JP2005189375A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshiyuki Kimura
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Abstract

【課題】 ベルトと、これに対向して配設された対向部材とを備え、かかるベルト、対向部材の少なくとも一方が画像形成装置本体に対して着脱可能であって、装置の大型化の防止と、ユーザーによるベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際のベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合の防止とを同時に達成する画像形成装置の提供。
【解決手段】ベルト11と、ベルト11を巻き掛けた複数の巻き掛け部材72、73と、ベルト11の外周面側に位置しベルト11に係合可能に配設された対向部材と、ベルト11の外周面側からベルト11に係合し、巻き掛け部材72、73の位置を保ったままベルト11を対向部材から離間させる離間手段80とを有する画像形成装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、中間転写ベルト等の無端ベルトと、これに対向して配設された像担持体等の対向部材とを備え、かかる無端ベルト、対向部材の少なくとも一方が画像形成装置本体に対して着脱可能な複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置において、感光体等の像担持体、像担持体上に担持された像を転写される中間転写体、転写材、転写紙等の記録媒体を搬送する搬送部材等として、無端ベルトが用いられることがある。これら無端ベルトのうち、中間転写体として用いられる中間転写ベルトは、かかる画像形成装置の中でも、特にカラー画像を形成可能なカラー画像形成装置に用いられることが一般的である。中間転写ベルトを備えたカラー画像形成装置にあっては、複数の感光体ドラム等の像担持体上に担持された各色のトナー像を、中間転写ベルトに重畳転写し、すべての色のトナー像を重ね合わせた後に、中間転写ベルト上から記録媒体上に一括転写するようになっている。
かかる重畳転写の際には、中間転写ベルト上における各色のトナー像の転写位置のずれに起因する、「色ずれ」などの異常画像が、特に問題であり、この対策として、中間転写ベルトと像担持体とを、治具を使って画像形成装置本体に高精度に組み付けし、かつ固定することが行われてきた。
ところで、中間転写ベルトや像担持体の寿命は装置本体の寿命より短い場合がほとんどである。画像形成装置本体の寿命前に中間転写ベルト等の性能劣化や破損が生じた場合、従来はサービスマンによって交換しなければならなかった。しかし、交換の都度サービスマンを呼んで交換を行うと、費用がかかり過ぎるという問題があった。
そこで、近年では、中間転写ベルト等をユニット化することにより、ユーザーによる交換を可能とする技術が提案されている。このような技術として代表的なものとしては、中間転写ベルトを含む転写ユニットを揺動自在にして感光体ドラムから離間させるものがある。
また、中間転写ベルトをユニット化したものにおいては、上述した高精度の組み付けを担保するために画像形成装置本体に設けた位置決め部にて高精度な位置保証をするもの、その他、小型、低コスト化を狙って感光体ドラムユニットと中間転写ベルトユニットとを互いに着脱可能にしたものがある。
このような技術としては、たとえば〔特許文献1〕ないし〔特許文献3〕に記載されているものが挙げられる。
特開平9−325622号公報 特開2000−235309号公報 特開2001−249508号公報
しかし、中間転写ベルト等を単にユニット化しても、交換作業に不慣れなユーザーが中間転写ベルトや像担持体を交換すると、中間転写ベルトと像担持体とは通常互いに当接するように配設されるため、これらが互いに摺擦され、まだ交換する必要がない方の部品に傷をつけて、寿命を短くするといった問題がある。像担持体と中間転写ベルトとの離間距離を大きくして、両者の摺擦を避けるような対策も行われたが、離間距離に比例して装置が大型化するという問題も新たに生じた。上記〔特許文献1〕ないし〔特許文献3〕に記載の技術にも同様の問題がある。
また、同様の問題は、無端ベルトが、中間転写体として備えられている画像形成装置のみならず、上述したような像担持体、搬送部材として備えられている場合にも生じる。
本発明は、中間転写ベルト等の無端ベルトと、これに対向して配設された像担持体等の対向部材とを備え、かかる無端ベルト、対向部材の少なくとも一方が画像形成装置本体に対して着脱可能な複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置であって、装置の大型化の防止と、ユーザーによる無端ベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際の無端ベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合の防止とを同時に達成する画像形成装置を提供することを目的とする.
