JPH0968911A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0968911A
JPH0968911A JP7248696A JP24869695A JPH0968911A JP H0968911 A JPH0968911 A JP H0968911A JP 7248696 A JP7248696 A JP 7248696A JP 24869695 A JP24869695 A JP 24869695A JP H0968911 A JPH0968911 A JP H0968911A
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JP
Japan
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developing device
image forming
developing
forming apparatus
toner
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JP7248696A
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English (en)
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Noriyuki Kimura
則幸 木村
Toshio Kaneko
利雄 金子
Shigeo Kurotaka
重夫 黒高
Takeshi Motohashi
武 本橋
Katsuhiro Aoki
勝弘 青木
Takatsugu Fujishiro
宇貢 藤城
Masahiko Akafuji
昌彦 赤藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の現像器を備えた回転型現像装置を有す
る画像形成装置において、現像器とは別体の現像器取り
外し補助部材を用いて、個別に現像器を取り外せるよう
にする。 【解決手段】 回転型現像装置4の各現像器22を、各
現像器とは別体に設けられた取り外し補助部材60を用
いて、画像形成装置から取り外せるようにした。これに
より、現像装置及び画像形成装置を小型・安価にでき
る。また、補助部材によって、現像器の保守、交換等の
作業性を向上させると共に、ランニングコストを低減で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の現像器を有
し、かつ潜像担持体に対向して回転自在に支持され、現
像器の回転によって各現像剤搬送部材を潜像担持体に対
向した現像位置に回動させて現像動作を行う画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、色分解光像を潜像担持体に露光
し、形成された各潜像を夫々色分解光の補色のトナーで
現像し、得られた複数のトナー像を同一転写紙上に重ね
合わせて転写する方式のフルカラー複写機等の画像形成
装置や、異なる色で再現すべき画像を別々に潜像担持体
上に露光して、異なる色の現像剤で現像し、得られた複
数のトナー像を同一転写紙に重ね合わせて転写する多色
画像形成装置等が知られている。これらの画像形成装置
では、複数の現像器を必要とするが、各現像器を各々別
個独立に構成して潜像担持体の周辺に並設すると装置が
大型化してしまうという欠点があった。
【0003】そこで、従来より、潜像担持体に近接する
ように回転体を対設すると共に、この回転体に複数の現
像器を所定の位置に支持し、各現像器を現像域に順次回
動搬送させることにより、潜像担持体上の潜像を各色ト
ナーにて現像するようにした一成分、並びに二成分の現
像剤を用いた回転型現像装置が開発、実用化されてい
る。
【0004】そして、この種の回転型現像装置において
は、トナーや現像剤の補充、交換、現像器等のメンテナ
ンスや点検、更には寿命に達した現像器の交換等の為、
現像装置あるいは現像器を、画像形成装置本体に対し着
脱可能としたものが発明、実用化されている。例えば、
特公平4−23782号公報、実公平4−38362号
公報、更に特開昭63−78170号公報、特開平4−
29166号公報等には、複数の現像器を一体的に着
脱、あるいは、交換する回転型現像装置が記載されてい
る。
【0005】また、特開昭60−208779号公報、
特開昭60−214377号公報、特開昭61−731
63号公報、更に特開昭61−103175号公報等に
は、支持体に装着した複数の現像器を別個に着脱する様
にした回転型現像装置が開示されている。
【0006】ところで、通常の一般文書は黒色が主体で
あり、他の色の使用量は黒色に比べて多いものではな
い。即ち、複数の現像器の内、黒色の現像器の使用頻度
がかなり多くなり、トナーの消費量、現像剤や現像ロー
ラ等機能部品の劣化程度に差が出ることになる。また、
他の色の現像器間でも、ある程度の使用頻度の差が現れ
る。例えば、特公平4−23782号公報、特開平4−
29166号公報記載の回転型現像装置の様に、複数の
同一形状の現像器が回転体円周上に配設されたもので、
トナーの補充、補給機構が設けられていない現像装置で
は、複数の現像器の内、一色のトナーエンドが発生した
時点で現像装置全体を交換する必要がある。このため、
他の色のトナーが充分に残っており、現像装置自体がま
だ充分に機能するにも関わらず現像装置を交換すること
により、無駄が多く、ランニングコストの大幅な上昇の
原因になっていた。
【0007】これに対し、実公平4−38362号公報
記載の回転型現像装置は、使用頻度の高い黒色の現像剤
貯蔵量を他の色の現像剤貯蔵量よりも多くしたことで、
上記,の装置に比べて無駄が少なくなり、ランニングコ
スト上昇も抑えられてはいるが、装置の使用状況にはば
