JP3406340B2 - 積層型電子部品の製造方法 - Google Patents

積層型電子部品の製造方法

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JP3406340B2
JP3406340B2 JP03803493A JP3803493A JP3406340B2 JP 3406340 B2 JP3406340 B2 JP 3406340B2 JP 03803493 A JP03803493 A JP 03803493A JP 3803493 A JP3803493 A JP 3803493A JP 3406340 B2 JP3406340 B2 JP 3406340B2
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功一 安藤
雅之 稲井
尚之 石坂
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、積層型電子部品の製造
に有用な製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】積層セラミックコンデンサは一般に下記
手順で製造されている。まず、所定のマスクパターンを
有する第1スクリーンを用いてセラミックシート表面に
内部電極となる導電ペーストをパターン形成し、該印刷
を繰り返して必要枚数の第1印刷シートを用意する。ま
た、同一形状で且つ所定ピッチだけマスクパターンがず
れた第2スクリーンを用いてセラミックシート表面に内
部電極となる導電ペーストをパターン形成し、該印刷を
繰り返して必要枚数の第2印刷シートを用意する。次い
で、用意された第1,第2印刷シートを交互に複数枚積
み重ね、これを格子状に切断して対向端夫々に導体パタ
ーンが露出した積層素子を得る。次いで、積層素子の対
向端夫々に外部電極となる導電ペーストを塗布し、これ
を所定温度で焼成しセラミック焼成と内部電極の焼き付
けを行う。尚、外部電極として焼成後の積層素子の対向
端に金属キャップを嵌着したものや、金属キャップのみ
でペースト塗布を省略したものもある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法では、第1,第2印刷シートを得るためにマスク
パターンが異なる2種類のスクリーンが必要であり、ス
クリーン交換等が面倒で同行程が煩雑になる難点があ
る。また、近年の小型化傾向に伴う導体パターンの微小
化に係り両印刷シートの導体パターンの形状を一致させ
ることが極めて難しく、導体ターン相互に生じる形状誤
差を原因として品質不良を招来する難点がある。 【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、所望の導体パターンを簡
単且つ形状誤差なく形成できる積層型電子部品の製造方
法を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、導体パターンの配列が異なる第1印刷シー
トと第2印刷シートとを交互に複数枚積み重ねる工程を
備えた積層型電子部品の製造方法において、所定のマス
クパターンを有するスクリーンを用いて矩形状のセラミ
ックシートに内部電極用ペーストを印刷し、所定の幅及
び長さを有する複数の導体パターンが所定配列で形成さ
た第1印刷シートを得るステップと、前記と同スク
リーンを用いこのスクリーンを導体パターンの長さ方向
の中心間隔の1/2だけ相対的にずらした状態で矩形状
セラミックシートに内部電極用ペーストを印刷し、複
数の導体パターンがその長さ方向の中心間隔の1/2だ
けずれた配列で形成された第2印刷シートを得るステッ
プとを備える、ことを特徴とする。 【0006】 【作用】本発明の製造方法では、セラミックシートに対
するスクリーンの相対位置を導体パターンの長さ方向の
中心間隔の1/2だけ変化させて印刷を行うことで、同
一形状の複数の導体パターンをその長さ方向の中心間隔
の1/2だけずれた配列で有する2種類の印刷シートを
得ているので、1枚のスクリーンで両シートの印刷を行
うことができ、導体パターン相互の形状一致させるこ
とができる。 【0007】 【実施例】以下、本発明を積層セラミックコンデンサに
適用した例について図を参照して説明する。 【0008】図1及び図2にはセラミックシートに導電
ペーストを所定パターンで印刷するスクリーン印刷機を
示してある。同図において、1は台枠、2は可動盤、3
はスクリーン、4はシフト用シリンダ、5は位置調整用
マイクロヘッド、6は固定用シリンダである。 【0009】台枠1はセラミックシート挿入用の矩形孔
1aを中央に有しており、印刷機本体(図示省略)に固
定されている。また、台枠1の一対向辺にはガイド1b
が設けられている。 【0010】可動盤2はスクリーン3を支承する矩形孔
2aを中央に有しており、一対向辺に上記ガイド1bに
摺動自在に係合するガイドレール2bを平行に有してい
る。また、可動盤2の台枠1側にはスクリーン3の4隅
を固定保持する4つのクランプ2cが設けられている。 【0011】スクリーン3は所定のマスクパターンを有
する矩形状のスクリーン版3aと、該スクリーン版3a
の周縁を保持する版枠3bとから構成されている。この
スクリーン3は可動盤2の矩形孔2aに挿入され4隅を
クランプ2cで固定保持されている。 【0012】シフト用シリンダ4は台枠1の一辺に固定
配置されピストンロッド4aを可動盤2の一側面に連結
されている。位置調整用マイクロヘッド5は台枠1の他
辺に固定され調整杆5aを可動盤2の他側面に当接して
いる。上記可動盤2はシリンダ4の作動によってガイド
1b及びガイドレール2bで規定される方向に移動で
き、またその移動停止位置をマイクロヘッド5で微調整
できる。 【0013】固定用シリンダ6は可動盤2の他対向辺に
