JP3406887B2 - フィルタの洗浄装置 - Google Patents

フィルタの洗浄装置

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JP3406887B2
JP3406887B2 JP2000085336A JP2000085336A JP3406887B2 JP 3406887 B2 JP3406887 B2 JP 3406887B2 JP 2000085336 A JP2000085336 A JP 2000085336A JP 2000085336 A JP2000085336 A JP 2000085336A JP 3406887 B2 JP3406887 B2 JP 3406887B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵埃などを除去す
るためのフィルタの洗浄、すすぎなどを一連に行うこと
ができる洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビル、地下街、トンネルなど
の給気口には、外気に含まれている塵埃、油、繊維ゴミ
などを除去するため、フィルタが設けられている。この
種のフィルタとしては、例えば、枠体と、多くのひだが
形成された樹脂繊維の不織布及びガラス繊維等からな
り、該枠体内に折り曲げた状態で設けられているろ過材
と、からなるものがある。これらフィルタは、一定期間
ごとに回収され、洗浄されることによって、フィルタに
付着した塵埃などが除去されて再利用される。
【0003】この種のフィルタの洗浄は、従来から洗浄
装置によって自動的に行われている。従来のフィルタの
洗浄装置は、フィルタを洗浄液に浸すことにより洗浄を
行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすすぐす
すぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動的に
搬送する搬送装置と、を備えており、自動的にフィルタ
の洗浄及びすすぎを行うことができるよう構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
らあるこの種の洗浄装置は、フィルタの洗浄及びすすぎ
のみを自動的に行っており、洗浄及びすすぎ後のフィル
タの乾燥は、自然乾燥又は別途設けた乾燥室によって行
われているのが現状であるが、自然乾燥では、乾燥のた
めに多大な時間を要するという問題がある。
【0005】また、従来の洗浄装置は、すすぎ槽内のす
すぎ液に単にフィルタを収容することによってフィルタ
に染み込んだ洗浄液のすすぎを行っていたので、フィル
タのすすぎを十分に行うことができないという問題、ま
た別途設けた乾燥室では作業が連続でないために効率が
悪いという問題がある。
【0006】さらに、従来から超音波をフィルタに当て
ることにより洗浄を行う洗浄装置があるが、フィルタに
十分な量の洗浄液が染み込んでいないため、十分な洗浄
を行うことができないという問題がある。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は、フィルタ
の洗浄及びすすぎ後、短時間でフィルタの乾燥を行うこ
とができるフィルタの洗浄装置を提供することである。
【0008】また、本発明の第2の目的は、十分なすす
ぎを行うことができるフィルタの洗浄装置を提供するこ
とである。
【0009】さらに、本発明の第3の目的は、洗浄液を
十分に染み込ませて洗浄効果を向上させることができる
フィルタの洗浄装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明は、フィルタを洗浄液に浸すことにより
洗浄を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をす
すぐすすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自
動的に搬送する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装
置において、フィルタの脱水を行う脱水装置をさらに備
え、前記搬送装置は、前記すすぎ槽によるすすぎ作業が
終了したフィルタを前記脱水装置に自動的に搬送するよ
う構成されていることを特徴とするものである。
【0011】このように本発明によれば、すすぎ作業が
終了した後に脱水作業を自動的に行うことができるの
で、すすぎ作業が終了した後に自然乾燥又は別途設けた
乾燥室で乾燥を行っていた従来の洗浄装置に比し短時間
でフィルタの乾燥を行うことができる。なお、本発明に
おいて、搬送装置が脱水装置に搬送する「すすぎ作業が
終了したフィルタ」には、すすぎ作業が終了した直後の
フィルタの他、すすぎ作業が終了した後にシャワー作業
が終了したフィルタ、さらにすすぎ作業及びシャワー作
業が終了した後に殺菌作業が終了したフィルタなどが含
まれる。
【0012】また、本発明において、前記脱水装置は、
遠心脱水装置であることが好ましく、遠心脱水装置を利
用することにより効率的にフィルタの脱水作業を行うこ
とができる。
【0013】本発明において、前記遠心脱水装置は、円
盤状に形成された回転盤と、回転盤の底面の中央部に設
けられた回転軸と、回転軸を回転させる駆動装置と、フ
ィルタを回転盤の表面に固定する固定具と、を備えてお
り、該固定具は、固定されるフィルタの中心点を中心に
回転盤の半径方向に対してフィルタの幅方向に延びる線
が−30°〜+30°の範囲で交わるようにフィルタを
固定できるように構成されていることが好ましい。
【0014】このような範囲にフィルタを固定具によっ
て回転盤に固定することによって、フィルタには、回転
盤の回転による遠心力の他、回転盤の接線方向に相対的
に吹く風をフィルタの正面部分に当てることができるの
で、効率的にフィルタの脱水作業を行うことができる。
【0015】また、前記回転盤全体を覆うカバーをさら
に備えていることが好ましく、前記カバーの円周面の内
面全周に沿って突出するように設けられている樋をさら
に備え、該樋の底面には、排出パイプが設けられてお
り、前記樋に捕集された液体が排出パイプを通って外に
排出されるよう構成されていることが好ましい。
【0016】さらに、本発明は、フィルタを洗浄液に浸
すことにより洗浄を行う洗浄槽と、フィルタに染み込ん
だ洗浄液をすすぐすすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽に
フィルタを自動的に搬送する搬送装置と、を備えたフィ
ルタの洗浄装置において、フィルタを乾燥する乾燥装置
をさらに備え、前記搬送装置は、前記すすぎ槽によるす
すぎ作業が終了したフィルタを前記乾燥装置に自動的に
搬送するよう構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0017】このように本発明によれば、すすぎ作業が
終了した後に乾燥作業を自動的に行うことができるの
で、すすぎ作業が終了した後に自然乾燥又は別途設けた
乾燥室で乾燥を行っていた従来の洗浄装置に比し短時間
でフィルタの乾燥を行うことができる。なお、搬送装置
が乾燥装置に搬送する「すすぎ作業が終了したフィル
タ」には、すすぎ作業が終了した直後のフィルタの他、
すすぎ作業が終了した後にシャワー作業が終了したフィ
ルタ、すすぎ作業及びシャワー作業が終了した後に殺菌
作業が終了したフィルタ、さらにすすぎ作業が終了した
後に脱水作業が終了したフィルタなども含まれる。
【0018】前記乾燥装置は、内部を密閉する乾燥室
と、該乾燥室内でフィルタを移動させる搬送装置と、乾
燥室内をフィルタ移動方向に対して垂直な方向に二分す
る仕切り板と、加熱室内の空気を循環させるファンと、
乾燥室内に温風を供給する温風供給装置と、を備え、前
記ファンは、前記仕切り板によって仕切られた各部屋に
設けられていることが好ましい。このように二分された
各部屋にファンを設けることにより、より小スペースで
温風を循環させることができるので、効率的にフィルタ
の乾燥を行うことができる。
【0019】また、前記加熱装置は、前記乾燥室内を加
熱する加熱器をさらに備えていることが好ましく、この
場合、加熱器は、前記仕切り板によって仕切られた各部
屋に設けられていることが好ましい。このように仕切ら
れた各部屋に加熱器を設けることにより、各部屋を循環
する温風が冷めるのを防止することができるので、より
効率良くフィルタの乾燥を行うことができる。
【0020】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明は、フィルタを洗浄液に浸すことにより洗浄を行う
洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすすぐすすぎ
槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動的に搬送
する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装置におい
て、フィルタに向けて空気を混合した状態で水を噴出す
るシャワー槽をさらに設けたことを特徴とするものであ
る。
【0021】このように本発明によれば、フィルタに向
けて空気を混合した状態で水を噴出させることにより、
水だけで噴出させた場合に比し、少ない水量でも水の噴
出速度を上げることができ、フィルタの表面に付いた
埃、洗浄液などを効率良く流し落とすことができる。
【0022】この場合、前記搬送装置は、フィルタを前
記すすぎ槽に搬送する前に、前記シャワー槽に自動的に
搬送するよう構成されていることが好ましく、また前記
搬送装置は、前記すすぎ槽によるすすぎ作業が終わった
後にフィルタを前記シャワー槽に自動的に搬送するよう
構成されていることが好ましい。このように本発明によ
れば、すすぎ槽に搬送する前にフィルタに空気を混合し
た状態で水を噴出することにより、すすぎ槽にフィルタ
を入れる前にフィルタの表面に付いて洗浄液を落とすこ
とができるので、後のすすぎ作業を効率良く行うことが
できる。また、すすぎ作業が終わった後にフィルタに空
気を混合した状態で水を噴出することにより、すすぎ作
業によって、フィルタの表面に出てきた洗浄液などを落
とすことができる。特に、この場合、上水をフィルタに
向けて噴出することにより、完全に洗浄液などの汚れを
フィルタから取り除くことができる。さらに、本発明に
おいて、前記搬送装置は、フィルタを洗浄槽又は後述す
る脱気槽に搬送する前にフィルタをシャワー槽に搬送す
るよう構成されていても良く、このように洗浄する前に
シャワー作業を行うことにより、フィルタの表面に付着
した埃塵を容易に取り除くことができ、また洗浄槽又は
脱気槽に搬送する前にフィルタに水を染み込ませること
ができるので、洗浄槽又は脱気槽内の洗浄液にフィルタ
を浸す際に、フィルタが浮いてくることは少ない。
【0023】また、本発明は、フィルタを洗浄液に浸す
ことにより洗浄を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ
洗浄液をすすぐすすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフ
ィルタを自動的に搬送する搬送装置と、を備えたフィル
