JP3407306B2 - キャリア搬送車および露光システム - Google Patents

キャリア搬送車および露光システム

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JP3407306B2
JP3407306B2 JP193692A JP193692A JP3407306B2 JP 3407306 B2 JP3407306 B2 JP 3407306B2 JP 193692 A JP193692 A JP 193692A JP 193692 A JP193692 A JP 193692A JP 3407306 B2 JP3407306 B2 JP 3407306B2
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哲嗣 花崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大型のプレートの複数枚
を段積み状態で収納するキャリアを自在に搬送するため
のワゴン車に関するものであり、特に液晶デバイスの製
造に使われる投影露光装置、レーザリペア装置等へガラ
スプレートを供給するための搬送車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液晶デバイス製造装置では、40cm角以
上のサイズをもつガラスプレートに対して所望の加工を
施すことが行われている。投影露光装置においては、そ
のガラスプレートの表面にレジスト層が塗布され、液晶
表示パネル用のセルパターン配線パターン等を有するレ
チクル(マスク)を、投影光学系を介してレジスト層に
結像投影している。通常、露光対象となるガラスプレー
トはキャリアと呼ばれる専用の収納箱に保管される。キ
ャリアはその内壁に複数の段部を有し、この段部にガラ
スプレートの周辺が水平に載置される。またキャリア内
には同一サイズのプレートの複数枚が垂直方向に一定の
間隙をもって積み重ねられる。このため、プレートを満
載したキャリアの重量は相当なものとなる。また、この
ようなキャリアは投影露光装置のプレートローダ部のキ
ャリアステーション上に載置される。そしてキャリアス
テーション上のキャリア内から1枚のプレートを取り出
して投影露光装置またはレーザリペア装置のプレートス
テージ上へ搬送するために、多くの露光装置は自動ロー
ディング装置を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、重量のあるキャリアを人手で運搬してキャリ
アステーション上に載置しなければならず、その労力は
計り知れないものがあった。逆にその労力を考慮する
と、人手で運搬可能なキャリアの大きさ、重量、および
収納プレート枚数に制限を加えなければならなかった。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、キャリアの大きさ、重量等に制限されること
なくキャリアを運搬可動にするとともに、露光装置やレ
ーザリペア装置等のキャリアステーション部への受け渡
しを容易にした搬送車およびそのような搬送車を含む露
光システムを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点の解決のため
に請求項1記載の発明では、板状部材を収納可能なキャ
リアを載置して手動、もしくは自動で走行可能なキャリ
ア搬送車において、前記キャリアの底部の一部分を保持
する載置面を有するとともに、該載置面上に前記キャリ
アの底部を水平面内で位置決めするための位置決め部が
形成されたキャリア載置台と、該キャリア載置台を保持
して床上、もしくは所定の軌道上を走行可能な台車と、
該台車上で前記キャリア載置台を水平面内で2次元に移
動可能に保持するスライド機構と、前記キャリア載置台
を前記台車上の所定位置に係止する係止手段と、を備え
た攻勢とした。請求項2記載の発明では、請求項1記載
のキャリア搬送車において、前記位置決め部が、前記載
置面から突出した少なくとも1つの突出部を有し、該突
出部が前記キャリアの底部に設けられた穴部に係合する
ことで前記キャリアの底部を位置決めするように構成し
た。請求項3記載の発明では、請求項1記載のキャリア
搬送車において、前記スライド機構が、前記キャリア載
置台を前記水平面内で第1の方向に案内する第1のガイ
