15にその概略図
を示す。図15において、42はスタンパ、43はスタ
ンパホルダ、44は金型鏡面部材、45および46はX
方向位置調整手段、47および48はY方向位置調整手
段、49は金型固定板である。スタンパ42はスタンパ
ホルダ43によって金型鏡面部材44に接合保持されて
おり、前記金型鏡面部材44は金型固定板49にそって
平行移動可能である。偏芯調整時には、互いに直交する
X方向位置調整手段45、46およびY方向調整手段4
7、48によって、X、Yの各方向に微動された位置で
ディスク成形され、偏芯が補正されたディスクが得られ
る。
開平7−24880号公報に示された方式は金型構造お
よび調整操作が複雑であるという課題があった。
ディスクの偏芯量を10μm以内に補正する簡便な構造
の光ディスク金型と、それを用いた光ディスク基板の偏
芯補正方法および偏芯補正作業を簡便化するスタンパを
提供することを目的とする。
は、スタンパホルダのスタンパ保持部の軸中心をスタン
パホルダと嵌合する鏡面部材の穴の軸中心からずらした
ものである。
偏芯補正方法は、成形基板の内孔の軸中心と成形基板の
略同心円状の情報記録トラックの軸中心が一致するよう
に前記スタンパホルダのスタンパ保持部の軸中心と前記
スタンパホルダの嵌合する鏡面部材の穴の軸中心とのず
れ量およびずれ方向を調整するものである。
スタンパ上の略同心円状情報記録トラックの中心ずれの
方向あるいは量を示す情報が表面あるいは端面に記され
ているものである。
態について図面を参照して説明する。
発明の実施の形態1を示す光ディスク金型の主要部の概
略断面図であり、図1(a)は固定側金型にスタンパを
保持する金型、図1(b)は可動側金型にスタンパを保
持する金型である。図1(a)と図1(b)の中の1は
スタンパ、3はカットパンチ、4はメスカッタ、5はス
プルーブッシュ、6はスタンパホルダ、8は固定側鏡面
部材、10は可動側鏡面部材、12はキャビティを示し
ている。
面が固定側鏡面7、可動側鏡面部材10のキャビティ1
2側の鏡面が可動側鏡面9である。キャビティ12をは
さんで対向した固定側鏡面7と可動側鏡面9のうち一方
にスタンパ1が接合され、スタンパ内周端部2をスタン
パホルダ6のスタンパ保持部15で保持され、スタンパ
ホルダ6は、固定側鏡面部材8あるいは可動側鏡面部材
9に設けられたスタンパホルダ嵌合穴11に嵌合されて
いる。
3が備えられ、固定側鏡面部材8の中央にはスプルーブ
ッシュ5が備えられている。スプルーブッシュ5の中央
には孔が開いており、成形時には溶融樹脂がここを通っ
てキャビティ12に流れ込む。カットパンチ3は、突出
してキャビティ12内に充填された樹脂の中心にディス
ク内孔を形成する。この際、スプルーブッシュ5のキャ
ビティ12側に形成されたメスカッタ4がカットパンチ
3の受けになる。13は金型軸中心であり、14はスタ
ンパ内孔の軸中心である。
1上の略同心円状の情報記録トラックの中心が樹脂射出
後に形成されるディスク内孔の軸中心と略同一になる位
置にスタンパ1のスタンパ内孔軸中心14をずらすよう
にスタンパ保持部15を調整したスタンパホルダ6を固
定側鏡面部材8または可動側鏡面部材9に嵌合してい
る。
スタンパ保持位置の調整について詳細を示す。ディスク
が射出成形される際にスタンパ情報記録トラック31は
ディスク情報記録トラック40として写し取られるた
め、略同一面内同一位置にあるといえる。その中心点は
略同一であるから偏芯の量および方向をベクトル量で議
論することができる。
をベクトル表現で図示している。ディスク面において、
点Oは情報記録トラックの軸中心、点Aはディスク内孔
軸中心、点Bはスタンパ内孔軸中心とする。この場合、
スタンパ偏芯はOBベクトル、ディスク偏芯はOAベク
トルであるから、成形および金型によって発生した偏芯
量はBAベクトルで表される。
面を図3に示す。図3の15はスタンパ保持部、16は
鏡面部材との嵌合部である。スタンパ保持部15の位置
での断面がA−A断面であり、鏡面部材との嵌合部16
の位置での断面がB−B断面である。
嵌合部16の外壁、およびカットパンチ3あるいはスプ
ルーブッシュ5と接合するスタンパホルダ6の内壁の断