タの洗浄装置において、前記すすぎ槽内には、収容され
たフィルタと対向する位置に超音波振動子が設けられて
おり、該超音波振動子は、異なる周波数の超音波を発生
させるよう構成されていることを特徴とするものであ
り、前記超音波振動子から発生する超音波の周波数を調
整する超音波調整手段をまたさらに備えていることが好
ましい。
【0024】このようにすすぎ槽において異なる周波数
の超音波を発生させることにより、超音波振動子とフィ
ルタの相対距離を調整しなくても、例えば超音波の周波
数を調整する超音波調整手段で超音波の周波数を調整す
ることによって、超音波のエネルギーの高い「腹」の部
分をフィルタに容易に当てることができ、フィルタの内
部まで十分にすすぐことができる。
【0025】また、前記超音波振動子は、異なる周波数
の複数の超音波を同時に発生させるよう構成されている
ことが好ましい。このように異なる周波数の超音波を同
時に発生させることにより、超音波のエネルギーが高い
「腹」の部分を長く保つことができ、そのエネルギーが
高い「腹」の部分をフィルタの厚み方向ほぼ全域に亘っ
て当てることができるので、フィルタと超音波振動子の
厚み方向の間隔を調整する必要はなく、またフィルタの
表面だけでなく、内部も効率良くフィルタのすすぎを行
うことができる。
【0026】さらに、前記超音波振動子は、発生させる
超音波の周波数を所定時間ごと変化させるよう構成され
ていることが好ましい。このように、発生させる超音波
の周波数を所定時間ごと変化させることにより、超音波
のエネルギーが高い「腹」の部分がフィルタに当たる位
置をフィルタの厚み方向に変化させることができるの
で、フィルタと超音波振動子の厚み方向の間隔を調整す
る必要はなく、また超音波のエネルギーの高い「腹」の
部分をフィルタの全域に亘って当てることができ、効率
の良いフィルタのすすぎを行うことができる。
【0027】また、本発明において、前記すすぎ槽内に
は、前記フィルタの厚み方向の水流を発生させる水流発
生手段をさらに備えていることが好ましく、このように
フィルタの厚み方向に水流を発生させることにより、フ
ィルタに付着した洗浄液を容易に取り落とすことができ
る。
【0028】さらに、前記水流発生手段は、前記洗浄槽
の外部に設けられ、前記洗浄槽内の洗浄液の汚れを除去
する水処理手段を備え、洗浄液を前記洗浄槽と前記水処
理手段の間を循環させることにより前記フィルタの厚み
方向の水流を発生させるよう構成されていることが好ま
しい。このように洗浄液を洗浄槽と水処理手段の間を循
環させることにより、フィルタから剥離された塵埃など
を外に出すことができ、 また水処理手段を経由させる
ことにより、汚れを除去した洗浄液を洗浄槽内に供給す
ることができる。またさらに、前記水処理発生手段は、
水流の流速を変更することができる流速調整手段が設け
られていることが好ましく、フィルタの汚れの程度に応
じて流速が変更される。
【0029】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明は、フィルタを洗浄液に浸すことにより洗浄を行う
洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすすぐすすぎ
槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動的に搬送
する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装置におい
て、フィルタを洗浄液に浸した状態で、槽内を減圧する
脱気槽をさらに備え、前記搬送装置は、フィルを前記洗
浄槽に搬送する前に、前記脱気槽に搬送することを特徴
とするものである。
【0030】このように本発明によれば、槽内を減圧す
ることにより、フィルタの表面又は内部に付着・含有し
ている空気を取り除いているので、フィルタに洗浄液を
十分に染み込ませることができ、その後、フィルタを洗
浄槽に搬送することにより、フィルタの洗浄効果を高め
ることができる。
【0031】本発明において、前記減圧手段は、前記洗
浄槽内が真空状態となるよう構成されていることが好ま
しく、また、前記減圧手段は、減圧状態と常圧状態を繰
り返すように制御されても良く、 このように減圧と常
圧を繰り返すことによりフィルタに付着した塵埃などを
容易に取り除くことができる。
【0032】また、前記搬送装置は、フィルタが脱気槽
に浸されている時間をフィルタが洗浄槽に浸されている
時間よりも短くなるよう制御されていることが好まし
く、このようにフィルタが脱気槽に浸されている時間を
少なくすることにより、脱気槽内の洗浄液を循環する時
間を長くすることができ、脱気槽から洗浄液の汚れを除
去することができる。
【0033】また、本発明は、フィルタを洗浄液に浸す
ことにより洗浄を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ
洗浄液をすすぐすすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフ
ィルタを自動的に搬送する搬送装置と、を備えたフィル
タの洗浄装置において、フィルタを殺菌する殺菌槽をさ
らに備え、前記搬送装置は、前記すすぎ槽によるすすぎ
作業が終わった後にフィルタを前記殺菌槽に自動的に搬
送するよう構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0034】このような構成により、フィルタのすすぎ
作業が終了した後に自動的にフィルタの殺菌を行うこと
ができるので、フィルタが細菌などの繁殖によって汚染
されるのを防止することができる。なお、搬送装置が殺
菌槽に搬送する「すすぎ作業が終了したフィルタ」に
は、すすぎ作業が終了した直後のフィルタの他、すすぎ
作業が終了した後にシャワー作業が終了したフィルタな
どが含まれる。
【0035】本発明において、洗浄槽は、搬送装置によ
ってフィルタが洗浄槽内に搬送された際に稼動するよう
構成されていることが好ましく、すすぎ槽は、搬送装置
によってフィルタがすすぎ槽内に搬送された際に稼動す
るよう構成されていることが好ましい。また、脱水装置
は、搬送装置によってフィルタが脱水装置内に搬送され
た際に稼動するよう構成されていることが好ましく、乾
燥装置は、洗浄装置が稼動している間は常に稼動するよ
う構成されていることが好ましい。さらに、シャワー槽
は、搬送装置によってフィルタがシャワー槽内に搬送さ
れた際に稼動するよう構成されていることが好ましく、
脱気槽は、搬送装置によってフィルタが脱気槽内に搬送
された際に稼動するよう構成されていることが好まし
く、殺菌槽は、搬送装置によってフィルタが殺菌槽内に
搬送された際に稼動するよう構成されていることが好ま
しい。このような構成にすることにより、効率よく洗浄
装置を稼動させることができる。
【0036】また、本発明は、フィルタを洗浄液に浸す
ことにより洗浄を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ
洗浄液をすすぐすすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフ
ィルタを自動的に搬送する搬送装置と、を備えたフィル
タの洗浄装置において、前記搬送装置は、前記洗浄槽及
び前記すすぎ槽の少なくとも1つの槽からフィルタを搬
出した後に、該槽に再びフィルタを搬入し、次いで搬出
する動作を行うことを特徴とするフィルタの洗浄装置で
あり、前記動作は、繰り返して行われることが好まし
い。このようにフィルタの搬入及び搬出の動作を繰り返
すことにより、フィルタ面に付着した汚れが、それに付
着した液体とともに槽内の液体に滴り落ちるので、フィ
ルタの汚れを良く落とすことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るフィルタの洗
浄装置の実施例について図面に基づいて説明する。先
ず、本実施例に係るフィルタの洗浄装置によって洗浄さ
れるフィルタについて説明する。図1(a)は、フィル
タ1を洗浄する際にそのフィルタ1を固定する洗浄用フ
ィルタケース1aに収容した状態の平面図であり、
(b)は、その正面図であり、(c)は、その側面図で
ある。フィルタ1は、直方体状に形成されており、図1
に示すものは、レギュラーサイズ(W610×D290
×H610)のフィルタ1である。フィルタ1は、例え
ば不織布ポリプロピレン繊維から構成されており、ビル
などに使用されている。
【0038】フィルタ1の洗浄用フィルタケース1a
は、フィルタ1を底面から覆い、上方が開口された金属
製の枠体から構成されている。洗浄用フィルタケース1
aの両側には、アーム1b、bが一対突出しており、ア
ーム1b、1bは、平面逆三角形の三角柱状に形成され
ている。フィルタ1は、洗浄用フィルタケース1に収容
された状態で洗浄装置内を搬送させるが、洗浄装置内の
移動は、後述するようにベルトコンベアかアーム式コン
ベア、すなわち一対のアーム1b、1bを支持した状態
でフィルタ1を洗浄用フィルタケース1aとともに持ち
上げて前後左右に移動させることにより行われる。な
お、本実施例においては、被支持部材としてアーム1
b、1bをフィルタケース1aの両側面に設けたが、こ
れに限定されず、例えばフィルタケース1aの上部に被
支持部材を設けても良く、この場合、被支持部材は、搬
送装置によってフィルタケース1aを吊り下げられる形
状に形成されていることが好ましい。
【0039】また、洗浄用フィルタケース1aの上方の
開口には、フィルタ1が洗浄用フィルタケース1aに収
容された際にフィルタ1を上面から固定する金属製の固
定バンド1c、1cが脱着自在に一対設けられており、
固定バンド1c、1cは、フィルタ1が洗浄用フィルタ
ケース1aに収容された状態で洗浄装置の洗浄液に浸さ
れた際に、フィルタ1が浮上して洗浄用フィルタケース
1aから外れることを防止する機能を有する。なお、こ
のようなフィルタ及びフィルタケースは、本発明におけ
る一実施例を示したものに過ぎず、本発明において、使
用させるフィルタの形状、種類、及びフィルタケースの
形状などは、本実施例に使用したものに限定されるもの
でない。
【0040】次に、本実施例に係る洗浄装置について説
明する。図2は、本実施例に係るフィルタの洗浄装置の
平面図であり、図3は、その正面図である。また、図4
乃至図6は、本発明のフィルタの洗浄装置全体を示す概
略図である。本実施例に係る洗浄装置は、フィルタ1を
待機させる待機装置2と、フィルタ1を洗浄液に浸した
状態で槽内を減圧する脱気槽3と、フィルタ1を洗浄液
に浸すことにより洗浄を行う第1洗浄槽4a及び第2洗
浄槽4bと、フィルタ1に向けて水を噴出する第1シャ
ワー槽5a及び第2シャワー槽5bと、フィルタ1に染
み込んだ洗浄液をすすぐ第1すすぎ槽6a及び第2すす
ぎ槽6bと、フィルタの殺菌を行う殺菌槽7と、フィル
タ1の脱水を行う脱水装置8と、フィルタ1の乾燥を行
う乾燥装置9と、フィルタ1を待機装置2から脱気槽3
→第1洗浄槽4a→第2洗浄槽4b→第1シャワー槽5
a→第1すすぎ槽6a→第2すすぎ槽6b→第2シャワ
ー槽5b→殺菌槽7→脱水装置8→乾燥装置9まで自動
的に搬送する搬送装置10と、これら待機装置2、脱気
装置3、第1洗浄槽4a、第2洗浄槽4b、第1シャワ
ー槽5a、第2シャワー槽5b、第1すすぎ層6a、第
2すすぎ槽6b、殺菌層7、脱水装置8、乾燥装置9及
