JP2713251B2 - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JP2713251B2 JP7183791A JP18379195A JP2713251B2 JP 2713251 B2 JP2713251 B2 JP 2713251B2 JP 7183791 A JP7183791 A JP 7183791A JP 18379195 A JP18379195 A JP 18379195A JP 2713251 B2 JP2713251 B2 JP 2713251B2
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形用金型に関
し、特に、光ディスクのように、板厚など厳しい寸法精
度を要求される盤状の成形品を成形するための射出成形
用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の射出成形用金型の一例の
断面図である。図5に示した金型は、円盤状の成形品を
成形するためのものであり、射出成形機の固定ダイプレ
ート151に固定された第1の割型である固定型101
aと、射出成形機の可動ダイプレート152に固定され
た第2の割型である可動型101bとで構成される。可
動型101bは、可動ダイプレート152の移動により
固定型101aに対して対向移動可能である。なお、図
5には、可動型101bの軸芯が固定型101aの軸芯
に対して図面の下方にずれた状態を示しているが、後述
する調芯の説明を容易にするため、実際のずれ量よりも
かなり大きく示している。実際のずれとしては、数μm
程度である。
【0003】固定型101aおよび可動型101bには
それぞれ入れ子106、110が設けられているととも
に、固定型101aの入れ子106の外周部には外周リ
ング105が設けられている。これら各入れ子106、
110および外周リング105により、型閉時にキャビ
ティが区画形成される。
【0004】また、固定型101aの外周部には、凸状
の円環部材である雄リングコッター104が設けられて
いる。雄リングコッター104の凸状部分の外周面は、
テーパ部104aとなっている。これに対して可動型1
01bの外周部には、凹状の円環部材である雌リングコ
ッター111が設けられている。雌リングコッター11
1の凹状部分の内周面は、雄リングコッター104のテ
ーパ部104aと等しい傾斜を有するテーパ部111a
となっており、型閉により、雌リングコッター111に
雄リングコッター104が嵌入する構成となっている。
【0005】ここで、上記金型の型閉動作について説明
する。まず、固定型101aの軸芯と可動型101bの
軸芯とが一致している場合には、可動ダイプレート15
2の移動により可動型101bはそのまま固定型101
aに向かって移動し、型閉が行われる。一方、図5に示
したように両者の軸芯がずれている場合には、可動型1
01bの移動に伴い、図中Aで示した部分において雄リ
ングコッター104のテーパ部104aと雌リングコッ
ター111のテーパ部111aとが強く擦れ合いながら
摺動する。これにより、可動型101bは図面の上方に
傾きながら型閉が行われ、型閉が完了した時点では、キ
ャビティ内では固定型101aの軸芯と可動型101b
の軸芯とがほぼ一致する。このように、固定型101a
の軸芯と可動型101bの軸芯とを一致させることを、
「調芯」という。この調芯は、例えば光ディスクのよう
に、非常に高精度の寸法が要求される成形品を成形する
際に重要なことである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の射出成形用金型では、雄リングコッターのテー
パ部と雌リングコッターのテーパ部とを摺動させて固定
型と可動型との調芯を行っていたので、両者の軸芯がず
れている場合にはテーパ部の片当りが生じてしまう。す
なわち、テーパ部が強く擦れ合う部分(図5中、Aで示
した部分)では可動型には大きな負荷が与えられる一
方、反対側の部分(図5中、Bで示した部分)では可動
型にはほとんど負荷は与えられない。このように、型閉
時に可動型に与えられる負荷が部分的に異なることによ
り、最終的に金型を閉じた状態においても、キャビティ
の厚みに数十μm程度の不均一が生じてしまうという問