らつきがあり、トナーエンド時に現像装置全体を交換す
る為、まだ無駄な部分が多かった。また、昨今の地球環
境に対する観点から、様々な材質から成る現像装置をそ
のまま使い捨てにする事はできず、回収や解体、リサイ
クルのための環境や体制、設備等が必要となり、実質的
な装置コスト、ランニングコストの上昇を招くことにな
る。
【0008】特開昭63−78170号公報等記載の現
像装置は、複数の同一形状の現像器が回転体円周上に一
体的に配設されたもので、各色のトナーエンドにより消
費されたトナーを補給するものである。現像装置の信頼
性が充分に高く、画像形成装置本体の寿命(信頼性)に
見合ったものであれば、現像装置に対しトナーの補給の
みを行えば良いことになるが、実際には、現像器や各部
品の清掃、点検、または調整や修理、交換、更に、二成
分現像剤を用いた装置では、現像剤(キャリア)の定期
的な交換が必要となる。
【0009】特開昭63−78170号公報等記載の現
像装置は、画像形成装置本体に、回転型現像装置を担持
した状態でスライド可能に設けられたスライダを設け、
スライダを引き出した状態で現像装置の保守作業を行な
ったり、現像装置を交換するもので、作業性は向上する
が、複数の現像器を搭載した現像装置を担持するため、
スライダは複雑、かつ強固な構成が必要であり、コスト
が掛かる上、現像装置交換時には、やはり装置全体を交
換することになるので、上述の他の引例と同様に無駄が
多く、ランニングコストの大幅な上昇の原因になってい
た。
【0010】上記複数の現像器を一体として着脱する現
像装置に対し、特開昭60−208779号公報、特開
昭60−214377号公報、特開昭61−73163
号公報、特開昭61−103175号公報等に記載され
た回転型現像装置は、支持体に装着した複数の現像器を
別個に着脱する様にしたものであり、特開昭60−20
8779号公報、特開昭61−103175号公報に記
載されるように、所定の現像器着脱、交換位置にて着脱
し、必要に応じて交換するもので、保守作業(メンテナ
ンス)や交換の際には、保守作業、交換の必要な現像器
のみを画像形成装置から着脱することができる。
【0011】しかし、これらの現像装置では、各現像器
を単独で扱うにも関らず現像器の着脱動作が複雑であっ
たり、各現像器あるいは各現像器内に設けられた現像剤
担持体(現像ローラ)を所定の位置に位置決めするのが
困難であり、場合によっては、各々の現像器の固定に微
調整を必要としていた。例えば、特開昭60−2143
77号公報記載の現像装置のように現像剤担持体(現像
ローラ)両端に潜像担持体(感光体)との位置関係を保
つ位置決めコロを用いる方法が知られているが、コロに
異物や現像剤が付着して両者の位置関係が変化し、画像
欠陥をもたらすことになる。
【0012】また、特開昭60−208779号公報、
特開昭60−214377号公報、特開昭61−731
63号公報、特開昭61−103175公報等に記載さ
れた回転型現像装置は、何れも支持体に装着した複数の
現像器を画像形成装置本体手前側方向、即ち潜像担持体
(感光体)の軸平行方向に着脱を行っている。しかし、
例えばこれらの装置では、画像形成装置本体への用紙の
補給方向や用紙排紙方向と、現像器の着脱方向が異なる
ため、画像形成装置周りのスペースを広く取る必要があ
ったり、画像形成装置本体側板に、現像器を取り出す為
の専用の開閉扉を必要とする。また、現像器を着脱する
際に潜像担持体(感光体)表面に傷等の発生を防止する
機構や工夫が必要となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は、
現像装置並びに現像器の保守や交換などの作業性を向上
させるとともに、ランニングコストの低減が可能な画像
形成装置として、現像装置回転軸に対し略放線方向に、
複数の現像器を各々別個に着脱、交換可能としたものを
提案した(特願平6−323856号参照)。特に、同
出願(特願平6−239607号)の実施例で示してい
るように、各現像器を、該現像装置の回動軸に垂直な面
内で該回動軸に対して離接する方向に着脱する場合に
は、画像形成装置本体への用紙の補給方向や用紙の排出
方向と、現像器の着脱方向が同じ方向にすることができ
るので、用紙補給などのための作業スペースと、現像器
の着脱作業のためのスペースとを共用にすることができ
る。更に、上記用紙の補給方向や用紙の排出方向に装置
内部の潜像担持体の交換等のメンテナンス等のための開
閉カバーを設けているため、この開閉カバーの位置とは
異なる画像形成装置本体側板に現像器を取り出すための
専用の開閉扉を設ける必要がなく、例えば潜像担持体の
交換と同様な操作で現像器の交換ができる。また、現像
器を着脱する際に潜像担持体の表面に傷などを発生させ
ることがない。
【0014】ところで、従来より現像器と一体に固定、
あるいは折り畳み等収容式の現像器保持把手を設けた現
像装置や現像器が実用化されている。ところが、上記現
像器を、該現像装置の回動軸に垂直な面内で、該回動軸
に対して離接する方向に着脱するように構成した画像形
成装置においては、現像装置が回動軸を中心に回転する
ため、現像装置周辺に配置された潜像担持体や、その他
の装置、部品と干渉、接触を避けるため、現像器から突
出した部位、部材を設けることができず、特に現像器取
り外し時の現像器の保持が行い難い上、画像形成装置本
体の小型化の面から、現像器の着脱時に作業者が該現像
器を保持する把手部を設けることが困難である。更に、
使用を終えた現像器を、交換のために取り外す際に、現
像器開口に設けられた現像剤担持体(現像ローラ)上に
現像剤が付着しているため、現像器からのトナーの飛
散、漏洩や、作業者が現像剤担持体に直接触れる等での
作業者や周囲の汚染が発生する恐れがある。なお、例え
ば特開昭58−134663号公報や、特開昭58−1
36062号公報に記載されるように、回転型現像装置