び搬送装置10を制御する制御装置11と、を備えてい
る。
【0041】本実施例に係る洗浄装置において、脱気槽
3、第1洗浄槽4a、第2洗浄槽4b、第1シャワー槽
5a、第1すすぎ槽6a、第2すすぎ槽6b、第2シャ
ワー槽5b、及び殺菌槽7は、図2に示すように、この
順番で一列に等間隔をおいて設けられており、図3に示
すように、待機装置2、脱気槽3、第1洗浄槽4a、第
2洗浄槽4b、第1シャワー槽5a、第1すすぎ槽6
a、第2すすぎ槽6b、第2シャワー槽5b及び殺菌槽
7は、上の段(2階)に設けられており、脱水装置8及
び乾燥装置9は、下の段(1階)に設けられている。
【0042】待機装置2は、図2又は図4に示すように
第1ベルトコンベア21と、第1アーム式コンベア22
と、第2ベルトコンベア23と、第3ベルトコンベア2
4と、を備えている。第1コンベアベルト21は、図2
に示すようにフィルタ1を6列並べた状態で待機所25
まで搬送できるよう構成されている。第1アーム式コン
ベア22は、フィルタ1を保持した状態で上下方向移動
可能なアーム部22aと、アーム部22aをフィルタ1
に対して横方向(図2の上下方向、図4の左右方向)に
移動させるレール部22bと、を備えており、アーム部
22aによってフィルタ1を保持することにより、フィ
ルタ1を1つ毎待機所25から第2ベルトコンベア23
まで搬送できるよう構成されている。第2ベルトコンベ
ア23は、昇降装置26によって上下方向に昇降可能に
構成されており、第3ベルトコンベア24までフィルタ
1を搬送できるよう構成されている。第3ベルトコンベ
ア24は、回転装置27の上に設置されている。よっ
て、第3ベルトコンベア24は、図2に示すようにフィ
ルタ1の向きを90度回転でき、フィルタ1を静止させ
た状態で待機させることができるよう構成されている。
【0043】脱気槽3は、図7に示すように、上方が開
口したほぼ直方体状に形成されており、その開口部に
は、開閉自在な蓋部材31が設けられている。蓋部材3
1は、制御装置11によってその開閉が制御されるよう
構成されている。脱気槽3の左側面上方には、吸気ノズ
ル32aが設けられており、吸気ノズル32aは、吸気
パイプ32bを介して吸気ポンプ32cに接続されてい
る。吸気ノズル32aの脱気槽3内に突出する先端は、
上方向に向かって折れ曲がっている。
【0044】また、脱気槽3の右側面の上方には、洗浄
液を脱気槽3内に供給する供給用ノズル33aが設けら
れており、右底面には、洗浄液を脱気槽3内から排出す
る排出用ノズル34aが設けられている。供給用ノズル
33aは、供給パイプ33bを介して、供給ポンプ33
cに接続されている。排出用ノズル34aは、排出パイ
プ34bを介して洗浄液処理装置12に接続されてい
る。また、供給ポンプ33cと洗浄液処理装置12は、
接続パイプ33dによって接続されている。したがっ
て、脱気槽3は、供給ポンプ33cが稼動することによ
って、洗浄液が、洗浄液処理装置12から接続パイプ3
3d→供給ポンプ33c→供給パイプ33b→供給用ノ
ズル33a→脱気槽3→排出用ノズル34a→排出パイ
プ34b→洗浄液処理装置12と循環されるよう構成さ
れている。また、脱気槽3は、洗浄液処理装置12によ
って洗浄液の汚れなどが除去されるので、常に汚れが少
ない洗浄液を脱気槽3に供給することができる。なお、
洗浄液処理装置12は、脱気槽3だけでなく、第1洗浄
槽4a及び第2洗浄槽4bに使用される洗浄液も処理す
るよう構成されている。
【0045】また、吸気ポンプ32c及び供給ポンプ3
3cは、制御装置11に接続されており、供給ポンプ3
3cは、図7に示すように脱気槽3内の洗浄液の液面が
吸気ノズル32の先端より下方の位置になるように制御
装置11によって制御される。したがって、吸気ポンプ
32cを稼動させて、脱気槽3内の吸気を行った場合、
吸気ノズル32aに洗浄液が浸入することはなく、脱気
槽3内の空気のみを吸引することができるので、脱気槽
3内を減圧することができる。このように脱気槽3内を
減圧、好ましくは真空状態にすることにより、フィルタ
1の表面又は内部に付着していた空気を取り除くことが
でき、これによりフィルタ1に十分な洗浄液を染み込ま
せることができる。
【0046】第1洗浄槽4aは、図8に示すように上方
が開口したほぼ直方体状に形成されており、第1洗浄槽
4aの下流側(図8の右側)の側面の上方には、外方向
に突出する段差41が形成されている。第1洗浄槽4a
内の上流側(図8の左側)には、第1洗浄槽4a内に洗
浄液を供給する供給パイプ42が第1洗浄槽4aの縦方
向ほぼ全域に亘って設けられており、供給パイプ42の
下端42aは、第1洗浄槽4aの底面から突出し、供給
ポンプ43に接続された搬送パイプ44aに接続されて
いる。供給パイプ42には、図9に示すように横方向に
枝分かれした枝パイプ42bが形成されており、各枝パ
イプ42bには、供給口42cがそれぞれ形成されてい
る。第1洗浄槽4aの段差41の底面部分には、第1排
出用ノズル45が形成されており、第1排出用ノズル4
5は、洗浄液処理装置12に接続された排出パイプ44
bに接続されている。また、洗浄液処理装置12と供給
ポンプ43は、接続パイプ44cによって接続されてい
る。本実施例において、供給ポンプ43は、フィルタの
洗浄装置が稼動中、常に稼動しているので、フィルタの
洗浄装置を稼動することにより、洗浄液処理装置12→
供給ポンプ43→搬送パイプ44a→供給パイプ42→
洗浄槽4→第1排出用ノズル45→排出パイプ44b→
洗浄液処理装置12と洗浄液を循環させることができ、
洗浄液処理装置12によって洗浄液の汚れなどが除去さ
れるので、常に汚れが少ない洗浄液を第1洗浄槽4aに
供給することができる。この際、第1洗浄槽4a内の供
給パイプ42から第1排出用ノズル45に向かった水流
を発生することができる。また、供給ポンプ43は、制
御装置11に接続されており、制御装置11によって第
1洗浄槽4a内の水流の流速が制御されるよう構成され
ている。
【0047】さらに、第1洗浄槽4aの下流側の底面に
は、第1洗浄槽4a内の洗浄液を排出する第2排出用ノ
ズル46が設けられており、第2排出用ノズル46は、
バルブ(図示省略)が設けられている。第1洗浄槽4a
内の洗浄液を排出際には、このバルブを開口することに
より行われる。
【0048】第1洗浄槽4aは、第1洗浄槽4a内の水
流の方向とフィルタ1の厚み方向が平行な状態でフィル
タ1が第1洗浄槽4a内のほぼ中央に設置されるよう構
成されている。第1洗浄槽4a内に設置されたフィルタ
1と供給パイプ42の間には、超音波振動子47が、上
下左右に若干隙間を空けて2個づつ並んだ状態で4つ設
けられている。超音波振動子47は、第1洗浄槽4a内
に設置されたフィルタ1の正面1Aのほぼ全面に亘って
対向した状態で支持枠48に支持されている。この超音
波振動子47は、制御装置11に接続されている。な
お、供給パイプ42の上段の枝パイプ42bは、超音波
振動子47よりも高い位置に存し、中段の枝パイプ42
cは、超音波振動子47の上下方向の隙間と同じ高さの
位置に存し、下段の枝パイプ42dは、超音波振動子4
7よりも低い位置に存するよう構成されているので、供
給口42e、42f、42gから第1洗浄槽4a内にス
ムーズに洗浄液の水流を発生させることができる。
【0049】第1洗浄槽4aにおいて、超音波振動子4
7は、図10に示すように周波数が異なる3種類の超音
波(28kHz、45kHz、100kHz)及びこれ
ら3種類の超音波を複合した複合波を発生させることが
できるよう構成されており、制御装置に接続されてい
る。よって、超音波振動子47は、この制御装置11に
よって、常時複合波を発生させるか、所定時間ごと、例
えば10秒ごと異なる3種類の周波数の超音波を交代で
発生させるか、またはいずれか1種類の周波数の超音波
を選択して発生させるかが制御される。
【0050】常時複合波を発生させる場合、図10に示
すように超音波のエネルギーが高い「腹」の部分を長く
保つことをできるので、フィルタ1の厚み方向のほぼ全
域に亘って超音波のエネルギーが高い「腹」の分を当て
ることができ、効率良く塵埃などをフィルタ1から除去
することができる。所定時間ごと異なる3種類の周波数
の超音波を交代で発生させた場合、超音波のエネルギー
が高い「腹」の部分がフィルタ1に当たる位置をフィル
タ1の厚み方向に変化するので、超音波のエネルギーの
高い「腹」の部分をフィルタ1の全域に亘って当てるこ
とができ、効率の良い洗浄を行うことができる。また、
いずれか1種類の周波数の超音波を選択して発生させた
場合、超音波のエネルギーが高い「腹」の部分がフィル
タ1の最も汚れている部分に当たるものを選択して行わ
れる。
【0051】また、超音波振動子47は、制御装置11
によって、同時に超音波を発生させるか、また所定時間
ごと、例えば5秒ごと交互に超音波を発生させるかが制
御されるよう構成されている。超音波を所定時間ごと交
互に発生させた場合、フィルタ1に当たる超音波を変化
させることができるので、フィルタ1に刺激を与えるこ
とができ、効率の良い洗浄を行うことができる。
【0052】第2洗浄槽4bは、図11に示すように第
1洗浄層4aと反対側、すなわちフィルタ1に対して下
流側に超音波振動子47が設けられている。その他の構
成は、第1洗浄層4aと同じである。
【0053】なお、脱気槽3、第1洗浄槽4a及び第2
洗浄槽4bは、同一の洗浄液処理装置12に接続されて
おり、これにより洗浄液を効率的に利用することがで
き、かつ洗浄液処理装置の省スペース化を図ることがで
きる。
【0054】第1シャワー槽5aは、図12に示すよう
に上方が開口したほぼ直方体状に形成されている。第1
シャワー槽5a内の左右両内側面近傍には、第1シャワ
ー槽5a内に収容されたフィルタ1に向かって水を噴出
するシャワーパイプ51が左右両側面の全面に対向して
一対設けられている。シャワーパイプ51には、図13
に示すように横方向に枝分かれした6本の枝パイプ51
aが形成されており、各枝パイプ51aには、供給口5
1bがそれぞれ形成されている。シャワーパイプ51の
基端部51cは、第1シャワー槽5a内の上方に設けら
れたシャワー液の供給パイプ52aに接続しており、供
給パイプ52aの基端部は、第1シャワー槽5aの側面
に設けられた供給ノズル52bの一端に接続されてい
る。供給ノズル52bの他端は、第1シャワー槽5aの
外部に設けられた第1搬送パイプ53aを介して供給ポ
ンプ54と、空気パイプ55aを介して空気ポンプ55
bに接続されている。また、第1シャワー槽5aの底面
には、排出ノズル56が設けられており、排出ノズル5
6の先端には、第2搬送パイプ53bを介して水処理装
置13に接続されており、水処理装置13は、第2搬送
パイプ53cを介して供給ポンプ54に接続されてい
る。なお、供給ポンプ54と空気ポンプ55bは、制御
装置11に接続されており、よって、制御装置11によ
ってこれらの稼動が制御される。
【0055】第1シャワー槽5aは、供給ノズル52b
に水を供給する供給ポンプ54及び空気を供給する空気
ポンプ55bに接続されているので、シャワーパイプ5
1から噴出される水は、空気が混ざった状態で噴出され
る。したがって、噴出される水に混在された空気の圧力
によって、少ない水量でも水の噴出速度を上げることが
でき、フィルタの表面に付いた埃、洗浄液などを効率良