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、無端ベルトと、この無端ベルトを巻き掛けた複数の巻き掛け部材と、上記無端ベルトの外周面側に位置し同無端ベルトに係合可能に配設された対向部材と、上記外周面側から上記無端ベルトに係合し、上記巻き掛け部材の位置を保ったまま上記無端ベルトを上記対向部材から離間させる離間手段とを有する画像形成装置にある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、上記無端ベルトの内周面側の、上記無端ベルトを挟んで上記対向部材に対向する位置に配設され、上記離間手段が上記無端ベルトを上記対向部材から離間するときに、上記離間手段により上記対向部材から離間する方向に変位される被変位部材を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、上記離間手段が、上記無端ベルトの縁部に係合し、同無端ベルトを上記対向部材から離間させるベルト規制部材を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像形成装置において、上記無端ベルトが、その縁部に寄り止め部材を有し、上記ベルト規制部材が、上記寄り止め部材に係合して上記無端ベルトを上記対向部材から離間させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記無端ベルトと上記巻き掛け部材とを有するベルトユニットを有し、このベルトユニットが画像形成装置本体に対し着脱可能であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記無端ベルトが中間転写ベルトであることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記対向部材が像担持体であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の画像形成装置において、上記像担持体を含む作像ユニットを有し、この作像ユニットが画像形成装置本体に対し着脱可能であることを特徴とする。
本発明は、無端ベルトと、この無端ベルトを巻き掛けた複数の巻き掛け部材と、上記無端ベルトの外周面側に位置し同無端ベルトに係合可能に配設された対向部材と、上記外周面側から上記無端ベルトに係合し、上記巻き掛け部材の位置を保ったまま上記無端ベルトを上記対向部材から離間させる離間手段とを有するので、装置の大型化の防止と、ユーザーによる無端ベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際の無端ベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合の防止とを同時に達成することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項2記載の発明は、無端ベルトの内周面側の、無端ベルトを挟んで対向部材に対向する位置に配設され、離間手段が上記無端ベルトを上記対向部材から離間するときに、上記離間手段により上記対向部材から離間する方向に変位される被変位部材を有することとすれば、装置の大型化の防止と、ユーザーによる無端ベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際の無端ベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合のより効果的な防止とを同時に達成することができる画像形成装置を提供することができる。
離間手段が、無端ベルトの縁部に係合し、同無端ベルトを対向部材から離間させるベルト規制部材を有することとすれば、装置の大型化の防止と、ユーザーによる無端ベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際の無端ベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合のより効果的な防止とを同時に達成することができ、特に、無端ベルトのダレ、波うち等の変形に起因する着脱の際の引っ掛かりを、無端ベルトの縁部を変位させることで効果的に防止し着脱を容易且つスムーズに行うことができるとともに、離間手段を配設することによる画像の乱れが生ずることを防止できる画像形成装置を提供することができる。
無端ベルトが、その縁部に寄り止め部材を有し、ベルト規制部材が、上記寄り止め部材に係合して上記無端ベルトを対向部材から離間させることとすれば、装置の大型化の防止と、ユーザーによる無端ベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際の無端ベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合のより効果的な防止とを同時に達成することができ、特に、無端ベルトのダレ、波うち等の変形に起因する着脱の際の引っ掛かりを、無端ベルトの縁部を変位させることで効果的に防止し着脱を容易且つスムーズに行うことができるとともに、離間手段を配設することによる画像の乱れが生ずることを防止でき、さらには、通常、無端ベルト本体よりも剛性の高い寄り止め部材に係合してこれを変位させるので、無端ベルトの変位を、無端ベルトの過大な変形を伴わずに、効果的に行うことができる画像形成装置を提供することができる。
無端ベルトと巻き掛け部材とを有するベルトユニットを有し、このベルトユニットが画像形成装置本体に対し着脱可能であることとすれば、装置の大型化の防止と、ユーザーによる無端ベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際の無端ベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合の防止とを同時に達成することができ、特に無端ベルト、これを含むベルトユニットの交換を容易化できる画像形成装置を提供することができる。
