JP3407372B2 - 直線振動フィーダにおける細片除去構造 - Google Patents

直線振動フィーダにおける細片除去構造

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JP3407372B2 JP31905393A JP31905393A JP3407372B2 JP 3407372 B2 JP3407372 B2 JP 3407372B2 JP 31905393 A JP31905393 A JP 31905393A JP 31905393 A JP31905393 A JP 31905393A JP 3407372 B2 JP3407372 B2 JP 3407372B2
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光明 井上
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神鋼電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、板状物品を直線振動フ
ィーダで移送する場合において、板状物品に伴われる細
片等を排除するための直線振動フィーダにおける細片除
去構造に関する。 【0002】 【従来の技術及びその問題点】直線振動フィーダはよく
知られているように、トラックの下方に設けた加振機に
よってトラックのほぼ水平な移送方向とは20〜25度
の角度を持つ振動を与えられ、その振動によってトラッ
ク上の物品を移送するが、この振動を効率よく移送力に
変換するために、トラックの底面は平板状とするのが一
般である。 【0003】又、この平板状底面のトラックに落下孔を
設けて、所定サイズの物品はそのまま通過させ、所定外
の小さいサイズのものは落下させる落下孔を設ける場合
には、当然のことながら落下孔の位置と物品の通過路と
を一致させる必要がある。さもないと落下すべきものが
落下孔以外の個所を通過して落下を免れることが生ずる
からである。 【0004】その為に、平板状底面のトラックを物品の
移送方向と直角の方向、すなわち巾方向に傾斜させ、移
送する物品を傾斜によって低くなった側の側壁に沿わせ
て移送し、落下孔もその側壁に接して設けることによっ
て、落下孔の位置と移送する物品の通過路とを一致させ
ることが広く行われている。 【0005】しかし、平板状底面のトラックであっても
トラックの傾斜が好ましくない場合や、平板状底面以外
の形状のトラックを採用する場合には、上記のようなト
ラックの傾斜という簡便な方法が取れず、落下孔の位置
に対して移送する物品の通過路を強制的に一致させるた
めの装置をトラックに付設するか、又は直線振動フィー
ダ以外に別に選別装置を設けることが行われ、コストの
上昇を招いていた。 【0006】 【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記の問題
に鑑みてなされ、板状物品を直線振動フィーダで移送す
る場合に、落下孔と板状物品の通過路との一致を必要と
しない簡便な細片除去構造を提供することを目的とす
る。 【0007】 【問題点を解決するための手段】上記の目的は、板状物
品を移送するための、直列に接続された直線振動フィー
ダの接続個所において、断面U字形、又はV字形のトラ
ックの底部に前記板状物品に伴われる細片等を排除すべ
き落下孔が設けられていることを特徴とする直線振動フ
ィーダにおける細片除去構造、によって達成される。 【0008】 【作用】断面をU字形、又はV字形のトラックとしてい
るので、板状物品はトラックの底部を離れた高いレベル
で移送され、板状物品の細片等はトラック内壁を滑り落
ちてトラックの底部に設けられた落下孔から確実に排除
されるほか、落下孔を設けている直線振動フィーダの接
続個所は、2台の直線振動フィーダの上流端と下流端で
あり、直線振動フィーダとしての機械的要素が存在しな
い個所であるので、落下した細片等を収容する容器を設
置し易い。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例による直線振動フィー
ダにおける細片除去構造を、図面を参照して説明する。 【0010】図3は直線振動フィーダを直列に接続した
円板状物品の移送装置の一例の全体を示す平面図であ
る。ネット・コンベヤ1に続いて直線振動フィーダ2、
3、・・・、7の6台が直列に配設され、円板状物品B
が図において左方から右方へ移送される。そして全体と
しては、直線振動フィーダ2における18列のトラック
が、3列をユニットとして1列に減列され、6列の分岐
直線振動フィーダ11、12、・・・、16へ分岐され
るようになっている。そしてこれらの全ての直線振動フ
ィーダは円板状物品を移送するトラックを断面U字形状
とされている。 【0011】直線振動フィーダの代表例として、直線振
動フィーダ4の、図3における[4]−[4]線方向の
断面を図4に、直線振動フィーダ5の、図3における
[5]−[5]線方向の断面を図5に示した。すなわ
