JP3406177B2 - デコンプレッションブレーキ装置の構造 - Google Patents

デコンプレッションブレーキ装置の構造

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JP3406177B2
JP3406177B2 JP07962897A JP7962897A JP3406177B2 JP 3406177 B2 JP3406177 B2 JP 3406177B2 JP 07962897 A JP07962897 A JP 07962897A JP 7962897 A JP7962897 A JP 7962897A JP 3406177 B2 JP3406177 B2 JP 3406177B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ロッカーシャフト
とロッカアーム間に介装された偏芯ブッシュを回動して
ロッカーアームの回転中心を移動するように構成した車
両用エンジンのデコンプレッションブレーキ装置の構造
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、車両用エンジンにおいて、ロッカ
ーシャフトに揺動自在に軸支されてバルブの開閉を行う
ロッカーアームに、その内径とロッカーシャフト外径間
に偏芯ブッシュを介装し、その偏芯ブッシュを回動して
ロッカーアームの回転中心を移動し、弁閉期間において
もバルブと弁座間に隙間を残してデコンプレッションと
し、ブレーキ力を得る車両用エンジンのデコンプレッシ
ョンブレーキ装置は知られている。 【0003】図5において、シリンダヘッド10上にロ
ッカーブラケット9が固着され、そのロッカーブラケッ
ト9に支持されたロッカーシャフト3には、ロッカーア
ーム1が揺動自在に軸支されている。また、ロッカーシ
ャフト3の外径とロッカーアーム1の内径との間には、
偏芯ブッシュ2が回動自在に介装されている。そして、
偏芯ブッシュ2には、偏芯アーム4が固着され、その偏
芯アーム4の端部にはアクチュエータ5の先端が当接さ
れており、このアクチュエータ5によって偏芯ブッシュ
2が回動される。 【0004】例えば、図5において、アクチュエータ5
によって偏芯アーム4が反時計方向に回動されると、偏
芯ブッシュ2はロッカーシャフト3の外周を回動し、偏
芯ブッシュ2の外径中心は下方に移動する。そして、ロ
ッカーアーム1の一端に螺着されたアジャストスクリュ
ー8の先端は、図示しないプッシュロッドに当接してい
るので、ロッカーアーム1は、アジャストスクリュー8
の先端を支点として、図示しないバルブを押し下げ、デ
コンプレッションとなる。 【0005】一方、かかる装置を、カムシャフトをシリ
ンダヘッドの上方に設けた、いわゆるオーバヘッドカム
方式でロッカーアームを用いたエンジンに適用した場合
に、ロッカーアームの一端には、ローラが設けられてい
るために、組立て整備時に、ローラの重量でロッカーア
ームがバルブラッシュ分だけ回動し、これに伴なって偏
芯アームも共まわりしてロッカーアムの支点が変化し、
バルブラッシュの調整が困難になるという問題がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、オーバヘッドカム方式のエンジンにおける、その組
立て整備時に、偏芯アームが回動してバルブラッシュが
変化することのない、車両用エンジンのデコンプレッシ
ョンブレーキ装置の構造を提供することを目的としてい
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、ロッカ
ーシャフト(3)とロッカーアーム間に介装された偏芯ブ
ッシュ(2)を回動してロッカーアームの回転中心を移動
するように構成した車両用エンジンのデコンプレッショ
ンブレーキ装置の構造において、前記偏芯ブッシュ(2)
をロッカーシャフト(3)周りに回動するための偏芯アー
ム(4A)が前記偏芯ブッシュ(2)の一端に固着され、前
記偏芯ブッシュ(2)の外周にはロッカーシャフト(3)の
軸芯(C1)に対して偏芯した軸芯(C2)としてロッカー
アームが揺動自在に支持されており、前記偏芯アーム
(4A)の扇部にはロッカーシャフト(3)の軸芯(C1)を
中心とした半径(R)の扇形状の円弧部(4a)が形成さ
れ、前記ロッカーシャフト(3)の側面に一端(6a)が円
形に曲げられたボルト(11)で固着されたスプリング
(6A)を有し、そのスプリング(6A)の他端(6b)は鉤
状に折り曲げられて前記偏芯アーム(4A)の円弧部(4
c)に係着され、前記スプリング(6A)は偏芯アーム(4
A)がバルブラッシュを無くす方向に付勢されている。 【0008】したがって、本発明によれば、偏芯アーム
はスプリングでバルブラッシュを無くす方向に付勢され
ているので、組立て整備時に、ロッカーアームが、一端
に設けられたローラの重量でバルブラッシュ分だけ回動
しても、偏芯アームがつれまわることが防止されてロッ
カーアームの支点は変化しない。また、運転中のガタに
よるバタツキが防止される。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。なお、前記従来技術の説明と対応
する部品は、同じ符号を付け、重複説明は省略する。 【0010】図1および図2において、偏芯アーム4A
は、ロッカーシャフト3の外周に回動自在に嵌着された
偏芯ブッシュ2の一端に固着されている。その偏芯ブッ
シュ2の外周はロッカーシャフト3の軸心C1に対して
偏芯したC2を軸心としており、図示しないロッカーア
ームが揺動自在に支持されている。また、偏芯アーム4
Aの図1に示す右上の肩部には、偏芯ブッシュ2内周面
の中心、すなわちロッカーシャフト3の軸心C1を中心
とした半径Rの扇形状の円弧部4aが機械加工により形
成されている。そして、ロッカーシャフト3の側面に、
一端6aが図3に示すように円形に曲げられてボルト1
1で固着されたスプリング6Aが、その他端6bを図4
に示すように鉤状に折曲げられて前記偏芯アームの円弧
部4aに係着され、偏芯アーム4Aがバルブラッシュを
無くす方向、すなわち、図1の時計方向Aに、ロッカー
アームの振動を抑制する程度の荷重で付勢されている。 【0011】したがって、本発明によれば、偏芯アーム
4Aは、スプリング6Aでバルブラッシュを無くす方向
に付勢されているので、組立て整備時に、ロッカーアー
ムが、その一端に設けられたローラの重量によってバル
ブラッシュ分だけ回動しても、偏芯アーム4Aがつれま
わることが防止されてロッカーアームの支点は変化せ
ず、バルブラッシュの調整の作業性が向上する。そし
て、運転中は、ガタを抑えて、バタツキを防止し、騒音
減少、耐久性の向上が図られる。また、スプリングを係
着している円弧部は、偏芯アームを作動しても、その回
転中心を中心とした円弧であるので、スプリングは変位
しない。 【0012】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成さ
れ、下記の効果を奏する。 (1) 偏芯アームは、スプリングでバルブラッシュを
無くす方向に付勢されているので、組立て整備時に、ロ
ッカーアームが、一端に設けられたローラの重量でバル
ブラッシュ分だけ回動しても、偏芯アームがつれまわる
ことが防止されてロッカーアームの支点は変化せず、バ
ルブラッシュの調整の作業性の向上が図られる。 【0013】(2) そして、運転中は、ガタを抑え
て、バタツキを防止し、騒音減少、耐久性の向上が図ら
れる。 (3) また、スプリングを係着している円弧部は、偏
芯アームを作動しても、その回転中心を中心とした円弧
であるので、スプリングは変位せず、耐久性に優れてい
る。 (4) スプリングは、コンパクトに収められ、組立て
ライン上での組付け性に優れ、また、ユニットインジェ
クタの採用などの複雑な動弁機構に対処可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示す側面図。 【図2】図1の上面図。 【図3】図1の実施形態に用いたスプリングの一端の形
状を示す図。 【図4】図3のスプリングの他端の形状を示す図。 【図5】従来のデコンプレッションブレーキ装置の偏芯
アームを示す側面図。 【符号の説明】 1・・・ロッカーアーム 2・・・偏芯ブッシュ 3・・・ロッカーシャフト 4、4A・・・偏芯アーム 5・・・アクチュエータ 6、6A・・・スプリング 8・・・アジャストスクリュー 9・・・ロッカーブラケット 11・・・ボルト