無端ベルトが中間転写ベルトであることとすれば、装置の大型化の防止と、ユーザーによる無端ベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際の無端ベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合の防止とを同時に達成することができ、特に、形成画像の品質に大きな影響を与える中間転写ベルトの劣化を防止して高品質の画像形成を経時的に行うことができる画像形成装置を提供することができる。
対向部材が像担持体であることとすれば、装置の大型化の防止と、ユーザーによる無端ベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際の無端ベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合の防止とを同時に達成することができ、特に、形成画像の品質に大きな影響を与える像担持体の劣化を防止して高品質の画像形成を経時的に行うことができる画像形成装置を提供することができる。
像担持体を含む作像ユニットを有し、この作像ユニットが画像形成装置本体に対し着脱可能であることとすれば、装置の大型化の防止と、ユーザーによる無端ベルト、対向部材の容易な交換と、かかる交換の際の無端ベルト、対向部材の摺接等に起因する不具合の防止とを同時に達成することができ、特に像担持体、これを含む作像ユニットの交換を容易化できる画像形成装置を提供することができる。
図1に本発明を適用した、カラー画像を形成可能な画像形成装置の概略を示す。画像形成装置100は、カラーレーザプリンタであるが、他のタイプのプリンタ、ファクシミリ、複写機、複写機とプリンタとの複合機等、他の画像形成装置であっても良い。画像形成装置100は、外部から受信した画像情報に対応する画像信号に基づき画像形成処理を行なう。これは画像形成装置100がファクシミリとして用いられる場合も同様である。画像形成装置100は、一般にコピー等に用いられる普通紙の他、OHPシートや、カード、ハガキ等の厚紙や、封筒等の何れをもシート状の記録媒体として画像形成を行なうことが可能である。
画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な複数の像担持体としての感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKを並設したタンデム構造を採用している。感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKは、画像形成装置100の本体内部のほぼ中央部に配設された無端ベルトである中間転写体としての中間転写ベルトである転写ベルト11の外周面側すなわち作像面側に位置している。図1に示す状態においては、感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKは何れも、転写ベルト11に当接する位置を占めている。
転写ベルト11は、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対峙しながら矢印A1方向に移動可能となっている。各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに形成された可視像すなわちトナー像は、矢印A1方向に移動する転写ベルト11に対しそれぞれ重畳転写され、その後、記録媒体である転写材たる転写紙Sに一括転写されるようになっている。
転写ベルト11に対する重畳転写は、転写ベルト11がA1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに形成されたトナー像が、転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写されるよう、転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対向する位置に配設された被変位部材としての1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKによる電圧印加によって、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
転写ベルト11は、その全層をゴム剤等の弾性部材を用いて構成した弾性ベルトである。転写ベルト11は、単層の弾性ベルトであっても良いし、その一部を弾性部材とした弾性ベルトであっても良いし、従来から用いられている、フッ素系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等を用いても良く、非弾性ベルト等であっても良い。
図11に示すように、転写ベルト11は、その縁部にそれぞれ、寄り止め部材としての寄り止めガイド76を有している。寄り止めガイド76は、転写ベルト11がA1方向に回転するときに、図1における紙面と垂直な何れかの方向に偏倚することを防止するために配設されている。
寄り止めガイド76は、ウレタンゴム製であるが、その他、シリコンゴムなど各種ゴム材料により構成することができる。寄り止めガイド76は、厚さが1mmとされているが、厚さは0.3〜2mm程度の範囲で適宜選択される。寄り止めガイド76は転写ベルト11本体部分より厚く、剛性が高い。
各感光体ドラム感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKは、A1方向の上流側からこの順で並んでいる。各感光体ドラム感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKはそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像を形成するための、画像形成部としてのトナー像形成部たる画像ステーション60Y、60C、60M、60BKに備えられている。
