JP3404248B2 - 静電塗装槽 - Google Patents

静電塗装槽

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JP3404248B2
JP3404248B2 JP07045297A JP7045297A JP3404248B2 JP 3404248 B2 JP3404248 B2 JP 3404248B2 JP 07045297 A JP07045297 A JP 07045297A JP 7045297 A JP7045297 A JP 7045297A JP 3404248 B2 JP3404248 B2 JP 3404248B2
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勝 邊見
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動浸漬法による静電
塗装装置に用いられる静電塗装槽に関する。
【0002】
【従来の技術】流動浸漬法による静電塗装装置は、樹脂
粉体を攪拌する流動用エアーによって流動化させる流動
槽が使用され、樹脂粉体を電極により帯電させ被塗装物
を流動槽中に浸漬し、樹脂粉体を静電的に付着する。さ
らに被塗装物への樹脂粉体の付着厚、付着範囲等の精度
を向上するため貯蔵槽内の樹脂粉末を送入パイプを介し
て空気と共に流動槽に供給し、流動槽内の樹脂粉末のレ
ベルを一定に維持する静電塗装槽(実公平1−1820
5)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】樹脂粉体の被塗装物へ
の吹付けにばらつきがあると被塗装物への付着量に差が
生じるため薄膜塗装はでき難くなる。そこで、被塗装物
へ樹脂粉体を安定して吹付ける必要がある。さらに、被
塗装物への塗装範囲を限定しようとする場合、被塗装物
の浸漬深さを一定にしなければならず樹脂粉体のレベル
を安定させる必要がある。
【0004】しかし、従来の静電塗装槽にあっては、被
塗装物を浸漬したり、ベンチュリー管等を利用して吸引
する流動槽内の樹脂粉体の量を一定にするため、樹脂粉
体を回収貯蔵する貯蔵槽よりオン・オフ制御により樹脂
粉体を流動槽に供給していた。しかし、オン・オフ制御
にあっては、チャタリングや電気接点作動頻度と関連の
ある部品の寿命短縮を考慮して樹脂粉体の量を示すレベ
ル面の上限下限の差を設ける必要がある。即ち、流動槽
内の樹脂粉体のレベルが変動し浸漬深さの変動の原因と
なっていた。また、流動槽内の樹脂粉体のレベルが変動
した場合には、たとえ流動槽内の樹脂粉末をベンチュリ
ー管等により吸上げ、被塗装物に吹付ける手段をとって
も、樹脂粉末の吸上げ高さに変動が生じることから吹付
量のばらつきの原因ともなっていた。
【0005】またベンチュリー管等圧縮空気を利用した
樹脂粉体の移送手段にあっては、静電気、湿気等の要因
による目詰りの原因ともなっていた。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、被塗装物への樹脂
粉体の付着厚、付着範囲等の精度を向上するとともに被
塗装物に付着せずに飛散する量を減らし周囲の汚れ量を
少なくすることのできる静電塗装槽を提供せんとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明静電塗装槽は帯電された樹脂粉体を流動用エ
アーにより流動化させる流動槽内の樹脂粉体のレベル面
を常に一定深さに保持し、被塗装物の流動槽内への浸
漬、流動槽上の被塗装物への樹脂粉体の吹上げを安定し
て行うものである。即ち、流動槽を振動する振動装置を
設け、流動槽内の樹脂粉体が所定のレベル面を越えた量
を排出口より速やかに排出する。
【0008】また、一定のレベル面を保持される流動槽
の内側に円錘台状あるいは角錘台状のフードを設け、帯
電された樹脂粉体を流動用エアーのみにてフード出口よ
り吹き出されるようにする。
【0009】さらに、流動槽より排出された樹脂粉体を
貯蔵するとともに均一化する貯蔵槽内の樹脂粉体を再び
流動槽にバケット等で搬送返還する搬送装置を設ける。
【0010】さらに、流動槽、貯蔵槽を共通の振動装置
をもって振動し、貯蔵槽内の樹脂粉体を搬送装置迄移送
する。
【0011】
【作用】流動槽1には被塗装物10に静電塗装するため
の樹脂粉体13が投入されており、樹脂粉体13は底部
に設けられた帯電用電極14により静電気を帯電される
とともに、底部に設けられた多孔板15を介して圧縮空
気を吹き込み帯電された樹脂粉体13を均一に攪拌され
