JP3405811B2 - 複合ゴム系グラフト共重合体およびそれを用いた塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

複合ゴム系グラフト共重合体およびそれを用いた塩化ビニル系樹脂組成物

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JP3405811B2
JP3405811B2 JP10172094A JP10172094A JP3405811B2 JP 3405811 B2 JP3405811 B2 JP 3405811B2 JP 10172094 A JP10172094 A JP 10172094A JP 10172094 A JP10172094 A JP 10172094A JP 3405811 B2 JP3405811 B2 JP 3405811B2
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昭 柳ケ瀬
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形加工性、粉体特
性、耐衝撃性に優れた複合ゴム系グラフト共重合体およ
びそれを用いた塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】塩化
ビニル系樹脂は、汎用樹脂として広く使用されているが
機械特性が十分でない。塩化ビニル系樹脂の機械特性、
特に耐衝撃性を向上させるために、種々の改質剤を添加
することが提案されているが、その改質剤を塩化ビニル
系樹脂にブレンドし、加熱混練する際の加工性、すなわ
ち、ゲル化時間(粉体同志が剪断発熱により融着し始め
る時間)が産業上において極めて重要である。
【0003】耐候性、耐衝撃性改質剤として、ポリオル
ガノシロキサン成分およびアルキル(メタ)アクリレー
トゴム成分からなる複合ゴム系グラフト共重合体が種々
提案されている(例えば、特開昭62−280210号
公報、同63−69859号公報、特開平1−2799
54号公報等。)
【0004】しかし、上記公報にて開示されている複合
ゴム系グラフト共重合体は、塩化ビニル系樹脂の耐衝撃
性改質剤としては有用であるが、安定剤として錫系化合
物を含む塩化ビニル系樹脂に適用するとゲル化時間が長
く実用的でないという欠点を有する。例えば、特開昭6
2−280210号公報の実施例3.2に記載されてい
るポリオルガノシロキサン含量が約42%である複合ゴ
ムに40重量%のメチルメタクリレートがグラフトされ
てなる複合ゴム系グラフト共重合体はゲル化時間が72
0秒を超え実用的でない。また、特開昭63−6985
9号公報の実施例6に記載されているポリオルガノシロ
キサン含量が43重量%の複合ゴムにスチレンが13重
量%グラフトされてなる複合ゴム系グラフト共重合体は
ゲル化時間が520秒以上と長い。さらに、特開平1−
279954号公報の実施例1に記載されているポリオ
ルガノシロキサン含量が5重量%である複合ゴムにメチ
ルメタクリレートが30重量%グラフトされてなる複合
ゴム系グラフト共重合体はゲル化時間が1000秒以上
と長く実用的でない。
【0005】ポリオルガノシロキサン複合ゴム系グラフ
ト共重合体を塩化ビニル系樹脂に配合した場合のゲル化
時間が長くなる理由については明らかでないが、複合ゴ
ムを形成するポリオルガノシロキサン自体が滑性を有す
るためであると思料される。
【0006】このようなことから、ポリオルガノシロキ
サン複合ゴム系グラフト共重合体を塩化ビニル系樹脂に
配合した場合の加工性の改良(ゲル化時間の短縮)につ
いて、強い要望があるにもかかわらず、いまだにその解
決策が見い出されていないのが現状である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは鋭
意検討した結果、特定のグラフト構造を有する複合ゴム
系グラフト共重合体が粉体性状を低下させることなく、
ゲル化時間を短縮できることを見い出し、本発明に至っ
た。すなわち、本発明は、ポリオルガノシロキサン成分
と(メタ)アクリル酸エステルゴム成分とからなる複合
ゴムに、単量体から得られるホモポリマーのガラス転移
