JP4967348B2 - エアバック装置 - Google Patents

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本発明は、ステアリングホイールに取り付けられるエアバック装置に関する。
従来、ステアリングホイール内に固定され、ステアリングホイールと共に回動するエアバック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ステアリングホイールに配置され、かつステアリングホイールが回転してもパッドが静止状態にされるエアバック装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。さらに、ステアリングホイールの回転に抗して、常時静止状態を保つパッド部と、このパッド部の内部に収納されたエアバックと、気体発生器と、を備えたステアリング装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−112197号公報 実開平5−16516号公報 特公平6−67712号公報
しかしながら、上記特許文献1に示すエアバック装置においては、ステアリングホイールの回転に伴って、エアバックも回転する。この為、エアバックが展開したときの状態が、設計時の意図した状態と相違する為、乗員を適切に保護できない虞がある。なお、上記特許文献2及び上記特許文献3に示す装置において、エアバックを含むエアバックアッシーと共に、パッドも静止状態に維持される。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、乗員を適切に保護することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
ステアリングホイールに取り付けられ、ガスを発生させるインフレータと、
該インフレータから発生した前記ガスが導入され、展開するエアバックと、
該エアバックを固定するプレートと、を備えるエアバック装置であって、
前記エアバック及び前記プレートは、前記インフレータに対して、相対回転が可能なように取り付けられ
前記インフレータから前記エアバックへ前記ガスを導入するガス流路には、ガイドが挿入され
前記ガイドは、前記エアバックの展開時において、前記インフレータと前記プレートとの間に嵌挿され、前記ガスは前記ガイドを介して、前記エアバック内へ導入されることを特徴とするエアバック装置である。
この一態様によれば、前記エアバック及び前記プレートは、前記インフレータに対して、相対回転が可能なように取り付けられている。これにより、エアバックを最適な状態で展開させ、乗員を適切に保護することができる。
この一態様において、前記インフレータから前記エアバックへ前記ガスを導入するガス流路には、ガイドが挿入され前記ガイドは、前記エアバックの展開時において、前記インフレータと前記プレートとの間に嵌挿され、前記ガスは前記ガイドを介して、前記エアバック内へ導入されることにより、ガス流路におけるガス漏れを防止することができる。
この一態様において、前記ガイドにおいて、前記プレート側の外径は、前記インフレータ側の外径より小さく形成されているのが好ましい。
この一態様において、前記ガイドは、例えば、略円錐形に形成されていてもよい。インフレータとプレートとの位置がずれた場合でも、このずれを補正することができ、ガス漏れをより確実に防止することができる。
また、この一態様において、前記インフレータと前記プレートとは、回転中心において固定部材を介して、相対回転が可能なように取り付けられているのが好ましい。これにより、ステアリングホイールの回転にかかわらず、エアバックの展開形状を一定に維持することができる。
この一態様において、前記ガス流路は、前記固定部材に形成されていてもよい。回転中心となる固定部材は、インフレータとプレートとの間の位置ずれに影響されない為、ガス流路をより確実に確保することができる。
この一態様において、少なくとも前記プレートと前記エアバックを備えたアッシーの車両下方側に、ウエイトが取り付けられていてもよい。これにより、ステアリングホイールの回転にかかわらず、アッシーを一定の位置に維持することができる。
本発明によれば、乗員を適切に保護することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、車両用のエアバック装置の基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るエアバック装置が取り付けられるステアリングホイールの一例を示す図である。また、図1(a)は、ステアリングホイールが真直ぐの状態(中立位置)を示す図であり、図1(b)は、ステアリングホイールが反時計方向に回転された状態を示す図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るエアバック装置を示す図であり、図1(a)に示すステアリングホイールを直線A−A′で切断した際の断面図である。なお、以下、説明において、上下方向は車両上下方向を指す。