面形状は円形である。スタンパ保持部15の軸中心は1
7であり、鏡面部材との嵌合部16およびスタンパホル
ダの内壁の軸中心は18である。ここで、スタンパ保持
部の軸中心17と鏡面部材との嵌合部16の軸中心18
との差が、本発明のスタンパホルダ6の偏芯調整量Lで
ある。
は、スタンパ保持部15と鏡面部材への嵌合部16は同
一中心軸を持つのに対して、本発明のスタンパホルダは
スタンパ保持部15の軸中心17が鏡面部材との嵌合部
16の軸中心18から偏芯調整量Lだけずらして製作さ
れている。
定の成形条件で成形を行ったディスクの偏芯の関係を図
4に示す。図中の点Oは情報記録トラックの軸中心、点
Aはディスク内孔軸中心、点Bはスタンパ内孔軸中心と
し、スタンパホルダの偏芯調整量をLとする。
は、スタンパ保持位置を偏芯調整量Lだけ調整方向へず
らしたオフセット分のCAベクトル成分と、それ以外の
金型による偏芯BCベクトル成分に分解できる。ここ
で、金型内にスタンパ1を保持するスタンパホルダ6の
スタンパ保持部15の断面形状は略円形であるので、ス
タンパ1の金型内での保持方向は任意に選択できる。つ
まり、スタンパ偏芯OBベクトルは、量はスタンパ固有
の値だが、方向は金型内でのスタンパ1の保持方向によ
って任意に選択できる。
の偏芯の位置関係図である。図5中の点Oは情報記録ト
ラックの軸中心、点Aはディスク内孔軸中心、点Bはス
タンパ内孔軸中心、スタンパホルダの偏芯調整量をLと
する。スタンパ1の偏芯方向とスタンパホルダ6の組み
付け方向を調整してスタンパ偏芯OBベクトルの方向を
変えて、スタンパ偏芯OBベクトルと金型全体の偏芯B
Aベクトルを同一線上で逆方向にあわせることによっ
て、ディスク偏芯量OAを最小の値にすることができ
る。
ホルダを製作しておき、スタンパ偏芯量OBの値に応じ
て最適な調整量L2のスタンパホルダを選択することに
よってCAベクトルの大きさを最適化できれば、金型全
体の偏芯BAベクトルとスタンパ偏芯OBベクトル間で
相殺してディスク偏芯OAベクトルを0に近づけること
ができる。
偏芯量OBで金型偏芯量BCのときの偏芯調整量L2の
スタンパホルダによって偏芯を0にできる範囲は次式の
ようになる。
mの場合は、L2が20μmから40μmの間の値であ
ればよい。
ルダで組み付け方向を特定して第一のスタンパを金型に
組み付けて得られた光ディスク基板の偏芯量および方向
と第一のスタンパの偏芯量と偏芯方向から、このスタン
パホルダを組み付けた場合の金型全体の偏芯を算出して
おく。
のスタンパの偏芯量と同等の金型偏芯量になるスタンパ
ホルダを選出し、金型偏芯方向と第二のスタンパの偏芯
方向が相反する方向に組み付けることにより、第二のス
タンパによる成形ディスク基板の偏芯量を0に近づける
ことができる。
実験を行った。すなわち、光ディスク用成形機と基材厚
0.6mm成形用の金型を組み合わせ、基板成形用樹脂
材料にはポリカーボネートを用い、標準的なDVD−R
AM(デジタルバーサタイルディスクランダムアクセス
メモリ)用成形条件で基板成形を行った。偏芯測定は二
次元測定器により測定した。スタンパ偏芯量が10μm
の場合に対して(表1)のような結果を得た。
型を使用することによりディスク偏芯を10μm以下に
することができた。
光ディスク金型のスタンパホルダの主要部断面を図6に
示す。図6の15はスタンパ保持部、16は鏡面部材と
の嵌合部、17はスタンパ保持部の軸中心、18は鏡面
部材との嵌合部の軸中心、19はスタンパホルダ本体、
20はスタンパ保持部材、Lは偏芯調整量である。
ホルダ本体19とスタンパ保持部材20と別部材で製作
し、偏芯調整量Lの異なる複数のスタンパ保持部20か
ら最適なものを選択して接合する。
鏡面部材との嵌合部の軸中心18との位置をずらして偏
芯調整量Lを作り出すようにしても実施の形態1と同様
にディスク基板の偏芯量を低減する効果が得られる。
光ディスク金型のスタンパホルダの主要部断面を図7に
示す。図7の15はスタンパ保持部、16は鏡面部材と
の嵌合部、17はスタンパ保持部の軸中心、18は鏡面
部材との嵌合面軸中心、19はスタンパホルダ本体、2
0はスタンパ保持部材、21は調整ねじ、Lは偏芯調整
量である。
ホルダ本体19とスタンパ保持部材20を別部材になっ