の各現像器開口部を各々自動に遮蔽する装置が従来より
知られているが、現像器、及び画像形成装置本体に遮蔽
部材開閉のための機構、部品を設ける必要があり、コス
トアップを招き、現像器や画像形成装置本体の小型化を
阻害することになる。
【0015】本発明は、上述の各問題点を解決するべ
く、現像装置並びに現像器の保守、交換等の作業性を向
上させると共に作業者や周囲の汚染を引き起こすことな
く、小形で、安価な、更にランニングコストを低減させ
た回転型現像装置を備えた画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回動軸の周りに粉体現像剤を収
容した複数の現像器が配置され、任意の現像器を、前記
回動軸を中心に静電像担持体に対向した現像位置に回動
して現像を行なう現像装置で、前記複数の現像器の内、
少なくとも一つの現像器を、画像形成装置本体に対し着
脱、交換可能とした回転型現像装置を用い画像形成装置
において、現像器の画像形成装置本体からの取り外し
を、前記現像器とは別体に設けられた取り外し補助部材
を用いて行うことを特徴としている。
【0016】また、請求項2の発明は、前記取り外し補
助部材が、少なくとも前記現像器を取り外し、保持可能
な把手部を有する把手部材であり、該把手部材を前記現
像器に装着することにより前記現像器の取り外しを行う
ようにしたことを特徴としている。ここで、上記取り外
し補助部材は、スナップフィット、あるいは、これに準
ずる穴部と爪部の係合により前記現像器に装着するよう
することが望ましい。
【0017】更に請求項3の発明は、前記取り外し補助
部材が、前記現像器を取り外し、保持可能な把手部を有
する把手部材と、該把手部材と一体的に形成され、少な
くとも前記現像器内に設けられた現像剤担持体及び、該
現像剤担持体近傍の現像器開口部とを覆うカバー部材で
あり、該部材を前記現像器に装着することにより前記現
像器の取り外しを行うことを特徴としている。
【0018】更に請求4の発明は、前記取り外し補助部
材が、前記現像器への装着後、少なくとも補助部材装着
方向と逆方向、及び現像器取り外し方向への変位力のみ
で前記現像器から離脱されるのを防止する係合方法で前
記現像器に装着されることを特徴としている。
【0019】更に請求項5の発明は、前記取り外し補助
部材を前記現像器に装着した状態で、少なくとも画像形
成装置の画像形成操作を不可とすることを特徴としてい
る。
【0020】更に請求項6の発明は、前記取り外し補助
部材を前記現像器に装着した状態で、現像器の着脱用開
口部の閉口を不可とすることを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明による現像装置を備
えたフルカラープリンタの一例を示す図である。図1の
プリンタにおいてベルト状の感光体(潜像担持体)1は
帯電ローラ2により一様に帯電された後、レーザ光学装
置3により画像情報に基づき走査露光されて表面に静電
潜像が形成される。ここで、露光する画像情報は所望の
フルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及び黒の
色情報に分解した単色の画像情報である。形成された静
電潜像は、後述の回転型現像装置4により各々所定のイ
エロー、マゼンタ、シアン及び黒トナーで現像され、感
光体1上に各色画像が形成される。
【0022】図中矢印A方向に回転する感光体ベルト1
上に形成された各色画像は、感光体ベルト1と同期して
図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト5上に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン及び黒の単色毎に順次重ね転写
される。中間転写ベルト5上に重ね合わされたイエロ
ー、マゼンタ、シアン及び黒の画像は、給紙台8から給
紙ローラ9、レジストローラ10を経て転写部へ搬送さ
れた転写紙11上に転写ローラ6により一括転写され
る。転写終了後、転写紙11は定着装置7により定着さ
れてフルカラー画像が完成する。
【0023】次に、図2〜図4を用いて、本実施形態の
フルカラープリンターに用いた回転型現像装置4につい
て説明する。図2は、本発明の現像装置の実施例である
同回転型現像装置4の内部構成を示す正面図である。ま
た、図3(a)は現像位置にある黒色用の現像器21K
を感光体ベルト1とともに示した正面図である。上述の
感光体ベルト1の近傍に、本発明に係る現像装置として
の回転型(リボルバー型、ロータリー型とも言う)の現
像装置4が配置されている。この回転型現像装置4にお
いては、回転中心Oと一体的に形成され、回転中心Oを
中心に回転自在に設けられた現像器支持体20が、図示
を省略した駆動機構により矢印C方向に回転される。上
記現像器支持体20は、現像装置4を4分割するような
形状を成し、各色現像器21Y、M、C、Kを着脱自在
に支持している。
【0024】各現像器21Y、M、C、Kは、非磁性一
成分現像剤を用いた現像器で、それぞれ、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、黒トナーが収納され、また、現像剤搬
送部材としての円筒状の現像ローラ22Y、M、C、K
が設けられている。この各現像ローラ22Y、M、C、
Kは、ケーシング23に設けられた開口部23aからそ
の一部が外部に露出するように配置されている。これら
の現像器は、色情報に同期した上記矢印C方向の回転に
より選択的に現像位置に回動し、順次感光体ベルト3上
に形成された静電潜像を現像する。
【0025】各色現像器21Y,M,C,Kは同一形態
及び同一動作をとるので、ここでは一色の現像器21K
についてのみ更に説明する。上記現像ローラ22Kは、
感光体ドラムと所定の周速比をもって感光体移動方向と