く落とすことができる。第1すすぎ槽6aは、図14に
示すように上方が開口したほぼ直方体状に形成されてお
り、第1すすぎ槽6aの下流側(図14の右側)の側面
の上方には、外方向に突出する段差61が形成されてい
る。第1すすぎ槽6a内の上流側(図14の左側)の底
面には、底面から突出し、第1すすぎ槽6a内にすすぎ
液を供給する供給ノズル62が設けられており、供給ノ
ズル62は、供給ポンプ63に接続された搬送パイプ6
4aに接続されている。第1すすぎ槽6aの段差61の
底面部分には、第1排出用ノズル65が設けられてお
り、第1排出用ノズル65は、水処理装置13に接続さ
れた排出パイプ64bに接続されている。また、水処理
装置13と供給ポンプ63は、接続パイプ64cによっ
て接続されている。本実施例において、供給ポンプ63
は、フィルタの洗浄装置が稼動中、常に稼動しているの
で、フィルタの洗浄装置を稼動することにより、水処理
装置13→供給ポンプ63→搬送パイプ64a→供給ノ
ズル62→第1すすぎ槽6a→第1排出用ノズル65→
排出パイプ64b→水処理装置1とすすぎ液を常に循環
させることができる。そして、水処理装置13によって
すすぎ液の汚れなどが除去されるので、常に汚れが少な
いすすぎ液を第1すすぎ槽6aに供給することができ
る。また、供給ポンプ63は、制御装置11に接続され
ており、よって制御装置11によってその稼動が制御さ
れるよう構成されている。
【0056】さらに、第1すすぎ槽6aの下流側の底面
には、第1すすぎ槽6a内のすすぎ液を排出する第2排
出用ノズル66が設けられており、第2排出用ノズル6
6は、バルブ(図示省略)が設けられている。第1すす
ぎ槽6a内の洗浄液を排出際には、このバルブを開口す
ることにより行われる。
【0057】第1すすぎ槽6aは、第1すすぎ槽6a内
の水流の方向とフィルタ1の厚み方向が平行な状態でフ
ィルタ1が第1すすぎ槽6a内のほぼ中央に設置される
よう構成されている。第1すすぎ槽6a内に設置された
フィルタ1より上流側(図14の左側)には、超音波振
動子67が、上下左右に若干隙間を空けて2個づつ並ん
だ状態で4つ設けられている。超音波振動子67は、第
1すすぎ槽6a内に設置されたフィルタ1の正面1Aの
ほぼ全面に亘って対向した状態で支持枠68に支持され
ている。この超音波振動子67は、制御装置11に接続
されており、よって、制御装置11によってこの稼動が
制御される。
【0058】第1すすぎ槽6aにおいて、超音波振動子
67は、第1及び2洗浄槽4a及び4bと同様に周波数
が異なる3種類の超音波(28kHz、45kHz、1
00kHz)及びこれら3種類の超音波を複合した複合
波を発生させることができるよう構成されており、制御
装置11に接続されている。よって、超音波振動子67
は、制御装置11によって、常時複合波を発生させる
か、所定時間ごと、例えば10秒ごと異なる3種類の周
波数の超音波を交代で発生させるか、またはいずれか1
種類の周波数の超音波を選択して発生させるかが制御さ
れる。
【0059】常時複合波を発生させる場合、図10に示
すように超音波のエネルギーが高い「腹」の部分を長く
保つことをできるので、フィルタ1の厚み方向のほぼ全
域に亘って超音波のエネルギーが高い「腹」の分を当て
ることができ、効率良くフィルタに付着した洗浄液など
をフィルタ1から除去することができる。所定時間ごと
異なる3種類の周波数の超音波を交代で発生させた場
合、超音波のエネルギーが高い「腹」の部分がフィルタ
1に当たる位置をフィルタ1の厚み方向に変化するの
で、超音波のエネルギーの高い「腹」の部分をフィルタ
1の全域に亘って当てることができ、効率の良いすすぎ
作業を行うことができる。また、いずれか1種類の周波
数の超音波を選択して発生させた場合、超音波のエネル
ギーが高い「腹」の部分がフィルタ1の最も汚れている
部分に当たるものを選択して行われる。
【0060】また、超音波振動子67は、制御装置11
によって、同時に超音波を発生させるか、また所定時間
ごと、例えば5秒ごと交互に超音波を発生させるかが制
御される。超音波を所定時間ごと交互に発生させた場
合、フィルタ1に当たる超音波を変化させることができ
るので、フィルタ1に刺激を与えることができ、効率の
良いすすぎ作業を行うことができる。
【0061】第2すすぎ槽6bは、図15に示すように
図14の第1すすぎ層6aと反対側、すなわちフィルタ
1に対して下流側に超音波振動子67が設けられてい
る。その他の構成は、第1すすぎ層6aと同じである。
【0062】なお、第1シャワー槽5a、第1すすぎ槽
6a及び第2すすぎ槽6bは、同一の水処理装置13に
接続されており、これにより水を効率的に利用すること
ができ、かつ洗浄液処理装置の省スペース化を図ること
ができる。
【0063】第2シャワー槽5bは、第1シャワー槽5
aのように水処理装置13からシャワー液を供給してお
らず、図16に示すように上水タンク57から第2シャ
ワー槽5b内にシャワー液を供給するよう構成されてい
る。したがって、供給ポンプ54及び空気ポンプ55b
を稼動させることにより、空気が混合された上水をシャ
ワー槽5b内に噴出され、シャワー槽5b内に噴出され
た水は、排出ノズル56から排出されて、排出パイプ5
3bを通って水処理装置13に搬送される。このように
第2シャワー槽5bは、上水によってシャワー作業を行
っているので、循環水を用いてシャワー作業を行ってい
る第1シャワー槽5aに比べ、フィルタ1に付着してい
る洗浄液、ごみなどをより完全に除去することができ
る。その他の構造は、第1シャワー槽5aと同じであ
る。
【0064】殺菌層7は、図17に示すように上方が開
口したほぼ直方体状に形成されており、殺菌槽7の下流
側(図17の右側)の側面の上方には、外方向に突出す
る段差71が形成されている。殺菌槽7の段差71の底
面部分には、第1排出用ノズル72aが設けられてお
り、第1排出用ノズル72aは、水処理装置13に接続
された排出パイプ72bに接続されている。また、殺菌
槽7の上流側の側面上方には、殺菌剤を殺菌槽7内に供
給する供給ノズル73が殺菌槽7の外に突出するように
設けられている。供給ノズル73には、殺菌剤供給パイ
プ74aを介して殺菌剤供給ポンプ74bが接続されて
おり、殺菌剤供給ポンプ74bには、殺菌剤タンク74
cが接続されている。また、供給ノズル73には、上水
供給パイプ75aを介して上水供給ポンプ75bが接続
されており、上水供給ポンプ75bには、上水タンク7
5cが接続されている。したがって、殺菌剤供給ポンプ
74b及び上水供給ポンプ75bを稼動することによ
り、殺菌剤と上水の混合液が殺菌槽7内に供給され、供
給された殺菌槽7内の混合液は、排出ノズル72aから
排出され、排出パイプ72bを介して水処理装置13に
搬送される。本実施例において、フィルタ1の殺菌剤と
しては、次亜塩素酸ソーダ溶液(5ppm)が使用され
るが、これに限定されず、他の殺菌剤を使用しても良
い。また、殺菌剤供給ポンプ74bと上水供給ポンプ7
5bは、制御装置11に接続されており、よって制御装
置11によってこれらの稼動が制御されるよう構成され
ている。本実施例に係る殺菌槽7には、殺菌槽7内の液
体の量を測定する液量測定器77及び液体のpH濃度を
測定するpH濃度測定器78を備えており、制御装置1
1は、液量測定器77が測定した値が所定値以下になっ
た場合に、殺菌剤供給ポンプ74bと上水供給ポンプ7
5bを稼動させて、所定量の殺菌剤と上水を殺菌槽7内
に供給させ、pH濃度が所定値以下になった場合に、殺
菌剤供給ポンプ74bを稼動させて、殺菌剤を殺菌槽7
内に供給するよう構成されている。
【0065】さらに、殺菌槽7の下流側の底面には、殺
菌槽7内の液体を排出する第2排出用ノズル76が設け
られており、第2排出用ノズル76は、バルブ(図示省
略)が設けられている。殺菌槽7内の洗浄液を排出際に
は、このバルブを開口することにより行われる。
【0066】なお、第2シャワー槽5bと殺菌槽7に接
続された水処理装置13は、第1シャワー槽5a、第1
すすぎ槽6a及び第2すすぎ槽6bと同一の水処理装置
13であり、この水処理装置13で処理された水は、第
1シャワー槽5a、第1すすぎ槽6a及び第2すすぎ槽
6bに供給されるよう構成されている。回転装置8は、
図18及び19に示すように、円盤状に形成された回転
盤81と、回転盤の底面の中央部に設けられた回転軸8
2と、回転軸82を回転させる駆動装置83と、フィル
タ1を回転盤の表面に固定する固定具84と、回転盤8
1全体を覆うカバー85と、フィルタ1から飛散された
水分を捕集する樋86と、を備えている。
【0067】駆動装置83は、駆動モータ83aと、駆
動モータ83aの回転軸83bと回転盤81の回転軸8
2の間に張設された駆動ベルト83cと、を備えてい
る。固定具84は、設置されたフィルタ1の中心点Aを
中心に回転盤81の半径に対してフィルタ1の幅方向に
延びる線が−30°〜+30°の範囲で交わるようにフ
ィルタ1を固定できるように構成されている。本実施例
において、固定具84は、0°の位置、すなわちフィル
タフィルタ1の幅方向に延びる線と回転盤81の半径が
平行となるようにフィルタ1は設置される。また、固定
具84は、回転盤81の中心に向かって開口するコの字
状に形成されており、回転盤81を中心に120°の間
隔をおいて3つ設けられている。このようにフィルタ1
は、固定具84によって回転盤81に固定することによ
って、フィルタ1には、回転盤81の回転による遠心力
の他、回転盤81の接線方向の相対的な風にフィルタ1
の正面部分を当てることができるので、効率的にフィル
タ1の脱水作業を行うことができる。
【0068】カバー85は、円筒状の円周面85aとそ
の上方を塞ぐ上面85bから構成されており、樋86
は、カバー85の円周面85aの内面全周に沿って突出
するように設けられている。また、樋86の底面には、
排出パイプ86aが設けられており、樋86に捕集され
た液体は、この排出パイプ86aを通って外に排出され
るよう構成されている。
【0069】乾燥装置9は、図20に示すように内部を
密閉する乾燥室91と、乾燥室91内にフィルタ1を搬
送させるベルトコンベア92と、乾燥室91内をフィル
タ1の搬送方向と同一方向に二分する第1仕切り板93
と、乾燥室91内をフィルタ1の搬送方向に対して垂直
な方向に二分する第2仕切り板94a、94bと、乾燥
室91内を加熱する第1乃至第4熱器95a、95b、
95c、95dと、乾燥室91内の空気を循環させる第
1及び第2ファン96a、96bと、乾燥室91内に温
風を供給する温風供給装置97と、乾燥室91内を除湿
する除湿装置98と、を備えている。
【0070】乾燥室91の上流側(図20の左側)の側
面には、フィルタ1を乾燥室91内に搬入するための入
口部91aが形成されており、この入口部91aには、
入口部91aを開閉可能な入口ゲート91bが設けられ
ている。また、乾燥室91の下流側(図20の右側)の
側面には、フィルタ1を乾燥室91の外に搬出するため
の出口部91cが形成されており、この出口部91cに
は、出口部91cを開閉可能な出口ゲート91dが設け
られている。ベルトコンベア92は、所定時間、例えば
30分毎に乾燥室91内に横1列のフィルタ1を搬入す
るとともに、横1列のフィルタ1を搬出するように構成
されており、入口ゲート91b及び出口ゲート91d
は、このベルトコンベア92の動きに同期して、入口部
