JP3406719B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3406719B2
JP3406719B2 JP32385694A JP32385694A JP3406719B2 JP 3406719 B2 JP3406719 B2 JP 3406719B2 JP 32385694 A JP32385694 A JP 32385694A JP 32385694 A JP32385694 A JP 32385694A JP 3406719 B2 JP3406719 B2 JP 3406719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンターなどの画像形成装置に係り、詳しくは回
動軸の周りに粉体現像剤を収容した複数の現像器が配置
され、該複数の現像器のうち任意の現像器を、該回動軸
を中心に潜像担持体に対向した現像位置に回動させて現
像を行なうものであって、該複数の現像器のうち少なく
とも一つの現像器を、現像装置本体に対し着脱、交換可
能とした現像装置を備えた画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、色分解光像を潜像担持体に露光
し、形成された各潜像を各々色分解光の補色のトナーで
現像し、得られた複数のトナー像を同一転写紙上に重ね
合わせて転写する方式のフルカラー複写機等のフルカラ
ー画像形成装置や、異なる色で再現すべき画像を別々に
潜像担持体上に露光し、形成された各潜像を各々異なる
色の現像剤で現像し、得られた複数のトナー像を同一転
写紙に重ね合わせて転写する多色画像形成装置等が知ら
れている。これらの画像形成装置では、複数色の現像を
行うために複数の現像器を必要とするが、各現像器を各
々別個独立に構成して潜像担持体の周辺に並設すると装
置が大型化してしまうという欠点があった。
【0003】そこで、従来より、潜像担持体に近接する
ように回転体を対設するとともに、この回転体に複数の
現像器を所定の位置に支持させ、各現像器を潜像担持体
に対向する現像位置に順次回動搬送することにより、潜
像担持体上の潜像を各色トナーにて現像するようにした
一成分あるいは二成分の現像剤を用いた回転型現像装置
が開発、実用化されている。
【0004】そして、この種の回転型現像装置において
は、トナーや現像剤の補充、交換、現像器等のメンテナ
ンスや点検、更には寿命に達した現像器の交換等のた
め、現像装置あるいは現像器を、画像形成装置本体に対
し着脱可能としたものも提案されている。例えば、特公
平4−23782号公報、実公平4−38362号公
報、特開昭63−78170号公報、特開平4−291
66号公報等には、複数の現像器を一体的に着脱あるい
は交換する回転型現像装置が記載されている。また例え
ば、特開昭60−208779号公報、特開昭60−2
14377号公報、特開昭61−73163号公報、特
開昭61−103175号公報等には、支持体に装着し
た複数の現像器を別個に着脱するようにした回転型現像
装置が開示されている。
【0005】ところで、通常の一般文書は黒色が主体で
あり、他の色の使用量は黒色に比べて少ない。よって、
複数の現像器のうち、黒色の現像器の使用頻度がかなり
多くなり、黒色の現像器と他の色の現像器の間で、現像
剤や現像ローラ等機能部品の劣化程度あるいはトナーの
消費量に差が出る。また、他の色の現像器間でも、ある
程度の使用頻度の差が現れる。
【0006】例えば、特公平4−23782号公報、特
開平4−29166号公報記載の回転型現像装置のよう
に、複数の同一形状の現像器が回転体円周上に配設され
たもので、トナーの補充、補給機構が設けられていない
現像装置では、複数の現像器のうち一色のトナーエンド
が発生した時点で現像装置全体を交換する必要がある。
このため、他の色のトナーが充分に残っていたり、現像
装置自体がまだ充分に機能するにも関わらず現像装置を
交換することにより、無駄が多く、ランニングコストの
大幅な上昇の原因になっていた。
【0007】これに対し、実公平4−38362号公報
記載の回転型現像装置は、使用頻度の高い黒色の現像剤
貯蔵量を他の色の現像剤貯蔵量よりも多くしたことで、
上記の装置に比べて無駄が少なくなり、ランニングコス
ト上昇も抑えられている。しかし、装置の使用状況には
ばらつきがあり、トナーエンド時に現像装置全体を交換
するため、まだ無駄な部分が多かった。また、この無駄
な部分は、地球環境保護の観点から、様々な材質から成
る現像装置をそのまま使い捨てにすることなく、回収、
解体、リサイクルするための環境、体制、設備等のコス
トアップにもつながり、実質的な装置コストやランニン
グコストの上昇を招くことになる。
【0008】上記特開昭63−78170号公報等記載
の現像装置は、複数の同一形状の現像器が回転体円周上
に一体的に配設されたもので、各色のトナーエンドによ
り消費されたトナーを補給するものである。この現像装
置においては、現像装置自体の信頼性が充分に高く、画
像形成装置本体の寿命(信頼性)に見合ったものであれ
ば、現像装置に対しトナーの補給のみを行えば良いこと
になるが、実際には、現像器や各部品の清掃、点検、調
整、修理、交換、更に、二成分現像剤を用いた装置で
は、現像剤(キャリア)の定期的な交換が必要となる。
【0009】また、上記特開昭63−78170号公報
等記載の現像装置は、回転型現像装置を担持した状態で
画像形成装置本体にスライド可能なスライダを設け、ス