題点があった。例えば、図5に示した場合には、図面の
上方ではキャビティが広くなり、図面の下方ではキャビ
ティが狭くなってしまう。
【0007】このような不均一なキャビティで成形され
た成形品は、板厚がばらついたものとなる。特に、光デ
ィスクを成形する場合には、板厚のばらつきはもとよ
り、複屈折などの光学的特性が面内で大きくばらついて
しまうという問題点が生ずる。一方、光ディスクの成形
においては、成形品の内部応力に起因する複屈折を抑制
することを目的として、射出圧縮成形も採用されてい
る。射出圧縮成形では圧縮代分(通常は100μm程
度)だけ金型を開く動作を伴い、図5に示した従来の金
型では、テーパ部が片当りした場合に、場所により開き
量に差が生じるため圧縮効果が極端に違って現れるとい
う問題点があった。
【0008】そこで本発明は、テーパ部の片当りを防止
することで、型閉した際のキャビティの不均一をなくす
る射出成形用金型を提供することを目的とする。さらに
本発明は、テーパ部の擦れ合いを防止する射出成形用金
型を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の射出成形用金型は、互いに対向配置され型閉に
よりキャビティが形成される第1の割型と第2の割型と
で構成され、一方の割型は、前記キャビティが形成され
る領域の外側に、外周面にテーパを持つ凸部を有し、他
方の金型は、前記凸部のテーパと等しいテーパを持ち型
閉時に前記凸部が嵌入される凹部を有する射出成形用金
型であって、前記各割型が射出成形機に取り付けられる
までの間、前記各割型を型閉した状態で仮保持する保持
構造を有することを特徴とする。
【0010】各割型は、それぞれキャビティが形成され
る領域の外側に、互いに嵌合するテーパを持つので、型
閉されることによって各割型の中心軸線は一致する。そ
して、保持構造で状態を保持したまま各割型が射出成形
機に取り付けられるため、各割型は、中心軸線が一致し
て射出成形機に取り付けられる。各割型が射出成形機に
取り付けられたら、保持構造による保持を解除し、成形
を行う。従って、各割型のテーパ部の片当りが防止され
る。
【0011】また、保持構造を、各割型の中心軸線に平
行な保持力を与えるものとすることで、金型の運搬時な
ど、射出成形機に取り付けるまでの間における各割型の
中心のずれが防止される。このような構造としては、ボ
ルト、ナットで各割型を型閉方向に締めつける構造があ
る。
【0012】また本発明は、互いに対向配置され型閉に
よりキャビティが形成される第1の割型と第2の割型と
で構成され、一方の割型は、前記キャビティが形成され
る領域の外側に、外周面にテーパを持つ凸部を有し、他
方の金型は、前記凸部のテーパ等しいテーパを持ち前
記型閉時に前記凸部が嵌入される凹部を有する射出成形
用金型であって、前記凸部のテーパまたは前記凹部のテ
ーパいずれか一方は、前記凸部または凹部に着脱可能
な部品に設けられており、成形時には前記着脱可能な部
品が取り外されて使用されることを特徴とするものであ
る。
【0013】このようにいずれか一方のテーパ着脱可
能な部品に設け、成形時にこの部品を取り外すことで、
他方のテーパは何も当接しなくなる。従って、金型の
開閉動作によるテーパ部分の擦れ合いは全く生じない。
【0014】この場合、着脱可能な部品を環状の部品と
前記着脱可能な部品が取り付けられるベース部品と
の固定部に形成されたねじ部によって前記ベース部品
螺合されて固定される構成とすれば、テーパが設けられ
た部品の着脱は容易である。またさらに、各割型が射出
成形機に取り付けられるまでの間、各割型を型閉した状
態で仮保持する保持構造を有することで、上述したよう
に、各割型の中心軸線を一致させた状態での射出成形機
への取り付けが容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0016】図1は、本発明の射出成形用金型の一実施
形態の正面図であり、その半分を断面で示している。図
2は、図1に示した射出成形用金型の固定型を可動型側
から見た図である。また、図3は、図1に示した射出成
形用金型を閉じ、締結ボルトで固定した状態を示す図で
あり、図4は、図1に示した射出成形用金型を開き、固
定型のテーパ部品を取り外した状態を示す図である。