温度が65℃以下であるビニル系単量体の少なくとも1
種含み、かつ、下記式(I)を満足するようなビニル系
単量体またはビニル系単量体混合物をグラフト重合する
ことにより得られる複合ゴム系グラフト共重合体にあ
る。 X=Σ(Ri ×Tgi ) (I) 但し、 X:20〜100 Ri :ビニル系単量体iのグラフト成分中の重量分率
(0〜1) Tgi :ビニル系単量体iのホモポリマーのガラス転移
温度(℃) とする。
【0008】また、本発明は、塩化ビニル系樹脂と請求
項1記載の複合ゴム系グラフト共重合体とからなる塩化
ビニル系樹脂組成物にある。
【0009】本発明の特徴は、複合ゴム系グラフト共重
合体において、複合ゴムにグラフトさせる単量体として
特定のビニル系単量体を使用することにより、塩化ビニ
ル系樹脂の耐衝撃性を高め、かつ、粉体特性を低下させ
ることなくゲル化時間を大幅に改良できる複合ゴム系グ
ラフト共重合体を開発したことにある。
【0010】本発明に用いられるポリオルガノシロキサ
ン原料としては、例えば、ジオルガノシロキサン、シロ
キサン系グラフト交叉剤からなる混合物が用いられる。
これら混合物にシロキサン系架橋剤が含まれていてもよ
い。
【0011】ポリオルガノシロキサンは、種々の方法に
より得ることができるが、原料を乳化し重合させる方法
が好ましい。例えば、原料に乳化剤と水とドデシルベン
ゼンスルホン酸あるいは硫酸を添加し、ホモミキサーや
ホモジナイザー等の乳化装置を用いて乳化させた後、所
定時間放置後、アルカリ物質で中和する方法、あるいは
原料に乳化剤と水を添加しホモミキサーやホモジナイザ
ー等の乳化装置を用いて乳化させた後、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸水溶液中に、一定速度で滴下させ、所定時
間放置後、アルカリ物質で中和する方法が挙げられる。
【0012】オルガノシロキサン系混合物を構成するオ
ルガノシロキサンとしては、3員環以上の各種のオルガ
ノシロキサン系環状体が挙げられ、3〜6員環のものが
好ましい。具体的にはヘキサメチルシクロトリシロキサ
ン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチル
シクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシ
ロキサン、トリメチルトリフェニルシクロトリシロキサ
ン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロキサ
ン、オクタフェニルシクロテトラシロキサン等が挙げら
れるが、これらは単独でまたは二種以上混合して用いら
れる。これらの使用量は、オルガノシロキサン系混合物
中の50重量%以上、好ましくは70重量%以上であ
る。
【0013】シロキサン系架橋剤としては、3官能性ま
たは4官能性のシラン系架橋剤、例えば、トリメトキシ
メチルシラン、トリエトキシフェニルシラン、テトラメ
トキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ−n−プ
ロポキシシラン、テトラブトキシシラン等が用いられ
る。特に4官能性の架橋剤が好ましく、この中でもテト
ラエトキシシランが最も好ましい。架橋剤の使用量はオ
ルガノシロキサン系混合物中、0〜30重量%、好まし
くは0.5〜10重量%である。
【0014】シロキサン系グラフト交叉剤としては、次
式で表される単位を形成しうる化合物等が用いられる。
【0015】
【化1】
【0016】なお、上記式において、R1 はメチル基、
エチル基、プロピル基またはフェニル基、R2 は水素原
子またはメチル基、nは0,1または2、pは1〜6の
数を示す。
【0017】上記式(I−1)の単位を形成しうる(メ
タ)アクリロイルオキシシロキサンは、グラフト効率が
高いため有効なグラフト鎖を形成することが可能であ
り、耐衝撃性発現の点で有利である。
【0018】なお、上記式(I−1)の単位を形成しう
るものとしてメタクリロイルオキシシロキサンが特に好
ましい。メタクリロイルオキシシロキサンの具体例とし
ては、β−メタクリロイルオキシエチルジメトキシメチ
ルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルメトキシ
ジメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルジ
メトキシメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプ
ロピルエトキシジエチルシラン、γ−メタクリロイルオ
キシプロピルジエトキシメチルシラン、δ−メタクリロ
イルオキシブチルジエトキシメチルシラン等が挙げられ
る。
【0019】上記式(I−2)の単位を形成し得るもの
としてビニルシロキサンが挙げられ、具体例としては、
テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンが挙
げられる。式(I−3)の単位を形成し得るものとして
p−ビニルフェニルジメトキシメチルシランが挙げられ
る。また、式(I−4)の単位を形成し得るものとし
て、γ−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、
γ−メルカプトプロピルメトキシジメチルシラン、γ−
メルカプトプロピルジエトキシメチルシラン等が挙げら
れる。
【0020】オルガノシロキサン系混合物中に占めるグ
ラフト交叉剤の使用量は10重量%以下であり、好まし
くは0.5〜5重量%である。
【0021】乳化剤としては、アニオン系乳化剤が好ま
しく、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ルスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ナトリウム、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステ
ルナトリウム等の中から選ばれた乳化剤が使用される。
特にアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル
スルホン酸ナトリウム等のスルホン酸系の乳化剤が好ま
しい。
【0022】これらの乳化剤は、オルガノシロキサン系
混合物100重量部に対して、0.05〜5重量部程度
の範囲で使用される。使用量が少ないと分散状態が不安
定となり微小な粒子径の乳化状態を保てなくなる。ま
た、使用量が多いとポリオルガノシロキサンの乳化剤に
起因する着色が甚だしくなり不都合である。
【0023】このようにして製造されたポリオルガノシ
ロキサンラテックスに、アルキル(メタ)アクリレート
と多官能性アルキル(メタ)アクリレートとからなる
(メタ)アクリル酸エステル成分を含浸させ、次いで重
合させることによって複合ゴムを得ることができる。
【0024】アルキル(メタ)アクリレートとしては、
例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n
−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート等のアルキルアクリレー
トおよびヘキシルメタアクリレート、2−エチルヘキシ
ルメタアクリレート、n−ラウリルメタクリレート等の
アルキルメタクリレートが挙げられ、特にn−ブチルア
クリレートの使用が好ましい。
【0025】多官能性アルキル(メタ)アクリレートと
しては、例えば、アリルメタクリレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、プロピレングリコールジメタ
クリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレ
ート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレート、
トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート
等が挙げられる。多官能性アルキル(メタ)アクリレー
トの使用量は、アルキル(メタ)アクリル酸エステル成
分中、0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重
量%である。
【0026】アルキル(メタ)アクリレートや多官能ア