ド部材と、前記キャリア載置台と前記第1のガイド部材
とを前記第1の方向と直交する第2の方向に案内する第
2のガイド部材とを備えた構成とした。請求項4記載の
発明では、請求項1記載のキャリア搬送車において、前
記板状部材を、液晶デバイスにおけるガラスプレートと
した。請求項5記載の発明では、板状部材を収納可能な
キャリアを保持するためのキャリア保持部材と、前記キ
ャリア保持部材を保持して床上、もしくは所定の軌道上
を走行可能な走行機構と、前記キャリア保持部材を、所
定の方向に移動可能に保持するスライド機構と、前記キ
ャリア保持部材を前記走行機構上の所定の位置に係止す
る係止手段と、を備え、前記キャリア保持部材が、前記
走行機構による走行中に前記キャリアの少なくとも一部
分と接触して該キャリアを保持する保持面を有し、前記
スライド機構が、前記キャリア保持部材を前記保持面内
で第1の方向に案内する第1のガイド部材と、前記キャ
リア保持部材と前記第1のガイド部材とを前記第1の方
向と直交する第2の方向に案内する第2のガイド部材と
を備え、前記係止手段の解除の後に前記保持面を含む面
内で前記キャリア保持部材を移動させるキャリア搬送車
を提供する。請求項6記載の発明では、請求項5記載の
キャリア搬送車において、前記保持面から突出した少な
くとも1つの突出部を有し、該突出部を前記キャリアの
外壁面に設けられた穴部に係合させることで前記キャリ
アを位置決めする位置決め手段を更に備える構成とし
た。請求項7の発明では、請求項5記載のキャリア搬送
車において、前記板状部材を、液晶デバイスにおけるガ
ラスプレートとした。請求項8記載の発明では、請求項
1から請求項7までのいずれか1項に記載されたキャリ
ア搬送車と、前記板状部材を載置するためのホルダーお
よび該ホルダー上に載置された前記板状部材に所定のパ
ターンを形成する光学系とを有する露光装置と、前記キ
ャリアと前記ホルダーとの間で前記板状部材の搬送を行
うローディング装置と、を備えた露光システムを提供す
る。請求項9記載の発明では、請求項8記載の露光シス
テムにおいて、さらに、前記キャリア搬送車と前記ロー
ディング装置との相対位置を規定する相対位置決め手段
を設けた。請求項10記載の発明では、請求項8記載の
露光システムにおいて、前記ローディング装置が、前記
キャリアを上下に駆動する上下駆動手段と、前記板状部
材を保持した状態で旋回可能なローダ機構とを備えた構
成とした。請求項11記載の発明では、板状部材に所定
の加工を行う処理装置に該板状部材を供給する板状部材
供給方法であって、請求項1から請求項8までのいずれ
か1項に記載されたキャリア搬送車を用いて前記板状部
材を前記処理装置まで搬送する板状部材供給方法を提供
する。請求項12記載の発明では、板状部材を所定の位
置に載置止、マスク上に形成されたパターンを該板状部
材に露光する露光方法であって、請求項11記載の板状
部材供給方法によって前記板状部材を供給する露光方法
を提供する。
【0006】
【作用】各請求項に記載された発明においては、キャリ
アの大きさ、重量に制限されることなく容易に運搬可能
となる。また、キャリアを保持する部材がが台車または
走行機構上で可動できるように構成されているため、台
車または走行機構上からキャリアを受け取る際に安定な
受け渡し動作を行うことができる。さらに、キャリアを
台車または走行機構に載置した状態で走行させる際に
は、キャリアが不用意に移動することがないように、キ
ャリアを保持する部材にキャリアを台車または走行機構
に係止するための手段を設けたので、台車または走行機
構の移動時の振動等によるキャリアの位置ずれ等が防止
される。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例によるワゴン(搬送
車)11をステッパー方式の投影露光装置のためのプレ
ート供給に適用した場合の斜視図である。図1におい
て、水銀放電灯等の光源2からの照明光は楕円鏡1で集
光された後、不図示の照明光学系を介してレチクルRを
均一な照度分布で照射する。レチクルRに形成されたパ
ターンの透過光は投影レンズPLに入射し、その結像面
にパターン像として集光される。プレートPは投影レン
ズPLの結像面と一致するようにホルダー3上に載置さ
れる。ホルダー3は、ベース5上をX方向とY方向とに
移動可能なXYステージ4上に取り付けられる。XYス