【0017】なお、これらの図では本発明に係わる重要
な要素のみを示し、一般の金型では当然備えられている
が本発明に直接影響を与えると考えられない部分、例え
ば温度調節手段、製品離型機構、各型板の締結構造、ス
プルーブシュ等については省略している。
【0018】図1に示した金型1は光ディスクの成形に
使用される金型であり、第1の割型である固定型1a
と、第2の割型である可動型1bとで構成される。固定
型1aは、射出成形機の固定ダイプレート51に固定さ
れている。可動型1bは、射出成形機の可動ダイプレー
ト52に固定されている。可動ダイプレート52の駆動
により、可動型1bが固定型1aに対して対向移動可能
となっている。
【0019】固定型1aは主に、型板7と、キャビティ
12(図3参照)を形づくるための入れ子6および外周
リング5と、型板7の外周部に固定された環状テーパ凸
部4からなる。環状テーパ凸部4はさらに、ベース部品
2と、ベース部品2に着脱可能に固定されたテーパ部品
3とで構成される。ベース部品2とテーパ部品3との固
定部にはねじ部が形成され、テーパ部品3がベース部品
2に螺合されることで、テーパ部品3はベース部品2に
固定される。テーパ部品3の外周面はテーパ部3aとな
っている。また、図1および図2に示すように、ベース
部品2にはそれぞれ固定型1aの中心軸線と平行な貫通
穴2aが形成された4つのフランジ部を有する。さら
に、テーパ部品3の可動型1bとの対向面には4つのね
じ穴3bが形成されている。
【0020】可動型1bは主に、型板8、9と、キャビ
ティ12を形づくるための入れ子10と、型板9の外周
部に固定された環状テーパ凹部11とからなる。環状テ
ーパ凹部11にも固定型1aと同様に、それぞれ可動型
1bの中心軸線と平行な貫通穴11bが形成された4つ
のフランジ部を有する。これら各貫通穴11bは、固定
型1aのフランジ部の貫通穴2aと対向する位置に形成
されている。環状テーパ凹部11の内周面は、固定型1
aのテーパ部3aと等しい傾斜を有するテーパ部11a
となっている。また、入れ子10にはスタンパ20が取
り付けられている。
【0021】そして、金型1を閉じると、入れ子6、外
周リング5、およびスタンパ20でキャビティ12(図
3参照)が形成される。また、キャビティ12へ溶融樹
脂を導入するためのゲート1cは、固定型1aに設けら
れている。このキャビティ12内に、ゲート1cを通じ
て射出成形機の射出ユニット(不図示)から溶融樹脂を
注入することで、目的とする成形品が成形される。ここ
では、スタンパ20を可動型1bに取り付けた例を示し
たが、固定型1aにスタンパを取り付けた構成とするこ
ともできる。
【0022】上記構成の金型1を用いて成形を行う際に
は、まず、固定型1aと可動型1bとの調芯を行う。固
定型1aと可動型1bとの調芯は、両者を射出成形機に
固定する前に行われる。
【0023】固定型1aと可動型1bとの調芯手順につ
いて説明する。初めに、固定型1aと可動型1bの中心
を合わせながら、すなわち、固定型1aのテーパ部3a
を可動型1bのテーパ部11aに嵌入させて金型1の組
み上げを行う。金型1の組上げ後、図3に示すように、
ボルト13を、環状テーパ凹部11の貫通穴11bおよ
びベース部品2の貫通穴2aに通し、座金14を挟んで
ナット15で締結し仮保持する。テーパ部品3のテーパ
部3aと環状テーパ凹部11のテーパ部11aとは互い
に等しい傾斜であるので、固定型1aと可動型1bとを
閉じて両者を締結することによって、固定型1aと可動
型1bとの調芯がなされる。以上の説明から明らかなよ
うに、ベース部品2の貫通穴2aと、環状テーパ凹部1
1の貫通穴11aと、ボルト13、ナット15とによ
り、固定型1aと可動型1bとを型閉した状態で仮保持
する保持構造が構成される。
【0024】ここではボルト13とナット15によって
固定型1aと可動型1bとを固定した例を示したが、両
者を固定する手段は、ボルト13とナット15に限るも
のではない。ただし、金型1の運搬中に固定型1aと可
動型1bとの中心がずれないようにするためには、この
ように保持力が金型1の中心軸線に平行になることが望
ましい。
【0025】次いで、固定型1aと可動型1bとを締結
したまま、金型1を射出成形機の固定ダイプレート51
および可動ダイプレート52に取り付ける作業を行う。