ルキル(メタ)アクリル酸エステルは単独でまたは二種
以上併用して用いられる。
【0027】中和されたポリオルガノシロキサン成分の
ラテックス中へ上記アルキル(メタ)アクリレート成分
を添加し、通常のラジカル重合開始剤を作用させて重合
させる。重合開始剤としては、過酸化物、アゾ系開始
剤、または酸化剤・還元剤を組み合わせたレドックス系
開始剤が用いられる。この中では、レドックス系開始剤
が好ましく、特に、硫酸第一鉄・エチレンジアミン四酢
酸二ナトリウム塩・ロンガリット・ヒドロパーオキサイ
ドを組み合わせたスルホキシレート系開始剤が好まし
い。
【0028】重合の進行とともにポリオルガノシロキサ
ン成分とポリ(メタ)アクリル酸エステルゴム成分とが
実質上分離出きない状態の複合ゴムのラテックスが得ら
れる。本発明におけるポリオルガノシロキサン成分とポ
リ(メタ)アクリル酸エステル成分とから成る複合ゴム
において、ポリオルガノシロキサン成分は、0.1〜2
0重量%程度である。0.1重量%未満では、ポリオル
ガノシロキサンの特性が発現出来ず耐衝撃性が低下す
る。一方、20重量%を超える場合には、本発明の目的
が達成されなくなる。
【0029】なお、本発明の実施に際しては、ジアルキ
ルオルガノシランとしてオクタメチルテトラシクロシロ
キサンを、シロキサン系グラフト交叉剤としてγ−メタ
クリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシランを用
いることによって得られるポリオルガノシロキサン系ゴ
ムに対して、主骨格がn−ブチルアクリレートの繰り返
し単位を有するポリ(メタ)アクリル酸エステル成分を
複合化させた複合ゴムを用いることが好ましい。
【0030】このようにして乳化重合により製造された
複合ゴムは、ビニル系単量体とグラフト共重合可能であ
り、また、ポリオルガノシロキサン成分とポリ(メタ)
アクリル酸エステルゴム成分とは強固に絡みあっている
ため、アセトン、トルエン等の通常の有機溶剤では抽出
分離することが出来ない。
【0031】この複合ゴムにグラフト重合させるビニル
系単量体は、単量体から得られるホモポリマーのガラス
転移温度が65℃以下であるビニル系単量体の1種以上
を少なくとも含み、かつ、上記式(I)を満足するよう
なビニル系単量体またはビニル系単量体混合物から構成
されるものである。
【0032】複合ゴムにグラフト重合させる単量体から
得られるホモポリマーのガラス転移温度が65℃以下の
ビニル系単量体としては、アクリル酸アルキルエステ
ル、メタクリル酸アルキルエステル、および酢酸ビニル
群から構成されるものである。
【0033】アクリル酸アルキルエステルとしては、例
えばアクリル酸メチル(11℃)(カッコ内の数値は単
量体から得られるホモポリマーのガラス転移温度を示
す。出典:ポリマーハンドブック第3版、以下同じ。)
アクリル酸エチル(−24℃)、アクリル酸プロピル
(−37℃)、アクリル酸n−ブチル(−54℃)、ア
クリル酸イソブチル(−24℃)、アクリル酸ヘキシル
(−57℃)、アクリル酸オクチル(−65℃)、およ
びアクリル酸2−エチルヘキシル(−50℃)等が挙げ
られる。これらの中、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチルが好ましく用いられ、更に
好ましくは、アクリル酸n−ブチルが用いられる。
【0034】メタクリル酸アルキルエステルとしては、
例えば、メタクリル酸エチル(65℃)、メタクリル酸
プロピル(35℃)、メタクリル酸n−ブチル(20
℃)、メタクリル酸イソブチル(−24℃)が用いられ
る。そのほか酢酸ビニル(32℃)が用いられる。
【0035】これらのビニル系単量体は、1種または2
種以上を併用して使用される。
【0036】上記のホモポリマーのガラス転移温度が6
5℃以下であるビニル系単量体の1種以上と併用して用
いることのできる他のビニル系単量体としては、例え
ば、メタクリル酸メチル(107℃)、メタクリル酸イ
ソプロピル(81℃)、およびメタクリル酸t−ブチル
(118℃)等のメタクリル酸エステル、スチレン(1
00℃)、α−メチルスチレン(120℃)、4−クロ
ロスチレン(110℃)、ビニルトルエン(93℃)等