固定配置されピストンロッド6aを台枠1に対峙してい
る。このシリンダ6は可動盤2の移動停止時に作動して
そのピストンロッド6aを台枠1に圧接し該可動盤2を
停止位置で台枠1に固定できる。 【0014】図示を省略したが、スクリーン3の一面側
にはスクリーン版3a上に印刷用の導電ペーストを供給
するディスペンサと、供給ペーストをスクリーン版3a
を介して絶縁シートに押し出すスキージが配置されてい
る。 【0015】ここで、積層セラミックコンデンサの製造
手順について説明する。まず、スクリーン印刷機の可動
盤2を所定位置に固定した状態で、台枠1の矩形孔1a
を通じてスクリーン版3aの他面側に厚さ数十μmのセ
ラミックシートを供給し、該シート表面に内部電極とな
る金属粉ペーストを数μmの厚みでパターン形成する。
この印刷を繰り返して図3上に示すような導体パターン
D1を有する第1印刷シートS1を必要枚数用意する。 【0016】次に、スクリーン印刷機の可動盤2の固定
を解いて該可動盤2を所定ピッチP、詳しくは導体パタ
ーンD1の中心間隔の1/2だけ移動させる。そして、
可動盤2を移動停止位置に固定した状態で、台枠1の矩
形孔1aを通じてスクリーン版3aの他面側に同上のセ
ラミックシートを供給し、該シート表面に内部電極とな
る金属粉ペーストをパターン形成する。この印刷を繰り
返して図3下に示すような導体パターンD2を有する第
1印刷シートS2を必要枚数用意する。 【0017】次に、図4に示すように用意された第1,
第2印刷シートS1,S2を交互に数十枚積み重ね、そ
の上下面に非印刷のセラミックシートS3を重ね合わせ
る。第1,第2印刷シートS1,S2には同一形状の導
体パターンD1,D2が所定ピッチPだけずれて形成さ
れているので、積層シート内の導体パターンD1,D2
も同ピッチPだけ長手方向に交互にずれたものとなる。 【0018】次に、図5に示すように上記の積層シート
を格子状に切断し、対向端夫々に導体パターンD1,D
2が露出した積層素子SS(図6参照)を得る。 【0019】次に、積層素子SSの対向端夫々に外部電
極となる金属粉ペーストを数μm〜数十μmの厚みで塗
布し、これを所定温度で焼成しセラミック焼成と内外電
極の焼き付けを行う。必要に応じて対向端夫々に金属キ
ャップを嵌着して半田付けしたり、外部電極を除く部分
に塗装を施して一連の製造を完了する。勿論、金属キャ
ップのみでペースト塗布を省略してもよい。 【0020】本実施例では、スクリーン印刷機において
セラミックシートに対するスクリーン3の位置を変化さ
せるて印刷を行うようにしているので、1枚のスクリー
ン3で両シートの印刷を行うことができ、従来のような
スクリーン交換を不要にして印刷行程を簡略化できる。 【0021】また、1枚のスクリーンを兼用することで
両印刷シートS1,S2の導体パターンD1,D2の相
互形状を一致させることができ、導体パターンが微小な
場合でも形状誤差をなくして品質を大きく向上させるこ
とができる。 【0022】尚、上記実施例では、本発明を積層セラミ
ックコンデンサに適用した例を示したが、他の積層型電
子部品でも同様の作用,効果を得ることができる。ま
た、スクリーン印刷機の構成は同様の機能を有するもの
であれば種々利用できる。 【0023】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
従来のようなスクリーン交換を不要にして印刷行程を簡
略化できると共に、1枚のスクリーンを兼用することで
両印刷シートの導体パターンの相互形状を一致させ、導
体パターンが微小な場合でも形状誤差をなくして品質を
大きく向上できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】スクリーン印刷機の正面図 【図2】図1のA−A線断面図 【図3】印刷シートの上面図 【図4】積層手順を示す図 【図5】切断手順を示す図 【図6】積層素子の斜視図 【符号の説明】 3…スクリーン、S1…第1印刷シート、S2…第2印
刷シート、D1…導体パターン、D2…導体パターン、
SS…積層素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石坂 尚之 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽 誘電株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−192707(JP,A) 特開 昭57−198617(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 矩形状のセラミックシートに所定配列の
    導体パターンを形成した第1印刷シートと、矩形状のセ
    ラミックシートに第1印刷シートと同一配列で位置が異
    なる導体パターンを形成した第2印刷シートとを、打ち
    抜きを行わずにそのまま交互に複数枚積み重ねる工程を
    備えた積層型電子部品の製造方法において、 所定のマスクパターンを有するスクリーンを用いて矩形
    状のセラミックシートに内部電極ペーストを印刷し、所
    定の幅及び長さを有する複数の導体パターンが所定配列
    で形成された第1印刷シートを得るステップと、 前記と同じスクリーンを用いこのスクリーンを導体パタ
    ーンの長さ方向に、その中心間隔の1/2だけ相対的に
    ずらし矩形状のセラミックシートに内部電極を印刷
    し、所定配列の導体パターンがその長さ方向の中心間隔
    の1/2だけずれた位置に形成された第2印刷シートを
    得るステップとを備える、 ことを特徴とする積層型電子部品の製造方法。
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