固定ダイプレート51へは、固定型1aの型板7に形成
された貫通穴7a(図2参照)にボルト(不図示)を挿
通し、固定型1aを締結する。一方、可動ダイプレート
52へは、可動型1bの型板8に形成された貫通穴(不
図示)にボルト(不図示)を挿通し、可動型1aを固定
する。なお、組み上がった金型1を射出成形機に取り付
ける時点では、可動ダイプレート52は型閉じ位置に移
動されている。金型を射出成形機に取り付けたら、固定
型1aと可動型1bとを締結していたボルト13、ナッ
ト15および座金14を取り外し、金型1が開閉可能な
状態とする。
【0026】このように、金型1は組み上がった状態で
射出成形機に取り付けられるので、固定型1aと可動型
1bとの中心が一致したものとなる。従って、テーパ部
品3のテーパ部3aと環状テーパ凹部11のテーパ部1
1aとの片当りが防止される。
【0027】成形品の寸法精度がそれほど厳密でない場
合には、この状態で成形を行っても、成形品の厚みのば
らつきを十分に抑えることができる。しかし、光ディス
クのように、厳密な寸法精度が要求されるものを成形す
る場合には、さらに固定型1aのテーパ部品3を取り外
してから成形を行うのが望ましい。
【0028】テーパ部品3の取り外しは、以下のように
して行う。上述のようにボルト13、ナット15および
座金14を取り外した後、金型1を開く。そして、テー
パ部品3のねじ穴3bのうち少なくとも2つにボルト
(不図示)をねじ込み、これらをハンドル代わりにして
テーパ部品3を回転させる。これにより、テーパ部品3
が取り外される。このように、テーパ部品3のねじ穴3
bにねじ込まれたボルトをハンドル代わりにしてテーパ
部品3を回転させるので、テーパ部品3のテーパ部3a
を傷つけることなくテーパ部品3を取り外すことができ
る。
【0029】テーパ部品3が取り外されると、図4に示
すように、環状テーパ凹部11のテーパ部11aに当接
する部材は何もないので、金型1の開閉動作によるテー
パ部11aの擦れ合いは全く生じない。従って、テーパ
部11aの擦れ合いによる金型1の微細な挙動の変化は
完全に排除され、金型1の開閉動作に伴うキャビティ1
2の厚みのばらつきがほとんどなくなる。このような金
型1は、特に光ディスクの成形に適したものである。
【0030】本例では、環状テーパ凸部4のテーパ部品
3が着脱自在な構成を示したが、上述したようにテーパ
部品3を取り外さなくても所望の成形品が得られる場合
には、必ずしもテーパ部品3が着脱自在な構造とする必
要はなく、環状テーパ凸部4を一体の部材で構成しても
よい。また、環状テーパ凸部4をベース部品2とテーパ
部品3とで構成し、環状テーパ凹部11を一体の部材で
構成した例を示したが、その逆に、環状テーパ凸部4を
一体の部材で構成し、環状テーパ凹部11を2つの部材
で構成してそのテーパ部を着脱自在としても、同様の効
果が得られる。さらに、固定型1aに環状テーパ凸部4
を設け可動型1bに環状テーパ凹部11を設けた例を示
したが、これは逆であってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の射出成形用
金型は、各割型が射出成形機に取り付けられるまでの
間、各割型を型閉した状態で保持する保持構造を有する
ことで、各割型の中心軸線を一致させて各割型を射出成
形機に取り付け、各割型のテーパ部の片当りを防止する
ことができる。その結果、金型の開閉動作に伴うキャビ
ティの厚みのばらつきが抑えられ、品質のよい成形品を
成形することができる。特に、保持構造を、各割型の中
心軸線に平行な保持力を与える保持構造とすることで、
金型の運搬中における各割型の中心のずれを防止するこ
とができる。
【0032】一方、前記凸部のテーパまたは前記凹部の
テーパいずれか一方を、前記凸部または凹部に着脱可
な部品に設け、成形時にはこの部品が取り外されて使
用される射出成形用金型では、金型の開閉動作によるテ
ーパ部分の擦れ合いを防止することができる。このた
め、テーパ部分の擦れ合いによる金型の微細な挙動の変
化が完全に排除され、金型の開閉動作に伴うキャビティ
の厚みのばらつきをほとんどなくすることができる。さ
らに、上述の保持構造を付加することで、各割型の中心
軸線を一致させたうえで、さらにテーパ部分の擦れ合い
