JPH06321326A - 棒状物の搬送装置 - Google Patents

棒状物の搬送装置

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JPH06321326A
JPH06321326A JP13538193A JP13538193A JPH06321326A JP H06321326 A JPH06321326 A JP H06321326A JP 13538193 A JP13538193 A JP 13538193A JP 13538193 A JP13538193 A JP 13538193A JP H06321326 A JPH06321326 A JP H06321326A
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JP
Japan
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cascade
rod
shaped object
hopper
opening
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Application number
JP13538193A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Miyashita
清美 宮下
Mitsuo Akimoto
光雄 秋本
Katsuhiko Murakami
勝彦 村上
Katsuyuki Furukawa
勝行 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06321326A publication Critical patent/JPH06321326A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上方のバケットから下方のカスケードに乾め
んを落下させる際に、乾めんの姿勢が乱れるのを防止す
る。 【構成】 バケットコンベア40の下方に、V字型の支
持面14a,14bを持つホッパ14を設け、バケット
コンベア40からホッパ14に一度乾めんMを落下させ
た後に、ホッパ14を開いて下方のプールカスケード2
0に乾めんMを落下させる。上記ホッパ14およびプー
ルカスケード20には、加振機29により振動が付与さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乾めんや乾燥したス
パゲティなどの棒状物を上から下へ落下させて搬送する
棒状物の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、棒状物の長手方向(軸方向)
を水平方向に設定して棒状物をバケットコンベアから下
方に落下させ、傾斜路をジグザグに蛇行させたカスケー
ドにより、上記落下した棒状物を受け取って、一時的に
貯留する棒状物の搬送装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、棒状物を自動
搬送するには、その姿勢が乱れないようにする必要があ
る。つまり、棒状物は、落下中に姿勢が乱れ易く、姿勢
が乱れると、自動的な搬送を妨げたり、後に、自動的に
計量する工程や包装する工程において支障が生じる。
【0004】この発明は上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その主な目的は、棒状物を落下させて搬送す
るラインにおいて、棒状物の姿勢の乱れを防止し得る棒
状物の搬送装置を提供することにある。
【0005】ところで、カスケードに多量の棒状物を貯
留するには、カスケードを上下に長くする必要があるの
で、カスケードが上下に大型化する。そのため、搬送装
置全体が大型化する。したがって、この発明の他の目的
は、高さの低いカスケードで多量の棒状物を貯留し得る
棒状物の搬送装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記主目的を
達成するために、請求項1の発明は搬送機、ホッパ、一
時貯留槽および加振機を備えている。上記搬送機は、軸
方向を水平方向に設定した棒状物を下方に落下させる。
上記ホッパは、下方に行くに従い棒状物の径方向に末窄
まりのテーパ支持面によって上記搬送機から落下した棒
状物を受け取るとともに、上記テーパ支持面の一部また
は全部を開放して棒状物を下方に落下させる。上記一時
貯留槽は、上記ホッパから落下する棒状物を、傾斜路を
ジグザグに蛇行させたカスケード部により複数回受け取
って、これを下方に排出する。上記加振機は、上記ホッ
パおよび一時貯留槽を、棒状物の軸方向に直交する水平
方向に振動させる。
【0007】請求項1の発明によれば、下方に行くに従
い棒状物の径方向に末窄まりのテーパ支持面によって、
棒状物を一旦受け取るので、落下中に乱れた棒状物の姿
勢がホッパのテーパ支持面により一旦矯正される。しか
も、ホッパには加振機により振動が付与されているか