ち、図4において直線振動フィーダ4は断面U字形のト
ラック4Uがフレーム4f上に4列並べて固定されてお
り、フレーム4fは防振ばね4sを介し支柱4pによっ
て支持されている。又、フレーム4fの一部を構成する
ウイング4w、4w’には加振のための一対の振動電動
機4v、4v’が固定されている。 【0012】図5に断面を示す直線振動フィーダ5にお
いても、巾は減少され、使用されている振動電動機5
v、5v’は小型のものとなっているが、基本的には、
上述の直線振動フィーダ4と同様に構成され、フレーム
5f上に断面U字形のトラック5Uが3列固定されてい
る。 【0013】そして、断面U字形トラックの巾は共通し
て、移送する円板状物品Bの直径と同等としているの
で、図4、図5に見られるように、円板状物品Bはその
両端をトラック4U、5Uの両側壁に支持され、底部か
ら所定距離離れた高さレベルでトラック4U、5U内を
両端部を支持されながら移送される。 【0014】本発明の実施例による直線振動フィーダに
おける細片除去構造を図1、図2に示した。図1は直線
振動フィーダ4と5とが間隙をおいて直列に接続されて
いる個所を示す。図1のAは接続個所の平面図であり、
図1のBは、Aにおける[B]−[B]線方向の断面図
である。 【0015】直線振動フィーダ4、5は、それぞれ図1
のBで示すように矢印m、nの方向に直線振動している
ので接続個所での相互の接触、干渉を避けるべく、図1
に見られるように、直線振動フィーダ4のトラック4U
の下流端と直線振動フィーダ5のトラック5Uの上流端
との間に2〜5mmの間隙52をおいて配置される。そ
して落下孔51a、51bがトラック4Uの下流端部と
トラック5Uの上流端部との底部に、間隙52をまたい
で形成される。なお、図2は図1のAにおける[2]−
[2]線方向の断面図である。 【0016】本実施例による直線振動フィーダにおける
細片除去構造は以上のように構成されるが、次にその作
用について説明する。 【0017】円板状物品Bを移送するトラック4U、5
Uを断面U字形としているので、上流から移送されてく
る円板状物品Bはトラック4U、5U内をその底部から
所定距離離れた高さレベルで移送され(図1のB、図
2)、落下孔51a、51b間隙52をそのまま通過す
る。一方、円板状物品Bに伴われ移送されてくる細片b
は落下孔52a、52bへ至るまでの間に、既にトラッ
ク4Uの内壁に沿って滑り落ちてトラック4Uの底部に
集まり、トラック4U、5Uの底部に設けられている落
下孔51a、51bに至って矢印のように下方へ落下す
る。又、間隙52の巾より小さいサイズのものは間隙5
2からも落下する。従って、トラック5Uの下流側では
細片bの分離された円板状物品Bが移送されることにな
る。 【0018】又、落下孔51a、51bを、直線振動フ
ィーダ4と5との接続個所、すなわち両フィーダにとっ
て端部であり、直線振動フィーダとしての何らかの機械
的要素が下方に存在しない個所に設けているので、落下
孔51a、51b間隙52から落下した円板状物品Bの
細片bを収容する容器を設置しやすく、又、これへの排
出用シュートび設置も容易であり、又、そのトラック4
0、50への加工が容易である点においてもコストの上
昇が抑制される。 【0019】直線振動フィーダ4において、各トラック
4Uを上述したように、その両端部を両側壁部で支持さ
れながら円板状物品Bが移送されるのであるが、これま
でに発生したその細片、例えばこれがビスケットのよう
なものであれば、非常に壊れやすいので、そのかけらが
かなり多く生じており、又、振動のモードによってはそ
の振動中にその粉や小片が落下することがあり、これら
がすべてトラック4Uの底部に集まって振動により移送
され、これらトラック4Uの下流側端部に形成した切欠
き、すなわち落下孔51aから下方に落下し、図示しな
いシュートを介して側方に配設された収容容器に排出す
ることができる。もしトラック4Uの途中の底部に落下
孔を形成しておけば、これを通過後に発生したかけらや
小片は、もしその先端部に切欠き、或いは落下孔を形成
しておかなければ、次の直線振動フィーダ後へと導入さ
れるのであるが、すべて落下孔51a、51bを通って
外方に排出される。 【0020】又上述したように、トラック4U、5Uの
中間部に落下孔を形成するには、その加工が困難であ
り、コストを上昇させるのであるが、その端部に図示し
たような切欠きを形成することは容易であり、又、本実
施例では下流側の直線振動フィーダ5のトラックの上流
側端部にも同様な切欠き51bが形成されているので、
これら切欠き51a、51bの形状を極力小さくするこ
とができ、トラック4U、5Uの機械的強度を低下させ
ることなく形成させることができる。振動機器では1分
間で3600回で、約30mmの振巾で振動する場合が
ある。この場合には特にトラックの先端部に、2次振動
が生じてクリープ破壊などを生じる恐れがあるが、本実
施例のように直線振動フィーダ4と5の各トラック4U
と5Uとの下流側及び上流側端部にまたがって、所望の
