JPH1095350A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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JPH1095350A
JPH1095350A JP25174796A JP25174796A JPH1095350A JP H1095350 A JPH1095350 A JP H1095350A JP 25174796 A JP25174796 A JP 25174796A JP 25174796 A JP25174796 A JP 25174796A JP H1095350 A JPH1095350 A JP H1095350A
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JP
Japan
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steering wheel
steering
occupant
bag
airbag
Prior art date
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Pending
Application number
JP25174796A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Koide
輝彦 小出
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
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Publication of JPH1095350A publication Critical patent/JPH1095350A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステアリングホイールの傾倒角度が大きく乗員
の腹部に接近して位置している車両であっても、乗員を
確実に保護できるステアリング装置を得る。 【解決手段】ステアリング装置10では、ステアリング
ホイール12は回転中心TC周りに回転可能である。ス
テアリングコラムカバー34の下面側にはエアバッグ3
6が設けられている。エアバッグ36の袋体40(また
はカバー38)は、膨張展開時にステアリングホイール
12に係合して上方へ回転させることができる。これに
より、車両急減速時には、エアバッグ36によってステ
アリングホイール12が自動的かつ強制的に上方へ回転
移動され、ステアリングホイール12と乗員腹部との間
の隙間が実質的に拡大する。したがって、袋体40は確
実にこの間へ侵入して介在し、効果的に乗員の運動エネ
ルギーを吸収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
ステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラックやキャブオーバー車等のワンボ
ックスカー(エンジンスペース,居住スペース,および
トランクスペースが一体となっているもの)等の車両の
ステアリングホイールに、乗員保護用としてのエアバッ
グを装備する傾向にある。
【0003】ところで、このような車両は乗用車に比べ
てステアリングシャフトの水平面からの角度が比較的大
きく、ステアリングホイールの軸心が上方へ向ってお
り、ステアリングホイールの特に下部が乗員の腹部に接
近して位置している。このため、エアバッグを装備する
場合には、ステアリングホイールと乗員の腹部との間の
狭い隙間に確実に介在させることができるように、部品
の配置位置を綿密に検討したり具品の寸法精度を高くす
る必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ステアリングホイールの傾倒角度が比較的大きく
ステアリングホイールが乗員の腹部に接近して位置して
いる車両であっても、乗員を確実に保護できるステアリ
ング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のス
テアリング装置は、傾倒角度を通常使用状態に対し上方
へ向けて変更可能なステアリングホイールと、ステアリ
ングコラムの下面側に配置され、車両急減速時に袋体が
膨張展開して前記ステアリングホイールと乗員との間に
介在すると共に袋体の膨張展開力によって前記ステアリ
ングホイールの傾倒角度を上方へ向けて変更するエアバ
ッグと、を備えている。
【0006】請求項1記載のステアリング装置では、車
両急減速時にエアバッグの袋体が膨張展開してステアリ
ングホイールと乗員との間に介在し、乗員の運動エネル
ギーが吸収される。
【0007】この場合、エアバッグの袋体が膨張展開す
る際には、このエアバッグの袋体の膨張展開力によって
ステアリングホイールが上方へ向けて押圧されてその傾
倒角度が変更される。これにより、ステアリングホイー
ルと乗員の腹部との間の隙間が実質的に拡大する。した
がって、膨張展開するエアバッグの袋体はステアリング
ホイールと乗員との間に確実に侵入して介在し、効果的
に乗員の運動エネルギーを吸収することができる。
【0008】このように、請求項1記載のステアリング
装置は、ステアリングホイールの傾倒角度が比較的大き
くステアリングホイールが乗員の腹部に接近して位置し
ている車両であっても、乗員を確実に保護することがで
きる。
【0009】請求項2に係る発明のステアリング装置
は、請求項1記載のステアリング装置において、前記ス
テアリングホイールをロック状態及びロック解除状態と
するロックレバーを有し、前記袋体の膨張展開時には前
記袋体が前記ロックレバーに係合してロック解除状態と