ている。スタンパ保持部材20には、スタンパホルダ本
体19との接合位置が変えられるように隙間22が設け
られており、移動方向に対向して調整ネジ21が取り付
けられるようにネジ穴23が設けられている。
を移動させることにより、スタンパ保持部の軸中心17
と鏡面部材との嵌合面軸中心18の位置を調整して所望
の偏芯調整量Lを作り出す。このようにしても実施の形
態1と同様にディスク基板の偏芯量を低減する効果が得
られる。
金型のスタンパホルダの主要部断面を図8に示す。図8
の19はスタンパホルダ本体、15はスタンパ保持部、
16は鏡面部材との嵌合部、17はスタンパ保持部の軸
中心であり、24は環状中間保持部材、18は鏡面部材
との嵌合部軸中心、25はスタンパホルダ嵌合部、26
はスタンパホルダ嵌合部の軸中心、Lは偏芯調整量であ
る。
ホルダ本体19と図示しない鏡面部材の嵌合部間に、ス
タンパホルダ嵌合部25の軸中心26と鏡面部材との嵌
合部16の軸中心18がLだけずれた環状中間保持部材
24を設ける。
持部材24との嵌合によりスタンパホルダ本体19のス
タンパ保持部の軸中心17と環状中間保持部材24のス
タンパホルダ嵌合部の軸中心26と略一致させると、ス
タンパ保持部の軸中心17と鏡面部材との嵌合部の軸中
心18の位置がLだけずれることになる。このようにし
て所望の偏芯調整量Lを作り出しても実施の形態1と同
様にディスク基板の偏芯量を低減する効果が得られる。
4はピンなどの固定手段を用いてスタンパホルダ本体1
9と一体にしても良い。
ホルダの主要部断面のもう一つの例を図9に示す。図9
の19はスタンパホルダ本体、15はスタンパ保持部、
16は鏡面部材との嵌合部、17はスタンパ保持部の軸
中心、18は鏡面部材との嵌合面軸中心、27および2
8はスペーサ、25はスタンパホルダ嵌合部、Lは偏芯
調整量である。
ンパホルダ嵌合部25と図示しない鏡面部材の嵌合部間
に、分離したそれぞれ厚さの異なるスペーサ27および
28を互いに対向する位置に挿入している。この場合、
スペーサ27とスペーサ28の厚さの差分の1/2が偏
芯調整量Lとなる。
の嵌合部軸中心18の位置を調整して所望の偏芯調整量
Lを作り出すようにスペーサ27および28を挿入する
ようにすれば、実施の形態1と同様にディスク基板の偏
芯量を低減する効果が得られる。
7および28を使用しているが、3個以上のスペーサを
用いても良い。
光ディスク金型のスタンパホルダあるいは中間部材と鏡
面部材との嵌合穴の断面形状を図10(a)(b)に示
す。図10の11は鏡面部材のスタンパホルダ嵌合穴、
6はスタンパホルダ、29は回転止め部である。図示し
ないが、通常鏡面の嵌合穴の断面は円形である。
角形である場合は、スタンパホルダ6を金型内の八方向
のうち一つの方向に嵌合することができる。このような
金型を用いれば、スタンパホルダ6を鏡面部材のスタン
パホルダ嵌合穴11に嵌合するときに組み付け方向がば
らつくことがなく、金型自体の持つ偏芯方向BCに対し
て偏芯補正量Lの方向CAを常に一定にすることができ
る。したがって、スタンパを交換したときにも金型全体
の偏芯BAの量と方向を一定にすることできるため、よ
り確実な光ディスク基板の偏芯調整作業を行うことがで
きる。
以外の図形であれば同様の効果が得られるのは言うまで
もない。また図10(b)のように断面に多方向に回転
止め部26を設ける場合であっても同様の効果が得られ
る。
形態7のスタンパの概略図を示す。図11の1はスタン
パ、30はスタンパ内孔、14はスタンパ内孔中心、3
1はスタンパ上の情報記録トラック、32はスタンパの
情報記録トラック中心、33は情報である。図11にお
いて、スタンパ内孔中心14とスタンパ上の略同心円状
情報記録トラックの中心32ずれの方向あるいは量を示
す情報33であり、情報33はスタンパ1の表面に記さ
れている。
スタンパ取り付けのときに作業者がスタンパの取り付け
方向あるいは調整スタンパホルダの選択を目視で確認す
ることができるので、取り付け作業が行いやすくなる。
補正用スタンパホルダを選択するための記号であっても
よい。あるいは記される情報の位置がスタンパの偏芯方
向もしくは補正用スタンパとの位置合わせの方向を示す