ら、上記矯正効果が助長される。したがって、棒状物を
上方からカスケード部に直接落下させる場合に比べ、棒
状物の姿勢の乱れが少なくなる。
【0008】一方、請求項2の発明では、請求項1の構
成に加えて、上記ホッパが各々独立に開閉自在な第1お
よび第2開閉板により上記テーパ支持面をV字型に形成
している。さらに、上記一時貯留槽は、上記第1開閉板
が開放されることで落下した棒状物を受け取る第1カス
ケード部と、上記第2開閉板が開放されることで落下し
た棒状物を受け取る第2カスケード部とが並列に配設さ
れている。
【0009】請求項2の発明によれば、一時貯留槽の第
1および第2カスケード部が互いに並列に配設されてい
るので、多量の棒状物を背の低い一時貯留槽に貯えるこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。図1は乾めんの自動製造ラインの側面レイ
アウトを示し、図2は同平面レイアウトを示す。図1に
おいて、この自動製造ラインは、左から順に、乾めん切
断機1、振動トラフ2、振動コンベア3、バケットコン
ベア装置4、分配装置5、引出ベルトコンベア6、カス
取り端面揃え装置7、投入ベルトコンベア8、振動ホッ
パ9、計量機供給コンベア10、組合せ計量機11、間
欠コンベア12および包装機13を備えている。
【0011】上記乾めん切断機1は、素めんや干うどん
のような乾めん(棒状物)の製造装置の一部を構成して
おり、長い乾めんを市販されている長さの棒状物に切断
するものである。図2に示すように1台の切断機1に対
して、引出ベルトコンベア6から包装機13までは、複
数台設けられている。
【0012】図1の振動トラフ2および振動コンベア3
は、搬送方向Bに振動することにより、乾めんをバケッ
トコンベア装置4に供給する。上記乾めんの搬送方向B
は、乾めんの軸方向(長手方向)に直交する方向に設定
されている。なお、振動コンベア3は乾めんの長手方向
(紙面に直交する方向)に移動自在に設けられている。
【0013】図3に示すように、バケットコンベア装置
4は、無端状のチェーン4aに多数のバケット40が一
定ピッチで取付られている。これらのバケット40は、
上記チェーン4aが回転駆動されることにより、受取位
置P1において下から上へ移動して、振動コンベア3上
にある多数の乾めんMを掬い上げて搬送する。このバケ
ット40は、上方の投下位置P2において約180°回
転することで、乾めんMを下方のホッパ14に投下す
る。なお、乾めんMの搬送姿勢は、常時、長手方向(軸
方向)が水平方向に設定されている。
【0014】つぎに、分配装置5について説明する。分
配装置5は、図1の切断機1から組合せ計量機11まで
の搬送ラインの一部に設けられ、乾めんを各組合せ計量
機11に対して分配するもので、図3のホッパ14、プ
ールカスケード20、移動カスケード30A,30Bお
よび固定カスケード50Aなどにより構成されている。
なお、これらのホッパ14およびカスケード20,30
A,30B,50Aには、後述するように、加振機2
9,39,59により振動が付与されている。
【0015】上記ホッパ14は、各々、独立に開閉自在
な第1および第2開閉板14a,14bを備えており、
この第1および第2開閉板14a,14bにより、乾め
んMを受け取るテーパ支持面を形成している。上記第1
および第2開放板14a,14bにより構成されたテー
パ支持面は、V字型で、つまり、下方に行くに従い乾め
んMの径方向H1に末窄まりになっており、バケット4
0から乾めんMを受け取る。このホッパ14は、プール
カスケード(一時貯留槽)20の上部に、プールカスケ
ード20と一体に設けられており、ホッパ14自体もカ
スケード20と共に振動が付与されているので、バケッ
ト40から受け取った乾めんMの姿勢をホッパ14内で
矯正してから、後述するように、上記第1および第2開
閉板14a,14b(テーパ支持面)の一方を開放して
乾めんMを下方のプールカスケード20に落下させる。
【0016】図4に示すように、上記プールカスケード
20の下方には、第1および第2移動カスケード30
A,30Bおよび多数の固定カスケード50A,50
B,50Cが配設されている。これらのカスケード2
0,30A,30B,50A,50B,50Cは、共
に、傾斜路をジグザグに蛇行させた第1カスケード部2
1,31,51および第2カスケード部22,32,5
2を備えている。各第1カスケード部21,31,51
と第2カスケード部22,32,52とは並列に配設さ
れており、その下端には、それぞれ、図示しない駆動機
で開閉される第1ゲート23,33,53および第2ゲ
ート24,34,54が設けられている。
【0017】上記プールカスケード20の第1カスケー
ド部21は、図5(a)に示すように、ホッパ14の第
1開閉板14aが開放されることで投下された多数の乾
めんMを受け取る。一方、上記プールカスケード20の
第2カスケード部22は、図5(c)に示すように、ホ
ッパ14の第2開閉板14bが開放されることで落下し