する、ことを特徴としている。
【0010】請求項2記載のステアリング装置では、エ
アバッグの袋体が膨張展開する際には、このエアバッグ
の袋体によってロックレバーがロック解除状態とされ、
さらに、袋体の膨張展開力によってステアリングホイー
ルが上方へ向けて押圧されてその傾倒角度が変更され
る。これにより、ステアリングホイールと乗員の腹部と
の間の隙間が実質的に拡大する。したがって、膨張展開
するエアバッグの袋体はステアリングホイールと乗員と
の間に確実に侵入して介在し、効果的に乗員の運動エネ
ルギーを吸収することができる。
【0011】このように、請求項2記載のステアリング
装置は、エアバッグ作動時には自動的にロックレバーを
操作してロック解除状態とすることができ、特別なセン
サ等が不要で機構が簡単となる。
【0012】請求項3に係る発明のステアリング装置
は、請求項1または請求項2記載のステアリング装置に
おいて、前記ステアリングホイールを上方へ向けて常に
付勢する付勢部材を備えたことを特徴としている。
【0013】請求項3記載のステアリング装置では、エ
アバッグ作動時すなわちステアリングホイールが上方へ
向けて押圧されてその傾倒角度が変更される際には、付
勢部材の付勢力によってステアリングホイールは速やか
に上方へ回転される。したがって、ステアリングホイー
ルと乗員の腹部との間の隙間を、短時間かつ速やかに拡
大してエアバッグの袋体を確実に侵入させることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には本発明の実施の形態に係
るステアリング装置10の全体構成が一部破断した側面
図にて示されている。
【0015】ステアリング装置10では、ステアリング
ホイール12が取り付けられるステアリングシャフト1
4は、コラムアッパーチューブ16の軸線回りに回転可
能に支持されている。コラムアッパーチューブ16には
チルト機構が設けられている。チルト機構では、ステア
リングコラムチューブ18のステアリングホイール12
側にステアリングサポート20が固着されており、この
ステアリングサポート20にコラムアッパーチューブ1
6が回転中心TC回りに軸支された構成である。
【0016】ステアリングサポート20のステアリング
ホイール12側の端面には、ラチェット歯22が形成さ
れている。また、コラムアッパーチューブ16には、軸
24によってロックレバー26が支持されている。ロッ
クレバー26にはステアリングサポート20のラチェッ
ト歯22に対向するようにラチェット歯28が形成され
ており、このラチェット歯28がチェット歯22に噛み
合うことよってコラムアッパーチューブ16及びステア
リングシャフト14の回転中心TC周りのチルト回転位
置が固定される。
【0017】ロックレバー26とステアリングサポート
20との間にはレバースプリング30が設けられてお
り、ロックレバー26のラチェット歯28がラチェット
歯22に噛み合う方向へ常に付勢している。
【0018】また、コラムアッパーチューブ16とステ
アリングサポート20との間には、付勢部材としての引
張りスプリング32が設けられている。この引張りスプ
リング32は、コラムアッパーチューブ16が回転中心
TC周りに上方へ向くように(図1においてCCW方向
へ)常に付勢している。なお、この引張りスプリング3
2による付勢に拘わらず、ロックレバー26を操作しな
い限り、ロックレバー26のラチェット歯28がステア
リングサポート20のラチェット歯22に噛み合った状
態が維持されるように各部の寸法等が設定されている。
【0019】以上の構成のチルト機構(コラムアッパー
チューブ16やステアリングサポート20等)の周囲に
はステアリングコラムカバー34が配置されており、各
部を被覆している。
【0020】一方、ステアリングコラムカバー34の下
面側には、エアバッグ36が配置されている。エアバッ
グ36は、カバー38内に収納された袋体40や、この
袋体40を膨張させるためのガスを発生するインフレー
タ42等によって構成されており、ロックレバー26の
先端部の直近に位置している。このエアバッグ36は、
車両急減速時に作動し袋体40が膨張展開してステアリ
ングホイール12と乗員との間に介在する。
【0021】またここで、エアバッグ36の作動時(袋
体40の膨張展開時)には、膨張展開する袋体40(こ
れに押圧されるカバー38)がロックレバー26の先端
部に係合してロックレバー26を軸24周りに上方へ強
制的に回転させることができるように、ロックレバー2
6の長さや各部の寸法等が設定されている。
【0022】次に本実施の形態の作用を説明する。上記
構成のステアリング装置10では、車両が急減速状態に
至ると、エアバッグ36が作動し、袋体40が膨張展開
してステアリングホイール12と乗員との間に介在し、
乗員の運動エネルギーが吸収される。
【0023】この場合、エアバッグ36が作動して袋体
40が膨張展開する際には、膨張展開する袋体40(ま
たはこれに押圧されるカバー38)がロックレバー26
の先端部に係合してこれを押圧し、これによりロックレ
バー26がレバースプリング30の付勢力に抗して軸2
4周りに上方へ強制的に回転される。このため、ロック
レバー26のラチェット歯28がステアリングサポート
20のラチェット歯22から離脱して、両者の噛み合い
が解除されたチルトロック解除状態となる。さらに、こ
のエアバッグ36の作動、すなわち袋体40またはこれ
に押圧されるカバー38の膨張展開力によって、ステア
リングホイール12自体が上方へ向けて押圧される。こ
の結果、図1に二点鎖線にて示す如く、コラムアッパー
チューブ16及びステアリングシャフト14が回転中心
TC周りに上方へ回転され、その傾倒角度が変更され
る。またこの際には、引張りスプリング32の付勢力が
コラムアッパーチューブ16に作用するため、コラムア