同方向に回転するよう駆動される。現像ローラ22Kの
下方には、発泡ポリウレタン等の弾性体からなるトナー
供給部材としての供給ローラ24Kが、現像ローラ22
Kと摺擦し、かつ現像ローラ22Kに対し所定の周速比
をもって、摺擦部において現像ローラ22Kと同方向に
回転するように設けられている。現像ローラ22Kの移
動方向において供給ローラ24Kよりも下流側の上記開
口23a近傍には、ステンレス等のバネ性を有する薄板
あるいはウレタンゴム等の弾性体からなるブレード25
Kが、その一端部近傍が現像ローラ22Kに接するよう
に設けられる。なお、図中26Kは後述するスクリュウ
状の第1のトナー搬送部材で、図中手前側から奥側に向
けてトナーを搬送する。
【0026】現像装置21Kの手前側には、図3(b)
及び図4に示したように、トナー収容部40Kが設けら
れている。前記トナー搬送部材26Kはスクリュウ状の
第一のトナー搬送部材で、上述のトナー収容部40Kか
ら現像装置4の他方側板まで上述の現像ローラ22K及
び供給ローラ24Kと並行に配設され、図面手前側から
奥側)に向けてトナーを搬送するように、現像ローラ2
2K及び供給ローラ24Kと連動し、所定の周速比をも
って回転される。ケーシング23Kはその一部が供給ロ
ーラ24Kに接するように配設されており、上記現像ロ
ーラ22K、供給ローラ26K及びケーシング23Kに
より、第一トナー搬送部材26Kを取り巻くトナー搬送
スペース27Kが形成される。
【0027】上記第一のトナー搬送部材26Kは、トナ
ー収容部40Kからトナー搬送スペース27K内にトナ
ーを搬送し、供給ローラ24K上にトナーを供給する。
供給ローラ24K上に供給されたトナーは、供給ローラ
24Kにより現像ローラ22K表面に帯電されながら供
給され、現像ローラ22K表面に担持される。現像ロー
ラ22K表面に担持されたトナーは、ブレード25Kに
より均一かつ所定厚みのトナー薄層にされ、感光体1表
面に形成された静電潜像を接触あるいは非接触現像にて
現像する。なお、図中28Kは導電性繊維等からなる除
電ブラシで、現像ローラ22Kに軸方向全巾に渡って当
接し、現像ローラ22Kとの間に所定のバイアス差を設
けることで潜像に対する現像ローラ22K上のトナーの
消費差による履歴弧予備これに起因する残像の発生を防
止している。
【0028】ところで、上記現像工程で使用されなかっ
たトナーは、上記第1トナー搬送部材26Kによりトナ
ー収容部40Kと逆側の現像装置端部に搬送される。現
像ローラ22K及び供給ローラ25Kの軸方向有効径部
外側には、トナー循環部29Kが設けられている。第1
のトナー搬送部材26Kでトナー循環部29Kまで搬送
されたトナーは、重力により現像器21K下部に落下す
る。
【0029】現像器21K下部には、やはりスクリュウ
状の第2のトナー搬送部材30Kが上記現像ローラ22
K、供給ローラ24K及び第1トナー搬送部材26Kと
並行に配設され、上記第1のトナー搬送部材26Kとは
逆方向にトナーを搬送するように回動され、上記現像工
程で使用されなかったトナーをトナー収容部40Kに搬
送する。第1トナー搬送部材26K及び第2のトナー搬
送部材30Kの搬送量を適切に設定することで、現像器
21K内のトナー量検知や、複雑な供給量制御を行う事
なく、供給ローラ24K上に供給でき、レイアウト自由
度が大きく、感光体に対する断面占有率の小さな小型現
像装置を提供できる。なお、図4中41Kは、トナー収
容部40Kに着脱自在に装着されたトナーカートリッジ
で、現像装置4の新規装着時及び、トナーエンド時に装
着、交換され、常にトナー収容部40K内に必要量のト
ナーが収容される。
【0030】以下、本画像形成装置における現像器21
の着脱操作、構成について解説する。画像形成動作時以
外の時、即ち作像動作前、及び動作後には、現像装置4
は図5に示した様な現像装置ホームポジションに待機、
停止している。本実施形態では、黒現像器21Kの現像
ローラ22Kと、シアン現像器21Cの現像ローラ22
Cの略中間地点で、両ローラ22K,22Cが感光体1
に接触しない位置をホームポジションとしている。これ
は、通常一番使用頻度の高い黒現像器21Kが、画像形
成時に現像装置4の図中矢印C方向への回動により、現
像位置により早く、正確に達することのできる位置であ
り、かつ、非動作時に感光体ドラム1と現像ローラ22
の不必要な接触による感光体1、現像ローラ22の劣化
や傷付きの防止、所定領域外へのトナーの付着や固着等
を防止している位置である。
【0031】前述のように、通常の出力画像の大半は白
黒の画像であり、カラー画像との比率は8:2あるいは
9:1であると言われている。従って、黒現像装置21
Kは他のカラー現像装置21Y,M,Cの何倍もの動作
を強いられることになる。数千枚の画像を出力すると、
トナーカートリッジ41K内のトナーは空となり、図示
は省略したが光センサや磁気センサ等の従来から知られ
ているトナーエンドセンサによりトナーエンドが知らさ
れる。通常、トナーエンドを迎えた場合、図6に示すよ
うにトナーカートリッジ41Kのみを交換することにな
る。図6では、黒色のトナーカートリッジ41Kの着
脱、交換を示したが、他の色の場合も同様である。
【0032】現像器21の信頼性が充分高く、画像装置
本体の信頼性に見合ったもので、かつ、特別な異常が無
ければ、上述のトナーカートリッジ41交換だけを行う
ことになるが、現像器21の使用状況により現像器21
の保守作業(メンテナンス)や交換が必要になる。特
に、上述のように、黒現像器21Kは使用頻度が高いた
め、保守、交換作業が他の現像器より発生し易くなる。
また、他の色の現像器21Y,M,Cにおいても使用状
況が多少異なってくるため、保守、交換の間隔が異なっ
てくる。しかし、何れがの現像器に保守、交換が必要に
なっても、他の色の現像器は異常のない場合が大半であ
るので、特定の現像器のみを保守、交換する際に、他の