画像形成装置100は、4つの画像ステーション60Y、60C、60M、60BKと、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKの上方に対向して配設され、転写ベルト11を備えたベルトユニットとしての転写ベルトユニット10と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11に従動し、連れ回りする転写部材としての転写ローラである2次転写ローラ5と、転写ベルト11に対向して配設され転写ベルト11上をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置としてのクリーニング装置13と、画像ステーション60Y、60C、60M、60BKの下方に対向して配設された光書き込み装置としての光走査装置8とを有している。
画像形成装置100はまた、感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKと転写ベルト11との間に向けて搬送される転写紙Sを積載した給紙カセットとしてのシート給送装置61と、シート給送装置61から搬送されてきた記録紙Sを、画像ステーション60Y、60C、60M、60BKによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKと転写ベルト11との間の転写部に向けて繰り出すレジストローラ対4と、転写紙Sの先端がレジストローラ対4に到達したことを検知する図示しないセンサとを有している。
画像形成装置100はまた、トナー像を転写された転写紙Sに同トナー像を定着させるためのローラ定着方式の定着ユニットとしての定着装置6と、定着済みの転写紙Sを画像形成装置100の本体外部に排出する排紙ローラ7と、画像形成装置100の本体上部に配設され排出ローラ7により画像形成装置100の本体外部に排出された転写紙Sを積載する排紙トレイ17と、排紙トレイ17の下側に位置し、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填されたトナーボトル9Y、9C、9M、9BKと、図5以下に示す離間手段80とを有している。
転写ベルトユニット10は、転写ベルト11の他に、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKと、転写ベルト11を巻き掛けられた、複数の巻き掛け部材としての、駆動部材である駆動ローラ72と、転写入口ローラ73と、クリーニング対向ローラ74と、クリーニング対向ローラ74を転写ベルト11の張力を増加する方向に付勢する付勢手段としてのばね75と、画像形成装置本体100に着脱自在に支持され、駆動ローラ72、転写入口ローラ73、クリーニング対向ローラ74、ばね75及び離間手段80等を保持する中間転写ベルトケース14等とを有している。
クリーニング対向ローラ74は、ばね75の作用により、転写ベルト11に、転写に適した所定の張力を与える加圧部材としてのテンションローラたる機能を有している。
転写ベルトユニット10は、画像形成装置100本体に対し、図1における紙面手前側に離脱可能であり、後述する第3の状態において画像形成装置100本体に対し着脱自在となる。
転写ベルトユニット10と、2次転写ローラ5と、クリーニング装置13とは、転写装置71を構成している。
シート給送装置61は、画像形成装置100の本体下部に配設されており、最上位の転写紙Sの上面に当接する給紙ローラとしての給送ローラ3を有しており、給送ローラ3が反時計回り方向に回転駆動されることにより、最上位の転写紙Sをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
定着装置6は、熱源を内部に有する定着ローラ62と、定着ローラ62に圧接された加圧ローラ63とを有しており、トナー像を担持した転写紙Sを定着ローラ62と加圧ローラ63との圧接部である定着部に通すことで、熱と圧力との作用により、担持したトナー像を転写紙Sの表面に定着するようになっている。
クリーニング装置13は、詳細な図示を省略するが、転写ベルト11に対向、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有しており、転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、転写ベルト11をクリーニングするようになっている。
トナーボトル9Y、9C、9M、9BK内のイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーは、図示しない搬送経路を経て、所定の補給量だけ、画像ステーション60Y、60C、60M、60BKにそれぞれ備えられた現像装置50Y、50C、50M、50BKに補給される。
1次転写ローラ12Y、12C、12Mは、図示しないブラケットにより一体化されている。このブラケットは、転写入口ローラ73を中心に搖動可能であり、画像形成装置100は、かかるブラケットの位置を選択することにより、図1に示すように、1次転写ローラ12Y、12C、12Mをそれぞれ感光体ドラム20Y、20C、20Mに近接させ、転写ベルト11と感光体ドラム20Y、20C、20Mとが当接した状態とする第1の状態と、図2に示すように、1次転写ローラ12Y、12C、12Mをそれぞれ感光体ドラム20Y、20C、20Mから離間させ、転写ベルト11と感光体ドラム20Y、20C、20Mとを離間した状態とする第2の状態とを設定することが可能となっている。
ブラケットの搖動は図示しないカムを含む図示しないモータ等の駆動手段により図示しないCPUを含む制御手段による制御に基づいて行われる。画像形成装置100は、第1の状態において、フルカラーの画像を形成し、第2の状態において、モノカラーすなわち白黒の画像を形成する。制御手段は、フルカラーモードであるか、モノカラーモードであるかに応じて、ブラケットを搖動させる。