の芳香族ビニル化合物、アクリロニトリル(125
℃)、メタクリロニトリル(120℃)等のビニルシア
ン化合物が用いられる。これらの中でメタクリル酸メチ
ル、スチレン、アクリロニトリルが好ましく用いられ
る。これらのビニル系単量体は、1種または2種以上を
用いることができる。
【0037】グラフト重合方法は限定しないが、乳化重
合が好ましく用いられ、それぞれの成分を混合し一段、
または多段で共重合させたり、あるいは各成分を別々に
多段で重合させる。好ましくは、生産性の面から一段で
重合させることが望ましい。
【0038】複合ゴムにグラフト重合させるビニル系単
量体またはビニル系単量体混合物は、上記の単量体等か
ら選択されて構成されるが、用いるビニル系単量体中
に、単量体から得られるホモポリマーのガラス転移温度
が65℃以下のビニル系単量体を少なくとも1種を含
み、かつ、上記式(I)を満足するように構成すること
が必要である。もし、上記の条件をはずれると粉体特性
が低下したり、加工特性が低下したりするようになる。
【0039】複合ゴム系グラフト共重合体を得る際の複
合ゴムとグラフトに用いられるビニル系単量体またはビ
ニル系単量体混合物の割合は、得られる複合ゴム系グラ
フト共重合体を基準にして複合ゴム10〜95重量%、
好ましくは20〜90重量%程度、ビニル系単量体また
はビニル単量体混合物は5〜90重量%、好ましくは1
0〜80重量%程度である。ビニル系単量体またはビニ
ル系単量体が5重量%未満であると塩化ビニル樹脂中の
分散が悪くなり耐衝撃性が低下し、90重量%を超える
とゴム成分が少なくなり耐衝撃性が低下するので好まし
くない。
【0040】グラフト重合が終了した後、ラテックスを
塩化カルシウムまたは硫酸アルミニウム等の金属塩を溶
解した熱水中に投入し、塩析、凝固することにより複合
ゴム系グラフト共重合体を分離し、回収することができ
る。
【0041】本発明の複合ゴム系グラフト共重合体は、
3〜40重量%の範囲で塩化ビニル系樹脂と配合されて
いることが望ましい。3重量%未満では、塩化ビニル系
樹脂の耐衝撃性の改良効果は小さく、また、40重量%
を超えると耐衝撃性は良好であるが経済的でないので好
ましくない。
【0042】本発明に用いられる塩化ビニル系樹脂と
は、塩化ビニルの単独重合体、また80重量%以上の塩
化ビニルと20重量%以下のこれと共重合可能な他の単
量体との共重合体である。共重合可能な他の単量体とし
ては酢酸ビニル、エチレン、アクリル酸エステル、臭化
ビニル等が挙げられる。さらには、塩素化ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ポリエチレンをも含まれる。
【0043】複合ゴム系グラフト共重合体と塩化ビニル
系樹脂との混合は通常公知の混練機械によって行われ
る。例えば、ミキシングロール、カレンダーロール、バ
ンバリーミキサー、押出機、ブロー成形機、インフレー
ション成形機等が挙げられる。
【0044】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物には必要
に応じ、安定剤、滑剤、難燃剤、充填剤、補強材、染
料、顔料等を配合し得る。
【0045】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。以下の記載において「部」とあるのは、すべて「重
量部」を意味する。なお、各実施例、比較例での諸物性
の測定方法は次の方法による。
【0046】(1)アイゾット衝撃強度 ASTM D256の方法による(1/4″,ノッチ付
き)。
【0047】(2)ゲル化時間の測定 ハーケ社製、レオコードシステム40型を用い、金型温
度140℃、回転速度30rpm、サンプル充填量56
gの条件下で、トルクが立ち上がる時間を測定した。実
用面から、ゲル化時間が360秒より小さい値を加工性
良好とした。
【0048】(3)数平均粒子径の測定 ポリオルガノシロキサンの数平均粒子径は、大塚電子
(株)DLS−700型を用いて準弾性光散乱法により
測定した。
【0049】参考例1 γ−メタクリロイルオキシプロピルジメトキシシラン
(KBM)0.5部およびオクタメチルシクロテトラシ