ライダを引き出した状態で現像装置の保守作業を行なっ
たり、現像装置を交換するもので、作業性は向上する。
しかし、複数の現像器を搭載した現像装置を担持するた
め、スライダは複雑、かつ強固な構成が必要であり、コ
ストが掛かる上、現像装置交換時には、やはり装置全体
を交換することになるので、上記公知例と同様に無駄が
多く、ランニングコストの大幅な上昇の原因になってい
た。
【0010】上記複数の現像器を一体として着脱する現
像装置に対し、特開昭60−208779号公報、特開
昭60−214377号公報、特開昭61−73163
号公報、特開昭61−103175号公報等に記載され
た回転型現像装置は、支持体に装着した複数の現像器を
別個に着脱するようにしたものである。これらの現像装
置は、例えば特開昭60−208779号公報及び特開
昭61−103175号公報に記載されるように、所定
の現像器着脱、交換位置にて着脱し、必要に応じて交換
するもので、保守作業(メンテナンス)や交換の際に
は、保守作業、交換の必要な現像器のみを画像形成装置
から着脱することができる。
【0011】しかし、これらの現像装置では、各現像器
を単独で扱うにもかかわらず現像器の着脱動作が複雑で
あったり、各現像器あるいは各現像器内に設けられた現
像剤担持体(現像ローラ)を所定の位置に位置決めする
のが困難であり、場合によっては、各々の現像器の固定
に微調整を必要としていた。例えば、特開昭60−21
4377号公報記載の現像装置のように現像剤担持体両
端に潜像担持体との位置関係を保つ位置決めコロを用い
る方法が知られているが、コロに異物や現像剤が付着し
て両者の位置関係が変化し、画像欠陥をもたらすおそれ
がある。
【0012】また、上記特開昭60−208779号公
報、特開昭60−214377号公報、特開昭61−7
3163号公報、特開昭61−103175公報などに
記載された回転型現像装置は、いずれも支持体に装着し
た複数の現像器を画像形成装置本体手前側方向、すなわ
ち潜像担持体の軸と平行な方向に現像器の着脱を行って
いる。しかし、例えばこれらの現像装置では、画像形成
装置外側で必要な作業スペースが確保されている装置本
体への用紙の補給方向や用紙排紙方向と、現像器の着脱
方向とが異なるため、上記用紙補給等のための作業スペ
ースとは異なる位置に現像器の着脱のための作業スペー
スを広く取る必要があり、更に、装置本体への用紙の補
給方向や用紙排紙方向に装置内部のメンテナンス等のた
めの開閉カバーが設けられている場合には、該開閉カバ
ーとは別に、例えば画像形成装置本体側板に、現像器を
取り出すための専用の開閉扉が必要となってくる。ま
た、現像器を着脱する際に潜像担持体表面での傷などの
発生を防止する機構や工夫が必要となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は、
現像装置並びに現像器の保守、交換などの作業性を向上
させるとともに、ランニングコストの低減が可能な画像
形成装置を提供するために、複数の現像器のうち使用頻
度の高い特定の現像器のみを、現像装置本体に対して着
脱、交換可能としたものを提案している(特願平6−2
39607号参照)。特に、同出願(特願平6−239
607号)の実施例で示しているように、現像器を、該
現像装置の回動軸に垂直な面内で該回動軸に対して離接
する方向に着脱する場合には、画像形成装置本体への用
紙の補給方向や用紙の排出方向と、現像器の着脱方向が
同じような方向にすることができるので、用紙補給など
のための作業スペースと、現像器の着脱作業のための作
業スペースとを共用にすることができる。更に、上記用
紙の補給方向や用紙の排出方向に装置内部の潜像担持体
の交換等のメンテナンス等のための開閉カバーを設けて
いるため、この開閉カバーの位置とは異なる画像形成装
置本体側板に現像器を取り出すための専用の開閉扉を設
ける必要がなく、例えば潜像担持体の交換と同様な操作
で現像器の交換ができる。また、現像器を着脱する際に
潜像担持体の表面に傷などを発生させることがない。
【0014】ところが、上記現像器を、該現像装置の回
動軸に垂直な面内で該回動軸に対して離接する方向に着
脱するように構成した画像形成装置においては、画像形
成動作に伴って現像装置が回動すると、各現像器の重心
と現像装置の回動軸中心とを結ぶ線の直線方向に遠心力
が作用し、現像器が現像装置本体から離脱し、脱落する
おそれがある。
【0015】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、現像装置の回動時に各現像器に働
く遠心力で各現像器が脱落するのを防止することができ
る現像装置を備えた画像形成装置を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回動軸の周りに90°の角度で
4等分に分割された各領域それぞれに、粉体現像剤を収
容した4つの現像器が配置され、該4つの現像器のうち
任意の現像器を、該回動軸を中心に潜像担持体に対向し
た現像位置に回動させて現像を行なうものであって、該
4つの現像器のうち少なくとも一つの現像器を、現像装
置の回転軸に垂直な面内で該回転軸に対して離接する方
向に現像器を着脱可能とした現像装置を備えた画像形成
装置において、該現像装置本体に対する現像器の着脱方
向を、該現像装置の回動軸に垂直な面内で該回動軸中心
と該現像器に回動自在に設けられた現像剤担持体の回動
中心とを結ぶ直線方向に対して45°以上傾いた方向に