第1の状態と第2の状態との切り換えの際に、1次転写ローラ12BKは移動せず、転写ベルト11を感光体ドラム20BKに当接させる位置を占める。一方、1次転写ローラ12BKは、1次転写ローラ12Y、12C、12Mと独立して、後述するように、感光体ドラム20BKに対して接離する方向に変位されるようになっている。図3は、1次転写ローラ12Y、12C、12M、12BKをそれぞれ感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKから離間させ、転写ベルト11と感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKとを離間した第3の状態にある画像形成装置100を示している。
画像ステーション60Y、60C、60M、60BKについて、そのうちの一つの、感光体ドラム20Yを備えた画像ステーション60Yの構成を代表して構成を説明する。なお、他の画像ステーションの構成に関しても実質的に同一であるので、以下の説明においては、便宜上、感光体ドラム20Yを備えた画像ステーションの構成に付した符号に対応する符号を、他の画像ステーションの構成に付し、詳細な説明については適宜省略することとし、符号の末尾にY、C、M、Kが付されたものはそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像形成を行うための構成であることを示すこととする。
図4に示すように、感光体ドラム20Yを備えた画像ステーション60Yは、感光体ドラム20Yの周囲に、図中時計方向であるその回転方向B1に沿って、1次転写ローラ12Yと、クリーニング手段としてのクリーニング装置40Yと、帯電手段である帯電装置としての帯電装置30Yと、現像手段としての現像ユニットである現像装置50Yとを有している。
クリーニング装置40Yは、感光体ドラム20Yに対向する部分に開口部を有するクリーニングケース43Yと、基端部がクリーニングケース43Yに固定され先端部が感光体ドラム20Yに当接し感光体ドラム20Y上の残留トナーを掻き取ってクリーニングするためのクリーニングブレード41Yと、クリーニングケース43Yに回転自在に支持され、クリーニングブレード41によって掻き取られた残留トナーを図示しない廃トナーボトルに向けて搬送するための廃トナースクリュ42Y等を有している。
本形態では、クリーニングブレード41Yを用いてクリーニングを行うクリーニング方式を採用しているが、ブラシを用いてクリーニングを行うブレードレスクリーニング方式を採用しても良い。
帯電装置30Yは、感光体ドラム20Yの表面に当接して従動回転する帯電ローラ31Yと、帯電ローラ30Yに当接し従動回転するクリーニングローラ32Yとを有している。帯電ローラ31Yには、直流に交流成分のバイアスを重畳印加する図示しない電圧印加手段が接続されており、感光体ドラム20Yと対向する帯電領域において、感光体ドラム20Yの表面を除電すると同時に、所定の極性に帯電するようになっている。
クリーニングローラ32Yは帯電ローラ30Yに従動回転することで帯電ローラ30Yをクリーニングするようになっている。
このように、本形態では、接触ローラを用いた帯電システムを採用しているが、帯電システムは、近接ローラを用いたものであっても良いし、コロトロン方式を採用したものであっても良い。
現像装置50Yは、感光体ドラム20Yに対向する部分に開口部を有する現像ケース55Yと、かかる開口部から感光体ドラム20Yに臨むよう感光体ドラム20Yに近接対向して配設された現像ローラ51Yと、現像ローラ51Y上の現像剤を一定の高さに規制する現像ブレード52Yと、現像ケース55Yの下部に互いに対向するように配設され、現像剤を攪拌するとともに現像ローラ51Yに現像剤を供給するための第1搬送スクリュ53Y及び第2攪拌スクリュ54Yと、直流成分の現像バイアスを印加する図示しないバイアス印加手段等とを有している。
現像装置50Yにおいては、現像ブレード52Yによって現像剤の担持量を規制された現像ローラ51Yが、その矢印C1方向への回転及びバイアス印加手段による現像バイアスにより、現像ローラ51Yと感光体ドラム20Yとの間の現像領域に、現像ブレード52Yによって量を適量とされた現像剤を運び、現像剤中のイエロートナーが感光体ドラム20Yの表面に形成された静電潜像に静電的に移行して、静電潜像をイエロートナー像として可視像化するようになっている。
現像ケース55Y内の現像剤には、トナーボトル9Yからイエロートナーが補給、供給され、第1搬送スクリュ53Y及び第2攪拌スクリュ54Yによって供給されたイエロートナーと現像剤とが攪拌混合され、攪拌混合された現像剤が現像ローラ51Y供給される。
本形態では、バイアス印加手段により直流成分の現像バイアスを印加しているが、現像バイアスは、交流成分であっても良いし、直流成分に交流成分を重畳したものであっても良い。
1次転写ローラ12Yには、図示しない電圧印加手段によって1次転写に適した所定の電圧が印加されるようになっている。
図1に示した光走査装置8は、図4に示すように、感光体ドラム20Yにおける帯電領域と現像領域との間の領域に、光変調されたレーザー光Lを照射して帯電ローラ30Yにより帯電された後の感光体ドラム20Yの表面を露光し、現像装置50Yによってイエロートナー像として可視像化される静電潜像を形成するようになっている。
画像ステーション60Yを構成する、感光体ドラム20Yと、1次転写ローラ12Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとのうち、1次転写ローラ12Yを除くもの、すなわち感光体ドラム20Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとは、ユニットとしての作像ユニットたるプロセスユニットであるプロセスカートリッジ95Yを構成しており、プロセスカートリッジ95Yは一体で、画像形成装置100本体に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在である。