ロキサン(DMC)99.5部を混合して、シロキサン
混合物100部を得た。これにドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム(DBSNa)0.67部を溶解した蒸
留水300部を添加して、ホモミキサーにより10,0
00rpmで二分間撹拌した後、ホモジナイザーにより
300kg/cm2 の圧力で2回通し安定な予備混合オ
ルガノシロキサンエマルジョンを得た。
【0050】一方、冷却コンデンサーを備えたセパラブ
ルフラスコにドデシルベンゼンスルホン酸(DBSH)
14部と蒸留水86部とを注入し、14重量%のドデシ
ルベンゼンスルホン酸水溶液を調製した。この水溶液を
85℃に加熱した状態で、予備混合オルガノシロキサン
エマルジョンを2時間に亘って滴下し、滴下終了後3時
間温度を維持し冷却した。次いでこの反応物を室温で1
2時間保持した後、苛性ソーダ水溶液で中和した。この
ようにして得られたラテックス(以下、SLX−1とい
う。)を170℃で30分間乾燥して固形分を求めたと
ころ、18.2重量%であった。また、準弾性光散乱法
による数平均粒子径は0.03μmであった。
【0051】参考例2 シロキサン混合物の組成を表1に示したように変更した
以外は、参考例1と同様にしてラテックスSLX−2を
製造した。その仕込み組成および重合結果を表1に示
す。ただし、テトラエトキシシラン(TEOS)は、架
橋剤として用いた。
【0052】参考例3 参考例1に示すシロキサン混合物100部にドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム1部およびドデシルベンゼ
ンスルホン酸1部を溶解した蒸留水200部を加え、ホ
モミキサーにより予備分散およびホモジナイザーによる
乳化分散を行った。この予備混合オルガノシロキサンエ
マルジョンを80℃で5時間加熱後、冷却し、水酸化ナ
トリウムでpHを7に中和して重合を完結し、ポリオル
ガノシロキサンラテックスSLX−3を得た。その重合
結果を表1に示す。
【0053】参考例4 シロキサン混合物の組成を表1の如くして変更した以外
は参考例3と同様にしてラテックスSLX−4を製造し
た。その仕込み組成および重合結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】実施例1 参考例1にて得られたポリオルガノシロキサンラテック
ス(SLX−1)16.5部をセパラブルフラスコに採
取し、蒸留水276.5部を添加混合した後、n−ブチ
ルアクリレート80部、アリルメタクリレート2部、ク
メンヒドロパーオキサイド0.4部の混合物を添加し
た。
【0056】このセパラブルフラスコに窒素気流を通じ
ることによりフラスコ内雰囲気の窒素置換を行い、フラ
スコを水槽に入れ60℃まで昇温した。液温が60℃と
なった時点で硫酸第一鉄0.001部、エチレンジアミ
ン四酢酸二ナトリウム塩0.003部、ロンガリット
0.25部を蒸留水10部に溶解させた水溶液を添加し
てラジカル重合を開始せしめた。1時間この状態を維持
し、アクリレート成分の重合を完結させ、ポリオルガノ
シロキサンとn−ブチルアクリレートゴムとの複合ゴム
のラテックスを得た。
【0057】そして、メタクリル酸メチル14部、アク
リル酸n−ブチル1部、クメンヒドロパーオキサイド
0.08部の混合物を2時間にわたって滴下し、滴下終
了後60℃で2時間保持し重合を完結させ、ポリジメチ
ルシロキサンとn−ブチルアクリレートゴムとからなる
複合ゴムにメタクリル酸とアクリル酸n−ブチルをグラ
フト重合させた複合ゴム系グラフト共重合体ラテックス
を得た。
【0058】次いで、硫酸アルミニウムを7.5重量%
の割合で溶解した水溶液400部を60℃に加熱撹拌し
た。この中へ得られた複合ゴム系グラフト共重合体ラテ
ックスを滴下し凝固した。そして、分離、水洗、乾燥し
て複合ゴム系グラフト共重合体(GC−1)を得た。
【0059】次いで、重合度700の塩化ビニル重合体
とジブチルスズマレート3.5部、ステアリルアルコー
ル0.8部、高分子滑剤0.4部とからなる錫系塩化ビ
ニル樹脂90部と上記の複合ゴム系グラフト共重合体
(GC−1)10部とを配合後、通常の方法でアイゾッ