現像器を同時に着脱したり、交換したりすると、作業性
が悪いだけでなく、充分に使用できる現像器までも交換
することになり、無駄が多く、現像器コストや、交換費
用、ランニングコストが多く掛かることになる。また、
地球環境やリサイクルの観点から、交換した現像器は回
収されるのが一般になりつつあり、回収性、分解性、リ
サイクル性にも問題がでている。
【0033】そこで、本実施形態では、使用頻度の違う
複数の現像器のうち、例えば保守、交換が必要になった
現像器のみを回転型現像装置4並びに画像形成装置本体
に対し、着脱、交換可能にすることにより、保守、交換
と言った作業を容易に行えるようにし、更に、コストの
低減や、リサイクル性の向上が図られてる。例えば、黒
現像器21Kに保守、交換が必要となった場合、本実施
形態では、図7に示したように、画像形成装置本体50
の上カバー51を開放する。この際、感光体ユニット5
2は、上カバー51に追随して現像装置4から上方に離
間される。感光体ユニット52に保守、交換が必要な場
合には、この状態で感光体ユニット52を画像形成装置
本体50に対し着脱することになる。 (以下、余白)次に、図8に示したように黒現像器21
Kのみを現像装置4並びに画像形成装置50より、図中
矢印方向(図中右斜め上方)に取り外す。なお、図9に
示したように、予めカートリッジ41Kを取り外した状
態での作業も可能である。黒現像器のみを着脱、交換す
るので、作業性が高く、交換時の無駄も小さく押さえら
れる。
【0034】次に、図10、図11、図12により、黒
現像器21Kの着脱、位置決め機構の実施例について説
明する。図10(a)は、4色の現像器21Y、M、
C、Kを着脱自在に支持する支持体20の斜視図であ
る。支持体20は、現像装置4の回転軸Oを中心に、回
転軸Oと一体的に形成される。支持体20には、回転軸
Oを中心にした軸体201から、現像装置4を4等分す
るように仕切部材202Y、M、C、Kが(各々隣同士
が垂直と成るよう)伸延されている。仕切部材202の
軸方向両端には、仕切部材202と平行な凸状のガイド
部202aが形成されている。
【0035】図9及び図10の現像器21の左右側面図
に示すように、現像器21の長手両側板31,32の下
部には、前述の支持体20の仕切部材202に設けられ
たガイド部202aに対応した凸状のガイド部31a,
32aが設けられている。画像形成装置本体50、及び
支持体20に対し、現像器21Kを装着する際には、支
持体20の仕切部材202に設けられたガイド部202
aと、現像器側板31,32に設けられた凸状部31
a,32a及び溝31b,32bを係合させ、仕切部材
202Kの一方の面202bに沿って現像器21Kを押
し込む。これにより、容易かつ確実に現像器21Kが所
定の装着位置に導かれる。
【0036】現像器支持体20紙きり部材202の、現
像器21装着方向と垂直となる垂直面部202cには、
ピン状の突起202dが形成されている。これに対し、
図10(c)に示すように現像器21Kの背面には、円
形状及び長穴状ボス部31c,32cが設けられてい
る。現像器21Kの装着時には、突起202dとボス部
31c,32cが係合し、現像器21Kに於ける装着方
向と垂直方向の位置決めがなされると共に、垂直面部2
02cと現像器21K背面の突き合わせにより現像器2
1K装着方向の位置決めがなされる。なお、図11
(a)に示したように、現像ローラ22軸中心から、前
記垂直面部202cに向かう垂線上に突起202d及び
ボス31a、32aを整列的に設けることで、画像形成
時に最も位置精度が要求される現像ローラ22の位置
が、高精度で決定、管理され易くなる。
【0037】ところで、画像形成動作に伴って現像装置
4が回転すると、各現像器21には現像器21の断面重
心と回転軸Oとを結ぶ線方向に遠心力が作用し、現像器
21は支持体20から離脱しようとする。通常は、回転
型現像装置4の最外周部で、かつ金属のローラ部や軸部
を持つ現像ローラ22と、回転軸O中心とを結ぶ線方向
と、上記重心に働く遠心力方向に近くなる。本実施例形
態では、図11(b)に示したように、現像器着脱方向
と、回転軸O中心とを結ぶ線方向との角度θを約60゜
としている。上述のように支持体20と現像器21は、
支持体20仕切部材202に設けられたガイド部202
aと、現像器側板31,32に設けられた凸状部31
a,32a及び溝31d,32dとを係合させ、仕切部
材202の一方の面202bに沿った方向のみに移動可
能であるので、遠心力の影響による現像器21の離脱、
脱落を防止できる。なお、現像器を現像装置回転軸中心
から半径方向に着脱する装置においては、現像器21の
着脱方向と、回転軸O中心とを結ぶ線方向との角度θを
大きく取ることが望ましく、実際には現像ローラ22と
回転軸O中心とを結ぶ線向と、現像器21の着脱方向と
を45゜以上とするのが望ましい。
【0038】次に、本実施形態における現像器の固定方
法について説明する。図12(a)において、現像器支
持体20の端部近傍には、ストッパ部材203が板バネ
204により図中矢印F方向に加圧された状態で配設さ
れている。ガイド部202aと現像器側板32に設けら
れた凸状部32aが係合した状態で、図12(b)中矢
印G方向に押し込まれると、凸状部32aのテーパ部3
2dによりストッパ203が矢印H方向に、バネ204
の押圧力に抗して移動する。更に現像器が押し込まれる
と、やがて凸状部32aの一部に形成された係止部32
eが、ストッパ203の先端203aに係合する。この
ときには、上述のように垂直面部202cと現像器21
の背面の突き合わせにより装着方向の位置決めがなされ
る。図12(c)に示したように、係止部32eとスト
ッパ203の先端203aの位置を僅かにずらすことに
より、バネ204の押圧力により図中矢印I方向に現像
器21が押圧された状態で位置決めされることになる。