を防止することができる。このような金型は、厳密な寸
法精度が要求される光ディスクの成形用の金型に特に適
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形用金型の一実施形態の正面図
であり、その半分を断面で示している。
【図2】図1に示した射出成形用金型の固定型を可動型
側から見た図である。
【図3】図1に示した射出成形用金型を閉じ、締結ボル
トで固定した状態を示す図である。
【図4】図1に示した射出成形用金型を開き、固定型の
テーパ部品を取り外した状態を示す図である。
【図5】従来の射出成形用金型の断面図である。
【符号の説明】
1 金型 1a 固定型 1b 可動型 1c ゲート 2 ベース部品 2a 貫通穴 3 テーパ部品 3a テーパ部 3b ねじ穴 4 環状テーパ凸部 5 外周リング 6、10 入れ子 7、8、9 型板 7a 貫通穴 11 環状テーパ凹部 11a テーパ部 11b 貫通穴 12 キャビティ 13 ボルト 14 座金 15 ナット 20 スタンパ 51 固定ダイプレート 52 可動ダイプレート

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向配置され型閉によりキャビテ
    ィが形成される第1の割型と第2の割型とで構成され、
    一方の割型は、前記キャビティが形成される領域の外側
    に、外周面にテーパを持つ凸部を有し、他方の金型は、
    前記凸部のテーパと等しいテーパを持ち型閉時に前記凸
    部が嵌入される凹部を有する射出成形用金型であって、 前記各割型が射出成形機に取り付けられるまでの間、前
    記各割型を型閉した状態で仮保持する保持構造を有する
    ことを特徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記保持構造は、前記各割型の中心軸線
    に平行な保持力を与える請求項1に記載の射出成形用金
    型。
  3. 【請求項3】 前記保持構造は、前記各割型の外周端部
    の互いに対向する位置に、前記各割型の中心軸線と平行
    に形成された複数の貫通穴と、前記各貫通穴に挿通され
    るボルトと、前記ボルトに螺合されるナットとで構成さ
    れる請求項2に記載の射出成形用金型。
  4. 【請求項4】 互いに対向配置され型閉によりキャビテ
    ィが形成される第1の割型と第2の割型とで構成され、
    一方の割型は、前記キャビティが形成される領域の外側
    に、外周面にテーパを持つ凸部を有し、他方の金型は、
    前記凸部のテーパ等しいテーパを持ち前記型閉時に前
    記凸部が嵌入される凹部を有する射出成形用金型であっ
    て、 前記凸部のテーパまたは前記凹部のテーパいずれか一
    は、前記凸部または前記凹部に着脱可能な部品に設け
    られており、成形時には前記着脱可能な部品が取り外さ
    れて使用されることを特徴とする射出成形用金型。
  5. 【請求項5】 前記着脱可能な部品環状の部品であ
    り、前記着脱可能な部品が取り付けられるベース部品と
    の固定部に形成されたねじ部によって前記ベース部品
    螺合されて固定される請求項4に記載の射出成形用金
    型。
  6. 【請求項6】 前記各割型が射出成形機に取り付けられ
    るまでの間、前記各割型を型閉した状態で仮保持する保
    持構造を、さらに有する請求項4または5に記載の射出
    成形用金型。
  7. 【請求項7】 前記保持構造は、前記各割型の中心軸線
    に平行な保持力を与える請求項6に記載の射出成形用金
    型。
  8. 【請求項8】 前記保持構造は、前記各割型の外周端部
    の互いに対向する位置に、前記各割型の中心軸線と平行
    に形成された複数の貫通穴と、前記各貫通穴に挿通され
    るボルトと、前記ボルトに螺合されるナットとで構成さ
    れる請求項7に記載の射出成形用金型。
JP7183791A 1995-07-20 1995-07-20 射出成形用金型 Expired - Fee Related JP2713251B2 (ja)

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