JP3407938B2 - 車両のエアバッグ構造 - Google Patents

車両のエアバッグ構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、車両のエアバッグ構造
に係り、特にエアバッグ動作時の安全性を確保できるエ
アバッグ構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】車両に搭載されるエアバッグ構造とし
て、ステアリングホールの回転中心部に設けられて、衝
突時においてドライバーに向けて膨張し収縮するタイプ
のエアバッグが実用化されている。 【0003】このタイプのエアバッグは、例えば特開平
2−175353号公報に開示されているように、ステ
アリングホールの回転中心部位に固設されるものであ
る。したがって、ステアリングホールにチルト装置が設
けられている場合には、チルト角度と同様にエアバッグ
の取付角度が変化することになる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】以上説明したエアバッ
グ構造によれば、ステアリングホールのチルト角度と同
様にエアバッグの取付角度が変化するが、比較的に低い
位置にドライバーズシートが位置している車両の場合に
は、エアバッグの膨張する位置がドライバーの首近辺に
略設定されることになり、エアバッグの動作時において
衝突時にドライバーを衝撃力から保護することができ
る。 【0005】しかしながら、ドライバーズシート位置が
高い位置に設定される車種においては、ステアリングホ
イールの回転軸からドライバーに向けて伸ばされた軸線
はドライバーの顔付近に設定されることになる。このた
めに、ステアリングホールに固定されたエアバッグの動
作時においては、衝突時にエアバッグ膨張の方向を首付
近に指向するようにできなくなり、衝突時にドライバー
を衝撃力から理想的に保護することができなくなる問題
点がある。 【0006】したがって、本発明は係る問題点に鑑みて
なされたものであり、車種を選ばず、例えばドライバー
ズシート位置が高い位置に設定される車種であっても、
エアバッグの動作時においてエアバッグ膨張の方向がド
ライバーの首付近に指向するようにして、衝突時にドラ
イバーを衝撃力から理想的に保護することができ、ステ
アリングホイールの回転動作に対する力の影響を最小に
でき、かつステアリングホイール自体のステアリング軸
に対する取り付け構造に大幅な変更が不要となる車両の
エアバッグ構造の提供を目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために本発明は、ステアリングホイール
に設けられる車両のエアバッグ構造であって、エアバッ
グ取付台をステアリング基部に対して回動自在とするこ
とにより、ステアリング軸に直接固定される前記ステア
リングホイールに対して相対回転可能にエアバッグを前
記ステアリングホイールに設け、前記エアバッグの重心
位置を前記ステアリングホイールの回転中心軸より下方
位置に設定するとともに、前記エアバッグの非作動
は、前記エアバッグ取付台と前記ステアリング基部とを
非係止状態に保って、前記エアバッグの前記ステアリン
グホイールに対する相対回転を許容する一方、前記エア
バッグの作動時は、前記エアバッグ取付台と前記ステア
リング基部とを係止状態にして、前記エアバッグの前記
ステアリングホイールに対する相対回転をロック状態に
するためのロック手段を具備することを特徴としてい
る。 【0008】 【0009】 【作用】上記構成により、エアバッグの重さにより、ス
テアリングホールのチルト角度に関係なく、エアバッグ
の膨張の方向がドライバーの首付近に指向するようにし
て、衝突時にドライバーを衝撃力から理想的に保護する
ように働く。 【0010】 【実施例】以下に、添付の図面を参照して本願発明の好
適な実施例を説明する。尚、全図を通して同一符号は同
一対象物を示す。 【0011】図1は実施例の構成を示した概略構成側面
図であって、図示のようにドライバーズシート3の位置
が高い位置に設定される車種において、ステアリングホ
イール1の回転軸C1からドライバーDに向けて伸ばさ
れた軸線C1はドライバーDの顔付近乃至頭上に設定さ
れることになる。このために、従来のようにステアリン
グホール1に固定されたエアバッグの動作時において
は、衝突時に首付近に指向するようにできなくなり、衝
突時にドライバーを衝撃力から理想的に保護することが
できなくなる。 【0012】そこで、エアバッグユニット2の中心軸C
2を図示のように、ドライバーDの首付近に指向するよ
うにしている。このために、エアバッグユニット2の重
心位置Gが上述の軸線C1の下方に位置するとともに、
ステアリングホイール1に対して相対回転するように構
成されている。ここで、エアバッグユニット2を図示の
ようにステアリングホイール1に対して、仮に単に固定
しただけではステアリングホイール1が中立位置にある
場合には、中心軸C2に沿う方向でエアバッグ2が膨張
できることになるが、操舵中においてエアバッグユニッ
ト2が動作された場合には、ドライバーから外れた方向
に膨張してしまう。このことから、エアバッグユニット
2は図示の状態を保ちつつステアリングホイール1に対
して相対回転できるように設けなければならない。 【0013】以降、図2の要部断面図と図3の立体分解
図を参照して、ステアリングホイール1に対して相対回
転可能にエアバッグユニット2が設けられるとともに、
エアバッグユニット2の重心Gの位置をステアリングホ
イール1の回転中心軸C1より下方位置に設定した様子
につき述べる。 【0014】両図において、部分的に二点鎖線で示した
ステアリングホイール1は、ステアリング基部6の外周
方向に延設された金属製の芯体4を基部にしてこの回り
に所定樹脂をインサート成形して一体形成される。そし
て、ステアリング基部6の中心部位に固定されたセレー
ション雌部をステアリング軸5に対して固定するように
してステアリング部分が構成される。 【0015】次に、このステアリング基部6に対して