ッパーチューブ16及びステアリングシャフト14は速
やかに上方へ回転される。
【0024】これにより、ステアリングホイール12と
乗員の腹部との間の隙間が実質的に拡大する。したがっ
て、図2に示す如く、膨張展開するエアバッグ36の袋
体40はステアリングホイール12と乗員との間に確実
に侵入して介在し、効果的に乗員の運動エネルギーを吸
収することができる。
【0025】また、ステアリング装置10では、車種や
乗員の体格あるいは着座位置等に制限されることがない
ため、車種や乗員の体格等に拘わらず適用することがで
き、適用の範囲も拡大する。
【0026】このように、本実施の形態に係るステアリ
ング装置10は、ステアリングホイール12の傾倒角度
が比較的大きくステアリングホイール12が乗員の腹部
に接近して位置している車両であっても、乗員を確実に
保護することができる。
【0027】なお、本実施の形態においては、コラムア
ッパーチューブ16とステアリングサポート20との間
に引張りスプリング32を設け、エアバッグ36の作動
時におけるコラムアッパーチューブ16及びステアリン
グシャフト14の回転を補助するように構成したが、こ
れに限らず、この引張りスプリング32を省略して構成
してもよい。この場合であっても、エアバッグ36の作
動時には袋体40またはこれに押圧されるカバー38の
膨張展開力によってステアリングホイール12自体が上
方へ向けて押圧されて回転し、ステアリングホイール1
2と乗員の腹部との間の隙間が実質的に拡大する。した
がって、膨張展開するエアバッグ36の袋体40はステ
アリングホイール12と乗員との間に確実に侵入して介
在し、効果的に乗員の運動エネルギーを吸収することが
できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るステア
リング装置は、ステアリングホイールの傾倒角度が比較
的大きくステアリングホイールが乗員の腹部に接近して
位置している車両であっても、エアバッグの袋体がステ
アリングホイールと乗員との間に確実に侵入して介在
し、効果的に乗員の運動エネルギーを吸収することがで
きるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るステアリング装置の
構成を示す一部破断した側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るステアリング装置の
エアバッグ作動状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 ステアリング装置 12 ステアリングホイール 14 ステアリングシャフト 16 コラムアッパーチューブ 18 ステアリングコラムチューブ 20 ステアリングサポート 22 ラチェット歯 26 ロックレバー 28 ラチェット歯 32 引張りスプリング(付勢部材) 34 ステアリングコラムカバー 36 エアバッグ 38 カバー 40 袋体 42 インフレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾倒角度を通常使用状態に対し上方へ向
    けて変更可能なステアリングホイールと、 ステアリングコラムの下面側に配置され、車両急減速時
    に袋体が膨張展開して前記ステアリングホイールと乗員
    との間に介在すると共に袋体の膨張展開力によって前記
    ステアリングホイールの傾倒角度を上方へ向けて変更す
    るエアバッグと、 を備えたステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記ステアリングホイールをロック状態
    及びロック解除状態とするロックレバーを有し、 前記袋体の膨張展開時には前記袋体が前記ロックレバー
    に係合してロック解除状態とする、 ことを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記ステアリングホイールを上方へ向け
    て常に付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のステアリング装置。
JP25174796A 1996-09-24 1996-09-24 ステアリング装置 Pending JPH1095350A (ja)

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JP25174796A JPH1095350A (ja) 1996-09-24 1996-09-24 ステアリング装置

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JP25174796A JPH1095350A (ja) 1996-09-24 1996-09-24 ステアリング装置

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JPH1095350A true JPH1095350A (ja) 1998-04-14

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ID=17227332

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JP (1) JPH1095350A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126735A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Toyota Motor Corp コラム付けニーエアバッグ装置
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