JP3405825B2 - カラードプラ超音波診断装置 - Google Patents
カラードプラ超音波診断装置Info
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Description
し、特に血流速度の急変部位を持つ診断に有用なカラー
ドプラ超音波診断装置に関する。 【0002】 【従来の技術】カラードプラ法は、探触子の走査による
被検体内の血流情報からドプラ効果を利用してドプラ信
号を検波して血流速度のカラードプラ情報を得る方法で
ある。図7(イ)には、カラードプラ法による血流表示
例を示す。血流の流れに対し、青→赤や赤→青へのカラ
ー変化をつけることで血流の流れを表示するようにして
いる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】血流においては、図7
(イ)に示すように、血流の急変部位(これをエリアジ
ングと呼ぶ)Aが存在することがある。従来のカラード
プラ法では、血流の流れそのものをみているため、血流
の急変部位に対しても、単に血流の流れをとらえている
だけである。従って、急変部位Aの検出が行われず、エ
リアジングAに対して、図7(ロ)に示すように単なる
血流の流れの表示にとどまっていた。本発明の目的は、
血流の急変部位Aのカラー表示を可能にするカラードプ
ラ超音波診断装置を提供するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】 上記目的は、探触子を
走査することによって被検体内の血流情報をドプラ信号
として検波し、この検波したドプラ信号から血流速度の
カラードプラ情報を演算する手段と、該演算されたカラ
ードプラ情報を格納する2次元メモリ手段と、該格納さ
れたカラードプラ情報を表示画素に対応づけて画素配列
の二次元方向に補間する第1の補間手段と、前記2次元
メモリ手段に格納されたカラードプラ情報相互の差分カ
ラードプラ情報を算出すると共に、この算出した差分カ
ラードプラ情報を表示画素に対応づけて画素配列の二次
元方向に補間する第2の補間手段と、前記第1の補間手
段によって補間されたカラードプラ情報と前記第2の補
間手段によって補間された差分カラードプラ情報とが重
なる表示アドレスに存在するか否かを判定し、両者が重
なり合う画素位置にあっては、前記差分カラードプラ情
報を通常のカラードプラ表示法と異なる色付けを行い、
両者が重ならずにカラードプラ情報のみが存在する場合
にあっては、前記通常のカラードプラ表示法で色付けを
行うように制御する手段と、該色付けされた差分カラー
ドプラ情報とカラードプラ情報とを表示する表示部とを
備えたことを特徴とするカラードプラ超音波診断装置に
よって達成される。 【0005】 【作用】本発明によれば、血流急変部を、カラードプラ
情報の差分をとることで見つけ出し、これをカラードプ
ラ情報と異なるカラー情報で表示させることになる。 【0006】 【実施例】図1は本発明のカラードプラ超音波診断装置
の実施例図である。この診断装置は、カラードプラユニ
ット1、2次元メモリ2、2次元補間回路部3、血流急
変検出回路4、2次元補間回路部3A、カラー色付け回
路部5、表示部(例えばCRT)6より成る。 【0007】カラードプラユニット1は、探触子の走査
による被検体内の血流情報からドプラ効果を利用してド
プラ信号を検波してA/D変換器でディジタル信号に変
換し血流速度のカラードプラ情報(例えばD1〜D4)を
演算するものである。この演算結果は2次元メモリ2に
格納される。これらの情報D1〜D4は、表示部6(例え
ばCRTのテレビ)の表示画素よりも粗くサンプリング
(粗い画素ピッチのこと)されている。図2には2次元
メモリ2の画素配列とテレビ画素配列との関係を示す。
D1〜D4が2次元メモリ2の内容、全体がテレビ画素配
列を示す。ドプラ情報D1〜D4がいかに粗い画素配列の
データであるかがわかる。また速度の方向を示す正負の
符号を持ち、正(D4のこと)は赤色で探触子に近づく
血流を示し、負(D1、D2、D3のこと)は青色で探触
子から遠ざかる血流を示している。このようにカラード
プラユニット1で求められた赤青の血流速度データD1
〜D4は正、負の極性を含めて2次元メモリ2に2次元
的に記憶される。2次元メモリ2から同時に数点のデー
タを読み出し、2次元補間回路部3に入力する。例えば
4点のデータが読み出されたとすると、補間データhを
(数1)で求める(図3に例を示す)。 【0008】 【数1】h=a×D1+b×D2+c×D3+d×D4 D1〜D4は4点のデータ、a、b、c、dは係数であ
る。係数は求める補間データの4点からの距離により比
例配分される値であり、且つ、扇形に広がる探触子の形
状に対応してもその距離配分することができるものであ
る。数1の一例としては、a=b=c=d=0.25と
する例がある。 【0009】一方、血流急変エリア検出回路部4は、入
力される正負の符号を持った血流データから、2次元的
にデータとデータとの差分マップを求めるもので、例え
ば図4(イ)に示すデータがあるとすると、図4(ロ)
に示す中間点の差分データマップを求めるものである。
この場合は、上下の2点と左右の2点との間の差分デー
タを求めるものである。図5にその回路例を示す。 【0010】図5は、ラインメモリ10、ラッチ回路1
1、差分ROM12、13、マルチプレクサ14より成