91a及び出口部91cを開閉するよう構成されてい
る。
【0071】ベルトコンベア92は、図2及び21に示
すようにフィルタ1を縦6列に並べた状態て搬送できる
よう構成されている。第1仕切り板93は、図2、図2
0及び図21に示すようにベルトコンベア92に並べら
れたフィルタ1に対して列方向に延びるように、すなわ
ち縦6列に並べられたフィルタ1を縦3列づつに二分す
るように設けられている。また、第1仕切り板93は、
フィルタ1よりも高い高さを有し、ベルトコンベア92
の上面に位置するように設けられている。第2仕切り板
94a、94bは、乾燥室91の天井から吊り下げられ
た天井仕切り板94aと、底面に垂設された底面仕切り
板94bとからなる。天井仕切り板94aは、その底辺
が第1仕切り板93の上辺に接する位置まで延在してお
り、底面仕切り板94bは、その上辺がベルトコンベア
92の底面の位置まで延在している。そして、これら天
井仕切り板94a及び底面仕切り板94bによって、乾
燥室91は、下流側の第1室Aと上流側の第2室Bに区
分される。
【0072】第1乃至4加熱器95a、95b、95
c、95dは、図20及び図21に示すように第1仕切
り板93を挟んで上下、及び第2仕切り板94a及び9
4bを挟んで左右にそれぞれ計4つ設けられており、乾
燥室91の外部に設けられた加熱装置95eから熱エネ
ルギーが供給されるよう構成されている。すなわち、図
21(図21の乾燥室91の第1室Aは、乾燥室91を
下流側(図20の左側)から見た概略図であり、第2室
Bは、乾燥室91を上流側(図20の右側)から見た概
略図である)に示すように、第1加熱器95aは、乾燥
室91の第1室Aの左側天井近傍に設けられ、第2加熱
器95bは、乾燥室91の第1室Aの右側底面近傍に設
けられており、第3加熱器95cは、乾燥室91の第2
室Bの左側天井近傍に設けられ、第4加熱器91dは、
乾燥室91の第2室Bの右側底面近傍に設けられてい
る。また、図21に示すように、第1ファン96aは、
第1加熱器95aの上方に設けられ、第2ファン96b
は、第3加熱器95cの上方に設けられている。また、
図21に示すように天井仕切り板94aの乾燥室91の
上流側から見て右側には、連通口94a―1が設けられ
ており、この連通口94a−1によって、乾燥室91の
第1室Aと第2室Bが連通するよう構成されている。
【0073】温風供給装置97は、乾燥室91の下流側
の側面の上方に設けられた温風供給ノズル97aと、乾
燥室91の上流側の側面の上方に設けられた温風排出ノ
ズル97bと、温風を乾燥室91内に送り込む温風ポン
プ97cと、熱交換器97dと、温風供給ノズル91a
と熱交換器97dを接続する供給パイプ97eと、温風
排出ノズル91bと温風ポンプ91cを接続する排出パ
イプ97fと、温風ポンプ91cと熱交換器97dを接
続する接続パイプ97gと、を備えており、温風ポンプ
91cを稼動させることによって、熱交換器97d→温
風供給ノズル97a→乾燥室91→温風排出ノズル97
b→温風ポンプ97c→熱交換器97dと温風を循環さ
せることができる。
【0074】温風供給ノズル97aから乾燥室91の第
1室A内に供給された温風は、第1ファン96aの風力
によって乾燥室91の第1室A内の第1仕切り板93で
仕切られた図21の左側を下降する。この際、第1ファ
ン96aの下方には、第1加熱器95aが設けられてい
るので、第1室A内を下降する温風は、第1加熱器95
aに接することにより、高温を維持することができる。
乾燥室91の第1室A内の下降した温風は、第1室Aの
底面に当たり、乾燥室91の第1室A内の第1仕切り板
93で仕切られた図21の右側を上昇する。この際、図
21の右側底面の近傍には、第2加熱器95bが設けら
れているので、第1室A内を上昇する温風は、第2加熱
器95bに接することにより、高温を維持することがで
きる。第1室A内を上昇した温風は、天井仕切り板94
aの連通口94a−1を通って、乾燥室91の第2室B
に供給される。第2室Bに供給された温風は、第2ファ
ン96bの風力によって乾燥室91の第2室B内の第1
仕切り板93で仕切られた図21の左側を下降する。こ
の際、第2ファン96bの下方には、第3加熱器95c
が設けられているので、第2室B内を下降する温風は、
第2加熱器95cに接することにより、高温を維持する
ことができる。乾燥室91の第2室B内を下降した温風
は、第2室Bの底面に当たり、乾燥室91の第2室B内
の第1仕切り板93で仕切られた図21の右側を上昇す
る。この際、第2室B内の図21の右側底面の近傍に
は、第4加熱器95dが設けられているので、第2室B
内を上昇する温風は、第4加熱器95dに接することに
より、高温を維持することができる。第2室B内を上昇
した温風は、排出ノズル97bから外部に排出される。
このように、乾燥室91内に供給された温風は、第1乃
至第4加熱器95a、95b、95c及び95dに接し
ながら、乾燥室91の第1室A及び第2室B内を循環す
るので、常に高温を維持することができ、効率良くフィ
ルタ1の乾燥を行うことができる。
【0075】次に、搬送装置10について説明する。搬
送装置10は、フィルタ1を待機装置2から脱気装置3
→第1洗浄槽4a→第2洗浄槽4b→第1シャワー槽5
a→第1すすぎ槽6a→第2すすぎ槽6b→第2シャワ
ー槽5b→殺菌槽7と搬送する第1搬送装置14と、殺
菌槽7から脱水装置8→乾燥装置9にフィルタ1を搬送
する第2搬送装置15と、を備えている。
【0076】第1搬送装置14は、第2アーム式コンベ
アであり、フィルタ1を保持した状態で上下方向移動可
能なアーム部14aと、一列に設けられた待機装置2、
脱気槽3、第1洗浄槽4a、第2洗浄槽4b、第1シャ
ワー槽5a、第1すすぎ槽6a、第2すすぎ槽6b、第
2シャワー槽5b、殺菌槽7の上方に設けられ、かつア
ーム部14aをこれら列方向に移動させるレール部14
bと、を備えている。アーム部14aは、一列に等間隔
をおいて設けられた待機装置2、脱気槽3、第1洗浄槽
4a、第2洗浄槽4b、第1シャワー槽5a、第1すす
ぎ槽6a、第2すすぎ槽6b、第2シャワー槽5b、殺
菌槽7のそれぞれの上方に位置するよう9個設けられて
いる。以下、これらアーム部14aを左から第1アーム
部14a−1、第2アーム部14a−2・・・第9アー
ム部14a−9とする。そして、これら9個のアーム部
14aは、それぞれ隣接するアーム部4bとの間隔を変
えずにレールに沿って移動できるよう構成されている。
したがって、アーム部14aを下降させてフィルタ1を
保持した後、フィルタ1を保持した状態でアーム部14
aを上昇させて、次いでフィルタ1を隣接する槽の上方
に位置するまで棒部材14aを列方向に移動させること
によって、待機位置2の上方の位置にあったフィルタ1
を脱気槽3の上方の位置に、脱気槽3の上方の位置にあ
ったフィルタ1を第1洗浄槽4aの上方の位置に、・・
・殺菌槽7の上方の位置にあったフィルタ1を第2搬送
装置の上方の位置に搬送させることができる。
【0077】そして、第1搬送装置14は、制御装置1
1に接続され、よって制御装置11によってその稼動が
制御される。制御装置11は、基本的に第1アーム部1
4a−1乃至第9アーム部14a−9のレール部14b
に沿って移動する横の動き、及び縦方向の動きを同期さ
せるよう構成されているが、第1アーム部14a−1が
フィルタ1を脱気槽3に搬入する際には、第1アーム部
14a−1を第2アーム部14a―2乃至第9アーム部
14a−9よりも遅く降下させ、第1アーム部14a−
1を第2アーム部14a―2乃至第9アーム部14a−
9と同時に上昇させるよう制御する。また、制御装置1
1は、第1アーム部14a−1乃至第9アーム部14a
−9を連動(同期)させて上昇させた後、再度これらア
ーム部を連動させて昇降させるよう構成されている。す
なわち、フィルタ1を各槽内から引き上げ、再度フィル
タ1を各槽内に戻す動作を数回繰り返す。この上下動作
を繰り返すことにより、フィルタ面に付着した汚れが、
それに付着した液体とともに槽内の液体に滴り落ちるの
で、フィルタ1の汚れを良く落とすことができる。
【0078】第2搬送装置15は、上記待機装置2、脱
気槽3などの列と同列上に同一の間隔をおいて、殺菌槽
7の隣に一端が設けられた第4ベルトコンベア15a
と、第4ベルトコンベア15aに隣接する回転コンベア
15bと、回転コンベア15bに隣接し、第1ベルトコ
ンベア15に対して垂直方向に延びる第5ベルトコンベ
ア15cと、第5ベルトコンベア15cに隣接して設け
られ、フィルタ1を静止した状態で待機させることがで
きる第6ベルトコンベア15dと、フィルタ1を脱水装
置8の前で待機させる待機所15eと、フィルタ1を乾
燥装置9に供給する第7ベルトコンベア15fと、フィ
ルタ1を第1待機所15d→第2待機所15e→脱水装
置8→第7ベルトコンベア15fと搬送する第3アーム
式コンベア15gと、から構成されている。
【0079】第4ベルトコンベア15aは、上記待機装
置2、脱気槽3などの列と垂直に交わる方向にフィルタ
1を搬送させるよう設置されている。そして、回転コン
ベア15bは、第4ベルトコンベア15aによって搬送
させてきたフィルタ1を90°回転させて、第4ベルト
コンベア15aに対して垂直に交わる第5ベルトコンベ
ア15cにフィルタ1を供給する。第5ベルトコンベア
15cは、第6ベルトコンベア15dにフィルタ1を供
給するよう構成されている。
【0080】第3アーム式コンベア15gは、フィルタ
1を保持した状態で上下方向移動可能な搬入用アーム部
15g−1及び搬出用アーム部15g−2と、搬入用ア
ーム部15g−1及び搬出用アーム部15g−2をフィ
ルタ1に対して奥行方向(図2の上下方向、図6の左右
方向)に移動させるレール部15g−3と、を備えてお
り、搬入用アーム部15g−1によってフィルタ1を保
持することにより、第6ベルトコンベア15dにあるフ
ィルタ1を待機所15eに搬送し、さらに待機所15e
にあるフィルタ1を脱水装置8の固定具84の位置まで
搬送し、次いで搬出用アーム部15g−2によって脱水
装置8の固定具にあるフィルタ1を第7ベルトコンベア
15fに搬送できるよう構成されている。そして、待機
所15eは、3つのフィルタ1を並列された状態で待機
できるよう構成されている。また、第7ベルトコンベア
15fには、フィルタ1を乾燥装置9のベルトコンベア
92と同様に6列並べた状態で位置させることができる
よう構成されている。そして、第2搬送装置15は、制
御装置11に接続されており、よって制御装置11によ
ってその稼動が制御される。
【0081】次に、本実施例に係る洗浄装置の動作につ
いて説明する。先ず、作業者がコンプレッサーなどによ
りフィルタ1に空気を吹き付けることによって、フィル
タ1に付着されている埃塵などを取り除いた後、フィル
タ1をフィルタケース1aに収容される。そして、作業
者は、フィルタ1をフィルタケース1aに収容された状
態で、待機装置2の第1ベルトコンベア21の基端部分
21a上に縦6列に並べて載置させる。次いで、第1ベ
ルトコンベア21は、フィルタ1を6列に並べた状態で
待機所25まで搬送する。次に、第1アーム式コンベア
22は、アーム部22aを降下させて1つのフィルタ1
を保持させて、アーム部22aを上昇させた後、アーム
部22aをレール部22bに沿って第2ベルトコンベア
23の上方の位置まで移動させ、次いでアーム部22a