また、感光体ドラム20Yは、単独で、画像形成装置100本体に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在であるとともに、プロセスカートリッジ95Yを構成する、感光体ドラム20Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとのうち、感光体ドラム20Yを除くもの、すなわち、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとは、ユニットを構成しており、このユニットは一体で、画像形成装置100本体に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在である。
また、現像装置50Yは、単独で、画像形成装置100本体に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在であるとともに、プロセスカートリッジ95Yを構成する、感光体ドラム20Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yとのうち、現像装置50Yを除くもの、すなわち、感光体ドラム20Y、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yとは、ユニットを構成しており、このユニットは一体で、画像形成装置100本体に対し、図1における紙面手前側に離脱自在であって、着脱自在である。
感光体ドラム20Yは、B1方向への回転に伴い、帯電ローラ31Yにより表面を一様に帯電され、光走査装置8からのレーザー光Lの露光走査によりイエロー色に対応した静電潜像を形成され、この静電潜像を現像装置50Yによりイエロー色のトナーにより現像され、現像により得られたイエロー色のトナー像を1次転写ローラ12YによりA1方向に移動する転写ベルト11に1次転写され、転写後に残留したトナー等の異物をクリーニング装置40Yにより除去されて帯電ローラ31Yによる次の除電、帯電に供される。
他の感光体ドラム20C、20M、20BKにおいても同様に各色のトナー像が形成等され、形成された各色のトナー像は、1次転写ローラ12C、12M、12BKにより、A1方向に移動する転写ベルト11上の同じ位置に順次1次転写される。転写ベルト11上に重ね合わされたトナー像は、転写ベルト11のA1方向の回転に伴い、2次転写ローラ5との対向位置である2次転写部である転写部まで移動し、この転写部において転写紙Sに2次転写される。
転写ベルト11と2次転写ローラ5との間に搬送されてきた転写紙Sは、シート給送装置61から給送ローラ3によって繰り出されてフィードされ、レジストローラ対4によって、センサによる検出信号に基づいて、転写ベルト11上のトナー像の先端部が2次転写ローラ5に対向するタイミングで送り出されたものである。
転写紙Sは、すべての色のトナー像を一括転写され、担持すると、定着装置6に進入し、定着ローラ62と加圧ローラ63との間の定着部を通過する際、熱と圧力との作用により、担持したトナー像を定着され、転写紙S上にカラー画像が形成される。定着装置6を通過した定着済みの転写紙Sは、排紙ローラ7を経て、画像形成装置100の本体上部の排紙トレイ17上にスタックされる。一方、2次転写を終えた転写ベルト11は、クリーニング装置13に備えられたクリーニングブラシ及びクリーニングブレードによってクリーニングされ、画像ステーションによる次の現像工程に備える。
図5ないし図8の何れかに示すように、離間手段80は、図示しない軸を挿通された軸受け部81を回転中心として回動可能なブラケット82と、ブラケット82を転写ベルト11から離間する方向に付勢する付勢手段としてのばね83と、ブラケット82の自由端側において図5、図6の紙面に垂直な方向に延在する、ブラケット82と別体の軸84とを有している。
離間手段80はまた、図5の紙面において軸84の手前側の端部に固定されたレバー85と、図示しない軸受けを介して軸84に回転自在に支持されるとともにブラケット82に突設された軸としての突起86に下方から支持されたベルト規制部材としての規制部材87と、軸84に一体の偏心カム88とを有している。なお、離間手段80は、レバー85を除き、図5、図6の紙面に垂直な方向における前後方向において略対称の構造を有しているが、主に同方向における手前側の部分について図示及び説明を行う。
軸受け部81に挿通された軸は軸受け部81に対して回転自在である。かかる軸の端部は、中間転写ベルトケース14に支持されている。ばね83は中間転写ベルトケース14と一体化された図示しない部材に取り付けられている。ブラケット82はばね83に垂下されている。よってブラケット82は、中間転写ベルトケース14により、軸受け部81に挿通された軸とばね83とを介して支持されている。
軸84は中間転写ベルトケース14により回転自在に支持され、レバー85の回動操作により、中間転写ベルトケース14に対し定位置で回転する。
図7、図8、図10に示すように、ブラケット82は、自由端側に、カム対向板89を有している。カム対向板89は、ばね83の付勢力により、偏心カム88の下方から偏心カム88に常に当接している。ブラケット82は、全体が転写ベルト11の内側に位置しており、図9に示すように、1次転写ローラ12BKを、その転写ベルト11に対向する部分を転写ベルト11に対して露出させる状態で支持している。
規制部材87は、平板部90と、屈曲部91とを有している。
平板部90は、図5、図6の紙面を含む平面に平行に配設され、図5、図6の紙面と垂直な方向において、ブラケット82本体の配設位置および転写ベルト11よりも手前側に位置している。
屈曲部91は、平板部90に対して略垂直方向、すなわち図5、図6の紙面と垂直な方向において、奥側に折り曲げられている。
屈曲部91は、図5、図6の紙面と垂直な方向において、同方向における転写ベルト11の手前側の縁部に配設された寄り止めガイド76と同じ位置を占める部分を有している。屈曲部91は、ブラケット82の軸受け部81と自由端側とを結ぶ方向において、ブラケット82が1次転写ローラ12BKを支持している部分よりも、軸受け部81側に位置している。