る。
【0012】貯蔵槽2は、流動槽1よりオーバーフロー
あるいは、一度被塗装物10に向けて吹き付けられるな
どし付着しなかった余分な樹脂粉体13を収集し再利用
を図るとともに、樹脂粉体13の量が減少せぬよう補給
される。
【0013】振動装置3は流動槽1および貯蔵槽2を振
動し、樹脂粉体13を均すとともに、流動槽1に過剰に
供給される樹脂粉体13を排出口11より速やかにオー
バーフローさせ、流動槽1内の樹脂粉体13のレベル変
動を極めて低く抑える。そこで流動槽1内に被塗装物1
0を浸漬して樹脂粉体13を付着しようとする場合の付
着範囲を精度良く決定できるようにする。
【0014】搬送装置4は、貯蔵槽2に貯蔵された樹脂
粉体13を、ゆっくりと回転しバケット16等で抄い、
流動槽1へ移送する。
【0015】フード5は円錘台、角錘台形状の筒で、流
動槽1の上部に設けられ、流動槽1全面で吹上げられて
いる樹脂粉体13を限定して吹き上げ、樹脂粉体13が
被塗装物10の塗装範囲より大きく離れ飛散する量を少
なくする。
【0016】
【実施例】以下図にもとづき本発明静電塗装槽につき説
明を加える。図3は本発明静電塗装槽を組み込んだ静電
粉体塗装装置の平面配置図を示す。静電粉体塗装装置
は、被塗装物10及び治具17をセットし、所定位置に
順次回動するロータリーテーブル20、作業者がマスク
治具に被塗装物10を取り付けるワーク脱着ポジション
21、被塗装物10の表面に帯電された樹脂粉体13を
付着する本発明にかかる静電塗装槽22、静電塗装槽2
2の出口で外周およびマスク治具に付着した不要粉体の
掻き落としを行う外周クリーニング部23、被塗装物1
0に付着した樹脂粉体13を加熱溶着する加熱装置24
を一体に構成し、少スペースにて被塗装物10に樹脂粉
体13を付着溶着する。こうした中にあって静電塗装槽
は、被塗装物10に対する樹脂粉体13の付着部の限
定、付着厚の設定に大きな役割をなす。
【0017】図1は、本発明静電塗装槽の説明図を示
す。記号1は被塗装物10に帯電された樹脂粉体13を
付着させるべく攪拌するとともに一定レベルを維持収納
する流動槽である。流動槽1の底部にはセラミックやプ
ラスチック等で形成され空気を分散通過可能な多孔板1
5aが設けられ、樹脂粉体13を底部より吹き上げるべ
く流動用エアー30となる乾燥圧縮空気を常時送り込み
攪拌する。また、多孔板15aには複数の帯電用電極1
4が植立され、高電圧発生装置により発生される電圧を
導き、樹脂粉体13を帯電する。そこで流動槽1内の樹
脂粉体13は一様に帯電攪拌されることになる。記号1
1、流動槽1内の樹脂粉体13を排出する排出口で、排
出口11の位置決めにより樹脂粉体13のレベル上限を
決定される。排出口11より排出された樹脂粉体13は
排出シュート31aを介して隣接する貯蔵槽2へ送られ
る。また流動槽1には供給シュート31bから樹脂粉体
13が排出口11のレベルより低下しないよう多めに供
給され続けている。そこで、流動用エアー30により樹
脂粉体13が攪拌されているとはいえ、供給シュート3
1bよりの供給位置近辺は樹脂粉体13が少々まとまる
傾向が生ずるため、振動装置3により流動槽1を振動し
流動槽1内の樹脂粉体13の上面を速やかに均す。振動
装置3にはピエゾセラミック振動子。モーター回転を利
用した機械的振動装置が用いられるが、固定された筺体
上面32上に設けられ、筺体上面32上にスプリング3
3を介して弾性的に接続されている流動槽1を振動す
る。
【0018】以上のようにして、常に一定レベルを保た
れるようにした流動槽1内の樹脂粉体13中(フードな
い状態)に治具17で位置決めされた被塗装物10を一
定位置迄下げることにより精度の良い浸漬深さを確保で
き、塗装範囲を限定できる。また流動槽1の開口上部に
着脱可能な円錘台、角錘台状の筒からなるフード5を設
けることにより、流動用エアー30により吹き上げられ
る樹脂粉体13の吹き上げ範囲を狭く限定できることか
ら、被塗装物10が小さな場合に集中した付着が可能と
なり、樹脂粉体13の付着作業をしやすくし、また作業
時間を短縮できる。さらに、流動槽1の開口上部に高く
吹き上げられる樹脂粉体13は、帯電していることから
広く飛散しやすい。そこで、フード5を取り付け樹脂粉
体13のフード出口12上に吹き上がる量をフード5の
高さを適正に選択するなどして押え、被塗装物10に付
着せずに飛散してしまう量を少くすることもできる。
【0019】さて、振動装置3は流動槽1に隣接して設
けられている。図1においては筺体上面32にスプリン
グ33を介して弾性的に接続されている。貯蔵槽2と流