ト試験片状に異形押出しして、アイゾット衝撃強度を測
定した。また、同一の配合物で、ゲル化時間を測定し
た。得られた結果を表2に示す。
【0060】実施例2〜9、比較例1〜5 参考例1〜4にて得られたポリオルガノシロキサンラテ
ックスSLX−1〜SLX−4について、実施例1と同
様の方法で、表2に示す組成の複合ゴム化反応およびグ
ラフト重合を実施し、複合ゴム系グラフト共重合体GC
−2〜GC−14を得た。得られた複合ゴム系グラフト
共重合体を手で握り、塊状になるか否かで粉体特性を判
定した。また、塩化ビニル系樹脂との配合物についての
ゲル化時間およびアイゾット衝撃強度を測定した。得ら
れた結果を表2に示す。
【0061】
【表2】
【0062】比較例6 参考例3にて得られたポリオルガノシロキサンラテック
ス(SLX−3)145部をセパラブルフラスコに採取
し、蒸留水187部を添加混合した後、n−ブチルアク
リレート17部、トリアリルシアヌレート1部、クメン
ヒドロパーオキサイド0.1部の混合物を添加した。
【0063】このセパラブルフラスコに窒素気流を通じ
ることによりフラスコ内雰囲気の窒素置換を行い、フラ
スコを水槽に入れ60℃まで昇温した。液温が60℃と
なった時点で硫酸第一鉄0.001部、エチレンジアミ
ン四酢酸二ナトリウム塩0.003部、ロンガリット
0.25部を蒸留水10部に溶解させた水溶液を添加し
てラジカル重合を開始せしめた。1時間この状態を維持
し、アクリレート成分の重合を完結させポリオルガノシ
ロキサンとn−ブチルアクリレートとの複合ゴムのラテ
ックスを得た。
【0064】そして、メタクリル酸メチル40部、クメ
ンヒドロパーオキサイド0.2部の混合液を5時間にわ
たって滴下し、滴下終了後60℃で2時間保持し重合を
完結させ、ポリジメチルシロキサンとポリn−ブチルア
クリレートとからなる複合ゴムにメタクリル酸メチルを
グラフト重合させた複合ゴム系グラフト共重合体ラテッ
クスを得た。
【0065】次いで、硫酸アルミニウムを7.5重量%
の割合で溶解した水溶液400部を60℃に加熱撹拌し
た。この中へ得られた複合ゴム系グラフト共重合体ラテ
ックスを滴下し凝固した。そして、分離、水洗、乾燥し
て複合ゴム系グラフト共重合体(GC−15)を得た。
【0066】次いで、重合度700の塩化ビニル重合体
とジブチルスズマレート3.5部、ステアリルアルコー
ル0.8部、高分子滑剤0.4部とからなる錫系塩化ビ
ニル樹脂90部と得られた複合ゴム系グラフト共重合体
(GC−15)10部とを配合後、通常の方法でアイゾ
ット試験片状に異形押出しして、アイゾット衝撃強度を
測定した。また、同一の配合で、ゲル化時間を測定し
た。その結果を表3に示す。
【0067】比較例7 参考例3にて得られたポリオルガノシロキサンラテック
ス(SLX−3)148部をセパラブルフラスコに採取
し、蒸留水185部を添加混合した後、n−ブチルアク
リレート43部、アリルメタクリレート1部、クメンヒ
ドロパーオキサイド0.25部の混合物を添加した。
【0068】このセパラブルフラスコに窒素気流を通じ
ることによりフラスコ内雰囲気の窒素置換を行い、フラ
スコを水槽に入れ60℃まで昇温した。液温が60℃と
なった時点で硫酸第一鉄0.001部、エチレンジアミ
ン四酢酸二ナトリウム塩0.003部、ロンガリット
0.25部を蒸留水10部に溶解させた水溶液を添加し
てラジカル重合を開始せしめた。1時間この状態を維持
し、アクリレート成分の重合を完結させポリオルガノシ
ロキサンとn−ブチルアクリレートとの複合ゴムのラテ
ックスを得た。
【0069】そして、スチレン13部、クメンヒドロパ
ーオキサイド0.07部の混合液を2時間にわたって滴
下し、滴下終了後60℃で2時間保持し重合を完結さ
せ、ポリジメチルシロキサンとポリn−ブチルアクリレ
ートとからなる複合ゴムにスチレンをグラフト重合させ
た複合ゴム系グラフト共重合体ラテックスを得た。
【0070】次いで、硫酸アルミニウムを7.5重量%
の割合で溶解した水溶液400部を60℃に加熱撹拌し
た。この中へ得られた複合ゴム系グラフト共重合体ラテ
ックスを滴下し凝固した。そして、分離、水洗、乾燥し
て複合ゴム系グラフト共重合体(GC−16)を得た。
【0071】次いで、重合度700の塩化ビニル重合体