を降下させた後、フィルタ1を離して第2ベルトコンベ
ア23に載置する。第2ベルトコンベア23にフィルタ
1が載置されると、昇降装置26は、稼動して第2ベル
トコンベア23を第3ベルトコンベア24の位置まで降
下させ、次いで、第2ベルトコンベア23及び第3ベル
トコンベア24は、稼動してフィルタ1を第3ベルトコ
ンベア24の中央の位置まで搬送する。フィルタ1が第
3ベルトコンベア24の中央の位置まで移動すると、回
転装置27は、稼動してフィルタ1の向きを90°回転
させる。
【0082】回転装置27によってフィルタ1の向きが
90°回転すると、第1搬送装置14は、第1アーム部
14a−1を降下させて、第1アーム部14a−1に第
3ベルトコンベア24上のフィルタ1を保持させ、次い
で、第1アーム部14a−1を上昇させた後に脱気槽3
の上方の位置までレール部14bに沿って移動させる。
この際、第1搬送装置は、第2アーム部14a−2乃至
第9アーム部14a−9を第1アーム部14a―1と同
期してレール部14bに沿って移動させる。
【0083】次に、第1搬送装置14は、後述する第1
洗浄槽4a内にフィルタ1を搬入する時期に所定時間、
例えば2分間遅らせて、第1アーム部14a―1を降下
させることによって、フィルタ1を脱気槽3内の洗浄液
に浸させ、脱気槽3内の所定の位置に置いた後、第1ア
ーム部14a−1を上昇させる。脱気槽3内にフィルタ
1が置かれると、脱気槽3は、蓋部材31を閉めて、脱
気槽3内を密閉状態とする。脱気槽3内が密閉状態にな
ると、脱気槽3は、空気ポンプ32cを稼動させて、脱
気槽3内を減圧する。脱気槽3内が減圧されると、洗浄
液に浸されたフィルタ1に付着した空気がフィルタ1か
ら除去されるので、フィルタ1に洗浄液を十分に染み込
ませることができる。そして、所定の時間、例えば3分
経過した後、脱気槽3は、空気ポンプ32cを停止さ
せ、槽内を大気圧に戻した後に蓋部材31を開ける。第
1搬送装置14は、前記所定の時間、すなわち脱気槽3
による脱気が行われている間に、第1アーム部14a−
1を第3ベルトコンベア24上の位置まで戻し、第2ア
ーム部14a−2乃至第9アーム部14a−9も第1ア
ーム部14a−1に同期して元の位置に戻す。すなわ
ち、第2アーム部14a−2が脱気槽3の上方の位置に
戻ってくる。蓋部材31が開くと、第1搬送装置14
は、第2アーム部14a−2を降下させて、第2アーム
部14a−2にフィルタ1を保持させた後、第1アーム
部14a−1と同期させて第2アーム部14a−2を上
昇させてフィルタ1を脱気槽3内から引き上げ、再度フ
ィルタ1を脱気槽3内に戻す動作を数回繰り返し、その
後、フィルタ1を脱気槽3から搬出させる。次いで、第
2アーム部14a−2にフィルタ1を保持させた状態
で、第2アーム部14a−2を第1アーム部14a−1
と同期させてレール部14bに沿って第1洗浄槽4aの
上方の位置まで移動させる。フィルタ1が脱気槽3から
搬出されると、供給ポンプ33cが稼動して、脱気槽3
内の洗浄液を循環させて、槽内の洗浄液の汚れが取り除
かれる。
【0084】フィルタ1が第1洗浄槽4aの上方の位置
まで移動すると、第1搬送装置14は、第2アーム部1
4a−2を下降させて、フィルタ1を第1洗浄槽4a内
の洗浄液に浸させて第1洗浄槽4a内の所定の位置に置
いて、第2アーム部14a−2を上昇させる。フィルタ
1が第1洗浄槽4a内に置かれると、第1洗浄層4a
は、超音波振動子47を稼動させて、第1洗浄槽4a内
でのフィルタ1の洗浄を開始する。所定時間、例えば5
分経過後、第1洗浄槽4aは、超音波振動子47を停止
する。第1搬送装置14は、第1洗浄槽4aによる洗浄
が行われている間に、第2アーム部14a−2を第1ア
ーム部14a−1に同期させて脱気槽3上の位置まで戻
し、第3アーム部14a−3乃至第9アーム部14a−
9も第1アーム部14a−1に同期して元の位置に戻
す。すなわち、第3アーム部14a−3が第1洗浄槽4
aの上方の位置に戻ってくる。超音波振動子47が停止
すると、第1搬送装置14は、第3アーム部14a−3
を降下させて、第3アーム部14a−3にフィルタ1を
保持させた後、第1アーム部14a−1などに同期させ
て第3アーム部14a−3を上昇させてフィルタ1を第
1洗浄槽4a内から引き上げ、再度フィルタ1を第1洗
浄槽4a内に戻す動作を数回繰り返し、その後、フィル
タ1を第1洗浄槽4aから搬出させる。次いで、第3ア
ーム部14a−3にフィルタ1を保持させた状態で、第
3アーム部14a−3を第1アーム部14a―1と同期
させてレール部14bに沿って第2洗浄槽4bの上方の
位置まで移動させる。
【0085】フィルタ1が第2洗浄槽4bの上方の位置
まで移動すると、第1搬送装置14は、第2アーム部1
4a−2に同期させて第3アーム部14a−3を下降さ
せて、フィルタ1を第2洗浄槽4b内の洗浄液に浸させ
て第2洗浄槽4b内の所定の位置に置いて、第3アーム
部14a−3を上昇させる。フィルタ1が第2洗浄槽4
b内に置かれると、第2洗浄槽4bは、超音波振動子4
7を稼動させて、第2洗浄槽4b内でのフィルタ1の洗
浄を開始する。第1洗浄4aの稼働時間と同じ時間経過
後、第2洗浄槽4bは、超音波振動子47を停止する。
第1搬送装置14は、第2洗浄槽4bによる洗浄が行わ
れている間に、第3アーム部14a−3を第1アーム部
14a−1に同期させて第1洗浄槽4a上の位置まで戻
し、第4アーム部14a−4乃至第9アーム部14a−
9も第1アーム部14a−1に同期して元の位置に戻
す。すなわち、第4アーム部14a−4が第2洗浄槽4
bの上方の位置に戻ってくる。超音波振動子47が停止
すると、第1搬送装置14は、第4アーム部14a−4
を降下させて、第4アーム部14a−4にフィルタ1を
保持させた後、第1アーム部14a−1などと同期させ
て第4アーム部14a−4を上昇させてフィルタ1を第
2洗浄槽4b内から引き上げ、再度フィルタ1を第2洗
浄槽4b内に戻す動作を数回繰り返し、その後、フィル
タ1を第2洗浄槽4bから搬出させる。次いで、第4ア
ーム部14a−4にフィルタ1を保持させた状態で、第
4アーム部14a−4を第1アーム部14a−1と同期
させてレール部14bに沿って第1シャワー槽5aの上
方の位置まで移動させる。
【0086】フィルタ1が第1シャワー槽5aの上方の
位置まで移動すると、第1搬送装置14は、第2アーム
部14a−2などと同期させて第4アーム部14a−4
を下降させて、フィルタ1を第1シャワー槽5a内の所
定の位置に置いて、第1シャワー槽5aを上昇させる。
フィルタ1が第1シャワー槽5a内に置かれると、第1
シャワー槽5aは、供給ポンプ54及び空気ポンプ55
bを稼動させて、フィルタ1に向けて水を噴射させて、
フィルタ1の表面に付いた洗浄液を流し取る。そして、
第1洗浄層4aの稼働時間と同じ時間経過後、第1シャ
ワー槽5aは、供給ポンプ54及び空気ポンプ55bを
停止する。第1搬送装置14は、第1シャワー槽5aに
よるシャワー作業が行われている間に、第4アーム部1
4a−4を第1アーム部14a−1に同期させて第2洗
浄槽4b上の位置まで戻し、第5アーム部14a−5乃
至第9アーム部14a−9も第1アーム部14a−1に
同期して元の位置に戻す。すなわち、第5アーム部14
a−5が第1シャワー槽5aの上方の位置に戻ってく
る。供給ポンプ54などが停止すると、第1搬送装置1
4は、第5アーム部14a−5を降下させて、第5アー
ム部14a−5にフィルタ1を保持させた後、第1アー
ム部14a−1などと同期させて第5アーム部14a−
5を上昇させてフィルタ1を第1シャワー槽5a内から
引き上げ、再度フィルタ1を第1シャワー槽5a内に戻
す動作を数回繰り返し、その後、フィルタ1を第1シャ
ワー槽5aから搬出させる。次いで、第5アーム部14
a−5にフィルタ1を保持させた状態で、第5アーム部
14a−5を第1アーム部14a−1と同期させてレー
ル部14bに沿って第1すすぎ槽6aの上方の位置まで
移動させる。
【0087】フィルタ1が第1すすぎ槽6aの上方の位
置まで移動すると、第1搬送装置14は、第2アーム部
14a−2などと同期させて第5アーム部14a−5を
下降させて、フィルタ1を第1すすぎ槽6a内の水に浸
させて、第1すすぎ槽6a内の所定の位置に置いて、第
5アーム部14a−5を上昇させる。フィルタ1が第1
すすぎ槽6a内に置かれると、第1すすぎ槽6aは、超
音波振動子67を稼動させて、第1すすぎ槽6a内での
フィルタ1のすすぎ作業を開始する。第1洗浄槽4aの
稼働時間と同じ時間経過後、超音波振動子67が停止す
る。第1搬送装置14は、第1すすぎ槽6aによるすす
ぎ作業が行われている間に、第5アーム部14a−5を
第1アーム部14a−1に同期させて第1シャワー槽5
a上の位置まで戻し、第6アーム部14a−6乃至第9
アーム部14a−9も第1アーム部14a−1に同期し
て元の位置に戻す。すなわち、第6アーム部14a−6
が第1すすぎ槽6aの上方の位置に戻ってくる。超音波
振動子67が停止すると、第1搬送装置14は、第6ア
ーム部14a−6を降下させて、第6アーム部14a−
6にフィルタ1を保持させた後、第1アーム部14a−
1などと同期させて第6アーム部14a−6を上昇させ
てフィルタ1を第1すすぎ槽6a内から引き上げ、再度
フィルタ1を第1すすぎ槽6a内に戻す動作を数回繰り
返し、その後、フィルタ1を第1すすぎ槽6aから搬出
させる。次いで、第6アーム部14a−6にフィルタ1
を保持させた状態で、第6アーム部14a−6を第1ア
ーム部14a−1と同期させてレール部14bに沿って
第2すすぎ槽6bの上方の位置まで移動させる。
【0088】フィルタ1が第2すすぎ槽6bの上方の位
置まで移動すると、第1搬送装置14は、第2アーム部
14a−2などと同期させて第6アーム部14a−6を
下降させて、フィルタ1を第2すすぎ槽6b内の水に浸
させ、第2すすぎ槽6b内の所定の位置に置いて、第6
アーム部14a−6を上昇させる。フィルタ1が第2す
すぎ槽6b内に置かれると、第2すすぎ槽6bは、超音
波振動子67を稼動させて、第2すすぎ槽6b内でのフ
ィルタ1のすすぎが開始される。第1洗浄槽4aの稼働
時間と同じ時間経過後、第2すすぎ槽6bは、超音波振
動子67が停止する。第1搬送装置14は、第2すすぎ
槽6bによるすすぎ作業が行われている間に、第6アー
ム部14a−6を第1アーム部14a−1に同期させて
第1すすぎ槽6a上の位置まで戻し、第7アーム部14
a−7乃至第9アーム部14a−9も第1アーム部14
a−1に同期して元の位置に戻す。すなわち、第7アー
ム部14a−7が第2すすぎ槽6bの上方の位置に戻っ
てくる。超音波振動子67が停止すると、第1搬送装置
14は、第7アーム部14a−7を降下させて、第7ア
ーム部14a−7にフィルタ1を保持させた後、第1ア
ーム部14a−1などと同期させて第7アーム部14a
−7を上昇させてフィルタ1を第2すすぎ槽6b内から
引き上げ、再度フィルタ1を第2すすぎ槽6b内に戻す
動作を数回繰り返し、その後、フィルタ1を第2すすぎ
槽6bから搬出させる。次いで、第7アーム部14a−
7にフィルタ1を保持させた状態で、第7アーム部14
a−7を第1アーム部14a−1と同期させてレール部
14bに沿って第2シャワー槽5bの上方の位置まで移
動させる。
【0089】フィルタ1が第2シャワー槽5bの上方の
位置まで移動すると、第1搬送装置14は、第2アーム