動槽1とは、一体となくべく外筺を締着されていること
から振動装置3により共に振動する。そこで流動槽1よ
り排出シュート31aを介して送り込まれ、また外部よ
り補給された樹脂粉体13の一部集中がないよう均され
る。また、貯蔵槽2の底部には流動槽1と同様多孔板1
5bが設けられ、流動用エアー30により樹脂粉体13
は均一に吹き上げられる。
【0020】貯蔵槽2内で均一に吹き上げられた樹脂粉
体13は、搬送装置4により再び流動槽1に搬送され
る。搬送装置4は横軸に設けられた減速モーター34に
よりゆっくりと回転する回転板35と、回転板35に設
けられたバケット16で構成されている。バケット16
は図2搬送装置の正面図に示されるように回転板35の
直径中心線に対し、開口部を反時計方向に30度前後回
動して設けられており、貯蔵槽2内の樹脂粉体13の上
面を出る位置で開口部が上を向く。したがってバケット
16は樹脂粉体13を効率良く抄うことができる。また
吹き上げられた樹脂粉体13は、さらに多くバケット1
6に載せることができる。このように樹脂粉体13を抄
ったバケット16は、回転板35の回転で上端近く迄移
動すると、開口部が横向きから下向きになり、樹脂粉体
13を自由落下させる。
【0021】自由落下した樹脂粉体13は供給シュート
31b上に落下し、流動槽1へ供給され、フード5の樹
脂紛体13のレベル面以下に設けられた切欠穴5’より
フード5内に循環される。
【0022】
【発明の効果】以上説明のとうり、本発明静電塗装槽は
次に記載する効果を奏する。
【0023】流動槽1内の樹脂粉体13を振動装置3を
利用することで一定レベルに維持することにより被塗装
物10の浸漬深さを管理できるようになり、塗装範囲を
正確に決定でき、高精度の塗装が可能になる効果があ
る。
【0024】また、フード5を用いる場合にあっても、
樹脂粉体13のフード出口12上に吹き上げられる量を
安定させることにつながり、静電塗装の塗装むらをなく
せることから、付着厚の精度を向上するばかりでなく、
薄膜塗装を不良なくできる効果がある。
【0025】さらに、フード5を利用することにより、
樹脂粉体13の被塗装物10への付着効率を向上させ、
塗装されずに飛散し周囲を汚す樹脂粉体13を減少する
ことができる効果がある。
【0026】また、回転機構を利用した搬送装置4の採
用により、目詰まり等がなく、安定した樹脂粉体13の
循環が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明静電塗装槽の説明図である。
【図2】 本発明にかかる搬送装置の説明図である。
【図3】 静電粉体塗装装置の平面配置図である。
【符号の説明】
1〜流動槽 2〜貯蔵槽 3〜振動装置 4〜搬送装置 5〜フード 5’〜切欠穴 10〜被塗装物 11〜排出口 12〜フード出口 13〜樹脂粉体 14〜帯電用電極 15a〜多孔板 15b〜多孔板 16〜バケット 20〜ロータリーテーブル 24〜加熱装置 30〜流動用エアー 31a〜排出シュート 31b〜供給シュート 34〜減速モーター 35〜回転板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B05D 1/24 B05D 1/24 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 5/00 - 5/16 B05C 19/02 B05D 1/04 B05D 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収容した樹脂粉体を流動用エアーにより攪
    拌するとともに帯電させる流動槽と、 前記流動槽の一側壁に設けられ、所定のレベル面を超え
    た樹脂粉体を排出する排出口と、 前記流動槽の排出口から排出された樹脂粉体を貯蔵する
    とともに流動用エアーにより攪拌する貯蔵槽と、 前記貯蔵槽内の樹脂粉体を、回転するバケットで汲み上
    げて、前記流動槽に渡された排出シュートを介して前記
    流動槽へ、エアーを使用しないで搬送返還する搬送装置
    と、 前記流動槽および前記貯蔵槽を振動させる振動装置と、
    を有する静電塗装槽。
  2. 【請求項2】 前記流動槽の内側に設置され、その上端
    出口上に配置された被塗装物に対して、前記流動槽内の
    樹脂粉体が集中して吹き出される、円錘台状あるいは角
    錘台状のフードをさらに有する請求項1記載の静電塗装
    槽。
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