し、該現像器の画像形成装置外への取り出し方向を画像
形成装置から上方に向かう方向に設定し、且つ該潜像担
持体上の画像が転写される転写紙の排出位置を画像形成
装置の上面に設定したことを特徴とするものである。
【0017】
【0018】
【0019】特に、請求項の発明は、請求項の画像
形成装置において、上記現像装置の回動軸を含む軸体
と、該現像装置に装着された現像器の隣同士を仕切るよ
うに該軸体から延びた仕切部材とを有し、該現像器を着
脱可能に支持する現像器支持体を設け、該現像器に対面
する2つの仕切部材のうち一方の仕切部材の面に沿っ
て、該現像器を移動させて着脱することを特徴とするも
のである。
【0020】特に、請求項の発明は、請求項の画像
形成装置において、上記現像装置の回動軸方向における
上記仕切部材の両端部に、上記現像器を着脱方向にガイ
ドするガイド部と、該現像器を離脱方向に対して固定す
るストッパー部材とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0021】特に、請求項の発明は、請求項の画像
形成装置において、上記ストッパー部材を、上記現像器
が装着方向に加圧された状態で位置決めされて固定され
るように構成したことを特徴とするものである。
【0022】特に、請求項の発明は、請求項の画像
形成装置において、上記装着された現像器に対面する2
つの仕切部材のうち、該現像器の着脱方向に沿った面を
有する仕切部材とは異なる仕切部材の面によって、該現
像器の装着時の位置決めを行うことを特徴とするもので
ある。
【0023】特に、請求項の発明は、請求項の画像
形成装置において、上記現像器の装着時の位置決めを行
う仕切部材の面と、該現像器に回動自在に設けられた現
像剤担持体の回動軸を含み且つ該仕切部材の面と垂直に
交差する面との交線上に沿って、該仕切部材に該現像器
の位置決め用の係合部を設け、該現像器に該係合部と係
合する被係合部を設けたことを特徴とするものである。
【0024】
【0025】
【作用】 現像装置の重心を実際に確認することは難しい
が、通常は、現像器の現像剤担持体が金属のローラ部や
軸体から構成され比較的大きな重量を有するため、現像
装置の回動軸に垂直な面内で該回動軸中心と該現像器の
現像剤担持体の回動中心とを結ぶ直線方向は、実際の現
像装置の重心に作用する遠心力の方向に近くなる。そこ
で、請求項1の発明においては、現像装置本体に対する
現像器の着脱方向を、現像装置の回動軸に垂直な面内で
該回動軸中心と該現像器に回動自在に設けられた現像剤
担持体の回動中心とを結ぶ直線方向とは異なる方向にな
るため、画像形成動作に伴って現像装置を回動する際
に、現像器の重心と現像装置の回動軸中心とを結ぶ直線
方向に遠心力が作用しても、現像装置から現像器が離脱
しにくくなる。特に、請求項1の発明においては、現像
装置本体に対する現像器の着脱方向を、現像装置の回動
軸に垂直な面内で該回動軸中心と該現像器に回動自在に
設けられた現像剤担持体の回動中心とを結ぶ直線方向に
対して45°以上傾いた方向にしたことにより、画像形
成動作に伴って現像装置を回動する際に、現像器の重心
と現像装置の回動軸中心とを結ぶ直線方向に遠心力が作
用しても、より確実に現像装置から現像器が離脱しにく
くなる。
【0026】
【0027】
【0028】特に、請求項の発明においては、現像器
を着脱可能に支持する現像器支持体が、現像装置の回動
軸を含む軸体と、現像装置に装着された現像器の隣同士
を仕切るように該軸体から延びた仕切部材とを有してい
る。そして、この現像器に対面する2つの仕切部材のう
ち一方の仕切部材の面に沿って現像器を移動させて着脱
することにより、容易且つ確実に、現像装置の回動軸に
垂直な面内で該回動軸中心と該現像器に回動自在に設け
られた現像剤担持体の回動中心とを結ぶ直線方向とは異
なる方向から、現像器を着脱できるようになる。
【0029】特に、請求項の発明においては、現像器
の着脱の際は、現像装置の回動軸方向における仕切部材
の両端部に設けたガイド部材により、現像器が着脱方向
にガイドされる。更に、該仕切部材の両端部に設けたス
トッパー部材により、遠心力が作用する方向とは異なる
方向である離脱方向に対し現像器が固定される。
【0030】特に、請求項の発明においては、上記ス
トッパー部材で現像器を装着方向に加圧された状態で位
置決め、固定することにより、上記現像器支持体に対
し、現像器がガタを持つことなく固定される。
【0031】特に、請求項の発明においては、現像装
置に装着された現像器に対面する2つの仕切部材のう
ち、現像器の着脱方向に沿った面を有する仕切部材とは
異なる仕切部材の面によって現像器の装着時の位置決め
を行うことにより、現像器が精度良く位置決めされる。
【0032】特に、請求項の発明においては、現像器
の装着の際に、現像器の装着時の位置決めを行う仕切部
材の面と、現像器に回動自在に設けられた現像剤担持体
の回動軸を含み且つ仕切部材の面と垂直に交差する面と
の交線上に沿って、仕切部材の係合部及び現像器の被係
合部を係合させて現像器の位置決めを行うことにより、
画像形成時に最も位置精度が要求される現像剤担持体の
位置が精度良く位置決めされる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置であるフルカラ
ープリンタに適用した一実施例について説明する。ま
ず、図1を用いて、本実施例に係るフルカラープリンタ
の概略構成について説明する。潜像担持体としての感光
体ベルト1は帯電ローラ2により一様に帯電された後、