図5ないし図7は、偏心カム88の大径部がカム対向板89に係合しているとともに、屈曲部91が寄り止めガイド76の下方において寄り止めガイド76から離間した状態を示している。この状態では、1次転写ローラ12BKは、転写ベルト11の内周面側から転写ベルト11に当接しており、転写ベルト11は、図1または図2に示したように、その外周面側が感光体ドラム20BKに当接している。この状態を禁止状態という。
禁止状態から、図5における矢印D1方向すなわち図中反時計方向にレバー85を回動させ、偏心カム88の小径部をカム対向板89に係合させると、図8、図10に示す状態となる。すなわち、ばね83の付勢力によりカム対向板89が偏心カム88に係合するように上方に変位し、ブラケット82が軸受け部81を中心にその自由端側すなわちカム対向板89の配設側が上方に搖動する。
また規制部材87は、ブラケット82本体とともに上方に変位する突起86により下方から上方に向けて押し上げられ、軸84を回転中心として、屈曲部91が上方に変位する。屈曲部91は、上方に変位するときに、転写ベルト11の外周面側から寄り止めガイド76に係合するため、転写ベルト11を、感光体ドラム20BKから離間させる。
このように屈曲部91が転写ベルト11を持ち上げ感光体ドラム20BKから離間させるときには、1次転写ローラ12BKもブラケット82とともに感光体ドラム20BKから離間する方向に変位する。転写ベルト11が感光体ドラム20BKから離間する距離は、1次転写ローラ12BKが感光体ドラム20BKから離間する距離よりも小さいので、1次転写ローラ12BKと転写ベルト11とについても、これらは離間する。このような状態を許容状態という。
転写ベルトユニット10は、このような動作により画像形成装置100が第3の状態となったときにのみ、画像形成装置100本体に対して着脱自在となる。言い換えると、第3の状態以外の状態では、転写ベルトユニット10は、画像形成装置100本体からの離脱が禁止される。これは、図示を省略するが、次に述べる2つの着脱禁止手段によりなされる。
第1の着脱禁止手段は、軸84の奥側、すなわちレバー85が設けられた側とは逆側の端部に配設されたカムと、このカムと転写ベルト11との間に位置する画像形成装置100本体の側板に形成された、カムと略等しい形状をなす孔とを有しており、レバー85を回動して許容状態となったときのみ、カムが孔を通過可能な状態となる、鍵のような構成である。
第1の着脱禁止手段と同様の構成が、第2の着脱禁止手段として、1次転写ローラ12Y、12C、12Mを一体化したブラケットに対しても配設されており、転写ベルトユニット10は画像形成装置100が第3の状態であるときのみ画像形成装置100に対して着脱自在となるようになっている。
このように、転写ベルトユニット10は、許容状態で画像形成装置100に着脱されるため、着脱の際の転写ベルト11と感光体ドラム20BKとの摺擦による転写ベルト11や感光体ドラム20BKの劣化が防止される。また、ユニットで着脱を行うため、位置決め精度を担保しつつ、ユーザーが容易に交換できるようになっている。
さらに、これらの動作時において、離間手段80は、駆動ローラ72、転写入口ローラ73、クリーニング対向ローラ74の何れにも作用を与えず、駆動ローラ72、転写入口ローラ73、クリーニング対向ローラ74は位置を保ったままである。したがって、転写ベルト11の最小の変位により、上述のように転写ベルト11、感光体ドラム20BKの劣化が防止され、かかる劣化を防止するための機構が小型であり、装置の大型化を防止しつつかかる劣化の防止を達成している。なお、屈曲部91が転写ベルト11を持ち上げることにより転写ベルト11に与えるテンションの変化はわずかであるから、クリーニング対向ローラ74の位置変化は無視できる程度である。
またさらに、転写ベルト11の変位を、転写ベルト11の縁部を変位させることで行うため、転写ベルトユニット10の着脱がスムーズに行われる。すなわち、転写ベルト11は一般の無端ベルトにおけると同様、特にその端部にダレ、波うち等の変形の可能性が高く、変形が発生するとユニットの取り外しに引っ掛かりが生じる原因となるが、縁部を変位させるとかかる引っ掛かりを効果的に防止し着脱を容易に行うことができるようになる。
特に、本形態では、規制部材87が、転写ベルト11の縁部に備えられた、転写ベルト11の本体部分より剛性の高い寄り止めガイド76に係合してこれを変位させるので、転写ベルト11の変位が、転写ベルト11の過大な変形を伴わずに、効果的に行われるようになっている。
また、かりに、図12に示すように、転写ベルト11の幅全体にわたって転写ベルト11を抑えるステー部材97を用いるとすると、ステーの強度が十分でないこと等に起因して、ステーのそり等が生じるた場合には、転写ベルト11の摺擦が生じて画像品質の悪化につながるおそれがあり問題である。しかし、本形態のように、転写ベルト11の縁部のみに係合して変位させる構成であれば、転写ベルト11の幅方向における画像保証部すなわち画像形成に寄与する部分に係合せず、規制部材87が画像を乱すことはない。
転写ベルトユニット10を、画像形成装置100本体から離脱し、交換、メンテナンス等を行い、その後、画像形成装置100本体に装着する場合には、第1の禁止手段に備えられた、軸84の奥側に配設されたカムが、画像形成装置100本体の側板に形成された孔を通るように、また、第2の禁止手段に備えられた構成についても同様の動作をするように、転写ベルトユニット10を図1における紙面の奥側に移動させ、画像形成装置100に装着し、レバー85をD1方向と逆の方向に回動し,図8、図10に示す、転写ベルト11と感光体ドラム20BKと1次転写ローラ12BKとが互いに離間した状態から、図5ないし図7に示す、転写ベルト11と感光体ドラム20BKと1次転写ローラ12BKとが互いに当接した状態とすることで、画像形成装置100を第3の状態から第2の状態とする。