テージ4はステップアンドリピート方式で移動する様に
作られているので、その移動ストロークもほぼプレート
のサイズ程度になる。
【0008】さらにホルダー3上のプレートPを交換す
るために、露光装置の正面側にはプレートローダ7が設
けられている。ローダ7は、キャリア8内のプレートP
とホルダー3上のプレートPとを交換するために、直進
移動と旋回とが可能なアーム6を備えている。またアー
ム6は必要に応じて上下方向にも可動に設けられる。そ
してアーム6が図1の状態から反時計方向に90°だけ
旋回した位置に、キャリア8が配置される。図1ではキ
ャリア8の下方にワゴン11が待機した状態を示し、キ
ャリア8の底部は上下動機構10によって上下動するエ
レベータ部9の上に載置されている。上下動機構10は
ベース5、(及びプレートローダ部7)に対して水平面
内で予め定められた位置関係に配置される。またキャリ
ア8には、図1では示していないが、オペレータが運搬
し易いような取手が設けられている。図1でも明らかな
ように、ワゴン11には4個のキャスターが設けられ、
クリーンルーム内の床上を自在に移動させることができ
る。また図1の露光装置本体、プレートローダ部、上下
動駆動部10、エレベータ部9、及びキャリア8は、通
常はクラス10程度のクリーンチャンバー内に収納され
るが、ワゴン11とキャリア8の出し入れのために、チ
ャンバー正面側に専用の扉を設け、この扉を開けた状態
でワゴン11をエレベータ部9の方向へ進入させ、キャ
リア8をエレベータ部9へ受け渡した後は、ワゴン11
のみをチャンバー外へ退出させて扉を閉じるようにす
る。
【0009】さて、図2は図1に示したワゴン11の状
態を上方から見た図であり、図3は図2中のAA矢視断
面図である。また図4はキャリア8の底板8の平面図で
ある。図2、図3において、ワゴン車11の後部にはオ
ペレータが運搬し易いような取手11Aが設けられ、ワ
ゴン車11の底部には床面上を転動するキャスター11
Bが設けられる。ワゴン車11の先端から中央付近まで
は、上下動用のエレベータ部9が進入し得るように切り
取られている。図3はエレベータ部9が最下方に位置し
た状態である。図2中の斜線部分はキャリア8が載置さ
れる領域を表わし、エレベータ部9が図3のように下方
にあるとき、キャリア8の底板8Aは、キャリア載置板
22上に保持される。この載置板22はエレベータ部9
の上昇によって干渉しないようにコの字状に作られ、キ
ャリア8の底板8Aの周辺部を保持する。またキャリア
8を載置板22上で位置決めするために、底板8Aには
図4のように2つの位置決め穴8B1 、8B2 がX方向
に離れて形成されている。この穴のうち穴8B2 はX方
向に延びた長穴となっている。そして2つの穴8B 1
8B2 は図2、図3に示すように載置板22上に突出し
た位置決めピン21C、21Dに係合する。また底板8
Aの2つの穴8B1 、8B2 の内側には、エレベータ部
9の載置面上に突出した位置決めピン21A、21Bと
係合し得る位置決め穴8B3 、8B4 が形成されてい
る。これらピン21A、21B、21C、21Dは図3
にあるように、先端(上端)部がテーパになっており、
各穴との係合を容易にしてある。さらに、載置板22は
一対のリニアガイド(スライド機構)23を介して中間
板24上に取り付けられ、X方向(図3の紙面と垂直な
方向)に一定量だけ可動となっている。そして中間板2
4は一対のリニアガイド(スライド機構)25を介して
ワゴン車11上に取り付けられ、Y方向(図3の紙面内
左右方向)に一定量だけ可動となっている。尚、上記中
間板24も載置板22と同じ形状、寸法に作られてい
る。また載置板22、中間板24はそのままではワゴン
車11上で任意の方向に移動してしまうので、ワゴン車
11に対して係止するためのロックピン26が設けられ
る。ロックピン26はオペレータが操作しやすいよう
に、手押し用の取手11Aとキャリア8との間に配置さ
れ、載置板22、中間板24の夫々に形成されたピン穴
を貫通してワゴン車11のピン穴まで達するように作ら
れている。このロックピン26によって載置板22はX
方向の移動ストローク(例えば数mm〜10mm程度)のほ
ぼ中間にロックされ、中間板24はY方向の移動ストロ
ーク(例えば数mm〜10mm程度)のほぼ中間にロックさ
れる。
【0010】ところでワゴン車11をエレベータ部9に
対してX−Y平面内で位置決めするために、ワゴン車1