レーザ光学装置3により画像情報に基づき走査露光され
て表面に静電潜像が形成される。ここで、露光する画像
情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シ
アン及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。
形成された静電潜像は、後述の回転型現像装置4により
各々所定のイエロー、マゼンタ、シアン及び黒トナーで
現像され、感光体ベルト1上に各色画像が形成される。
【0034】図中矢印A方向に回転する感光体ベルト1
上に形成された各色画像は、感光体ベルト1と同期して
図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト5上に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン及び黒の単色毎に順次重ね転写
される。中間転写ベルト5上に重ね合わされたイエロ
ー、マゼンタ、シアン及び黒の画像は、給紙台8から給
紙ローラ9、レジストローラ10を経て転写部へ搬送さ
れた転写紙11上に転写ローラ6により一括転写され
る。転写終了後、転写紙11は定着装置7により定着さ
れてフルカラー画像が完成する。
【0035】次に、図2〜図4を用いて、本実施例のフ
ルカラープリンターに用いた回転型現像装置4について
説明する。図2は同回転型現像装置4の内部構成を示す
正面図である。感光体ベルト1の近傍に回転型現像装置
(リボルバー型現像装置又はロータリー型現像装置とも
いう。以下、単に「現像装置」という。)4が配置され
ている。この現像装置4においては、回転中心Oを含み
且つ回転中心Oを中心に回転自在に設けられた現像器支
持体20が、図示を省略した駆動機構により矢印C方向
に回転される。また、この現像器支持体20は、現像装
置4を4分割するような形状をなし、後述の構成により
各色現像器21Y、M、C、Kを着脱自在に支持してい
る。なお、図2は、現像器21Kが現像位置にある状態
を示している。
【0036】
【0037】
【0038】各現像器21Y、M、C、Kには、現像剤
担持体としての円筒状の現像ローラ22Y、M、C、K
が設けられている。この各現像ローラ22Y、M、C、
Kは、ケーシング23に設けられた開口部23aからそ
の一部が外部に露出するように配置され、色情報に同期
して図中矢印C方向に回転し、対応する静電潜像を現像
する。各現像器21Y、M、C、Kは、非磁性一成分現
像剤を用いた現像器であり、それぞれイエロー、マゼン
タ、シアン及び黒トナーが収納され、回転中心Oを中心
に選択的に現像位置に回動して、順次感光体ベルト1上
に形成された静電潜像を現像し、上述のように各現像像
を中間転写ベルト5及び転写紙11上に重ね合わせるこ
とにより、フルカラー画像を形成する。
【0039】図3(a)は黒色用の現像器21Kを感光
ベルト1とともに示した正面図である。以下、各色用
の現像器21Y,M,C,Kは同一構成及び同一動作を
とるので、黒色の現像器21Kについてのみ説明する。
図3(a)において、現像器21Kは感光体ベルト1の
下方に配置され、現像器21Kの上方に位置する感光体
ベルト1に形成される静電潜像に非磁性一成分現像剤と
してのトナーを供給する。現像位置で現像器21Kの上
方部に形成される開口部23aには、感光体ベルト1に
対向するように現像ローラ22Kが感光体ベルト1と所
定の周速比をもって感光体ベルト移動方向と同方向に回
転するように配設される。また、現像ローラ22Kの下
方には、発泡ポリウレタン等の弾性体からなるトナー供
給部材としての供給ローラ24Kが、現像ローラ22K
と摺擦し、かつその摺擦部において現像ローラ22Kに
対し所定の周速比をもって同方向に回転するように設け
られている。現像ローラ22Kの移動方向における供給
ローラ24Kよりも下流側で、上記開口23a近傍に
は、ウレタンゴム等の弾性体からなるブレード25K
が、その一端部近傍が現像ローラ22Kに接するように
設けられる。
【0040】また、図3(b)の現像器21Kの側方断
面図及び図4の斜視図に示すように、現像装置22Kの
手前側にはトナー収容部40Kが設けられている。第1
の現像剤搬送手段としての第1トナー搬送スクリュウ2
6Kは、トナー収容部40Kから現像装置4の他方側板
まで現像ローラ22K及び供給ローラ24Kと並行に配
設され、図3(b)の右側から左側(図3(a)の手前
側から奥側)に向けてトナーを搬送するように、現像ロ
ーラ22K及び供給ローラ24Kと連動し、所定の周速
比をもって回転される。ケーシング23Kはその一部が
供給ローラ24Kに接するように配設されており、現像
ローラ22K、供給ローラ24K及びケーシング23K
により、第1トナー搬送部材26Kを取り巻くトナー搬
送スペース27Kが形成される。
【0041】そして、第1トナー搬送スクリュウ26K
は、所定の方向に回転することにより、トナー収容部4
0Kから上記トナー搬送スペース27K内にトナーを搬
送し、供給ローラ24K上にトナーを供給する。供給ロ
ーラ24K上に供給されたトナーは、供給ローラ24K
により現像ローラ22K表面に帯電されながら供給さ
れ、現像ローラ22K表面に担持される。現像ローラ2
2K表面に担持されたトナーは、ブレード25Kにより
均一かつ所定厚みのトナー薄層にされ、感光体ベルト
の表面に形成された静電潜像を接触あるいは非接触現像
にて現像する。