記号であってもよい。また、このようなスタンパ表面へ
の記録の方法は目視確認できればよく、表面に直接マー
カーで記入しても、けがき針などでけがいてもよい。
報記入形態を示す。1はスタンパ、34は切り欠き、3
5は穴、36は凸部を示している。このように、(a)
一部を切り欠く方法、(b)穿孔する方法、(c)凸部
を設ける方法をスタンパ1の表面に情報を記入する方法
として選択してもよい。
なく、スタンパホルダあるいはスペーサの選択により光
ディスクの偏芯を調整することができ、その結果精度の
高い光ディスクが得られる。加えて、偏芯方向を刻印さ
れたスタンパを使用することで、さらに偏芯調整作業を
簡便に行わしめるものである。
際の通常動作で完結するため、特別な作業が発生しない
ので熟練を要しない。
付ける方式の金型、または可動側にスタンパを取り付け
る方式の金型、あるいは両面にスタンパを取り付ける方
式の金型のいずれにおいても適用可能であり、かつ、同
様の効果が得られることは言うまでもない。
定型に装着する場合の光ディスク金型の構成を示す概略
断面図 (b)は本発明の実施の形態1のスタンパを可動型に装
着する場合の光ディスク金型の構成を示す概略断面図
クトル図
ンパホルダ構造を示す断面図
図
芯の関係を示すベクトル図
ンパホルダ構造を示す断面図
ンパホルダ構造を示す断面図
ンパホルダ構造を示す断面図
ンパホルダ構造を示す断面図
面部材嵌合穴形状を示す概略図
平面図
概略平面図
Claims (12)
- 【請求項1】固定型と可動型との間に形成されるキャビ
ティに成形材料を射出成形する光ディスク金型であっ
て、情報を略同心円状に記録した環状のスタンパと、前
記スタンパの内周端を金型内に保持するスタンパホルダ
と、前記スタンパを接合する鏡面および前記スタンパホ
ルダを嵌合する穴を有する鏡面部材と、成形基板の内孔
を形成するカットパンチと、前記カットパンチが突出し
た際の受けを行うメスカッタとを具備し、前記スタンパ
ホルダのスタンパ保持部の軸中心を前記スタンパホルダ
と嵌合する鏡面部材の穴の軸中心からずらしたことを特
徴とする光ディスク金型。 - 【請求項2】前記スタンパホルダと鏡面部材の嵌合穴と
の間に中間部材を設けることを特徴とする請求項1記載
の光ディスク金型。 - 【請求項3】中間部材として、内孔と外周との軸中心を
ずらした環状部材とすることを特徴とする請求項2記載
の光ディスク金型。 - 【請求項4】中間部材として、少なくとも2個以上に分
離したスペーサを設けたことを特徴とする請求項2記載
の光ディスク金型。 - 【請求項5】少なくとも中間部材と鏡面部材との接合す
る面の断面形状が略円形でないことを特徴とする請求項
2記載の光ディスク金型。 - 【請求項6】固定型と可動型との間に形成されるキャビ
ティに成形材料を射出成形する光ディスク金型であっ
て、情報を略同心円状に記録した環状のスタンパと、前
記スタンパの内周端を金型内に保持するスタンパホルダ
と、前記スタンパを接合する鏡面および前記スタンパホ
ルダを嵌合する穴を有する鏡面部材と、成形基板の内孔
を形成するカットパンチと、前記カットパンチが突出し
た際の受けを行うメスカッタとを具備し、前記スタンパ
ホルダにおいて、スタンパ保持部の軸中心を鏡面部材と
の嵌合部の軸中心からずらしたことを特徴とする光ディ
スク金型。 - 【請求項7】スタンパホルダと鏡面部材との嵌合部の断
面形状が略円形でないことを特徴とする請求項6記載の
光ディスク金型。 - 【請求項8】情報を略同心円状に記録した環状のスタン
パと、前記スタンパの内周端を金型内に保持するスタン
パホルダと、前記スタンパを接合する鏡面および前記ス
タンパホルダを嵌合する穴を有する鏡面部材と、成形基
板の内孔を形成するカットパンチと、前記カットパンチ
が突出した際の受けを行うメスカッタとを具備し、前記
スタンパホルダのスタンパ保持部の軸中心を前記スタン
パホルダと嵌合する鏡面部材の穴の軸中心からずらした
光ディスク金型を用いて、成形基板の内孔の軸中心と成
形基板の略同心円状の情報記録トラックの軸中心が一致
するように、前記スタンパホルダのスタンパ保持部の軸
中心と前記スタンパホルダの嵌合する鏡面部材の穴の軸