た多数の乾めんMを受け取る。上記プールカスケード2
0は、ホッパ14から乾めんMが複数回供給されること
で、図5(d)のように満杯になると、図5(e)のよ
うにゲート23,24を開放して、乾めんMを下方の移
動カスケード30Aまたは30Bに排出する。
【0018】図4の一対の移動カスケード30A,30
Bは、以下に説明する移動装置によって水平方向H(乾
めんMの軸方向)に搬送される。図3に示すように、移
動装置60は、一対の移動カスケード30A(30B)
を移動フレーム61により一体的に支持している。この
移動フレーム61は車輪62および図示しないカムフロ
アを介してレール63に支持されており、移動装置60
は、図示しないモータの駆動により、上記移動カスケー
ド30A,30Bを図4の水平方向Hに移動させる。上
記移動カスケード30A,30Bは、上方のプールカス
ケード20から乾めんMを受け取った後に、所定の固定
カスケード50A〜50Cの上方まで水平方向Hに搬送
され、一対のゲート33,34を開放して、乾めんMを
下方の固定カスケード50A〜50Cに供給する。
【0019】図2の上記固定カスケード50A〜50C
のうち、2つの固定カスケード50B,50Cは、搬送
ラインを形成する固定カスケード50Aが満杯になった
り、あるいは、搬送ラインの自動供給がダウンした場合
の補助的なものである。一方、4つの固定カスケード5
0Aは自動搬送のもので、その下方には上記引出ベルト
コンベア6が設けられている。なお、これらの固定カス
ケード50A〜50Cは、切断機1の生産能力と組合せ
計量機11の処理能力を考慮して、必要な台数設ける。
【0020】搬送ラインに設けた固定カスケード50A
は、図3の第2ゲート54を開放して、第2カスケード
部52内の乾めんMを下方の引出ベルトコンベア6上に
徐々に排出し、つづいて、第1ゲート53を開いて、第
1カスケード部51内の乾めんMを下方の引出ベルトコ
ンベア6上に徐々に排出する。上記固定カスケード50
Aの下端部には、各カスケード部51,52からの排出
量を制御する第1および第2の堰55,56が設けられ
ている。上記第1および第2の堰55,56が互いに同
一レベルに設けられているのに対し、引出ベルトコンベ
ア6は、下流Bに行くに従い若干下方に傾斜しており、
したがって、第1の堰55と引出ベルトコンベア6との
間隔よりも、第2の堰56と引出ベルトコンベア6との
間隔の方が大きくなっている。
【0021】つぎに、図6の上記加振機29について説
明する。図6(a)において、加振機29は、たとえば
振動モータで構成されており、この振動モータは、図示
しないモータ軸にウエイトを偏心して取り付けたもの
で、駆動することにより、加振機29の重心の位置を変
化させることによって、常時、プールカスケード20に
振動を付与する。プールカスケード20は、フレーム7
0に4組の第1ブラケット71、板ばね73および第2
ブラケット72を介して取り付けられている。各板ばね
73は、乾めんMの長手方向(軸方向)Hに直交する水
平方向H1についてのみ、プールカスケード20が振動
し得るように設けられている。したがって、プールカス
ケード20は加振機29の駆動により、乾めんMの長手
方向に直交する水平方向H1に振動する。
【0022】図3の第1および第2移動カスケード30
A,30Bと固定カスケード50A,50B,50C
(図2)についても、上記プールカスケード20と同様
の振動機構を備えている。なお、第1および第2移動カ
スケード30A,30Bは、移動フレーム61に振動自
在に支持されており、固定カスケード50A(50B,
50C)は、図6(b)のように、支持柱75に架設し
た梁76に振動自在に支持されている。
【0023】上記図3のプールカスケード20の各カス
ケード部21,22には、各カスケード部21,22が
満杯になったことを検知する満杯センサ27,28が設
けられている。一方、移動カスケード30A(30B)
および固定カスケード50A(50B,50C)には、
各カスケード部31,32,51,52が空であること
を検出する空検出センサ37,57が設けられている。
図示しない制御装置は、後述するように、各センサ2
7,28,37,57からの信号などに基づいて、分配
装置5を制御する。
【0024】図1のカス取り端面揃え装置7は、短い乾
めんM(不良品)を下方に落下させてラインアウトさせ
るとともに、乾めんMの端面を揃えるもので、分配装置
5から組合せ計量機11までの間に設ける。
【0025】上記組合せ計量機11は、包装する乾めん
Mの重量に近い量の乾めんMを計量する第1計量ホッパ
と、少量の乾めんMを計量する第2計量ホッパをそれぞ
れ複数個有し、第1計量ホッパの乾めんMに第2計量ホ
ッパの乾めんMを加えることにより、設定重量よりも若
干重量の重い乾めんMを間欠コンベア12から排出する
(たとえば、特開昭61−134628号公報参照)。
包装機13は、所定重量に計量された乾めんMを包装す
る。
【0026】この自動製造ラインは、制御装置により制
御されて以下に説明するように、乾めんMを自動的に搬