【0042】なお、図3(a)中の導電性繊維等からな
る除電ブラシ28Kは、現像ローラ22Kに軸方向全幅
にわたって当接し、現像ローラ22Kとの間に所定の電
圧差を設けることで、感光体ベルト1上の静電潜像に対
する現像ローラ22K上のトナーの消費差による履歴、
及びこれに起因する残像の発生を防止している。
【0043】ところで、上記現像工程で使用されなかっ
たトナーは、第1トナー搬送スクリュウ26Kによりト
ナー収容部40Kと逆側の現像器端部に搬送される。現
像ローラ22K及び供給ローラ24Kの軸方向有効径部
外側には、トナー循環部29Kが設けられている。第1
トナー搬送スクリュウ26Kでトナー循環部29Kまで
搬送されたトナーは、重力により現像器21Kの下部に
落下する。
【0044】現像器21Kの下部には、第2の現像剤搬
送部材としての第2トナー搬送スクリュウ30Kが現像
ローラ22K、供給ローラ24K及び第1トナー搬送ス
クリュウ26Kと並行に配設され、第1トナー搬送スク
リュウ26Kとは逆方向にトナーを搬送するように回動
され、上記現像工程で使用されなかったトナーをトナー
収容部40Kに搬送する。第1トナー搬送スクリュウ2
6K及び第2トナー搬送スクリュウ30Kの搬送量を適
切に設定することで、現像器21K内のトナー量検知
や、複雑な供給量制御を行うことなく、供給ローラ24
K上に供給でき、レイアウト自由度が大きく、感光体に
対する断面占有率の小さな小型現像装置を提供できる。
【0045】なお、図4中のトナーカートリッジ41K
は、トナー収容部40Kに着脱自在に装着され、現像装
置4の新規装着時及びトナーエンド時に装着あるいは交
換され、常にトナー収容部40K内に必要量のトナーが
収容される。
【0046】次に、現像器21を着脱するための構成及
びその着脱操作について説明する。画像形成動作時以外
の時、即ち作像動作前及び動作後には、現像装置4は図
5(a)及び(b)に示すようなホームポジションに待
機、停止している。本実施例では、黒現像器21Kの現
像ローラ22Kと、シアン現像器21Cの現像ローラ2
2Cの略中間地点で、両ローラ22K,22Cが感光体
ベルト1に接触しない位置をホームポジションとしてい
る。この位置は、通常一番使用頻度の高い黒現像器21
Kが、画像形成時に現像装置4の図中矢印C方向への回
動により、現像位置により早く、正確に達することので
きる位置である。また、非動作時に感光体ベルト1と現
像ローラ22の不必要な接触による感光体ベルト1、現
像ローラ22の劣化や傷付きの防止、所定領域外へのト
ナーの付着や固着等を防止している位置でもある。
【0047】前述のように、通常の出力画像の大半は白
黒の画像であり、カラー画像との比率は8:2あるいは
9:1であると言われている。従って、黒現像器21K
は他のカラー現像器21Y,M,Cの何倍もの動作を強
いられることになる。数千枚の画像を出力すると、トナ
ーカートリッジ41K内のトナーは空となり、図示を省
略した光センサや磁気センサ等の従来から知られている
トナーエンドセンサによりトナーエンドが検知される。
通常、トナーエンドを迎えた場合、図6に示すようにト
ナーカートリッジ41Kのみを矢印D方向に着脱して交
換することになる。図6では黒色のトナーカートリッジ
41Kの着脱、交換を示したが、他の色の場合も同様で
ある。
【0048】現像器21の信頼性が充分高く、プリンタ
ー本体の信頼性に見合ったもので、且つ、特別な異常が
無ければ、上述のトナーカートリッジ41交換だけを行
うことになるが、現像器21の使用状況により現像器2
1の保守作業(メンテナンス)や交換が必要になる。特
に、上述のように、黒現像器21Kは使用頻度が高いた
め、保守、交換作業が他の色の現像器より頻繁に必要と
なる。また、他の色の現像器21Y,M,Cにおいても
使用状況が多少異なってくるため、保守、交換の間隔が
異なってくる。このようにいずれかの現像器に保守、交
換が必要になっても、他の色の現像器は異常のない場合
が大半である。従って、特定の現像器のみ保守、交換が
必要な際に、他の現像器を同時に着脱したり、交換した
りせざるを得ない構造では、作業性が悪い。また、充分
に使用できる現像器までも交換することになり、無駄が
多く、現像器コストや、交換費用、ランニングコストが
多く掛かることになる。更に、地球環境の保護やリサイ
クルの観点から、交換した現像器は回収されるのが一般
的になりつつあり、回収性、分解性、リサイクル性にも
問題がでている。
【0049】そこで、本実施例では、使用頻度の違う複
数の現像器のうち、例えば保守、交換が必要になった現
像器のみを現像装置4及びプリンター本体に対し、着
脱、交換可能にすることにより、保守、交換と言った作
業を容易に行えるようにし、更に、コストの低減や、リ
サイクル性の向上を図っている。例えば、黒現像器21
Kに保守、交換が必要となった場合、本実施例では、図
7に示すように、プリンター本体50の上カバー51を
開放し、感光体ユニット52を上方に取り外す。次に、
図8に示すように黒現像器21Kのみを現像装置4及び
プリンター50から、矢印D方向に離脱させて取り外
す。なお、図9に示すように、予めトナーカートリッジ
41Kを取り外した状態での作業も可能である。黒現像
器のみを着脱、交換するので、作業性が高く、交換時の
無駄も小さく押さえられる。
【0050】次に、図10〜図12を用いて、黒現像器
21Kの着脱、位置決め機構の構成例について説明す
る。図10(a)は、4色の現像器21Y、M、C、K
を着脱自在に支持する現像器支持体20の斜視図であ