部14a−2などと同期させて第7アーム部14a−7
を下降させて、フィルタ1を第2シャワー槽5b内の所
定の位置に置いて、第7アーム部14a−7を上昇させ
る。フィルタ1が第2シャワー槽5b内に置かれると、
第2シャワー槽5bは、供給ポンプ54及び空気ポンプ
55bを稼動させて、フィルタ1に向けて上水を噴射さ
せて、フィルタ1の表面に付いた洗浄液を流し取る。そ
して、第2シャワー槽5bは、第1洗浄槽4aの稼働時
間と同じ時間経過後、供給ポンプ54及び空気ポンプ5
5bを停止する。第1搬送装置14は、第2シャワー槽
5bによるシャワー作業が行われている間に、第7アー
ム部14a−7を第1アーム部14a−1に同期させて
第2すすぎ槽6b上の位置まで戻し、第8アーム部14
a−8及び第9アーム部14a−9も第1アーム部14
a−1に同期して元の位置に戻す。すなわち、第8アー
ム部14a−8が第2シャワー槽5bの上方の位置に戻
ってくる。供給ポンプ54などが停止すると、第1搬送
装置14は、第8アーム部14a−8を降下させて、第
8アーム部14a−8にフィルタ1を保持させた後、第
1アーム部14a−1などと同期させて第8アーム部1
4a−8を上昇させてフィルタ1を第2シャワー槽5b
内から引き上げ、再度フィルタ1を第2シャワー槽5b
内に戻す動作を数回繰り返し、その後、フィルタ1を第
2シャワー槽5bから搬出させる。次いで、第8アーム
部14a−8にフィルタ1を保持させた状態で、第8ア
ーム部14a−8を第1アーム部14a−1と同期させ
てレール部14bに沿って殺菌槽7の上方の位置まで移
動させる。
【0090】フィルタ1が殺菌槽7の上方の位置まで移
動すると、第1搬送装置14は、第2アーム部14a−
2などと同期させて第8アーム部14a−8を下降させ
て、フィルタ1を殺菌槽7内の殺菌液に浸させて、殺菌
槽7内の所定の位置に置いて、殺菌作業を開始させ、第
8アーム部14a−8を上昇させる。第1搬送装置14
は、殺菌槽7による殺菌作業が行われている間に、第8
アーム部14a−8を第1アーム部14a−1に同期さ
せて第2シャワー槽5b上の位置まで戻し、第9アーム
部14a−9も第1アーム部14a−1に同期して元の
位置に戻す。すなわち、第9アーム部14a−9が殺菌
槽7の上方の位置に戻ってくる。フィルタ1を殺菌槽7
内の殺菌液に浸してから第1洗浄槽4aの稼働時間と同
じ時間経過後、第1搬送装置14は、第9アーム部14
a−9を降下させて、第9アーム部14a−9にフィル
タ1を保持させた後、第1アーム部14a−1などと同
期させて第9アーム部14a−9を上昇させてフィルタ
1を殺菌槽7内から引き上げ、再度フィルタ1を殺菌槽
7内に戻す動作を数回繰り返し、その後、フィルタ1を
殺菌槽7から搬出させる。次いで、第9アーム部14a
−9にフィルタ1を保持させた状態で、第9アーム部1
4a−9を第1アーム部14a−1と同期させてレール
部14bに沿って第4ベルトコンベア15aの一端の上
方の位置まで移動させる。
【0091】フィルタ1が第4ベルトコンベア15aの
一端の上方の位置まで移動すると、第1搬送装置14
は、第2アーム部14a−2などと同期させて第9アー
ム部14a−9を下降させて、フィルタ1を第4ベルト
コンベア15aの一端に載置させて、第9アーム部14
a−9を上昇させる。フィルタ1が第4ベルトコンベア
15aの一端に載置されると、第2搬送装置15は、第
4ベルトコンベア15aを稼動させて、フィルタ1を回
転コンベア15bまで搬送させる。フィルタ1が回転コ
ンベア15bまで搬送されると、第2搬送装置15は、
回転コンベア15bを稼動させて、フィルタ1を回転コ
ンベア15bの中央の位置まで移動させた後、90°回
転させてフィルタ1の向きを変える。フィルタ1の向き
が変わると、第2搬送装置15は、回転コンベア15b
を稼動させてフィルタ1を第5ベルトコンベア15cま
で搬送させる。フィルタ1が第5ベルトコンベア15c
まで搬送されると、第2搬送装置15は、第5ベルトコ
ンベア15cを稼動させて、フィルタ1を第6ベルトコ
ンベア15dまで搬送させる。フィルタ1が第6ベルコ
ンベア15dまで搬送されると、第2搬送装置15は、
第6ベルトコンベア15dを稼動させてフィルタ1を第
6ベルトコンベア15dの中央の位置まで移動させる。
【0092】フィルタ1が第6ベルトコンベア15dの
中央の位置まで移動されると、第2搬送装置15は、第
3アーム式コンベア15gの搬入用アーム部15g−1
を降下させて、第6コンベアフィルタ15d上のフィル
タ1を保持させて、搬入用アーム部16g−1を上昇さ
せた後、搬入用アーム部15g−1をレール部15g−
3に沿って待機所15eの上方の位置まで移動させて、
フィルタ1を待機所15eの上に置く。そして、図2に
示すように待機所15eに3つのフィルタ1が並べられ
ると、第2搬送装置15は、第3アーム式コンベア15
gの搬入用アーム部15g−1を稼動させて、フィルタ
1を脱水装置8の回転盤81の固定具84に搬送する。
待機所15e上の3つのフィルタ1が全て回転盤81ま
で搬送されると、脱水装置8は、回転盤81を回転させ
てフィルタ1の脱水作業を開始する。脱水装置8は、回
転盤81を最初遅い速度で回転させ、徐々に速度を速く
し、一定の回転速度を持続させ、数時間、例えば5分経
過後に停止させる際は、徐々に回転盤81の回転速度を
落として停止させる。
【0093】回転盤81が停止すると、第2搬送装置1
5は、第3アーム式コンベア15gの搬出用アーム部1
5g−2を稼動させて、回転装置8の回転盤81の固定
具84にあるフィルタ1を第7ベルトコンベア15fま
で搬送させる。なお、第2搬送装置15は、この搬出用
アーム部15g−2を搬入用アーム部15g−1の脱水
装置8にフィルタ1を搬入する動作に同期させて稼動さ
せる。そして、第7ベルトコンベア15fにフィルタ1
が6列並べられると、第2搬送装置15は、第7ベルト
コンベア15fを稼動させて、フィルタ1を乾燥装置9
の方に移動させる。
【0094】フィルタ1が乾燥装置9の入口ゲート91
bの近くまで移動すると、乾燥装置9は、入口ゲート9
1b及び出口ゲート91dを開口させる。入口ゲート9
1b及び出口ゲート91dが開口すると、乾燥装置9
は、ベルトコンベア92を稼動させることによって、一
列のフィルタ1を乾燥室91内に搬入し、乾燥室91内
の一列のフィルタ1を搬出させる。一列のフィルタ1が
乾燥室91内に搬入され、一列のフィルタ1が乾燥室9
1内から搬出されると、乾燥装置9は、入口ゲート91
b及び出口ゲート91dを閉口させる。そして、所定時
間、例えば30分間経過後、再び、入口ゲート91b及
び出口ゲート91dを開口して、ベルトコンベア92を
稼動させる。本実施例に係る洗浄装置が稼動している
間、乾燥装置9は、加熱器95、温風供給装置97及び
除湿器98を稼動させているので、フィルタ1が乾燥室
91内を通過することによって、自動的にフィルタ1を
乾燥させることができる。
【0095】本実施例においては、第1洗浄槽4a及び
第2洗浄槽4b、並びに第1すすぎ槽6a及び第2すす
ぎ槽6bは、超音波振動子47又は67を上流側及び下
流側のいずれかのみに設けたが、本発明は、これに限定
されず、図22及び23に示すように、超音波振動子を
上流側及び下流側の両側に設けても良い。このように超
音波振動子を上流側及び下流側の両側に設けた場合、超
音波振動子を同時に超音波を発生させるか、また所定時
間ごと、例えば5秒ごと交互に超音波を発生させるよう
構成される。超音波を所定時間ごと交互に発生させた場
合、フィルタに当たる超音波を変化させることができる
ので、フィルタに刺激を与えることができ、効率の良い
洗浄を行うことができる。
【0096】また、本発明における洗浄槽及びすすぎ槽
において、図22及び23に示すように、超音波振動子
47又は67を洗浄槽又はすすぎ槽の槽の内壁面に直接
取り付けても良い。このように槽の内壁面に直接取り付
けることにより、槽内の容積を小さくすることができ、
洗浄又はすすぎに使用する洗浄液の量を減らすことがで
きる。
【0097】さらに、本発明における洗浄槽及びすすぎ
槽において、図22及び23に示すように、供給ノズル
42a又は62をフィルタ1の真下に設けても良い。
【0098】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、すすぎ
作業が終了した後に脱水作業を自動的に行うことができ
るので、すすぎ作業が終了した後に自然乾燥又は別途設
けた乾燥室で乾燥を行っていた従来の洗浄装置に比し短
時間でフィルタの乾燥を行うことができ、フィルタの洗
浄及びすすぎ後、短時間でフィルタの乾燥を行うことが
できるフィルタの洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係るフィルタの洗浄装置の
実施例によって洗浄されるフィルタをフィルタケースに
収容した状態の平面図であり、(b)は、その正面図で
あり、(c)は、その側面図である。
【図2】本実施例に係るフィルタの洗浄装置の平面図で
ある。
【図3】本実施例に係るフィルタの洗浄装置の側面図で
ある。
【図4】本実施例に係るフィルタの洗浄装置の概略図の
一部である。
【図5】本実施例に係るフィルタの洗浄装置の概略図の
一部である。
【図6】本実施例に係るフィルタの洗浄装置の概略図の
一部である。
【図7】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用され
る脱気槽の概略図である。
【図8】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用され
る第1洗浄槽の概略図である。
【図9】第1洗浄槽及び第2洗浄槽に使用される供給パ
イプを示す概略図である。
【図10】第1洗浄槽、第2洗浄槽、第1すすぎ槽及び
第2すすぎ槽に使用される超音波振動子から発する超音
波の波長を示す図である。
【図11】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる第2洗浄槽の概略図である。
【図12】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる第1シャワー槽の概略図である。
【図13】第1シャワー槽及び第2シャワー槽に使用さ
れるシャワーパイプを示す概略図である。
【図14】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる第1すすぎ槽の概略図である。
【図15】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる第2すすぎ槽の概略図である。
【図16】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる第2シャワー槽の概略図である。
【図17】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる殺菌槽の概略図である。
【図18】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる回転装置の正面概略図である。
【図19】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる回転装置の平面概略図である。