とジブチルスズマレート3.5部、ステアリルアルコー
ル0.8部、高分子滑剤0.4部とからなる錫系塩化ビ
ニル樹脂90部と得られた複合ゴム系グラフト共重合体
(GC−16)10部とを配合後、通常の方法でアイゾ
ット試験片状に異形押出しして、アイゾット衝撃強度を
測定した。また、同一の配合で、ゲル化時間を測定し
た。その結果を表3に示す。
【0072】比較例8 参考例3にて得られたポリオルガノシロキサンラテック
ス(SLX−3)17部をセパラブルフラスコに採取
し、蒸留水278部を添加混合した後、n−ブチルアク
リレート63部、アリルメタクリレート2部、クメンヒ
ドロパーオキサイド0.26部の混合物を添加した。
【0073】このセパラブルフラスコに窒素気流を通じ
ることによりフラスコ内雰囲気の窒素置換を行い、フラ
スコを水槽に入れ60℃まで昇温した。液温が60℃と
なった時点で硫酸第一鉄0.001部、エチレンジアミ
ン四酢酸二ナトリウム塩0.003部、ロンガリット
0.25部を蒸留水10部に溶解させた水溶液を添加し
てラジカル重合を開始せしめた。1時間この状態を維持
し、アクリレート成分の重合を完結させポリオルガノシ
ロキサンとn−ブチルアクリレートとの複合ゴムのラテ
ックスを得た。
【0074】そして、メタクリル酸メチル30部、クメ
ンヒドロパーオキサイド0.15部の混合液を3時間に
わたって滴下し、滴下終了後60℃で2時間保持し重合
を完結させ、ポリジメチルシロキサンとポリn−ブチル
アクリレートとからなる複合ゴムにメタクリル酸メチル
をグラフト重合させた複合ゴム系グラフト共重合体ラテ
ックスを得た。
【0075】次いで、硫酸アルミニウムを7.5重量%
の割合で溶解した水溶液400部を60℃に加熱撹拌し
た。この中へ得られた複合ゴム系グラフト共重合体ラテ
ックスを滴下し凝固した。そして、分離、水洗、乾燥し
て複合ゴム系グラフト共重合体(GC−17)を得た。
【0076】次いで、重合度700の塩化ビニル重合体
とジブチルスズマレート3.5部、ステアリルアルコー
ル0.8部、高分子滑剤0.4部とからなる錫系塩化ビ
ニル樹脂90部と得られた複合ゴム系グラフト共重合体
(GC−17)10部とを配合後、通常の方法でアイゾ
ット試験片状に異形押出しして、アイゾット衝撃強度を
測定した。また、同一の配合で、ゲル化時間を測定し
た。その結果を表3に示す。
【0077】
【表3】
【0078】
【発明の効果】本発明の複合ゴム系グラフト共重合体を
塩化ビニル系樹脂に添加することにより、ゲル化時間が
短縮され、その結果成形加工性が向上し、生産性が大幅
に向上するという顕著な作用効果を奏することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−280210(JP,A) 特開 平1−279954(JP,A) 特開 平3−231907(JP,A) 特開 平5−339461(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 285/00 C08L 27/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオルガノシロキサン成分と(メタ)
    アクリル酸エステルゴム成分とからなる複合ゴムに、単
    量体から得られるホモポリマーのガラス転移温度が65
    ℃以下であるビニル系単量体の少なくとも1種含み、か
    つ、下記式(I)を満足するようなビニル系単量体また
    はビニル系単量体混合物をグラフト重合することにより
    得られる複合ゴム系グラフト共重合体。 X=Σ(Ri ×Tgi ) (I) 但し、 X:20〜100 Ri :ビニル系単量体iのグラフト成分中の重量分率
    (0〜1) Tgi :ビニル系単量体iのホモポリマーのガラス転移
    温度(℃) とする。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル系樹脂と請求項1記載の複合
    ゴム系グラフト共重合体とからなる塩化ビニル系樹脂組
    成物。
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