る。図で、任意の2次元メモリの画素位置のデータD
in が入力され、これがそのままAとし、更に1ライン
前のラインメモリのデータBとの差分が差分ROM12
でとられる。更に、データD in はそのままCとし、更
に直前のデータ(ラッチしておいたもの)Dとの差が差
分ROM13でとられる。ROM12は図4の差分値1
6と60の算出を行い、ROM13は図4の差分値4と
48との算出を行うものである。マルチプレクサ14は
ROM12と13の差分結果を交互に出力する。求めら
れた差分データは、前記と同様にして2次元補間部3A
により補間される。 【0011】2次元補間部3からの赤青を示す血流速度
データと、2次元補間部3Aからの血流の急変を示す血
流速度の差分データは、カラー色付け回路部5に入力さ
れる。ところで、差分データは血流速度データが急変す
るか否かを示すものである。よって、差分データは血流
速度データと重なる表示アドレスにしか現われないこと
は当然のことである。従って、図6にある水平断面の各
々の入力データと出力データの関係を示すように、赤か
ら青に変化するデータ域に、急変を示す差分データが同
時に存在する場合は、赤→白→青と変化するように、通
常のカラードプラ表示法と異なる色付けを行う。逆に存
在しない場合は、赤→青と変化する通常のカラードプラ
表示法の様に色付けを行う。この結果を図8に示す。 【0012】 【発明の効果】本発明によれば、血流の急変エリアを赤
青でない、別色で2次元補間表示できるので、更にカラ
ードプラ診断に有用な情報を提供できる。
る。 【図3】2次元補間の様子を示す図である。 【図4】差分データの様子を示す図である。 【図5】血流急変エリア検出回路の実施例図である。 【図6】カラー色付けの様子を示す図である。 【図7】従来のカラードプラ表示例図である。 【図8】本発明のカラードプラ表示例図である。 【符号の説明】 1 カラードプラユニット 2 2次元メモリ 3 2次元補間回路部 3A 2次元補間回路部 4 血流急変エリア検出回路部 5 カラー色付け回路部 6 表示部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 探触子を走査することによって被検体内
の血流情報をドプラ信号として検波し、この検波したド
プラ信号から血流速度のカラードプラ情報を演算する手
段と、該演算されたカラードプラ情報を格納する2次元
メモリ手段と、該格納されたカラードプラ情報を表示画
素に対応づけて画素配列の二次元方向に補間する第1の
補間手段と、前記2次元メモリ手段に格納されたカラー
ドプラ情報相互の差分カラードプラ情報を算出すると共
に、この算出した差分カラードプラ情報を表示画素に対
応づけて画素配列の二次元方向に補間する第2の補間手
段と、前記第1の補間手段によって補間されたカラード
プラ情報と前記第2の補間手段によって補間された差分
カラードプラ情報とが重なる表示アドレスに存在するか
否かを判定し、両者が重なり合う画素位置にあっては、
前記差分カラードプラ情報を通常のカラードプラ表示法
と異なる色付けを行い、両者が重ならずにカラードプラ
情報のみが存在する場合にあっては、前記通常のカラー
ドプラ表示法で色付けを行うように制御する手段と、該
色付けされた差分カラードプラ情報とカラードプラ情報
とを表示する表示部とを備えたことを特徴とするカラー
ドプラ超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16481194A JP3405825B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | カラードプラ超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16481194A JP3405825B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | カラードプラ超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08620A JPH08620A (ja) | 1996-01-09 |
JP3405825B2 true JP3405825B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=15800373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16481194A Expired - Fee Related JP3405825B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | カラードプラ超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3405825B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP16481194A patent/JP3405825B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08620A (ja) | 1996-01-09 |
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