大きさの落下孔51a、51bを形成しているので、こ
のようなクリープ破壊の恐れがなく、又、下流側の直線
振動フィーダ5の上流側端部にも同様な切欠き51bを
形成しているので、トラック4Uの下流側端部に形成し
た切欠き51aを容易に落下する小片に対しては、問題
ないが、次の直線振動フィーダ5のトラック5Uに振動
により転送される時にトラック4U、5Uとの隙間には
さまって、直線振動フィーダ4と5の振動を阻害する恐
れがあるが、本実施例では下流側のトラック5Uの上流
側端部にも切欠き51bが形成されているので、これら
トラック4Uと5Uとの間の間隙にはさみ込まれるとい
うことも防止される。よって下流側の直線振動フィーダ
5の各トラック5Uには小片、かけらを取り除かれて、
完成品としての円板状物品だけが、次工程へと供給する
ことができる。 【0021】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。 【0022】例えば実施例は、代表例として直線振動フ
ィーダ4と直線振動フィーダ5との間における細片除去
構造を示したものであり、他の直線振動フィーダ間は勿
論のこと、直線振動フィーダと分岐直線振動フィーダと
の間においても同様な細片除去構造を設け得る。更に
は、複数台を直列に接続した直線振動フィーダの接続毎
に複数の細片除去構造を設けてもよい。 【0023】又、実施例では、落下孔51の形状を両端
部でほぼ半円形状の長孔としたが、これ以外の形状であ
ってもよいことは言うまでもない。 【0024】又、実施例では、上流側トラック4Uの下
流端部と下流側トラック5Uの上流端部とにまたがって
落下孔51a、51bを形成させたが、トラック4Uの
下流端部のみ、又は、トラック5Uの上流端部のみに落
下孔を形成させてもよい。 【0025】又、実施例では、上流側トラック4U、下
流側トラック5U、共に断面U字形のトラックとした
が、一方は平板状底面のトラック、他方は断面U字形の
トラックを持つ直線振動フィーダの接続であってもよ
い。この場合には、断面U字形トラックの端部には必ず
落下孔を設けるものとし、平板状底面のトラックの端部
には落下孔を設けてもよく、設けなくともよい。 【0026】更には、2台の直線振動フィーダの接続個
所に設けられる本発明の細片除去構造に組み合わせて、
直線振動フィーダのトラックの中間部に落下孔を設ける
ことは何等差し支えない。 【0027】又、実施例では、移送対象を円板状物品と
して説明したが、これ以外の形状、例えば正方形、直方
形の板状物品であってもよく、重量が小さい場合には厚
さの大きい板状物品も移送対象とされ得る。 【0028】又、実施例では、円板状物品Bの移送に断
面U字形のトラックを採用したが、断面V字形のトラッ
クであっても、本発明の細片除去構造は適用され得る。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の直線振動
フィーダにおける細片除去構造によれば、板状物品は落
下孔を設けた断面U字形トラックの底部とは離れた高さ
レベルで移送されるので、落下孔と板状物品の通過路と
の一致を必要とせずに板状物品に伴われる細片等が落下
孔から確実に排除され、かつ落下した細片等を収容する
容器やシュートなどの設置の容易な直線振動フィーダ間
に設けるので、コスト上昇を伴わずに細片等を排除し得
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例による直線振動フィーダにおけ
る細片除去構造を示し、図1のAは平面図、図1のB
は、図1のAにおける[B]−[B]線方向の断面図で
ある。 【図2】同細片除去構造のトラックの断面図であり、図
1のAにおける[2]−[2]線方向の断面を示す。 【図3】円板状物品の移送装置の一例の全体を示す平面
図である。 【図4】同移送装置に使用されている直線振動フィーダ
の一例の断面を示し、図3における[4]−[4]線方
向の断面図である。 【図5】同移送装置に使用されている直線振動フィーダ
の他例の断面を示し、図3における[5]−[5]線方
向の断面図である。 【符号の説明】 4U 直線振動フィーダ4のトラック 5U 直線振動フィーダ5のトラック 51a 落下孔 51b 落下孔 52 直線振動フィーダ間の間隙 B 円板状物品 b 円板状物品の細片

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 板状物品を移送するための、直列に接続
    された直線振動フィーダの接続個所において、断面U字
    形、又はV字形のトラックの底部に前記板状物品に伴わ
    れる細片等を排除すべき落下孔が設けられていることを
    特徴とする直線振動フィーダにおける細片除去構造。
JP31905393A 1993-11-24 1993-11-24 直線振動フィーダにおける細片除去構造 Expired - Lifetime JP3407372B2 (ja)

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