は、図示のような球面部位7bを形成するとともに後述
する軸体16を貫通状態にする孔部7hと、鋼球製のボ
ール8をボールホルダー9により回転自在に内蔵した球
面部材7が、ボルト10を用いて固定されている。この
球面部材7に対しては、エアバッグ取付台11が回転揺
動自在になるように設けられており、エアバッグ取付台
11に穿設された貫通孔11aに潜入している軸体16
の一端に固定されたインフレータ12と軸体16の他端
においてナット17を用いて固定されたスライダー18
により脱落防止されて設けられている。また、軸体16
にはインフレータ12をエアバッグ取付台11に対して
離間状態に保持するためのコイルバネ14が挿入されて
いる。 【0016】スライダー18は図示のように、球面部材
7の球面部位7bの外周面に沿う形状を有しており、イ
ンフレータ12の回転中心Hを中心にして摺動自在にな
るように設けられている。また、このインフレータ12
の回りには折り畳んだ状態で収容されたバッグ13が設
けられており、不図示の信号線からの点火信号により膨
張することで、カバー15の薄肉部15hを破ることで
ドライバーに指向して膨張するように構成されている。 【0017】一方、インフレータ12とエアバッグ取付
台11とバッグ13と軸体16を含むエアバッグユニッ
ト2の重心Gの位置は図示のように軸線C1の下方に位
置するように設けられている。 【0018】続いて、図4は図2の要部拡大断面図であ
って、ステアリング基部6の表面にロック面6aが形成
されており、またスライダー18の外周面にこのロック
面6aに対して係止するロック面18aが形成されてい
る様子を示している。 【0019】以上説明のエアバッグ構造において、ステ
アリング1が操作されるとエアバッグユニット2の重心
Gが図5の正面図に示されるように円形の奇跡を描きつ
つ移動することから、操舵中においてエアバッグユニッ
ト2が動作された場合にもドライバーの首付近に向けた
方向に膨張することができる。 【0020】また、図4に示したように、インフレータ
12の動作時には、図中の矢印S1方向にインフレータ
12が急速に移動してコイルバネ14を圧縮するととも
に、インフレータ12に固定されている軸体16のスラ
イダー18を矢印S2方向に急速に移動する結果、ロッ
ク面6aに対してロック面18aが係止する状態にな
る。この結果、エアバッグユニット2はステアリングホ
イール1に対して固定された状態になることから、衝突
時にドライバーを衝撃力から理想的に保護することがで
きる。 【0021】なお、以上説明した本願発明は、上記各実
施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸
脱しない範囲において適宜設定変更可能であって、例え
ば、エアバッグユニット2をステアリングホイールに対
して相対回転可能に設ける構造は上記実施例に限定され
ないことは無論である。 【0022】また、エアバッグユニット2がステアリン
グホイール1に対して極端にブラブラするようであれ
ば、適宜ブレーキを設ければ良い。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば車
種を選ばず、例えばドライバーズシート位置が高い位置
に設定される車種であっても、エアバッグの動作時にお
いてエアバッグ膨張の方向がドライバーの首付近に指向
するようにして、衝突時にドライバーを衝撃力から理想
的に保護することができ、ステアリングホイールの回転
動作に対する力の影響を最小にでき、かつステアリング
ホイール自体のステアリング軸に対する取り付け構造の
大幅な変更を不要にすることで、汎用性に優れた車両の
エアバッグ構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例の構成を示した概略構成側面図である。 【図2】実施例の要部断面図である。 【図3】実施例の立体分解図である。 【図4】図2の要部拡大図である。 【図5】ステアリングの正面図である。 【符号の説明】 1 ステアリングホイール、 2 エアバッグユニット、 6 ステアリング基部、 6a ロック面、 7 球面部材、 8 ボール、 9 ボールホルダー、 11 エアバッグ取付台、 12 インフレータ、 13 バッグ、 14 コイルバネ、 16 軸体、 18 スライダー、 18a ロック面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 尚宗 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−170107(JP,A) 実開 平3−71972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32 B62D 1/00 - 1/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ステアリングホイールに設けられる車両
    のエアバッグ構造であって、エアバッグ取付台をステアリング基部に対して回動自在
    とすることにより、 ステアリング軸に直接固定される前
    記ステアリングホイールに対して相対回転可能にエアバ
    ッグを前記ステアリングホイールに設け、前記エアバッ
    グの重心位置を前記ステアリングホイールの回転中心軸
    より下方位置に設定するとともに、前記エアバッグの非作動 時は、前記エアバッグ取付台と
    前記ステアリング基部とを非係止状態に保って、前記エ
    アバッグの前記ステアリングホイールに対する相対回転
    を許容する一方、 前記エアバッグの作動時は、前記エアバッグ取付台と前
    記ステアリング基部とを係止状態にして、前記エアバッ
    グの前記ステアリングホイールに対する相対回転をロッ
    ク状態にするためのロック手段を具備することを特徴と
    する車両のエアバッグ構造。
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