送・計量・包装する。切断機1により所定長に切断され
た乾めんMは、振動トラフ2および振動コンベア3によ
り、図3の受取位置P1まで連続的に搬送される。バケ
ット40は、受取位置P1において乾めんMを掬い上
げ、これを投下位置P2まで搬送してホッパ14内に落
下させる。
【0027】ホッパ14は、バケット40から乾めんM
を2回受け取ると、図5(a)の二点鎖線で示すよう
に、まず第1開閉板14aを開放して、第1カスケード
部21に乾めんMを落下させる。この第1カスケード部
21への供給を所定回数繰り返すと、やがて、図5
(b)のように、第1カスケード部21が満杯になる。
満杯センサ27が第1カスケード部21の満杯を検出す
ると、図5(c)のように、ホッパ14の第2開閉板1
4bが開閉して、第2カスケード部22に乾めんMが供
給され、やがて、図5(d)のように、プールカスケー
ド20の2つのカスケード部21,22が満杯になる。
これにより、一対の満杯センサ27,28が満杯信号を
出力し、プールカスケード20のゲート23,24が図
5(e)のように開いて、プールカスケード20内の乾
めんMが第1移動カスケード30A内に流れるようにす
べり落ちて、第1移動カスケード30A内が満杯にな
る。
【0028】第1移動カスケード30Aが満杯になる
と、図3の移動装置60は、図4の第2移動カスケード
30Bをプールカスケード20の下方に移動させる。こ
の移動後、前述と同様に第2移動カスケード30B内に
乾めんMが供給される。この後、移動装置60(図3)
は、2つの移動カスケード30A,30Bのうち1つ
を、固定カスケード50Aのうちの1つの真上の位置ま
で移動させる。この移動後、図3の移動カスケード30
A(30B)は、一対のゲート33,34を同時に開放
し、真下の固定カスケード50Aに乾めんMを供給す
る。この供給後、移動装置60が、残りの移動カスケー
ド30Bを、固定カスケード50Aのうちの1つの真上
まで移動させ、同様に、下方の固定カスケード50Aに
乾めんMが供給される。その後、移動装置60は移動カ
スケード30A,30Bを図4のプールカスケード20
の真下まで搬送する。
【0029】一方、図3の固定カスケード50Aが、第
2ゲート54を開放すると、第2カスケード部52内の
乾めんMが下方に流れ出る。このとき、引出ベルトコン
ベア6の搬送面6aは搬送方向Bに移動しており、その
ため、搬送面6a上に流れ出た乾めんMが下流Bに搬送
される。固定カスケード50Aのカスケード部52内が
空になると、これを空検出センサ57が検出し、第1ゲ
ート53が開放される。この開放で、第1カスケード5
1内の乾めんMが下方に流れ出て、同時に引出ベルトコ
ンベア6により乾めんMが下流Bに搬送される。
【0030】その後、乾めんMは引出ベルトコンベア6
により図1のカス取り端面揃え装置7まで搬送され、カ
ス取り端面揃え装置7において、その端面が揃えられる
とともに、短尺の不良品が下方に落下してラインアウト
される。良品の乾めんMは、投入ベルトコンベア8、振
動ホッパ9および計量機供給コンベア10を介して組合
せ計量機11に供給された後、一束単位となって間欠コ
ンベア12から搬出され、包装機13で包装される。
【0031】上記構成において、図5(a)のバケット
40が乾めんMを投下する際には、バケット40が大き
く回転するので、投下される乾めんMが互いに離れたバ
ラバラな状態で落下することから、乾めんMの姿勢が乱
れ易い。そのため、バケット40からプールカスケード
20に直接落下させると、乾めんMが各カスケード部2
1,22内をスムースに滑り落ちなかったり、あるい
は、詰る場合がある。
【0032】これに対し、バケット40からの乾めんM
をホッパ14で一旦受け取ることにより、乾めんMの姿
勢の乱れを矯正することができる。つまり、ホッパ14
はV字型のテーパ支持面14a,14bを備えており、
乾めんMがV字型の谷線に沿って整列した姿勢となるか
ら、乾めんMの姿勢が矯正さる。しかも、ホッパ14に
は加振機29(図3)により水平方向H1に振動が付与
されているから、上記矯正作用が助長されるとともに、
さらに、ホッパ14は開閉板14a,14bを開いて乾
めんMを束になった状態で落下させるため、バケット4
0から乾めんMを投下するのと異なり、乾めんMは姿勢
が乱れることなくカスケード部21,22に落下する。
加えて、プールカスケード20にも加振機29により振
動が付与されているので、乾めんMがカスケード部2
1,22内をスムースに滑り落ちる。
【0033】また、V字型のテーパ支持面を構成する第
1および第2開閉板14a,14bに、それぞれ、第1
および第2カスケード部21,22を対応させて、両カ
スケード部21,22を並列に設けたので、背の低いプ
ールカスケード20により多量の乾めんMを貯留するこ
とができる。さらに、カスケード部21,22が並列に
設けられていることから、図5(e)のプールカスケー
ド20から移動カスケード30A(30B)への移送時
間や、図3の移動カスケード30A(30B)から固定