1の先端部下方でX方向に離れた2ケ所に位置決めロー
ラ27A、27Bが突出して軸支される。これらローラ
27A、27BはX−Y平面と垂直な回転軸を有し、X
−Y平面内で回転可能に設けられる。一方、ローラ27
Aと対向する上下動駆動部10の構造体部分には、V型
駒28が設けられ、ローラ27Bと対向する構造体部分
には平型駒29が設けられる。V型駒28はローラ27
AをX方向とY方向の両方向に関して位置規定し、平型
駒29はY方向に関してローラ27Bを位置規定する。
従ってローラ27A、27Bが対応する駒28、29に
当接するようにワゴン車11を位置決めすると、ワゴン
車11は自ずと図2のようにエレベータ部9に対して位
置合わせされる。またその状態で、載置板22、中間板
24が移動ストローク内で移動しても、エレベータ部9
と接触、もしくは当接しないようになっている。さらに
図2のようにローラ27A、27Bによって位置決めが
達成された状態のとき、エレベータ部9に植設されたピ
ン21A、21Bはキャリア8の底板8Aの穴8B3
8B4 と正確に上下方向で対向することになる。
【0011】以上のような構成において、図1の露光装
置にプレートキャリア8をセットするには、ワゴン車1
1上の載置板22、中間板24をロックピン26で係止
した状態で、キャリア8をピン21C、21Dと係合す
るように載置板22上に載置する。オペレータはその状
態でワゴン車11を露光装置のところまで押していき、
チャンバーの正面側の扉を開き、チャンバー内にワゴン
車11を進入させる。このとき位置決めローラ27A、
27Bが対応する駒28、29に確実に当接するように
取手11AをY方向に押圧する。もちろん、このときエ
レベータ部9は図3のように下方の退避位置にセットさ
れている。
【0012】次にロックピン26を引きぬいて載置板2
2、中間板24を運動可能にする。その後、チャンバー
の扉近傍に設けられたスイッチを押すと、上下動駆動部
10はエレベータ部9を上昇させ、キャリア8は載置板
22からエレベータ部9へ受け渡される。そしてエレベ
ータ部9が所定の高さ位置で停止すると、オペレータは
ワゴン車11をチャンバーの扉から引き出し、チャンバ
ーの扉を閉じてスタートスイッチを押す。これにより、
搬送アーム6はキャリア8内のプレートPの搬送及び露
光装置の動作が開始する。尚、エレベータ部9がキャリ
ア受け取りのために上昇した位置では、キャリア8内の
最下段のプレートがアーム6によって取り出せるように
なっており、エレベータ部9は露光処理の枚数によって
一段ずつキャリア8を下方へ移動させていく。
【0013】さて、キャリア8内の全プレートに対する
露光が終了したら、エレベータ部9はキャリア8を最も
上方へ移動させる。その段階でチャンバー外壁に設けら
れたアラーム(パトライト等)が起動され、その露光装
置がキャリア交換を要求していることを表示する。この
アラームを知ったオペレータは、ロックピン26で載置
板22を規制した空のワゴン車11を押して行き、チャ
ンバーの扉を開いた後、ワゴン車11を位置決め位置ま
で押す。ローラ27A、27B、駒28、29によって
ワゴン車11の位置出しができたら、オペレータはロッ
クピン26を引きぬくとともに、エレベータ部9を降下
させるようにスイッチを押す。これによってエレベータ
部9上のキャリア8は載置板22上に受け渡され、エレ
ベータ部9は下方の退避位置まで移動して停止する。そ
の後オペレータはロックピン26によって載置板22を
係止し、ワゴン車11をチャンバー内から引き出す。
【0014】以上、本実施例では、ワゴン車11の載置
板22とエレベータ部9との間でキャリアを受け渡すと
き、載置板22は2次元に可動となっているため、各ピ
ン21A〜21Dと底板8Aの穴8B1 〜8B4 との係
合の際に不要な力が加わらないようになる。すなわち受
け渡しの際にピン21A〜21Dと対応する穴8B1
8B4 とがわずかにずれて対向していたとしても、載置
板22が自在にXY方向に微動するため、ピン21A〜
21Dと穴8B1 〜8B4 とは確実に係合することにな
る。
【0015】以上本実施例では、ワゴン車11をオペレ
ータが手押しするものとしたが、軌道(ガイドレール、
あるいは磁気誘導路)上を無人で自走する構成にしても
よい。またワゴン車11上でのキャリア8の不要な移動
を防止するために、ロックピン26を設けたが、これは