ステアリングホイール20は、略環状のリム部20aと、その略中心部に位置するボス部20bと、リム部20aとボス部20bを連結する複数(例えば、4つ)のスポーク部20cと、から構成されている。
ステアリングホイール20のボス部20bには、ステアリングシャフト21の上端部が、ナット等によって締結されている。したがって、ステアリングホイール20は、例えば、ステアリングシャフト21を回転中心に、回転する。
本実施形態に係るエアバック装置1は、ステアリングホイール20のボス部20bの略中心部に内蔵されている。ボス部20bにおいて、エアバック装置1は、樹脂等からなり、曲面形状のパッドカバー2によって、所定距離だけ離間した状態で覆われている(図2)。
パッドカバー2には、インフレータ3を固定する為のインフレータブラケット4が、複数組のボルト4a及びナット4bにより、締結されている。インフレータブラケット4の略中央部には、開口部が形成され、この開口部にインフレータ3が嵌合している。
インフレータ3の外周には、フランジ部3aが延設され、このフランジ部3aとインフレータブラケット4が複数組のボルト4c及びナット4dにより締結されている。これにより、インフレータ3はインフレータブラケット4に嵌合した状態で固定されている。
インフレータブラケット4には、パッド取付ブラケット5が、複数組のボルト5a、スプリング5b、及びナット5cにより締結されている。パッド取付ブラケット5には、ステアリングシャフト21の上端部が、ナット等により締結されている。したがって、ステアリングホイール20、インフレータブラケット4、インフレータ3、及びパッド取付ブラケット5は、一体となって、ステアリングシャフト21と共に回転する。
インフレータ3は、略直方体状に形成されたインフレータハウジング3bと、このインフレータハウジング3bの内部に収納され、車両の衝撃を検出する周知のエアバックセンサ(図示しない)と、を有している。
なお、エアバックセンサは、インフレータハウジング3bの外部に配設されていてもよい。また、インフレータハウジング3b内には、エアバックセンサにより検出された衝撃に基づいて燃焼するガス発生剤3cが収納されている。
例えば、エアバックセンサにより検出された衝撃に基づいて雷管により着火剤が着火され、ガス発生剤3cが燃焼を開始する。ガス発生剤3cは燃焼すると、大量のガスを発生させる。車両衝突時において、このガスが後述のエアバック8内に導入され、エアバック8が展開(膨張)することで、乗員がステアリングホイール20、インストルメントパネル等に衝突する、いわゆる二次衝突を防止することができる。
インフレータハウジング3bの運転者側の端面には、ガス発生剤3cにより発生したガスがインフレータハウジング3bから流出する為の、略円形状に開口する穴部3dが複数形成されている。インフレータハウジング3bの穴部3dは、後述の回転ピン6を中心とした円周に沿って、所定間隔で複数形成されている。
インフレータハウジング3bの運転者側の端面には、回転ピン6によりバック取付プレート7が、インフレータハウジング3bに対して、回転可能に取り付けられている。なお、バック取付プレート7がインフレータハウジング3bに対して回転可能に取り付けられていれば、種々の方法により取り付けられていてもよい。また、バック取付プレート7は、鉄、アルミニュウム合金等からなり、略矩形状に形成されている。
バック取付プレート7には、当該プレート7を貫通する貫通孔7aが回転ピン6を中心とした円周に沿って、所定間隔で複数形成されている。また、バック取付プレート7の貫通孔7aと、インフレータハウジング3bの穴部3dと、が連通するように、これら貫通孔7aと穴部3dとは、同一円周上に夫々形成され、さらに、所定間隔、大きさ、形状等が最適なように夫々調整されている。
バック取付プレート7の運転者側の端面には、エアバック8の開口縁部が気密状に固着されている。バック取付プレート7の各貫通孔7aは、エアバック8内部に連通している。エアバック8は、折畳まれた状態でバックカバー9内に収納されている。
エアバック8内にガスが導入されると、折畳まれた状態のエアバック8が展開する。なお、エアバック8が、通常時、バックカバー9内に収納されることで、エアバック8とパッドカバー9との接触を確実に防止される。
バック取付プレート7、エアバック8の開口縁部、及びバックカバー9は、ボルト9a、バックリテナー9b、及びナット9cにより連結されている。このように、バック取付プレート7、エアバック8、及びバックカバー9は一体になり、エアバックアッシー10を構成する。
また、上述の如く、エアバックアッシー10のバック取付プレート7は、インフレータ3に対して回転可能に取り付けられている。したがって、エアバックアッシー10は、回転ピン6を中心にして、インフレータ3及びステアリングホイール20に対して、相対的に回転する。