中心とのずれ量およびずれ方向を調整することを特徴と
する光ディスク基板の偏芯補正方法。 - 【請求項9】情報を略同心円状に記録した環状のスタン
パと、前記スタンパの内周端を金型内に保持するスタン
パホルダと、前記スタンパを接合する鏡面および前記ス
タンパホルダを嵌合する穴を有する鏡面部材と、成形基
板の内孔を形成するカットパンチと、前記カットパンチ
が突出した際の受けを行うメスカッタとを具備し、前記
スタンパホルダにおいてスタンパ保持部の軸中心を鏡面
部材との嵌合部の軸中心からずらした光ディスク金型を
用い、成形基板の内孔の中心と成形基板の略同心円状の
情報記録トラックの中心が略一致するように、前記スタ
ンパホルダのスタンパ保持部の軸中心と鏡面部材への嵌
合部の軸中心とのずれ量と前記スタンパの取り付け方向
を選択することを特徴とする光ディスク基板の偏芯補正
方法。 - 【請求項10】第一のスタンパで得られた光ディスク基
板の内孔中心とディスク上に転写された略同心円状情報
記録トラックの中心とのずれの量と方向および第一のス
タンパの内孔中心と第一のスタンパ上の略同心円状情報
記録トラックの中心とのずれの量と方向から求められる
金型の偏芯および第二のスタンパの内孔中心と第二のス
タンパ上の略同心円状情報記録トラック中心とのずれの
量と方向から、第二のスタンパで成形する際のスタンパ
ホルダのスタンパ保持部の軸中心と前記スタンパホルダ
と嵌合する鏡面部材の穴の軸中心とのずれ量および方向
を選択することを特徴とする請求項8記載の光ディスク
基板の偏芯補正方法。 - 【請求項11】第一のスタンパで得られた光ディスク基
板の内孔中心とディスク上に転写された略同心円状情報
記録トラックの中心とのずれの量と方向および第一のス
タンパの内孔中心と第一のスタンパ上の略同心円状情報
記録トラックの中心とのずれの量と方向から求められる
金型の偏芯および第二のスタンパの内孔中心と第二のス
タンパ上の略同心円状情報記録トラック中心とのずれ量
と方向から、第二のスタンパで成形する際のスタンパホ
ルダのスタンパ保持部の軸中心と鏡面部材への挿入嵌合
部の軸中心とのずれ量および方向を選択することを特徴
とする請求項9記載の光ディスク基板の偏芯補正方法。 - 【請求項12】情報を略同心円状に記録された環状のス
タンパであって、スタンパ内孔軸中心とスタンパの略同
心円状情報記録トラックの中心とのずれの方向あるいは
量を示す情報を表面あるいは端面の少なくとも1カ所に
記されることを特徴とする光ディスク用のスタンパ。
Priority Applications (1)
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JP2000157754A JP2001334557A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 光ディスク金型、光ディスク基板の偏芯補正方法およびスタンパ |
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JP2000157754A JP2001334557A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 光ディスク金型、光ディスク基板の偏芯補正方法およびスタンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001334557A5 JP2001334557A5 (ja) | 2007-05-17 |
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ID=18662332
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001334557A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-05-29 JP JP2000157754A patent/JP2001334557A/ja active Pending
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