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ロッカーシャフト(3)とロッカーアーム
    間に介装された偏芯ブッシュ(2)を回動してロッカーア
    ームの回転中心を移動するように構成した車両用エンジ
    ンのデコンプレッションブレーキ装置の構造において、
    前記偏芯ブッシュ(2)をロッカーシャフト(3)周りに回
    動するための偏芯アーム(4A)が前記偏芯ブッシュ(2)
    の一端に固着され、前記偏芯ブッシュ(2)の外周にはロ
    ッカーシャフト(3)の軸芯(C1)に対して偏芯した軸芯
    (C2)としてロッカーアームが揺動自在に支持されてお
    り、前記偏芯アーム(4A)の扇部にはロッカーシャフト
    (3)の軸芯(C1)を中心とした半径(R)の扇形状の円弧
    部(4a)が形成され、前記ロッカーシャフト(3)の側面
    に一端(6a)が円形に曲げられたボルト(11)で固着さ
    れたスプリング(6A)を有し、そのスプリング(6A)の
    他端(6b)は鉤状に折り曲げられて前記偏芯アーム(4
    A)の円弧部(4c)に係着され、前記スプリング(6A)
    は偏芯アーム(4A)がバルブラッシュを無くす方向に付
    勢されていることを特徴とするデコンプレッションブレ
    ーキ装置の構造。
JP07962897A 1997-03-31 1997-03-31 デコンプレッションブレーキ装置の構造 Expired - Fee Related JP3406177B2 (ja)

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