さらに、エアバックアッシー10のバック取付プレート7が、インフレータ3に対して相対的に回転した場合でも、バック取付プレート7の貫通孔7aとインフレータハウジング3bの穴部3dとが連通するように、上述の如く、貫通孔7a及び穴部3dの所定間隔、大きさ、形状等が最適なように調整されている。したがって、バック取付プレート7がインフレータ3に対して相対的に回転し、いずれの位置にある場合でも、インフレータハウジング3bの穴部3dとバック取付プレート7の貫通孔7aとが連通したガス流路11が形成される。インフレータ3内部で発生したガスは、このガス流路11を介して、エアバック8内部に導入される。
なお、図2において、インフレータハウジング3bの運転者側の端面とバック取付プレート7との隙間は、説明の都合上、通常より大きく示されているが、実際は、微小の隙間となっている。
すなわち、バック取付プレート7がインフレータ3に対して相対的に回転したときに、これら3、7の間には、ほとんど摩擦力が生じないような、微小距離が確保されている。したがって、ガス流路11内を流れるガスは、この隙間からほとんど漏れることがない。
バック取付プレート7の下方側には、鉛等からなるウエイト12が取り付けられている(図3(a)及び(b))。この為、バック取付プレート7の下方側は、当該プレート7の他部分と比較して相対的に重くなる。したがって、バック取付プレート7を含むエアバックアッシー10は、ウエイト12に対する重力Gの作用により、バック取付プレート7の下方側が常時、鉛直下方向に向くような力を受ける。
さらに、上述の如く、エアバックアッシー10は、回転ピン6を中心にして、ステアリングホイール20に対して、相対的に回転する。したがって、ステアリングホイール20が中立位置にあるときは、エアバックアッシー10の下方側が、鉛直下方向を向いた状態となる(図1(a))。
一方、ステアリングホイール20が時計方向又は反時計方向に回転された場合でも、上述した鉛直下方向に向く力の作用により、エアバックアッシー10の下方側が、鉛直下方向を向いた状態で維持される(図1(b))。
なお、バック取付プレート7に取り付けられるウエイト12の質量は、例えば、バック取付プレート7とインフレータハウジング3bとの間に生じる摩擦力に基づいて、適切に設定される。具体的には、ステアリングホイール20が回転されたときに、エアバックアッシー10が常時、鉛直下方向に向くような、最適な質量が、実験値又は設計計算値に基づいて設定される。
ところで、エアバック8としては、当該エアバック8が膨張したときに、乗員の頭部を確実に保護する目的で、例えば、上方側に大きく展開するような、いわゆる非対称エアバック8が採用されることがある(図4(a))。
この非対称エアバックが採用された場合、従来、ステアリングホイールと共に、エアバックアッシーも回転し、本来上方側に大きく展開するべきエアバックが、左右方向に大きく展開することになる(図4(b))。これにより、乗員を適切に保護することができない虞がある。
そこで、本実施例に係るエアバック装置1において、ステアリングホイール20が回転されたときでも、エアバックアッシー10が常時、鉛直下方向に向くように構成されている。これにより、非対称エアバック8が採用され、ステアリングホイール20が回転された場合でも、エアバックアッシー10が常時、鉛直下方向に向くように構成されている為、エアバック8を設計通りに(例えば、上方側を大きく)、最適な方向へ展開させることが可能となる。
次に、本実施形態に係るエアバック装置1の作用について説明する。
例えば、車両衝突時において、エアバックセンサにより衝撃が検出されると、インフレータハウジング3b内部でガスが発生する。発生したガスは、インフレータハウジング3bの穴部3dから流出し、バック取付プレート7の貫通孔7aを通り、エアバック8内部に流入する。エアバック8内部にガスが流入すると、エアバック8は展開して、乗員を保護する。
なお、ステアリングホイール20が回転した場合でも、バック取付プレート7に取り付けられるウエイト12の重力Gの作用により、エアバックアッシー10は、常時、鉛直下方向に向く為(図1(b))、エアバック8は、設計通りの方向に、最適な状態で展開する。
以上、本実施の形態に係るエアバック装置1において、エアバックアッシー10は、回転ピン6を中心にして、ステアリングホイール20に対して、相対的に回転する。また、バック取付プレート7の下方側には、ウエイト12が取り付けられている。これにより、ステアリングホイール20が回転された場合でも、エアバックアッシー10が常時、鉛直下方向に向くように構成される。したがって、エアバック8を設計通りに、最適な状態で展開させることが可能となる。すなわち、乗員をエアバック8により適切に保護することができる。
(第2の実施の形態)
図5(a)は、第2の実施の形態に係るガイド13がインフレータハウジング3bの穴部3dに嵌合した状態を示す図である。なお、図5(a)、図6(a)及び(b)において、穴部3dとガイド13との間の隙間は、説明の都合上、通常よりも大きく示されているが、実際は穴部3dにガイド13が嵌合し、通常状態において、一定の位置に保持されている。また、インフレータハウジング3bの運転者側の端面とバック取付プレート17との隙間は、説明の都合上、通常より大きく示されているが、実際は、微小の隙間である。