る。この現像器支持体20は、現像装置4の回転軸Oを
中心に含む軸体201と、現像装置4に装着された現像
器21Y、M、C、Kの隣同士を仕切るように軸体20
1から延びた4つの仕切部材202Y、M、C、Kとを
有している。この仕切部材202によって現像装置4が
4等分され、その分割された各領域に各現像器21Y、
M、C、Kが着脱自在に支持される。また、現像装置4
の回転軸方向における仕切部材202の両端には、現像
器21を着脱方向にガイドする凸状のガイド部202a
が形成されている。
【0051】図10()及び()の現像器21の左
右側面図に示すように、現像器21の長手両側板31,
32の下部には、前述の現像器支持体20の仕切部材2
02に形成された凸状のガイド部202aに対応した凸
状部31a,32a及び溝31b,32bが形成されて
いる。プリンター本体50及び現像器支持体20に対
し、例えば黒色用の現像器21Kを装着する際には、現
像器21Kに対面する2つのうち一方の仕切部材202
Kに設けられたガイド部202aと、現像器側板31
K,32Kの下部に形成された凸状部31a,32a及
び溝31b,32bとを係合させ、仕切部材202Kの
一方の面202bに沿って現像器21Kを押し込む。こ
れにより、容易且つ確実に現像器21Kを所定の装着位
置に導くことができる。
【0052】また、現像装置21に対面する2つの仕切
部材202のうち、現像器21の着脱方向に沿った面2
02bが対面する仕切部材202とは異なる仕切部材2
02の面202c、例えば現像器21が黒色の現像器2
1Kの場合は仕切部材202Yの現像器21Kに対面す
る面202bの両端部には、位置決め用の係合部である
ピン状の突起202dが形成されている。これに対し、
図10(c)に示すように現像器21の現像器側板3
1,32の背面には、円形状及び長穴状ボス部31c,
32cが設けられている。現像器21の装着時には、突
起202dとボス部31c,32cが係合し、現像器2
1における装着方向と垂直な方向の位置決めがなされる
と共に、仕切部材202の一方の面202cと現像器2
1の背面の突き合わせにより現像器21の装着方向の位
置決めがなされる。
【0053】なお、図11(a)に示すように上記現像
器の突き合わせ用の仕切部材202の面202cと、現
像ローラ22の回動軸を含み且つ該仕切部材の面202
cと垂直に交差する面との交線上に沿って、上記突起2
02d及びボス31a、32aを整列的に設けること
で、画像形成時に最も位置精度が要求される現像ローラ
22の位置が、高精度で決定、管理され易くなる。
【0054】ところで、画像形成動作に伴って現像装置
4が回転すると、各現像器21には現像器21の断面重
心と回転軸Oとを結ぶ線方向(図11(b)中の矢印E
方向)に遠心力が作用し、現像器21は現像器支持体2
0から離脱しようとする。通常は、回転型現像装置4の
最外周部に取り付けられ、且つ金属のローラ部や軸部を
持つ現像ローラ23と、回転軸O中心とを結ぶ直線方向
は、上記重心に働く遠心力方向に近くなっている。
【0055】そこで、本実施例では、図11(b)に示
すように現像器着脱方向(図11(b)中の矢印D方
向)と、回転軸O中心と現像器21の断面重心とを結ぶ
直線方向(遠心力が作用するE方向と略同じ方向)との
間の角度θを約60゜としている。上述のように現像器
支持体20と現像器21は、現像器支持体20の仕切部
材202に設けられたガイド部202aと、現像器側板
31,32に設けられた凸状部31a,32a及び溝3
1b,32bとを係合させ、仕切部材202の一方の面
202bに沿った方向のみに移動可能であるので、遠心
力の影響による現像器21の離脱、脱落を防止できる。
なお、現像器21を現像装置4の回転軸Oから半径方向
に着脱する場合、現像器21の着脱方向と、現像器21
の断面重心と現像装置4の回転軸O中心とを結ぶ直線方
向との間の角度θは大きく取ることが望ましく、実際に
は現像器21の着脱方向と、現像ローラ23の回動軸と
現像装置4の回転軸Oとを結ぶ直線方向と間の角度を4
5゜以上とするのが望ましい。
【0056】また、図12(a)に示すように、現像器
支持部材20の仕切部材202の両端部のガイド部20
2a近傍には、ストッパー部材203が板バネ204に
より図中矢印F方向に加圧された状態で配設されてい
る。ガイド部202aと現像器側板32に設けられた凸
状部32aが係合した状態で、図12(b)中の矢印G
方向に押し込まれると、凸状部32aのテーパ部32d
によりストッパー部材203が矢印H方向に、バネ20
4の押圧力に抗して移動する。更に現像器21が押し込
まれると、やがて凸状部32aの一部に形成された係止
部32eが、ストッパー部材203の先端203aに係
合する。このときには、前述のように仕切部材202の
一方の面202cと現像器21の背面の突き合わせによ
り現像器21の装着方向の位置決めがなされる。
【0057】そして、図12(c)に示すように、係止
部32eとストッパー部材203の先端203aの位置
を僅かにずらすことにより、バネ204の押圧力により
図中矢印I方向に現像器21が押圧された状態で位置決
めされることになる。これにより、現像器支持体20に
対し、現像器21がガタを持つ事無く容易に、且つ精度
良く固定される。また、前述のように遠心力による現像
器21の離脱方向の力は充分に弱いものであるので、バ
ネ204の押圧力は大きく取る必要がなく、現像器21
を現像器支持体20から離脱する際には、バネ204の