これにより、支持体20に対し、現像器21がガタを持
つ事無く容易に、かつ精度良く固定される。
【0039】前述のように、遠心力による現像器離脱方
向の力は充分に弱いものであるので、バネ204の押圧
力は大きく取る必要がなく、現像器21を支持体20か
ら離脱する際には、バネ204の押圧力に僅かに抗する
力で現像器21を引くことで容易に現像器21を取り外
すことができる。また、現像器支持部材20の仕切部材
202のもう一方の端部のガイド部202a近傍にも、
図12と同様にストッパ203が配設され、もう一方の
現像器側板31の凸状部31aにも、図12と同様にテ
ーパ部32d及び係止部32eが形成されている。な
お、上記実施形態では、イエロー、マゼンタ、シアン、
黒の4色を用いたフルカラーの画像形成装置について説
明したが、黒と、赤や青、その他の色を用いた、いわゆ
るマルチカラー画像形成装置にも応用できる。
【0040】次に、図13及び図14を用いて現像器取
り外し補助部材について説明する。ある現像器21が、
交換時期に達したときには、その現像器21を現像器支
持体20及び画像形成装置本体50から取り外す必要が
ある。しかし、前述のように、画像形成装置本体50内
の現像装置4近傍には、感光体ユニット52やその他の
ユニット装置及び部品が配設されている上、現像装置4
は少なくとも画像形成動作時には、回転軸Oを中心に回
動されるので、現像装置周辺に配置された感光体やその
他の装置、部品との干渉、接触を避けるため、現像器か
ら突出した部位、部材を設けることができない。また、
現像器、画像形成装置の小型化の要求に応えるため、例
えば把手部等の現像器取り出し、保持のための部材を現
像器21と一体に形成することが困難である。なお、現
像器取り出し、保持のための部材を現像装置4外周面か
ら突出しないように折り畳みあるいは伸縮等の把手を取
り付けることも可能であるが、やはり装置の大型化とユ
ニットコストの上昇を招くことになる。また、現像器を
取り出し、保持するのに良好な操作性を得るには、把手
部をある程度の大きさに形成する必要がある。更に、現
像器21は、ケーシング23の開口部23aや現像ロー
ラ22が外周部に露出しており、交換時の現像器21の
ケーシング開口部23a近傍や現像ローラ22の表面に
は、トナーが付着している。これらの要因から、交換作
業者が現像器21を取り出すために、現像器21に直接
触れると、トナーで作業者の手を汚す可能性がある。
【0041】図13(a)に示したように、現像器21
のケーシング23の軸方向端部近傍には、円形状の穴部
23bが設けられている。現像器21を現像器支持体2
0及び画像形成装置本体50から取り出すときには、例
えば交換用の新品現像器と同梱されている現像器取り出
し補助部材としての把手部材60を、該把手部材60と
一体に形成された後述するスワップフィット状の係合部
61と、上記現像器21のケーシング23に設けられた
穴部23bとを、図中矢印J方向に係合させ、該把手部
材60と、前述のトナー収容部40に装着されたトナー
カートリッジ41とを保持し、図13(c)中に矢印K
で示す方向に現像器21を引き出すことにより、直接現
像器21に触れることなく、容易にかつ作業者の手を汚
すことなく、現像器21を取り出すことができる。
【0042】次に、図14を用いて上記取り出し補助部
材としての把手部材60の現像器21への装着方法につ
いて説明する。把手部材60には、係合部61が把手部
材60と一体的に形成されている。係合部61は、その
断面部が円形状の凸状部であり、その先端の直径は現像
器ケーシング23の所定部に設けられた、やはり円形状
の穴部23bの直径より小さく形成されている。更に、
先端部から把手部材60に向かって、連続的にその直径
がおおきくなるテーパ部62を有し、該テーパ部62の
最大直径は、上記ケーシング23の所定部に設けられ
た、円形状の穴部23bの直径より大きく形成されてい
る。テーパ部62の更に把手部60側には、その直径が
穴部23bの直径サイズ以下の係止部64が設けられ、
いわゆるスナップフィットを形成している。上記係合部
61の先端を上記穴部23bに挿入し、更に押圧する
と、係合部61は、テーパ部62及びスリット63によ
り弾性的に変形し、係止部64が穴部23bに達した時
点で完全に装着される。この状態で、上述の如く把手部
材60とトナーカートリッジ41とを保持し、図13
(c)中の矢印K方向に現像器21を容易かつ確実に引
き出すことができる。
【0043】図15は、現像器21取り出し補助部材と
しての把手部材60の装着方法の変形例を示すものであ
る。現像器ケーシング23の所定部には、長方形状の穴
部23cが開けられている。把手部材60側には、この
穴23cに対応する位置に、テーパ部66と係止部67
を有する爪65が一体には形成されている。上述の例と
同様に、爪65の先端を穴部23cに挿入し、更に押圧
すると、爪66はそのテーパ部66より弾性的に変形
し、係止部67が穴部23cを通過した時点でストッパ
部68との間にケーシング23が挟まれ、把手部材60
が現像器に完全に装着される。
【0044】次に、図16及び図17により、現像器取
り出し補助部材の他の構成例について説明する。図16
において、符号71の部材は、二つの把手部70と一体
的に形成された部材であり、現像器21への装着時に
は、現像器21の外周露出部を覆うように形成されてい
る。現像器21を現像器支持体20及び画像形成装置本
体50から取り出すときには、前述の例と同様に、例え
ば、交換用の新品現像器と同梱されている、現像器取り
出し補助部材としてのカバー部材71を、該カバー部材
71と一体に形成された後述する係合部材と、上記現像
器21のケーシング23に設けられた穴部23dとを、
図中矢印Lで示す方向に係合させ、該カバー部材71と
一体的に形成された把手部70を両手で保持し、図16