図5(a)に示す如く、本発明の第2の実施の形態において、ガス流路31内に、当該流路31内を流動するガスを導くガイド13が設けられている。ガイド13は、例えば、樹脂等からなり、円筒状に形成されている(図5(b))。
また、ガイド13の内部には、所定値以上の圧力が掛かると(例えば、インフレータ3から流出し、ガス流路31を流れるガスの圧力が所定値以上となると)外筒部の肉厚より薄い肉厚の破れる膜13aが形成されている。
さらに、バック取付プレート17の貫通孔17aは、穴部3dと略同一の径の同径部17bと、ガイド13の外径よりも小さく形成された縮径部17cと、を有している(図5(a))。ガイド13は、通常、インフレータハウジング3bの穴部3dに嵌合しており、穴部3d及び貫通孔17aの同径部17bにおいて摺動可能である。
他の構成は図1乃至図4に示す第1の実施の形態と略同一である。図5及び図6において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
インフレータ3内部でガスが発生すると、このガスはガス流路31内に流入し、ガイド13内部の膜13aに圧力が掛かる。ガイド13の膜13aに圧力が掛かると、インフレータハウジング3bの穴部3d側からバック取付プレート17の貫通孔17a側に移動し(図6(a))、貫通孔17aの縮径部17cで止まる。
この状態で、ガイド13の膜13aに掛かる圧力が所定圧力を超えると、外筒部の肉厚より薄い肉厚の膜13aが破れ、ガスはガイド13内部及び貫通孔17aの縮径部17cを通り、エアバック8内に流入する(図6(b))。これにより、上述したインフレータハウジング3bとバック取付プレート7との僅かな隙間からガスが漏れるのを、より確実に防止することができる。
(第3の実施の形態)
図7(a)は、第3の実施の形態に係るガイド37がインフレータハウジング3bの穴部3dに嵌合した状態の一例を示す図であり、インフレータハウジング3bの穴部3dと、バック取付プレート17の貫通孔17aと、がずれた状態を示す図である。
なお、図7(a)及び(b)において、穴部3dとガイド37との間の隙間は、説明の都合上、通常よりも大きく示されているが、実際は穴部3dにガイド37が嵌合し、通常状態において、一定の位置に保持されている。また、インフレータハウジング3bの運転者側の端面とバック取付プレート17との隙間は、説明の都合上、通常より大きく示されているが、実際は、微小の隙間である。
本発明の第3の実施の形態に係るガイド37は、外筒部の肉厚より薄い肉厚で形成され、所定値以上の圧力が掛かると破れる膜部37aと、バック取付プレート17側の端部が円錐状に形成された円錐部37bと、を有している。また、円錐部37bの先端には、開口部37cがあり、ガイド37内部を通過したガスは、この開口部37cから流出する。
他の構成は図1乃至図6に示す第1及び第2の実施の形態と略同一である。図7において、図1乃至図6に示す第1及び第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
インフレータ3内部でガスが発生すると、このガスは穴部3d内に流入し、ガイド37内部の膜37aに圧力が掛かる。ガイド37の膜37aに圧力が掛かると、インフレータハウジング3bの穴部3d側からバック取付プレート17の貫通孔17a側に移動する。
このとき、インフレータハウジング3bの穴部3dとバック取付プレート17の貫通孔17aとが、ずれている場合、図7(b)に示す如く、穴部3d側から貫通孔17a側へ移動したガイド37の円錐部37bが貫通孔17aの同径部17bに当り、さらに、同径部17b内へ進入することで、穴部3dと貫通孔17aとの位置合わせが行われる。
したがって、ガスがインフレータ3からエアバック8へ導入される際、穴部3dの位置と貫通孔17aの位置とを常時一致させることができる。この為、ガス流路が確実に確保され、ガス漏れを抑制しつつ、インフレータ3のガスをエアバック8へより確実に導入することができる。
(第4の実施の形態)
図8は、第4の実施の形態に係るインフレータにバック取付プレートが取りけられた状態を示す図である。
インフレータハウジング3bの運転者側の端面には、回転ピン46によりバック取付プレート47が、インフレータハウジング3bに対して、回転可能に取り付けられている。回転ピン46の内部には、ガス流路46aが形成されている。このガス流路46aを介して、インフレータハウジング3bの内部とエアバック8内部とが連通している。
他の構成は図1乃至図7に示す第1乃至第3の実施の形態と略同一である。図8において、図1乃至図7に示す第1乃至第3の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