押圧力に僅かに抗する力で現像器21を引くことで容易
に現像器21を取り外すことができる。
【0058】また、現像器支持部材20の仕切部材20
2のもう一方の端部のガイド部202a近傍にも、図1
2と同様にストッパー部材203が配設され、もう一方
の現像器側板31の凸状部31aにも、図12と同様に
テーパ部32d及び係止部32eが形成されている。
【0059】なお、上記実施例では、イエロー、マゼン
タ、シアン、黒の4色を用いたフルカラーのプリンター
について説明したが、黒と、赤や青、その他の色を用い
た、いわゆるマルチカラー画像形成装置にも応用でき
る。
【0060】
【発明の効果】請求項の発明によれば、現像装置本体
に対する現像器の着脱方向を、現像装置の回動軸に垂直
な面内で該回動軸中心と該現像器の重心とを結ぶ直線方
向とは異なる方向にしたことにより、画像形成動作に伴
って現像装置を回動する際に、現像器の重心と現像装置
の回動軸中心とを結ぶ直線方向に遠心力が作用しても、
現像装置から現像器が離脱しにくくなるので、現像器の
脱落を未然に防止できるという効果がある。
【0061】また、現像器の画像形成装置外への取り出
し方向を画像形成装置から上方に向かう方向に設定し、
且つ潜像担持体上の画像が転写される転写紙の排出位置
を画像形成装置の上面に設定しているため、排出された
用紙の取り扱いなどのための作業スペースと、現像器の
着脱作業のための作業スペースとを共用にすることがで
き、画像形成装置周りのスペースを広く取る必要がない
という効果がある。更に、上記用紙の補給方向や用紙の
排出方向に装置内部の潜像担持体の交換等のメンテナン
ス等のための開閉カバーを設けた場合には、この開閉カ
バーの位置とは異なる画像形成装置本体側板に現像器を
取り出すための専用の開閉扉を設ける必要がなく、例え
ば潜像担持体の交換と同様な操作で現像器の交換ができ
るという効果がある。また、現像器を着脱する際に潜像
担持体の表面に傷などを発生させることがないという効
果がある。
【0062】特に、請求項の発明によれば、現像装置
本体に対する現像器の着脱方向を、現像装置の回動軸に
垂直な面内で該回動軸中心と金属のローラ部や軸体から
構成され比較的大きな重量を有する現像剤担持体の比較
的確認しやすい回動中心とを結ぶ直線方向とは異なる方
向にしたことにより、実際に確認しにくい現像器の重心
位置を知ることなく、現像器の着脱方向を設定できると
いう効果がある。
【0063】また特に、請求項の発明によれば、現像
装置本体に対する現像器の着脱方向を、現像装置の回動
軸に垂直な面内で該回動軸中心と該現像器に回動自在に
設けられた現像剤担持体の回動中心とを結ぶ直線方向に
対して45°以上傾いた方向にしたことにより、画像形
成動作に伴って現像装置を回動する際に、現像器の重心
と現像装置の回動軸中心とを結ぶ直線方向に遠心力が作
用しても、より確実に現像装置から現像器が離脱して脱
落しないようになるという効果がある。
【0064】また特に、請求項の発明によれば、現像
器に対面する2つの仕切部材のうち一方の仕切部材の面
に沿って現像器を移動させて着脱することにより、容易
且つ確実に、現像装置の回動軸に垂直な面内で該回動軸
中心と該現像器に回動自在に設けられた現像剤担持体の
回動中心とを結ぶ直線方向とは異なる方向から、現像器
を所定の装着位置に導いて装着できるようになるという
効果がある。
【0065】また特に、請求項の発明によれば、現像
器の着脱の際は、現像装置の回転軸方向における仕切部
材の両端部に設けたガイド部材により、現像器を着脱方
向にガイドすることにより、現像器を所定の装着位置に
導いて装着できるとともに、該仕切部材の両端部に設け
たストッパー部材により、離脱方向に対して現像器が固
定されるので、現像器の脱落を更に防止できるという効
果がある。更に、現像器の着脱方向を該ガイド部材のガ
イド方向の一方向にすることができるので、遠心力の影
響を更に受けにくくすることができるという効果があ
る。更に、上記ストッパー部材により遠心力の作用する
方向とは異なる方向に固定するため、極めて小さな力で
現像器を確実に固定できるという効果がある。
【0066】また特に、請求項の発明によれば、上記
ストッパー部材で現像器を装着方向に加圧された状態で
位置決め、固定することにより、上記支持体に対し、現
像器をガタを持つことなく固定することができるので、
現像器の着脱方向の位置決めを容易に且つ精度良く行う
ことができるという効果がある。
【0067】また特に、請求項の発明によれば、現像
装置に装着された現像器に対面する2つの仕切部材のう
ち、現像器の着脱方向に沿った面を有する仕切部材とは
異なる仕切部材の面によって現像器の装着時の位置決め
を行うことにより、現像器を更に精度良く位置決めでき
るという効果がある。
【0068】また特に、請求項の発明によれば、現像
器の装着の際に、現像器の装着時の位置決めを行う仕切
部材の面と、現像器に回動自在に設けられた現像剤担持
体の回動軸を含み且つ仕切部材の面と垂直に交差する面
との交線上に沿って、仕切部材の係合部及び現像器の被
係合部を係合させて現像器の位置決めを行うことによ
り、画像形成時に最も位置精度が要求される現像剤担持
体の位置を精度良く位置決めできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るフルカラープリンターの概略構
成を示す正面図。
【図2】同プリンターにおける回転型現像装置の概略断
面図。