(c)中に矢印Mで示す方向に現像器21を引き出す。
該カバー部材71により、使用を終えた現像器21を、
交換のために取り出す際の現像器からのトナー飛散、漏
洩、作業者が現像ローラに直接触れる等による作業者及
び周囲の汚染が防止できる。
【0045】図17は、上記現像器取り出し補助部材と
してのカバー部材71の装着方法の説明図である。カバ
ー部材71は、樹脂の一体成型品で構成されている。カ
バー部材71の把手部70を持ち、カバー部材を図中矢
印L方向に誘導し、まずカバー部材71に一体的に形成
された爪72を、現像器21のケーシング23の所定部
位に設けた穴部23に挿入する。更に、カバー部材71
を矢印L方向に押圧すると、やはりカバー部材71と一
体的に形成されたロック部73先端が、ケーシング23
の外周面部に沿って、カバー部材71を弾性変形させな
がら移動し、最終的にはロック部73先端がケーシング
23の後方にラッチし、カバー部材71は、現像器21
に確実に装着され、把手部70を、図17(c)中に矢
印Mで示す方向に引いても、カバー部材71が現像器2
1からはずれることはない。
【0046】なお、以上の種々の形式の取り出し補助部
材の装着機構は、例えば専用の治工具等により、係合部
や爪部を弾性変形範囲内で変形されることで現像器から
取り外すことが可能であり、使用後の現像器を回収し、
補助部材を現像器から取り外すことで補助部材の再使用
が可能となる。また、分解や分別などの各種リサイクル
作業を容易に行うことができる。更に、上記補助部材
は、簡易な形状で、樹脂等の一体成形が容易であり、部
品のコストも非常に安価にできる。
【0047】ところで、基本的に、上記現像器の取り出
し部材は現像器の取り出し時のみ現像器に装着するので
あるが、補助部材を装着した状態で画像形成装置の上カ
バーが閉じたり、画像形成動作を行うと、上述のよう
に、現像装置周辺に配置された感光体やその他の装置・
部品と補助部材とが干渉・接触し、感光体等を損傷させ
る危険性がある。そこで、例えば図18に示すように、
感光体ユニット52下部の現像器取り出し補助部材とし
ての把手部材60に対向する位置に、干渉部位53を設
けることにより、上カバー51の閉口を防止できるとと
もに、上カバーの開閉を検知するセンサ54が、上カバ
ーの開閉検知部55を検知しないため、画像形成装置本
体の電源が遮断されたままとなるので、画像形成装置が
作動するのを防止できる。なお、他にも既知のセンサ等
で補助部材の有無を検知し、画像形成装置の画像形成動
作や駆動部の作動を禁止したり、警告を発したりするよ
うに構成してもよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、現像器の画像
形成装置本体からの取り外しを、前記現像器とは別体に
設けられた取り外し補助部材を用いて行うことで、画像
形成装置本体に装着された各現像器に、現像器取り外し
時に必要な把手等の補助部材を常時組み込んでおくこと
がないので、現像装置及び画像形成装置を小型で、安価
なものにすることができ、補助部材によって、現像器の
保守、交換等の作業性を向上させると共に、ランニング
コストを低減させた画像形成装置を提供することができ
る。
【0049】また、請求項2項記載の発明によれば、取
り外し補助部材を、少なくとも前記現像器を取り外し、
保持可能な把手部を有する把手部材とし、該把手部材を
前記現像器に装着することにより前記現像器の取り外し
を行うことで、現像器の取り外し、保持が容易に行われ
る。また、把手部が現像器とは別体に設けられているの
で、画像形成装置内での現像器等からのトナーの飛散等
による把手部の汚染がなく、作業者が把手を持つ際の汚
染が防止される。また、上記取り外し補助部材は、スナ
ップフィット、あるいは、これに準ずる穴部と爪部の係
合により前記現像器に装着するようすれば、交換後回収
された現像器が再利用、リサイクルされる時のリサイク
ル性及び、作業性の向上がはかれる。
【0050】また、請求項3の発明によれば、取り外し
補助部材を、前記現像器を取り外し、保持可能な把手部
を有する把手部材と、少なくとも前記現像器内に設けら
れた現像剤担持体及び、該現像剤担持体近傍の現像器開
口部とを覆うカバー部材とで一体的に形成し、該部材を
前記現像器に装着することにより前記現像器の取り外し
を行うことで、使用後の現像器取り外し時に、作業者並
びに周囲の汚染を防止できる。
【0051】また、請求項4の発明によれば、取り外し
補助部材を、前記現像器への装着後、少なくとも補助部
材装着方向と逆方向、及び現像器取り外し方向への変位
力のみで前記現像器から離脱されるのを防止する係合方
法で前記現像器に装着することで、取り外した現像器の
不用意な落下を防止でき、作業者、並びに周囲の汚染の
防止と、作業者の安全確保ができる。
【0052】また、請求項5の発明によれば、取り外し
補助部材を前記現像器に装着した状態で、少なくとも画
像形成装置の画像形成操作を不可とすることで、把手等
の現像器取り外し補助部材が現像器に装着されたまま
で、誤って画像形成動作が行われ、画像形成装置や、内
部部品を損傷されるのを防止することができる。
【0001】また、請求項6の発明によれば、取り外し
補助部材を前記現像器に装着した状態で、現像器の着脱
用開口部の閉口を不可とすることで、例えば着脱用開口
部の開閉検知手段(ドアスイッチ)等との併用で画像形
成装置の動作を禁止でき、把手等の現像器取り外し補助
部材が現像器に装着されたままで、誤って画像形成動作
が行われ、画像形成装置や、内部部品を損傷されるのを
防止することができる。また、現像器着脱用の開口と、
他の装置・部品の交換あるいはメンテナンス用の開口と
が同一である場合や、現像器着脱用の開口と、取り外し
補助部材が干渉・接触する場合には、開口の閉口動作で