インフレータハウジング3b内で発生したガスは、回転ピン46内部に形成されたガス流路46aを通り、エアバック8内部に流入することで、エアバック8は展開する。これにより、回転ピン46内部においてガス流路46aが確実に確保され、ガス流路46aにおけるガス漏れをより確実に抑制することができる。また、上述した第1乃至第3の実施の形態に示すように、バック取付プレート7、17上に貫通孔7a、17aを形成する必要がないことから、バック取付プレート47に取り付けられるウエイト12の位置、大きさ等の設計上の制約を受けることが無く、設計の自由度が高い。
なお、本実施の形態の変形例として、回転ピン46のガス流路46a内に円筒状のガイドを設けてもよい。これにより、ガス流路46aにおけるガス漏れをさらに確実に抑制することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明は、車両に搭載され、ステアリングホイールに取り付けられるエアバック装置に利用できる。搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
(a)本発明の第1の実施の形態に係るエアバック装置が取り付けられるステアリングホイールの一例を示す図であり、ステアリングホイールが真直ぐの状態を示す図である。(b)本発明の第1の実施の形態に係るエアバック装置が取り付けられるステアリングホイールの一例を示す図であり、ステアリングホイールが反時計方向に回転された状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエアバック装置を示す図であり、図1(a)に示すステアリングホイールを直線A−A′で切断した際の断面図である。 (a)バック取付プレートの下方側にウエイトが取り付けられた状態を示す図である。(b)図3(a)に示すバック取付プレートの側面図である。 (a)非対称エアバックが上方側に展開したときの状態の一例を示す図である。(b)従来の、ステアリングホイールが回転し、エアバックが左右方向に展開した状態の一例を示す図である。 (a)第2の実施の形態に係るガイドがインフレータハウジングの穴部に嵌合した状態を示す図である。(b)第2の実施の形態に係るガイドの斜視図である。 (a)ガイドがインフレータハウジングの穴部側からバック取付プレートの貫通孔側へ移動する状態の一例を示す図である。(b)ガイドの膜が破れ、ガスはガイド内部及び貫通孔の縮径部を通り、エアバック内に流入する状態の一例を示す図である。 (a)第3の実施の形態に係るガイドがインフレータハウジングの穴部に嵌合した状態の一例を示す図である。(b)インフレータハウジングの穴部とバック取付プレートの貫通孔との位置合わせが行われる状態の一例を示す図である。 第4の実施の形態に係るインフレータにバック取付プレートが取りけられた状態を示す図である。
符号の説明
1 エアバック装置
3 インフレータ
3d 穴部
6 回転ピン
7 バック取付プレート
7a 貫通孔
8 エアバック
12 ウエイト
13 ガイド
20 ステアリングホイール

Claims (6)

  1. ステアリングホイールに取り付けられ、ガスを発生させるインフレータと、
    該インフレータから発生した前記ガスが導入され、展開するエアバックと、
    該エアバックを固定するプレートと、を備えるエアバック装置であって、
    前記エアバック及び前記プレートは、前記インフレータに対して、相対回転が可能なように取り付けられ
    前記インフレータから前記エアバックへ前記ガスを導入するガス流路には、ガイドが挿入され
    前記ガイドは、前記エアバックの展開時において、前記インフレータと前記プレートとの間に嵌挿され、前記ガスは前記ガイドを介して、前記エアバック内へ導入されることを特徴とするエアバック装置。
  2. 請求項1記載のエアバック装置であって、
    前記ガイドにおいて、前記プレート側の外径は、前記インフレータ側の外径より小さく形成されていることを特徴とするエアバック装置。
  3. 請求項2記載のエアバック装置であって、
    前記ガイドは、略円錐形に形成されていることを特徴とするエアバック装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のエアバック装置であって、
    前記インフレータと前記プレートとは、回転中心において固定部材を介して、相対回転が可能なように取り付けられていることを特徴とするエアバック装置。
  5. 請求項4記載のエアバック装置であって、
    前記ガス流路は、前記固定部材に形成されていることを特徴とするエアバック装置。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1項記載のエアバック装置であって、
    少なくとも前記インフレータと前記エアバックを備えたアッシーの車両下方側に、ウエイトが取り付けられていることを特徴とするエアバック装置。
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