画像形成装置100本体に対しては、転写ベルトユニット10のみならず、上述のように、プロセスカートリッジ95Y等をも着脱可能である。これらのユニットを着脱する際にも、離間手段80等により、画像形成装置100を第2の状態、第3の状態とし、着脱しようとするユニットにおける感光体ドラムと、転写ベルト11とを離間させることで、摺擦による転写ベルト11や着脱するその感光体ドラムの劣化が防止される。また、ユニットで着脱を行うため、位置決め精度を担保しつつ、ユーザーが容易に交換できるようになっている。
プロセスカートリッジ95Y等の着脱の際において、転写ベルト11の最小の変位により、上述のように転写ベルト11、感光体ドラム20BKの劣化が防止され、かかる劣化を防止するための機構が小型であり、装置の大型化を防止しつつかかる劣化の防止を達成していること等についても同様である。
転写ベルトユニット10、プロセスカートリッジ95Y等を必要に応じて着脱することは、ランニングコストの低減、資源の有効活用からの観点からも有効である。すなわち、本体寿命とユニット寿命とが異なる等、各構成の寿命は一般的に異なるが、寿命に合わせて交換周期を設定する等することで最長寿命部品の寿命まで装置を使用することができるため、ランニングコストの低減、資源の有効活用の観点から優れている。また交換を伴わないメンテナンス時にも、必要な部分のみを取り外してメンテナンスを行うことで、メンテナンスが容易である。
以上、本発明を実施するための形態として、本発明を適用した画像形成装置100について説明したが、作像ユニットは、各色毎に構成するのでなく、複数色を合わせたものとして構成しても良い。この場合、使用頻度等を考慮すれば、黒色以外の色を形成する構成をユニット化することが望ましい。
軸84の回転は、レバー85を用いて手動により行うこととしたが、モータ等の駆動手段を用いてCPUを含む制御手段による制御に基づいて行うようにしても良い。
離間手段は、転写ベルト11の、対向部材たる感光体ドラム20BKに当接する部分のみに対応して配設したが、他の対向部材すなわち感光体ドラム20Y、20C、20Mに当接する部分の転写ベルト11に対応して配設しても良い。
中間転写ベルトへの像の転写方式を、ローラによりバイアスを印加して行うバイアス転写方式としたが、ブラシを用いる導電ブラシ方式としても良い。
無端ベルトを中間転写ベルトとして用いる例を説明したが、無端ベルトは感光体ベルト等の像担持体であってもよいし、記録媒体を搬送するための搬送部材であっても良い。
ベルト規制部材が、無端ベルトの端部にのみ係合する例を説明したが、図12に示して説明したように、無端ベルトの幅方向全体に対応するように構成されたものであっても良い。
本発明の適用は、上述の説明において特に限定を行っていない限り、上述の形態に限られるものではない。
本発明を適用した画像形成装置の概略正面図である。 図1に示した画像形成装置の、図1に示した状態と異なる状態を示す概略正面図である。 図1に示した画像形成装置の、図1及び図2に示した状態と異なる状態を示す概略正面図である。 図1に示した画像形成装置に備えられた作像ユニットを示す概略正面図である。 図1に示した画像形成装置に備えられた離間手段を示す正面図である。 図5に示した離間手段の分解正面図である。 図6に示した離間手段を示す斜視図である。 図5に示した離間手段の、図5に示した状態と異なる状態を示す斜視図である。 図5に示した離間手段の構成部品が、図1に示した被変位部材と一体であることを示す斜視図である。 図8に示した離間手段の他の角度からの斜視図である。 図1に示した画像形成装置に備えられた無端ベルトの構成態様を示す斜視図である。 図5に示した離間手段と別の構成態様の離間手段を示す斜視図である。
符号の説明
10 ベルトユニット
11 無端ベルト、中間転写ベルト
12BK 被変位部材
20BK 対向部材、像担持体
72、73、74 複数の巻き掛け部材
76 寄り止め部材
80 離間手段
87 ベルト規制部材
95Y、95C、95M、95BK 作像ユニット
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. 無端ベルトと、この無端ベルトを巻き掛けた複数の巻き掛け部材と、上記無端ベルトの外周面側に位置し同無端ベルトに係合可能に配設された対向部材と、上記外周面側から上記無端ベルトに係合し、上記巻き掛け部材の位置を保ったまま上記無端ベルトを上記対向部材から離間させる離間手段とを有する画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、上記無端ベルトの内周面側の、上記無端ベルトを挟んで上記対向部材に対向する位置に配設され、上記離間手段が上記無端ベルトを上記対向部材から離間するときに、上記離間手段により上記対向部材から離間する方向に変位される被変位部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、上記離間手段が、上記無端ベルトの縁部に係合し、同無端ベルトを上記対向部材から離間させるベルト規制部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、上記無端ベルトが、その縁部に寄り止め部材を有し、上記ベルト規制部材が、上記寄り止め部材に係合して上記無端ベルトを上記対向部材から離間させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記無端ベルトと上記巻き掛け部材とを有するベルトユニットを有し、このベルトユニットが画像形成装置本体に対し着脱可能であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記無端ベルトが中間転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つに記載の画像形成装置において、上記対向部材が像担持体であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7記載の画像形成装置において、上記像担持体を含む作像ユニットを有し、この作像ユニットが画像形成装置本体に対し着脱可能であることを特徴とする画像形成装置。
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