【図3】(a)は同現像装置における現像器の概略断面
図。(b)は同現像器の縦断面図。
【図4】同現像装置の概略斜視図。
【図5】(a)及び(b)は同現像装置のホームポジシ
ョンの説明図。
【図6】同現像装置におけるトナーカートリッジの着脱
に関する説明図。
【図7】同プリンターにおける感光体ユニットの着脱に
関する説明図。
【図8】同プリンターにおける黒現像器及びトナーカー
トリッジの着脱に関する説明図。
【図9】同プリンターにおける黒現像器の着脱に関する
説明図。
【図10】(a)は同現像装置の現像器支持体の斜視
図。(b)は同現像装置に装着する現像器の右側面図。
(c)は同現像器の左側面図。
【図11】(a)は同黒現像器の着脱方向の説明図。
(b)は同黒現像器の着脱方向と遠心力が作用する方向
の説明図。
【図12】(a)乃至(c)は同現像器の固定機構の説
明図。
【符号の説明】
4 現像装置 20 現像器支持体 21 現像器 22 現像ローラ 31,32 現像器側板 31a,32a 凸状部 31b,32b 溝 31c,32c ボス部 31d,32d テーパ部 31e,32e 係止部 40 トナー収容部 41 トナーカートリッジ 50 プリンター本体 51 プリンターの上カバー 201 軸体 202 仕切部材 202a ガイド部 202b 仕切部材の現像器着脱方向に沿った面 202c 仕切部材の現像器に突き合わせる面 202d 突起 203 ストッパー部材 204 バネ
フロントページの続き (72)発明者 上野 祐一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 藤城 宇貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 小林 千矢子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平4−318875(JP,A) 特開 平4−119369(JP,A) 特開 平7−114242(JP,A) 特開 昭62−163072(JP,A) 特開 昭63−177165(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/08 - 15/095

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動軸の周りに90°の角度で4等分に分
    割された各領域それぞれに、粉体現像剤を収容した4つ
    現像器が配置され、該4つの現像器のうち任意の現像
    器を、該回動軸を中心に潜像担持体に対向した現像位置
    に回動させて現像を行なうものであって、該4つの現像
    器のうち少なくとも一つの現像器を、現像装置の回転軸
    に垂直な面内で該回転軸に対して離接する方向に現像器
    を着脱可能とした現像装置を備えた画像形成装置におい
    て、 該現像装置本体に対する現像器の着脱方向を、該現像装
    置の回動軸に垂直な面内で該回動軸中心と該現像器に回
    動自在に設けられた現像剤担持体の回動中心とを結ぶ直
    線方向に対して45°以上傾いた方向にし、 該現像器の画像形成装置外への取り出し方向を画像形成
    装置から上方に向かう方向に設定し、且つ該潜像担持体
    上の画像が転写される転写紙の排出位置を画像形成装置
    の上面に設定したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記現像装置の回動軸を含む軸体と、該現
    像装置に装着された現像器の隣同士を仕切るように該軸
    体から延びた仕切部材とを有し、該現像器を着脱可能に
    支持する現像器支持体を設け、 該現像器に対面する2つの仕切部材のうち一方の仕切部
    材の面に沿って、該現像器を移動させて着脱する ことを
    特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記現像装置の回動軸方向における上記仕
    切部材の両端部に、上記現像器を着脱方向にガイドする
    ガイド部と、該現像器を離脱方向に対して固定するスト
    ッパー部材とを設けたことを特徴とする請求項2の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】上記ストッパー部材を、上記現像器が装着
    方向に加圧された状態で位置決めされて固定されるよう
    に構成したことを特徴とする請求項の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記装着された現像器に対面する2つの仕
    切部材のうち、該現像器の着脱方向 に沿った面を有する
    仕切部材とは異なる仕切部材の面によって、該現像器の
    装着時の位置決めを行うことを特徴とする請求項の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】上記現像器の装着時の位置決めを行う仕切
    部材の面と、該現像器に回動自在に設けられた現像剤担
    持体の回動軸を含み且つ該仕切部材の面と垂直に交差す
    る面との交線上に沿って、該仕切部材に該現像器の位置
    決め用の係合部を設け、該現像器に該係合部と係合する
    被係合部を設けたことを特徴とする請求項の画像形成
    装置。
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