そのような方式に限られるものではない。要は載置板2
2がワゴン車11上の所定位置に係止されさえすればよ
いので、機械的なフック機構にしてもよいし、電磁ロッ
ク方式にしてもよい。さらに、ワゴン車11の位置決め
ローラ27A、27Bを鉄等の磁性材とし、V型駒2
8、平型駒29を電磁石等で磁化させるようにすると、
ワゴン車11のエレベータ部9との位置決め状態を持続
させることができるので操作性が向上する。またそのよ
うに磁力によってワゴン車11を保持できると、その場
所をワゴン車の収納スペースとして設定することがで
き、省スペース化がはかれる。
【0016】ところで、上記実施例の構成をベースにし
て、自動化をはかったワゴン車、及びキャリア搬送方式
が考えられる。もちろんワゴン車の自走化もその一環で
あるが、特にワゴン車のエレベータ部9に対する位置決
め完了を検出するセンサーを設け、そのセンサー出力に
応答してロックピン26を解除したり、エレベータ部9
を自動的に上下動させるようにすれば、オペレータの操
作はかなり簡単になる。またワゴン車上の載置板22、
中間板24はロックピン26によって係止されるが、そ
れぞれコイルバネ、引張りバネ等の付勢部材のみで常時
はニュートラル位置(移動ストロークの中点)に付勢さ
れるような構成であってもよい。この場合、載置板22
の不要な移動が完全に係止されるわけではないが、ロッ
クピン26の取り扱いを考えなくてよい点では簡便にな
る。
【0017】
【発明の効果】以上、請求項に記載された各発明によれ
ば、キャリアと搬送車、搬送車と搬送先の装置本体とを
容易に位置決めできる、又、キャリアの大きさ、重量に
制限されることなく容易に運搬可能になる。また、請求
項2〜7に記載された発明では、キャリアを搬送先の装
置側に受け渡すときに、キャリアが搬送車上で2次元運
動できるようになっているから、キャリア底面と載置板
との係合力又は搬送先の装置とのキャリア底面との係合
力、すなわち摩擦力を小さくすることができ、ダストの
発生や係合部の摩擦による位置決め精度の悪化を小さく
抑える効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による搬送車を投影露光装置へ
のプレートキャリア供給に使う場合の構成を示す斜視図
【図2】ワゴン車の構成を示す平面図
【図3】図2のワゴン車のAA矢視断面図
【図4】プレートキャリアの底板を示す平面図
【主要部分の符号の説明】
P プレート 8 キャリア 11 ワゴン車 22 キャリア載置板 24 中間板 23、25 リニアガイド 26 ロックピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65G 35/00 B65G 35/00 Z 47/52 101 47/52 101Z 49/06 49/06 Z (56)参考文献 特開 平3−285342(JP,A) 特開 昭63−37627(JP,A) 特開 昭63−82884(JP,A) 特開 昭63−74898(JP,A) 特開 平2−48185(JP,A) 特開 昭54−179671(JP,A) 実開 平3−64923(JP,U) 実開 平2−126736(JP,U) 実公 平3−285342(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 B65G 49/06 - 49/07 B60P 1/00 B60P 1/64 B61F 47/00 B62B 5/00 B65G 47/52 B65G 1/00 - 1/20 B66F 9/00 - 11/04 B25J 5/00 - 9/08 B25J 11/00 B25J 17/00 - 19/00 B25J 21/00 - 21/02

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材を収納可能なキャリアを載置し
    て手動、もしくは自動で走行可能なキャリア搬送車にお
    いて、 前記キャリアの底部の一部分を保持する載置面を有する
    とともに、該載置面上に前記キャリアの底部を水平面内
    で位置決めするための位置決め部が形成されたキャリア
    載置台と、 該キャリア載置台を保持して床上、もしくは所定の軌道
    上を走行可能な台車と、 該台車上で前記キャリア載置台を水平面内で2次元に移