カスケード50Aへの移送時間も短くなる。
【0034】ところで、第1および第2の堰55,56
と引出コンベア6の表面6aとの間隔を同一に設定する
と、固定カスケード50Aの第1カスケード部51から
流れ出た乾めんMが、下流の第2の堰56に引っ掛か
り、乾めんMの姿勢が乱れる。これに対し、この実施例
では、第1の堰55と引出コンベア6の表面6aとの間
隔よりも、第2の堰56と引出コンベア6の表面6aと
の間隔を大きくしたので、固定カスケード50Aの第1
カスケード部51から流れ出た乾めんMが、第2の堰5
6に引っ掛かるのを防止でき、したがって、乾めんMの
姿勢が乱れるのを防止し得る。
【0035】ところで、上記実施例では、ホッパ14が
一対の開閉板14a,14bの一方を開いて、乾めんM
を下方に落下させたが、請求項1の発明では、プールカ
スケード20の2つのカスケード部21,22を1つに
し、かつ、ホッパ14の両方の開閉板14a,14bを
同時に開いてもよい。
【0036】また、加振機29,39,59は、リンク
機構、スプリングおよび電磁石を用いた公知の電磁フィ
ーダで構成してもよい。
【0037】また、請求項1の発明では、ホッパ14の
テーパ支持面14a,14bは、V字型である必要はな
く、たとえばV字に近いU字型であっても、この発明の
範囲に含まれる。
【0038】ところで、上記実施例では棒状物が乾めん
Mである場合について説明したが、この発明は、スパゲ
ティなどの棒状物や、他の棒状物についても適用され
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、下方に行くに従い棒状物の径方向に末窄まりの
テーパ支持面を有するホッパによって棒状物を一旦受け
取るとともに、上記ホッパを振動させているので、落下
中に乱れた棒状物の姿勢をホッパにより矯正させること
ができるから、棒状物がスムースに下方のカスケード部
を滑り落ちる。
【0040】また、請求項2の発明によれば、第1およ
び第2カスケード部が互いに並列に配設されているの
で、多量の棒状物を背の低い一時貯留槽に貯えることが
できるとともに、一時貯留槽からの棒状物の排出時間が
短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す自動製造ラインの側
面レイアウト図である。
【図2】同平面レイアウト図である。
【図3】分配装置の概略側面図である。
【図4】同概略斜視図である。
【図5】プールカスケードなどの動作を示す側面図であ
る。
【図6】カスケードの支持構造を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
14…ホッパ、14a,14b…第1および第2開閉板
(テーパ支持面)、20…プールカスケード(一時貯留
槽)、21…第1カスケード部、22…第2カスケード
部、29…加振機、40…搬送機(バケット)、H1…
棒状物の軸方向に直交する水平方向、M…乾めん(棒状
物)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65G 17/12 G 9244−3F 47/72 8010−3F (72)発明者 古川 勝行 香川県高松市松島町2丁目5番6号 株式 会社イシダ四国営業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向を水平方向に設定した棒状物を下
    方に落下させる搬送機と、 下方に行くに従い棒状物の径方向に末窄まりのテーパ支
    持面によって上記搬送機から落下した棒状物を受け取る
    とともに、上記テーパ支持面の一部または全部を開放し
    て棒状物を下方に落下させるホッパと、 このホッパから落下する棒状物を、傾斜路をジグザグに
    蛇行させたカスケード部により複数回受け取って、これ
    を下方に排出する一時貯留槽と、 上記ホッパおよび一時貯留槽を、棒状物の軸方向に直交
    する水平方向に振動させる加振機とを備えた棒状物の搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ホッパは各々独
    立に開閉自在な第1および第2開閉板により上記テーパ
    支持面をV字型に形成し、 上記一時貯留槽は、上記第1開閉板が開放されることで
    落下した棒状物を受け取る第1カスケード部と、上記第
    2開閉板が開放されることで落下した棒状物を受け取る
    第2カスケード部とが並列に配設されている棒状物の搬
    送装置。
JP13538193A 1993-05-12 1993-05-12 棒状物の搬送装置 Pending JPH06321326A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20040013582A (ko) * 2002-08-07 2004-02-14 이송환 자동 제면기
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