画像形成装置並びに内部装置・部品の損傷を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフルカラープリンターの概略構成
を示す正面図。
【図2】同プリンターにおける回転型現像装置の概略断
面図。
【図3】(a)は同現像装置における現像器の概略断面
図。(b)は同現像器の縦断面図。
【図4】同現像装置の概略斜視図。
【図5】(a)及び(b)は同現像装置のホームポジシ
ョンの説明図。
【図6】同現像装置におけるトナーカートリッジの着脱
に関する説明図。
【図7】同プリンターにおける感光体ユニットの着脱に
関する説明図。
【図8】同プリンターにおける黒現像器及びトナーカー
トリッジの着脱に関する説明図。
【図9】同プリンターにおける黒現像器の着脱に関する
説明図。
【図10】(a)は同現像装置の現像器支持体の斜視
図。(b)は同現像装置に装着する現像器の右側面図。
(c)は同現像器の左側面図。
【図11】(a)は同黒現像器の着脱方向の説明図。
(b)は同黒現像器の着脱方向と遠心力が作用する方向
の説明図。
【図12】(a)乃至(c)は同現像器の固定機構の説
明図。
【図13】(a)乃至(c)は同現像装置における現像
器取り外し補助部材の使用法の説明図。
【図14】(a)乃至(c)は同取り外し補助部材の装
着機構の説明図。
【図15】(a)乃至(c)は変形例に係る同装着機構
の説明図。
【図16】(a)乃至(c)は変形例に係る同取り外し
補助部材の使用法の説明図。
【図17】(a)乃至(c)は同取り外し補助部材の装
着機構の説明図。
【図18】現像器取り外し補助部材による装置損傷防止
に関する説明図。
【符号の説明】
4 現像装置 20 現像器支持体 21 現像器 22 現像ローラ 23a 補助部材取り付け用ケーシング穴部 23b 補助部材取り付け用ケーシング穴部 23c 補助部材取り付け用ケーシング穴部 23d 補助部材取り付け用ケーシング穴部 31,32 現像器側板 31a,32a 凸状部 31b,32b 溝 31c,32c ボス部 31d,32d テーパ部 31e,32e 係止部 40 トナー収容部 41 トナーカートリッジ 50 プリンター本体 51 プリンターの上カバー 52 感光体ユニット 53 干渉部位 54 上カバー開閉検知センサ 55 上カバー開閉検知部 60 把手部材 61 係合部 62 テーパ部 63 スリット 64 係止部 65 爪 66 テーパ部 67 係止部 68 ストッパ部 70 把手部 71 カバー部材 72 爪 73 ロック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本橋 武 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 青木 勝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 藤城 宇貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 赤藤 昌彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の周りに粉体現像剤を収容した複数
    の現像器が配置されて成り、任意の現像器を前記回転軸
    を中心に、静電像担持体に対向した現像位置に回動して
    現像を行う現像装置で、前記複数の現像器の内、少なく
    ともひとつの現像器を、画像形成装置本体に対し着脱、
    交換可能とした回転型現像装置を用いた画像形成装置に
    おいて、前記現像器の画像形成装置本体からの取り外し
    を、前記現像器とは別体に設けられた取り外し補助部材
    を用いて行うようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、前記取
    り外し補助部材が、少なくとも前記現像器を取り外し、
    保持可能な把手部を有する把手部材であり、該把手部材
    を前記現像器に装着することにより前記現像器の取り外
    しを行うようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、前記取
    り外し補助部材に、少なくとも前記現像器内に設けられ
    た現像剤担持体と該現像剤担持体近傍の現像器開口部と
    を覆うカバー部を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の画像形成装置におい
    て、前記取り外し補助部材が、前記現像器への装着後、
    少なくとも補助部材装着方向と逆方向への変位力、及
    び、現像器取り外し方向への変位力、それぞれのみでは
    前記現像器から離脱しないよう、前記取り外し補助部材
    を前記現像器に装着するようにしたことを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、前記取り外し補助部材を延期現像器に装着した
    状態で、少なくとも画像形成装置の画像形成操作を不可
    とすることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の画像形成装
    置において、前記取り外し補助部材を前記現像器に装着
    した状態で、現像器の着脱用開口部の開閉部材を閉じる
    ことができないようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8369748B2 (en) 2008-09-01 2013-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with developing cartridge having engaging portion

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