    動可能に保持するスライド機構と、 前記キャリア載置台を前記台車上の所定位置に係止する
    係止手段と、を備えたことを特徴とするキャリア搬送
    車。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部は、前記載置面から突出
    した少なくとも1つの突出部を有し、該突出部が前記キ
    ャリアの底部に設けられた穴部に係合することで前記キ
    ャリアの底部を位置決めすることを特徴とする請求項1
    に記載されたキャリア搬送車。
  3. 【請求項3】 前記スライド機構は、前記キャリア載置
    台を前記水平面内で第1の方向に案内する第1のガイド
    部材と、前記キャリア載置台と前記第1のガイド部材と
    を前記第1の方向と直交する第2の方向に案内する第2
    のガイド部材とを備えていることを特徴とする請求項1
    に記載されたキャリア搬送車。
  4. 【請求項4】 前記板状部材は、液晶デバイスにおける
    ガラスプレートであることを特徴とする請求項1に記載
    されたキャリア搬送車。
  5. 【請求項5】 板状部材を収納可能なキャリアを保持す
    るためのキャリア保持部材と、 該キャリア保持部材を保持して床上、もしくは所定の軌
    道上を走行可能な走行機構と、 前記キャリア保持部材を、所定の方向に移動可能に保持
    するスライド機構と、 前記キャリア保持部材を前記走行機構上の所定位置に係
    止する係止手段と、を備え、 前記キャリア保持部材が、前記走行機構による走行中に
    前記キャリアの少なくとも一部と接触して該キャリアを
    保持する保持面を有し、 前記スライド機構が、前記キャリア保持部材を前記保持
    面内で第1の方向に案内する第1のガイド部材と、前記
    キャリア保持部材と前記第1のガイド部材とを前記第1
    の方向と直交する第2の方向に案内する第2のガイド部
    材とを備え、前記係止手段の解除の後に前記保持面を含
    む面内で前記キャリア保持部材を移動させること特徴と
    するキャリア搬送車。
  6. 【請求項6】 前記保持面から突出した少なくとも1つ
    の突出部を有し、該突出部を前記キャリアの外壁面に設
    けられた穴部に係合することで前記キャリアを位置決め
    する位置決め手段を備えたことを特徴とする請求項5に
    記載されたキャリア搬送車。
  7. 【請求項7】 前記板状部材は、液晶デバイスにおける
    ガラスプレートであることを特徴とする請求項5に記載
    されたキャリア搬送車。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載されたキャリア搬送車と、 前記板状部材を載置するためのホルダーと、該ホルダー
    上に載置された前記板状部材に所定のパターンを形成す
    る光学系とを有する露光装置と、 前記キャリアと前記ホルダーとの間で前記板状部材の搬
    送を行うローディング装置と、を備えたことを特徴とす
    る露光システム。
  9. 【請求項9】 前記キャリア搬送車と前記ローディング
    装置との相対位置を規定する相対位置決め手段を備えた
    ことを特徴とする請求項8に記載された露光システム。
  10. 【請求項10】 前記ローディング装置は、前記キャリ
    アを上下に駆動する上下動駆動手段と、前記板状部材を
    保持した状態で旋回可能なローダ機構とを備えているこ
    とを特徴とする請求項8に記載された露光システム。
  11. 【請求項11】 板状部材に所定の加工を行う処理装置
    に該板状部材を供給する板状部材供給方法であって、 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載された
    キャリア搬送車を用いて前記板状部材を前記処理装置ま
    で搬送することを特徴とする板状部材供給方法。
  12. 【請求項12】 板状部材を所定の位置に載置し、マス
    ク上に形成されたパターンを該板状部材に露光する露光
    方法であって、 請求項11記載の板状部材供給方法によって前記板状部
    材を供給することを特徴とする露光方法。
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