【図20】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる乾燥装置の概略図である。
【図21】本実施例に係るフィルタの洗浄装置に使用さ
れる乾燥装置の第1室及び第2室の概略図である。
【図22】本発明に係るフィルタの洗浄装置に使用され
る洗浄槽の他の例の概略図である。
【図23】本発明に係るフィルタの洗浄装置に使用され
るすすぎ槽の他の例の概略図である。
【符号の説明】
1 フィルタ 2 待機装置 3 脱気槽 4a 第1洗浄槽 4b 第2洗浄槽 5a 第1シャワー槽 5b 第2シャワー槽 6a 第1すすぎ槽 6b 第2すすぎ槽 7 殺菌槽 8 回転装置 9 乾燥装置 10 搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/12 B01D 41/04 B08B 3/02 E21F 1/00

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルタを洗浄液に浸すことにより洗浄を
    行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすすぐす
    すぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動的に
    搬送する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装置にお
    いて、フィルタの脱水を行う脱水装置をさらに備え、前
    記搬送装置は、前記すすぎ槽によるすすぎ作業終了した
    フィルタを前記脱水装置に自動的に搬送するよう構成さ
    れていることを特徴とするフィルタの洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記脱水装置は、遠心脱水装置であること
    を特徴とする請求項1記載のフィルタの洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記遠心脱水装置は、円盤状に形成された
    回転盤と、回転盤の底面の中央部に設けられた回転軸
    と、回転軸を回転させる駆動装置と、フィルタを回転盤
    の表面に固定する固定具と、を備えており、該固定具
    は、固定されるフィルタの中心点を中心に回転盤の半径
    方向に対してフィルタの幅方向に延びる線が−30°〜
    +30°の範囲で交わるようにフィルタを固定できるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項2記載のフ
    ィルタの洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記回転盤全体を覆うカバーをさらに備え
    たことを特徴とする請求項3記載のフィルタの洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】前記カバーの円周面の内面全周に沿って突
    出するように設けられている樋をさらに備え、該樋の底
    面には、排出パイプが設けられており、前記樋に捕集さ
    れた液体が排出パイプを通って外に排出されるよう構成
    されていることを特徴とする請求項4記載のフィルタの
    洗浄装置。
  6. 【請求項6】 フィルタを洗浄液に浸すことにより洗浄
    を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすすぐ
    すすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動的
    に搬送する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装置に
    おいて、フィルタを乾燥する乾燥装置をさらに備え、前
    記搬送装置は、前記すすぎ槽によるすすぎ作業が終了し
    たフィルタを前記乾燥装置に自動的に搬送するよう構成
    されていることを特徴とするフィルタの洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記乾燥装置は、内部を密閉する乾燥室
    と、該乾燥室内でフィルタを移動させる移動装置と、乾
    燥室内をフィルタの移動方向に対して垂直な方向に二分
    する仕切り板と、加熱室内の空気を循環させるファン
    と、乾燥室内に温風を供給する温風供給装置と、を備
    え、前記ファンは、前記仕切り板によって仕切られた各
    部屋に設けられていることを特徴とする請求項6記載の
    フィルタの洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記乾燥装置は、前記乾燥室内を加熱す
    る加熱器をさらに備え、該加熱器は、前記仕切り板によ
    って仕切られた各部屋に設けられていることを特徴とす
    る請求項7記載のフィルタの洗浄装置。
  9. 【請求項9】 フィルタを洗浄液に浸すことにより洗浄
    を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすすぐ
    すすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動的
    に搬送する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装置に
    おいて、フィルタに向けて空気を混合させた状態で水を
    噴出するシャワー槽をさらに設けたことを特徴とするフ
    ィルタの洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記搬送装置は、フィルタを前記すす
    ぎ槽に搬送する前に、前記シャワー槽に自動的に搬送す
    るよう構成されていることを特徴とする請求項9記載の
    フィルタの洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記搬送装置は、前記すすぎ槽による
    すすぎ作業が終わった後にフィルタを前記シャワー槽に
    自動的に搬送するよう構成されていることを特徴とする
    請求項9又は10記載のフィルタの洗浄装置。
  12. 【請求項12】 フィルタを洗浄液に浸すことにより洗
    浄を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすす
    ぐすすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動
    的に搬送する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装置
    において、前記すすぎ槽内には、収容されたフィルタと
    対向する位置に超音波振動子が設けられており、該超音
    波振動子は、異なる周波数の超音波を発生させるよう構
    成されていることを特徴とするフィルタの洗浄装置。
  13. 【請求項13】前記超音波振動子から発生する超音波の
    周波数を調整する超音波調整手段を備えたこと特徴とす
    る請求項12記載のフィルタの洗浄装置。
  14. 【請求項14】前記超音波振動子は、異なる周波数の複
    数の超音波を同時に発生させるよう構成されていること
    を特徴とする請求項12記載のフィルタの洗浄装置。
  15. 【請求項15】前記超音波振動子は、超音波の周波数を
    所定時間ごと変化させるよう構成されていることを特徴
    とする請求項12のいずれか記載のフィルタの洗浄装
    置。
  16. 【請求項16】前記すすぎ槽内には、前記フィルタの厚
    み方向の水流を発生させる水流発生手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項12乃至15いずれか記載のフ
    ィルタの洗浄装置。
  17. 【請求項17】 フィルタを洗浄液に浸すことにより洗
    浄を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすす
    ぐすすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動
    的に搬送する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装置
    において、フィルタを洗浄液に浸した状態で、槽内を減
    圧する脱気槽をさらに備え、前記搬送装置は、フィルタ
    を前記洗浄槽に搬送する前に、前記脱気槽に搬送するこ
    とを特徴とするフィルタの洗浄装置。
  18. 【請求項18】 前記搬送装置は、フィルタが脱気槽に
    浸されている時間をフィルタが洗浄槽に浸されている時
    間よりも短くなるよう制御されていることを特徴とする
    請求項17記載のフィルタの洗浄装置。
  19. 【請求項19】 フィルタを洗浄液に浸すことにより洗
    浄を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすす
    ぐすすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動
    的に搬送する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装置
    において、フィルタを殺菌する殺菌槽をさらに備え、前
    記搬送装置は、前記すすぎ槽によるすすぎ作業が終わっ
    た後にフィルタを前記殺菌槽に自動的に搬送するよう構
    成されていることを特徴とするフィルタの洗浄装置。
  20. 【請求項20】 フィルタを待機させる待機装置と、フ
    ィルタを洗浄液に浸した状態で槽内を減圧する脱気槽
    と、フィルタを洗浄液に浸すことにより洗浄を行う洗浄
    槽と、フィルタに向けて水を噴出するシャワー槽と、フ
    ィルタに染み込んだ洗浄液をすすぐすすぎ槽と、フィル
    タの殺菌を行う殺菌槽と、フィルタの脱水を行う脱水装
    置と、フィルタの乾燥を行う乾燥装置と、フィルタを前
    記待機装置、前記脱気槽、前記洗浄槽、前記シャワー
    槽、前記すすぎ槽、前記殺菌槽、前記脱水装置、及び前
    記乾燥装置を自動的に搬送する搬送装置と、を備えたこ
    とを特徴とするフィルタの洗浄装置。
  21. 【請求項21】 フィルタを洗浄液に浸すことにより洗
    浄を行う洗浄槽と、フィルタに染み込んだ洗浄液をすす
    ぐすすぎ槽と、前記洗浄槽とすすぎ槽にフィルタを自動
    的に搬送する搬送装置と、を備えたフィルタの洗浄装置
    において、前記搬送装置は、前記洗浄槽及び前記すすぎ
    槽の少なくとも1つの槽からフィルタを搬出した後に、
    該槽に再びフィルタを搬入し、次いで搬出する動作を行
    うことを特徴とするフィルタの洗浄装置。
  22. 【請求項22】 前記動作は、繰り返して行われること
    を特徴とする請求項21記載のフィルタの洗浄装置。
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